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JPH0715609A - 画像伝送方法並びに画像送信装置、画像受信装置および画像伝送装置 - Google Patents

画像伝送方法並びに画像送信装置、画像受信装置および画像伝送装置

Info

Publication number
JPH0715609A
JPH0715609A JP5146410A JP14641093A JPH0715609A JP H0715609 A JPH0715609 A JP H0715609A JP 5146410 A JP5146410 A JP 5146410A JP 14641093 A JP14641093 A JP 14641093A JP H0715609 A JPH0715609 A JP H0715609A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
image
data
unit
packet
transmission
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5146410A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshito Tobe
辺 義 人 戸
Tatsuya Kimura
村 達 也 木
Yoshifumi Nakamura
村 善 史 中
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP5146410A priority Critical patent/JPH0715609A/ja
Publication of JPH0715609A publication Critical patent/JPH0715609A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Compression Of Band Width Or Redundancy In Fax (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画像送信側の伝送媒体であるネットワークの
伝送能力および画像送信装置の符号化能力に対し、画像
受信側の伝送媒体であるネットワークの伝送能力および
画像受信装置の復号化能力が劣っていても、後者の能力
に応じた画像伝送を行うことができる画像伝送方法並び
に画像送信装置、画像受信装置および画像伝送装置を実
現すること。 【構成】 画像データをウェーブレット帯域毎にパケッ
ト化し、そのパケットに所定の識別子を設定し、その識
別子をもとに画像を復元する画像伝送方法並びに画像送
信装置、画像受信装置および画像伝送装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は画像を伝送するための画
像伝送方法並びに画像送信装置、画像受信装置および画
像伝送装置に関する。
【0002】
【従来の技術】最近、パケット通信を基本とするネット
ワーク上での画像伝送が広まりつつある。ネットワーク
そのものの帯域が広がってきたことに加え、画像取り込
み機器の低価格化、画像を表示するフレームバッファを
構築するRAMの大容量化、メディア蓄積デバイスの集
積度・アクセス速度の向上、高精細ディスプレイの進
歩、ディジタル信号処理技術の進歩といった環境が、画
像プロセス伝送および取り込み、表示を可能にしてい
る。一方、需要の面からは、プロセス制御システム、医
療システム、遠隔共同作業等で画像伝送が求められてい
る。特にプロセス制御システムにおいては、ますます複
雑・巨大化していく制御システムの監視に、臨場感を持
たせて、操作員にヒューマンインタフェースのよい操作
支援環境を与える上で、画像伝送は不可欠である。
【0003】画像は、データ量が膨大である(水平方向
640ピクセル、垂直方向480ピクセル、1ピクセル
当たり16ビットの画像を30フレーム/秒のフレーム
レートで伝送する場合、147.5Mbpsの帯域が必
要となる)ので大容量のネットワーク回線を使用できる
とき以外は、ディジタル信号処理技術により情報を圧縮
して伝送する。この情報量の圧縮は、画像が持つ2次元
空間上(フレーム上)および時間上(フレーム間)の相
関性を利用して情報冗長度を除去することと人間の視覚
特性を応用することを基本原理とする。フレーム間の圧
縮には、DPCM(ディファレンシャル・パルス・コー
ド・モジュレーション)や動き補償ベクトル法が用いら
れている。フレーム内の圧縮は、DCT(ディスクリー
ト・コサイン変換)出力を周波数スペクトラム分布に応
じて変化を持たせた量子化ステップで量子化することで
行われる。
【0004】図14はネットワークにおける画像送信装
置と画像受信装置と伝送路とを示す図である。同図にお
いて、画像送信装置1から取り込まれた画像データは、
画像送信装置1内部の符号化およびパケット化処理を経
て、高速伝送路4へ送り出される。画像受信装置2aお
よび2bは、ネットワークから画像データを受信し、画
像受信装置内部のパケットの分離および復号化過程を経
て、画像を画像表示装置6に表示する。画像受信装置2
bはゲートウェイ3を介して接続される別のネットワー
クである低速伝送路5に接続されている。
【0005】従来の画像送信装置を図16を基に説明す
る。図16は従来技術の画像送信装置のブロック図を示
している。画像入力部7から入力された画像信号は動き
補償変化部8を経てDCT符号器9aにおいてDCTが
行われる。DCTが行われた信号は、量子化器10で量
子化されて伝送符号器11で可変長符号化された後、パ
ケット多重化部12aでパケットに組み立てられてネッ
トワークインタフェース13に送られる。
【0006】次に従来の画像受信装置を図15を基に説
明する。図15は従来技術の画像受信装置のブロック図
を示している。画像受信装置は、パケットを受信する
と、ネットワークインタフェース13を介してパケット
分離部12bでパケットから画像データを抽出して、伝
送復号器15で可変長符号化されたデータを復号して、
逆量子化器16において逆量子化を施す。続いて、DC
T復号器17aで逆DCT変換して、動き補償逆変換部
18で動き補償の補正を行って画像のディジタル信号が
取り出される。この信号を適宜D/A変換してPALも
しくはNTSCフォーマットの再生可能な画像信号が取
り出せる。
【0007】フレーム内画像符号化としてDCT方式
は、CCITT 、H.261 、ISO 、JPEG,MPEG 等の標準化委員
会で採用されているが、単純なDCT方式以外に階層型
画像符号化方式が提案されている。階層型画像符号化方
式は送信側がまず画像のおおまかな情報を送信し、順に
より詳細な情報を送信して、受信側が段階的に画像の精
度を上げて再現し、必要な段階で画像情報の受信を打ち
切ることを意図して考えられた方法である。DCT方式
を応用して階層型画像伝送を行う方式も知られている
(K. R. Rao, P. Yip 共著 オーム社発行、「画像符号
化技術」345頁)。しかし、DCT方式を用いた従来
の方法では、画像情報が少ない場合、画像中の物体の輪
郭のような明るさや色が急に変わる部分が明確になら
ず、細かい様子は必要ないが物体の外形だけは知りたい
ような場合でも、より詳細な情報を必要とした。
【0008】階層型画像符号化方式として、DCT方式
の欠点を補うものとして、ウェーブレット変換が注目を
浴びている。その基本的な原理は、文献(1)IngridDa
ubechies, "Orthonomal Bases of Compactly Supported
Wavelets",Communicationson Pure and Applied Mathe
matics, Vol. XLI, pp. 909-996(1988), 文献(2)太
田他"Topics on Wavelet Transform (1)",電子情報通信
学会技術研究報告IE92-7, pp. 47-51(1992) 等に記され
ている。
【0009】以下、ウェーブレット変換の方式を文献
(1)、文献(2)を基に簡単に説明する。ウェーブレ
ット変換は空間信号あるいは時間信号を複数の周波数領
域に帯域分割する方式であり、完全な分割再合成が可能
な変換方式である。
【0010】いまh(x)を基本関数として、 Ha,b(x)=|a|-1/2h((x−b)/a)
a,b:実行,a≠0 を考えると、aは伸縮率を表し、bは基底間の移動の度
合いを表す。パラメータaを調節することにより、低周
波領域で変換の基底を大きく、高周波領域で変換の基底
を小さくすることができる。したがって人間の視覚特性
にあう低周波領域での空間解像度を大きくとることがで
きる。また、パラメータbにより隣接する基底とオーバ
ラップさせることができ、ブロック歪は発生しない。
【0011】ウェーブレット変換を画像符号化に適用す
る場合、本質的に2次元のフィルタが必要になる。ウェ
ーブレット変換において、二次元フィルタHは、 H=HxHy と垂直方向(x方向)の一次元フィルタHxと水平方向
(y方向)の一次元フィルタHyとの積で表される。こ
こで、HxとHyに同一形のフィルタを用いることが可
能である。この共通のフィルタで、低周波成分を取り出
すフィルタ(ローパスフィルタ)をLPF、高周波成分
を取り出すフィルタ(ハイパスフィルタ)をHPFとす
ると、HxおよびHyをFIR(有限インパルス応答)
フィルタで実現するときのフィルタ計数は、文献(1)
で求められている。例えば素子数が8個のときLPFの
係数hは、 h[0] = 0.230377813309 h[1] = 0.714846570553 h[2] = 0.630880767930 h[3] = −0.027983769417 h[4] = −0.187034811719 h[5] = 0.030841381836 h[6] = 0.032883011667 h[7] = −0.010597401785 で与えられ、HPFの係数gは、 g[k] = h[k] (k:偶数) g[k] = −h[k] (k:奇数) となる。
【0012】実際の画像信号のウェーブレット変換の方
法を図17、図18、図20をもとに説明する。図17
はウェーブレット符号器のブロック図を示し、図18は
ウェーブレット変換による周波数帯域分割を説明するた
めの図であり、図20はダウンサンプリングを説明する
ための図である。図17に示すように、ウェーブレット
符号器では、まず第1段で、入力信号の水平方向(X方
向)に対して、ローパスフィルタ28とハイパスフィル
タ29を通してフィルタ処理を行い2つの帯域に分割す
る。それから、分割したデータをダウンサンプリング器
20に通してダウンサンプリングを行う。
【0013】ここでダウンサンプリング器20の前の信
号を図20の(a)に、後の信号を図20の(b)に示
す。図20に示すようにダウンサンプリング器20によ
って、入力信号と出力信号が2:1の割合でダウンサン
プリングされる。
【0014】続いて第2段で、分割された2つの信号の
それぞれの垂直方向(Y方向)成分に対しても、同様の
処理を行い、図18に示す4つのLL1,LH1,HL
1,HH1を得る。以上の処理をLL1成分に対して第
3段、第4段、第5段、第6段と順次繰り返し、最終的
に図18に示すように10個のウェーブレット帯域成分
LL3、LH3、HL3、HH3、LH2、HL2、H
H2、LH1、HL1、HH1に分割され、それぞれ量
子化器に送信される。
【0015】他方、画像を復元するのに必要なウェーブ
レット逆変換の方法を図19、図18、図21をもとに
説明する。図19はウェーブレット復号器のブロック図
を示し、図21はアップサンプリングを説明するための
図である。図19に示すようにウェーブレット復号器に
は図18に示す各ウェーブレット帯域のデータが入力さ
れる。ウェーブレット復号器では、まず、第1段でウェ
ーブレット帯域成分LL3とLH3それぞれを、垂直方
向(Y方向)に対して、アップサンプリング器21でア
ップサンプリングを行う。
【0016】ここでアップサンプリング器21の前の信
号を図21の(a)に、後の信号を図21の(b)に示
す。
【0017】アップサンプリングされた信号に対して第
1段でフィルタ処理(LPFとHPF)を行い、それぞ
れの出力が加算器22で加算される。同様に、第1段で
ウェーブレット帯域成分HL3とHH3それぞれに対し
て、アップサンプリングを行いそれらの信号に対してフ
ィルタ処理を行い、加算器21で加算される。上述した
加算器21からの2つの出力信号に対して、第2段で同
様の処理を垂直方向に対しても行い、ウェーブレット帯
域成分LL2を抽出する。他方、ウェーブレット帯域成
分LH2と抽出されたウェーブレット帯域成分LL2そ
れぞれを、垂直方向に対して第3段でアップサンプリン
グを行い、フィルタ処理を行い、加算器22で加算す
る。また同様に、ウェーブレット帯域成分HL2とHH
2それぞれを、垂直方向に対して第3段でアップサンプ
リングを行い、それらの信号の対してフィルタ処理を行
い、加算器22で加算する。第3段で加算された2つの
信号は、それぞれ第4段でアップサンプリング、フィル
タ処理が行われ、加算器で加算されウェーブレット帯域
成分LL1が抽出される。以下同様に、第5段、第6段
と復号処理が行われ、元の画像の量子データが復号され
る。
【0018】
【発明が解決しようとする課題】従来の画像送信装置と
画像受信装置との間で画像伝送を行う場合、画像受信装
置の処理能力が送られてくる画像データのスループット
に追随できず画像表示が停止してしまったり、低速のネ
ットワークに高速ネットワークで流れる画像データがそ
のまま流れこみ、画像データのシーケンスが乱れてしま
うという問題があった。たとえば、図14において、低
速伝送路5の速度が高速伝送路4の速度に比して極端に
小さい場合、画像送信装置1から画像受信装置2aと画
像受信装置2bに同時に同一の動画像を送信することは
不可能であった。
【0019】そこで本発明の目的は、送信側の伝送媒体
であるネットワークおよび画像送信装置の能力に対し、
受信側の伝送媒体であるネットワークおよび画像受信装
置の能力が劣っていても、後者の能力に応じた画像伝送
を行うことができる画像伝送方法並びに画像送信装置、
画像受信装置および画像伝送装置を実現することであ
る。
【0020】
【課題を解決するための手段】本発明の画像伝送方法
は、画像送信装置から画像受信装置に画像データを送信
する画像伝送方法であり、1つのパケットに特定のウェ
ーブレット帯域のみからなる画像データが含まれ、パケ
ットのヘッダにウェーブレット帯域に対応する所定の識
別子が設定されていることを特徴とする。
【0021】また本発明の画像送信装置は、画像信号を
入力する画像入力部と、画像入力された信号を符号化す
る符号化部と、符号化部を制御する符号化制御部と、符
号化部で符号化された信号を外部伝送路に送出するネッ
トワークインタフェースとを有し、符号化部は、画像入
力部からの画像信号の動き補償フレーム間予測を行う動
き補償変換部と、ウェーブレット変換を用いて画像符号
化を行う画像符号化部と、画像符号化されたデータを量
子化する量子化部と、量子化されたデータを伝送用デー
タに変換する伝送符号化部と、伝送用データをパケット
化して多重化するパケット多重化部とを備えたものであ
り、符号化制御部は、画像符号化部からのウェーブレッ
ト変換された画像データ毎にパケット化し、所定のウェ
ーブレット帯域の識別子をパケットヘッダに設定するよ
うに制御するものであることを特徴とする。
【0022】一方、本発明の画像受信装置は、外部伝送
路からパケットを受信するネットワークインタフェース
と、受信したパケットから画像を復号する復号化部と、
復号化部を制御する復号化制御部とを有し、復号化部
は、受信したパケットを分離・分割するパケット分離部
と、分離・分割された伝送用データを画像用データに復
号する伝送復号化部と、画像用データに復号されたデー
タを逆量子化する逆量子化部と、逆量子化されたデータ
に対してウェーブレット逆変換を用いて画像復号化を行
う画像復号化部と、ウェーブレット逆変換されたデータ
に対して画像信号の動き補償フレーム間予測を補正する
動き補償逆変換部とを備えたものであり、復号化制御部
は、パケット分離部で検出したパケットのヘッダに含ま
れる所定のウェーブレット帯域の識別子が、復号に必要
な所定のウェーブレット帯域データを示している時の
み、画像復号化部に対して、パケットに含まれる画像デ
ータを復号させるように制御するものであることを特徴
とする。
【0023】さらに、本発明の画像伝送装置は、上述し
た画像送信装置と画像受信装置とを備えたことを特徴と
する。
【0024】
【作用】画像送信装置は、画像データを複数のウェーブ
レット帯域毎に分割し、分割された帯域毎にパケット化
し、そのパケットヘッダにウェーブレット帯域に対応す
る識別子を設定しパケットを送信する。一方、画像受信
装置では、パケット受信時にこのヘッダの識別子を参照
しながら、自装置で復号可能なパケットのみを復号し、
そうでないパケットは破棄する。
【0025】このように、画像データをウェーブレット
帯域毎にパケット化し、そのパケットにそのウェーブレ
ット帯域識別子を設定し、その識別子をもとに画像を復
元する画像伝送方法、画像送信装置、画像受信装置およ
び画像伝送装置によって、送信側の伝送媒体であるネッ
トワークの伝送能力や画像送信装置の符号化能力に対
し、受信側の伝送媒体であるネットワークの伝送能力や
画像受信装置の復号能力が劣っていても、後者の能力に
応じた画像伝送を行うことができる。
【0026】
【実施例】図2は、本発明による画像送信装置の一実施
例を示すブロック図である。画像送信装置は、画像デー
タを入力する画像入力部7と、入力画像データの動き補
償を行う動き補償変換部8と、動き補償変換部8からの
データに対してウェーブレッド変換を行うウェーブレッ
ド符号器9bと、ウェーブレッド符号器9bで符号化さ
れたデータを量子化する量子化器10と、量子化器10
で量子化されたデータを伝送用データに変換する伝送符
号器11と、伝送符号器11で符号化された伝送データ
をパケット化して多重化するパケット多重化部12a
と、動き補償変換部8とウェーブレッド符号器9bと量
子化器10とパケット多重化部12aとを制御する符号
化制御部14aと、ネットワークインタフェース13と
を有する。
【0027】一般に動画像信号は、時間軸上で連続的に
発生する画像フレームからなる。例えば、フレームレー
トが20フレーム/秒であれば、タイムステップ幅50
msecに1回画像フレームが発生する。画像入力部7
から取り込まれた画像1フレーム分の信号は、動き補償
をするために、動き補償変換部8の中で、図示していな
い画像メモリに蓄積されている前タイムステップの画像
データと共に加算され、その信号は、ウェーブレット符
号器9bに入力される。ウェーブレット符号器9bに入
力された信号は、図18に示した10個のHH1,LH
1,HL1,HH2,HL2,LH2,HH3,HL
3,LH3,LL3バンドの順に、ウェーブレット帯域
データとして変換される。ウェーブレット符号器9bで
変換されたデータは、量子化器10の中でウェーブレッ
ト帯域別の量子化テーブルに基づき符号化制御部14a
によって、量子化される。量子化されたデータは、伝送
符号器18と、次のタイムステップのための動き補償を
行うため動き補償変換部8とに送られる。動き補償変換
部8に送られたデータは、次のタイムステップの動き補
償を行うため、適当な形に変換される。一方、伝送符号
器18に送られたデータは、伝送符号器18内で、ハフ
マン化方式に従い、可変長符号化される。
【0028】符号化されたデータには,図1に示すよう
に、パケット多重化部12aで、宛先に応じて、MAC
(メディア・アクセス・コントロール)副層ヘッダI
1、LLC(ロジカル・リンク・コントロール)副層ヘ
ッダI2、ネットワーク層プロトコルヘッダI3、トラ
ンスポート層プロトコルヘッダI4と共に、画像再生に
必要なヘッダが付加される。このヘッダには、他の画像
シーケンスとの識別子であるストリームIDフィールド
I52、発生時刻を示すタイムスタンプI53、符号化
されたデータのサイズを表わすデータサイズI55の他
に、ウェーブレット帯域識別子I54を付加する。この
ウェーブレット帯域識別子には例えば、 と割り当てる。
【0029】図3は、図2に示す画像送信装置から送信
されたパケットを、パケットヘッダ情報に含まれるウェ
ーブレット帯域識別子を基に、複数のウェーブレット帯
域のデータから画像を復号する画像受信装置を示すブロ
ック図である。受信されたパケットはネットワークイン
タフェース13を通し、パケット分離部12bでヘッダ
が検査される。つまり、パケット分離部12bで、図1
に示すストリームIDフィールドI52とタイムスタン
プI53が確認され、ウェーブレット帯域識別子I54
を参照して、自受信装置に必要な帯域のデータのみを取
り出し、不要なパケットは廃棄する。パケットから取り
出された伝送データは、復号化制御部14b内部の情報
と伝送復号器15内部の既に説明した伝送符号器11で
用いられたハフマン符号の情報テーブルとを基に、伝送
復号器15で復号される。そのデータは、逆量子器16
を経て、ウェーブレット復号器17bで復号される。復
号されたデータは、動き補償逆変換部18によって、前
フレームの画像データを用いて動き補償逆変換を行い、
画像出力部19から画像信号として出力される。
【0030】図5は、図3に示したウェーブレット復号
器17bを示すブロック図である。図中のGA1、GA
2、……とGB1、GB2……は、図3に示した復号化
制御部14bからウェーブレット復号器17bに送られ
る制御信号を示している。図5において、演算はIEE
E浮動少数点形式で行われるものとする。復号化制御部
14bには、例えばLL3,LH3,HL3,HH3の
ウェーブレット帯域データだけで復号し、残りのLH
2、HL2、HH2、LH1、HL1、HH1帯域デー
タは使用しないように設定されているとする。今、LL
3帯域データが到着するとアップサンプリング器21で
アップサンプリングされ、ローパスフィルタ28でフィ
ルタ処理が行われ、ウェーブレット復号器17bの内部
のバッファB1に処理結果が書き込まれる。次にLH3
帯域データが到着するとアップサンプリング器21でア
ップサンプリングされ、ハイパスフィルタ29でフィル
タ処理が行われ、ウェーブレット復号器17bの内部の
バッファB2に処理結果が書き込まれる。その後、復号
化制御部14bからの制御信号GB1,GB2,GA1
を通して、バッフャB1内のデータからバッファB2内
のデータが個別にIEEE浮動少数点毎に加算器22に
よって減ぜらる(図5の第1段)。減じられたデータが
さらにアップサンプリングされ、ローパスフィルタ28
でフィルタ処理が行われ、バッファB5にその結果が書
き込まれる(図5の第2段)。同様にバッファB6にH
L3帯域データとHH3帯域データの合成結果が書かれ
る(図5の第1段)。バッファB5とバッファB6両者
にデータが書き込まれると、制御信号GA3により加算
器22による減算される(図5の第2段)。その減算さ
れた信号は、アップサンプリング器21によりアップサ
ンプリングされ、その信号はローパスフィルタ28でフ
ィルタ処理され,バッファB7に書き込まれる。LH2
帯域データも,アップサンプリング器21によりアップ
サンプリングされ、その信号はハイパスフィルタ29で
フィルタ処理されバッファB8に書き込まれるが、制御
信号GB8により加算器22の入力端子にはバッファB
8のデータは伝わらず、加算器22の出力信号はバッフ
ァ7のデータのみとなる(図5の第3段)。HL2帯域
データも、LH2帯域データと同様に制御信号GB10
によって復号化に使用されない(図5の第4段)。こう
して、復号化制御部14bに設定されたLL3,LH
3,HL3,HH3帯域データのみが復号される。
【0031】なお、上記実施例に限定されるものではな
く、動き補償により復号したデータがCIFであると
き、CIF変換部があってもよい。
【0032】このように、1つのパケットの中に、1つ
のウェーブレッド帯域成分のみから成る画像データと、
そのウェーブレッド帯域の識別子を含ませることによっ
て、送信装置側で書き込まれたウェーブレット帯域識別
子等のヘッダ情報に従い、例えば上述したように上記L
L3,LH3,HL3,HH3帯域データのみ選択して
画像を復号化する等、処理能力に応じた画像再生が可能
になる。
【0033】図4は、図2で説明した画像送信装置と図
3で説明した画像受信装置とを備えた画像伝送装置の実
施例を示すブロック図である。図4に示す画像伝送装置
には、図2と図3で説明した符号化制御部14aと復号
化制御部14bとを統合した符号化復号化制御部14c
と、パケット多重部12aとパケット分離部12bとを
統合したパケット多重分離部12cとが備えられてい
る。図4に示す画像伝送装置は、図2、図3で示したネ
ットワークインタフェース13を1個にし、送受信を共
通ポートで行うものである。なお、ネットワークインタ
フェース13およびパケット多重分離部12cは複数個
あってもよい。
【0034】ここで、既に説明した図14と図4とを基
に画像伝送装置の説明をする。今、図14において画像
伝送装置がゲートウェイ3である場合を考える。画像伝
送装置3は図示していない1個のネットワークインタフ
ェース(NI1)が高速伝送路4に接続され、図示して
いない他方のネットワークインタフェース(NI2)が
低速伝送路5に接続されている。画像伝送装置3は、高
速伝送路4に接続された画像送信装置1から画像データ
を受信し、低速伝送路5に接続された画像受信装置に画
像データを送信する。ここで、高速伝送路4側と低速伝
送路5側の伝送速度の比から、高速伝送路5から受信し
た画像データ全てを低速伝送路4側に送ることはできな
い。そのため、あらかじめ低速伝送路4で伝送できるウ
ェーブレット帯域データの範囲を画像伝送装置3に設定
しておく。画像伝送装置3が、NI1を介して画像送信
装置1から画像データを受信すると、パケット多重分離
部12cによって画像データのヘッダが分離、検出され
る。検出された後、符号化復号化制御部14cによっ
て、あらかじめ設定された低速伝送路4側に送信ができ
るウェーブレット帯域データと検出されたヘッダ部にあ
るウェーブレット帯域識別子とが比較される。検出され
た画像データが、低速伝送路4側に送信できるウェーブ
レット帯域データであれば、そのまま、パケット多重分
離部12cによって再びヘッダが多重化され、NI2か
ら画像データが低速伝送路5に送信される。そうでなけ
れば、符号化復号化制御部14cによって、その画像デ
ータは破棄される。このように画像送受信装置は、伝送
路の能力に応じた画像データ中継機能の役目を果たす。
【0035】図6は、画像を画像送信装置から画像受信
装置に画像データを送信する前に、画像送信装置から画
像受信装置に送られる画像に関するパラメータ信号の通
信手順を表わしている。まず、画像送信装置は画像デー
タ34そのものを送信する前に、コネクション開設メッ
セージ33を、受信装置に送信する。コネクション開設
メッセージ33は、図7に示されるフォーマットのデー
タを含んでいる。コネクション開設メッセージ33は、
上述したMAC副層ヘッダI1、LLC副層ヘッダI
2、ネットワーク層プロトコルヘッダI3、トランスポ
ート層プロトコルヘッダI4と、ストリームIDフィー
ルドI52とを含んでいる。
【0036】画像受信装置はネットワークインタフェー
スからパケット分離部に送られたコネクション開設メッ
セージ33を検査し、このデータに画像パラメータが含
まれていることをコマンド・フィールドI51で判断す
る。そして、これから送られてくる画像データの垂直方
向サイズI58、水平方向サイズI59、フレームレー
トI60の各フィールドを読みとる。復号化制御部は内
部メモリに記録された処理能力からどのウェーブレット
帯域まで読み取れるかを判断して、その帯域番号をNw
bとして復号化制御部にNwbを通知する。復号化制御
部は受信したコネクション開設メッセージ33から抽出
したストリームIDとNwbをパケット分離部にセット
する。次に画像送信装置から画像受信装置へ伝送画像デ
ータ34が送信されると、画像受信装置のパケット分離
部は、ネットワークインタフェースを介して受信した伝
送画像データ34からストリームIDおよびウェーブレ
ット帯域識別子Nとを読みとり、あらかじめセットされ
たストリームIDおよびNwbと比較する。もしストリ
ームIDが同じならば、受信したウェーブレット帯域識
別子NとNwbとが、 Nwb<N のときには該データフレームを廃棄し、 1≦N≦Nwb のときには、伝送復号器へデータを渡す。
【0037】このように、画像データを送る前に、コネ
クション開設メッセージ33の中に、その画像データの
パラメータを含ませることにより、復号および画像の再
生能力を超えた帯域成分を受信しないようにすることが
できる。なお、上記実施例に限定されるものではなく、
たとえば、ネットワーク層プロトコルとトランスポート
層プロトコルがない、単一ネットワーク内に限定しても
よい。
【0038】画像受信装置のウェーブレット復号過程に
おいて、復号に必要な信号を全て受信しなくとも、ある
信号を受け取った段階で、画像復号作業を開始する画像
復号化部の動作の実施例を図19を基に説明する。図1
9は、既に説明したウェーブレッド逆変換器のブロック
図を示している。従来技術では、既に説明したように、
LL3帯域データとLH3帯域データが揃ってから合成
データLL2−lが,HL3帯域データとHH3帯域デ
ータが揃ってから合成データLL2−hが,合成データ
LL2−lと合成データLL2−hが揃ってからLL2
合成データが求められる。同様にして、合成データLL
1を求めるには合成データLL2,LH2帯域データ,
HL2帯域データ,HH2帯域データのすべてが揃って
から合成データLL1が求められ、結局、復号信号Yを
求めるにはすべてのウェーブレット帯域が必要になる。
これに対して、本実施例の画像復号化部の動作は、例え
ばLL3帯域データを受け取るとただちに復号動作を開
始するものである。このとき、他の帯域データは0と見
なして処理を行う。こうして得られた復号信号Yは、L
L3帯域データのみから復号したものであり、粗い画質
の画像ではあるが再生することができる。次にLH3帯
域データを受け取ると既にあるLL3帯域データの復号
結果とを用いて合成データLL2−lを生成する。以
下、同様にして復号信号Yを生成する。新たなウェーブ
レット帯域データが到着すると、それまでの中間信号を
利用して復号信号Yを生成する。このように1フレーム
分の全ウェーブレット帯域の信号が到着するのを待たず
に、復号できるデータを受信した段階で画像を復号し、
順次画質を向上させていくことによって、静止画像ある
いはフレームレートの低い準動画像を伝送する時に、早
く画像を見せることができるようになる図8は、非同期
転送モード方式のネットワークにおけるUNI(ユーザ
・ネットワーク・インタフェース)セルフォーマットを
示している。53オクテッドからなる第4オクテットの
LSB(最下位ビット)30はセル廃棄優先度ビットを
表す。該優先度ビットは、たとえば、非同期転送モード
方式交換機において輻輳制御に用いられ、輻輳時に優先
度の高いビット1のセルが優先度の低いビット0のセル
よりもセル廃棄率が低くなるように制御される。これか
らこのセル廃棄優先度ビットを使用することによって、
画像伝送を担うネットワークが混雑してきた時に、視覚
上重要な成分のみを伝送させるための方法を説明する。
非同期転送モード方式交換ネットワーク網において、輻
輳時に視覚上重要な成分を優先的に伝送させるために、
まず伝送したい画像をウェーブレット帯域に分解し、既
に説明したように識別子をふり、その最大値をNとす
る。輻輳時の優先度を2つに(優先、非優先)に分ける
とすると、優先度を分割するスレショホールルド値をN
th(1≦Nth±N)とし、帯域識別子としてふられ
たウェーブレット帯域番号Nwが、Nw≦Nthならば
該優先度ビットを1として(優先)、Nw>Nthなら
ば該優先度ビットを0として(非優先)とLSBに設定
する。このようにして、画像伝送を担うネットワークが
混雑してきたときに、視覚上重要な成分を含む画像デー
タは非同期転送モード方式交換機で破棄されない。この
ようにして、ネットワーク網が輻輳していても、セル廃
棄の影響を最小にすることができる。
【0039】図9は、画像送信装置から画像受信装置に
対して1対1で画像通信を行う際に、画像データの送信
に先だって、送信装置から受信装置に伝送する画像に関
するパラメータ信号の通信手順を表わしている。まず図
7に示すデータフレームフォーマットを含むコネクショ
ン開設メッセージ33が、画像送信装置から画像受信装
置に送信される。画像受信装置は、受信したメッセージ
33のコマンドフィールドI51の値から、自装置の画
像復号能力を画像送信装置に返答すべきことを判断す
る。画像受信装置は、復号化制御部の内部に記録された
自装置の受信処理能力を調べてウェーブレット帯域数を
決定する。そして決定したウェーブレット帯域数を、コ
ネクション応答メッセージ31に設定し、画像送信装置
に送る。図10は、コネクション応答メッセージ31の
データフレームのフォーマットの一部を示している。こ
のフォーマットは、既述のMACヘッダI1からトラン
スポート層I4までと、コネクション開設メッセージ3
3に対しての応答であることを示すレスポンスフィール
ドR1と既述のストリームIDフィールドR2と自装置
で決定したウェーブレット帯域数を設定するウェーブレ
ット帯域数フィールドR3などのフィールドを含んでい
る。画像送信装置は受信したコネクション応答メッセー
ジ31のウェーブレット帯域数フィールドR3の値に基
づき、必要なウェーブレット帯域だけを符号化して画像
データを送信する。なお、画像伝送を単一ネットワーク
内に限定するすることによって、ネットワーク層プロト
コルとトランスポート層プロトコル用のヘッダがなくて
もよい。このように画像データを送信する前に、画像受
信装置の画像復号能力を画像送信装置に伝えることによ
って、画像受信装置の画像復号能力に応じた画像データ
の伝送ができるようになる。
【0040】図11は、画像送信前に画像送受信装置間
であらかじめフレームレートを送受信する時に、画像受
信装置から画像送信装置に送信するデータフレームのフ
ォーマットを示している。まず図9に示すように、画像
送信装置から画像受信装置に、図7に示すデータフレー
ムフォーマットを含むコネクション開設メッセージ31
が送信される。画像受信装置は、コネクション開設メッ
セージ33のコマンドフィールドI51の値から、自装
置で処理可能なサンプリングレートを画像送信装置に返
答すべきことを判断する。画像受信装置は、自装置でサ
ンプリング可能なサンプリングレートを選択し、コネク
ション応答メッセージ31に選択したサンプリングレー
トを設定し、画像送信装置に送る。図11に示すフォー
マットは、上述した図10のフォーマットとはウェーブ
レット帯域数フィールドR3の領域がフレームレートを
設定するフレームレートフィールドR4に変更されてい
ることを除けば同一である。画像送信装置は、コネクシ
ョン応答メッセージ31のフレームレートフィールドR
4の値に基づき指定されたフレーム間隔で符号化し送信
する。なお、上記実施例に限定されるものではなく、た
とえば、画像伝送を単一ネットワーク内に限定して、ネ
ットワーク層プロトコルとトランスポート層プロトコル
用のヘッダがなくてもよい。このように画像データを送
信する前に、あらかじめ画像受信装置の受信処理能力を
画像送信装置に伝えることによって、画像受信装置の画
像処理能力に応じた画像データの伝送ができるようにな
る。
【0041】図12はトランスポート層プロトコルの1
つの信号フォーマットの一例を示している。ヘッダフォ
ーマットは、先頭から順に、送信先ポート番号36、受
信先ポート番号37、オプションフィールド38と並ん
でおり、オプションフィールド38の先頭に3ビットの
優先度フィールド32が含まれている。この優先度フィ
ールドの使用方法は、インプリメントに依存し、トラン
スポート層での輻輳制御に用いることができる。例え
ば、図13に示すトランスポート層プロトコルの1つで
あるVMTP(バーサティリティ・メッセージ・トラン
ザクション・フォーマット・プロトコル)のヘッダフォ
ーマットにおいては、この3ビットの優先度フィールド
32は、Priorityフィールド39の4 ビットに対応す
る。
【0042】ここで、この3ビットの優先度フィールド
32に対応させて、優先度を8クラスに分割し、LL3
からHH1のウェーブレット帯域に1から10までの番
号をつけ、クラスとして例えば次のように割り当てる。
【0043】 画像送信装置は、トランスポート層のヘッダの優先度フ
ィールド32に、あらかじめ割り当てたクラスを設定し
画像データを送信する。画像受信装置は、輻輳状態のと
き受信データの上記優先度フィールドの指定に従い、画
像を復号する。つまり、優先度の高いパケットつまり視
覚度の高い低周波数のウェーブレッド帯域のパケットを
取得、復号し、優先度の低いパケットつまり視覚度の低
い高周波数のウェーブレッド帯域パケットを廃棄する。
このようにあらかじめ、パケットの特定のフィールド
に、輻輳時に優先するクラスをウェーブレット帯域に対
応して設定しておくことによって、画像受信装置で必要
な画像データのみを選択し復号することができるように
なる。
【0044】
【発明の効果】本発明によって、送信側の伝送媒体であ
るネットワークの伝送能力および画像送信装置の符号化
能力に対し、受信側の伝送媒体であるネットワークの伝
送能力および受信装置の復号化能力が劣っていても、後
者の能力に応じた画像伝送を行うことができる画像伝送
方法並びに画像送信装置、画像受信装置および画像伝送
装置が実現できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の画像送信装置から画像受信装置の送ら
れるパケットの一部を示す信号フォーマット。
【図2】本発明の画像送信装置を示すブロック図
【図3】本発明の画像受信装置を示すブロック図。
【図4】本発明の画像伝送装置を示すブロック図。
【図5】本発明の画像受信装置のウェーブレット復号器
を示すブロック図。
【図6】本発明の画像伝送方法の別の実施例を示す信号
シーケンス。
【図7】本発明の画像伝送方法の別の実施例を示す信号
フォーマット。
【図8】非同期転送モード方式ネットワークのUNIセ
ルを示すフォーマット。
【図9】本発明の画像伝送方法の別の実施例を示す信号
シーケンス。
【図10】図9の実施例における画像受信装置から画像
送信装置への応答メッセージのデータフレームを示すフ
ォーマット。
【図11】図9における画像受信装置から画像送信装置
への別の応答メッセージのデータフレームを示すフォー
マット。
【図12】トランスポート層プロトコルヘッダの一部を
示すフォーマット。
【図13】VMTPヘッダの一部を示すフォーマット。
【図14】画像送信装置と画像受信装置と伝送路とを示
す図。
【図15】従来技術の画像受信装置を示すブロック図。
【図16】従来技術の画像送信装置を示すブロック図。
【図17】従来技術のウェーブレット符号器のブロック
図。
【図18】ウェーブレット変換による周波数帯域分割を
説明するための図。
【図19】従来技術のウェーブレット復号器を示すブロ
ック図。
【図20】ダウンサンプリングを説明するための図。
【図21】アップサンプリングを説明するための図。
【符号の説明】
7 画像入力部 8 動き補償変換部 9b ウェーブレット符号器 10 量子化器 11 伝送符号器 12a パケット多重化部 12b パケット分離部 12c パケット多重分離部 13 ネットワークインタフェース 14a 符号化制御部 14b 復号化制御部 14c 符号化復号化制御部 15 伝送復号器 16 逆量子化器 17b ウェーブレッド復号器 18 動き補償逆変換部 19 画像出力部 I51 コマンド I52 ストリームIDフィールド I53 タイムスタンプ I54 ウェーブレット帯域識別子 I55 データサイズ

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】画像送信装置から画像受信装置に画像デー
    タを送信する画像伝送方法であって、1つのパケットに
    特定のウェーブレット帯域のみからなる画像データが含
    まれ、前記パケットのヘッダに前記ウェーブレット帯域
    に対応する所定の識別子が設定されていることを特徴と
    する画像伝送方法。
  2. 【請求項2】画像信号を入力する画像入力部と、画像入
    力された信号を符号化する符号化部と、前記符号化部を
    制御する符号化制御部と、前記符号化部で符号化された
    信号を外部伝送路に送出するネットワークインタフェー
    スとを有し、 前記符号化部は、前記画像入力部からの画像信号の動き
    補償フレーム間予測を行う動き補償変換部と、ウェーブ
    レット変換を用いて前記動き補償変換部からの信号に対
    して画像符号化を行う画像符号化部と、画像符号化され
    たデータを量子化する量子化部と、量子化されたデータ
    を伝送用データに変換する伝送符号化部と、伝送用デー
    タをパケット化して多重化するパケット多重化部とを備
    えたものである画像送信装置において、 前記符号化制御部は、前記画像符号化部によってウェー
    ブレット変換された画像データ毎にパケット化し、所定
    のウェーブレット帯域の識別子をパケットヘッダに設定
    するように制御するものであることを特徴とする画像送
    信装置。
  3. 【請求項3】外部伝送路からパケットを受信するネット
    ワークインタフェースと、受信したパケットから画像を
    復号する復号化部と、前記復号化部を制御する復号化制
    御部とを有し、 前記復号化部は、受信したパケットを分離・分割するパ
    ケット分離部と、分離分割された伝送用データを画像用
    データに復号する伝送復号化部と、画像用データに復号
    されたデータを逆量子化する逆量子化部と、逆量子化さ
    れたデータに対してウェーブレット逆変換を用いて画像
    復号化を行う画像復号化部と、ウェーブレット逆変換さ
    れたデータに対して動き補償フレーム間予測を補正する
    動き補償逆変換部とを備えたものである画像受信装置に
    おいて、 前記復号化制御部は、前記パケット分離部で検出したパ
    ケットのヘッダに含まれるウェーブレット帯域の識別子
    が、復号に必要な所定のウェーブレット帯域データを示
    している時のみ、前記画像復号化部に対して、前記パケ
    ットに含まれる画像データを復号させるように制御する
    ものであることを特徴とする画像受信装置。
  4. 【請求項4】請求項2の画像送信装置および請求項3の
    画像受信装置を備えたことを特徴とする画像伝送装置。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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