JPH0718790Y2 - タフティング機のニ−ドル - Google Patents
タフティング機のニ−ドルInfo
- Publication number
- JPH0718790Y2 JPH0718790Y2 JP1988165253U JP16525388U JPH0718790Y2 JP H0718790 Y2 JPH0718790 Y2 JP H0718790Y2 JP 1988165253 U JP1988165253 U JP 1988165253U JP 16525388 U JP16525388 U JP 16525388U JP H0718790 Y2 JPH0718790 Y2 JP H0718790Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- needle
- tufting machine
- scarf
- insertion hole
- side edge
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Classifications
-
- D—TEXTILES; PAPER
- D05—SEWING; EMBROIDERING; TUFTING
- D05C—EMBROIDERING; TUFTING
- D05C15/00—Making pile fabrics or articles having similar surface features by inserting loops into a base material
- D05C15/04—Tufting
- D05C15/08—Tufting machines
- D05C15/16—Arrangements or devices for manipulating threads
- D05C15/20—Arrangements or devices, e.g. needles, for inserting loops; Driving mechanisms therefor
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Chemical & Material Sciences (AREA)
- Materials Engineering (AREA)
- Textile Engineering (AREA)
- Automatic Embroidering For Embroidered Or Tufted Products (AREA)
- Sewing Machines And Sewing (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、タフテッドカーペットを製造するタフティ
ング機のニードルに関する。
ング機のニードルに関する。
タフティング機は、第5図に示すように、水平方向に進
行する基布41に、垂直方向に上下運動するニードル42に
よってパイル糸43が基布下面に植込まれ、植込まれたパ
イル糸は進入するルーパー44の細い先端部に引掛けられ
て順次ループ45が作成される。
行する基布41に、垂直方向に上下運動するニードル42に
よってパイル糸43が基布下面に植込まれ、植込まれたパ
イル糸は進入するルーパー44の細い先端部に引掛けられ
て順次ループ45が作成される。
従来のニードルは、第6図及び第9図に示すように、下
端に針先46があり、前後運動するルーパー44の先端を進
入しやすくするため偏平体に形成しかつ片方の側縁のコ
ーナを切欠いて斜面、即ちスカーフ47を形成し、針先か
ら少し上部に平面長円形状の糸挿通孔48を設けている。
この糸挿通孔48は、縦長でニードル本体の軸心線49上に
その長円形の長径が一致するように形成されている。
端に針先46があり、前後運動するルーパー44の先端を進
入しやすくするため偏平体に形成しかつ片方の側縁のコ
ーナを切欠いて斜面、即ちスカーフ47を形成し、針先か
ら少し上部に平面長円形状の糸挿通孔48を設けている。
この糸挿通孔48は、縦長でニードル本体の軸心線49上に
その長円形の長径が一致するように形成されている。
そして、ルーパー44は、ニードルが下降して基布下方に
突入したパイル糸を引掛けてループを作成する役目をす
る。
突入したパイル糸を引掛けてループを作成する役目をす
る。
タフティング機は、第7図に示すように、例えば複数色
のパイル糸イ・ロ・ハを使って柄物カーペットを製造す
る際には、適宜柄に合せてニードルを左右に横移動(第
7図矢印方向A参照)させなければならない。
のパイル糸イ・ロ・ハを使って柄物カーペットを製造す
る際には、適宜柄に合せてニードルを左右に横移動(第
7図矢印方向A参照)させなければならない。
ところが、この従来のニードルにおいては、大柄模様を
製造しようとする場合に、ニードルを例えば5ステッチ
程度一気に横移動させると、第8図及び第9図に示すよ
うに、パイル糸43は引張られて糸挿通孔48の上端からか
なり傾斜し、ルーパー44の先端部が進入できるスカーフ
47のパイル糸43に対する長さa、即ち有効なパイル糸の
捕捉エリアが小さくなり、ルーパーの先端が糸をとらえ
にくく、糸切れやミスフックが発生しやすく、後のカー
ペットの補修工程にかなり手間取る等の問題点があっ
た。
製造しようとする場合に、ニードルを例えば5ステッチ
程度一気に横移動させると、第8図及び第9図に示すよ
うに、パイル糸43は引張られて糸挿通孔48の上端からか
なり傾斜し、ルーパー44の先端部が進入できるスカーフ
47のパイル糸43に対する長さa、即ち有効なパイル糸の
捕捉エリアが小さくなり、ルーパーの先端が糸をとらえ
にくく、糸切れやミスフックが発生しやすく、後のカー
ペットの補修工程にかなり手間取る等の問題点があっ
た。
このため従来のニードルでは豪華な大柄模様の製造が困
難であった。
難であった。
この考案は、従来品の有する上記のような問題点を鑑み
てなされたものであり、その目的は、例えば、5ステッ
チ程度一気に横移動させても糸切れやミスフックが発生
しないようにしたタフティング機のニードルを提供する
ことである。
てなされたものであり、その目的は、例えば、5ステッ
チ程度一気に横移動させても糸切れやミスフックが発生
しないようにしたタフティング機のニードルを提供する
ことである。
上記目的を達成するために、この考案におけるタフティ
ング機のニードルは、針先の上部に所要角度に傾斜した
糸挿通孔を設け、この挿通孔の上端をスカーフのある側
縁の反対側の縁側に近接せしめたのである。
ング機のニードルは、針先の上部に所要角度に傾斜した
糸挿通孔を設け、この挿通孔の上端をスカーフのある側
縁の反対側の縁側に近接せしめたのである。
この様に構成されたタフティング機のニードルは、例え
ば5ステッチ程度大きく一気に横移動しても、引張られ
た糸が挿通孔の上端に移動していくため、ニードル本体
軸心線よりも寸法bだけスカーフの反対側に位置し(第
3図参照)、この点から糸が屈曲するため、スカーフに
対して従来品よりかなり長い糸の捕捉エリアcを有し、
ルーパー先端が糸をとらえ易くなり、糸切れやミスフッ
クを解消できる。
ば5ステッチ程度大きく一気に横移動しても、引張られ
た糸が挿通孔の上端に移動していくため、ニードル本体
軸心線よりも寸法bだけスカーフの反対側に位置し(第
3図参照)、この点から糸が屈曲するため、スカーフに
対して従来品よりかなり長い糸の捕捉エリアcを有し、
ルーパー先端が糸をとらえ易くなり、糸切れやミスフッ
クを解消できる。
第1図〜第4図は、この考案の実施例を示し、このタフ
ティング機のニードルは、下端中央に針先1を備え下半
部片面に平らな切除面2を設けて偏平体に形成され、こ
の下半部の一方の側縁のコーナを切欠いてスカーフ3が
形成され、ルーパーの進入が滑らかに行なわれるように
なっている。
ティング機のニードルは、下端中央に針先1を備え下半
部片面に平らな切除面2を設けて偏平体に形成され、こ
の下半部の一方の側縁のコーナを切欠いてスカーフ3が
形成され、ルーパーの進入が滑らかに行なわれるように
なっている。
前記針先1と切除面2の下端との間に傾斜角度αが50〜
60度の平行四辺形状の糸挿通孔4が設けられ、この挿通
孔はスカーフ3のある側縁側に下端が位置し、上端はス
カーフ3の反対側の側縁に近接して位置している。
60度の平行四辺形状の糸挿通孔4が設けられ、この挿通
孔はスカーフ3のある側縁側に下端が位置し、上端はス
カーフ3の反対側の側縁に近接して位置している。
この糸挿通孔4は、四コーナ7が丸い平行四辺形状で対
向する縦方向の短辺5はニードル本体の軸心線6に並行
しており、孔周縁は滑らかに仕上げられている。また、
第2図に示すように、断面から見ると孔は切除面2の面
に向けて多少上向きに角度βだけ傾斜しており、糸への
ルーパー先端の係合度合を高めミスフックが出ないよう
に形成されている。
向する縦方向の短辺5はニードル本体の軸心線6に並行
しており、孔周縁は滑らかに仕上げられている。また、
第2図に示すように、断面から見ると孔は切除面2の面
に向けて多少上向きに角度βだけ傾斜しており、糸への
ルーパー先端の係合度合を高めミスフックが出ないよう
に形成されている。
このタフティング機のニードルを使用する場合、例えば
5ステッチ程度一気に横移動し基布に突入させると、第
3図及び第4図に示すように、パイル糸43は糸挿通孔4
の上端、即ち軸心線より最も片寄った位置にあるため、
ニードル本体の軸心線6より寸法bだけ片寄った点を起
点にスカーフ3方向に傾斜し、ニードル先端部の有効な
糸の捕捉エリアcが従来品より長くなるので、進入して
くるルーパー先端が糸をとらえやすく糸の引掛けが容易
となる。
5ステッチ程度一気に横移動し基布に突入させると、第
3図及び第4図に示すように、パイル糸43は糸挿通孔4
の上端、即ち軸心線より最も片寄った位置にあるため、
ニードル本体の軸心線6より寸法bだけ片寄った点を起
点にスカーフ3方向に傾斜し、ニードル先端部の有効な
糸の捕捉エリアcが従来品より長くなるので、進入して
くるルーパー先端が糸をとらえやすく糸の引掛けが容易
となる。
この考案によれば、以上のように、ニードルの糸挿通孔
を傾斜させ、この挿通孔の上端をスカーフのある側縁と
反対側の側縁に近接させたので、ニードルを横移動させ
たときの糸に対する有効な捕捉エリアが大きくなり、パ
イル糸をとらえやすく、従来にない大柄模様で豪華なカ
ーペットの製造が可能であり、糸切れやミスフックが減
少するため、生産性の向上と品質向上が期待でき、更に
補修作業が少なくなるのでコストダウンにつながる等の
効果がある。
を傾斜させ、この挿通孔の上端をスカーフのある側縁と
反対側の側縁に近接させたので、ニードルを横移動させ
たときの糸に対する有効な捕捉エリアが大きくなり、パ
イル糸をとらえやすく、従来にない大柄模様で豪華なカ
ーペットの製造が可能であり、糸切れやミスフックが減
少するため、生産性の向上と品質向上が期待でき、更に
補修作業が少なくなるのでコストダウンにつながる等の
効果がある。
第1図及び第2図は、この考案のニードルの一例を示す
要部平面図及び同上の要部断面図、第3図及び第4図は
同上の使用状態を示す平面図及び側面図である。 また、第5図はタフティング機におけるニードルの作用
説明図、第6図は従来例を示す平面図、第7図は同上に
よる柄カーペットの裏面図、第8図及び第9図は従来例
の使用状態を示す平面図及び側面図である。 1、46……針先、3、47……スカーフ、4、48……糸挿
通孔、43……パイル糸、44……ルーパー。
要部平面図及び同上の要部断面図、第3図及び第4図は
同上の使用状態を示す平面図及び側面図である。 また、第5図はタフティング機におけるニードルの作用
説明図、第6図は従来例を示す平面図、第7図は同上に
よる柄カーペットの裏面図、第8図及び第9図は従来例
の使用状態を示す平面図及び側面図である。 1、46……針先、3、47……スカーフ、4、48……糸挿
通孔、43……パイル糸、44……ルーパー。
Claims (1)
- 【請求項1】下端に針先があり、下半部が偏平体でかつ
この下半部の一方の側縁のコーナを切欠いてスカーフを
形成したタフティング機のニードルにおいて、前記針先
の上部に所要角度に傾斜した糸挿通孔を設け、この孔の
上端を前記スカーフのある側縁と反対側の側縁に近接せ
しめたことを特徴とするタフティング機のニードル。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988165253U JPH0718790Y2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | タフティング機のニ−ドル |
US07/447,827 US5046438A (en) | 1988-12-20 | 1989-12-08 | Needle for use in tufting machine |
DE8989123039T DE68906368T2 (de) | 1988-12-20 | 1989-12-13 | Nadel fuer eine tuftingmaschine. |
CA002005456A CA2005456C (en) | 1988-12-20 | 1989-12-13 | Needle for use in tufting machine |
EP89123039A EP0374717B1 (en) | 1988-12-20 | 1989-12-13 | Needle for use in tufting machine |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1988165253U JPH0718790Y2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | タフティング機のニ−ドル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0287093U JPH0287093U (ja) | 1990-07-10 |
JPH0718790Y2 true JPH0718790Y2 (ja) | 1995-05-01 |
Family
ID=15808799
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1988165253U Expired - Lifetime JPH0718790Y2 (ja) | 1988-12-20 | 1988-12-20 | タフティング機のニ−ドル |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5046438A (ja) |
EP (1) | EP0374717B1 (ja) |
JP (1) | JPH0718790Y2 (ja) |
CA (1) | CA2005456C (ja) |
DE (1) | DE68906368T2 (ja) |
Families Citing this family (6)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE9106591U1 (de) * | 1991-05-29 | 1991-07-11 | Singer Spezialnadelfabrik GmbH, 5102 Würselen | Nähmaschinennadel |
DE4333545C1 (de) * | 1993-10-01 | 1995-02-23 | Clemens Moll | Atraumatische Nadel für chirurgische Nähmaschinen |
US6832568B2 (en) * | 2003-01-31 | 2004-12-21 | Spencer Wright Industries, Inc. | Tufting machine needle |
DE202004004401U1 (de) * | 2004-03-20 | 2004-05-19 | Groz-Beckert Kg | Geprägte Tuftingnadel |
WO2013082671A1 (en) * | 2011-12-07 | 2013-06-13 | Research Medical Pty Ltd | Surgical trocar |
EP2662201A1 (en) * | 2012-05-08 | 2013-11-13 | Groep Stevens International | Composite sandwich structure |
Family Cites Families (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE270102C (ja) * | ||||
US3469548A (en) * | 1967-06-01 | 1969-09-30 | Singer Co | Needle for sewing or the like |
JPS4714134U (ja) * | 1971-03-16 | 1972-10-19 | ||
US3929082A (en) * | 1975-04-16 | 1975-12-30 | Singer Co | Needles for tufting or the like |
DE8121878U1 (de) * | 1981-07-25 | 1981-11-26 | Fa. Jos. Zimmermann, 5100 Aachen | "tuftingnadel fuer nadelmodule von tuftingmaschinen" |
DE8416029U1 (de) * | 1984-05-25 | 1984-08-30 | Fa. Jos. Zimmermann, 5100 Aachen | Tuftingnadel |
DE8632106U1 (de) * | 1986-11-29 | 1987-04-09 | Fa. Jos. Zimmermann, 5100 Aachen | Tuftingnadel |
-
1988
- 1988-12-20 JP JP1988165253U patent/JPH0718790Y2/ja not_active Expired - Lifetime
-
1989
- 1989-12-08 US US07/447,827 patent/US5046438A/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-13 CA CA002005456A patent/CA2005456C/en not_active Expired - Fee Related
- 1989-12-13 EP EP89123039A patent/EP0374717B1/en not_active Expired - Lifetime
- 1989-12-13 DE DE8989123039T patent/DE68906368T2/de not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0287093U (ja) | 1990-07-10 |
EP0374717B1 (en) | 1993-05-05 |
EP0374717A2 (en) | 1990-06-27 |
US5046438A (en) | 1991-09-10 |
CA2005456C (en) | 1999-08-24 |
CA2005456A1 (en) | 1990-06-20 |
DE68906368T2 (de) | 1993-08-12 |
DE68906368D1 (de) | 1993-06-09 |
EP0374717A3 (en) | 1990-10-24 |
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