JPH07196033A - 自走台車装置 - Google Patents
自走台車装置Info
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- JPH07196033A JPH07196033A JP17094A JP17094A JPH07196033A JP H07196033 A JPH07196033 A JP H07196033A JP 17094 A JP17094 A JP 17094A JP 17094 A JP17094 A JP 17094A JP H07196033 A JPH07196033 A JP H07196033A
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- propelled carriage
- traveling
- rail
- wheels
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Abstract
(57)【要約】
【構成】 左右一対の走行レール4A,4Bとガイドレ
ール7を配設し、自走台車10の一側部に、一方の走行レ
ール4Aに支持される遊転車輪12,13を設け、他側部
に、走行駆動装置24に連動しかつ他方の走行レール4B
に支持される駆動車輪22を設け、自走台車10の左右方向
の中央部に、ガイドレール7に案内されるガイド装置30
を設けて、自走台車10を一定経路40上で走行自在とし、
遊転車輪12,13を設定角度Θ内で旋回自在に構成した。 【効果】 リフト構造や、駆動車輪などの旋回構造をな
くすることができ、機構を簡素化できる。遊転車輪の旋
回用のスペースは狭くでき、全体として小形化や低コス
ト化を促進できる。遊転車輪の旋回は、不測にして大き
く旋回することなく行え、走行レール上をこするような
事態を回避できる。
ール7を配設し、自走台車10の一側部に、一方の走行レ
ール4Aに支持される遊転車輪12,13を設け、他側部
に、走行駆動装置24に連動しかつ他方の走行レール4B
に支持される駆動車輪22を設け、自走台車10の左右方向
の中央部に、ガイドレール7に案内されるガイド装置30
を設けて、自走台車10を一定経路40上で走行自在とし、
遊転車輪12,13を設定角度Θ内で旋回自在に構成した。 【効果】 リフト構造や、駆動車輪などの旋回構造をな
くすることができ、機構を簡素化できる。遊転車輪の旋
回用のスペースは狭くでき、全体として小形化や低コス
ト化を促進できる。遊転車輪の旋回は、不測にして大き
く旋回することなく行え、走行レール上をこするような
事態を回避できる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、たとえばクリーンルー
ム内や通常の工場内で使用され、走行レールと、この走
行レールに支持案内されて一定経路上を走行自在な自走
台車とからなる自走台車装置に関するものである。
ム内や通常の工場内で使用され、走行レールと、この走
行レールに支持案内されて一定経路上を走行自在な自走
台車とからなる自走台車装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の装置としては、たとえば
特開平5−97030 号公報に見られる自走台車装置が提供
されている。この従来構成は、左右一対の走行レール
と、これら走行レール間に位置したガイドレールとを配
設し、前記走行レールに支持される左右一対の前部車輪
と左右一対の後部車輪とを有する台車を設け、この台車
の前部車輪ならびに後部車輪の近くに、前記ガイドレー
ルに案内される前部ガイド装置ならびに後部ガイド装置
を設けて、台車を一定経路上で走行自在としている。そ
して前部車輪の車輪の近くに浮上作用部を設けるととも
に、この浮上作用部に下方から作用自在な浮上用ガイド
体を一定経路中のカーブ経路部に設けている。後部車輪
は、共通の縦軸心の周りに旋回自在に構成するととも
に、片側の車輪を走行駆動装置に連動した駆動車輪と
し、他側の車輪をキャスター車輪としている。
特開平5−97030 号公報に見られる自走台車装置が提供
されている。この従来構成は、左右一対の走行レール
と、これら走行レール間に位置したガイドレールとを配
設し、前記走行レールに支持される左右一対の前部車輪
と左右一対の後部車輪とを有する台車を設け、この台車
の前部車輪ならびに後部車輪の近くに、前記ガイドレー
ルに案内される前部ガイド装置ならびに後部ガイド装置
を設けて、台車を一定経路上で走行自在としている。そ
して前部車輪の車輪の近くに浮上作用部を設けるととも
に、この浮上作用部に下方から作用自在な浮上用ガイド
体を一定経路中のカーブ経路部に設けている。後部車輪
は、共通の縦軸心の周りに旋回自在に構成するととも
に、片側の車輪を走行駆動装置に連動した駆動車輪と
し、他側の車輪をキャスター車輪としている。
【0003】この従来構成によると、台車は、走行駆動
装置によって駆動車輪を一方の走行レール上で強制回転
することにより推進力を得るとともに、前部車輪ならび
にキャスター車輪が両走行レール上で追従回転すること
で支持され、さらに前後部のガイド装置がガイドレール
に案内されることで、一定経路を横ずれすることなく所
定の速度で走行することになる。
装置によって駆動車輪を一方の走行レール上で強制回転
することにより推進力を得るとともに、前部車輪ならび
にキャスター車輪が両走行レール上で追従回転すること
で支持され、さらに前後部のガイド装置がガイドレール
に案内されることで、一定経路を横ずれすることなく所
定の速度で走行することになる。
【0004】そして台車がカーブ経路部に入ったとき、
浮上作用部が浮上用ガイド体に作用し、これにより両前
部車輪を両走行レールから浮上させることになり、した
がってカーブ経路部において台車は、その前部が浮上作
用部を介して支持された状態で走行することになる。そ
の際に、前部ガイド装置はガイドレールから外れないこ
とから横ずれせず、また駆動車輪とキャスター車輪はカ
ーブに沿って縦軸心の周りに旋回しながら追従し遊転す
ることになり、以て台車は、スリップや摩耗が生じるこ
となく、所定の速度で走行することになる。
浮上作用部が浮上用ガイド体に作用し、これにより両前
部車輪を両走行レールから浮上させることになり、した
がってカーブ経路部において台車は、その前部が浮上作
用部を介して支持された状態で走行することになる。そ
の際に、前部ガイド装置はガイドレールから外れないこ
とから横ずれせず、また駆動車輪とキャスター車輪はカ
ーブに沿って縦軸心の周りに旋回しながら追従し遊転す
ることになり、以て台車は、スリップや摩耗が生じるこ
となく、所定の速度で走行することになる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】上記の従来形式による
と、浮上作用部や浮上用ガイド体からなるリフト構造
や、駆動車輪とキャスター車輪との旋回構造などにより
機構が複雑となり、さらに旋回用にかなりのスペースを
必要とすることから、小形化や低コスト化に問題が生じ
る。そしてキャスター車輪は、広い旋回スペースを必要
にするとともに、不測にして大きく旋回したとき走行レ
ール上をこするような事態を招くことになる。しかも台
車を後進走行させる際には、台車を持ち上げたり揺動さ
せたりしてキャスター車輪を180 度回転しなければなら
ず、その切り替え作業は容易に行えない。
と、浮上作用部や浮上用ガイド体からなるリフト構造
や、駆動車輪とキャスター車輪との旋回構造などにより
機構が複雑となり、さらに旋回用にかなりのスペースを
必要とすることから、小形化や低コスト化に問題が生じ
る。そしてキャスター車輪は、広い旋回スペースを必要
にするとともに、不測にして大きく旋回したとき走行レ
ール上をこするような事態を招くことになる。しかも台
車を後進走行させる際には、台車を持ち上げたり揺動さ
せたりしてキャスター車輪を180 度回転しなければなら
ず、その切り替え作業は容易に行えない。
【0006】本発明の目的とするところは、リフトさせ
ることなく旋回を行えるとともに、車輪を旋回させるた
めのスペースを小さくし得、しかも切り替え作業を行う
ことなく後進走行し得る自走台車装置を提供する点にあ
る。
ることなく旋回を行えるとともに、車輪を旋回させるた
めのスペースを小さくし得、しかも切り替え作業を行う
ことなく後進走行し得る自走台車装置を提供する点にあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成すべく本
第1発明の自走台車装置は、左右一対の走行レールと、
これら走行レール間に位置したガイドレールとを配設
し、自走台車の一側部に、一方の走行レールに支持され
る遊転車輪を設けるとともに、自走台車の他側部に、こ
の自走台車側に設けた走行駆動装置に連動しかつ他方の
走行レールに支持される駆動車輪を設け、自走台車の左
右方向の中央部に、前記ガイドレールに案内されるガイ
ド装置を設けて、自走台車を一定経路上で走行自在と
し、前記遊転車輪を設定角度内で旋回自在に構成してい
る。
第1発明の自走台車装置は、左右一対の走行レールと、
これら走行レール間に位置したガイドレールとを配設
し、自走台車の一側部に、一方の走行レールに支持され
る遊転車輪を設けるとともに、自走台車の他側部に、こ
の自走台車側に設けた走行駆動装置に連動しかつ他方の
走行レールに支持される駆動車輪を設け、自走台車の左
右方向の中央部に、前記ガイドレールに案内されるガイ
ド装置を設けて、自走台車を一定経路上で走行自在と
し、前記遊転車輪を設定角度内で旋回自在に構成してい
る。
【0008】そして本第2発明は、前記第1発明の自走
台車装置において、遊転車輪は、自走台車側に縦軸を介
して旋回自在なキャスター形式からなり、車輪支持ブラ
ケットから縦ピンを立設するとともに、この縦ピンが嵌
入しかつ旋回方向に設定長さを有する旋回規制部を自走
台車側に設けている。
台車装置において、遊転車輪は、自走台車側に縦軸を介
して旋回自在なキャスター形式からなり、車輪支持ブラ
ケットから縦ピンを立設するとともに、この縦ピンが嵌
入しかつ旋回方向に設定長さを有する旋回規制部を自走
台車側に設けている。
【0009】さらに本第3発明は、前記第1または第2
発明の自走台車装置において、車輪支持ブラケットに対
して車輪軸を、設定範囲内で前後動自在に構成してい
る。
発明の自走台車装置において、車輪支持ブラケットに対
して車輪軸を、設定範囲内で前後動自在に構成してい
る。
【0010】
【作用】上記した本第1発明の構成によると、自走台車
は、走行駆動装置によって駆動車輪を他方の走行レール
上で強制回転することにより推進力を得るとともに、遊
転車輪が一方の走行レール上で追従回転することで支持
され、さらにガイド装置がガイドレールに案内されるこ
とで、一定経路を横ずれすることなく所定の速度で走行
することになる。
は、走行駆動装置によって駆動車輪を他方の走行レール
上で強制回転することにより推進力を得るとともに、遊
転車輪が一方の走行レール上で追従回転することで支持
され、さらにガイド装置がガイドレールに案内されるこ
とで、一定経路を横ずれすることなく所定の速度で走行
することになる。
【0011】そして自走台車がカーブ経路部に入ったと
き、ガイド装置がガイドレールのカーブ部に案内される
ことから、自走台車はカーブ接線方向に向き変更されて
走行し、その際に駆動車輪は、摩擦など生じることなく
円滑に追従する。また前後一対の遊転車輪も旋回して、
その向きをカーブ接線方向に自動的に変更することにな
り、摩擦など生じることなく円滑に追従する。その際に
遊転車輪の旋回は設定角度内で行われることから、不測
にして大きく旋回することがなく、したがって走行レー
ル上をこするような事態を招かない。
き、ガイド装置がガイドレールのカーブ部に案内される
ことから、自走台車はカーブ接線方向に向き変更されて
走行し、その際に駆動車輪は、摩擦など生じることなく
円滑に追従する。また前後一対の遊転車輪も旋回して、
その向きをカーブ接線方向に自動的に変更することにな
り、摩擦など生じることなく円滑に追従する。その際に
遊転車輪の旋回は設定角度内で行われることから、不測
にして大きく旋回することがなく、したがって走行レー
ル上をこするような事態を招かない。
【0012】上記した本第2発明の構成によると、前後
一対の遊転車輪はキャスター車輪であり、遊転車輪を支
持した車輪支持ブラケットが縦軸を介して旋回するとと
もに、その旋回は、縦ピンが旋回規制部内で遊動する設
定角度内で行われる。
一対の遊転車輪はキャスター車輪であり、遊転車輪を支
持した車輪支持ブラケットが縦軸を介して旋回するとと
もに、その旋回は、縦ピンが旋回規制部内で遊動する設
定角度内で行われる。
【0013】上記した本第3発明の構成によると、自走
台車が前進走行しているときに遊転車輪は、車輪軸が設
定範囲の後端で縦軸の後方に位置し、以て設定角度内で
旋回しながら前進走行に追従する。また自走台車を後進
走行させたとき、遊転車輪は、車輪軸が設定範囲の前端
で縦軸の前方に位置し、以て設定角度内で旋回しながら
後進走行に追従する。
台車が前進走行しているときに遊転車輪は、車輪軸が設
定範囲の後端で縦軸の後方に位置し、以て設定角度内で
旋回しながら前進走行に追従する。また自走台車を後進
走行させたとき、遊転車輪は、車輪軸が設定範囲の前端
で縦軸の前方に位置し、以て設定角度内で旋回しながら
後進走行に追従する。
【0014】
【実施例】以下に本発明の一実施例を図1〜図5に基づ
いて説明する。図1〜図4に示すように、床1に形成し
た凹溝2内には、断面C字状の支持レール3が開放部を
上向きとして敷設してある。そして支持レール3の両側
面を利用して、左右一対の走行レール4A,4Bがそれ
ぞれ固定してあり、その際に両走行レール4A,4Bの
上面は床面と面一状に設定される。両走行レール4A,
4Bの内側において、支持レール3の上部には、カバー
5A,5Bが相対向する側に連設される。ここで走行レ
ール4A,4Bとカバー5A,5Bとの上面は面一状で
あり、そしてカバー5A,5Bの遊端間に所定幅のスリ
ット6を形成している。前記走行レール4A,4B間で
スリット6の下方にはガイドレール7が配設され、この
ガイドレール7は前記支持レール3に固定される。
いて説明する。図1〜図4に示すように、床1に形成し
た凹溝2内には、断面C字状の支持レール3が開放部を
上向きとして敷設してある。そして支持レール3の両側
面を利用して、左右一対の走行レール4A,4Bがそれ
ぞれ固定してあり、その際に両走行レール4A,4Bの
上面は床面と面一状に設定される。両走行レール4A,
4Bの内側において、支持レール3の上部には、カバー
5A,5Bが相対向する側に連設される。ここで走行レ
ール4A,4Bとカバー5A,5Bとの上面は面一状で
あり、そしてカバー5A,5Bの遊端間に所定幅のスリ
ット6を形成している。前記走行レール4A,4B間で
スリット6の下方にはガイドレール7が配設され、この
ガイドレール7は前記支持レール3に固定される。
【0015】10は自走台車で、その本体11の下部で一側
部には、一方の走行レール4Aに支持される前後一対の
遊転車輪12,13が、設定角度Θ内で旋回自在に設けられ
る。すなわち両遊転車輪12,13はキャスター形式であっ
て、本体11の下部に取り付けた矩形板状のベース体14か
ら、軸受け15を介して回転自在な縦軸16が垂下され、こ
の縦軸16の下部に車輪支持ブラケット17を一体化すると
ともに、この車輪支持ブラケット17に左右方向の車輪軸
18を介して遊転車輪12,13を取り付けている。これによ
り遊転車輪12,13は、縦軸16の軸心を旋回軸心16Aとし
て旋回自在となる。
部には、一方の走行レール4Aに支持される前後一対の
遊転車輪12,13が、設定角度Θ内で旋回自在に設けられ
る。すなわち両遊転車輪12,13はキャスター形式であっ
て、本体11の下部に取り付けた矩形板状のベース体14か
ら、軸受け15を介して回転自在な縦軸16が垂下され、こ
の縦軸16の下部に車輪支持ブラケット17を一体化すると
ともに、この車輪支持ブラケット17に左右方向の車輪軸
18を介して遊転車輪12,13を取り付けている。これによ
り遊転車輪12,13は、縦軸16の軸心を旋回軸心16Aとし
て旋回自在となる。
【0016】そして前記車輪支持ブラケット17から縦ピ
ン19を立設するとともに、この縦ピン19が嵌入しかつ旋
回方向に設定長さを有する旋回規制部20を前記ベース体
(自走台車10側)14に設けている。ここで旋回規制部20
は、上下方ならびに後方に開放した凹部をベース体14に
設けることで形成しているが、これは縦ピン19が嵌入し
かつ旋回方向に設定長さを有する円弧状の長孔をベース
体14に設けて形成するなど、他の形式も可能である。
ン19を立設するとともに、この縦ピン19が嵌入しかつ旋
回方向に設定長さを有する旋回規制部20を前記ベース体
(自走台車10側)14に設けている。ここで旋回規制部20
は、上下方ならびに後方に開放した凹部をベース体14に
設けることで形成しているが、これは縦ピン19が嵌入し
かつ旋回方向に設定長さを有する円弧状の長孔をベース
体14に設けて形成するなど、他の形式も可能である。
【0017】前記本体11の下部で他側部には、他方の走
行レール4Bに支持されかつ遊転車輪12,13よりも大径
の駆動車輪22が設けられる。すなわち両遊転車輪12,13
の中間において本体11の中央部から他側部寄りの位置に
は、その出力軸23を左右方向でかつ他側部に向けた走行
駆動装置24が固定され、そして出力軸23に駆動車輪22が
取り付けられている。
行レール4Bに支持されかつ遊転車輪12,13よりも大径
の駆動車輪22が設けられる。すなわち両遊転車輪12,13
の中間において本体11の中央部から他側部寄りの位置に
は、その出力軸23を左右方向でかつ他側部に向けた走行
駆動装置24が固定され、そして出力軸23に駆動車輪22が
取り付けられている。
【0018】前記遊転車輪12,13群と駆動車輪22との間
で左右方向の中央部に、前記ガイドレール7に案内され
るガイド装置30が設けられる。すなわち本体11の下面側
からは、前記スリット6を通る前後一対の縦杆31が垂設
され、これら縦杆31の下端間に、水平板状のブラケット
32が取り付けられる。このブラケット32の下面側には、
前記ガイドレール7の両側面に当接自在なガイドローラ
33が、それぞれ縦ピン34を介して前後一対ならびに左右
一対(複数)に取り付けられている。上記した31〜34に
よりガイド装置30を構成している。
で左右方向の中央部に、前記ガイドレール7に案内され
るガイド装置30が設けられる。すなわち本体11の下面側
からは、前記スリット6を通る前後一対の縦杆31が垂設
され、これら縦杆31の下端間に、水平板状のブラケット
32が取り付けられる。このブラケット32の下面側には、
前記ガイドレール7の両側面に当接自在なガイドローラ
33が、それぞれ縦ピン34を介して前後一対ならびに左右
一対(複数)に取り付けられている。上記した31〜34に
よりガイド装置30を構成している。
【0019】以上のように各車輪12,13,22を両走行レ
ール4A,4Bに支持させ、かつ各ガイドローラ33をガ
イドレール7に案内させることで、図5に示すように自
走台車10を一定経路40上で走行自在としている。
ール4A,4Bに支持させ、かつ各ガイドローラ33をガ
イドレール7に案内させることで、図5に示すように自
走台車10を一定経路40上で走行自在としている。
【0020】次に、上記した第一の実施例の作用につい
て説明する。図2、図3、図5に示すように、自走台車
10が一定経路40上の直線経路部40aを走行しているとき
には、走行駆動装置24の駆動回転が駆動車輪22に伝達さ
れ、この駆動車輪22を他方の走行レール4B上で強制回
転させる。これにより自走台車10は推進力を得るととも
に、遊転車輪12,13が一方の走行レール4A上で追従回
転し、以て三点で自走台車10を支持する。さらに自走台
車10は、中間部においてガイド装置30のガイドローラ33
がガイドレール7に案内されていることから、直線経路
部40aを横ずれすることなく所定の速度で走行すること
になる。
て説明する。図2、図3、図5に示すように、自走台車
10が一定経路40上の直線経路部40aを走行しているとき
には、走行駆動装置24の駆動回転が駆動車輪22に伝達さ
れ、この駆動車輪22を他方の走行レール4B上で強制回
転させる。これにより自走台車10は推進力を得るととも
に、遊転車輪12,13が一方の走行レール4A上で追従回
転し、以て三点で自走台車10を支持する。さらに自走台
車10は、中間部においてガイド装置30のガイドローラ33
がガイドレール7に案内されていることから、直線経路
部40aを横ずれすることなく所定の速度で走行すること
になる。
【0021】そして図1、図5に示すように、自走台車
10がカーブ経路部40bに入ったとき、ガイド装置30がガ
イドレール7のカーブ部に案内されることから、自走台
車10はカーブ接線方向に向き変更されて走行される。そ
の際に駆動車輪22は、ガイド装置30の前後方向の中央部
で側方に位置していることから、自走台車10の向き変更
に対しては、摩擦など生じることなく円滑に追従するこ
とになる。
10がカーブ経路部40bに入ったとき、ガイド装置30がガ
イドレール7のカーブ部に案内されることから、自走台
車10はカーブ接線方向に向き変更されて走行される。そ
の際に駆動車輪22は、ガイド装置30の前後方向の中央部
で側方に位置していることから、自走台車10の向き変更
に対しては、摩擦など生じることなく円滑に追従するこ
とになる。
【0022】また前後一対の遊転車輪12,13はキャスタ
ー車輪であることから、すなわち遊転車輪12,13を支持
した車輪支持ブラケット17が旋回軸心16Aの周りに旋回
することから、その向きをカーブ接線方向に自動的に向
き変更することになり、摩擦など生じることなく円滑に
追従することになる。
ー車輪であることから、すなわち遊転車輪12,13を支持
した車輪支持ブラケット17が旋回軸心16Aの周りに旋回
することから、その向きをカーブ接線方向に自動的に向
き変更することになり、摩擦など生じることなく円滑に
追従することになる。
【0023】その際に遊転車輪12,13の旋回は、縦ピン
19が旋回規制部20内で遊動する設定角度Θ内で行われる
ことから、不測にして大きく旋回することがなく、した
がって走行レール4A上をこさげるような事態を招かな
い。これにより自走台車10は、スリップや摩耗が生じる
ことなく、カーブ経路部40aを所定の速度で走行するこ
とになる。
19が旋回規制部20内で遊動する設定角度Θ内で行われる
ことから、不測にして大きく旋回することがなく、した
がって走行レール4A上をこさげるような事態を招かな
い。これにより自走台車10は、スリップや摩耗が生じる
ことなく、カーブ経路部40aを所定の速度で走行するこ
とになる。
【0024】次に本発明の別の実施例を図6、図7に基
づいて説明する。すなわち前後一対の遊転車輪12,13
は、車輪支持ブラケット17に対して車輪軸18を、前後方
向の長孔50とスライドベアリング51を介して取り付け
て、設定範囲L内で前後動自在に構成している。その際
に車輪軸18は、長孔50の後端に位置したとき旋回軸心16
Aの後方に位置し、長孔50の前端に位置したとき旋回軸
心16Aの前方に位置するよう、その設定範囲Lを決定し
ている。
づいて説明する。すなわち前後一対の遊転車輪12,13
は、車輪支持ブラケット17に対して車輪軸18を、前後方
向の長孔50とスライドベアリング51を介して取り付け
て、設定範囲L内で前後動自在に構成している。その際
に車輪軸18は、長孔50の後端に位置したとき旋回軸心16
Aの後方に位置し、長孔50の前端に位置したとき旋回軸
心16Aの前方に位置するよう、その設定範囲Lを決定し
ている。
【0025】この別の実施例によると、自走台車10が前
進走行しているときに遊転車輪12,13は、図6、図7の
実線で示すように車輪軸18が長孔50の後端で旋回軸心16
Aの後方に位置し、以て設定角度Θ内で旋回しながら前
進走行に追従することになる。また自走台車10を後進走
行させたとき、遊転車輪12,13は、図6、図7の仮想線
で示すように車輪軸18が長孔50の前端で旋回軸心16Aの
前方に位置し、以て設定角度Θ内で旋回しながら後進走
行に追従することになる。
進走行しているときに遊転車輪12,13は、図6、図7の
実線で示すように車輪軸18が長孔50の後端で旋回軸心16
Aの後方に位置し、以て設定角度Θ内で旋回しながら前
進走行に追従することになる。また自走台車10を後進走
行させたとき、遊転車輪12,13は、図6、図7の仮想線
で示すように車輪軸18が長孔50の前端で旋回軸心16Aの
前方に位置し、以て設定角度Θ内で旋回しながら後進走
行に追従することになる。
【0026】上記の各実施例では、カーブ経路部40bの
外側に位置した走行レール4B上で駆動車輪22を支持す
る形式を示したが、これは内側に位置した走行レール4
A上で支持する形式、すなわち一方と他方とを入れ替え
た形式であってもよい。
外側に位置した走行レール4B上で駆動車輪22を支持す
る形式を示したが、これは内側に位置した走行レール4
A上で支持する形式、すなわち一方と他方とを入れ替え
た形式であってもよい。
【0027】
【発明の効果】上記構成の本第1発明によると、リフト
構造をなくすることができるとともに、駆動車輪などの
旋回構造をなくすることができ、機構を簡素化できる。
しかも遊転車輪の旋回用のスペースは狭くでき、全体と
して小形化や低コスト化を促進できる。さらに遊転車輪
の旋回は、不測にして大きく旋回することなく行うこと
ができ、走行レール上をこするような事態を回避でき
る。
構造をなくすることができるとともに、駆動車輪などの
旋回構造をなくすることができ、機構を簡素化できる。
しかも遊転車輪の旋回用のスペースは狭くでき、全体と
して小形化や低コスト化を促進できる。さらに遊転車輪
の旋回は、不測にして大きく旋回することなく行うこと
ができ、走行レール上をこするような事態を回避でき
る。
【0028】そして上記構成の本第2発明によると、簡
単な構造の付加により、遊転車輪の旋回量の規制を確実
に行うことができる。さらに上記構成の本第3発明によ
ると、自走台車を持ち上げたり揺動させたりすることな
く、すなわち切り替え作業を行うことなく、自走台車の
前進走行と後進走行とを行うことができる。
単な構造の付加により、遊転車輪の旋回量の規制を確実
に行うことができる。さらに上記構成の本第3発明によ
ると、自走台車を持ち上げたり揺動させたりすることな
く、すなわち切り替え作業を行うことなく、自走台車の
前進走行と後進走行とを行うことができる。
【図1】本発明の一実施例を示し、自走台車装置の一部
切欠き平面図である。
切欠き平面図である。
【図2】同自走台車装置の一部切欠き側面図である。
【図3】同自走台車装置の縦断背面図である。
【図4】同自走台車装置の遊転車輪部の平面図である。
【図5】同自走台車装置の走行状態の概略平面図であ
る。
る。
【図6】本発明の別の実施例を示し、自走台車装置の遊
転車輪部の縦断側面図である。
転車輪部の縦断側面図である。
【図7】同自走台車装置の遊転車輪部の一部切り欠き平
面図である。
面図である。
3 支持レール 4A 走行レール 4B 走行レール 7 ガイドレール 10 自走台車 11 本体 12 遊転車輪 13 遊転車輪 14 ベース体 15 軸受け 16 縦軸 16A 旋回軸心 17 車輪支持ブラケット 18 車輪軸 19 縦ピン 20 旋回規制部 22 駆動車輪 24 走行駆動装置 30 ガイド装置 33 ガイドローラ 40 一定経路 40a 直線経路部 40b カーブ経路部 50 長孔 51 スライドベアリング Θ 設定角度 L 設定範囲
Claims (3)
- 【請求項1】 左右一対の走行レールと、これら走行レ
ール間に位置したガイドレールとを配設し、自走台車の
一側部に、一方の走行レールに支持される遊転車輪を設
けるとともに、自走台車の他側部に、この自走台車側に
設けた走行駆動装置に連動しかつ他方の走行レールに支
持される駆動車輪を設け、自走台車の左右方向の中央部
に、前記ガイドレールに案内されるガイド装置を設け
て、自走台車を一定経路上で走行自在とし、前記遊転車
輪を設定角度内で旋回自在に構成したことを特徴とする
自走台車装置。 - 【請求項2】 遊転車輪は、自走台車側に縦軸を介して
旋回自在なキャスター形式からなり、車輪支持ブラケッ
トから縦ピンを立設するとともに、この縦ピンが嵌入し
かつ旋回方向に設定長さを有する旋回規制部を自走台車
側に設けたことを特徴とする請求項1記載の自走台車装
置。 - 【請求項3】 車輪支持ブラケットに対して車輪軸を、
設定範囲内で前後動自在に構成したことを特徴とする請
求項1または2記載の自走台車装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17094A JPH07196033A (ja) | 1994-01-06 | 1994-01-06 | 自走台車装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17094A JPH07196033A (ja) | 1994-01-06 | 1994-01-06 | 自走台車装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07196033A true JPH07196033A (ja) | 1995-08-01 |
Family
ID=11466553
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP17094A Pending JPH07196033A (ja) | 1994-01-06 | 1994-01-06 | 自走台車装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07196033A (ja) |
-
1994
- 1994-01-06 JP JP17094A patent/JPH07196033A/ja active Pending
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