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JPH07156078A - 固着具打撃工具 - Google Patents

固着具打撃工具

Info

Publication number
JPH07156078A
JPH07156078A JP5304247A JP30424793A JPH07156078A JP H07156078 A JPH07156078 A JP H07156078A JP 5304247 A JP5304247 A JP 5304247A JP 30424793 A JP30424793 A JP 30424793A JP H07156078 A JPH07156078 A JP H07156078A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
piston
bumper
air
pressurized air
cylinder
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5304247A
Other languages
English (en)
Inventor
Saburo Sugita
三郎 杉田
Hiroyuki Fukui
弘幸 福井
Yukiisa Komiya
行功 小宮
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kanematsu NNK Corp
Original Assignee
Kanematsu NNK Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kanematsu NNK Corp filed Critical Kanematsu NNK Corp
Priority to JP5304247A priority Critical patent/JPH07156078A/ja
Priority to DE69408435T priority patent/DE69408435T2/de
Priority to EP94308707A priority patent/EP0661140B1/en
Priority to US08/352,829 priority patent/US5441192A/en
Publication of JPH07156078A publication Critical patent/JPH07156078A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/04Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure
    • B25C1/047Mechanical details
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B25HAND TOOLS; PORTABLE POWER-DRIVEN TOOLS; MANIPULATORS
    • B25CHAND-HELD NAILING OR STAPLING TOOLS; MANUALLY OPERATED PORTABLE STAPLING TOOLS
    • B25C1/00Hand-held nailing tools; Nail feeding devices
    • B25C1/04Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure
    • B25C1/041Hand-held nailing tools; Nail feeding devices operated by fluid pressure, e.g. by air pressure with fixed main cylinder

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Fluid Mechanics (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Portable Nailing Machines And Staplers (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 打撃部材の2度打ちを防止する固着具打撃工
具を提供する。 【構成】 固着具打撃工具のシリンダ4の下端側を閉じ
る部分23には、環状バンパー16の下部を上下動可能
に受入れる深さの環状の窪み24が形成されており、該
環状窪みとバンパーとは、バンパーが環状窪みに密に嵌
入してバンパー下端と該窪みとで閉じた空気室26を形
成するように形成され、更に、環状窪み中の空気室26
には加圧空気源(11)からチェック弁29を介して加
圧空気が供給されており、空気室の加圧空気は、急激に
下降するピストン6により打撃されたバンパー16の下
降によって更に圧縮される。従って、バンパー下部の空
気室の加圧空気は更に強く圧縮され、打撃部材の2度打
ちの場合の2度目の打込みにおいてバンパーには下部か
ら強力な反力が加わっており、これにより、打撃部材の
2度打ちを阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、釘打機等の固着具打撃
工具に関し、特に、ピストンの急激な下降による衝撃を
吸収してバンパーの耐久性を向上させ、また、ピストン
の急激な復帰による衝撃を吸収する固着具打撃工具に関
する。
【0002】
【従来の技術】ハウジングに加圧空気が供給されてお
り、ハウジング内部にはシリンダが設けられ、そのシリ
ンダ内部には打撃部材が取付けられたピストンが往復動
自在に配置され、シリンダ上部から加圧空気が供給され
ると、ピストンが、急激に下降して打撃部材がノーズに
ある固着具を対象物に打込み、次に、シリンダ上部の空
気が大気へ排気されると、リターンエアチャンバの加圧
空気がピストンの下面に作用してピストンがシリンダ上
部に復帰するようになっており、ピストンの前記急激な
下降による衝撃を吸収するバンパーがシリンダの下端に
設けられている固着具打撃工具はよく知られており、例
えば、実公平4−53908号公報に記載されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記公報に記載された
打撃工具では、リターンエアチャンバの容量が小さいと
ピストンが上死点まで戻らない場合があるのに対処し
て、バンパーの下方にリターンエアチャンバからの加圧
空気を受入れる空気室を形成してリターンエアチャンバ
の容量を増大させ、バンパーの下部にその空気室からの
加圧空気を溜める空洞が形成され、ピストンの戻り不良
をなくするとともに、バンパーでの衝撃吸収力を大きく
し、バンパーの発熱も小さくしている。しかし、かかる
公知の打撃工具においても、大きな問題があった。それ
は、打撃の際にピストンがバンパーを打撃して潰すとそ
の反動でバンパーがピストンを押上げるが、まだピスト
ン上面には高い圧力の空気が加わっているので、ピスト
ン及び打撃部材を再度押下げてしまう、いわゆる2度打
ちが行われてしまうことである。かかる2度打ちは、1
度目の打込みでは打撃部材が釘等を叩いて対象物に適正
に打込むのであるが、2度目の打込みでは釘等がなくな
っているので打撃部材が対象物すなわち化粧板等を叩い
てその部分を傷つけてしまうので、好ましくない。
【0004】従って、本発明の目的は、ピストンがバン
パーを打撃する際に生ずる打撃工具の振動と打撃音を抑
制するとともに、打撃部材の2度打ちを防止する固着具
打撃工具を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】かかる目的を達成するた
め、本発明によれば、ハウジングに加圧空気が供給され
ており、ハウジング内部にはシリンダが設けられ、該シ
リンダ内部には打撃部材が取付けられたピストンが往復
動自在に配置され、シリンダ上部から加圧空気が供給さ
れると、ピストンが急激に下降して打撃部材がシリンダ
下端側のノーズに配置された固着具を対象物に打込み、
次にシリンダ上部の空気が大気へ排気されると、シリン
ダとハウジングとの間に形成されたリターンエアチャン
バの加圧空気がピストンの下面に作用してピストンがシ
リンダ上部に復帰するようになっており、ピストンの急
激な下降による衝撃を吸収する環状のバンパーがシリン
ダの下端側に設けられている固着具打撃工具であって、
シリンダの下端側を閉じるノーズ部分またはハウジング
部分には、環状バンパーの下部を上下動可能に受入れる
深さの環状の窪みが形成されており、該環状窪みと前記
バンパーとは、該バンパーが環状窪みに密に嵌入してバ
ンパー下端と該窪みとで閉じた空気室を形成するように
形成され、更に、環状窪み中の前記空気室には加圧空気
源からチェック弁を介して加圧空気が供給されており、
前記空気室の加圧空気は、前記急激に下降するピストン
により打撃されたバンパーの下降によって更に圧縮され
ることを特徴とする固着具打撃工具が提供される。
【0006】
【作用】前記構成の固着具打撃工具において、バンパー
下部の空気室の加圧空気が強く圧縮されることによる緩
衝効果によって、打撃工具の振動と打撃音の発生を抑制
することができる。また、強く圧縮された空気室内の加
圧空気は、固着具打込み後直ちにバンパーを押上げる。
更に、打込み時に空気室から加圧空気が多少漏洩しても
チェック弁を介して新たな加圧空気が直ちに補充され
る。そのため、打撃部材の2度打ちの場合の2度目の打
込みにおいてもバンパーには下部から強力な反力が加わ
ることになり、打撃部材の2度打ちを阻止する。
【0007】本発明において、前記空気室へ供給する加
圧空気は、ハウジングの加圧空気であってもよく、リタ
ーンエアチャンバの加圧空気であってもよい。また、本
発明において、バンパーの上部を、ピストン下面に向け
て環状に突出させ、ピストンのバンパー当接面には、バ
ンパーの前記上部突出部分を嵌入させる第2の環状の窪
みを形成し、バンパーの上部突出部分を、第2環状窪み
に、該窪みとバンパー突出部分との間の空気を圧縮した
状態で密嵌させることにより、バンパーの緩衝力を大き
くしてバンパーの材質を高強度のものにして耐久性を長
くすることもできる。
【0008】
【実施例】以下、図面を参照しながら、本発明に係る固
着具打撃工具の実施例について説明する。図1におい
て、固着具打撃工具(代表的には釘打機)1はハンドル
2が一体成形されたハウジング3を備え、このハウジン
グ3にはハンドル2の側から加圧空気が供給されてい
る。ハウジング3の内部にはシリンダ4が設けられ、そ
のシリンダ4の内部には打撃部材5が取付けられたピス
トン6が往復動自在に配置されている。シリンダ4の上
端にはメインバルブ7が設けられ、このメインバルブ
は、シリンダ4の上端をシールしてハウジング3内の加
圧空気をシリンダ内に供給しない静止位置(軸線xより
左側の位置)と、シリンダ4の上端のシールを解除して
ハウジング3から加圧空気を供給する打撃位置(軸線x
より右側の位置)とをとる。静止位置においては、ピス
トン6はシリンダ4の上部に静止している。打撃位置に
おいては、矢印9のように、メインバルブ7とシリンダ
4の上端との隙間から加圧空気がピストン6の上部に供
給され、ピストン6が下方に強く且つ急激に押下げられ
る。
【0009】この押下げによって、打撃部材5がノーズ
10にある固着具を打撃して板等の対象物に打込む。こ
の打込みの際、同時に、シリンダ4の下部と該シリンダ
の外周のハウジング3との間に形成されたリターンエア
チャンバ11に加圧空気を供給する。下降しつつあるピ
ストン6が未だシリンダ上部にある間は、ピストン6の
下方の空気が、シリンダ4の中間穴12と下端側の穴1
3を通してリターンエアチャンバ11に貯められ、ピス
トン6が中間穴12を通過すると、ピストン下方の空気
が下端側の穴13を通して供給されるだけでなく、新た
にピストン上方のシリンダ室の加圧空気が中間穴12を
通して供給される。中間穴12にはチェックバルブとし
てのOリング14が設けられているので、中間穴12か
らシリンダ側へは逆流せず、リターンエアチャンバ11
には十分な量の加圧空気が貯められる。従って、メイン
バルブ7が静止位置(軸線xより左側の位置)に復帰す
る際、シリンダ上部の空気が大気へ排気され、リターン
エアチャンバ11の加圧空気が下端側の穴13を通して
ピストン下方のシリンダ室に流入し、この加圧空気がピ
ストン6の下面に作用してピストン6がシリンダ4の上
部に復帰する。ピストン6の急激な下降による衝撃を吸
収するバンパー16がシリンダの下端側に設けられてい
る。また、ピストン6にはシリンダ4とのシールをなす
Oリング17が設けられている。
【0010】メインバルブ7は、ハンドル2の根元に設
けられたトリガ装置18によって制御される。トリガバ
ルブピン19が押されずに静止位置にあるときは、トリ
ガ装置18を通った加圧空気が破線で示す管20を通っ
てメインバルブチャンバ21に入り、メインバルブ7は
下方に押されて図示の静止位置にある。シリンダ4には
加圧空気は供給されず、ピストン6の上面には加圧空気
は送られない。次に、トリガバルブピン19が上方に押
上げられると、メインバルブチャンバ21の空気がトリ
ガ装置18を通して大気へ排気され、メインバルブ7を
押下げる力がなくなるためメインバルブ7は押上げられ
て軸線xの右側の打撃位置に移動させられ、矢印9のよ
うに、加圧空気がピストン6の上部に供給され、ピスト
ン6を下方に強く押下げて打撃部材5がノーズの固着具
を対象物に打込む。そして、トリガバルブピン19が放
されると元の位置に復帰してメインバルブ7は軸線xの
左側の静止位置に復帰する。すなわち、押下げられてい
たピストン6の上面側には、加圧空気の供給がなくな
り、しかも大気への排気通路に連通されるため、リター
ンチャンバ11からの加圧空気の作用によって、ピスト
ン6はシリンダ4内をその下死点から急速に上昇して、
図示の上死点に至る。
【0011】一般に、打撃の際にピストンがバンパーを
潰すように打撃した反動でバンパーはピストンを押上げ
るが、まだピストン上面には高い圧力の空気が加わって
いるので、再度ピストンを押下げて打撃部材を押下げて
しまう、いわゆる2度打ちが行われる。この2度打ち
は、1度目の打込みでは打撃部材が釘等を叩いて対象物
に適正に打込むが、2度目の打込みでは釘等がなくなっ
て打撃部材が対象物すなわち化粧板等を叩いてその部分
を傷つけてしまうので、好ましくない。従って、本発明
においては、かかる2度打ちを防止する工夫がなされて
いる。すなわち、シリンダ4の下端側を閉じるノーズ部
分またはハウジング部分(図示の例ではノーズ10の上
部を形成するフランジ23)には、環状のバンパー16
の下部を上下動可能に受入れる深さの環状の窪み24が
形成されている。なお、この環状窪み24は、前記のよ
うにバンパー16の下部を上下動可能に受入れるもの
で、ノーズのフランジに限らず、ハウジングの下部延長
部分にあってもよい。
【0012】環状窪み24は、その入口部25(図2)
においてバンパー16の下部を密に嵌入させてバンパー
下端と該窪みとで閉じた空気室26を形成するように、
バンパー16の下部に対して狭く形成されている。更
に、環状窪み24中の空気室26には加圧空気源として
のリターンエアチャンバ11から通路28を通りチェッ
ク弁を成すOリング29を介して加圧空気が供給されて
いる。なお、供給する加圧空気としては、リターンエア
チャンバ11の加圧空気の外に、ハウジング3の加圧空
気であってもよく、供給空気圧力が変動しない点におい
てハウジング3の加圧空気の方が好ましい結果を得た。
また、チェック弁としては、環状窪み24を一周するO
リング29ではなく、図3に示すように、通路28の出
口部分にボール弁30を設けて、弁体の交換を容易にす
るものでもよい。いずれにしても、チェック弁は加圧空
気源から供給される空気室26への加圧空気の逆流を阻
止するものであればよい。
【0013】このように形成されていることにより、通
常時は、図2及び図3の軸線xの右側のピストン6に示
すように、バンパー16の下部が環状窪み24の入口部
25に嵌入して窪み24とバンパー下端とで閉じた空気
室26を形成している。他方、この空気室26には、チ
ェック弁29または30を介して加圧空気が供給されて
いる。ピストン6は上面の加圧空気によってそのまま強
く下降して打撃部材5で釘等を打撃する。この強い下降
によって、図2及び図3の軸線xの左側に示すように、
ピストン6と一緒にバンパー16も下降して空気室26
の加圧空気が更に強く圧縮される。従って、空気室の空
気圧は非常に高くなり、打撃の際にピストン6がバンパ
ー16を潰すように打撃した反動でバンパーがピストン
を押上げた場合、ピストン上面の高い圧力が再度ピスト
ンを押下げようとしても、空気室26の圧力によって既
にバンパー16は、図2及び図3の軸線xの右側の位置
に復帰している。膨張した空気室26の加圧空気の圧力
とピストン上面の加圧空気の圧力とはほぼ等しいので、
ピストン6が、図2及び図3の軸線xの右側の位置にあ
るバンパー16を押下げようとする力に十分抗すること
ができる。これにより、ピストン6の下降は僅かに抑え
られ2度打ちが防止される。また、バンパー16を上下
動可能に受入れる環状窪み24の空気室26の高い空気
圧は、バンパー16の上方への復帰を即座に行わせ、ピ
ストン6の復帰を助けるだけでなく、バンパー16の緩
衝力も増大させる。更に、空気室26の加圧空気は多少
の漏れがあってもチェック弁を介して補給され、該空気
室の圧力の低下は防止されている。
【0014】また、本発明においては、バンパーそのも
のの耐久性を高めるため、ある程度強度の高い硬いゴム
を使用してもその緩衝力を低下しない工夫もなされてい
る。このため、バンパー16の上部は、ピストン6の下
面に向けて環状に突出し、環状上部突出部分32として
形成されている。これに対して、ピストン6の下面のバ
ンパー当接面には、バンパー16の上部突出部分32を
受入れる第2の環状窪み33が形成されている。この第
2環状窪み33の大きさは、入口部34が奥側(図の上
側)より狭くなっており、上部突出部分32が密嵌状に
圧入される大きさに形成されている。かかる構成によ
り、ピストン6の下降時、先ず、図2の軸線xの右側に
示すように、バンパー16の環状上部突出部分32にピ
ストン6の第2環状窪み33の入口部34が接して窪み
33の空気をそこに閉じ込める。ピストン6は、そのま
ま突出部分32を第2環状窪み33に受入れるように強
く下降し、図2の軸線xの左側に示すように、第2環状
窪み33に閉じ込められた空気をバンパー16の環状上
部突出部分32が強く圧縮する。従って、ピストン6の
急激な下降による衝撃は、バンパー16の弾性による緩
衝作用だけでなく、バンパー16の突出部分32がピス
トン6の第2環状窪み33に密嵌状に圧入することによ
って行われる空気の圧縮による緩衝作用によって大きく
吸収される。これにより、単独では緩衝力の低い高強度
の硬質ゴムを使用しても、その緩衝力を高くできしかも
バンパーの耐久性を向上させる。そして、前記したバン
パー下方の第1環状窪み24の空気室26による効果と
合わせると、衝撃の吸収力が大きく増大し、工具の振動
及び打撃音も大きく減少し、また、バンパーの発熱の抑
制効果も大きく、更に、ピストン6の下死点から上死点
への復帰動作も極めて円滑に行われる。
【0015】図4は、バンパー16の下部に、その外周
面及び内周面に、リップ状のシール36及び37をそれ
ぞれ形成した例を示している。これらのシール36及び
37により、空気室26の密閉性を更に高く維持するこ
とができる。これらのリップ状シールの代わりに、バン
パー16と環状窪み24との間にOリングを設けて、空
気室26の密閉性を更に高く維持するようにしてもよ
い。
【0016】
【発明の効果】本発明の打撃工具によれば、シリンダの
下端側にはバンパーの下部を上下動可能に受入れる環状
の窪みが形成され、該環状窪みとバンパー下端とで密に
閉じた空気室が形成され、空気室には加圧空気源からチ
ェック弁を介して加圧空気が供給され、空気室の加圧空
気はピストンにより打撃されたバンパーの下降によって
更に圧縮されるので、打撃の際にピストンがバンパーを
潰すように打撃した反動でバンパーがピストンを押上げ
るときにピストン上面の高い圧力が再度ピストンを押下
げようとしても、バンパーは上方にの通常位置に復帰し
ており且つ空気室の空気圧とピストン上面の空気圧力と
がほぼ等しいことから、ピストンの再下降が抑制され2
度打ちが防止される。また、空気室の高い空気圧は、バ
ンパーの上方への復帰を即座に行わせ、ピストンの復帰
を助けるだけでなく、バンパーの緩衝力も増大させる。
従って、ピストンの打撃時の衝撃は、硬質バンパーでも
十分吸収され、これにより、バンパーの耐久性が向上
し、衝撃の吸収によって、打撃工具の振動が少なくなる
とともに、打撃音が静かになり、バンパーの熱の発生も
抑えられる。
【0017】また、これらの衝撃吸収力は、バンパーの
上部をピストン下面に向けて環状に突出させ、ピストン
のバンパー当接面にバンパーの上部突出部分を嵌入させ
る第2の環状の窪みを形成し、バンパーの上部突出部分
を第2環状窪みにバンパー突出部分との間の空気を圧縮
した状態に密嵌させる構成を組み合わせることによって
更に大きくでき、工具の振動や打撃音を大きく低減で
き、バンパーの熱の発生も大きく抑えられる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る固着具打撃工具の主要部分の破断
正面図である。
【図2】打撃時のピストン、バンパー及び窪みの関係を
示す図である。
【図3】チェック弁の変形例を示す図2と同様の図であ
る。
【図4】バンパーの下部の変形例を示す図である。
【符号の説明】
1 固着具打撃工具 2 ハンドル 3 ハウジング 4 シリンダ 5 打撃部材 6 ピストン 7 メインバルブ 10 ノーズ 11 リターンエアチャンバ 12 中間穴 13 下端穴 14 チェックバルブ用Oリング 16 バンパー 17 ピストンのシール用Oリング 18 トリガ装置 19 トリガバルブピン 20 管 21 メインバルブチャンバ 23 ノーズのフランジ 24 環状窪み 25 入口部 26 空気室 28 通路 29 チェック弁としてのOリング 30 チェック弁としてのボール弁 32 バンパーの上部突出部分 33 第2環状窪み 34 入口部 36、37 リップ状シール

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ハウジングに加圧空気が供給されてお
    り、ハウジング内部にはシリンダが設けられ、該シリン
    ダ内部には打撃部材が取付けられたピストンが往復動自
    在に配置され、シリンダ上部から加圧空気が供給される
    と、ピストンが急激に下降して打撃部材がシリンダ下端
    側のノーズに配置された固着具を対象物に打込み、次に
    シリンダ上部の空気が大気へ排気されると、シリンダと
    ハウジングとの間に形成されたリターンエアチャンバの
    加圧空気がピストンの下面に作用してピストンがシリン
    ダ上部に復帰するようになっており、ピストンの前記急
    激な下降による衝撃を吸収する環状のバンパーがシリン
    ダの下端側に設けられている固着具打撃工具において、 前記シリンダの下端側を閉じるノーズ部分またはハウジ
    ング部分には、前記環状バンパーの下部を上下動可能に
    受入れる深さの環状の窪みが形成されており、該環状窪
    みと前記バンパーとは、該バンパーが環状窪みに密に嵌
    入してバンパー下端と該窪みとで閉じた空気室を形成す
    るように形成され、更に、環状窪み中の前記空気室には
    加圧空気源からチェック弁を介して加圧空気が供給され
    ており、前記空気室の加圧空気は、前記急激に下降する
    ピストンにより打撃されたバンパーの下降によって更に
    圧縮されることを特徴とする固着具打撃工具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の固着具打撃工具におい
    て、前記空気室へ供給される加圧空気は、ハウジングの
    加圧空気であることを特徴とする固着具打撃工具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の固着具打撃工具におい
    て、前記空気室へ供給される加圧空気は、リターンエア
    チャンバの加圧空気であることを特徴とする固着具打撃
    工具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の固着具打撃工具におい
    て、前記バンパーの上部は、ピストン下面に向けて環状
    に突出しており、前記ピストンのバンパー当接面には、
    バンパーの前記上部突出部分を嵌入させる第2の環状の
    窪みが形成され、バンパーの前記上部突出部分は、前記
    第2環状窪みに、該窪みとバンパー突出部分との間の空
    気を圧縮した状態で密嵌させられることを特徴とする固
    着具打撃工具。
JP5304247A 1993-12-03 1993-12-03 固着具打撃工具 Pending JPH07156078A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304247A JPH07156078A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 固着具打撃工具
DE69408435T DE69408435T2 (de) 1993-12-03 1994-11-25 Eintreibewerkzeug für Befestigungsmittel
EP94308707A EP0661140B1 (en) 1993-12-03 1994-11-25 Fastener driving tool
US08/352,829 US5441192A (en) 1993-12-03 1994-12-02 Fastener driving tool

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5304247A JPH07156078A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 固着具打撃工具

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH07156078A true JPH07156078A (ja) 1995-06-20

Family

ID=17930764

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5304247A Pending JPH07156078A (ja) 1993-12-03 1993-12-03 固着具打撃工具

Country Status (4)

Country Link
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