JPH07233377A - アルミナをベースにした物質を使用したオレフィンの骨格異性化方法 - Google Patents
アルミナをベースにした物質を使用したオレフィンの骨格異性化方法Info
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- JPH07233377A JPH07233377A JP6318973A JP31897394A JPH07233377A JP H07233377 A JPH07233377 A JP H07233377A JP 6318973 A JP6318973 A JP 6318973A JP 31897394 A JP31897394 A JP 31897394A JP H07233377 A JPH07233377 A JP H07233377A
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 仕込物をアルミナをベースとする物質から得
られる触媒上を通過させることによる、炭素原子を4〜
20個含むオレフィンの骨格異性化方法。温度300〜570
℃、圧力1〜10バール、空間速度(毎時触媒1容量当た
りのオレフィン仕込物の容量)0.1 〜10 h-1、および水
/オレフィン炭化水素モル比が0〜10である量の水の存
在下に行われる。前記アルミナをベースとした物質は、
第一工程で、アルミナをベースとした材料を少なくとも
一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジョンで処
理し、第二工程で、第一工程の結果生じた生成物を熱処
理に付す方法により得られる。 【効果】 優れた収率を示し、かつ触媒は機械および/
または熱特性に優れる。
られる触媒上を通過させることによる、炭素原子を4〜
20個含むオレフィンの骨格異性化方法。温度300〜570
℃、圧力1〜10バール、空間速度(毎時触媒1容量当た
りのオレフィン仕込物の容量)0.1 〜10 h-1、および水
/オレフィン炭化水素モル比が0〜10である量の水の存
在下に行われる。前記アルミナをベースとした物質は、
第一工程で、アルミナをベースとした材料を少なくとも
一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジョンで処
理し、第二工程で、第一工程の結果生じた生成物を熱処
理に付す方法により得られる。 【効果】 優れた収率を示し、かつ触媒は機械および/
または熱特性に優れる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、炭素原子を4〜20個有
するオレフィンの異性化方法、より詳細には、特別な触
媒を用いる、n- ブテンからイソブテンへ、およびn-
ペンテンからイソペンテン(イソアミレン)への異性化
方法を記述している。
するオレフィンの異性化方法、より詳細には、特別な触
媒を用いる、n- ブテンからイソブテンへ、およびn-
ペンテンからイソペンテン(イソアミレン)への異性化
方法を記述している。
【0002】
【従来の技術】ガソリン内でのアルキル鉛の還元によ
り、数年前から精製技術者は、オクタン価を上げること
のできる様々な化合物、特にアルコールおよびエーテル
を、ガソリンに混入することを検討するようになった。
既知の最も有利な添加剤のひとつであるメタノール以外
に、MTBE(メチル ターシャリー−ブチル エーテ
ル)は、ガソリンの品質を改良し、それらのオクタン価
を高める(メタノールでの増加よりも高い)ことができ
るアンチノック特性を有している。MTBEはまた、以
下のような他の数多くの利点を有している: −ガソリンの、最も弱いアンチノック特性を示す成分の
沸点に対応する沸点、 −前述の成分と協調し得る蒸気圧、 −優れた凝結点 −稀溶液中での可溶性、 −炭化水素等・・・との完全な混和性。
り、数年前から精製技術者は、オクタン価を上げること
のできる様々な化合物、特にアルコールおよびエーテル
を、ガソリンに混入することを検討するようになった。
既知の最も有利な添加剤のひとつであるメタノール以外
に、MTBE(メチル ターシャリー−ブチル エーテ
ル)は、ガソリンの品質を改良し、それらのオクタン価
を高める(メタノールでの増加よりも高い)ことができ
るアンチノック特性を有している。MTBEはまた、以
下のような他の数多くの利点を有している: −ガソリンの、最も弱いアンチノック特性を示す成分の
沸点に対応する沸点、 −前述の成分と協調し得る蒸気圧、 −優れた凝結点 −稀溶液中での可溶性、 −炭化水素等・・・との完全な混和性。
【0003】MTBEは一般に、以下の反応に従って、
イソブテンおよびメタノールから得られる:
イソブテンおよびメタノールから得られる:
【化2】
【0004】イソブテンは、一般に、接触クラッキン
グ、蒸気クラッキング、熱クラッキングおよび粘度還元
(viscor!duction)法の流出物から由来するC3 〜C4 オ
レフィン留分の中に含まれている。しかし、これら様々
な方法から供給されるイソブテンの量は、MTBEの生
産方法を大きく発展させるには十分ではない。
グ、蒸気クラッキング、熱クラッキングおよび粘度還元
(viscor!duction)法の流出物から由来するC3 〜C4 オ
レフィン留分の中に含まれている。しかし、これら様々
な方法から供給されるイソブテンの量は、MTBEの生
産方法を大きく発展させるには十分ではない。
【0005】そのため、イソブテンをより多量に生産す
るために、上記された方法の流出物中に含まれるブテン
を完全にまたはほとんどイソブテンに異性化することが
提案された。
るために、上記された方法の流出物中に含まれるブテン
を完全にまたはほとんどイソブテンに異性化することが
提案された。
【0006】同様に、TAME(ターシャリー−アミル
メチル エーテル)を製造するために、より多量のイ
ソペンテンを得ることが求められている。本発明は、n
- ペンテンからイソペンテンへの異性化方法を提案して
いる。
メチル エーテル)を製造するために、より多量のイ
ソペンテンを得ることが求められている。本発明は、n
- ペンテンからイソペンテンへの異性化方法を提案して
いる。
【0007】数多くの触媒に結び付く数多くの方法が文
献の中で提出された。使用される触媒は、一般に、アル
ミナをベースにしており、より詳細には活性化されたま
たは蒸気で処理されたアルミナであり、エータ−アルミ
ナまたはガンマ−アルミナ、ハロゲン化アルミナ、ボー
キサイト、硼素の、珪素のまたはジルコニウムの誘導体
で処理されたアルミナおよび様々なシリカ・アルミナ等
・・・である。
献の中で提出された。使用される触媒は、一般に、アル
ミナをベースにしており、より詳細には活性化されたま
たは蒸気で処理されたアルミナであり、エータ−アルミ
ナまたはガンマ−アルミナ、ハロゲン化アルミナ、ボー
キサイト、硼素の、珪素のまたはジルコニウムの誘導体
で処理されたアルミナおよび様々なシリカ・アルミナ等
・・・である。
【0008】最も似通った従来技術である米国特許第
4,038,337号は、以下の式:
4,038,337号は、以下の式:
【化3】 (式中、X、Y、Z、Wは、R、OR、Cl、Br、S
iH3 、COORおよびSiHn Clm からなる群より
選ばれ、Rは水素またはアルキル、シクロアルキル、芳
香族、アルキル−芳香族またはアルキル−シクロ芳香族
基であり、Rは1〜3個の炭素原子を有し、かつnおよ
びmは1、2または3である)の珪素化合物により予め
処理されているアルミナをベースとした触媒の存在下に
行われる、炭素原子を少なくとも4個有するオレフィン
の骨格異性化方法を記載している。
iH3 、COORおよびSiHn Clm からなる群より
選ばれ、Rは水素またはアルキル、シクロアルキル、芳
香族、アルキル−芳香族またはアルキル−シクロ芳香族
基であり、Rは1〜3個の炭素原子を有し、かつnおよ
びmは1、2または3である)の珪素化合物により予め
処理されているアルミナをベースとした触媒の存在下に
行われる、炭素原子を少なくとも4個有するオレフィン
の骨格異性化方法を記載している。
【0009】含浸では、珪素化合物は、有機溶液のよう
にまたは有機溶液として使用される。
にまたは有機溶液として使用される。
【0010】これらの触媒の大部分は、通過による比較
的弱い転換および、クラッキングおよび重合のような余
計な反応に因る低選択性を呈する。クラッキングおよび
重合は、さらに、急速な効力の減少を引き起こす。
的弱い転換および、クラッキングおよび重合のような余
計な反応に因る低選択性を呈する。クラッキングおよび
重合は、さらに、急速な効力の減少を引き起こす。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】今回、第一工程でアル
ミナをベースとした材料を少なくとも一つのポリオルガ
ノシロキサンの水性エマルジョンで処理し、次いで第二
工程で第一工程で生じた生成物を熱処理に付す方法によ
り調製されたアルミナをベースとした物質から得られる
触媒が、オレフィンの(および例えばn−ペンテンの)
骨格異性化時に、イソオレフィン(例えばイソペンテ
ン)への改良された収率を示すことが見出だされた。こ
れらの触媒はまた、優れた機械および/または熱特性を
示す。
ミナをベースとした材料を少なくとも一つのポリオルガ
ノシロキサンの水性エマルジョンで処理し、次いで第二
工程で第一工程で生じた生成物を熱処理に付す方法によ
り調製されたアルミナをベースとした物質から得られる
触媒が、オレフィンの(および例えばn−ペンテンの)
骨格異性化時に、イソオレフィン(例えばイソペンテ
ン)への改良された収率を示すことが見出だされた。こ
れらの触媒はまた、優れた機械および/または熱特性を
示す。
【0012】
【課題を解決するための手段】本発明による方法におい
て、(C3 留分を取り除いた後)C4 オレフィン留分だ
けを、C3 〜C4 オレフィン留分全体を、または好まし
くはC5 オレフィン留分またはより一般的には1分子当
たり炭素原子を4〜20個含む直鎖オレフィン系炭化水素
または好ましくは1分子当たり炭素原子を5〜20個含む
直鎖炭化水素を異性化することができる。
て、(C3 留分を取り除いた後)C4 オレフィン留分だ
けを、C3 〜C4 オレフィン留分全体を、または好まし
くはC5 オレフィン留分またはより一般的には1分子当
たり炭素原子を4〜20個含む直鎖オレフィン系炭化水素
または好ましくは1分子当たり炭素原子を5〜20個含む
直鎖炭化水素を異性化することができる。
【0013】異性化すべき仕込物は、温度300 〜570 ℃
(仕込物がブテンおよび/またはペンテンであるとき、
好ましくは400 〜550 ℃)、圧力1〜10 絶対バール
(仕込物がブテンおよび/またはペンテンであるとき、
好ましくは1〜 5絶対バール)で、触媒と接触させら
れる。
(仕込物がブテンおよび/またはペンテンであるとき、
好ましくは400 〜550 ℃)、圧力1〜10 絶対バール
(仕込物がブテンおよび/またはペンテンであるとき、
好ましくは1〜 5絶対バール)で、触媒と接触させら
れる。
【0014】空間速度は、毎時触媒1容量当たりのオレ
フィン仕込物の容量で表される0.1〜10 h-1(仕込物が
ブテンおよび/またはペンテンであるとき、好ましくは
0.5〜6 h-1)である。
フィン仕込物の容量で表される0.1〜10 h-1(仕込物が
ブテンおよび/またはペンテンであるとき、好ましくは
0.5〜6 h-1)である。
【0015】本方法は、好ましくない二次反応を最小限
にするために水の存在下に、またはもしこれら余分な反
応がそれほど重大なものでなければ(C5 留分またはよ
り一般的にはC5 〜C20留分の場合)水の不在下に行わ
れてもよい。反応器の中に導入される水の量は、H2 O
/オレフィン系炭化水素のモル比が0〜10(仕込物がブ
テンおよび/またはペンテンであるとき、有利には0.1
〜10、より良くは0.1〜5または0.1 〜3、優先的には
0.5 〜3)であるような量である。
にするために水の存在下に、またはもしこれら余分な反
応がそれほど重大なものでなければ(C5 留分またはよ
り一般的にはC5 〜C20留分の場合)水の不在下に行わ
れてもよい。反応器の中に導入される水の量は、H2 O
/オレフィン系炭化水素のモル比が0〜10(仕込物がブ
テンおよび/またはペンテンであるとき、有利には0.1
〜10、より良くは0.1〜5または0.1 〜3、優先的には
0.5 〜3)であるような量である。
【0016】使用される触媒は、2工程からなる方法に
より調製されたアルミナをベースとした物質である。第
一工程で、アルミナをベースにした材料を、少なくとも
一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジョンで含
浸し、第二工程で、その結果生じた生成物を熱処理に付
す。
より調製されたアルミナをベースとした物質である。第
一工程で、アルミナをベースにした材料を、少なくとも
一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジョンで含
浸し、第二工程で、その結果生じた生成物を熱処理に付
す。
【0017】本発明の第一変形例により、本方法は、第
一工程でアルミナをベースにした物質を少なくとも一つ
のポリオルガノシロキサンの水性エマルジョンで含浸
し、第二工程で、このように含浸された物質を熱処理に
付すことにより特徴とされる。
一工程でアルミナをベースにした物質を少なくとも一つ
のポリオルガノシロキサンの水性エマルジョンで含浸
し、第二工程で、このように含浸された物質を熱処理に
付すことにより特徴とされる。
【0018】含浸は好ましくは無水で行われる、すなわ
ち、使用される水性エマルジョンの総容量は、含浸すべ
き物質により示される総孔質容積にほぼ等しい。従っ
て、必要な含浸容量を得るために、エマルジョンに水を
添加する必要も有り得る。
ち、使用される水性エマルジョンの総容量は、含浸すべ
き物質により示される総孔質容積にほぼ等しい。従っ
て、必要な含浸容量を得るために、エマルジョンに水を
添加する必要も有り得る。
【0019】一般に、使用されるアルミナをベースにし
た物質は、少なくとも50重量%好ましくは少なくとも70
重量%のアルミナを含んでいる。好ましくはこの物質は
アルミナだけからできている。
た物質は、少なくとも50重量%好ましくは少なくとも70
重量%のアルミナを含んでいる。好ましくはこの物質は
アルミナだけからできている。
【0020】この出発物質は、玉状、ブロック状、細粒
状、押出し状、トローチ状または粉砕状の形状をしてい
る。好ましくは玉状または押出し状である。
状、押出し状、トローチ状または粉砕状の形状をしてい
る。好ましくは玉状または押出し状である。
【0021】アルカリ金属の含有量が100 ppm 以下であ
り、好ましくは磨損に対して大きな抵抗力を持つ、滴下
凝固(“オイル−ドロップ”法)により製造されたアル
ミナの玉状物をベースにした物質を用いてもよい。この
ようなアルミナは、英国特許B-2134536 、欧州特許B-15
801 または欧州特許B-97539 の方法により調製されても
よい。
り、好ましくは磨損に対して大きな抵抗力を持つ、滴下
凝固(“オイル−ドロップ”法)により製造されたアル
ミナの玉状物をベースにした物質を用いてもよい。この
ようなアルミナは、英国特許B-2134536 、欧州特許B-15
801 または欧州特許B-97539 の方法により調製されても
よい。
【0022】出発物質、例えばアルミナ、の比表面積
は、有利には10〜450 m2/g、特に60〜350 m2/g
であり、その多孔質容積は例えば、0.3 〜1.2 cm3/g
である。
は、有利には10〜450 m2/g、特に60〜350 m2/g
であり、その多孔質容積は例えば、0.3 〜1.2 cm3/g
である。
【0023】本発明の第二の変形例により、本方法は、
第一工程でアルミナをベースとした物質の成形時に、少
なくとも一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジ
ョンを導入し、第二工程で、このようにして成形され
た、ポリオルガノシロキサンを含む物質を熱処理に付す
ことにより特徴とされる。
第一工程でアルミナをベースとした物質の成形時に、少
なくとも一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジ
ョンを導入し、第二工程で、このようにして成形され
た、ポリオルガノシロキサンを含む物質を熱処理に付す
ことにより特徴とされる。
【0024】本発明のこの第二の変形例で、アルミナを
ベースにした物質の成形は、専門技術者に良く知られた
あらゆる技術、特に混練−押出し、滴下凝固(“オイル
−ドロップ”法)または細粒化(砂糖状粒化drageifica
tion)により行われてもよい。
ベースにした物質の成形は、専門技術者に良く知られた
あらゆる技術、特に混練−押出し、滴下凝固(“オイル
−ドロップ”法)または細粒化(砂糖状粒化drageifica
tion)により行われてもよい。
【0025】このようにして、本発明の第二変形による
方法の第一工程は、例えば、使用される成形処理によ
り、押出し物を得る押出しの前に、アルミナのゲルと
(硝酸、酢酸、尿素のような)素練り促進剤および場合
によっては水との混練の間の、少なくとも一つのポリオ
ルガノシロキサンの水性エマルジョンの導入、または玉
状物を得る滴下凝固塔における水きりの前に、アルミナ
の懸濁液または分散液中に少なくとも一つのポリオルガ
ノシロキサンの水性エマルジョンの導入、または好まし
くはほぼ球形の細粒物を得る、回転皿で細粒化(または
drageification) の間の、少なくとも一つのポリオルガ
ノシロキサンの水性エマルジョンの、前記エマルジョン
およびアルミナ粉末の吹き付け(aspersion) による導
入、を含んでいてもよい。
方法の第一工程は、例えば、使用される成形処理によ
り、押出し物を得る押出しの前に、アルミナのゲルと
(硝酸、酢酸、尿素のような)素練り促進剤および場合
によっては水との混練の間の、少なくとも一つのポリオ
ルガノシロキサンの水性エマルジョンの導入、または玉
状物を得る滴下凝固塔における水きりの前に、アルミナ
の懸濁液または分散液中に少なくとも一つのポリオルガ
ノシロキサンの水性エマルジョンの導入、または好まし
くはほぼ球形の細粒物を得る、回転皿で細粒化(または
drageification) の間の、少なくとも一つのポリオルガ
ノシロキサンの水性エマルジョンの、前記エマルジョン
およびアルミナ粉末の吹き付け(aspersion) による導
入、を含んでいてもよい。
【0026】本発明の方法の第一工程により、アルミナ
をベースにした物質を、好ましくは鎖状または環状の少
なくとも一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジ
ョンで処理する。このポリオルガノシロキサンは、有利
には、水にほとんど不溶である。
をベースにした物質を、好ましくは鎖状または環状の少
なくとも一つのポリオルガノシロキサンの水性エマルジ
ョンで処理する。このポリオルガノシロキサンは、有利
には、水にほとんど不溶である。
【0027】好ましくは、使用されるポリオルガノシロ
キサンはポリオルガノシロキサンオイルである。
キサンはポリオルガノシロキサンオイルである。
【0028】このポリオルガノシロキサンは、従って、
次の一般式(1) により表されることができる:
次の一般式(1) により表されることができる:
【化4】 式中、 −各R1 基は、同一または異なって、以下のものを表
す: ・場合によっては少なくとも一つのシアノ基により置換
されている、フェニル基、炭素原子を6個まで含み得
る、直鎖状または分岐状の、アルキルまたはアルケニル
基、 ・ヒドロキシ基、 ・C1 〜C4 のアルコキシ基、または ・C1 〜C4 のアシルオキシ基、 −各R2 基は、同一または異なって、場合によっては少
なくとも一つのシアノ基によって置換されている、フェ
ニル基、炭素原子を6個まで含み得る直鎖状または分岐
状の、アルキルまたはアルケニル基を表す、 −nは1または1以上の数である。
す: ・場合によっては少なくとも一つのシアノ基により置換
されている、フェニル基、炭素原子を6個まで含み得
る、直鎖状または分岐状の、アルキルまたはアルケニル
基、 ・ヒドロキシ基、 ・C1 〜C4 のアルコキシ基、または ・C1 〜C4 のアシルオキシ基、 −各R2 基は、同一または異なって、場合によっては少
なくとも一つのシアノ基によって置換されている、フェ
ニル基、炭素原子を6個まで含み得る直鎖状または分岐
状の、アルキルまたはアルケニル基を表す、 −nは1または1以上の数である。
【0029】一般に、R1 基およびR2 基の全体の数と
して、少なくとも50%、好ましくは少なくとも80%はメ
チル基である。最も普通のアルキル基またはアルケニル
基は、メチル基、エチル基、プロピル基およびビニル基
である。
して、少なくとも50%、好ましくは少なくとも80%はメ
チル基である。最も普通のアルキル基またはアルケニル
基は、メチル基、エチル基、プロピル基およびビニル基
である。
【0030】好ましくは、各R2 基が同一である一般式
(1) の化合物を使用する。そこで前記化合物はポリジオ
ルガノシロキサンである。
(1) の化合物を使用する。そこで前記化合物はポリジオ
ルガノシロキサンである。
【0031】特に、本発明で使用されるポリジオルガノ
シロキサンは、好ましくはすべてのR2 基がメチル基
で、それゆえ各R1 が普通同一である一般式(1) のポリ
ジオルガノシロキサンである。
シロキサンは、好ましくはすべてのR2 基がメチル基
で、それゆえ各R1 が普通同一である一般式(1) のポリ
ジオルガノシロキサンである。
【0032】本発明で使用されるポリオルガノシロキサ
ンは、従って、例えばすべてのR1基がヒドロキシ基
(HO−)で、すべてのR2 基がメチル基である一般式
(1) のポリジオルガノシロキサンであってもよく、一般
式(1) の化合物は、そこで(ビス−ヒドロキシ)ポリジ
メチルシロキサンである。好ましくはnはこの場合1で
ある。
ンは、従って、例えばすべてのR1基がヒドロキシ基
(HO−)で、すべてのR2 基がメチル基である一般式
(1) のポリジオルガノシロキサンであってもよく、一般
式(1) の化合物は、そこで(ビス−ヒドロキシ)ポリジ
メチルシロキサンである。好ましくはnはこの場合1で
ある。
【0033】本発明で使用されるポリオルガノシロキサ
ンは従って、例えばすべてのR1 およびR2 基がメチル
基である一般式(1) のポリジオルガノシロキサンであっ
てもよく、そこで一般式(1) の化合物はポリジメチルシ
ロキサンである。好ましくは、nはこの場合1である。
ンは従って、例えばすべてのR1 およびR2 基がメチル
基である一般式(1) のポリジオルガノシロキサンであっ
てもよく、そこで一般式(1) の化合物はポリジメチルシ
ロキサンである。好ましくは、nはこの場合1である。
【0034】ポリオルガノシロキサンは、普通25℃で50
000 mPa.s 以下、一般に25℃で50〜40000 mPa.s 、好ま
しくは25℃で100 〜10000 mPa.s の粘度を示す。
000 mPa.s 以下、一般に25℃で50〜40000 mPa.s 、好ま
しくは25℃で100 〜10000 mPa.s の粘度を示す。
【0035】好ましくは、例えば25℃で100 〜1000 mP
a.sの粘度を示す直鎖状のポリジメチルシロキサンを使
用する。
a.sの粘度を示す直鎖状のポリジメチルシロキサンを使
用する。
【0036】使用されるポリオルガノシロキサンは、各
基が例えば同一で、特にすべてメチル基である、環状ポ
リオルガノシロキサンであってもよく、特にヘキサメチ
ルシクロトリシロキサンおよびオクタメチルシクロテト
ラシロキサンを挙げることができる。
基が例えば同一で、特にすべてメチル基である、環状ポ
リオルガノシロキサンであってもよく、特にヘキサメチ
ルシクロトリシロキサンおよびオクタメチルシクロテト
ラシロキサンを挙げることができる。
【0037】一般に、少なくとも一つのポリオルガノシ
ロキサンの水性エマルジョンは水中オイルタイプであ
り、陰イオン性または、好ましくは非イオン性であり、
陰イオン性または、好ましくは非イオン性の界面活性剤
により化学的に安定化されることが可能である。
ロキサンの水性エマルジョンは水中オイルタイプであ
り、陰イオン性または、好ましくは非イオン性であり、
陰イオン性または、好ましくは非イオン性の界面活性剤
により化学的に安定化されることが可能である。
【0038】このタイプのエマルジョンはよく知られて
いる。このエマルジョンは、特に米国特許 A-2891920お
よび A-3294725に記載された方法により、エマルジョン
に対応する単量体の重合により直接調製されてもよく、
同じく、エマルジョンは、特にフランス特許請求 A-206
4563、A-2094322 、A-2114230 および欧州特許請求 A-1
69098 に記載された方法に従って界面活性剤によりエマ
ルジョンを安定させることによって、重合体の水性乳化
から得られてもよい。
いる。このエマルジョンは、特に米国特許 A-2891920お
よび A-3294725に記載された方法により、エマルジョン
に対応する単量体の重合により直接調製されてもよく、
同じく、エマルジョンは、特にフランス特許請求 A-206
4563、A-2094322 、A-2114230 および欧州特許請求 A-1
69098 に記載された方法に従って界面活性剤によりエマ
ルジョンを安定させることによって、重合体の水性乳化
から得られてもよい。
【0039】陰イオン性界面活性剤として、脂肪酸、ア
ルキル燐酸、アルキル硫酸、アルキルスルホン酸、アリ
ールスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、スルホ
琥珀酸の各アルカリ性金属塩を挙げることができる。
ルキル燐酸、アルキル硫酸、アルキルスルホン酸、アリ
ールスルホン酸、アルキルアリールスルホン酸、スルホ
琥珀酸の各アルカリ性金属塩を挙げることができる。
【0040】非イオン性界面活性剤として、ポリエトキ
シル脂肪族アルコール、ポリエトキシルアルキルフェノ
ール、ポリエトキシル脂肪酸を挙げることができる。こ
のエマルジョンは、一般に、50重量%以下の無水抽出物
の含有量を示す。
シル脂肪族アルコール、ポリエトキシルアルキルフェノ
ール、ポリエトキシル脂肪酸を挙げることができる。こ
のエマルジョンは、一般に、50重量%以下の無水抽出物
の含有量を示す。
【0041】本発明の方法において、一般に、アルミナ
をベースにした物質中に導入されたシリカの量が最終生
成物に対して、すなわち前記方法の終わりに得られるア
ルミナをベースにした物質に対して、0.05〜15重量%、
好ましくは0.5 〜5重量%であるようなポリオルガノシ
ロキサンの量を使用する。
をベースにした物質中に導入されたシリカの量が最終生
成物に対して、すなわち前記方法の終わりに得られるア
ルミナをベースにした物質に対して、0.05〜15重量%、
好ましくは0.5 〜5重量%であるようなポリオルガノシ
ロキサンの量を使用する。
【0042】本発明の方法の一つの変形例に従って、出
発の物質に、ポリシロキサンの前、後または同時に、元
素周期表の少なくとも一つの金属元素を導入してもよ
い。このような金属元素の非制限的の例として、白金、
パラジウム、ニッケル、銅、マンガン、モリブデン、
銀、クロム、好ましくはチタンおよび硼素を挙げること
ができる。アルミナをベースとした物質は、そこで触媒
担体であって、触媒は、少なくとも一つの担体および一
つまたは複数の金属元素を含んでいる。
発の物質に、ポリシロキサンの前、後または同時に、元
素周期表の少なくとも一つの金属元素を導入してもよ
い。このような金属元素の非制限的の例として、白金、
パラジウム、ニッケル、銅、マンガン、モリブデン、
銀、クロム、好ましくはチタンおよび硼素を挙げること
ができる。アルミナをベースとした物質は、そこで触媒
担体であって、触媒は、少なくとも一つの担体および一
つまたは複数の金属元素を含んでいる。
【0043】本発明の方法の第二工程により、含浸され
た物質を熱処理に付す。この熱処理は一般に、70〜1200
℃の温度で行われる。
た物質を熱処理に付す。この熱処理は一般に、70〜1200
℃の温度で行われる。
【0044】この熱処理は、好ましくは乾燥、それに続
くカ焼からなっている。
くカ焼からなっている。
【0045】乾燥は、普通、70〜450 ℃、例えば80〜40
0 ℃の温度で行われ、乾燥時間は一般に0.5 〜6時間で
ある。
0 ℃の温度で行われ、乾燥時間は一般に0.5 〜6時間で
ある。
【0046】カ焼は、普通、450 〜1200℃、例えば500
〜900 ℃の温度で行われ、カ焼時間は一般に1〜24時間
である。
〜900 ℃の温度で行われ、カ焼時間は一般に1〜24時間
である。
【0047】乾燥およびカ焼の他の条件は、一般に専門
技術者により使用される条件である。
技術者により使用される条件である。
【0048】
【実施例】本発明は以下の実施例により例証されてい
る。
る。
【0049】異性化の効力は、例えば、ブテンの場合、
【数1】 により表されることになるだろう。
【0050】仕込物がペンテン化合物である場合、異性
化の効力は、
化の効力は、
【数2】 * tamables :メタノールと反応してTAME(ターシ
ャリー アミル メチルエーテル)を産出する異性体、 *2MC4 1=2 メチル ブテン1、 *2MC4 2=2 メチル ブテン2、 で表されることになるだろう。
ャリー アミル メチルエーテル)を産出する異性体、 *2MC4 1=2 メチル ブテン1、 *2MC4 2=2 メチル ブテン2、 で表されることになるだろう。
【0051】以下の実施例は、範囲を限定することなく
本発明を明確にしている。 [実施例1−本発明に適合する触媒A]これらの実施例
で使用されるポリオルガノシロキサンの水性エマルジョ
ンは、ローヌ・プーラン化学会社(Rhone Poulenc Chimi
e)により商品化されているポリジメチルシロキサンオイ
ルの非イオン性水性エマルジョンであり、ベース流体
(ポリジメチルシロキサンオイル)の粘度が25℃でおよ
そ350 mPa.s 、乾燥抽出物の含有量がおよそ35重量%で
あるRHODORSIL R EMULSION E 1 Pである。
本発明を明確にしている。 [実施例1−本発明に適合する触媒A]これらの実施例
で使用されるポリオルガノシロキサンの水性エマルジョ
ンは、ローヌ・プーラン化学会社(Rhone Poulenc Chimi
e)により商品化されているポリジメチルシロキサンオイ
ルの非イオン性水性エマルジョンであり、ベース流体
(ポリジメチルシロキサンオイル)の粘度が25℃でおよ
そ350 mPa.s 、乾燥抽出物の含有量がおよそ35重量%で
あるRHODORSIL R EMULSION E 1 Pである。
【0052】アルミナのゲルの混練−押出し、続いて乾
燥およびカ焼により調製された、アルミナの押出し物10
0 g を、12 gのRHODORSIL R EMULSION E 1 Pを含浸総容
量60cm3 になるまで水で希釈して得られた溶液により含
浸する。含浸された担体は、次に、140 ℃で1時間乾燥
され、さらに600 ℃で2時間カ焼される。このようにし
て、SiO2 を2.85%含むアルミナの押出し物を得る。
この触媒は、組成が表1に表されているC4 オレフィン
留分の異性化で実地に適用される。操作条件は以下の通
りである: −LHSV =2 h-1(オレフィン仕込物の容量/触媒
の容量×h ) −H2 O/C4 =(モル)=2 −T =530 ℃ −p =1.5 絶対バール 1時間の作用の後に得られた効力は、表1に表されてい
る。
燥およびカ焼により調製された、アルミナの押出し物10
0 g を、12 gのRHODORSIL R EMULSION E 1 Pを含浸総容
量60cm3 になるまで水で希釈して得られた溶液により含
浸する。含浸された担体は、次に、140 ℃で1時間乾燥
され、さらに600 ℃で2時間カ焼される。このようにし
て、SiO2 を2.85%含むアルミナの押出し物を得る。
この触媒は、組成が表1に表されているC4 オレフィン
留分の異性化で実地に適用される。操作条件は以下の通
りである: −LHSV =2 h-1(オレフィン仕込物の容量/触媒
の容量×h ) −H2 O/C4 =(モル)=2 −T =530 ℃ −p =1.5 絶対バール 1時間の作用の後に得られた効力は、表1に表されてい
る。
【0053】[実施例2−本発明に適合する触媒B]ア
ルミナ懸濁液の滴下凝固またはアルミナ粉末の細粒化に
より調製されたアルミナ玉状物100 g を、12 gのRHODOR
SIL R EMULSION E 1 Pを含浸総容量が60cm3になるまで
水で希釈して得られた溶液により含浸する。得られた含
浸された担体は、次に140 ℃で1時間乾燥され、さらに
600 ℃で2時間空気下にカ焼される。このようにして、
SiO2 を2.9 %含んでいるアルミナの玉状物を得る。
触媒Bは、上記された操作条件で、C4 オレフィン留分
の異性化方法で実地に適用される。1時間の作用の後に
得られた効力は、表1に表されている。
ルミナ懸濁液の滴下凝固またはアルミナ粉末の細粒化に
より調製されたアルミナ玉状物100 g を、12 gのRHODOR
SIL R EMULSION E 1 Pを含浸総容量が60cm3になるまで
水で希釈して得られた溶液により含浸する。得られた含
浸された担体は、次に140 ℃で1時間乾燥され、さらに
600 ℃で2時間空気下にカ焼される。このようにして、
SiO2 を2.9 %含んでいるアルミナの玉状物を得る。
触媒Bは、上記された操作条件で、C4 オレフィン留分
の異性化方法で実地に適用される。1時間の作用の後に
得られた効力は、表1に表されている。
【0054】[実施例3]それぞれ実施例1および2に
記述された触媒AおよびBは、以下の条件で、n−ペン
テンの異性化で実地に適用される: LHSV =1 h-1 H2 O/C5 (モル)=0 T=410 ℃ P=1バール 1時間の作用の後に得られた効力は、表2に示されてい
る。
記述された触媒AおよびBは、以下の条件で、n−ペン
テンの異性化で実地に適用される: LHSV =1 h-1 H2 O/C5 (モル)=0 T=410 ℃ P=1バール 1時間の作用の後に得られた効力は、表2に示されてい
る。
【0055】[実施例4]それぞれ実施例1および2に
記述された触媒AおよびBは、以下の条件で、n−ペン
テンの異性化で実地に適用される: LHSV=1 h-1 H2 O/C5 (モル)=1 T=410 ℃ P=1バール 1時間の作用の後に得られた効力は表3に示されてい
る。
記述された触媒AおよびBは、以下の条件で、n−ペン
テンの異性化で実地に適用される: LHSV=1 h-1 H2 O/C5 (モル)=1 T=410 ℃ P=1バール 1時間の作用の後に得られた効力は表3に示されてい
る。
【0056】
【表1】
【0057】
【表2】
【0058】
【表3】
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 23/34 M 23/42 M 23/44 M 23/50 M 23/72 M 23/755 C10G 35/09 6958−4H
Claims (24)
- 【請求項1】 オレフィンを含む仕込物を、アルミナを
ベースとする物質(matiere) から得られる触媒上を通過
させることによる、炭素原子を4〜20個含むオレフィン
の骨格異性化方法において、温度300 〜570 ℃、圧力1
〜10バール、空間速度(毎時触媒1容量当たりのオレフ
ィン仕込物の容量)0.1 〜10 h-1、および水/オレフィ
ン炭化水素モル比が0〜10であるような量の水の存在下
に行われることを、かつアルミナをベースとした物質
は、第一工程で、アルミナをベースとした材料(substan
ce) を少なくとも一つのポリオルガノシロキサンの水性
エマルジョンで処理し、第二工程で、第一工程の結果生
じた生成物を熱処理に付す方法により得られることを特
徴とする、骨格異性化方法。 - 【請求項2】 アルミナをベースとした物質はシリカを
0.05〜15%含んでいることを特徴とする、請求項1によ
る方法。 - 【請求項3】 第一工程で、アルミナをベースとした物
質を、少なくとも一つのポリオルガノシロキサンの水性
エマルジョンで含浸し、第二工程で、このように含浸さ
れた物質を熱処理に付すことを特徴とする、請求項1お
よび2のうちのいずれかによる方法。 - 【請求項4】 前記出発物質は、第一工程に先立って成
形されていることを特徴とする、請求項1〜3のうちの
1項による方法。 - 【請求項5】 第一工程で、アルミナをベースにした物
質の成形時に、少なくとも一つのポリオルガノシロキサ
ンの水性エマルジョンを導入し、第二工程で、このよう
に成形された物質を熱処理に付すことを特徴とする、請
求項1または2のうちのいずれかによる方法。 - 【請求項6】 前記成形は、混練−押出し、滴下凝固ま
たは細粒化により行われることを特徴とする、請求項5
による方法。 - 【請求項7】 前記ポリオルガノシロキサンはポリオル
ガノシロキサンオイルであることを特徴とする、請求項
1〜6のうちの1項による方法。 - 【請求項8】 前記ポリオルガノシロキサンは一般式
(1) : 【化1】 (式中、 −各R1 は、同一または異なって、 ・場合によってはシアノ基により置換され、フェニル
基、6個までの原子を含み得る直鎖状または分岐状のア
ルキルまたはアルケニル基、 ・ヒドロキシ基、 ・C1 〜C4 のアルコキシ基、または ・C1 〜C4 のアシルオキシ基、 を表し、 −各R2 基は、同一または異なって、場合によっては少
なくとも一つのシアノ基により置換されている、フェニ
ル基、直鎖状または分岐状のアルキルまたはアルケニル
基を表し、 −nは1またはそれ以上の数である)により表されるこ
とを特徴とする、請求項1〜7のうちの1項による方
法。 - 【請求項9】 前記ポリオルガノシロキサンは、R1 お
よびR2 基の全体の数として、少なくとも50%、好まし
くは少なくとも80%がメチル基であることを特徴とす
る、請求項8による方法。 - 【請求項10】 各R1 基は同一で、ヒドロキシまたは
メチル基を表し、各R2 基はメチル基であることを特徴
とする、請求項8または9項による方法。 - 【請求項11】 nは1であることを特徴とする、請求
項10による方法。 - 【請求項12】 前記ポリオルガノシロキサンは、25℃
で50000 mPa.s 以下の粘度を示す直鎖状ポリジメチルシ
ロキサンであることを特徴とする、請求項1〜11のう
ちの1項による方法。 - 【請求項13】 前記ポリオルガノシロキサンは、各基
がすべてメチル基である環状ポリジオルカノシロキサン
であることを特徴とする、請求項1〜12のうちの1項
による方法。 - 【請求項14】 前記水性エマルジョンは非イオン性で
あることを特徴とする、請求項1〜13のうちの1項に
よる方法。 - 【請求項15】 使用されるポリオルガノシロキサンの
量は、得られるアルミナをベースとする物質がシリカを
0.5 〜5重量%含んでいるような量であることを特徴と
する、請求項1〜14のうちの1項による方法。 - 【請求項16】 第二工程で、前記熱処理は70〜1200℃
の温度で行われることを特徴とする、請求項1〜15の
うちの1項による方法。 - 【請求項17】 第二工程で、前記熱処理は乾燥続いて
カ焼からなることを特徴とする、請求項1〜16のうち
の1項による方法。 - 【請求項18】 前記得られた物質はアルミナをベース
にした触媒であることを特徴とする、請求項1〜17の
うちの1項による方法。 - 【請求項19】 得られた物質は触媒担体であり、前記
触媒はまた周期表の少なくとも一つの元素を含んでいる
ことを特徴とする、請求項1〜18のうちの1項による
方法。 - 【請求項20】 得られた物質は触媒担体であり、前記
触媒はまた、白金、パラジウム、ニッケル、銅、マンガ
ン、モリブデン、銀およびクロムからなる群より選ばれ
る少なくとも一つの元素を含んでいることを特徴とす
る、請求項1〜19のうちの1項による方法。 - 【請求項21】 得られた物質は触媒担体であり、前記
触媒はまた、チタンおよび硼素からなる群より選ばれる
少なくとも一つの元素を含んでいることを特徴とする、
請求項1〜20のうちの1項による方法。 - 【請求項22】 仕込物はC5オレフィン留分であるこ
とを特徴とする、請求項1〜21のうちの1項による方
法。 - 【請求項23】 水/オレフィン系炭化水素のモル比は
0.1 〜3であることを特徴とする、請求項1〜22のう
ちの1項による方法。 - 【請求項24】 水の不在下に行われることを特徴とす
る、請求項22による方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
FR9315502 | 1993-12-22 | ||
FR9315502A FR2714051B1 (fr) | 1993-12-22 | 1993-12-22 | Procédé d'isomérisation squelettale des oléfines utilisant une matière à base d'alumine. |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07233377A true JPH07233377A (ja) | 1995-09-05 |
Family
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Family Applications (1)
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JP6318973A Ceased JPH07233377A (ja) | 1993-12-22 | 1994-12-22 | アルミナをベースにした物質を使用したオレフィンの骨格異性化方法 |
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EP (1) | EP0659719B1 (ja) |
JP (1) | JPH07233377A (ja) |
KR (1) | KR950017875A (ja) |
CN (1) | CN1051985C (ja) |
CA (1) | CA2138881A1 (ja) |
DE (1) | DE69410418T2 (ja) |
ES (1) | ES2119114T3 (ja) |
FR (1) | FR2714051B1 (ja) |
MY (1) | MY111429A (ja) |
TW (1) | TW316853B (ja) |
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FR2961202B1 (fr) | 2010-06-11 | 2012-07-27 | Inst Francais Du Petrole | Procede de deshydratation et d'isomerisation d'alcools en c4 utilisant un solide amorphe a porosite adaptee |
FR2988718B1 (fr) * | 2012-03-29 | 2014-04-11 | Ifp Energies Now | Procede de deshydratation et d'isomerisation d'alcools utilisant un solide de type aluminosilicate non zeolithique |
CN111185145B (zh) * | 2020-01-15 | 2023-04-07 | 岳阳慧璟新材料科技有限公司 | 一种微球氧化铝催化剂及其制备方法和应用 |
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IT1017878B (it) * | 1974-08-02 | 1977-08-10 | Snam Progetti | Processo per la isomerizzazione di alcheni |
US4392988A (en) * | 1981-05-11 | 1983-07-12 | Ga Technologies Inc. | Method of producing stable alumina |
US4677095A (en) * | 1985-01-31 | 1987-06-30 | Engelhard Corporation | Stabilized alumina catalyst support coatings |
US5191145A (en) * | 1991-03-25 | 1993-03-02 | Ethyl Corporation | Continuous process for preparing aluminum alkyls and linear 1-olefins from internal olefins |
FI88588C (fi) * | 1991-07-30 | 1993-06-10 | Neste Oy | Katalysator foer metatesreaktioner av olefiner, foerfarande foer framstaellning av denna samt ifraogavarande metatesreaktion |
DE4139552C2 (de) * | 1991-11-30 | 1996-05-30 | Chemtec Leuna Ges Fuer Chemie | Verfahren zur Skelettisomerisierung von n-Alkenen |
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