JPH07174148A - ころ軸受用のシールの製造方法、ころ軸受用のシール及びそのようなシールを設けたころ軸受 - Google Patents
ころ軸受用のシールの製造方法、ころ軸受用のシール及びそのようなシールを設けたころ軸受Info
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- JPH07174148A JPH07174148A JP6219279A JP21927994A JPH07174148A JP H07174148 A JPH07174148 A JP H07174148A JP 6219279 A JP6219279 A JP 6219279A JP 21927994 A JP21927994 A JP 21927994A JP H07174148 A JPH07174148 A JP H07174148A
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- F16C33/78—Sealings of ball or roller bearings with a diaphragm, disc, or ring, with or without resilient members
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- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
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- F16C19/02—Bearings with rolling contact, for exclusively rotary movement with bearing balls essentially of the same size in one or more circular rows
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 特に高温で用いられうるころ軸受のシール用
の重合体素材の数を増加させることにある。 【構成】 本発明は例えば球軸受のようなころ軸受用の
シールの製造方法に関する。本発明によるシールは例え
ばβ線照射のような照射の影響の下で実質的に架橋され
る熱可塑性重合体含有素材から形成される。これにより
本発明により製造されたシールは用いられる架橋されて
いない熱可塑性重合体の融点付近又は以上においてさえ
も使用されうる。本発明により、非常に多数の安価な重
合体素材がシールの製造に適切となり、架橋により潤滑
剤により引き起こされる膨張が顕著に減少されうる。
の重合体素材の数を増加させることにある。 【構成】 本発明は例えば球軸受のようなころ軸受用の
シールの製造方法に関する。本発明によるシールは例え
ばβ線照射のような照射の影響の下で実質的に架橋され
る熱可塑性重合体含有素材から形成される。これにより
本発明により製造されたシールは用いられる架橋されて
いない熱可塑性重合体の融点付近又は以上においてさえ
も使用されうる。本発明により、非常に多数の安価な重
合体素材がシールの製造に適切となり、架橋により潤滑
剤により引き起こされる膨張が顕著に減少されうる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は重合体含有素材から形成
され、該素材は次に架橋されるころ軸受用のシールを製
造する方法に関する。
され、該素材は次に架橋されるころ軸受用のシールを製
造する方法に関する。
【0002】
【従来の技術】その様な方法は従来技術で知られてい
る。例えば加硫により架橋された熱硬化性ゴム素材から
シールを製造することは知られている。
る。例えば加硫により架橋された熱硬化性ゴム素材から
シールを製造することは知られている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は特に高
温で用いられうる重合体素材の数を増加させることにあ
る。
温で用いられうる重合体素材の数を増加させることにあ
る。
【0004】
【課題を解決するための手段】この目的のため本発明の
方法は用いられる重合体含有素材は照射の影響下で架橋
される熱可塑性重合体含有素材であることを特徴とす
る。この架橋は物理的特性を変化させ、潤滑剤の影響下
で生じる膨張を強く減少させる。結果としてシールは簡
単で効果的な方法で製造され、熱可塑性重合体含有素材
から形成され、それによりシールが熱可塑性重合体の融
点付近又は以上でより良く適合されるように照射の影響
下での架橋は素材の特性に適合する。照射により架橋さ
れた熱可塑性重合体含有素材から形成されたシールは元
の熱可塑性重合体の融点付近又は以上でころ軸受内で用
いられる間にそれの形状を維持し、機械的な摩滅のみを
示す。
方法は用いられる重合体含有素材は照射の影響下で架橋
される熱可塑性重合体含有素材であることを特徴とす
る。この架橋は物理的特性を変化させ、潤滑剤の影響下
で生じる膨張を強く減少させる。結果としてシールは簡
単で効果的な方法で製造され、熱可塑性重合体含有素材
から形成され、それによりシールが熱可塑性重合体の融
点付近又は以上でより良く適合されるように照射の影響
下での架橋は素材の特性に適合する。照射により架橋さ
れた熱可塑性重合体含有素材から形成されたシールは元
の熱可塑性重合体の融点付近又は以上でころ軸受内で用
いられる間にそれの形状を維持し、機械的な摩滅のみを
示す。
【0005】本発明の好ましい実施例はイオン化照射を
用い特にβ線照射が良い。これは重合体素材の架橋を実
施するために効果的な方法である。形成前のシールの種
々の部分を異なる度合いで架橋することは照射の強度及
び/又は持続時間を適合することにより有利に実施しう
る。形成前のシールの異なる部分を異なる度合いに架橋
することにより、剛性のようなそれらの特性は特定の部
分の機能に適合される。密閉する弾正部分及び形状保持
部分を有するシールを製造する場合、架橋によりそれぞ
れの部分間の高い付着力が促進される。
用い特にβ線照射が良い。これは重合体素材の架橋を実
施するために効果的な方法である。形成前のシールの種
々の部分を異なる度合いで架橋することは照射の強度及
び/又は持続時間を適合することにより有利に実施しう
る。形成前のシールの異なる部分を異なる度合いに架橋
することにより、剛性のようなそれらの特性は特定の部
分の機能に適合される。密閉する弾正部分及び形状保持
部分を有するシールを製造する場合、架橋によりそれぞ
れの部分間の高い付着力が促進される。
【0006】シールを射出成形により製造することが可
能である。これにより本発明によるシールは経済的に製
造されうる。有利な実施例では本発明は射出成形が単一
段階で実施されることを特徴とする。本発明によるシー
ルはシールの密閉する弾性部分と形状保持部分との間の
非常に良い結合を達成する単一段階射出成形により製造
しうる。
能である。これにより本発明によるシールは経済的に製
造されうる。有利な実施例では本発明は射出成形が単一
段階で実施されることを特徴とする。本発明によるシー
ルはシールの密閉する弾性部分と形状保持部分との間の
非常に良い結合を達成する単一段階射出成形により製造
しうる。
【0007】本発明による方法の1つの好ましい実施例
は同じ重合体含有素材が密閉する弾性部分と形状保持部
分とを有するシールに対して用いられることを特徴とす
る。これはシールの密閉する弾性部分と形状保持部分と
の間の最適な結合に貢献する。他の非常に有利な実施例
によれば形状保持部分は保持器又は保持器部分により同
時に形成される。その様な実施例はシールで形成された
ころ軸受のより簡単な組み立てに貢献する。更にまたよ
り少ない摩滅により操作寿命はより長く、密閉性はより
良くなる。
は同じ重合体含有素材が密閉する弾性部分と形状保持部
分とを有するシールに対して用いられることを特徴とす
る。これはシールの密閉する弾性部分と形状保持部分と
の間の最適な結合に貢献する。他の非常に有利な実施例
によれば形状保持部分は保持器又は保持器部分により同
時に形成される。その様な実施例はシールで形成された
ころ軸受のより簡単な組み立てに貢献する。更にまたよ
り少ない摩滅により操作寿命はより長く、密閉性はより
良くなる。
【0008】本発明の他の実施例は添加物、特に繊維が
重合体含有素材で用いられることを特徴とする。添加物
をもちいることによりシールの特性は、特にそれらの異
なる部分でその機能的要求に適合される。繊維は好まし
くはガラス繊維又は炭素繊維である。
重合体含有素材で用いられることを特徴とする。添加物
をもちいることによりシールの特性は、特にそれらの異
なる部分でその機能的要求に適合される。繊維は好まし
くはガラス繊維又は炭素繊維である。
【0009】これにより特にシールの形状保持部分が増
強される。他の実施例は添加物は可塑剤及び/又はエラ
ストマー素材であることを特徴とする。これにより特に
シールの密閉エラストマー部分に所望のエラストマー特
性を付与しうる。架橋が困難な重合体を用いる場合その
様な添加物はまた架橋を促進しうる。
強される。他の実施例は添加物は可塑剤及び/又はエラ
ストマー素材であることを特徴とする。これにより特に
シールの密閉エラストマー部分に所望のエラストマー特
性を付与しうる。架橋が困難な重合体を用いる場合その
様な添加物はまた架橋を促進しうる。
【0010】
【実施例】以下に本発明の実施例の例を示す図を参照し
て本発明を詳細に説明する。図1にころ軸受用のシール
を示し、その中で符号1により潤滑剤がころ軸受から漏
れるのを防止する密閉する弾性部分を示す。シールは更
に形状保持部分2からなる。形状保持部分2の剛性によ
り弾性部分1は効果的にそれの密閉機能を発揮する。
て本発明を詳細に説明する。図1にころ軸受用のシール
を示し、その中で符号1により潤滑剤がころ軸受から漏
れるのを防止する密閉する弾性部分を示す。シールは更
に形状保持部分2からなる。形状保持部分2の剛性によ
り弾性部分1は効果的にそれの密閉機能を発揮する。
【0011】図2に示す従来技術によるシールの断面図
で、弾性部分1はエラストマーであり、形状保持部分2
は挿入された金属片である。熱可塑性エラストマーを用
いた場合に欠点はこれにより2つの部分間の結合の弱さ
である。またシールは2つの部分からなるので、それの
製造はより困難である。本発明によれば、ころ軸受用の
シールは照射により熱可塑性重合体含有素材を架橋する
ことにより製造しうる。そのような熱可塑性エラストマ
ーの例はポリプロピレン、ポリエチレン、等々であり、
これらのポリマーはまた安価である。それらはころ軸受
用の異なるシール部分の機能に依存して種々の度合いに
架橋されうる。架橋の度合いが大きいほど剛性は大き
い。異なるシール部分を異なる度合いに架橋するため
に、照射の強度は調節されうる。これを図3に矢印で示
す。ここで強度I0 は強度I1 より低い。照射の強度を
調節する代わりに密閉機能を有する部分に対する照射の
持続時間を形状保持部分に対する照射の持続時間に比べ
て短縮しうる。当然なことに照射強度の調整と照射時間
の長さとの組み合わせはまた可能である。可塑剤又はエ
ラストマーにより供しうる重合体含有素材の弾性的特性
は少なくともある程度まで維持され、一方高度の架橋に
より形状保持部分2は密閉する弾性的部分1よりもより
硬い。このようにして図4に示す本発明によるシールが
形成される。シールを射出成形する場合、ここで密閉す
る部分1及び形状保持部分2は別の段階で形成され、該
部分は異なる素材からなるが、密閉する弾性的部分1は
形状保持部分2に強く結合される。素材の特性は繊維の
ような添加物を用いることにより更に適合されうる。こ
れにより部分1と2間の結合と同様に形状保持部分2の
硬さも増加されうる。繊維はとりわけガラス繊維又は炭
素繊維が好ましい。例えばポリアミドのようにポリマー
を架橋に用いるのが困難な場合、架橋しうる添加物の使
用が望ましい。その様な添加物の例は例えばポリエチレ
ンのような架橋できるポリマーである。
で、弾性部分1はエラストマーであり、形状保持部分2
は挿入された金属片である。熱可塑性エラストマーを用
いた場合に欠点はこれにより2つの部分間の結合の弱さ
である。またシールは2つの部分からなるので、それの
製造はより困難である。本発明によれば、ころ軸受用の
シールは照射により熱可塑性重合体含有素材を架橋する
ことにより製造しうる。そのような熱可塑性エラストマ
ーの例はポリプロピレン、ポリエチレン、等々であり、
これらのポリマーはまた安価である。それらはころ軸受
用の異なるシール部分の機能に依存して種々の度合いに
架橋されうる。架橋の度合いが大きいほど剛性は大き
い。異なるシール部分を異なる度合いに架橋するため
に、照射の強度は調節されうる。これを図3に矢印で示
す。ここで強度I0 は強度I1 より低い。照射の強度を
調節する代わりに密閉機能を有する部分に対する照射の
持続時間を形状保持部分に対する照射の持続時間に比べ
て短縮しうる。当然なことに照射強度の調整と照射時間
の長さとの組み合わせはまた可能である。可塑剤又はエ
ラストマーにより供しうる重合体含有素材の弾性的特性
は少なくともある程度まで維持され、一方高度の架橋に
より形状保持部分2は密閉する弾性的部分1よりもより
硬い。このようにして図4に示す本発明によるシールが
形成される。シールを射出成形する場合、ここで密閉す
る部分1及び形状保持部分2は別の段階で形成され、該
部分は異なる素材からなるが、密閉する弾性的部分1は
形状保持部分2に強く結合される。素材の特性は繊維の
ような添加物を用いることにより更に適合されうる。こ
れにより部分1と2間の結合と同様に形状保持部分2の
硬さも増加されうる。繊維はとりわけガラス繊維又は炭
素繊維が好ましい。例えばポリアミドのようにポリマー
を架橋に用いるのが困難な場合、架橋しうる添加物の使
用が望ましい。その様な添加物の例は例えばポリエチレ
ンのような架橋できるポリマーである。
【0012】図5に示すころ軸受用のシールの実施例は
密閉する部分がシールに関するころ軸受のインナレース
環と軸方向に接触する場合に特に適切なシールに係わ
り、一方図6に示す変形例は密閉する部分が該インナレ
ース環と周方向に接触する場合に用いられる本発明によ
るシールである。本発明はまたシールの製造に関し、こ
こで保持器又は保持器部分により形成される形状保持部
分はそれの上に形成される。例えば微小クラックのよう
な保持器又は保持器部分の損傷を回避するために、保持
器又は保持器部分は架橋の前にころ軸受内に組み込まれ
る。
密閉する部分がシールに関するころ軸受のインナレース
環と軸方向に接触する場合に特に適切なシールに係わ
り、一方図6に示す変形例は密閉する部分が該インナレ
ース環と周方向に接触する場合に用いられる本発明によ
るシールである。本発明はまたシールの製造に関し、こ
こで保持器又は保持器部分により形成される形状保持部
分はそれの上に形成される。例えば微小クラックのよう
な保持器又は保持器部分の損傷を回避するために、保持
器又は保持器部分は架橋の前にころ軸受内に組み込まれ
る。
【0013】図7にころ軸受の部分の軸方向断面図を示
す。ここに示したシールの形状保持部分2は球4がその
中に組み込まれる保持器部分3を設けられる。ここに示
した実施例では密閉する弾性的部分1、1’はインナレ
ース環5及びアウタレース環6のそれぞれの滑らかな側
面上を密閉する。このような実施例では、密閉する弾性
的部分はインナ及びアウタレース環よりも比較的低い速
度である故により摩滅しにくい。同時にこのようなころ
軸受の製造は特別の溝及びノッチを必要としない故に簡
単で安価である。当然のことながら図7に示すシールの
ない側にはまた保持器部分に接続するまたはしないシー
ルを設けられうる。
す。ここに示したシールの形状保持部分2は球4がその
中に組み込まれる保持器部分3を設けられる。ここに示
した実施例では密閉する弾性的部分1、1’はインナレ
ース環5及びアウタレース環6のそれぞれの滑らかな側
面上を密閉する。このような実施例では、密閉する弾性
的部分はインナ及びアウタレース環よりも比較的低い速
度である故により摩滅しにくい。同時にこのようなころ
軸受の製造は特別の溝及びノッチを必要としない故に簡
単で安価である。当然のことながら図7に示すシールの
ない側にはまた保持器部分に接続するまたはしないシー
ルを設けられうる。
【図1】ころ軸受用のシールを上から見た非常に概略的
な図である。
な図である。
【図2】従来技術によるころ軸受のシールの図1に示さ
れた線II−IIに沿った部分断面図である。
れた線II−IIに沿った部分断面図である。
【図3】シールの製造過程の1段階を示す概略図であ
る。
る。
【図4】本発明によるシールの図2に対応する断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明によるシール実施例を図2による方法と
同様に表した図である。
同様に表した図である。
【図6】本発明によるシール実施例を図2による方法と
同様に表した図である。
同様に表した図である。
【図7】本発明によるころ軸受の軸に沿った断面を表し
た図である。
た図である。
1、1’シールの弾性的部分 2 シールの形状保持部分 3 保持器 4 球 5 インナレース環 6 アウタレース環
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ブラス,ヨハン クリスチャン マリヌス オランダ国 4196 エーゼット トリヒト バンタムラーン 7
Claims (15)
- 【請求項1】 重合体含有素材から形成され、該素材は
次に架橋されるころ軸受用のシールを製造する方法であ
って、該素材は照射の影響下で架橋される熱可塑性重合
体含有素材を含むことを特徴とするころ軸受用のシール
製造方法。 - 【請求項2】 適用された該照射はイオン化照射である
ことを特徴とする請求項1記載の方法。 - 【請求項3】 適用された該イオン化照射はβ線照射で
あることを特徴とする請求項2記載の方法。 - 【請求項4】 あらかじめ形成されたシールの種々の部
分は照射の強度及び/又は持続時間を適合させることに
より異なる度合いに架橋されることを特徴とする請求項
1乃至3のうちいずれか一項記載の方法。 - 【請求項5】 シールは射出成形により製造されること
を特徴とする請求項1乃至4のうちいずれか一項記載の
方法。 - 【請求項6】 射出成形は単一段階で実施されることを
特徴とする請求項5記載の方法 - 【請求項7】 同じ重合体含有素材が密閉する弾正部分
と形状保持部分とを有するシールに対して用いられるこ
とを特徴とする請求項1乃至6のうちいずれか一項記載
の方法。 - 【請求項8】 保持器及び保持器部分は該形状保持部分
と同時に構成されることを特徴とする請求項7記載の方
法。 - 【請求項9】 重合体含有素材内に添加物が含まれるこ
とを特徴とする請求項1乃至8のうちいずれか一項記載
の方法。 - 【請求項10】 用いられる添加物は繊維であることを
特徴とする請求項9記載の方法。 - 【請求項11】 用いられる繊維はガラス繊維又は炭素
繊維であることを特徴とする請求項10記載の方法。 - 【請求項12】 用いられる添加物は可塑剤及び/又は
エラストマー材であることを特徴とする請求項9乃至1
1のうちいずれか一項記載の方法。 - 【請求項13】 シールは請求項8乃至12のうちいず
れか一項記載の方法により製造されることを特徴とする
保持器またはその上で形成された保持器部分を有するシ
ール。 - 【請求項14】 シールは請求項1乃至12のうちいず
れか一項記載の方法により製造されることを特徴とする
ころ軸受用のシール。 - 【請求項15】 請求項13又は14記載の方法による
シールを設けられることを特徴とするころ軸受。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL9301601A NL9301601A (nl) | 1993-09-16 | 1993-09-16 | Werkwijze voor de vervaardiging van een afdichting voor een wentellager, afdichting voor een wentellager, alsmede een van een dergelijke afdichting voorzien wentellager. |
NL9301601 | 1993-09-16 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07174148A true JPH07174148A (ja) | 1995-07-11 |
Family
ID=19862887
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP6219279A Pending JPH07174148A (ja) | 1993-09-16 | 1994-09-13 | ころ軸受用のシールの製造方法、ころ軸受用のシール及びそのようなシールを設けたころ軸受 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5618488A (ja) |
EP (1) | EP0644345B1 (ja) |
JP (1) | JPH07174148A (ja) |
DE (1) | DE69407011T2 (ja) |
NL (1) | NL9301601A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH10318268A (ja) * | 1997-03-18 | 1998-12-02 | Nippon Seiko Kk | 転がり軸受用シール |
Families Citing this family (14)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
NL9401456A (nl) * | 1994-09-08 | 1996-04-01 | Skf Ind Trading & Dev | Werkwijze voor het vervaardigen van een kunststof bevattend onderdeel voor een wentellager, wentellager voorzien van een dergelijk kunststof onderdeel en op een matrijs voor het toepassen van de werkwijze. |
JPH11270697A (ja) * | 1998-03-23 | 1999-10-05 | Nok Corp | オイルシール |
DE19813587B4 (de) * | 1998-03-27 | 2009-07-30 | Skf Gmbh | Käfiggeführte Dichtung |
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