JPH07136602A - 金型洗浄方法 - Google Patents
金型洗浄方法Info
- Publication number
- JPH07136602A JPH07136602A JP31111793A JP31111793A JPH07136602A JP H07136602 A JPH07136602 A JP H07136602A JP 31111793 A JP31111793 A JP 31111793A JP 31111793 A JP31111793 A JP 31111793A JP H07136602 A JPH07136602 A JP H07136602A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- cleaning
- water
- drying
- vacuum
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- Pending
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- Moulds For Moulding Plastics Or The Like (AREA)
- Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 汚着金型を洗浄する場合多大な設備を要せず
簡単に洗浄できると共に、事後の蒸発跡なども残すこと
なく効率良く金型を洗浄することを目的とする。 【構成】 汚着金型１内面に高圧ジェット水２を噴射し
て付着異物を完全除去した後、該金型を真空乾燥する。
簡単に洗浄できると共に、事後の蒸発跡なども残すこと
なく効率良く金型を洗浄することを目的とする。 【構成】 汚着金型１内面に高圧ジェット水２を噴射し
て付着異物を完全除去した後、該金型を真空乾燥する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】この発明は金型洗浄方法に関し、
詳しくは金型洗浄方法の改良に関する。
詳しくは金型洗浄方法の改良に関する。
【０００２】
【従来の技術】従来、プラスチック製品の製造には、注
型金型を用いた注型法が主流とされている。この、注型
法においては製品表面の平滑性をより完全とするため、
金型内面は注型作業に入る前にクリーンな状態としてお
く必要があり、従って、製品成形後金型を再度利用する
場合は、注型金型内面の清掃工程は必要不可欠な工程と
なる。この汚着金型内面の清掃手段としては、樹脂溶剤
やアルカリ洗浄液などの洗浄液を塗布した後、手作業に
よりブラッシングしたり、回転ブラシ装置により自動洗
浄すること、あるいは超音波洗浄槽に金型を漬けて洗浄
すること（例えば特開昭58-223471 号公報) や汚着金型
の内部に高圧水を送り込んで洗浄すること( 例えば特開
昭61-47218号公報) などが知られている。
型金型を用いた注型法が主流とされている。この、注型
法においては製品表面の平滑性をより完全とするため、
金型内面は注型作業に入る前にクリーンな状態としてお
く必要があり、従って、製品成形後金型を再度利用する
場合は、注型金型内面の清掃工程は必要不可欠な工程と
なる。この汚着金型内面の清掃手段としては、樹脂溶剤
やアルカリ洗浄液などの洗浄液を塗布した後、手作業に
よりブラッシングしたり、回転ブラシ装置により自動洗
浄すること、あるいは超音波洗浄槽に金型を漬けて洗浄
すること（例えば特開昭58-223471 号公報) や汚着金型
の内部に高圧水を送り込んで洗浄すること( 例えば特開
昭61-47218号公報) などが知られている。
【０００３】
【従来技術の問題点】しかし、上記樹脂溶剤を使用する
場合は衛生上の問題がある他、手作業ブラッシングによ
る洗浄に時間が係る上多大な労力を必要とし、金型の回
転効率も悪くなるといった欠点があり、また回転ブラシ
装置による自動洗浄は、金型の内隅部分の洗浄が十分に
出来ない場合があり、このため残留異物による製品表面
の異物不良やエッヂ欠損不良を起こす問題があった。
場合は衛生上の問題がある他、手作業ブラッシングによ
る洗浄に時間が係る上多大な労力を必要とし、金型の回
転効率も悪くなるといった欠点があり、また回転ブラシ
装置による自動洗浄は、金型の内隅部分の洗浄が十分に
出来ない場合があり、このため残留異物による製品表面
の異物不良やエッヂ欠損不良を起こす問題があった。
【０００４】また超音波洗浄槽による場合は、汚れはか
なり良好に落ちるが設備が大がかりとなり、実施するに
は設備コストが掛かる欠点があった。高圧水の噴射等に
よる場合は上述のような設備の点での問題は無い反面、
水を使用するので金型内面の錆発生が問題となる。通常
はこの錆発生を予防するため洗浄後の金型を速やかにオ
ーブンなどの加熱装置に搬入し強制乾燥させることが行
われるが、金型表面に水分の蒸発跡が残ることがあり、
このままで次の樹脂注入成形を行うと製品表面に前記蒸
発跡が転写され、表面不良の原因となる問題があった。
従って、このような問題を解消するには高圧水による洗
浄をした後再び蒸発跡を拭き取るためのコンパウンドに
よる研磨、このコンパウンドの拭き取り作業が必要とな
り、かえって作業の煩雑さを増すといった欠点があっ
た。
なり良好に落ちるが設備が大がかりとなり、実施するに
は設備コストが掛かる欠点があった。高圧水の噴射等に
よる場合は上述のような設備の点での問題は無い反面、
水を使用するので金型内面の錆発生が問題となる。通常
はこの錆発生を予防するため洗浄後の金型を速やかにオ
ーブンなどの加熱装置に搬入し強制乾燥させることが行
われるが、金型表面に水分の蒸発跡が残ることがあり、
このままで次の樹脂注入成形を行うと製品表面に前記蒸
発跡が転写され、表面不良の原因となる問題があった。
従って、このような問題を解消するには高圧水による洗
浄をした後再び蒸発跡を拭き取るためのコンパウンドに
よる研磨、このコンパウンドの拭き取り作業が必要とな
り、かえって作業の煩雑さを増すといった欠点があっ
た。
【０００５】
【発明が解決しようとする課題】この発明は、上記問題
点に鑑み、汚着金型を洗浄する場合多大な設備を要せず
簡単に洗浄できると共に、事後の蒸発跡なども残すこと
なく効率良く金型を洗浄することを目的としてなされた
ものである。
点に鑑み、汚着金型を洗浄する場合多大な設備を要せず
簡単に洗浄できると共に、事後の蒸発跡なども残すこと
なく効率良く金型を洗浄することを目的としてなされた
ものである。
【０００６】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明の金型洗
浄方法は、汚着金型１内面に高圧ジェット水２を噴射し
て付着異物を完全除去した後、該金型を真空乾燥するこ
とを特徴とするものである。
浄方法は、汚着金型１内面に高圧ジェット水２を噴射し
て付着異物を完全除去した後、該金型を真空乾燥するこ
とを特徴とするものである。
【０００７】
【作用】この発明において、汚着金型の内面の洗浄には
高圧ジェット水を使用する。従って、非水溶性の樹脂で
あっても高圧ジェット水により完全に除去され、内隅部
などの異物残留などもなく、短時間で完全に金型の洗浄
が可能となる。洗浄後は錆の発生を防止するため早期乾
燥の必要があるが、本発明においてはこの乾燥に真空乾
燥を使用する。従って、金型内面には蒸発跡が残ること
がなく、完全乾燥後はほぼ完全な金型内面の状態とな
る。
高圧ジェット水を使用する。従って、非水溶性の樹脂で
あっても高圧ジェット水により完全に除去され、内隅部
などの異物残留などもなく、短時間で完全に金型の洗浄
が可能となる。洗浄後は錆の発生を防止するため早期乾
燥の必要があるが、本発明においてはこの乾燥に真空乾
燥を使用する。従って、金型内面には蒸発跡が残ること
がなく、完全乾燥後はほぼ完全な金型内面の状態とな
る。
【０００８】
【実施例】次にこの発明の実施例を説明する。図１はこ
の発明の実施例の説明図である。
の発明の実施例の説明図である。
【０００９】金型１としてブレード成形用の金型を用意
し、製品脱型後の金型１をベルトコンベヤ３に乗せて周
囲をカバー４Ａで覆った洗浄室４へ搬入し、上方へ開放
させた金型１上方より吐出量1.5 l/min 、吐出圧3,500k
gf/cm2、噴射範囲φ15mmの高圧水噴射ノズル５で高圧ジ
ェット水２を噴射しつつ、搬送速度250mm/min で搬送し
た。ついで、水滴の付着したままの金型１を直ちに真空
オーブン６へ搬入し5mmHg以下で１分間の真空乾燥を行
った。真空オーブン６から搬出された金型１内面を観察
したところ、金型内面は非常に美麗な状態で直ちに次の
注型工程へ搬送可能であった。
し、製品脱型後の金型１をベルトコンベヤ３に乗せて周
囲をカバー４Ａで覆った洗浄室４へ搬入し、上方へ開放
させた金型１上方より吐出量1.5 l/min 、吐出圧3,500k
gf/cm2、噴射範囲φ15mmの高圧水噴射ノズル５で高圧ジ
ェット水２を噴射しつつ、搬送速度250mm/min で搬送し
た。ついで、水滴の付着したままの金型１を直ちに真空
オーブン６へ搬入し5mmHg以下で１分間の真空乾燥を行
った。真空オーブン６から搬出された金型１内面を観察
したところ、金型内面は非常に美麗な状態で直ちに次の
注型工程へ搬送可能であった。
【００１０】なお、比較例として、高圧ジェット水２で
洗浄した後の金型を100 ℃に加熱したオーブンで加熱乾
燥したところ、加熱オーブンから搬出された金型１内面
には所々に洗浄水の蒸発跡が見られ、そのままでは次の
注型工程では使用不能であった。
洗浄した後の金型を100 ℃に加熱したオーブンで加熱乾
燥したところ、加熱オーブンから搬出された金型１内面
には所々に洗浄水の蒸発跡が見られ、そのままでは次の
注型工程では使用不能であった。
【００１１】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の方法に
よれば金型洗浄に高圧水を使用するので洗浄装置として
高価な設備を必要とせず、また真空乾燥を行うので水の
蒸発跡ができず、そのまま注型工程へ搬送可能となるの
で、金型の回転効率が非常に良くなり、従来に比べ金型
設備が省略可能となる効果を有する。また、洗浄に際し
溶剤などを使用しないので環境衛生面も問題はないなど
の効果を有する。
よれば金型洗浄に高圧水を使用するので洗浄装置として
高価な設備を必要とせず、また真空乾燥を行うので水の
蒸発跡ができず、そのまま注型工程へ搬送可能となるの
で、金型の回転効率が非常に良くなり、従来に比べ金型
設備が省略可能となる効果を有する。また、洗浄に際し
溶剤などを使用しないので環境衛生面も問題はないなど
の効果を有する。
【図１】この発明の実施例の側面図である。
１…金型 ２…高圧ジェット水 ３…ベルトコンベヤ ４…洗浄室 ４Ａ…カバー ５…高圧水噴射ノズル ６…真空オーブン
Claims (1)
- 【請求項１】 汚着金型１内面に高圧ジェット水２を噴
射して付着異物を完全除去した後、該金型を真空乾燥す
ることを特徴とする金型洗浄方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31111793A JPH07136602A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | 金型洗浄方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP31111793A JPH07136602A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | 金型洗浄方法 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH07136602A true JPH07136602A (ja) | 1995-05-30 |
Family
ID=18013351
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP31111793A Pending JPH07136602A (ja) | 1993-11-16 | 1993-11-16 | 金型洗浄方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH07136602A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0919311A1 (en) * | 1997-11-26 | 1999-06-02 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Process for washing molding die for cold box process and washing apparatus therefor |
| DE10333224B3 (de) * | 2003-07-22 | 2005-01-05 | Rst Regel- Und Steuerungsanlagen Gmbh | Einrichtung zum Reinigen von Kernkästen |
| JP2010274482A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 加硫用モールドの洗浄方法 |
| JP2012148328A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Toyota Motor Corp | 鋳造方法及び加熱装置 |
| CN107116197A (zh) * | 2017-07-15 | 2017-09-01 | 合肥杰源机电科技有限公司 | 一种汽车生产专用的易清洁型压铸模具 |
-
1993
- 1993-11-16 JP JP31111793A patent/JPH07136602A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| EP0919311A1 (en) * | 1997-11-26 | 1999-06-02 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Process for washing molding die for cold box process and washing apparatus therefor |
| US6220334B1 (en) | 1997-11-26 | 2001-04-24 | Kabushiki Kaisha Toyoda Jidoshokki Seisakusho | Process for washing molding die for cold box process and washing apparatus therefor |
| DE10333224B3 (de) * | 2003-07-22 | 2005-01-05 | Rst Regel- Und Steuerungsanlagen Gmbh | Einrichtung zum Reinigen von Kernkästen |
| JP2010274482A (ja) * | 2009-05-27 | 2010-12-09 | Yokohama Rubber Co Ltd:The | 加硫用モールドの洗浄方法 |
| JP2012148328A (ja) * | 2011-01-20 | 2012-08-09 | Toyota Motor Corp | 鋳造方法及び加熱装置 |
| CN107116197A (zh) * | 2017-07-15 | 2017-09-01 | 合肥杰源机电科技有限公司 | 一种汽车生产专用的易清洁型压铸模具 |
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