JPH0722372B2 - 磁気記録再生装置の変調回路 - Google Patents
磁気記録再生装置の変調回路Info
- Publication number
- JPH0722372B2 JPH0722372B2 JP61277087A JP27708786A JPH0722372B2 JP H0722372 B2 JPH0722372 B2 JP H0722372B2 JP 61277087 A JP61277087 A JP 61277087A JP 27708786 A JP27708786 A JP 27708786A JP H0722372 B2 JPH0722372 B2 JP H0722372B2
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- JP
- Japan
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- frequency
- magnetic recording
- recording
- modulation
- reproducing apparatus
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Description
【発明の詳細な説明】 (イ) 産業上の利用分野 本発明は、映像信号を磁気テープ等の磁気記録媒体に周
波数変調して記録する磁気記録再生装置の変調回路に関
する。
波数変調して記録する磁気記録再生装置の変調回路に関
する。
(ロ) 従来の技術 一般に家庭用の磁気記録再生装置(以下VTRと称する)
における輝度信号の記録時、変調指数の低い周波数変調
(以下FM変調と称する)を行っている。その一例として
日本放送出版協会発行原正和著の「ホームビデオ」P114
〜P119があげられる。
における輝度信号の記録時、変調指数の低い周波数変調
(以下FM変調と称する)を行っている。その一例として
日本放送出版協会発行原正和著の「ホームビデオ」P114
〜P119があげられる。
この場合第3図に示す特性のように変調波の帯域が広い
ため、本来のFM波は非常に広い帯域を持つ。ところが前
記磁気テープ等への記録又は再生の過程で、帯域特性が
充分でないため、用いられる搬送波周波数は信号帯域
(第3図(イ))に比べてFM波の帯域を充分カバーでき
る値に設定されていない。(第3図(ロ)) このとき周波数偏移(FMdeviation)は第3図(ハ)に
示すような周波数スペクトラムになり、周波数軸の原点
を中心に折返し、別の信号周波数のサイドバンドの如く
現われる。
ため、本来のFM波は非常に広い帯域を持つ。ところが前
記磁気テープ等への記録又は再生の過程で、帯域特性が
充分でないため、用いられる搬送波周波数は信号帯域
(第3図(イ))に比べてFM波の帯域を充分カバーでき
る値に設定されていない。(第3図(ロ)) このとき周波数偏移(FMdeviation)は第3図(ハ)に
示すような周波数スペクトラムになり、周波数軸の原点
を中心に折返し、別の信号周波数のサイドバンドの如く
現われる。
(ハ) 発明が解決しようとする問題点 従来の構成による特性のため、FM変調により生じるサイ
ドバンドのうち、実際に記録、再生に寄与するものが信
号(変調波)の周波数によっては第1のサイドバンドの
みの場合が多いが、前述の折返しに起因して、高次のサ
イドバンドの発生に伴い、再生時の映像信号に歪みとな
って現われてしまう欠点があった。
ドバンドのうち、実際に記録、再生に寄与するものが信
号(変調波)の周波数によっては第1のサイドバンドの
みの場合が多いが、前述の折返しに起因して、高次のサ
イドバンドの発生に伴い、再生時の映像信号に歪みとな
って現われてしまう欠点があった。
本発明は前記欠点を除去した新規な変調方式を提供する
ものである。
ものである。
(ニ) 問題点を解決するための手段 本発明は、映像信号を周波数変調し、記録再生ヘッドに
より磁気記録媒体に記録し、前記記録再生ヘッドにより
得た前記変調された信号を復調し、前記映像信号を再生
する磁気記録再生装置において、規定の周波数より高い
搬送波周波数を用いる周波数変調手段と、該変調手段の
変調出力の帯域を制限する手段と、前記変調出力の周波
数を前記規定の周波数に逓減する周波数変換手段を具備
し、一旦規定の周波数より高い搬送周波数を変調及び帯
域制限した後に前記規定の周波数に逓減し、前記記録媒
体に映像信号を記録する構成である。
より磁気記録媒体に記録し、前記記録再生ヘッドにより
得た前記変調された信号を復調し、前記映像信号を再生
する磁気記録再生装置において、規定の周波数より高い
搬送波周波数を用いる周波数変調手段と、該変調手段の
変調出力の帯域を制限する手段と、前記変調出力の周波
数を前記規定の周波数に逓減する周波数変換手段を具備
し、一旦規定の周波数より高い搬送周波数を変調及び帯
域制限した後に前記規定の周波数に逓減し、前記記録媒
体に映像信号を記録する構成である。
(ホ) 作用 本発明の変調方式は、特に第2次以上の高次のサイドバ
ンドが周波数軸の原点を中心に折返しの発生を防止し得
る。
ンドが周波数軸の原点を中心に折返しの発生を防止し得
る。
(ヘ) 実施例 図面に従って本発明を説明すると、第1図は本発明の一
実施例を示すブロック構成図、第2図(イ)(ロ)
(ハ)は各々前記各部における信号の周波数スペクトラ
ムを示す。
実施例を示すブロック構成図、第2図(イ)(ロ)
(ハ)は各々前記各部における信号の周波数スペクトラ
ムを示す。
図面において、(1)は映像信号印加端子、(2)は高
周波数帯域(ハイバンド)用の高周波変調回路、(3)
はバンドパスフィルタ(以下B.P.F.と略称する)、
(4)は周波数変換回路、(5)は記録イコライザ、
(6)は記録アンプ、(7)は磁気記録再生ヘッドを示
し、前記端子(1)には輝度を含む映像信号が印加され
る。
周波数帯域(ハイバンド)用の高周波変調回路、(3)
はバンドパスフィルタ(以下B.P.F.と略称する)、
(4)は周波数変換回路、(5)は記録イコライザ、
(6)は記録アンプ、(7)は磁気記録再生ヘッドを示
し、前記端子(1)には輝度を含む映像信号が印加され
る。
前記構成で、周波数変調回路(2)にて発生した搬送波
(周波数fC)は、前記映像信号により周波数変調され
る。前記高周波変調回路(2)の出力の周波数スペク
トラムは第2図(イ)に示すようにfCを中心(その成分
をJ0とし、以下第1次、第2次以下のサイドバンドを各
々J1,J2,J3とする。
(周波数fC)は、前記映像信号により周波数変調され
る。前記高周波変調回路(2)の出力の周波数スペク
トラムは第2図(イ)に示すようにfCを中心(その成分
をJ0とし、以下第1次、第2次以下のサイドバンドを各
々J1,J2,J3とする。
このとき信号(変調波)の周波数を3MHzとすると、前記
+J1はfC+3M,+J2はfC+6M,+J3はfC+9M,−J1はfC−3
M,−J2はfC−6M,−J3はfC−9Mとなる。
+J1はfC+3M,+J2はfC+6M,+J3はfC+9M,−J1はfC−3
M,−J2はfC−6M,−J3はfC−9Mとなる。
前記第2図(イ)に示すスペクトラムに示す通り、出力
は数多くのサイドバンドを持ち、搬送波の周波数fCは
下側のサイドバンドの折返しが問題とならない程度の高
い値に設定してある。
は数多くのサイドバンドを持ち、搬送波の周波数fCは
下側のサイドバンドの折返しが問題とならない程度の高
い値に設定してある。
そこで4MHzの搬送波を3MHzの信号で周波数変調した下側
波の折返しのないFM波を得ようとした場合前記出力を
B.P.F.(バンドパスフィルタ)(3)により帯域制限を
行い、前記変調回路(2)の搬送波よりも4MHz低い単一
周波数信号によって周波数変換回路(4)にて周波数変
換する。
波の折返しのないFM波を得ようとした場合前記出力を
B.P.F.(バンドパスフィルタ)(3)により帯域制限を
行い、前記変調回路(2)の搬送波よりも4MHz低い単一
周波数信号によって周波数変換回路(4)にて周波数変
換する。
前記B.P.F.(3)の出力は第2図(ロ)に示すように−
J1から+J2までを通過させるB.P.F.特性を有している。
更に周波数交換回路(4)の出力は第2図(ハ)に示
す通り、周波数原点から−J1,J0,+J1及び+J2は各々1M
Hz,4MHz,7MHz,10MHzになり、記録イコライザ(5)への
入力は4MHzの搬送波で、周波数偏移1MHzのFM波である。
J1から+J2までを通過させるB.P.F.特性を有している。
更に周波数交換回路(4)の出力は第2図(ハ)に示
す通り、周波数原点から−J1,J0,+J1及び+J2は各々1M
Hz,4MHz,7MHz,10MHzになり、記録イコライザ(5)への
入力は4MHzの搬送波で、周波数偏移1MHzのFM波である。
従って前述の例では高周波(ハイバンド)用の変調回路
(2)が周波数偏移を規定のFM変調と同じ値としてある
ため、変調指数は一般の方式と同一であり、互換性は完
全に保たれる。
(2)が周波数偏移を規定のFM変調と同じ値としてある
ため、変調指数は一般の方式と同一であり、互換性は完
全に保たれる。
(ト) 発明の効果 本発明の変調方式によれば、家庭用VTRにおいて従来の
ように高次の下側サイドバンドの折返しのないFM波が得
られ記録、再生時の信号の歪みのない改善された信号が
復調されることになる。
ように高次の下側サイドバンドの折返しのないFM波が得
られ記録、再生時の信号の歪みのない改善された信号が
復調されることになる。
第1図は本発明の磁気記録再生装置のブロック構成図、
第2図は同装置における各部信号の周波数スペクトラム
を示す特性図、第3図は従来の同装置における特性図を
示す。 (1)……映像信号入力端子、(2)……高周波変調回
路、(3)……バンドパスフィルタ、(4)……周波数
変換回路、(5)……記録イコライザ、(6)……記録
アンプ、(7)……磁気記録再生ヘッド。
第2図は同装置における各部信号の周波数スペクトラム
を示す特性図、第3図は従来の同装置における特性図を
示す。 (1)……映像信号入力端子、(2)……高周波変調回
路、(3)……バンドパスフィルタ、(4)……周波数
変換回路、(5)……記録イコライザ、(6)……記録
アンプ、(7)……磁気記録再生ヘッド。
Claims (1)
- 【請求項1】映像信号を周波数変調し、記録再生ヘッド
により磁気記録媒体に記録し、前記記録再生ヘッドによ
り得た前記変調された信号を復調し、前記映像信号を再
生する磁気記録再生装置において、規定の周波数より高
い搬送波周波数を用いる周波数変調手段と、該変調手段
の変調出力の帯域を制限する手段と、前記変調出力の周
波数を前記規定の周波数に逓減する周波数変換手段を具
備し、一旦規定の周波数より高い搬送周波数を変調及び
帯域制限した後に前記規定の周波数に逓減し、前記磁気
記録媒体に映像信号を記録することを特徴とした磁気記
録再生装置の変調回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61277087A JPH0722372B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 磁気記録再生装置の変調回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP61277087A JPH0722372B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 磁気記録再生装置の変調回路 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63131668A JPS63131668A (ja) | 1988-06-03 |
JPH0722372B2 true JPH0722372B2 (ja) | 1995-03-08 |
Family
ID=17578595
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61277087A Expired - Lifetime JPH0722372B2 (ja) | 1986-11-20 | 1986-11-20 | 磁気記録再生装置の変調回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0722372B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4218249A1 (de) * | 1992-06-03 | 1993-12-09 | Thomson Brandt Gmbh | Schaltung zum Zeitfehlerausgleich in einem Videorecorder |
DE4303469B4 (de) * | 1993-02-06 | 2005-11-10 | Deutsche Thomson-Brandt Gmbh | S-VHS-Videorecorder |
-
1986
- 1986-11-20 JP JP61277087A patent/JPH0722372B2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63131668A (ja) | 1988-06-03 |
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