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JPH07143075A - 音声符号化通信方式及びその装置 - Google Patents

音声符号化通信方式及びその装置

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Publication number
JPH07143075A
JPH07143075A JP5307047A JP30704793A JPH07143075A JP H07143075 A JPH07143075 A JP H07143075A JP 5307047 A JP5307047 A JP 5307047A JP 30704793 A JP30704793 A JP 30704793A JP H07143075 A JPH07143075 A JP H07143075A
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gain
vector
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signal
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JP5307047A
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Seiji Sasaki
誠司 佐々木
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Kokusai Electric Corp
Original Assignee
Kokusai Electric Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】LD−CELP符号化方式をディジタルコード
レス電話に適用するため、誤り訂正符号と、深いインタ
ーリーブを用いないで伝送回線の誤りによる再生音質の
聴感上の劣化を軽減する。 【構成】誤り訂正符号と、深いインターリーブを用いな
いでLD−CELP符号化された信号を受信し、ベクト
ル単位で無線回線制御プロセッサ10から伝送誤りを示
すフラグkが出力されたとき、利得制御回路8と合成フ
ィルタ係数制御回路9から出力する直前のベクトルの利
得eと合成フィルタ係数kを利得調整器2と合成フィル
タ4に与えるとともに、ポストフィルタ6の動作を休止
させ、ポストフィルタへの入力信号をそのまま通過させ
出力するように構成した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は音声符号化通信方式およ
びその装置に関するものであり、特に、符号化方式とし
て低遅延符号励振線形予測(Low Delay-Code Excited L
inear Prediction以下、LD−CELPと呼ぶ)を用い
た16kbit/s音声復号化方式を適用した音声符号化通
信方式およびその装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年の社会、経済活動の多様化、国際化
に伴い、移動通信に対する期待は急速に高まっている。
なかでも、携帯型の自動車電話やコードレス電話の需要
は飛躍的な伸びをみせてきている。また、21世紀に向
けて統合化された公衆陸上移動通信システムである第3
世代移動通信システム(FPLMTS:Future PublicL
and Mobile Telecommuication System )の構築がCC
IRによって検討されている。このような公衆陸上移動
通信システムの発展の流れに沿って、現在、自動車電話
システムやコードレス電話システムのディジタル化が進
められており商用化の段階まで進んでいる。ディジタル
自動車電話システムについては、周波数の有効利用のた
め、無線区間の伝送レートを変更することなく伝送可能
なチャネル数をフルレートの2倍に増やすことを可能に
するハーフレートシステムの開発が進められており、そ
の仕様が固まりつつある。近い将来、ディジタルコード
レス電話システムでもディジタル自動車電話システムと
同様の理由でハーフレート化が進められる。ディジタル
コードレス電話システムで使用される標準音声符号化方
式は、フルレートシステムでは32kbit/s適応差分P
CM(ADPCM:Adaptive Differential Pulse Code
Modulation )が既に採用されており、ハーフレートシ
ステムでは低遅延符号励振線形予測(Low Delay-Code E
xcited Linear Prediction以下、LD−CPELと呼
ぶ)を用いた16kbit/s音声符号化方式が採用される
見通しである。
【0003】陸上移動通信の伝送路の一般的な特徴の一
つとして、伝搬状態が急激に変動し、バースト状に誤り
が発生することが挙げられる。このような伝送誤りが頻
繁に発生すると、再生音声の品質劣化が目立つようにな
る。この対策として、ディジタル自動車電話システムで
は、FEC(前向き誤り訂正)とインターリーブが用い
られており、伝送誤りに対し耐性のあるシステムが構築
されている。コードレス電話システムでは、端末から端
末までの遅延時間が短い必要があるため、また、冗長ビ
ットの付加が容易ではないため、誤り訂正符号と深いイ
ンターリーブは使用できない。そこで、合成後の再生音
声の誤りによる聴感上の劣化を軽減するため誤り訂正以
外の対策が必要となる。伝送誤りが発生すると受信側で
の再生音声のレベルが急激に大きくなることが多く、聴
感上の品質が著しく劣化する。誤り訂正以外の対策を用
いてこの現象を避けるためには、再生音声において伝送
誤りにより影響を受けた区間については、そのレベル,
スペクトル特性を伝送誤りが発生する直前の再生音声の
それらに近似させる方法が聴感上の品質を劣化させない
ために有効であると考えられる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】現状では、上述のディ
ジタルコードレス電話のハーフレートシステム標準音声
符号化方式であるLD−CELPに関しては、それに組
込める誤り訂正符号以外の伝送誤り対策技術は検討され
ていない。本発明の対象とするものは、LD−CELP
符復号化を用いたディジタルコードレス電話システムに
おいて、受信側で合成される再生音声の伝送誤りによる
聴感上の劣化を軽減するための、誤り訂正符号と、深い
インターリーブを用いない誤り対策機能をLD−CEL
P復号器に付加する方法である。この機能を付加するこ
とにより、伝送誤りの影響を受けている区間での再生音
声のレベル、スペクトル特性が、伝送誤りが発生する直
前の再生音声のそれらに近似され、聴感上の品質劣化は
目立たなくなる。本発明の目的は、LD−CELP符復
号化を用いたディジタルコードレス電話通信を行うた
め、誤り訂正符号と、深いインターリーブを必要としな
い誤り対策機能を有し、受信側で合成される再生音声の
伝送誤りによる聴感上の劣化を軽減した音声符号化通信
方式及びその装置を提供することにある。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明の音声符号化通信
方式は、ディジタルコードレス電話通信において、受信
側で合成される再生音声の伝送誤りによる聴感上の劣化
を軽減するため、送信側では、音声信号を8kHz のサン
プリング周波数で5サンプルを1ベクトルとするベクト
ル毎にLD−CELP符号器によって、符号化して送出
し、受信側では、受信信号をLD−CELP復号器によ
って復号して1ベクトル毎に再生信号を出力するととも
に、無線回線制御プロセッサによって回線品質を常に監
視し伝送誤りを検出して誤り検出フラグを出力する音声
符号化通信方式において、再生音声に対する伝送誤の影
響を軽減するために、受信側で、前記無線回線制御プロ
セッサから出力される誤り検出フラグが誤りがないこと
を示す区間では受信信号を前記LD−CELP復号器に
よって復号して再生信号を出力し、該誤り検出フラグが
誤りがあることを示す区間では、、前記LD−CELP
復号器の内部パラメータである合成フィルタの係数と利
得調整器の利得を、誤りが発生する直前の1ベクトルに
対応する値で置換して使用するとともに、ポストフィル
タの処理は行わないように制御して再生信号を復号する
ようにしたことを特徴とするものである。
【0006】このような通信方式を実施するための本発
明の音声復号装置は、入力音声信号を1ベクトル毎にL
D−CELP符号化された信号を伝送路を介して受信
し、伝送誤りによる影響を軽減しながらLD−CELP
復号により受信信号を復号して1ベクトル毎に再生音声
を再生する音声復号装置において、回線品質を常に監視
して伝送誤りを検出し伝送誤りの有無を示す誤り検出フ
ラグを出力する無線回線制御プロセッサと、該無線回線
制御プロセッサから出力される誤り検出フラグをもと
に、誤りがない場合は1ベクトル毎の受信信号を入力し
復号して1ベクトル毎に再生信号を出力し、誤りが検出
された場合は、内部パラメータである合成フィルタの係
数と利得調整器の利得を誤りが発生する直前の1ベクト
ルに対応する値で置換して使用するとともに、ポストフ
ィルタの処理は行わないようにして受信信号を復号し1
ベクトル毎に再生音声を出力するLD−CELP復号器
とを備えたことを特徴とするものである。
【0007】さらに、前記音声復号装置において、誤り
検出フラグが“伝送誤りあり”から“伝送誤りなし”に
切り替わる時点で、LD−CELP復号器の利得調整器
の利得の値が、誤り発生の直前の1ベクトルに対応する
値で置換・固定されている値からバックワード利得適応
器で計算された最新の利得の値へ更新される際に、所定
の時間だけ、〔現ベクトルの復号に使用する利得=1ベ
クトル前に復号に使用した利得×α+バックワード利得
適応器で計算された最新の利得×(1−α)〕として利
得の変化を滑らかにすることにより再生音声に発生する
異音を低減するようにしたことを特徴とするものであ
る。
【0008】
【実施例】図1は本発明のLD−CELP復号器の構成
図である。同図において、無線回線制御プロセッサ1
0、利得制御回路8、合成フィルタ係数制御回路9は、
本発明により付加された回路である。他の部分は、標準
規格TTC JT−G728に示されたLD−CELP
復号器と全く同じ動作をする構成要素である。無線回路
制御プロセッサ10は、回線品質を常に監視しており伝
送誤りを検出し伝送誤りの有無を示す誤り検出フラグk
を出力する。ここで、誤り検出の方法としてはCRC
(巡回冗長符号:公知の技術)を用いて実行することが
可能である。入力信号aは、現時点での1ベクトル(5
サンプル)に対して最適な励振ベクトルbの形状、振幅
を表現するインデックスであり、この入力信号aを用い
て励振VQ(ベクトル量子化:Vector Quantization )
コードブック1から最適な励振ベクトルbを選択して出
力する。励振ベクトルbは利得調整器2により利得eを
用いて利得調整され利得調整された励振ベクトルcが得
られる。ここで、バックワード利得適応器3は過去の利
得調整された励振ベクトルcからバックワード予測によ
り次の入力ベクトルに対して利得調整を行うための更新
された利得dを計算する。利得制御回路8は無線回線制
御プロセッサ10からの誤り検出フラグkに基づき過去
の利得dを固定(保持)、または最新の利得dをそのま
ま通過(更新)、または平滑化処理して利得調整器2で
使用する利得eを決定して出力する(この詳細な動作、
タイミングについては後で説明する)。利得制御回路8
の出力eは次の入力ベクトルに対応する利得として利得
調整器2で使用される。
【0009】次に、利得調整された励振ベクトルcによ
り合成フィルタ4を駆動して再生音声ベクトルfを合成
する。ここで、バックワード合成フィルタ適応器5は過
去の再生音声ベクトルfからバックワード予測により次
の入力ベクトルに対応する合成フィルタ係数gを計算し
て出力する。合成フィルタ係数制御回路9は無線回線制
御プロセッサ10からの誤り検出フラグkに基づき合成
フィルタ係数gを保持またはそのまま通過(更新)させ
る(このタイミングについては後で説明する)。合成フ
ィルタ係数制御回路9の出力hが次の入力ベクトルに対
応する合成フィルタ係数として合成フィルタ4で使用さ
れる。再生音声ベクトルfはポストフィルタ6により聴
感上での品質を増すための処理が施された後、PCM変
換回路7により64kbit/sμ則PCMまたは16ビッ
ト均一PCM出力jとして出力される。ポストフィルタ
6は誤り検出フラグkに基づき休止モードになる機能を
有する。
【0010】次に、図4のタイムチャートを用いて利得
制御回路8、合成フィルタ係数制御回路9、およびポス
トフィルタ6の動作を説明する。(A)はLD−CEL
P符号器に入力される音声信号のフレームを示す。1フ
レーム長は10msecであり、1フレーム当り16ベクト
ル(80サンプル;サンプリング周波数8kHz )で構成
されるという前提で説明を進める。このフレーム構成に
対応するLD−CELP符号器による音声符号データ列
が受信側のLD−CELP復号器に入力される。(B)
は受信側の無線回線制御プロセッサ10で決定される誤
り検出フラグkであり、フレーム単位で伝送誤りの有/
無を検出する。ここでは、フレーム2の伝送データビッ
ト列の伝送誤りが生じている。(C)はLD−CELP
復号器内の利得制御回路8の動作を示す。誤り検出フラ
グkが誤りなしを示している時(フレーム1,3,4)
は、利得更新(入力をそのまま通過して出力)、または
利得平滑化処理を行い、誤りありの場合(フレーム2)
は誤りが発生する直前のフレーム(ここではフレーム
1)の最後の1ベクトルに対応する利得を保持し出力と
する(詳細な制御動作については後で説明する)。この
処理により伝送誤りの影響を受けている区間での再生音
声のレベルが伝送誤りが発生する直前の再生音声のそれ
に近似できる。
【0011】(D)はLD−CELP復号器内の合成フ
ィルタ係数制御回路9の動作を示す。誤り検出フラグk
が誤りなしを示している時(フレーム1,3,4)は、
利得更新(入力をそのまま通過して出力)を行い、誤り
ありの場合(フレーム2)は、誤りが発生する直前のフ
レーム(ここではフレーム1)の最後の1ベクトルに対
応する利得を保持し出力とする(詳細な制御動作につい
ては後で説明する)。この処理により伝送誤りの影響を
受けている区間での再生音声のスペクトル特性が伝送誤
りが発生する直前の再生音声のそれに近似できる。
(E)はポストフィルタ6の動作を示しており、誤り検
出フラグkが誤りなしのを示している時(フレーム1,
3,4)は、通常通り動作し、誤りありの場合(フレー
ム2)は、動作を休止し、入力された信号を処理せずに
そのまま出力する。ボストフィルタを誤り発生時に休止
させる(フィルタリング処理させずに入力をそのまま通
過させる)理由は、本処理では本来、再生音声の聴感上
の品質を向上させるためスペクトル包絡強調、ピッチ強
調処理を行うが、伝送誤りの影響を受けた再生音声にこ
れらの処理を行った場合逆効果となり伝送誤りの影響を
強調させる可能性があるからである。
【0012】次に、図2を用いて利得制御回路8の動作
について詳細に説明する。ここに示すフローチャートは
フレーム毎に実行される。〜はステップ番号を示
す。 :伝送誤り検出フラグkが誤りありを示しているかど
うかを調べる。 :伝送誤りありの場合は、伝送誤りが発生する直前の
フレームの最後の1ベクトルに対応する利得dを保持し
ておき、伝送誤りが発生し続けている間は、その保持さ
れている値を出力eとする。 :次に続くフレームが伝送誤りなしの場合、利得平滑
化処理を行うので、その準備として制御カウンタGに特
定の数値Mをセットする。ここでMは利得平滑化を継続
するフレーム数である(例えば、3)。 :誤りなしの場合、制御カウンタGの値が0であるか
どうかを調べる。 :制御カウンタGの値が0であれば、利得平滑化処理
は行わず、バックワード利得適応器3からの出力dを出
力eとしてそのまま通過させる。 :制御カウンタGの値が0でなければ利得平滑化処理
をこのフレームでも続行する。制御カウンタGから1を
減算する。 :利得平滑化処理を行う。誤り検出フラグが“伝送誤
りあり”から“伝送誤りなし”に切り替わる時点で、利
得調整器2で使用される利得eの値がの状態(誤り発
生の直前の1ベクトル(5サンプル)に対応する値で置
換・固定されている値)からの状態(バックワード利
得適応器3で計算された最新の利得の値dをeとする)
へ瞬時に更新されると、復号に使用される利得の値eは
急激に変化するため再生音声に異音が生じる場合があ
る。これを避けるため、利得の固定(の状態)から更
新(の状態)に切り替わる間に、所定の時間(前記M
で指定)だけ次に示すような利得平滑化処理を行う。 利得調整器2で使用する利得e=1ベクトル前に使用し
た利得e×α+バックワード利得適応器で計算された最
新の利得d×(1−α) ここで、例えばα=0.95である。このように伝送誤
りありから伝送誤りなしへの切り替わり時点で利得の変
化を滑らかにすることにより再生音声に発生する異音を
低減する。
【0013】図3に合成フィルタ係数制御回路9の動作
を示す。ここに示すフローチャートは、フレーム毎に実
行される。 :伝送誤り検出フラグkが誤りありを示してるかどう
かを調べる。 :伝送誤りありの場合は、伝送誤りが発生する直前の
フレームの最後の1ベクトルに対応する合成フィルタ係
数gを保持しておき、伝送誤りが発生し続けている間
は、その保持されている値を出力hとする。 :伝送誤りなしの場合、バックワード合成フィルタ適
応器5からの出力gを出力hとしてそのまま通過させ
る。 本発明の回路の構成要素についてその回路の実現方法に
ついて記述したが、LD−CELP符号化器、LD−C
ELP復号器は具体的には信号処理用マイクロプロセッ
サ(DSP)で実現されるのが一般的であることから、
それらここに述べたLD−CELP符復号化器の周辺回
路もDSPのプログラムの一部として実現することは容
易に可能である。
【0014】
【発明の効果】ディジタルコードレス電話のハーフレ−
トシステムにおいて、本発明を実施することにより、伝
送誤りの影響を受けている区間での再生音声のレベル、
スペクトル特性が伝送誤りが発生する直前の再生音声の
それらに近似され、聴感上の品質劣化は目立たなくな
る。よって、誤り訂正符号と深いインターリーブを必要
としない効果的な誤り対策機能を有する音声復号化通信
方式及びその装置を提供できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例を示す構成図である。
【図2】本発明の利得制御回路の動作を説明するフロー
チャートである。
【図3】本発明の合成フィルタ係数制御回路の動作を説
明するフローチャートである。
【図4】本発明の動作を示すタイミングチャートであ
る。
【符号の説明】
1 励振VQコードブック 2 利得調整器 3 バックワード利得適応器 4 合成フィルタ 5 バックワード合成フィルタ適応器 6 ポストフィルタ 7 PCM変換回路 8 利得制御回路 9 合成フィルタ係数制御回路 10 無線回線制御プロセッサ

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 送信側では、音声信号を8kHz のサンプ
    リング周波数で5サンプルを1ベクトルとするベクトル
    毎にLD−CELP符号化器によって符号化して送出
    し、受信側では、受信信号をLD−CELP復号器によ
    って復号して1ベクトル毎に再生信号を出力するととも
    に、無線回線制御プロセッサによって回線品質を常に監
    視し伝送誤りを検出して誤り検出フラグを出力する音声
    符号化通信方式において、 再生音声に対する伝送誤りの影響を軽減するために、 受信側で、前記無線回線制御プロセッサから出力される
    誤り検出フラグが誤りがないことを示す区間では受信信
    号を前記LD−CELP復号器によって復号して再生信
    号を出力し、該誤り検出フラグが誤りがあることを示す
    区間では、前記LD−CELP復号器の内部パラメータ
    である合成フィルタの係数と利得調整器の利得を、誤り
    が発生する直前の1ベクトルに対応する値で置換して使
    用するとともに、ポストフィルタの処理は行わないよう
    に制御して再生信号を復号するようにしたことを特徴と
    する音声符号化通信方式。
  2. 【請求項2】 入力音声信号を1ベクトル毎にLD−C
    ELP符号化された信号を伝送路を介して受信し、伝送
    誤りによる影響を軽減しながらLD−CELP復号器に
    より受信信号を復号して1ベクトル毎に再生音声を再生
    する音声復号装置において、 回線品質を常に監視して伝送誤りを検出し伝送誤りの有
    無を示す誤り検出フラグを出力する無線回線制御プロセ
    ッサと、 該無線回線制御プロセッサから出力される誤り検出フラ
    グをもとに、誤りがない場合は1ベクトル毎の受信信号
    を入力し復号して1ベクトル毎に再生信号を出力し、誤
    りが検出された場合は、内部パラメータである合成フィ
    ルタの係数と利得調整器の利得を誤りが発生する直前の
    1ベクトルに対応する値で置換して使用するとともに、
    ポストフィルタの処理は行わないようにして受信信号を
    復号し1ベクトル毎に再生音声を出力するLD−CEL
    P復号器とを備えたことを特徴とする音声復号装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の音声復号装置において、
    誤り検出フラグが“伝送誤りあり”から“伝送誤りな
    し”に切り替わる時点で、LD−CELP復号器の利得
    調整器の利得の値が、誤り発生の直前の1ベクトルに対
    応する値で置換・固定されている値からバックワード利
    得適応器で計算された最新の利得の値へ更新される際
    に、所定の時間だけ、〔現ベクトルの復号に使用する利
    得=1ベクトル前に復号に使用した利得×α+バックワ
    ード利得適応器で計算された最新の利得×(1−α)〕
    として利得の変化を滑らかにすることにより再生音声に
    発生する異音を低減するようにしたことを特徴とする請
    求項2記載の音声復号装置。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7478042B2 (en) 2000-11-30 2009-01-13 Panasonic Corporation Speech decoder that detects stationary noise signal regions

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US7478042B2 (en) 2000-11-30 2009-01-13 Panasonic Corporation Speech decoder that detects stationary noise signal regions

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