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JPH07145941A - 調理システム - Google Patents

調理システム

Info

Publication number
JPH07145941A
JPH07145941A JP29671693A JP29671693A JPH07145941A JP H07145941 A JPH07145941 A JP H07145941A JP 29671693 A JP29671693 A JP 29671693A JP 29671693 A JP29671693 A JP 29671693A JP H07145941 A JPH07145941 A JP H07145941A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooking
centralized control
input
information
output port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP29671693A
Other languages
English (en)
Inventor
Yoshio Okamura
嘉夫 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP29671693A priority Critical patent/JPH07145941A/ja
Publication of JPH07145941A publication Critical patent/JPH07145941A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 集中制御するように接続された調理機器を単
独でも使用可能な構成として使い勝手の向上を図る。 【構成】 キャビネットに複数の調理機器2〜5を一括
して収容し、コントローラ7を設ける。各調理機器2〜
5は調理制御回路22を有し、単独で負荷回路26を駆
動制御可能に構成されると共に、調理情報を授受可能な
入出力ポート28を備える。コントローラ7の前面には
操作パネル8が設けられ、各種操作スイッチを備えた操
作部9bを有すると共に、内部に集中制御回路20,メ
モリ20aおよび集中制御用入出力ポート19を備え
る。調理機器2〜6を接続ケーブル29によりコントロ
ーラ7に接続すると、各調理機器2〜6で設定された調
理情報を集中制御回路20側で読出し一括してメモリ2
0aに記憶読出しが可能となる。調理機器2〜6を単独
でも集中制御でも使えて使い勝手が向上する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、複数の調理機器をキャ
ビネットに収容して集中制御装置により一括して駆動制
御が行えるようにした調理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、この種の調理システムとして、一
つのキャビネットに、例えば、電子レンジ,コーヒーメ
ーカー,炊飯器等の複数の加熱調理機器を組み込み、こ
のキャビネットに設けられた集中制御装置により、個々
の加熱調理機器の駆動制御を一括して行うようにしたも
のがある。
【0003】これは、多数の加熱調理機器をキャビネッ
トに効率良く収容することにより、台所等の限られたス
ペースでも使用可能とすると共に、そのキャビネットに
設けられた集中制御装置により一括して加熱調理機器を
駆動制御することができるようにして個々の加熱調理機
器をそれぞれ操作する煩わしさをなくして使い勝手の向
上をも図るようにしたものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来構
成のものでは、集中制御装置により駆動制御される加熱
調理機器は、組み込み可能なものが限られていると共
に、組み込まれた状態で使用することが前提となってい
るので、組み込まれている加熱調理機器以外のものを使
用することができないものであった。つまり、例えば、
電子レンジ,コーヒーメーカーおよび炊飯器には対応で
きるが、コーヒーメーカーに代えて保温ポットを使用す
るといった対応ができないものであった。
【0005】一方、キャビネット内に組み込まれた各加
熱調理機器は、組み込まれた状態では使用できるが、こ
れらは集中制御装置によって駆動制御される構成とされ
ているので、これを取り出して単独で使用するといった
柔軟な使用形態を取ることができず、場合によっては使
いにくくなる不具合があった。
【0006】本発明は、上記事情に鑑みてなされたもの
で、その目的は、単独で使用可能な調理機器としなが
ら、所望のものを複数選択してキャビネット内に収容し
た状態では集中制御装置により一括して駆動制御を行え
るようにした調理システムを提供することにある。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明の調理システム
は、調理条件を指定可能な操作手段と、調理動作を実行
する調理実行手段と、前記操作手段により指定された調
理条件に応じて調理情報を作成して前記調理実行手段を
駆動制御する調理制御手段と、前記調理情報を外部へ出
力すると共に外部から調理情報を入力することが可能な
入出力ポートとを有する調理機器を設けると共に、前記
調理機器の入出力ポートを接続可能とするように設けら
れた集中制御用入出力ポートと、この集中制御用入出力
ポートに接続された前記調理機器との間で調理情報の授
受を行う集中制御手段とを有する集中制御装置とを設け
て構成したところに特徴を有する。
【0008】また、上記集中制御装置に、複数の調理機
器に対応した調理情報を記憶する記憶手段を設けること
が好ましい。
【0009】さらに、前記集中制御手段を、集中制御用
入出力ポートに接続された複数の調理機器のそれぞれと
の間で、調理時間,調理制御出力,調理開始指令,調理
開始時刻,調理終了時刻等を含む調理用データ群のうち
の少なくとも一つの調理用データから構成される調理情
報を授受するように構成すると良い。
【0010】そして、前記調理機器に、調理内容に応じ
た調理用データを調理情報ブロックとして記憶する調理
情報記憶手段を設け、前記集中制御手段を、集中制御用
入出力ポートに接続された調理機器のそれぞれとの間
で、前記調理情報ブロックを指定するデータを調理情報
として授受するように構成することもできる。
【0011】また、集中制御装置を、設定手段を設け
て、集中制御手段により、集中制御用入出力ポートに接
続された調理機器のそれぞれに対応する調理情報を前記
設定手段の設定に応じて変更設定を行うように構成する
と良い。
【0012】
【作用】請求項1記載の調理システムによれば、調理機
器の入出力ポートを集中制御装置の集中制御用入出力ポ
ートに接続すると、その調理機器の調理情報は、集中制
御装置の集中制御手段との間で授受可能となり、複数の
調理機器を接続している場合に、個々の調理機器毎に操
作をすることなく、集中制御装置側で一括して調理情報
を授受して対応する調理内容に応じた調理を実行させる
ことができるようになる。また、調理機器は、それぞれ
に調理制御手段を有しており、集中制御装置に接続しな
い状態では、単独で調理動作を行うことができるので、
必要に応じて取り外した状態で使用することができる。
【0013】請求項2記載の調理システムによれば、集
中制御装置においては、集中制御用入出力ポートに接続
された調理機器のそれぞれに対応して調理情報を記憶手
段に記憶することができるので、あらかじめ決まったメ
ニューなどに対応してさまざまな条件で設定された調理
情報を記憶しておけば、各調理機器毎に設定された調理
情報を一括して記憶手段から読出して必要に応じて調理
機器に出力して駆動制御することができるようになり、
その都度、各調理機器に対応して調理情報を設定する必
要がなくなる。
【0014】請求項3記載の調理システムによれば、集
中制御手段は、集中制御用入出力ポートに接続された調
理機器のそれぞれに対して、調理時間,調理制御出力,
調理開始指令,調理開始時刻,調理終了時刻等を含んだ
調理用データのうちの少なくとも一つの調理用データか
らなる調理情報を授受することにより、対応する調理機
器の調理実行手段を直接駆動制御することができ、これ
により、複数の調理機器に対して一括して調理動作を行
なわせることができる。
【0015】請求項4記載の調理システムによれば、集
中制御手段は、集中制御用入出力ポートに接続された調
理機器のそれぞれに対して、調理機器の調理情報記憶手
段に記憶された調理情報ブロックを指定する調理情報と
して授受するので、対応する調理機器においては、調理
制御手段により、与えられた調理情報ブロックの指定に
基づいて調理の条件等を設定して調理実行手段を駆動制
御して調理動作を実行するようになる。これにより、集
中制御手段においては、調理情報として指定するデータ
を少なくして、迅速に各調理機器に調理を実行させるこ
とができるようになる。
【0016】請求項5記載の調理システムによれば、集
中制御装置において、集中設定手段により調理情報に対
する変更設定が行われると、これに応じて集中制御手段
により、対応する調理機器との間で授受する調理情報を
一括して変更設定することができるようになり、個々の
調理機器毎に設定変更の操作を行う煩わしさがなくな
る。
【0017】
【実施例】以下、本発明を集合形加熱調理装置に適用し
た場合の第1の実施例について図1ないし図9を参照し
て説明する。この実施例の集合形加熱調理装置は、図2
に示すように、縦長の家具調に構成されるキャビネット
1内に、例えば5つの調理機器2〜6が配設されてい
る。すなわち、キャビネット1の上段部分に配設された
2つの調理機器2および3はフィッシュロースターおよ
びオーブントースターであり、中段部分の調理機器4は
電子レンジであり、下段部分の2つの調理機器5および
6はコーヒーメーカーおよび炊飯器である。この場合、
炊飯器に対応する調理機器6は図示の引出6aにより内
部に配設された炊飯鍋が取り出し可能に構成している。
【0018】また、キャビネット1の中段部分には調理
機器4の右側に位置して集中制御装置としてのコントロ
ーラ7が配設されている。このコントローラ7の前面側
には、図3に示すような操作パネル8が設けられてい
る。すなわち、操作パネル8には、その上部に位置して
各種表示動作を行う表示部9aが配置され、その下部側
には、各種操作スイッチを備えた操作部9bが配置され
ている。この操作部9bには、5つの調理機器2〜6に
対応して変更設定時に操作する指定スイッチ10a〜1
0eが配置されると共に、予約スイッチ11,メモリス
イッチ12,メモリ番号指定スイッチ13a,13b,
13c,呼出スイッチ14,設定スイッチ15,取消ス
イッチ16および設定ダイヤル17が配設されている。
【0019】また、コントローラ7は、キャビネット1
から引き出して取り外し可能に設けられており、その裏
面側には、図4に示すように、初期設定スイッチ18お
よび集中制御用入出力ポート19が設けられている。そ
して、集中制御用入出力ポート19は、5つの調理機器
2〜6のそれぞれに対応して設けられた入出力ポート1
9a〜19eを有している。
【0020】さて、電気的なブロック構成を示す図1に
おいて、コントローラ7には、マイクロコンピュータな
どから構成される集中制御手段としての集中制御回路2
0が配設されており、これの入出力端子には表示部9
a,操作部9bが接続されていると共に、バス21a〜
21eを介して集中制御用入出力ポート19の各入出力
ポート19a〜19eと接続されている。また、集中制
御回路20には調理情報の記憶手段としてメモリ20a
が内蔵されている。
【0021】一方、5つの調理機器2〜6は次のように
構成されている。なお、図中には調理機器2を代表して
示している。すなわち、調理機器2には、マイクロコン
ピュータなどにより構成される調理制御手段としての調
理制御回路22が配設されており、これの入出力端子に
は操作スイッチ部23および表示部24が接続されてい
ると共に、駆動回路25が接続されている。調理動作を
実行する調理制御手段としての負荷回路26は、各調理
機器2〜6のそれぞれに対応して設けられているマグネ
トロンやヒータなどの加熱装置であり、調理制御回路2
2から駆動回路25を介して駆動制御されるようになっ
ている。
【0022】そして、調理制御回路22には、バス27
を介して入出力ポート28が接続されている。この入出
力ポート28は接続ケーブル29によりコントローラ7
の集中制御用入出力ポート19の各入出力ポート19a
〜19eと接続可能となっており、これにより、調理機
器2〜6の各調理制御回路22とコントローラ7の集中
制御回路20との間でデータの授受が可能となるように
なっている。
【0023】この場合、調理機器2〜6は、入出力ポー
ト28を接続ケーブル29にてコントローラ7に接続し
ていない状態では、操作スイッチ部23からの操作入力
に応じて、調理制御回路22により、単独で調理動作が
可能な構成とされ、入出力ポート28を接続ケーブル2
9にてコントローラ7に接続した状態では、後述するよ
うに集中制御回路20により調理動作が駆動制御される
ようになっている。
【0024】次に、本実施例の作用について、図5ない
し図9も参照して説明する。まず、フィッシュロースタ
ー,オーブントースター,電子レンジ,コーヒーメーカ
ー,炊飯器に対応する調理機器2〜6のそれぞれの調理
制御回路22による負荷回路26の制御方式について簡
単に説明する。すなわち、調理機器2〜6は、コントロ
ーラ7との間を接続ケーブル29により接続されていな
い状態(図1の状態)では、調理制御回路22により単
独で調理の駆動制御を行う。
【0025】この場合、調理制御回路22には、それぞ
れの調理内容に対応する調理プログラムがあらかじめ記
憶されており、使用者により操作スイッチ部28が操作
されると、その操作内容に応じて表示部24に調理内容
や調理条件等を表示すると共に、負荷回路26に調理情
報としての調理指令制御信号を与えて調理動作を行なわ
せるようになっている。
【0026】そして、図5に示すように、各調理機器2
〜6の入出力ポート28とコントローラ7の集中制御用
入出力ポート19との間が接続ケーブル29により接続
された状態では、各調理機器2〜6の調理制御回路22
は、負荷回路26を直接制御するのではなく、コントロ
ーラ7の集中制御回路20に入出力ポート28,接続ケ
ーブル29および集中制御用入出力ポート19の各入出
力ポート19a〜19eのいずれかを介して調理情報の
授受を行い、コントローラ7の集中制御回路20が中心
となって各調理機器2〜6の調理動作の制御を以下のよ
うにして行うようになる。
【0027】すなわち、コントローラ7において、集中
制御回路20は、接続ケーブル29を介して接続されて
いる調理機器2〜6に対して、それぞれに設定された調
理内容に応じた設定条件を調理情報として次のようにし
て読み込みメモリに記憶するようになる。
【0028】いま、例えば、各調理機器2〜6に対し
て、朝食メニューとして次のように設定した場合を考え
る。 1.電子レンジ :ホーチドエッグ …[3分
最高出力P10] 2.炊飯器 :調理なし 3.コーヒーメーカー :コーヒー 2カップ 4.オーブントースター :パン 2枚 …[5分
最高出力P10] 5.フィッシュロースター:調理なし
【0029】図6はメモリ入力プログラムのフローチャ
ートを示しており、コントローラ7の操作パネル8にお
いて、メモリスイッチ12が操作されると、集中制御回
路20はプログラムをスタートし、3個のメモリ番号指
定スイッチ13a〜13cのうちいずれかが操作される
のを待機するようになる(ステップS1)。そして、例
えばメモリ番号指定スイッチ13aがオンされると、集
中制御回路20は、そのとき指定されたメモリ番号
「1」を設定し(ステップS2)、続いて集中入出力ポ
ート19の各入出力ポート19a〜19eを介して各調
理機器2〜6から順次調理情報を入力するようになる
(図5中矢印A参照)。
【0030】この場合、集中制御回路20は、ステップ
S3において、入出力ポート19aから接続ケーブル2
9および調理機器2の入出力ポート28を介して調理制
御回路22に調理内容に応じた設定条件を調理情報とし
て出力させるように制御信号を与え、これに応じて調理
制御回路22から調理情報が出力されると、同じく接続
ケーブル29を介して入出力ポート19aに出力されて
いる調理情報を入力するようになる。
【0031】そして、以下のステップS4〜S7におい
ては、集中制御回路20は、上述と同様にして他の調理
機器3〜6についてもそれぞれに対して設定されている
調理情報を入力するようになる。そして、ステップS8
になると、集中制御回路20は、入力された各調理機器
2〜6の調理情報を例えば図8のように表示部9bに一
定時間表示するようになる。なお、集中制御回路20
は、調理情報として図8に示す調理内容に応じた各負荷
回路26の制御を行うための条件も含めて入力するよう
になっている。
【0032】このとき、例えば、各調理機器2〜6から
読み込んだ調理情報のうち、フィッシュロースターおよ
び炊飯器に対応する調理機器2および6には調理が設定
されてない場合には、集中制御回路20にその調理情報
が入力されなかったとして電子レンジ,コーヒーメーカ
ーおよびオーブントースターに対応する調理機器4,3
および5の調理情報のみが表示されるようになってい
る。
【0033】次に、集中制御回路20は、ステップS9
に進むと、読み込んだ調理情報を、内部に設けられたメ
モリ20aの記憶領域のうち、ステップS2で設定した
メモリ番号(この場合はメモリ番号「1」が設定されて
いる)に相当する記憶領域に記憶するようになり、その
後、メインプログラムにリターンする。これにより、各
調理機器2〜6に対応してそれぞれで設定された調理の
設定条件を、コントローラ7側の集中制御回路20内の
メモリ20aのメモリ番号「1」の記憶領域に一括して
調理情報として記憶されたことになる。
【0034】このようにして、毎日決まった条件で調理
を行う場合のように、一括して記憶したい調理条件を他
のメモリ番号「2」および「3」にも同様の操作を行う
ことによりコントローラ7側にメモリ番号毎に記憶させ
ておくことができる。
【0035】さて、次に、記憶した調理情報を確認する
と共に、調理を実行するように設定する場合および呼び
出した調理情報を必要に応じて変更する場合について、
図7に示す呼出・変更プログラムのフローチャートにし
たがって説明する。すなわち、複数のメモリ番号
「1」,「2」および「3」に設定した調理条件を呼び
出して確認したい場合には、コントローラ7の操作パネ
ル8において、呼出スイッチ14を操作する。これによ
り、集中制御回路20は、プログラムをスタートして、
まず、3個のメモリ番号スイッチ13a〜13cのうち
のいずれかが操作されるのを待機するようになる(ステ
ップT1)。
【0036】ここで、例えばメモリ番号スイッチ13a
がオンされた場合には、集中制御回路20は、前述した
ようにメモリに記憶した内容を読出して(ステップT
2)表示部9aに表示するようになる(図8参照)。こ
の場合に、使用者によりメモリ内容の確認だけである場
合には、そのまま所定時間放置すると、ステップT1
4,T15およびT16を繰り返しながら、所定時間が
経過した時点で、ステップT15で「YES」と判断し
てプログラムを終了し、メインプログラムにリターンす
るようになる。
【0037】次に、メモリ内容を呼び出して表示した時
点で、この調理内容で調理を実行する場合で、ステップ
T5において設定スイッチ15がオンされたことを検出
した場合には、集中制御回路20は、ステップT7〜1
1に移行して呼出している調理情報を各入出力ポート1
9a〜19eに順次出力するようになる。これにより、
各調理機器2〜6においては、接続ケーブル29,入出
力ポート28を介して調理制御回路22に調理情報が与
えられるようになり、その調理情報により負荷回路26
が駆動制御されるので各調理機器2〜6に対応した調理
動作が実行されるようになる。
【0038】この場合、集中制御回路20は、メモリ2
0aに記憶された調理情報に基づいて、各調理機器2〜
6の調理制御回路22に代わって、各負荷回路26に対
して直接調理指令を与えて調理動作を制御するようにな
っており、その調理指令は調理制御回路22内を介して
負荷回路26に与えられる(図5中矢印B参照)。
【0039】次に、メモリ内容を呼び出して表示した時
点で、表示された調理内容を変更する場合で、使用者に
より、指定スイッチ10a〜10eのうちのいずれかが
操作された場合には、集中制御回路20は、ステップT
4で「YES」と判断してステップT12に移行し、操
作された指定スイッチ10a〜10eを判定して対応す
る調理機器2〜6の調理条件の変更を受け付けるように
なる。
【0040】この状態で、集中制御回路20は、ステッ
プT13およびT14を繰り返すことにより、所定時間
だけ操作ダイヤル17が回動操作されるのを受け付け、
回動操作がある場合にはステップT15に進み、その回
動量に応じた調理条件の変更を行って、図9に示すよう
に表示し(ステップT16)、この後、ステップT4に
戻るようになる。
【0041】この場合、オーブントースターに相当する
調理機器3に設定していた調理内容のうち、例えば、
「パン2枚」で「5分」であったところを「パン1枚」
として変更されたことに基づいて、表示部9aには「パ
ン1枚」の調理条件として「3分」が点滅表示されるよ
うになっている。
【0042】なお、ステップT13,T14を繰り返す
うちに、操作ダイヤルが回動操作されないまま所定時間
が経過すると、集中制御回路20はステップT14で
「YES」と判断してステップT4に戻るようになる。
そして、所定時間以内に操作ダイヤル17の回動操作が
ない場合には、集中制御回路20は、ステップT14で
「YES」と判断してステップT4に戻るようになる。
【0043】次に、予約スイッチ11が操作された場合
には、調理実行予約時刻を操作ダイヤル17により設定
可能となっており、その調理実行予約時刻は表示部9a
に表示されるようになっている。そして、集中制御回路
20は、その設定した調理実行予約時刻になると、メモ
リに記憶している調理情報に従った調理を実行できるよ
うになっている。
【0044】この場合、予約時刻の設定は、メモリ内容
の呼び出し状態つまり、前述の呼出し・変更プログラム
におけるステップT3の状態で予約スイッチ11を操作
してから操作ダイヤル17を回動操作して行うように構
成されているが、これに限らず、初めに、予約スイッチ
11を操作して予約モードにはいり、この状態で予約時
刻を設定した後にメモリスイッチ12およびメモリ番号
指定設定スイッチ13a〜13cのいずれかを操作して
予約動作実行を設定することもできる。
【0045】このような本実施例によれば、各調理機器
2〜6に、調理制御が可能な調理制御回路22および調
理情報を外部との間で授受可能とした入出力ポート28
を設けて構成とすると共に、コントローラ7に集中制御
回路22および集中制御用入出力ポート19を設ける構
成としたので、各調理機器2〜6は、コントローラ7と
接続しない状態では、操作スイッチ部23を操作すると
調理制御回路22により、単独で負荷回路26を駆動制
御することができ、しかも、入出力ポート28をコント
ローラ7の集中制御用入出力ポート19に接続すること
により、コントローラ7により調理情報を授受して一括
して制御することができる。
【0046】また、本実施例によれば、コントローラ7
の集中制御回路20に内蔵したメモリ20aに、各調理
機器2〜6において設定された調理情報を一括して記憶
するようにしたので、例えば、毎日の決まった調理内容
に対応して複数種類の調理情報を記憶しておくことによ
り、必要に応じて一括して呼び出すことができるように
なり、その都度各調理機器2〜6に対して調理内容を設
定するという使用者にとって煩わしい作業が不要とな
り、使い勝手の向上を図ることができる。
【0047】さらに、本実施例によれば、集中制御回路
20のメモリ20aに記憶している調理情報を操作パネ
ル8の操作により変更設定可能としたので、メモリ20
a内に記憶している調理情報を調理実行させるときに、
各調理機器2〜6に対応して適宜変更設定して調理動作
を実行させることができ、その都度、各調理機器2〜6
毎に変更設定する必要がなくなって使い勝手が向上す
る。
【0048】図10は本発明の第2の実施例を示すもの
で、以下、第1の実施例と異なる部分について説明す
る。すなわち、各調理機器2〜6は、使用者により設定
された調理情報を記憶する調理情報記憶手段としてのメ
モリ30がそれぞれ設けられており、このメモリ30内
に複数の調理内容に応じた調理情報ブロックが設定され
ている。そして、各調理機器2〜6においては、操作ス
イッチ23を操作して設定された調理内容に対応する調
理情報は、調理制御回路22により、メモリ30のそれ
ぞれ対応する調理情報ブロックに記憶されるようになっ
ている。
【0049】各調理機器2〜6において、入出力ポート
28がコントローラ7に接続されていない状態では、調
理制御回路22は、使用者により指定された調理内容に
応じてメモリ30内の対応する調理情報ブロックの番地
から調理情報を読出し、これに基づいてプログラムにし
たがって負荷回路26を駆動制御して調理動作を実行す
るようになっている。
【0050】一方、集中制御回路20は、集中制御用入
出力ポート19の各入出力ポート19a〜19eに対応
する調理機器2〜6が接続された状態では、相互間で授
受する調理情報として、各調理機器2〜6のメモリ30
に記憶されている調理情報ブロックを指定するメモリ番
地としている。つまり、集中制御回路20においては、
各調理機器2〜6に対して直接調理動作の制御を行うの
ではなく、調理制御回路22に調理制御を行う指令を与
えると共に、メモリ30内の記憶エリアを指定する調理
情報を与える(図10中矢印C参照)。そして、与えら
れた調理指令に基づいて、各調理制御回路22により、
負荷回路26を駆動制御して調理動作を実行する。
【0051】このような第2の実施例によれば、コント
ローラ7の集中制御回路20により、集中制御用入出力
ポート19に接続された調理機器2〜6のそれぞれに対
して、簡単な調理指令とメモリ30内の記憶エリアを指
定する調理情報を授受する構成としたので、集中制御回
路20のメモリ20aに記憶する調理情報を少なくして
小さい容量でも使用できるようにすると共に、調理動作
を実行時には各調理機器2〜6の調理制御回路22によ
り同時に負荷回路26の駆動制御を行わせることができ
るので、集中制御回路20における処理時間の短縮も図
ることができるようになる。
【0052】なお、上記各実施例においては、コントロ
ーラ7の集中制御用入出力ポート19は背面部に設け、
接続ケーブル29を介して各調理機器2〜6と接続する
構成とした場合について説明したが、これに限らず、例
えば、コントローラ7の背面部から接続ケーブル29を
一体に接続した集中制御用入出力ポートを設ける構成と
しても良い。
【0053】また、上記各実施例においては、コントロ
ーラ7は、操作パネル8の予約スイッチ11により調理
実行予約時刻をすべての調理機器2〜6に共通とした場
合について説明したが、これに限らず、個別の調理機器
2〜6に対して別々に設定予約が行えるように構成する
こともできる。
【0054】そして、上記各実施例においては、調理実
行予約時刻の変更設定については示さなかったが、各調
理機器2〜6に対する予約時刻を変更設定可能な構成と
することもできる。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の調理シス
テムによれば、次のような効果を奏することができる。
すなわち、請求項1記載の調理システムによれば、調理
機器に調理制御手段を設けると共に調理情報を授受可能
な入出力ポートを設け、集中制御装置に調理機器の入出
力ポートを接続可能とするように集中制御用入出力ポー
トを設けると共にその集中制御用入出力ポートに接続さ
れた調理機器との間で調理情報の授受を行う集中制御手
段を設けて構成したので、調理機器の入出力ポートを集
中制御装置の集中制御用入出力ポートに接続することに
より、集中制御装置と調理機器との間で調理情報の授受
が可能となり、複数の調理機器を接続している場合に、
個々の調理機器毎に操作をすることなく、集中制御装置
側で一括して調理情報を授受して対応する調理内容に応
じた調理を実行させることができるようになり、しか
も、調理機器は、それぞれに調理制御手段を有している
ので、集中制御装置に接続しない状態では、単独で調理
動作を行うことができるので、必要に応じて取り外して
使用することができるという優れた効果を奏する。
【0056】請求項2記載の調理システムによれば、集
中制御装置に記憶手段を設け、集中制御用入出力ポート
に接続された調理機器のそれぞれに対応して調理情報を
記憶可能としたので、各調理機器毎に設定された調理情
報を一括して記憶手段から読出して必要に応じて調理機
器に出力して駆動制御することができるようになるとい
う優れた効果を奏する。
【0057】請求項3記載の調理システムによれば、集
中制御手段により、集中制御用入出力ポートに接続され
た調理機器のそれぞれに対して、調理時間,調理制御出
力,調理開始指令,調理開始時刻,調理終了時刻等を含
んだ調理用データのうちの少なくとも一つの調理用デー
タからなる調理情報を授受するようにしたので、対応す
る調理機器の調理実行手段を直接駆動制御することがで
きるという優れた効果を奏する。
【0058】請求項4記載の調理システムによれば、調
理機器に調理内容に応じた調理用データを調理情報ブロ
ックとして記憶する調理情報記憶手段を設け、集中制御
手段により、集中制御用入出力ポートに接続された調理
機器のそれぞれとの間で、調理情報ブロックを指定する
データを調理情報として授受するようにしたので、集中
制御装置の記憶手段は調理機器の調理情報ブロックを指
定するための小容量のものとすることができると共に、
それらの調理情報を各調理機器に出力すれば、各調理制
御手段により同時に調理実行手段を駆動制御させること
ができて、迅速に調理動作を実行することができるとい
う優れた効果を奏する。
【0059】請求項5記載の調理システムによれば、集
中制御装置に設定手段を設けて、設定手段により調理情
報に対する変更設定が行われると、これに応じて集中制
御手段により、対応する調理機器との間で授受する調理
情報を一括して変更設定するようにしたので、個々の調
理機器毎に設定変更の操作を行う煩わしさがなくなり、
使い勝手が向上するという優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施例を示す制御系統のブロッ
ク構成図
【図2】全体構成の正面図
【図3】コントローラの操作パネル正面図
【図4】コントローラの背面図
【図5】制御系統を示す作用説明図
【図6】メモリ入力プログラムのフローチャート
【図7】呼出・変更プログラムのフローチャート
【図8】表示部の表示状態を示す作用説明図(その1)
【図9】表示部の表示状態を示す作用説明図(その2)
【図10】本発明の第2の実施例を示す図5相当図
【符号の説明】
1はキャビネット、2〜6は調理機器、7はコントロー
ラ(集中制御装置)、8は操作パネル、9aは表示部、
9bは操作部、10a〜10eは指定スイッチ、11は
予約スイッチ、12はメモリスイッチ、13a〜13c
はメモリ番号指定スイッチ、14は呼出スイッチ、15
は設定スイッチ、16は取消スイッチ、17は設定ダイ
ヤル、19は集中制御用入出力ポート、19a〜19e
は入出力ポート、20は集中制御回路(集中制御手
段)、20aはメモリ(記憶手段)、22は調理制御回
路(調理制御手段)、23は操作スイッチ部、24は表
示部、25は駆動回路、26は負荷回路(調理実行手
段)、28は入出力ポート、29は接続ケーブル、30
はメモリ(調理情報記憶手段)である。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 下記(a)の調理機器と(b)の集中制
    御装置とを具備したことを特徴とする調理システム。 (a)調理条件を指定可能な操作手段と、 調理動作を実行する調理実行手段と、 前記操作手段により指定された調理条件に応じて調理情
    報を作成して前記調理実行手段を駆動制御する調理制御
    手段と、 前記調理情報を外部へ出力すると共に外部から調理情報
    を入力することが可能な入出力ポートとを有する調理機
    器。 (b)前記調理機器の入出力ポートを接続可能とするよ
    うに設けられた集中制御用入出力ポートと、 この集中制御用入出力ポートに接続された前記調理機器
    との間で調理情報の授受を行う集中制御手段とを有する
    集中制御装置。
  2. 【請求項2】 集中制御装置は、複数の調理機器に対応
    した調理情報を記憶する記憶手段を具備したことを特徴
    とする請求項1記載の調理システム。
  3. 【請求項3】 集中制御手段は、集中制御用入出力ポー
    トに接続された複数の調理機器のそれぞれとの間で、調
    理時間,調理制御出力,調理開始指令,調理開始時刻,
    調理終了時刻等を含む調理用データ群のうちの少なくと
    も一つの調理用データから構成される調理情報を授受す
    ることを特徴とする請求項1または2記載の調理システ
    ム。
  4. 【請求項4】 調理機器は、調理内容に応じた調理用デ
    ータを調理情報ブロックとして記憶する調理情報記憶手
    段を備え、 集中制御手段は、集中制御用入出力ポートに接続された
    調理機器のそれぞれとの間で、前記調理情報ブロックを
    指定するデータを調理情報として授受することを特徴と
    する請求項1または2記載の調理システム。
  5. 【請求項5】 集中制御装置は、設定手段を備え、集中
    制御手段は、集中制御用入出力ポートに接続された調理
    機器のそれぞれに対応する調理情報を前記設定手段の設
    定に応じて変更設定を行うことを特徴とする請求項1,
    2,3または4記載の調理システム。
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