JPH07185402A - 液剤噴射ノズル - Google Patents
液剤噴射ノズルInfo
- Publication number
- JPH07185402A JPH07185402A JP34874293A JP34874293A JPH07185402A JP H07185402 A JPH07185402 A JP H07185402A JP 34874293 A JP34874293 A JP 34874293A JP 34874293 A JP34874293 A JP 34874293A JP H07185402 A JPH07185402 A JP H07185402A
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- JP
- Japan
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- cylinder
- nozzle
- piston
- liquid agent
- component
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 減圧弁を内蔵した液剤噴射ノズルの構成を、
製造工程並びに部品管理を簡略化し得るように改良す
る。 【構成】 加圧用噴射剤と共に容器内に封入された液剤
を噴射するべく、前記容器に設けられた押し下げると開
くバルブ付きの吐出口2に取り付けられる液剤噴射ノズ
ル1の構成を、容器内の流体圧が加わると一方へ移動す
るピストン部材5と、ピストン部材を他方へ付勢するば
ね手段9と、ピストン部材の一方への移動によって閉じ
られる位置に開口する流体通路12を備え、ピストン部
材及びばね手段を内部に受容するシリンダ部材4と、シ
リンダ部材の開口を塞ぐノズル部材6と、シリンダ部材
を受容する受容部10、吐出口に対する取付部3a、及
び流体通路と吐出口との間を連通させる通路孔11を備
えた押釦3とを有するものとする。
製造工程並びに部品管理を簡略化し得るように改良す
る。 【構成】 加圧用噴射剤と共に容器内に封入された液剤
を噴射するべく、前記容器に設けられた押し下げると開
くバルブ付きの吐出口2に取り付けられる液剤噴射ノズ
ル1の構成を、容器内の流体圧が加わると一方へ移動す
るピストン部材5と、ピストン部材を他方へ付勢するば
ね手段9と、ピストン部材の一方への移動によって閉じ
られる位置に開口する流体通路12を備え、ピストン部
材及びばね手段を内部に受容するシリンダ部材4と、シ
リンダ部材の開口を塞ぐノズル部材6と、シリンダ部材
を受容する受容部10、吐出口に対する取付部3a、及
び流体通路と吐出口との間を連通させる通路孔11を備
えた押釦3とを有するものとする。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、容器内に加圧封入され
た塗料や殺虫剤などの液剤を噴霧する液剤噴射ノズルに
関するものである。
た塗料や殺虫剤などの液剤を噴霧する液剤噴射ノズルに
関するものである。
【0002】
【従来の技術】塗料、殺虫剤、その他の液剤を加圧用噴
射剤と共に缶内に封入し、噴射剤がもたらす圧力を利用
して缶内の液剤をスプレーノズルから噴霧するようにし
たスプレー缶が普及している。このようなスプレー缶に
あっては、噴射圧を発生させるための噴射剤として、従
来、フロンやLPGなどの液化ガスが用いられていた
が、近年、環境汚染防止の見地から、無害な噴射剤に代
替しようとする機運が高まりつつある。
射剤と共に缶内に封入し、噴射剤がもたらす圧力を利用
して缶内の液剤をスプレーノズルから噴霧するようにし
たスプレー缶が普及している。このようなスプレー缶に
あっては、噴射圧を発生させるための噴射剤として、従
来、フロンやLPGなどの液化ガスが用いられていた
が、近年、環境汚染防止の見地から、無害な噴射剤に代
替しようとする機運が高まりつつある。
【0003】さて、無害な噴射剤としては、空気を利用
することが理想的であるが、空気は、通常のスプレー缶
に液化封入することは実質的に不可能なため、圧縮して
封入せざるを得ない。
することが理想的であるが、空気は、通常のスプレー缶
に液化封入することは実質的に不可能なため、圧縮して
封入せざるを得ない。
【0004】しかしながら、圧縮空気による加圧は、フ
ロンやLPGなどのような液化ガスが発生する比較的安
定した蒸発圧とは異なり、缶内の液剤を消費するに従っ
て残圧が低下するため、噴射液剤の微粒化のみを考慮し
た従来のノズル形式であると、使用時間の経過と共に噴
射量が減少するといった不都合を伴う。また、よしんば
無害な液化ガスが開発されたとしても、現行のノズルの
場合、気温の変化による蒸発圧変化には対応し得ないた
め、特に低温下に於ける安定噴霧を確保することが困難
である。
ロンやLPGなどのような液化ガスが発生する比較的安
定した蒸発圧とは異なり、缶内の液剤を消費するに従っ
て残圧が低下するため、噴射液剤の微粒化のみを考慮し
た従来のノズル形式であると、使用時間の経過と共に噴
射量が減少するといった不都合を伴う。また、よしんば
無害な液化ガスが開発されたとしても、現行のノズルの
場合、気温の変化による蒸発圧変化には対応し得ないた
め、特に低温下に於ける安定噴霧を確保することが困難
である。
【0005】このような問題に対処するために、例え
ば、液圧作動するアクチュエータの動力源としての油圧
発生装置に用いられるような、液圧とばね力との吊り合
いに応じて移動する弁体にて流路を開閉する減圧弁の構
造を適用することが考えられる(特表平5−50012
8号公報参照)。
ば、液圧作動するアクチュエータの動力源としての油圧
発生装置に用いられるような、液圧とばね力との吊り合
いに応じて移動する弁体にて流路を開閉する減圧弁の構
造を適用することが考えられる(特表平5−50012
8号公報参照)。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】しかるに、減圧弁の構
造をノズルに適用すると、構造の複雑化が避けられない
ため、どうしても部品点数が増大する。従って、一つの
工程で連続的にノズルを組み立てようとすると、部品管
理が繁雑になる上、組み立てに要する工数も増えるの
で、時間的なロスが大きくなる。特に、機能部品である
減圧弁部分を意匠部品である押釦部分に直接的に組み込
むように構成された従来形式のノズルであると、例え
ば、減圧弁部分の仕様は共通だが、仕向け先や対象商品
に応じて押釦の意匠を変えたい場合にも、全ての部品を
順次組み込まなければならないために製造工数を低減で
きない。
造をノズルに適用すると、構造の複雑化が避けられない
ため、どうしても部品点数が増大する。従って、一つの
工程で連続的にノズルを組み立てようとすると、部品管
理が繁雑になる上、組み立てに要する工数も増えるの
で、時間的なロスが大きくなる。特に、機能部品である
減圧弁部分を意匠部品である押釦部分に直接的に組み込
むように構成された従来形式のノズルであると、例え
ば、減圧弁部分の仕様は共通だが、仕向け先や対象商品
に応じて押釦の意匠を変えたい場合にも、全ての部品を
順次組み込まなければならないために製造工数を低減で
きない。
【0007】本発明は、このような従来技術の不都合を
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
減圧弁を内蔵した液剤噴射ノズルの構成を、製造工程並
びに部品管理を簡略化し得るように改良するところにあ
る。
解消するべく案出されたものであり、その主な目的は、
減圧弁を内蔵した液剤噴射ノズルの構成を、製造工程並
びに部品管理を簡略化し得るように改良するところにあ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】このような目的は、本発
明によれば、加圧用噴射剤と共に容器内に封入された液
剤を噴射するべく、前記容器に設けられた押し下げると
開くバルブ付きの吐出口に取り付けられる液剤噴射ノズ
ルの構成を、前記容器内の流体圧が加わると一方へ移動
するピストン部材と、該ピストン部材を他方へ付勢する
ばね手段と、前記ピストン部材の前記一方への移動によ
って閉じられる位置に開口する流体通路を備え、前記ピ
ストン部材及び前記ばね手段を内部に受容するシリンダ
部材と、該シリンダ部材の開口を塞ぐノズル部材と、前
記シリンダ部材を受容する受容部、前記吐出口に対する
取付部、及び前記流体通路と前記吐出口との間を連通さ
せる通路孔を備えた押釦とを有するものとすることによ
って達成される。
明によれば、加圧用噴射剤と共に容器内に封入された液
剤を噴射するべく、前記容器に設けられた押し下げると
開くバルブ付きの吐出口に取り付けられる液剤噴射ノズ
ルの構成を、前記容器内の流体圧が加わると一方へ移動
するピストン部材と、該ピストン部材を他方へ付勢する
ばね手段と、前記ピストン部材の前記一方への移動によ
って閉じられる位置に開口する流体通路を備え、前記ピ
ストン部材及び前記ばね手段を内部に受容するシリンダ
部材と、該シリンダ部材の開口を塞ぐノズル部材と、前
記シリンダ部材を受容する受容部、前記吐出口に対する
取付部、及び前記流体通路と前記吐出口との間を連通さ
せる通路孔を備えた押釦とを有するものとすることによ
って達成される。
【0009】
【作用】このような構成によれば、減圧弁部分を押釦部
分から独立したサブアセンブリとして構成し得るので、
組み立て工程が並列化できる上、部品管理を分化でき
る。しかも、減圧弁部分を標準化し得るので、押釦部の
意匠違いにも広く対応できる。
分から独立したサブアセンブリとして構成し得るので、
組み立て工程が並列化できる上、部品管理を分化でき
る。しかも、減圧弁部分を標準化し得るので、押釦部の
意匠違いにも広く対応できる。
【0010】
【実施例】以下に添付の図面に示された具体的な実施例
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
に基づいて本発明の構成を詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明に基づき構成されたスプレ
ーノズルの縦断面図であり、このスプレーノズル1は、
加圧用噴射剤(圧縮空気)と共に液剤を貯容した缶(図
示せず)に設けられたバルブ付き吐出パイプ2に取付け
て使用される。
ーノズルの縦断面図であり、このスプレーノズル1は、
加圧用噴射剤(圧縮空気)と共に液剤を貯容した缶(図
示せず)に設けられたバルブ付き吐出パイプ2に取付け
て使用される。
【0012】スプレーノズル1は、吐出パイプ2の先端
を緊密に受容するスリーブ3aが設けられたノズル釦3
と、吐出パイプ2の軸線に直交する向きにノズル釦3に
内設されたシリンダ4と、シリンダ4内に摺合したピス
トン5と、シリンダ4の開口端に圧入にて嵌着されたノ
ズル部材6と、ピストン5とノズル部材6との間に迷路
状の通路を形成するためのスペーサ7及びセパレータ8
と、ピストン5をノズル部材6側へ向けて弾発的に押圧
付勢するコイルばね9とからなっている。
を緊密に受容するスリーブ3aが設けられたノズル釦3
と、吐出パイプ2の軸線に直交する向きにノズル釦3に
内設されたシリンダ4と、シリンダ4内に摺合したピス
トン5と、シリンダ4の開口端に圧入にて嵌着されたノ
ズル部材6と、ピストン5とノズル部材6との間に迷路
状の通路を形成するためのスペーサ7及びセパレータ8
と、ピストン5をノズル部材6側へ向けて弾発的に押圧
付勢するコイルばね9とからなっている。
【0013】シリンダ4とピストン5とは、互いに補完
的形状をなす軸線方向について異径の外形輪郭が与えら
れており、コイルばね9に押圧されてスペーサ7に当接
する第1の位置(図1−A参照)と、スペーサ7から所
定寸法だけ離間した第2の位置(図1−B参照)との間
でのみ、ピストン5がシリンダ4内で所定の範囲を摺動
変位し得るようになっている。
的形状をなす軸線方向について異径の外形輪郭が与えら
れており、コイルばね9に押圧されてスペーサ7に当接
する第1の位置(図1−A参照)と、スペーサ7から所
定寸法だけ離間した第2の位置(図1−B参照)との間
でのみ、ピストン5がシリンダ4内で所定の範囲を摺動
変位し得るようになっている。
【0014】ところで、減圧弁の構造をスプレーノズル
1に適用しようとすると、構造の複雑化が避けられない
ため、どうしても部品点数が増大する。従って、一つの
工程で連続的にスプレーノズル1を組み立てようとする
と、部品管理が繁雑になる上、組み立てに要する工数も
増えるので、時間的なロスが大きくなる。そこで本発明
に於ては、ピストン5、ノズル部材6、スペーサ7、セ
パレータ8及びコイルばね9からなる減圧弁部分を、ノ
ズル釦3とは別体のシリンダ4内に一括受容してサブア
センブリ化するものとしている。そしてこのサブアセン
ブリを別工程で予め組み立てたものを、ノズル釦3に形
成されたシリンダ受容部10に圧入固着するものとして
いる。
1に適用しようとすると、構造の複雑化が避けられない
ため、どうしても部品点数が増大する。従って、一つの
工程で連続的にスプレーノズル1を組み立てようとする
と、部品管理が繁雑になる上、組み立てに要する工数も
増えるので、時間的なロスが大きくなる。そこで本発明
に於ては、ピストン5、ノズル部材6、スペーサ7、セ
パレータ8及びコイルばね9からなる減圧弁部分を、ノ
ズル釦3とは別体のシリンダ4内に一括受容してサブア
センブリ化するものとしている。そしてこのサブアセン
ブリを別工程で予め組み立てたものを、ノズル釦3に形
成されたシリンダ受容部10に圧入固着するものとして
いる。
【0015】ノズル釦3に形成されたシリンダ受容部1
0に於ける吐出パイプ2に整合する部分には、液剤が流
出する通路孔11が設けられている。そしてこの通路孔
11は、シリンダ4の小径部側の適所に形成された通路
孔12に対し、シリンダ受容部10の内周面とシリンダ
4の外周面との間に部分的に形成された隙間13を介し
て連通するようになっている。またシリンダ受容部10
及びシリンダ4の底部には、シリンダ4内に大気圧を導
入するためのブリーザ通路14が設けられている。ここ
でシリンダ受容部10に設けられた通路孔11とシリン
ダ4に設けられた通路孔12とは、軸線方向について互
いにオフセットしており、通路孔11と通路孔12との
間が、必ず隙間13を介して連通するようになってい
る。これにより、隙間13が、通路孔11と通路孔12
間のクッション的な役割を果たすので、シリンダ4をシ
リンダ受容部10に取り付ける際に特別に位置決めをし
なくても、組み付け位置の違いによって通路孔11と通
路孔12間の流動抵抗に差を生ぜずに済む。
0に於ける吐出パイプ2に整合する部分には、液剤が流
出する通路孔11が設けられている。そしてこの通路孔
11は、シリンダ4の小径部側の適所に形成された通路
孔12に対し、シリンダ受容部10の内周面とシリンダ
4の外周面との間に部分的に形成された隙間13を介し
て連通するようになっている。またシリンダ受容部10
及びシリンダ4の底部には、シリンダ4内に大気圧を導
入するためのブリーザ通路14が設けられている。ここ
でシリンダ受容部10に設けられた通路孔11とシリン
ダ4に設けられた通路孔12とは、軸線方向について互
いにオフセットしており、通路孔11と通路孔12との
間が、必ず隙間13を介して連通するようになってい
る。これにより、隙間13が、通路孔11と通路孔12
間のクッション的な役割を果たすので、シリンダ4をシ
リンダ受容部10に取り付ける際に特別に位置決めをし
なくても、組み付け位置の違いによって通路孔11と通
路孔12間の流動抵抗に差を生ぜずに済む。
【0016】ピストン5は、その大径部側の外周面の一
部が切除されており(図2参照)、この切除部15とシ
リンダ4の内周面との間の隙間16を介してピストン5
の大径部の前後が連通し得るようになっている。
部が切除されており(図2参照)、この切除部15とシ
リンダ4の内周面との間の隙間16を介してピストン5
の大径部の前後が連通し得るようになっている。
【0017】次に本発明によるスプレーノズル1の作動
要領について説明する。
要領について説明する。
【0018】先ず、外力が作用しない状態では、コイル
ばね9の弾発力によってピストン5がスペーサ7に押圧
された状態にある(図1−Aの状態)。この状態からノ
ズル釦3を押し下げると、吐出パイプ2が押し下げられ
て図示されていないバルブが開き、圧縮空気の加圧力に
よって缶内の液剤が吐出パイプ2の先端から押し出され
る。液剤は、シリンダ受容部の通路孔11、シリンダ受
容部の内周面とシリンダの外周面との間の隙間13、シ
リンダ小径部側の通路孔12、及びピストン大径部側の
切除部とシリンダの内周面との隙間16を経てピストン
5とスペーサ7との間に流入する。この時の液剤の圧力
がコイルばね9の弾発力と大気圧との和に打ち勝つと、
ピストン5が図1に於ける左方へ移動する。すると図1
−Bに示すように、ピストン5がスペーサ7から離間す
るので、この隙間と、スペーサ7及びセパレータ8に形
成された迷路状通路とを介して微粒化された液剤が、ノ
ズル部材6の中心孔から霧状に噴射される。
ばね9の弾発力によってピストン5がスペーサ7に押圧
された状態にある(図1−Aの状態)。この状態からノ
ズル釦3を押し下げると、吐出パイプ2が押し下げられ
て図示されていないバルブが開き、圧縮空気の加圧力に
よって缶内の液剤が吐出パイプ2の先端から押し出され
る。液剤は、シリンダ受容部の通路孔11、シリンダ受
容部の内周面とシリンダの外周面との間の隙間13、シ
リンダ小径部側の通路孔12、及びピストン大径部側の
切除部とシリンダの内周面との隙間16を経てピストン
5とスペーサ7との間に流入する。この時の液剤の圧力
がコイルばね9の弾発力と大気圧との和に打ち勝つと、
ピストン5が図1に於ける左方へ移動する。すると図1
−Bに示すように、ピストン5がスペーサ7から離間す
るので、この隙間と、スペーサ7及びセパレータ8に形
成された迷路状通路とを介して微粒化された液剤が、ノ
ズル部材6の中心孔から霧状に噴射される。
【0019】ピストン5に作用する液剤の圧力が所定値
を超えると、ピストン5が左方へ一杯に移動してシリン
ダの通路孔12が閉じられる。ここで液剤の噴霧は継続
しているので、通路孔12が閉じるとピストン5とスペ
ーサ7との間の圧力が低下する。するとコイルばね9の
ばね荷重と大気圧とで定まるピストン5の右方への作動
力が相対的に高くなり、ピストン5がスペーサ7側へと
押し出され、シリンダの通路孔12が再び開く。これに
より、ピストン5とスペーサ7との間に液剤が押し出さ
れ、その圧力によってピストン5が再び左方へと移動す
る。
を超えると、ピストン5が左方へ一杯に移動してシリン
ダの通路孔12が閉じられる。ここで液剤の噴霧は継続
しているので、通路孔12が閉じるとピストン5とスペ
ーサ7との間の圧力が低下する。するとコイルばね9の
ばね荷重と大気圧とで定まるピストン5の右方への作動
力が相対的に高くなり、ピストン5がスペーサ7側へと
押し出され、シリンダの通路孔12が再び開く。これに
より、ピストン5とスペーサ7との間に液剤が押し出さ
れ、その圧力によってピストン5が再び左方へと移動す
る。
【0020】以上の動作が、概ねピストン5の慣性抵抗
および摩擦抵抗で定まる周波数で繰り返されることによ
り、コイルばね9のばね荷重で定まる吐出圧に制限され
た状態での液剤噴霧が継続されることとなる。
および摩擦抵抗で定まる周波数で繰り返されることによ
り、コイルばね9のばね荷重で定まる吐出圧に制限され
た状態での液剤噴霧が継続されることとなる。
【0021】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ノ
ズルからの吐出圧が制限され、缶内に封入された加圧用
噴射剤の消費に伴う液剤の噴射量変動が抑制されるた
め、使用時間の経過と共に噴射量が減少するといった不
都合を生じないで済む。しかも減圧弁の機能を果たす各
部材をシリンダ内に一括収納することにより、ノズル釦
とは別体にてサブアセンブリ化し得るので、減圧弁部分
を標準化して実質的な部品管理の簡略化及び製造工数の
削減を実現できる。
ズルからの吐出圧が制限され、缶内に封入された加圧用
噴射剤の消費に伴う液剤の噴射量変動が抑制されるた
め、使用時間の経過と共に噴射量が減少するといった不
都合を生じないで済む。しかも減圧弁の機能を果たす各
部材をシリンダ内に一括収納することにより、ノズル釦
とは別体にてサブアセンブリ化し得るので、減圧弁部分
を標準化して実質的な部品管理の簡略化及び製造工数の
削減を実現できる。
【図1】本発明によるスプレーノズルの縦断面図。
【図2】図1(A)に於けるII−II線に沿う要部断面
図。
図。
1 スプレーノズル 2 吐出パイプ 3 ノズル釦 3a スリーブ 4 シリンダ 5 ピストン 6 ノズル部材 7 スペーサ 8 セパレータ 9 コイルばね 10 シリンダ受容部 11 通路孔(シリンダ受容部の) 12 通路孔(シリンダの) 13 隙間(シリンダ受容部の内周面とシリンダの外周
面との間の) 14 ブリーザ通路 15 切除部 16 隙間(切除部とシリンダの内周面との間の)
面との間の) 14 ブリーザ通路 15 切除部 16 隙間(切除部とシリンダの内周面との間の)
Claims (1)
- 【請求項1】 加圧用噴射剤と共に容器内に封入された
液剤を噴射するべく、前記容器に設けられた押し下げる
と開くバルブ付きの吐出口に取り付けられる液剤噴射ノ
ズルであって、 前記容器内の流体圧が加わると一方へ移動するピストン
部材と、 該ピストン部材を他方へ付勢するばね手段と、 前記ピストン部材の前記一方への移動によって閉じられ
る位置に開口する流体通路を備え、前記ピストン部材及
び前記ばね手段を内部に受容するシリンダ部材と、 該シリンダ部材の開口を塞ぐノズル部材と、 前記シリンダ部材を受容する受容部、前記吐出口に対す
る取付部、及び前記流体通路と前記吐出口との間を連通
させる通路孔を備えた押釦とを有することを特徴とする
液剤噴射ノズル。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34874293A JPH07185402A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 液剤噴射ノズル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34874293A JPH07185402A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 液剤噴射ノズル |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07185402A true JPH07185402A (ja) | 1995-07-25 |
Family
ID=18399066
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34874293A Pending JPH07185402A (ja) | 1993-12-27 | 1993-12-27 | 液剤噴射ノズル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07185402A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016165313A1 (zh) * | 2015-04-16 | 2016-10-20 | 无锡职业技术学院 | 多级减压及微小流量雾化喷嘴 |
-
1993
- 1993-12-27 JP JP34874293A patent/JPH07185402A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2016165313A1 (zh) * | 2015-04-16 | 2016-10-20 | 无锡职业技术学院 | 多级减压及微小流量雾化喷嘴 |
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