JPH07155263A - 製パン器 - Google Patents
製パン器Info
- Publication number
- JPH07155263A JPH07155263A JP33974593A JP33974593A JPH07155263A JP H07155263 A JPH07155263 A JP H07155263A JP 33974593 A JP33974593 A JP 33974593A JP 33974593 A JP33974593 A JP 33974593A JP H07155263 A JPH07155263 A JP H07155263A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- bread
- outside air
- dough
- input
- water
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- Manufacturing And Processing Devices For Dough (AREA)
- Baking, Grill, Roasting (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 外気温度や湿度の変動に対応して自動的にパ
ン生地の発酵条件を設定し、また利用時の温度や湿度に
基づいた適水量や適粉量の算出表示が可能な製パン器を
提供する。 【構成】 焼きがま本体1と、その内にセットされたパ
ン焼成ケース13と、上部開口部に取付けられたガラス
蓋3とからなり、パン材料を投入かつ混練して作ったパ
ン生地を発酵させたのち焼成してパンを焼き上げるもの
において、外気温度の測定器6および外気湿度の測定器
7と、パン膨張に関する外気温度と外気湿度の相関デー
タ20を有し、両測定値ならびに相関データに基づい
て、所定のパン膨張度に対応するパン生地の発酵条件を
設定制御する最適発酵制御手段21を備える。
ン生地の発酵条件を設定し、また利用時の温度や湿度に
基づいた適水量や適粉量の算出表示が可能な製パン器を
提供する。 【構成】 焼きがま本体1と、その内にセットされたパ
ン焼成ケース13と、上部開口部に取付けられたガラス
蓋3とからなり、パン材料を投入かつ混練して作ったパ
ン生地を発酵させたのち焼成してパンを焼き上げるもの
において、外気温度の測定器6および外気湿度の測定器
7と、パン膨張に関する外気温度と外気湿度の相関デー
タ20を有し、両測定値ならびに相関データに基づい
て、所定のパン膨張度に対応するパン生地の発酵条件を
設定制御する最適発酵制御手段21を備える。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は主として家庭用の製パン
器に関し、特にパン焼成ケースに投入した水とパン材料
を混練してパン生地をつくり、これを発酵させたのち焼
成する製パン器に関する。
器に関し、特にパン焼成ケースに投入した水とパン材料
を混練してパン生地をつくり、これを発酵させたのち焼
成する製パン器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、家庭用のパン焼き器として、水、
小麦粉およびイースト菌などを密閉容器内に配設された
パン焼成ケースに投入し、該ケース内で混練してパン生
地をつくり、これを一次発酵および二次発酵させたのち
焼成してパンを焼き上げる構成が一般的である。このよ
うな製パン器は、パン焼成ケースを収める焼きがま本体
の上部が開口されており、内部の製パン進行状況を見易
くするため、ここに透明なガラス製の蓋を取付けてい
る。
小麦粉およびイースト菌などを密閉容器内に配設された
パン焼成ケースに投入し、該ケース内で混練してパン生
地をつくり、これを一次発酵および二次発酵させたのち
焼成してパンを焼き上げる構成が一般的である。このよ
うな製パン器は、パン焼成ケースを収める焼きがま本体
の上部が開口されており、内部の製パン進行状況を見易
くするため、ここに透明なガラス製の蓋を取付けてい
る。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが前記のような
透明ガラス製蓋の製パン器は、内部の製パン進行状況が
見易いという便利さの反面、ガラス製蓋が直接外気に接
しているために、焼きがま本体内の製パン条件が透明ガ
ラスを介し室温や湿度の影響を受けやすくなるという問
題点があった。
透明ガラス製蓋の製パン器は、内部の製パン進行状況が
見易いという便利さの反面、ガラス製蓋が直接外気に接
しているために、焼きがま本体内の製パン条件が透明ガ
ラスを介し室温や湿度の影響を受けやすくなるという問
題点があった。
【0004】この結果、特に室温が高いとき、および湿
度の高いときは、パン発酵時の膨らみ度合いが大きく変
動することになり、季節によって焼き上がるパンの寸
法、とりわけ高さ(頭高)が不揃いになるという欠点が
あった。そればかりか、寸法のみならずパンの焼き上が
りの程度にまで影響が及んで、品質上の問題が発生する
恐れがあった。
度の高いときは、パン発酵時の膨らみ度合いが大きく変
動することになり、季節によって焼き上がるパンの寸
法、とりわけ高さ(頭高)が不揃いになるという欠点が
あった。そればかりか、寸法のみならずパンの焼き上が
りの程度にまで影響が及んで、品質上の問題が発生する
恐れがあった。
【0005】さらに、パン生地作りの段階においても、
取り扱い説明書の指示する水量と粉量は四季による温
度、湿度差が考慮されていないため、同量で焼成しても
季節によってパンの頭高が高くなりすぎたり、あるいは
逆に頭高が低すぎる焼き上がりになるため、従来では利
用者が勘や経験によって水量と粉量を加減するという、
不確かで面倒な操作が要求され、非常に不便であった。
取り扱い説明書の指示する水量と粉量は四季による温
度、湿度差が考慮されていないため、同量で焼成しても
季節によってパンの頭高が高くなりすぎたり、あるいは
逆に頭高が低すぎる焼き上がりになるため、従来では利
用者が勘や経験によって水量と粉量を加減するという、
不確かで面倒な操作が要求され、非常に不便であった。
【0006】そこで本発明は、四季などによる外気温度
や外気湿度の変動に対応して自動的にパン生地の発酵条
件を設定する製パン器、また、利用時の外気温度や外気
湿度に基づいた適水量や適粉量を算出し、それを表示す
る製パン器の提供を目的とする。
や外気湿度の変動に対応して自動的にパン生地の発酵条
件を設定する製パン器、また、利用時の外気温度や外気
湿度に基づいた適水量や適粉量を算出し、それを表示す
る製パン器の提供を目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
第1の発明に係る製パン器は、焼きがま本体と、該焼き
がま本体内にセットされたパン焼成ケースと、該焼きが
ま本体の上部開口部に開閉自在に取付けられたガラス蓋
とからなり、前記パン焼成ケースに水とパン材料を投入
かつ混練してパン生地を作り、該パン生地を発酵させた
のち焼成してパンを焼き上げる製パン器において、外気
温度および外気湿度の検出手段と、パン膨張に関する外
気温度と外気湿度の相関データを有し、該相関データと
前記検出手段の測定値に基づいて所定のパン膨張度に対
応するパン生地の発酵条件を設定制御する最適発酵制御
手段とを備えたことを特徴とする。
第1の発明に係る製パン器は、焼きがま本体と、該焼き
がま本体内にセットされたパン焼成ケースと、該焼きが
ま本体の上部開口部に開閉自在に取付けられたガラス蓋
とからなり、前記パン焼成ケースに水とパン材料を投入
かつ混練してパン生地を作り、該パン生地を発酵させた
のち焼成してパンを焼き上げる製パン器において、外気
温度および外気湿度の検出手段と、パン膨張に関する外
気温度と外気湿度の相関データを有し、該相関データと
前記検出手段の測定値に基づいて所定のパン膨張度に対
応するパン生地の発酵条件を設定制御する最適発酵制御
手段とを備えたことを特徴とする。
【0008】また、第2の発明に係る製パン器は、焼き
がま本体と、該焼きがま本体内にセットされたパン焼成
ケースと、該焼きがま本体の上部開口部に開閉自在に取
付けられたガラス蓋とからなり、前記パン焼成ケースに
水とパン材料を投入かつ混練してパン生地を作り、該パ
ン生地を発酵させたのち焼成してパンを焼き上げる製パ
ン器において、外気温度および外気湿度の検出手段と、
投入水量あるいは投入粉量の入力手段と、該投入水量あ
るいは投入粉量の少なくとも一方と前記検出手段に基づ
いて前記投入水量に対応する適粉量あるいは前記投入粉
量に対応する適水量の少なくとも一方を算出する適量算
出手段と、その適量算出値表示手段とを備えたことを特
徴とする。
がま本体と、該焼きがま本体内にセットされたパン焼成
ケースと、該焼きがま本体の上部開口部に開閉自在に取
付けられたガラス蓋とからなり、前記パン焼成ケースに
水とパン材料を投入かつ混練してパン生地を作り、該パ
ン生地を発酵させたのち焼成してパンを焼き上げる製パ
ン器において、外気温度および外気湿度の検出手段と、
投入水量あるいは投入粉量の入力手段と、該投入水量あ
るいは投入粉量の少なくとも一方と前記検出手段に基づ
いて前記投入水量に対応する適粉量あるいは前記投入粉
量に対応する適水量の少なくとも一方を算出する適量算
出手段と、その適量算出値表示手段とを備えたことを特
徴とする。
【0009】
【作用】第1の発明の製パン器では、製パン器内に設け
た最適発酵制御手段が、外気温度の検出器および外気湿
度の検出器からの測定値と、制御回路の記憶装置に記憶
されているパン膨張度と外気温度との相関データ、ある
いはパン膨張度と外気湿度との相関データに基づいて、
パン生地の発酵条件(時間と温度の少なくとも一方)を
制御する。
た最適発酵制御手段が、外気温度の検出器および外気湿
度の検出器からの測定値と、制御回路の記憶装置に記憶
されているパン膨張度と外気温度との相関データ、ある
いはパン膨張度と外気湿度との相関データに基づいて、
パン生地の発酵条件(時間と温度の少なくとも一方)を
制御する。
【0010】また、第2の発明の製パン器では、適量算
出手段が、外気温度の検出器および外気湿度の検出器の
測定値と、投入水量あるいは投入粉量の少なくとも一方
に基づいて、該投入水量に対応する適粉量、あるいは該
投入粉量に対応する適水量の、少なくとも一方を算出し
て、これを表示する。
出手段が、外気温度の検出器および外気湿度の検出器の
測定値と、投入水量あるいは投入粉量の少なくとも一方
に基づいて、該投入水量に対応する適粉量、あるいは該
投入粉量に対応する適水量の、少なくとも一方を算出し
て、これを表示する。
【0011】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は本発明に係る製パン器の実施例の断面説明
図であり、図2は本発明に係る製パン器の第1実施例の
ブロック構成図である。さらに図3は、図2に示す相関
データの説明図である。
する。図1は本発明に係る製パン器の実施例の断面説明
図であり、図2は本発明に係る製パン器の第1実施例の
ブロック構成図である。さらに図3は、図2に示す相関
データの説明図である。
【0012】本発明に係る第1実施例の製パン器Aは、
図1,図2において、円筒形の焼きがま本体1を備え、
時間設定および焼き上がり選択操作用のスイッチ類およ
びキー入力ボタンのある操作盤2が該焼きがま本体1の
正面中央に設けられるとともに、ドーム型のガラス蓋3
が焼きがま本体1の上部に開閉可能に取付けられ、焼き
がま本体1とガラス蓋3とによって密閉容器型の製パン
器Aが構成される。この場合、ガラス蓋3は該蓋を閉じ
た状態で焼きがま本体1の内部を見ることができる透明
ガラス製であって、その後端を焼きがま本体1に設けた
ブラケット4に回動可能に取付けられ、かつ前端には開
閉操作用の把手5が設けられる。
図1,図2において、円筒形の焼きがま本体1を備え、
時間設定および焼き上がり選択操作用のスイッチ類およ
びキー入力ボタンのある操作盤2が該焼きがま本体1の
正面中央に設けられるとともに、ドーム型のガラス蓋3
が焼きがま本体1の上部に開閉可能に取付けられ、焼き
がま本体1とガラス蓋3とによって密閉容器型の製パン
器Aが構成される。この場合、ガラス蓋3は該蓋を閉じ
た状態で焼きがま本体1の内部を見ることができる透明
ガラス製であって、その後端を焼きがま本体1に設けた
ブラケット4に回動可能に取付けられ、かつ前端には開
閉操作用の把手5が設けられる。
【0013】前記の焼きがま本体1の内部には、円筒型
の内部ケース8が配置されるとともに、操作盤2に対応
して表示するディスプレー25,メニュー表示用LED
26,プロセス表示用LED27および、キー入力駆動
部などを取付けた操作基板9が設けられる。また、全体
の制御を司る回路基板10が設けられる。
の内部ケース8が配置されるとともに、操作盤2に対応
して表示するディスプレー25,メニュー表示用LED
26,プロセス表示用LED27および、キー入力駆動
部などを取付けた操作基板9が設けられる。また、全体
の制御を司る回路基板10が設けられる。
【0014】前記の内部ケース8の内周部には、電熱部
材である熱線放射型ヒータ12が環状に固設される。内
部ケース8内には上部開口円筒形のパン焼成ケース13
が取付けられると共に、該パン焼成ケース13に投入さ
れた水を含むパン材料を混練する攪拌羽根14がケース
底部に回転可能に配置され、また上記攪拌により粘土状
となったパン生地が、攪拌羽根14と連れ回りすること
を防止する突条体15が、パン焼成ケース13の内側面
に固設される。
材である熱線放射型ヒータ12が環状に固設される。内
部ケース8内には上部開口円筒形のパン焼成ケース13
が取付けられると共に、該パン焼成ケース13に投入さ
れた水を含むパン材料を混練する攪拌羽根14がケース
底部に回転可能に配置され、また上記攪拌により粘土状
となったパン生地が、攪拌羽根14と連れ回りすること
を防止する突条体15が、パン焼成ケース13の内側面
に固設される。
【0015】攪拌羽根14には温度検出用としてサーミ
スタからなる生地センサー11が取付けられる。さら
に、焼成温度検出用としてのオーブンセンサー17がパ
ン焼成ケース13近傍に取付けられ、さらに焼きがま本
体1の外周には、外気の温度と湿度をそれぞれ検出する
ための外気温度検出器6(検出手段)および外気湿度検
出器7(検出手段)が配設される。これらのセンサーや
検出器によって、製パン時の複数工程段階の温度および
湿度検出を行なうように構成されている。
スタからなる生地センサー11が取付けられる。さら
に、焼成温度検出用としてのオーブンセンサー17がパ
ン焼成ケース13近傍に取付けられ、さらに焼きがま本
体1の外周には、外気の温度と湿度をそれぞれ検出する
ための外気温度検出器6(検出手段)および外気湿度検
出器7(検出手段)が配設される。これらのセンサーや
検出器によって、製パン時の複数工程段階の温度および
湿度検出を行なうように構成されている。
【0016】ここで製パン時の複数工程について説明す
ると、まず所定のパン材料をパン焼成ケース13に投入
して蓋3を閉じ、操作盤2のスイッチをオンすると、ヒ
ーター12に通電されて予熱工程が開始し、予熱工程の
終了とともに、攪拌羽根14が回転駆動されてパン材料
が攪拌され、温風がパン焼成ケース13に送られて混練
工程に移行し、生地センサ11の動作下でパン生地が作
られる。混練工程が完了後に、パン生地の発酵工程に移
行し、発酵工程完了後にオーブンセンサ17の動作下で
焼成工程に入る。
ると、まず所定のパン材料をパン焼成ケース13に投入
して蓋3を閉じ、操作盤2のスイッチをオンすると、ヒ
ーター12に通電されて予熱工程が開始し、予熱工程の
終了とともに、攪拌羽根14が回転駆動されてパン材料
が攪拌され、温風がパン焼成ケース13に送られて混練
工程に移行し、生地センサ11の動作下でパン生地が作
られる。混練工程が完了後に、パン生地の発酵工程に移
行し、発酵工程完了後にオーブンセンサ17の動作下で
焼成工程に入る。
【0017】図1にての回路基板10には製パン器A全
体を制御する制御部18が搭載され、本第1実施例の制
御部18は、図2に示すように、記憶装置(ROMな
ど)に格納した相関データ20および記憶装置に格納し
た最適発酵制御プログラム21(最適発酵制御手段)を
擁して成る。
体を制御する制御部18が搭載され、本第1実施例の制
御部18は、図2に示すように、記憶装置(ROMな
ど)に格納した相関データ20および記憶装置に格納し
た最適発酵制御プログラム21(最適発酵制御手段)を
擁して成る。
【0018】ここで相関データ20は、外気温度および
外気湿度がパン膨張度に与える影響に関するデータであ
って、とりわけパン生地混練後の発酵条件を規定するも
のである。図3(a)の曲線G1は、ある発酵条件(温
度、時間)下での外気温度とパン膨張度の関係を示す相
関曲線で、このようにパン膨張度は外気温度によって大
きく変動する。相関データ20は種々の異なる発酵条件
(温度、時間)での複数の相関曲線G1を備えるもので
ある。
外気湿度がパン膨張度に与える影響に関するデータであ
って、とりわけパン生地混練後の発酵条件を規定するも
のである。図3(a)の曲線G1は、ある発酵条件(温
度、時間)下での外気温度とパン膨張度の関係を示す相
関曲線で、このようにパン膨張度は外気温度によって大
きく変動する。相関データ20は種々の異なる発酵条件
(温度、時間)での複数の相関曲線G1を備えるもので
ある。
【0019】さらに図3(b)の曲線G2は、ある発酵
条件(温度、時間)下での外気湿度とパン膨張度の関係
を示す相関曲線で、このようにパン膨張度は外気湿度に
よっても大きく変動する。相関データ20は種々の異な
る発酵条件(温度、時間)での複数の相関曲線G2を備
えるものである。
条件(温度、時間)下での外気湿度とパン膨張度の関係
を示す相関曲線で、このようにパン膨張度は外気湿度に
よっても大きく変動する。相関データ20は種々の異な
る発酵条件(温度、時間)での複数の相関曲線G2を備
えるものである。
【0020】また、外気温度と外気湿度のパン膨張度に
及ぼす効果は、それぞれ独立に作用するので、外気温度
と外気湿度の条件下で最適な発酵条件を設定する。
及ぼす効果は、それぞれ独立に作用するので、外気温度
と外気湿度の条件下で最適な発酵条件を設定する。
【0021】図2のブロック構成図に基づき、第1実施
例の制御動作を説明する。制御部18内の最適発酵制御
プログラム21は、パン生地の発酵工程において外気温
度検出器6から外気温度Taを、また外気湿度検出器7
から外気湿度Haを受け取り、相関データ20からデー
タDをアクセスして、所定のパン膨張度を実現する最適
発酵条件を設定し、この発酵工程によってヒータ12の
リレー30やモータのリレー31,32を駆動制御す
る。
例の制御動作を説明する。制御部18内の最適発酵制御
プログラム21は、パン生地の発酵工程において外気温
度検出器6から外気温度Taを、また外気湿度検出器7
から外気湿度Haを受け取り、相関データ20からデー
タDをアクセスして、所定のパン膨張度を実現する最適
発酵条件を設定し、この発酵工程によってヒータ12の
リレー30やモータのリレー31,32を駆動制御す
る。
【0022】第1実施例を前記のように構成することに
よって、外気温度ならびに外気湿度が変動しても常に所
定の膨張度を有するパン製造が可能になる。
よって、外気温度ならびに外気湿度が変動しても常に所
定の膨張度を有するパン製造が可能になる。
【0023】つぎに図4と図5に基づいて、本発明に係
る第2実施例の製パン器を説明する。本発明に係る第2
実施例の製パン器Bは、図4,5において操作盤2に利
用者が入力操作する投入水量キー2a(入力手段)と投
入粉量キー2b(入力手段)を備える。さらに回路基板
10の制御部18には記憶装置内に格納されている水量
や粉量の適量算出プログラム22(適量算出手段)を備
える。本第2実施例では、入力された投入水量あるいは
投入粉量のいずれかと、外気温度および外気湿度に基づ
いて、適量の対応する粉量あるいは対応する水量のいず
れかを設定して、これをディスプレー25に表示する。
る第2実施例の製パン器を説明する。本発明に係る第2
実施例の製パン器Bは、図4,5において操作盤2に利
用者が入力操作する投入水量キー2a(入力手段)と投
入粉量キー2b(入力手段)を備える。さらに回路基板
10の制御部18には記憶装置内に格納されている水量
や粉量の適量算出プログラム22(適量算出手段)を備
える。本第2実施例では、入力された投入水量あるいは
投入粉量のいずれかと、外気温度および外気湿度に基づ
いて、適量の対応する粉量あるいは対応する水量のいず
れかを設定して、これをディスプレー25に表示する。
【0024】図5のブロック構成図に基づき、第2実施
例の制御動作を説明する。制御部18内の適量算出プロ
グラム22は、パン生地製作工程において外気温度検出
器6から外気温度Taを、また外気湿度検出器7から外
気湿度Haを受け取り、さらに投入水量キー2aあるい
は投入粉量キー2bのいずれか一方から、投入水量Wi
あるいは投入粉量Piを受けて、これらにそれぞれ対応
する適粉量Psあるいは適水量Wsを算出し、これをデ
ィスプレー25(適量算出値表示手段)に表示する。利
用者はこの表示に従って、粉量Psあるいは水量Wsを
投入すれば、所望のパン生地を製作できる。
例の制御動作を説明する。制御部18内の適量算出プロ
グラム22は、パン生地製作工程において外気温度検出
器6から外気温度Taを、また外気湿度検出器7から外
気湿度Haを受け取り、さらに投入水量キー2aあるい
は投入粉量キー2bのいずれか一方から、投入水量Wi
あるいは投入粉量Piを受けて、これらにそれぞれ対応
する適粉量Psあるいは適水量Wsを算出し、これをデ
ィスプレー25(適量算出値表示手段)に表示する。利
用者はこの表示に従って、粉量Psあるいは水量Wsを
投入すれば、所望のパン生地を製作できる。
【0025】前記構成によって、外気温度ならびに外気
湿度の変動下で、投入された水量あるいは粉量に対す
る、常に所定の膨張度を有するパン製造が可能になるも
のである。
湿度の変動下で、投入された水量あるいは粉量に対す
る、常に所定の膨張度を有するパン製造が可能になるも
のである。
【0026】
【発明の効果】前記の説明から明らかなように、本発明
に係る製パン器は、内蔵する最適発酵制御手段が、外気
温度の検出手段および外気湿度の検出手段からの測定値
と、内蔵するパン膨張度に関する温度と湿度の相関デー
タに基づいて、パン生地の発酵条件(発酵時間と発酵温
度の少なくとも一方)を制御するから、外気の状況に影
響されず、常に揃った寸法のパンの仕上がりを実現する
ことができる。
に係る製パン器は、内蔵する最適発酵制御手段が、外気
温度の検出手段および外気湿度の検出手段からの測定値
と、内蔵するパン膨張度に関する温度と湿度の相関デー
タに基づいて、パン生地の発酵条件(発酵時間と発酵温
度の少なくとも一方)を制御するから、外気の状況に影
響されず、常に揃った寸法のパンの仕上がりを実現する
ことができる。
【0027】また、適量算出手段が、外気温度の検出手
段および外気湿度の検出手段の測定値と、入力手段によ
り入力した投入水量あるいは投入粉量の少なくとも一方
に基づいて、該投入水量に対応する適粉量、あるいは該
投入粉量に対応する適水量の、少なくとも一方を算出し
て、適量算出値表示手段によりこれを表示するから、利
用者は適量を容易に知ることができ、面倒な計算や不確
かな勘に頼ることなく品質の揃ったパンを仕上げること
が可能になる。
段および外気湿度の検出手段の測定値と、入力手段によ
り入力した投入水量あるいは投入粉量の少なくとも一方
に基づいて、該投入水量に対応する適粉量、あるいは該
投入粉量に対応する適水量の、少なくとも一方を算出し
て、適量算出値表示手段によりこれを表示するから、利
用者は適量を容易に知ることができ、面倒な計算や不確
かな勘に頼ることなく品質の揃ったパンを仕上げること
が可能になる。
【図1】本発明に係る製パン器の第1実施例の断面図で
ある。
ある。
【図2】本発明に係る製パン器の第1実施例のブロック
構成図である。
構成図である。
【図3】図2に示す相関データの説明図である。
【図4】本発明に係る製パン器の第2実施例の断面図で
ある。
ある。
【図5】本発明に係る製パン器の第2実施例のブロック
構成図である。
構成図である。
A 製パン器 1 焼きがま本体 2 操作盤 2a 投入水量キー(入力手段) 2b 投入粉量キー(入力手段) 3 ガラス蓋 4 ブラケット 5 把手 6 外気温度検出器(検出手段) 7 外気湿度検出器(検出手段) 8 内部ケース 9 操作基板 10 回路基板 11 生地センサ 12 ヒータ 13 パン焼成ケース 14 攪拌羽根 15 突条体 17 オーブンセンサ 20 相関データ 21 最適発酵制御プログラム(最適発酵制御手段) 22 適量算出プログラム(適量算出手段) 25 ディスプレー(適量算出値表示手段)
Claims (2)
- 【請求項1】 焼きがま本体と、該焼きがま本体内にセ
ットされたパン焼成ケースと、該焼きがま本体の上部開
口部に開閉自在に取付けられたガラス蓋とからなり、前
記パン焼成ケースに水とパン材料を投入かつ混練してパ
ン生地を作り、該パン生地を発酵させたのち焼成してパ
ンを焼き上げる製パン器において、外気温度および外気
湿度の検出手段と、パン膨張に関する外気温度と外気湿
度の相関データを有し、該相関データと前記検出手段の
測定値に基づいて所定のパン膨張度に対応するパン生地
の発酵条件を設定制御する最適発酵制御手段とを備えた
ことを特徴とする製パン器。 - 【請求項2】 焼きがま本体と、該焼きがま本体内にセ
ットされたパン焼成ケースと、該焼きがま本体の上部開
口部に開閉自在に取付けられたガラス蓋とからなり、前
記パン焼成ケースに水とパン材料を投入かつ混練してパ
ン生地を作り、該パン生地を発酵させたのち焼成してパ
ンを焼き上げる製パン器において、外気温度および外気
湿度の検出手段と、投入水量あるいは投入粉量の入力手
段と、該投入水量あるいは投入粉量の少なくとも一方と
前記検出手段に基づいて前記投入水量に対応する適粉量
あるいは前記投入粉量に対応する適水量の少なくとも一
方を算出する適量算出手段と、その適量算出値表示手段
とを備えたことを特徴とする製パン器。
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JP2004242603A (ja) * | 2003-02-14 | 2004-09-02 | Yoshiaki Miyasato | ミキサー装置に於ける製造自動制御システム |
WO2006025192A1 (ja) * | 2004-08-13 | 2006-03-09 | Yoshiaki Miyazato | ミキサー制御装置及びシステム |
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JP2012183148A (ja) * | 2011-03-04 | 2012-09-27 | Panasonic Corp | 自動製パン機 |
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1993
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WO2019179427A1 (zh) * | 2018-03-22 | 2019-09-26 | 九阳股份有限公司 | 一种可视的食品加工机 |
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