JPH07159521A - ソーナー映像表示処理装置 - Google Patents
ソーナー映像表示処理装置Info
- Publication number
- JPH07159521A JPH07159521A JP31073093A JP31073093A JPH07159521A JP H07159521 A JPH07159521 A JP H07159521A JP 31073093 A JP31073093 A JP 31073093A JP 31073093 A JP31073093 A JP 31073093A JP H07159521 A JPH07159521 A JP H07159521A
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- Measurement Of Velocity Or Position Using Acoustic Or Ultrasonic Waves (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 ソーナー映像表示処理装置において、S/R
やS/Nが悪い場合にも、目標物のみを強調表示して背
景雑音等の表示は抑える。 【構成】 センサ2による受信信号のうち振幅データの
レベルが規定値より大であることをレベル検出部11で
検出し、また方位データの方位相関を方位相関判定部5
で判定する。これ等レベル検出及び方位相関判定が共に
なされたとき相関ゲート6でゲートを開いて方位データ
を出力する。このゲートされた方位データにより方位方
向の3倍拡大を行うことでノイズは抑圧され、目標物の
み強調表示される。
やS/Nが悪い場合にも、目標物のみを強調表示して背
景雑音等の表示は抑える。 【構成】 センサ2による受信信号のうち振幅データの
レベルが規定値より大であることをレベル検出部11で
検出し、また方位データの方位相関を方位相関判定部5
で判定する。これ等レベル検出及び方位相関判定が共に
なされたとき相関ゲート6でゲートを開いて方位データ
を出力する。このゲートされた方位データにより方位方
向の3倍拡大を行うことでノイズは抑圧され、目標物の
み強調表示される。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はソーナー映像表示処理装
置に関し、特に水中に音波を送出してその反射音から水
中目標物を検出して位置を測定しつつ画面表示するアク
ティブソーナーにおけるソーナー映像表示処理装置。
置に関し、特に水中に音波を送出してその反射音から水
中目標物を検出して位置を測定しつつ画面表示するアク
ティブソーナーにおけるソーナー映像表示処理装置。
【0002】
【従来の技術】従来、ソーナー映像表示処理装置では、
図10に示す様に、センサ2で受信した水中目標物1か
らの反響音を音響処理部4で輝度データ及び方位データ
の抽出を行い、方位相関判定部5で次式(1)に示すと
おり、時間的に隣接した2点間の方位データの差が規定
の相関判定値内であるかどうかが判定される。
図10に示す様に、センサ2で受信した水中目標物1か
らの反響音を音響処理部4で輝度データ及び方位データ
の抽出を行い、方位相関判定部5で次式(1)に示すと
おり、時間的に隣接した2点間の方位データの差が規定
の相関判定値内であるかどうかが判定される。
【0003】相関判定値内であれば相関ありとし、それ
に応答して方位相関ゲート6を開き、出力された方位デ
ータをアドレスとして輝度データをビデオメモリ9に書
込むと共に、方位データを方位加算部7及び方位減算部
8にて表示画面の方位分解能だけ方位データを増加及び
減少させて得られた増加方位データ及び減少方位データ
をアドレスとして、輝度データを付加してビデオメモリ
9へ出力し、方位データ,増加方位データ,減少方位デ
ータの3個のアドレスに対して同一輝度データを書込
み、表示器10に映像表示するようになっている。
に応答して方位相関ゲート6を開き、出力された方位デ
ータをアドレスとして輝度データをビデオメモリ9に書
込むと共に、方位データを方位加算部7及び方位減算部
8にて表示画面の方位分解能だけ方位データを増加及び
減少させて得られた増加方位データ及び減少方位データ
をアドレスとして、輝度データを付加してビデオメモリ
9へ出力し、方位データ,増加方位データ,減少方位デ
ータの3個のアドレスに対して同一輝度データを書込
み、表示器10に映像表示するようになっている。
【0004】 |Xi −Xi-1 |≦A ……(1) ここで、Xi は現時点での方位データ(i=0,1,
2,……)であり、Xi-1はXi に対する1つの前の方
位データであり、Aは規定相関判定値を示す。
2,……)であり、Xi-1はXi に対する1つの前の方
位データであり、Aは規定相関判定値を示す。
【0005】尚、図10において、3は音波を水中へ送
出する送信回路である。
出する送信回路である。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述した従来のソーナ
ー映像表示処理装置では、方位方向の相関性を規定の相
関判定値(A)のみで判定し、目標物を方位方向に拡張
し強調して映像表示している。しかしながら、目標物の
長さ方向の前後やS/R(信号対残響比)及びS/N
(信号対雑音比)が悪い場合には、方位方向の相関性が
弱いために強調されにくく、よって目標物長が忠実に強
調されず、残響及び雑音と信号との識別が困難になると
いう欠点がある。
ー映像表示処理装置では、方位方向の相関性を規定の相
関判定値(A)のみで判定し、目標物を方位方向に拡張
し強調して映像表示している。しかしながら、目標物の
長さ方向の前後やS/R(信号対残響比)及びS/N
(信号対雑音比)が悪い場合には、方位方向の相関性が
弱いために強調されにくく、よって目標物長が忠実に強
調されず、残響及び雑音と信号との識別が困難になると
いう欠点がある。
【0007】本発明の目的は、目標物の前後や、S/R
及びS/Nが悪い場合にも残響や雑音の表示を抑圧しつ
つ強調表示が可能なソーナー映像表示処理装置を提供す
ることである。
及びS/Nが悪い場合にも残響や雑音の表示を抑圧しつ
つ強調表示が可能なソーナー映像表示処理装置を提供す
ることである。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明によるソーナー映
像表示処理装置は、センサ受信信号の方位方向の相関判
定をなす方位相関判定手段と、前記受信信号の振幅デー
タから規定値以上のレベル検出をなすレベル検出手段
と、前記相関判定時及びレベル検出時における前記受信
信号の方位データに規定値を加減算する加減算手段と、
この加減算出力データと前記レベル検出時の方位データ
とをアドレスとしそのときの前記受信信号の輝度データ
を格納するビデオメモリ手段とを含むことを特徴とす
る。
像表示処理装置は、センサ受信信号の方位方向の相関判
定をなす方位相関判定手段と、前記受信信号の振幅デー
タから規定値以上のレベル検出をなすレベル検出手段
と、前記相関判定時及びレベル検出時における前記受信
信号の方位データに規定値を加減算する加減算手段と、
この加減算出力データと前記レベル検出時の方位データ
とをアドレスとしそのときの前記受信信号の輝度データ
を格納するビデオメモリ手段とを含むことを特徴とす
る。
【0009】本発明による他のソーナー映像表示処理装
置は、センサ受信信号の振幅データから規定値以上のレ
ベル検出をなすレベル検出手段と、このレベル検出結果
に応じて方位相関判定のための相関判定値を算出する相
関判定値算出手段と、この計算値を用いて前記受信信号
の方位方向の相関判定をなす方位相関判定手段と、前記
相関判定時に前記受信信号の方位データに規定値を加減
算する加減算手段と、この加減算出力データと前記方位
データとをアドレスとしそのときの前記受信信号の輝度
データを格納するビデオメモリ手段とを含むことを特徴
とする。
置は、センサ受信信号の振幅データから規定値以上のレ
ベル検出をなすレベル検出手段と、このレベル検出結果
に応じて方位相関判定のための相関判定値を算出する相
関判定値算出手段と、この計算値を用いて前記受信信号
の方位方向の相関判定をなす方位相関判定手段と、前記
相関判定時に前記受信信号の方位データに規定値を加減
算する加減算手段と、この加減算出力データと前記方位
データとをアドレスとしそのときの前記受信信号の輝度
データを格納するビデオメモリ手段とを含むことを特徴
とする。
【0010】
【実施例】以下、図面を用いて本発明の実施例について
説明する。
説明する。
【0011】図1は本発明の一実施例のブロック図であ
り、図10と同等部分は同一符号により示している。図
において、センサ2により受信した水中目標物1からの
反響音から、音響信号処理部4で輝度データ,振幅デー
タ,方位データが夫々抽出される。
り、図10と同等部分は同一符号により示している。図
において、センサ2により受信した水中目標物1からの
反響音から、音響信号処理部4で輝度データ,振幅デー
タ,方位データが夫々抽出される。
【0012】レベル検出部11にて規定レベル以上の信
号検出を行い、規定以上のレベル検出があるとその検出
時間の間ゲート信号として相関ゲート6とレベルゲート
12へ出力すると共に、方位相関判定部5では、上記
(1)式を用いて従来と同様に方位データの相関判定を
行う。
号検出を行い、規定以上のレベル検出があるとその検出
時間の間ゲート信号として相関ゲート6とレベルゲート
12へ出力すると共に、方位相関判定部5では、上記
(1)式を用いて従来と同様に方位データの相関判定を
行う。
【0013】ここでは、時間的に隣接した2点間の方位
データの相関性,つまり時間的に隣接した映像データ中
の方位データの差が規定値A内であるかどうか判定し、
相関があった場合ゲート信号を相関ゲート6に出力す
る。
データの相関性,つまり時間的に隣接した映像データ中
の方位データの差が規定値A内であるかどうか判定し、
相関があった場合ゲート信号を相関ゲート6に出力す
る。
【0014】相関ゲート6では、レベル検出によるゲー
ト信号と方位相関判定によるゲート信号の論理積により
相関ゲートを開き、出力された方位データをアドレスと
して輝度データをビデオメモリ9に書込むと共に、方位
データを方位加算7及び方位減算8で表示画面の方位分
解能力だけ方位データを増加及び減少した増加方位デー
タ及び減少方位データをアドレスとして輝度データを付
加してビデオメモリ9へ出力し、方位データ,増加方位
データ,減少方位データの3個のアドレスに対して同一
輝度データを書込み、表示器10に映像表示する。
ト信号と方位相関判定によるゲート信号の論理積により
相関ゲートを開き、出力された方位データをアドレスと
して輝度データをビデオメモリ9に書込むと共に、方位
データを方位加算7及び方位減算8で表示画面の方位分
解能力だけ方位データを増加及び減少した増加方位デー
タ及び減少方位データをアドレスとして輝度データを付
加してビデオメモリ9へ出力し、方位データ,増加方位
データ,減少方位データの3個のアドレスに対して同一
輝度データを書込み、表示器10に映像表示する。
【0015】図2は図1のブロックの各動作波形例を示
しており、(A)は輝度データ(振幅データ),(B)
は方位データ,(C)はレベル検出部11の検出出力,
(D)は方位相関判定部5による判定出力であり、相関
ゲート6は図2(C),(D)の論理積(アンド)で開
くため、(D)の期間T(ノイズ部分を除く)によりゲ
ート6は開となる。
しており、(A)は輝度データ(振幅データ),(B)
は方位データ,(C)はレベル検出部11の検出出力,
(D)は方位相関判定部5による判定出力であり、相関
ゲート6は図2(C),(D)の論理積(アンド)で開
くため、(D)の期間T(ノイズ部分を除く)によりゲ
ート6は開となる。
【0016】このとき、方位データをXi とすると、方
位加算部7ではXi +1,方位減算部8ではXi −1の
各方位(アドレス)が夫々出力され、方位データXi に
対応する輝度データがビデオメモリ9へ書込まれること
になる。よって、期間Tでは、方位方向に3倍(画面の
ドット幅)のデータが得られる。
位加算部7ではXi +1,方位減算部8ではXi −1の
各方位(アドレス)が夫々出力され、方位データXi に
対応する輝度データがビデオメモリ9へ書込まれること
になる。よって、期間Tでは、方位方向に3倍(画面の
ドット幅)のデータが得られる。
【0017】図3にこの場合の映像表示の一例を示して
おり、水中目標物1の反響音はレベルゲート12と相関
ゲート6とを通った信号でかつ距離方向に連続しかつ方
位方向に3倍拡大された形状で映像表示される(図3の
18)。背景雑音は1個の方位値でかつレベルゲート1
2を通ったもののみ表示される(図3の19)ので、等
化的に雑音等の不要成分は抑圧されることになる。
おり、水中目標物1の反響音はレベルゲート12と相関
ゲート6とを通った信号でかつ距離方向に連続しかつ方
位方向に3倍拡大された形状で映像表示される(図3の
18)。背景雑音は1個の方位値でかつレベルゲート1
2を通ったもののみ表示される(図3の19)ので、等
化的に雑音等の不要成分は抑圧されることになる。
【0018】図4は本発明の他の実施例のブロック図で
あり、図1,10と同等部分は同一符号にて示す。図に
おいて、センサ2により受信した水中目標物1からの反
響音から、音響信号処理部4で輝度データ,振幅データ
及び方位データを抽出する。
あり、図1,10と同等部分は同一符号にて示す。図に
おいて、センサ2により受信した水中目標物1からの反
響音から、音響信号処理部4で輝度データ,振幅データ
及び方位データを抽出する。
【0019】次に、レベル検出11で規定レベル以上の
信号の検出を行い、検出時のS/Nを相関判定値計算部
13へ出力する。相関判定値計算部13では、得られた
S/Nが規定S/N以下だったら次の(2)式の様に相
関判定値を計算し、方位相関判定部5では前述の(1)
式を用いて規定相関判定値AをA′としてバッファ14
から方位データを読出しながら相関判定を行う。S/N
が規定S/N以上の場合には、規定相関判定値Aで相関
判定を行う。以下、図1の実施例と同様の処理を実施す
る。
信号の検出を行い、検出時のS/Nを相関判定値計算部
13へ出力する。相関判定値計算部13では、得られた
S/Nが規定S/N以下だったら次の(2)式の様に相
関判定値を計算し、方位相関判定部5では前述の(1)
式を用いて規定相関判定値AをA′としてバッファ14
から方位データを読出しながら相関判定を行う。S/N
が規定S/N以上の場合には、規定相関判定値Aで相関
判定を行う。以下、図1の実施例と同様の処理を実施す
る。
【0020】 A′=A×10{(S/N)1-(S/N)2}/20 ……(2) ここに、(S/N)1 は規定S/N,(S/N)2 は実
測S/Nであり、Aは規定相関値である。
測S/Nであり、Aは規定相関値である。
【0021】相関判定はある時間の方位データと時間的
に隣接した方位データとの差を検出するものであり、S
/Nが下がった場合、信号であっても方位データのバラ
ツキが大となるため、判定値が固定の場合、信号を取り
こぼす可能性があるために、S/N低下分に比例するよ
うに判定値を大きくする必要があり、従って上記(2)
式の如く規定判定値を更新するようにしているのであ
る。
に隣接した方位データとの差を検出するものであり、S
/Nが下がった場合、信号であっても方位データのバラ
ツキが大となるため、判定値が固定の場合、信号を取り
こぼす可能性があるために、S/N低下分に比例するよ
うに判定値を大きくする必要があり、従って上記(2)
式の如く規定判定値を更新するようにしているのであ
る。
【0022】相関判定計算部武13では、常にレベル計
算をしておりレベル検出があった時のレベルを信号レベ
ル(S),それ以外を雑音レベル(N)としてS/Nの
計算をし、その結果、規定S/N以下の場合、(2)式
の計算を実施し方位相関判定部5へ判定値を出力するこ
とにより信号の未検出(取りこぼし)を防いでいる。そ
の後は、先の(1)式を用いて相関判定を行う。
算をしておりレベル検出があった時のレベルを信号レベ
ル(S),それ以外を雑音レベル(N)としてS/Nの
計算をし、その結果、規定S/N以下の場合、(2)式
の計算を実施し方位相関判定部5へ判定値を出力するこ
とにより信号の未検出(取りこぼし)を防いでいる。そ
の後は、先の(1)式を用いて相関判定を行う。
【0023】従来はS/N比が低下した場合、相関判定
しきれずに信号も雑音も同じ幅(方位方向)で表示され
るが、図3に示した構成によりS/Nの低下に比例して
相関判定値Aを大きくし、相関判定により信号の表示幅
を広げて認識の向上が可能となる。
しきれずに信号も雑音も同じ幅(方位方向)で表示され
るが、図3に示した構成によりS/Nの低下に比例して
相関判定値Aを大きくし、相関判定により信号の表示幅
を広げて認識の向上が可能となる。
【0024】図5は本発明の別の実施例のブロック図で
あり、図4と同等部分は同一符号にて示す。センサ2で
受信した水中目標物1からの反響音から、音響信号処理
部4で輝度データ,振幅データ及び方位データが抽出さ
れる。
あり、図4と同等部分は同一符号にて示す。センサ2で
受信した水中目標物1からの反響音から、音響信号処理
部4で輝度データ,振幅データ及び方位データが抽出さ
れる。
【0025】次に、レベル検出部11で規定レベル以上
の信号の検出を行い、検出時のS/Nを相関判定値計算
部12へ出力する。相関判定値計算部12では得られた
S/Nが規定S/N以下だったら(2)式の様に相関判
定値を計算し送出する。
の信号の検出を行い、検出時のS/Nを相関判定値計算
部12へ出力する。相関判定値計算部12では得られた
S/Nが規定S/N以下だったら(2)式の様に相関判
定値を計算し送出する。
【0026】判定幅計算部15では、送信パルス幅から
次の(3)式の様に得られた相関判定値で方向相関を行
う時間、すなわち相関判定幅を計算する。このとき、バ
ッファ14は、パルス幅の3倍の時間分だけ方位データ
とを蓄えながら順次方位データを方位相関判定部5へ送
出する。
次の(3)式の様に得られた相関判定値で方向相関を行
う時間、すなわち相関判定幅を計算する。このとき、バ
ッファ14は、パルス幅の3倍の時間分だけ方位データ
とを蓄えながら順次方位データを方位相関判定部5へ送
出する。
【0027】方位相関判定部5では、レベル検出時のピ
ークレベル時の方位データと相関判定幅の中心のタイミ
ングを合わせながら、得られた相関判定値で相関判定幅
の時間だけ方位相関判定を行う。以下、図1の実施例と
同様の処理を実施する。
ークレベル時の方位データと相関判定幅の中心のタイミ
ングを合わせながら、得られた相関判定値で相関判定幅
の時間だけ方位相関判定を行う。以下、図1の実施例と
同様の処理を実施する。
【0028】 相関判定幅=送信パルス幅×B ……(3) ここに、Bは定数であり、一般には0.5〜3の値が選
定される。
定される。
【0029】先の図4の構成では、レベル検出後の全方
位データに判定値を大きくして相関判定を行うことにな
り、雑音を信号と判断してしまう可能性があるために、
図5では、判定値を大きくして相関判定を行う時間を限
定するようにしたものである。
位データに判定値を大きくして相関判定を行うことにな
り、雑音を信号と判断してしまう可能性があるために、
図5では、判定値を大きくして相関判定を行う時間を限
定するようにしたものである。
【0030】時間を限定するために、送信パルス幅を基
準に(3)式より相関判定幅を求め、その幅だけ方位相
関判定部5において(2)式で得られた判定値で方位判
定を行う。
準に(3)式より相関判定幅を求め、その幅だけ方位相
関判定部5において(2)式で得られた判定値で方位判
定を行う。
【0031】また、水中物体1からの反響音は、水中物
体の向きにより送信パルス幅の3倍程度まで伸長するこ
とがあるため、(3)式におけるBは任意に設定できる
様にする。
体の向きにより送信パルス幅の3倍程度まで伸長するこ
とがあるため、(3)式におけるBは任意に設定できる
様にする。
【0032】図6は本発明の別の実施例を示すブロック
図であり、図5と同等部分は同一符号にて示している。
図5の実施例の判定幅計算部15において、判定幅算出
の条件にレベル検出部11の検出開始点,ピークレベル
点及び検出終了点の割合を付加させ、判定幅を計算させ
る様にしたものである。
図であり、図5と同等部分は同一符号にて示している。
図5の実施例の判定幅計算部15において、判定幅算出
の条件にレベル検出部11の検出開始点,ピークレベル
点及び検出終了点の割合を付加させ、判定幅を計算させ
る様にしたものである。
【0033】すなわち、検出開始点とピークレベル点、
ピークレベル点と検出終了点の時間差の割合で、ピーク
レベル点の前後での判定幅を変えた値を方位相関部5に
送出する。方位相関部5は得られた判定値と判定幅を用
い方位相関判定を行う。以下図1の実施例と同様の処理
を実施する。
ピークレベル点と検出終了点の時間差の割合で、ピーク
レベル点の前後での判定幅を変えた値を方位相関部5に
送出する。方位相関部5は得られた判定値と判定幅を用
い方位相関判定を行う。以下図1の実施例と同様の処理
を実施する。
【0034】先の図5の実施例では、相関判定幅は判定
幅の中心と振幅のピークとを合わせる様にして相関判定
を行っているが、本実施例では、図7(A)に示す如く
振幅のピークが中心からずれている場合は(aとbとの
期間が等しくない場合は)、aとbとの幅の比を算出
し、相関判定幅を(B)から(C)の如く△Tだけずら
して相関判定を行うものである。
幅の中心と振幅のピークとを合わせる様にして相関判定
を行っているが、本実施例では、図7(A)に示す如く
振幅のピークが中心からずれている場合は(aとbとの
期間が等しくない場合は)、aとbとの幅の比を算出
し、相関判定幅を(B)から(C)の如く△Tだけずら
して相関判定を行うものである。
【0035】図8は本発明の更に別の実施例を示すブロ
ック図であり、図6と同等部分は同一符号にて示してい
る。本例では、図6の実施例における検出開始及び終了
の各点を判定幅計算部15において相関判定幅の両端の
相関判定値を一定割合で加算または減少する様にテーパ
を付加する。テーパの割合はテーパ用メモリ15に記憶
させておく。
ック図であり、図6と同等部分は同一符号にて示してい
る。本例では、図6の実施例における検出開始及び終了
の各点を判定幅計算部15において相関判定幅の両端の
相関判定値を一定割合で加算または減少する様にテーパ
を付加する。テーパの割合はテーパ用メモリ15に記憶
させておく。
【0036】すなわち、相関判定幅の開始時には、規定
判定値から得られた判定値までテーパ用メモリ15に記
憶されている一定割合で判定値を増加させ、判定幅終了
時にはその逆に一定の割合で判定値を減少させるのであ
る。図7(D)にその判定幅の波形例を示す。
判定値から得られた判定値までテーパ用メモリ15に記
憶されている一定割合で判定値を増加させ、判定幅終了
時にはその逆に一定の割合で判定値を減少させるのであ
る。図7(D)にその判定幅の波形例を示す。
【0037】信号の立上りまたは立下り点は方位データ
のバラツキが大きいため、いきなり相関判定値を大きく
すると、画像データ信号の両端(距離方向)がぼけてし
まう。そこで、相関判定幅の前後の相関判定値にテーパ
を付けて次第に変化させるようにしているのである。
のバラツキが大きいため、いきなり相関判定値を大きく
すると、画像データ信号の両端(距離方向)がぼけてし
まう。そこで、相関判定幅の前後の相関判定値にテーパ
を付けて次第に変化させるようにしているのである。
【0038】図9は本発明の他の実施例を示すブロック
図であり、図8と同等部分は同一符号により示す。本例
では、テーパ部の増減の割合をメモリに記憶しておく代
りに、レベル検出時のレベル変化率等によりテーパ部の
変化の割合をテーパ計算部17で算出するようにしたも
のである。
図であり、図8と同等部分は同一符号により示す。本例
では、テーパ部の増減の割合をメモリに記憶しておく代
りに、レベル検出時のレベル変化率等によりテーパ部の
変化の割合をテーパ計算部17で算出するようにしたも
のである。
【0039】
【発明の効果】以上述べた如く、本発明によれば、目標
物の前後や、S/R,S/Nが悪い場合において方位方
向の雑音等の広がりは抑えて必要となる目標物のみの強
調表示が可能となり、目標物の映像の認識性を向上でき
るという効果がある。
物の前後や、S/R,S/Nが悪い場合において方位方
向の雑音等の広がりは抑えて必要となる目標物のみの強
調表示が可能となり、目標物の映像の認識性を向上でき
るという効果がある。
【図1】本発明の一実施例のブロック図である。
【図2】図1のブロックの動作波形例を示す図である。
【図3】図1のブロックの映像表示例を示す図である。
【図4】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図5】本発明の更に他の実施例のブロック図である。
【図6】本発明の別の実施例のブロック図である。
【図7】図6のブロックの動作例を示す波形図である。
【図8】本発明の更に別の実施例のブロック図である。
【図9】本発明の他の実施例のブロック図である。
【図10】従来のソーナー映像表示処理装置のブロック
図である。
図である。
1 水中目標物 2 センサ 3 送信回路 4 音響信号処理部 5 方位相関判定部 6 相関ゲート 7 方位加算部 8 方位減算部 9 ビデオメモリ 10 表示器 11 レベル検出部 12 レベルゲート 13 相関判定値計算部 14 バッファ 15 判定幅計算部 16 テーパ用メモリ 17 テーパ計算部 18 目標物 19 背景雑音
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 岩崎 拓也 東京都港区西新橋三丁目20番4号 日本電 気エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 富田 庸満 東京都港区西新橋三丁目20番4号 日本電 気エンジニアリング株式会社内 (72)発明者 佐野 敏也 東京都港区西新橋三丁目20番4号 日本電 気エンジニアリング株式会社内
Claims (6)
- 【請求項1】 センサ受信信号の方位方向の相関判定を
なす方位相関判定手段と、前記受信信号の振幅データか
ら規定値以上のレベル検出をなすレベル検出手段と、前
記相関判定時及びレベル検出時における前記受信信号の
方位データに規定値を加減算する加減算手段と、この加
減算出力データと前記レベル検出時の方位データとをア
ドレスとしそのときの前記受信信号の輝度データを格納
するビデオメモリ手段とを含むことを特徴とするソーナ
ー映像表示処理装置。 - 【請求項2】 センサ受信信号の振幅データから規定値
以上のレベル検出をなすレベル検出手段と、このレベル
検出結果に応じて方位相関判定のための相関判定値を算
出する相関判定値算出手段と、この計算値を用いて前記
受信信号の方位方向の相関判定をなす方位相関判定手段
と、前記相関判定時に前記受信信号の方位データに規定
値を加減算する加減算手段と、この加減算出力データと
前記方位データとをアドレスとしそのときの前記受信信
号の輝度データを格納するビデオメモリ手段とを含むこ
とを特徴とするソーナー映像表示処理装置。 - 【請求項3】 送信パルス幅と前記相関判定値とから相
関判定を行う時間を算出する判定幅算出手段を更に含
み、前記方位相関判定手段はこの算出時間に従って方位
相関判定をなすようにしたことを特徴とする請求項2記
載のソーナー映像表示処理装置。 - 【請求項4】 前記判定幅算出手段は、更に前記レベル
検出手段の検出結果をも用いて前記相関判定を行う時間
を算出するよう構成されていることを特徴とする請求項
3記載のソーナー映像表示処理装置。 - 【請求項5】 前記相関判定を行う時間幅の両端にテー
パを付加するテーパ付加手段を、更に含むことを特徴と
する請求項4記載のソーナー映像表示処理装置。 - 【請求項6】 前記テーパ付加手段は予め前記テーパと
なるデータを格納したモリを有することを特徴とする請
求項5記載のソーナー映像表示処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31073093A JPH07159521A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | ソーナー映像表示処理装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP31073093A JPH07159521A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | ソーナー映像表示処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07159521A true JPH07159521A (ja) | 1995-06-23 |
Family
ID=18008793
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP31073093A Withdrawn JPH07159521A (ja) | 1993-12-10 | 1993-12-10 | ソーナー映像表示処理装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07159521A (ja) |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003194921A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-09 | Furuno Electric Co Ltd | 受信信号処理装置および距離測定装置 |
WO2012063532A1 (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-18 | アルプス電気株式会社 | 到来角度算出装置 |
JP2012207963A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Nec Corp | アクティブソーナー装置及びその信号検出方法 |
JP2014132248A (ja) * | 2013-01-07 | 2014-07-17 | Nec Corp | ソーナー画像処理装置、ソーナー画像処理方法、ソーナー画像処理プログラムおよび記録媒体 |
-
1993
- 1993-12-10 JP JP31073093A patent/JPH07159521A/ja not_active Withdrawn
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003194921A (ja) * | 2001-12-21 | 2003-07-09 | Furuno Electric Co Ltd | 受信信号処理装置および距離測定装置 |
WO2012063532A1 (ja) * | 2010-11-12 | 2012-05-18 | アルプス電気株式会社 | 到来角度算出装置 |
JP5677452B2 (ja) * | 2010-11-12 | 2015-02-25 | アルプス電気株式会社 | 到来角度算出装置 |
JP2012207963A (ja) * | 2011-03-29 | 2012-10-25 | Nec Corp | アクティブソーナー装置及びその信号検出方法 |
JP2014132248A (ja) * | 2013-01-07 | 2014-07-17 | Nec Corp | ソーナー画像処理装置、ソーナー画像処理方法、ソーナー画像処理プログラムおよび記録媒体 |
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