JPH0713649U - ステアリング装置の支持構造 - Google Patents
ステアリング装置の支持構造Info
- Publication number
- JPH0713649U JPH0713649U JP4726393U JP4726393U JPH0713649U JP H0713649 U JPH0713649 U JP H0713649U JP 4726393 U JP4726393 U JP 4726393U JP 4726393 U JP4726393 U JP 4726393U JP H0713649 U JPH0713649 U JP H0713649U
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Abstract
(57)【要約】
【構成】ハウジング5に形成された通孔10に圧入され
るブッシュ11の内周にリテーナ12が圧入される。そ
のリテーナ12を介しブッシュ11に挿通されるボルト
15によってハウジング5は車体14に取り付けられ
る。そのブッシュ11の金属部材17の外周に接着され
る弾性部材18の両端に形成されるフランジ18a、1
8bによりハウジング5が挟まれる。その金属部材17
の少なくとも軸方向一端に形成されるフランジ17aと
ハウジング5とで弾性部材18のフランジ18aが挟ま
れ、その金属部材17のフランジ17aを弾性部材18
のフランジ18aとで挟む前記リテーナ12に形成され
るフランジ12aは、金属部材17のフランジ17aと
の当接部に、径方向内方に向かうに従いリテーナ12の
圧入方向に向かう傾斜部12bを有する。 【効果】ハウジングの通孔へのブッシュの圧入作業を能
率良く行なって作業性を向上できる。
るブッシュ11の内周にリテーナ12が圧入される。そ
のリテーナ12を介しブッシュ11に挿通されるボルト
15によってハウジング5は車体14に取り付けられ
る。そのブッシュ11の金属部材17の外周に接着され
る弾性部材18の両端に形成されるフランジ18a、1
8bによりハウジング5が挟まれる。その金属部材17
の少なくとも軸方向一端に形成されるフランジ17aと
ハウジング5とで弾性部材18のフランジ18aが挟ま
れ、その金属部材17のフランジ17aを弾性部材18
のフランジ18aとで挟む前記リテーナ12に形成され
るフランジ12aは、金属部材17のフランジ17aと
の当接部に、径方向内方に向かうに従いリテーナ12の
圧入方向に向かう傾斜部12bを有する。 【効果】ハウジングの通孔へのブッシュの圧入作業を能
率良く行なって作業性を向上できる。
Description
【0001】
本考案は、車体にボルトによって取り付けられるステアリング装置の支持構造 に関する。
【0002】
図4は、ラックピニオン式ステアリング装置100の従来の支持構造を示すも ので、ラック101を覆うハウジング102の張出部102aに形成された通孔 103に圧入される筒状のブッシュ104と、このブッシュ104の内周の軸方 向両端に圧入されるリテーナ105、106とを備える。そのブッシュ104は 筒状の金属部材110と、この金属部材110の外周に加硫接着される筒状のゴ ム製弾性部材111とを有し、その弾性部材111の両端にフランジ111a、 111bが形成され、両フランジ111a、111bによりハウジング102が 挟まれてハウジング102は防振支持されている。各リテーナ105、106は 、ハウジング102とで弾性部材111のフランジ111a、111bを挟むフ ランジ105a、106bを有し、両リテーナ105、106のフランジ105 a、106bを介し、ハウジング102の張出部102aは車体107に形成さ れた凹部107aに嵌め込まれ、そのリテーナ105、106を介しブッシュ1 04に挿通されるボルト108の頭部と、このボルト108にねじ合わされるナ ット109とによってハウジング102は車体107に取り付けられる。
【0003】
上記従来の支持構造では、ブッシュ104をハウジング107の通孔103に 一方のフランジ111bの側から圧入する場合、その一方のフランジ111bを 通孔103の外部に完全に露出させるためには、図5に示すように、他方のフラ ンジ111aが通孔103内に押し込まれるまで過剰に圧入する必要がある。そ のため、一方のフランジ111bを通孔103から完全に露出させた後に、ブッ シュ104を圧入方向(図5において矢印A方向)とは逆方向に押し戻す作業が 必要になり、作業性が良くないという問題があった。
【0004】 本考案は、上記従来技術の問題を解決することのできるステアリング装置の支 持構造を提供することを目的とする。
【0005】
本考案は、ステアリング装置のハウジングに形成された通孔に圧入される筒状 のブッシュと、このブッシュの内周に圧入されるリテーナとを備え、そのリテー ナを介しブッシュに挿通されるボルトによってハウジングは車体に取り付けられ 、そのブッシュは筒状の金属部材と、この金属部材の外周に接着される筒状の弾 性部材とを有し、その弾性部材の両端にフランジが形成され、両フランジにより ハウジングが挟まれるステアリング装置の支持構造において、前記金属部材の少 なくとも軸方向一端にフランジが形成され、この金属部材のフランジとハウジン グとで弾性部材のフランジが挟まれ、その金属部材のフランジを弾性部材のフラ ンジとで挟むフランジが前記リテーナに形成され、そのリテーナのフランジは、 金属部材のフランジとの当接部に、径方向内方に向かうに従いリテーナの圧入方 向に向かう傾斜部を有することを特徴とする。
【0006】
本考案の構成によれば、ハウジングの通孔にブッシュを圧入する時点では、そ のブッシュを構成する金属部材と弾性部材の少なくとも一端にはフランジを形成 する必要がなく、このフランジが形成されていない側からブッシュをハウジング の通孔に圧入することができる。これは、そのブッシュのハウジングの通孔への 圧入後に、そのフランジが形成されていない側からリテーナを金属部材の内周に 圧入すると、リテーナの傾斜部が金属部材の端部と弾性部材の端部とを径方向外 方に屈曲させてフランジにするからである。
【0007】
以下、図面を参照して本考案の実施例について説明する。
【0008】 図2に示すラックピニオン式ステアリング装置1は、ハンドル2により回転操 作されるピニオン3と、このピニオン3に噛み合うラック歯が形成されているラ ックバー4と、このラックバー4を覆うハウジング5とを備えている。そのラッ クバー4にタイロッド6、7がボールジョイント8、9を介し連結され、このタ イロッド6、7に操向用車輪(図示省略)がナックルアームを介し接続される。 これにより、ハンドル2を回転操作すると、ピニオン3の回転によりラックバー 4が車両幅方向に移動し、このラックバー4の車両幅方向への移動により操向用 車輪が操舵される。
【0009】 そのハウジング5の一端側に形成された張出部5aに通孔10が形成され、こ の通孔10に、図1に示すように、筒状のブッシュ11が圧入され、このブッシ ュ11の内周の軸方向両端にリテーナ12、13が圧入されている。そのブッシ ュ11は筒状の金属部材17と、この金属部材17の外周に加硫接着される筒状 のゴム製弾性部材18とを有する。その弾性部材18の両端にフランジ18a、 18bが形成され、両フランジ18a、18bによりハウジング5が挟まれてハ ウジング5は防振支持されている。その金属部材17の軸方向一端にフランジ1 7aが形成され、この金属部材17のフランジ17aとハウジング5とで弾性部 材18の一方のフランジ18aが挟まれている。その金属部材17のフランジ1 7aを弾性部材18の一方のフランジ18aとで挟むフランジ12aが一方のリ テーナ12に形成されている。その金属部材17の軸方向他端にはフランジは形 成されておらず、弾性部材18の他方のフランジ18bは、ハウジング5と他方 のリテーナ13に形成されたフランジ13aとで挟まれている。なお、他方のリ テーナ13を金属部材17と一体成形することで、部品点数を削減できる。その 一方のリテーナ12のフランジ12aは、金属部材17のフランジ17aとの当 接部に、径方向内方に向かうに従いリテーナ12の圧入方向(図1において矢印 A方向)に向かう傾斜部12bを有する。この傾斜部12bは本実施例では湾曲 面とされている。
【0010】 上記両リテーナ12、13を介し、ハウジング5の張出部5aは車体14に形 成された凹部14aに嵌め込まれ、そのリテーナ12、13を介しブッシュ11 に挿通されるボルト15の頭部と、このボルト15にねじ合わされるナット16 とによってハウジング5は車体14に取り付けられる。なお、図2に示すように 、ハウジング5は張出部5aとは反対側の端部においても車体にボルトによって 取り付けられるブラケット30を介し固定される。
【0011】 図3に示すように、ハウジング5の張出部5aの通孔10にブッシュ11を圧 入する時点では、そのブッシュ11を構成する金属部材17と弾性部材18の一 端にはフランジ17a、18aは形成されていない。よって、ブッシュ11は、 そのフランジ17a、18aが形成されていない側から通孔10内に圧入される 。なお、このブッシュ11を通孔10に圧入する時点で、他方のリテーナ13は ブッシュ11に圧入されている。そのブッシュ11の通孔10への圧入後に、一 方のリテーナ12を、そのフランジ17a、18aが形成されていない側から金 属部材17の内周に圧入する。これにより、その一方のリテーナ12の傾斜部1 2bが、金属部材17の一端部と弾性部材18の一端部とを径方向外方に屈曲さ せてフランジ17a、18aにする。
【0012】 上記構成によれば、ブッシュ11はフランジ17a、18aが形成されていな い側からハウジング5の張出部5aの通孔10内に圧入することができるので、 その圧入方向(図3において矢印B方向)とは逆方向にブッシュ11を押し戻す 作業が不要になり、従来に比べ作業性を向上することができる。
【0013】 なお、本考案は上記実施例に限定されるものではない。例えば、上記実施例で はリテーナ12の傾斜部12bは湾曲面とされているが、図3において仮想線で 示すように平坦な傾斜面12b′であってもよい。また、上記実施例では一方の リテーナ12のみが屈曲部12bを有するものとしたが、両方のリテーナが屈曲 部を有し、金属部材は両端にフランジを有するものとしてもよく、この場合は、 ブッシュの両端のフランジが形成されていない状態でブッシュは通孔に圧入され 、両リテーナの金属部材への圧入により金属部材と弾性部材の両端にフランジが 形成され、この際、両リテーナの金属部材への圧入は同時に行なうことができる 。また、ラックピニオン式以外のタイプのステアリング装置の支持構造にも本考 案は適用できる。
【0014】
本考案のステアリング装置の支持構造によれば、ハウジングの通孔へのブッシ ュの圧入作業を能率良く行なって作業性を向上することができる。
【図1】本考案の実施例を示すステアリング装置の支持
構造の断面図
構造の断面図
【図2】本考案の実施例を示すステアリング装置の斜視
図
図
【図3】本考案の実施例を示すステアリング装置の支持
構造の作用説明図
構造の作用説明図
【図4】従来例を示すステアリング装置の支持構造の断
面図
面図
【図5】従来例のステアリング装置の問題点の説明用断
面図
面図
5 ハウジング 10 通孔 11 ブッシュ 12 リテーナ 12a フランジ 12b 傾斜部 15 ボルト 17 金属部材 17a フランジ 18 弾性部材 18a、18b フランジ
Claims (1)
- 【請求項1】 ステアリング装置のハウジングに形成さ
れた通孔に圧入される筒状のブッシュと、このブッシュ
の内周に圧入されるリテーナとを備え、そのリテーナを
介しブッシュに挿通されるボルトによってハウジングは
車体に取り付けられ、そのブッシュは筒状の金属部材
と、この金属部材の外周に接着される筒状の弾性部材と
を有し、その弾性部材の両端にフランジが形成され、両
フランジによりハウジングが挟まれるステアリング装置
の支持構造において、前記金属部材の少なくとも軸方向
一端にフランジが形成され、この金属部材のフランジと
ハウジングとで弾性部材のフランジが挟まれ、その金属
部材のフランジを弾性部材のフランジとで挟むフランジ
が前記リテーナに形成され、そのリテーナのフランジ
は、金属部材のフランジとの当接部に、径方向内方に向
かうに従いリテーナの圧入方向に向かう傾斜部を有する
ことを特徴とするステアリング装置の支持構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047263U JP2589456Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | ステアリング装置の支持構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1993047263U JP2589456Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | ステアリング装置の支持構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0713649U true JPH0713649U (ja) | 1995-03-07 |
JP2589456Y2 JP2589456Y2 (ja) | 1999-01-27 |
Family
ID=12770411
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1993047263U Expired - Lifetime JP2589456Y2 (ja) | 1993-08-06 | 1993-08-06 | ステアリング装置の支持構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2589456Y2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003261040A (ja) * | 2002-03-12 | 2003-09-16 | Mitsubishi Motors Corp | ステアリング装置 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6873372B2 (ja) | 2018-09-11 | 2021-05-19 | 日立Astemo株式会社 | 支持構造体 |
-
1993
- 1993-08-06 JP JP1993047263U patent/JP2589456Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2003261040A (ja) * | 2002-03-12 | 2003-09-16 | Mitsubishi Motors Corp | ステアリング装置 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2589456Y2 (ja) | 1999-01-27 |
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