JPH07249479A - 高周波熱処理装置 - Google Patents
高周波熱処理装置Info
- Publication number
- JPH07249479A JPH07249479A JP6040234A JP4023494A JPH07249479A JP H07249479 A JPH07249479 A JP H07249479A JP 6040234 A JP6040234 A JP 6040234A JP 4023494 A JP4023494 A JP 4023494A JP H07249479 A JPH07249479 A JP H07249479A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coil
- heat
- heat treatment
- matching
- high frequency
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02P—CLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES IN THE PRODUCTION OR PROCESSING OF GOODS
- Y02P10/00—Technologies related to metal processing
- Y02P10/25—Process efficiency
Landscapes
- General Induction Heating (AREA)
- Heat Treatment Of Articles (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 保温コイルへの出力の調整範囲を拡大するこ
とができるとともに、構成が簡単な高周波熱処理装置を
得る。 【構成】 インバータ16に第1のタップ付整合トラン
ス18及び整合コンデンサ19を介して加熱コイル14
を接続するとともに、加熱コイル14と並列に第2のタ
ップ付整合トランス23を介して保温コイル15を接続
し、第2の整合トランス23のタップ23aにより保温
コイル15への出力のみを調整する。
とができるとともに、構成が簡単な高周波熱処理装置を
得る。 【構成】 インバータ16に第1のタップ付整合トラン
ス18及び整合コンデンサ19を介して加熱コイル14
を接続するとともに、加熱コイル14と並列に第2のタ
ップ付整合トランス23を介して保温コイル15を接続
し、第2の整合トランス23のタップ23aにより保温
コイル15への出力のみを調整する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、ステンレスパイプの
製造などにおいて、ステンレスパイプの固溶化熱処理な
どを行う高周波熱処理装置に関するものである。
製造などにおいて、ステンレスパイプの固溶化熱処理な
どを行う高周波熱処理装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】図2は従来のステンレスパイプの製造ラ
インの構成を示し、1は巻回されたステンレス鋼板、2
〜4は成形用の上下ロール、5は溶接装置、6は圧接ロ
ール、7は加熱炉8保温炉9及び急冷部10からなる固
溶化熱処理装置、11,12はサイジング矯正用の上下
ロール及び横ロール、13はカッタである。
インの構成を示し、1は巻回されたステンレス鋼板、2
〜4は成形用の上下ロール、5は溶接装置、6は圧接ロ
ール、7は加熱炉8保温炉9及び急冷部10からなる固
溶化熱処理装置、11,12はサイジング矯正用の上下
ロール及び横ロール、13はカッタである。
【0003】次に、上記構成の動作を説明する。ステン
レス鋼板1は上下ロール2〜4により管状に成形され、
溶接装置5により継目を溶接された後、圧接ロール6に
より圧接され、ステンレスパイプが形成される。
レス鋼板1は上下ロール2〜4により管状に成形され、
溶接装置5により継目を溶接された後、圧接ロール6に
より圧接され、ステンレスパイプが形成される。
【0004】次に、固溶化熱処理装置7においては、加
熱炉8により1050℃以上に加熱された後、保温炉9
により一定時間温度保持され、さらに急冷部10により
水で急冷され、ステンレスパイプの固溶化熱処理が行わ
れる。次に、上下ロール11及び横ロール12によりサ
イジング矯正が行われ、カッタ13により所定長さに切
断される。
熱炉8により1050℃以上に加熱された後、保温炉9
により一定時間温度保持され、さらに急冷部10により
水で急冷され、ステンレスパイプの固溶化熱処理が行わ
れる。次に、上下ロール11及び横ロール12によりサ
イジング矯正が行われ、カッタ13により所定長さに切
断される。
【0005】図3は加熱炉8及び保温炉9で用いられる
加熱コイル14及び保温コイル15の給電回路図を示
し、16は高周波電源であるインバータであり、インバ
ータ16は整合盤17に接続され、整合盤17内におい
てはタップ18aを有する第1の整合トランス18と整
合コンデンサ19が設けられ、また整合盤17には加熱
コイル14と保温コイル15が水冷ケーブル20を介し
て並列に接続されている。そして、インバータ16から
の高周波電力は整合盤17で整合され、各コイル14,
15に供給される。
加熱コイル14及び保温コイル15の給電回路図を示
し、16は高周波電源であるインバータであり、インバ
ータ16は整合盤17に接続され、整合盤17内におい
てはタップ18aを有する第1の整合トランス18と整
合コンデンサ19が設けられ、また整合盤17には加熱
コイル14と保温コイル15が水冷ケーブル20を介し
て並列に接続されている。そして、インバータ16から
の高周波電力は整合盤17で整合され、各コイル14,
15に供給される。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来装置にお
いては、加熱コイル14と保温コイル15には同一電力
が供給されており、タップ18aによりコイル14,1
5の双方への供給電力を微調整することはできるが調整
範囲が狭く、また保温コイル15のみへの供給電力を調
整することができず、ステンレスパイプの搬送速度の変
化に対して保温温度を一定にすることができなかった。
又、保温コイル専用のインバータ16及び整合盤17を
別個に設けると高価になった。
いては、加熱コイル14と保温コイル15には同一電力
が供給されており、タップ18aによりコイル14,1
5の双方への供給電力を微調整することはできるが調整
範囲が狭く、また保温コイル15のみへの供給電力を調
整することができず、ステンレスパイプの搬送速度の変
化に対して保温温度を一定にすることができなかった。
又、保温コイル専用のインバータ16及び整合盤17を
別個に設けると高価になった。
【0007】この発明は上記のような課題を解決するた
めになされたのであり、保温コイルへの供給電力のみを
調整することができ、その調整範囲を拡げることができ
るとともに、安価な高周波熱処理装置を得ることを目的
とする。
めになされたのであり、保温コイルへの供給電力のみを
調整することができ、その調整範囲を拡げることができ
るとともに、安価な高周波熱処理装置を得ることを目的
とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の請求項1に係
る高周波熱処理装置は、高周波電源に第1のタップ付整
合トランス及び整合コンデンサを介して加熱コイルを接
続するとともに、加熱コイルと並列に第2のタップ付整
合トランスを介して保温コイルを接続したものである。
る高周波熱処理装置は、高周波電源に第1のタップ付整
合トランス及び整合コンデンサを介して加熱コイルを接
続するとともに、加熱コイルと並列に第2のタップ付整
合トランスを介して保温コイルを接続したものである。
【0009】又、請求項2に係る高周波熱処理装置は、
請求項1に加えて、保温コイルの電流を検出する電流検
出手段を設けたものである。
請求項1に加えて、保温コイルの電流を検出する電流検
出手段を設けたものである。
【0010】
【作用】この発明の請求項1においては、加熱コイルと
並列に第2のタップ付整合トランスを介して保温コイル
が接続されており、保温コイルのみへの供給電力が調整
可能となり、調整範囲が拡大される。
並列に第2のタップ付整合トランスを介して保温コイル
が接続されており、保温コイルのみへの供給電力が調整
可能となり、調整範囲が拡大される。
【0011】又、請求項2においては、保温コイルの電
流が検出され、整合トランスのタップ選定が容易とな
る。
流が検出され、整合トランスのタップ選定が容易とな
る。
【0012】
【実施例】以下、この発明の実施例を図面とともに説明
する。図1はこの実施例による高周波熱処理装置、具体
的にはステンレスパイプの固溶化熱処理装置の給電回路
図を示し、21は整合盤であり、その入力側にはインバ
ータ16が接続されるとともに、出力側には水冷ケーブ
ル20,22を介して加熱コイル14及び保温コイル1
5が接続される。整合盤21においては、インバータ1
6に第1の整合トランス18、整合コンデンサ19及び
水冷ケーブル20を介して加熱コイル14が接続され、
加熱コイル14と並列にタップ23aを有する第2の整
合トランス23及び水冷ケーブル22を介して保温コイ
ル15が接続されている。24は保温コイル15に流れ
る電流を検出する高周波変流器であり、高周波変流器2
4には電流計25が接続されている。
する。図1はこの実施例による高周波熱処理装置、具体
的にはステンレスパイプの固溶化熱処理装置の給電回路
図を示し、21は整合盤であり、その入力側にはインバ
ータ16が接続されるとともに、出力側には水冷ケーブ
ル20,22を介して加熱コイル14及び保温コイル1
5が接続される。整合盤21においては、インバータ1
6に第1の整合トランス18、整合コンデンサ19及び
水冷ケーブル20を介して加熱コイル14が接続され、
加熱コイル14と並列にタップ23aを有する第2の整
合トランス23及び水冷ケーブル22を介して保温コイ
ル15が接続されている。24は保温コイル15に流れ
る電流を検出する高周波変流器であり、高周波変流器2
4には電流計25が接続されている。
【0013】上記構成において、インバータ16からの
高周波電力は第1の整合トランス18及び整合コンデン
サ19を介して加熱コイル14に供給され、その供給電
力はタップ18aにより調整される。一方、整合コンデ
ンサ19を介した高周波電力は第2の整合トランス23
を介して保温コイル15に供給される。従って、固溶化
熱処理装置7においては、ステンレスパイプは加熱コイ
ル14を有する加熱炉8により加熱された後、矢印26
で示す方向に搬送され、保温コイル15を有する保温炉
9で保温され、急冷部10で急冷される。
高周波電力は第1の整合トランス18及び整合コンデン
サ19を介して加熱コイル14に供給され、その供給電
力はタップ18aにより調整される。一方、整合コンデ
ンサ19を介した高周波電力は第2の整合トランス23
を介して保温コイル15に供給される。従って、固溶化
熱処理装置7においては、ステンレスパイプは加熱コイ
ル14を有する加熱炉8により加熱された後、矢印26
で示す方向に搬送され、保温コイル15を有する保温炉
9で保温され、急冷部10で急冷される。
【0014】上記実施例によれば、保温コイル15への
供給電力は第1の整合トランス18のタップ18aによ
り調整されるとともに、第2の整合トランス23のタッ
プ23aによっても単独で調整することができ、調整範
囲を拡大することができる。このため、各サイズのステ
ンレスパイプに対して共用化することができる。しか
も、保温コイル15の電流を細かく設定することがで
き、最適なものが得られる。又、保温コイル15の電流
を検出しており、予めタップ18a,23aと保温電流
との関係を表などに示しておけばタップ18a,23a
の選定は容易となり、サイズ変更による段取り替えも容
易となり、生産性が向上する。
供給電力は第1の整合トランス18のタップ18aによ
り調整されるとともに、第2の整合トランス23のタッ
プ23aによっても単独で調整することができ、調整範
囲を拡大することができる。このため、各サイズのステ
ンレスパイプに対して共用化することができる。しか
も、保温コイル15の電流を細かく設定することがで
き、最適なものが得られる。又、保温コイル15の電流
を検出しており、予めタップ18a,23aと保温電流
との関係を表などに示しておけばタップ18a,23a
の選定は容易となり、サイズ変更による段取り替えも容
易となり、生産性が向上する。
【0015】
【発明の効果】以上のようにこの発明の請求項1によれ
ば、第2のタップ付整合トランスを設けて保温コイルへ
の出力のみを単独で調整できるようにしたので、簡単な
構成で調整範囲を拡大することができ、しかも被熱処理
材の大きさに合わせて保温電流を最適に設定することが
できる。
ば、第2のタップ付整合トランスを設けて保温コイルへ
の出力のみを単独で調整できるようにしたので、簡単な
構成で調整範囲を拡大することができ、しかも被熱処理
材の大きさに合わせて保温電流を最適に設定することが
できる。
【0016】又、請求項2によれば、保温電流を検出し
ており、被熱処理材の大きさと保温電流の大きさの関
係、さらには各タップ位置と保温電流の大きさの関係を
予め知ることができ、タップ位置の選定を容易にするこ
とができる。
ており、被熱処理材の大きさと保温電流の大きさの関
係、さらには各タップ位置と保温電流の大きさの関係を
予め知ることができ、タップ位置の選定を容易にするこ
とができる。
【図1】この発明によるステンレスパイプの固溶化熱処
理装置の給電回路図である。
理装置の給電回路図である。
【図2】従来のステンレスパイプの製造ライン構成図で
ある。
ある。
【図3】従来のステンレスパイプの固溶化熱処理装置の
給電回路図である。
給電回路図である。
7…固溶化熱処理装置 14…加熱コイル 15…保温コイル 16…インバータ 18,23…整合トランス 18a,23a…タップ 19…整合コンデンサ 24…高周波変流器 25…電流計
Claims (2)
- 【請求項1】 高周波電源に第1のタップ付整合トラン
ス及び整合コンデンサを介して被熱処理材を加熱する加
熱コイルを接続し、加熱コイルと並列に第2のタップ付
整合トランスを介して加熱された被熱処理材を保温する
保温コイルを接続したことを特徴とする高周波熱処理装
置。 - 【請求項2】 保温コイルに流れる電流を検出する電流
検出手段を設けたことを特徴とする高周波熱処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6040234A JPH07249479A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 高周波熱処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP6040234A JPH07249479A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 高周波熱処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07249479A true JPH07249479A (ja) | 1995-09-26 |
Family
ID=12575040
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6040234A Pending JPH07249479A (ja) | 1994-03-11 | 1994-03-11 | 高周波熱処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07249479A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0921710A3 (en) * | 1997-12-05 | 1999-12-22 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Induction heating type galvanized steel sheet alloying system, high frequency heating apparatus, impedance matching apparatus and impedance transforming method |
KR100371322B1 (ko) * | 2000-12-01 | 2003-02-07 | 엘지전자 주식회사 | 전자레인지용 히터회로 |
JP2011129292A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Miyaden Co Ltd | 誘導加熱コイル |
-
1994
- 1994-03-11 JP JP6040234A patent/JPH07249479A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0921710A3 (en) * | 1997-12-05 | 1999-12-22 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Induction heating type galvanized steel sheet alloying system, high frequency heating apparatus, impedance matching apparatus and impedance transforming method |
US6222167B1 (en) | 1997-12-05 | 2001-04-24 | Mitsubishi Heavy Industries, Ltd. | Impedance matching apparatus for induction heating type galvanized steel sheet alloying system and method |
KR100371322B1 (ko) * | 2000-12-01 | 2003-02-07 | 엘지전자 주식회사 | 전자레인지용 히터회로 |
JP2011129292A (ja) * | 2009-12-16 | 2011-06-30 | Miyaden Co Ltd | 誘導加熱コイル |
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