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JPH07122088B2 - 方向性けい素鋼用スラブの製造方法 - Google Patents

方向性けい素鋼用スラブの製造方法

Info

Publication number
JPH07122088B2
JPH07122088B2 JP22730691A JP22730691A JPH07122088B2 JP H07122088 B2 JPH07122088 B2 JP H07122088B2 JP 22730691 A JP22730691 A JP 22730691A JP 22730691 A JP22730691 A JP 22730691A JP H07122088 B2 JPH07122088 B2 JP H07122088B2
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JP
Japan
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steel
molten steel
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gas
blowing
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Application number
JP22730691A
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Inventor
道郎 小松原
章一 日和佐
健二 大島
孝宏 菅
嘉明 飯田
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JFE Steel Corp
Original Assignee
JFE Steel Corp
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Publication date
Application filed by JFE Steel Corp filed Critical JFE Steel Corp
Priority to JP22730691A priority Critical patent/JPH07122088B2/ja
Publication of JPH0565523A publication Critical patent/JPH0565523A/ja
Publication of JPH07122088B2 publication Critical patent/JPH07122088B2/ja
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  • Treatment Of Steel In Its Molten State (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、変圧器の鉄心材料な
どとして有用な、圧延方向に優れた磁気特性を有する方
向性けい素鋼板の素材となるスラブの製造方法に関し、
特にAlとNとを主インヒビター成分として含有するスラ
ブにつき、つくろうとする方向性けい素鋼板の表面性状
を有利に改善できる製造方法を提案しようとするもので
ある。
【0002】
【従来の技術】方向性けい素鋼板は、磁気特性として、
磁束密度が高いこと及び鉄損が低いことが要求される。
近年、製造技術の進歩により、例えば板厚0.23mmの鋼板
において磁束密度B8 (磁化力800A/mにおける値):1.
92Tのものが得られ、また鉄損特性W17/50(50Hz、1.7
Tの最大磁化の時の値)が0.90 W/kg の如き優れた製品
の工業的規模での生産も可能となっている。かかる優れ
た磁気特性を有する材料は、鉄の磁化容易である〈001
〉方位が鋼板の圧延方向に高度に揃った結晶方位で構
成されるものであり、かような集合組織は、方向性けい
素鋼板の製造工程中、最終仕上げ焼鈍の際にいわゆるゴ
ス方位と称される{110 }〈001 〉方位を有する結晶粒
を優先的に巨大成長させる二次再結晶と呼ばれる現象を
通じて形成される。この{110 }〈001 〉方位の二次再
結晶粒を十分に成長させるための基本的な要件として
は、二時再結晶過程において{110 }〈001 〉方位以外
の好ましくない方位を有する結晶粒の成長を抑制するイ
ンヒビターの存在と、{110 }〈001 〉方位の二次再結
晶粒が十分に発達するのに好適な一次再結晶組織の形成
とが不可欠であることは周知の事実である。
【0003】ここにインヒビターとしては、一般にMnS,
MnSe,AlN等のの微細析出物が利用され、さらにこれらに
加えて特公昭51-13469号公報や特公昭54-32412号公報に
開示された如きSb、Snなどの粒界偏析型の成分を複合添
加してインヒビターの効果を補強することが行われてい
る。ところでこれまで一般にMnS やMnSeを主要インヒビ
ターとするものは、二次再結晶粒径が小さいので、鉄損
の低減には有利であったが、近年、レーザー照射法やプ
ラズマジェット法など、人工的に擬似粒界を導入し、磁
区微細化が図れるようになって以来、二次再結晶粒径の
サイズが小さいことによる優位性は低下し、磁束密度が
高いことの優位性が高くなった。磁束密度の高い方向性
けい素鋼板を得る方法は古くから知られており、例えば
特公昭46-23820号公報に記載されているように、鋼中
にインヒビター成分としてAlN を含有させる、最終冷
延前の焼鈍の冷却を急冷にしてAlN を析出させる、最
終冷延の圧下率を80〜95%と高圧下率とする、以上の3
点の結合により製造できるとされている。
【0004】しかしここにAlN をインヒビター成分とし
て含有する鋼板の製造にあっては、表面欠陥、具体的に
はブリスターが多発するという問題点があった。この表
面欠陥は、製品板厚が減少するに従い、ますます増加す
る傾向を呈し、近年のように鋼板板厚を薄くすることに
よって鉄損を低減しようとする場合に大きな問題となっ
ていた。
【0005】この表面欠陥の成因は、鋳造前の溶鋼中に
多量に存在するN(窒素)が、凝固時にガスとして鋼中
に気泡を形成するためと考えられていて、このような表
面欠陥に対して、その防止策がいくつか提案されてい
る。例えば特公昭49-42208号公報には、けい素鋼の最終
製品にブリスターを発生させないためには溶鋼中のHを
3ppm 以下、Nを〔Al(%) ×103 +40〕ppm 以下とする
必要があることが開示されている。すなわちAlを含有す
るけい素鋼では、Nの含有量が高い場合にブリスターの
発生が認められ、それゆえAlの含有量に応じてNの含有
量を制限する必要があることを示している。また特公昭
49-42211号公報には、鋼中のNの含有量として{Al(%)
×103+50}ppm より高いとブリスターが発生するの
で、この値より以下に抑制することが開示されている。
【0006】かかる観点から、AlN をインヒビターとし
て含有するけい素鋼板の製造においては、特別な加窒処
理を行わず、工業的に通常含有される程度のN含有量に
なる鋼スラブを用いるか、より高いN量を得ようとする
場合には、かかる工業的に通常含有される程度のN含有
量になる鋼スラブを用いて、冷延工程にて窒化焼鈍によ
る加窒処理を施したり(特公昭54-19189号公報参照)、
特開平2-200731 号公報の実施例1〜3に示されるよう
に60ppm 前後のNを含有するブリスターの発生しないス
ラブを素材として用い、最終仕上げ焼鈍中にNを鋼板中
に侵入させて加窒する方法が採用されている。
【0007】しかしながら以上掲げたブリスター抑制策
のように、Nの含有量を抑制する手法や製造工程の途中
で加窒する手法は、AlN の析出量が不足したり、一定し
なくて磁気特性が不安定になりやすい。特にSbを含有す
る鋼組成では、焼鈍工程における加窒が極めて困難であ
る。このためスラブ素材から十分なN含有量を正確に制
御しておくことが必要とされていた。
【0008】そこでブリスターの発生なしにけい素鋼の
溶鋼のN含有量を増加させる方法としては、従来窒化カ
ルシウムをインゴット内に前置して鋼塊のN含有量を制
御する技術が行われていた。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】造塊−分塊から連続鋳
造へとスラブ作製のための鋳造技術の変化に従い、連続
鋳造法においても、Alを含有する方向性けい素鋼板用の
スラブ製造のために、溶鋼中に窒化カルシウムを投入し
た後に連続鋳造して鋳込むことが試みられたが、かかる
方法では却ってブリスターが急増することが判明した。
そこで前述したN含有量をAl含有量に応じて規制する技
術が開発されたわけである。
【0010】発明者らは、窒化カルシウムを投入して連
続鋳造したときに発生するブリスターの増加は、スラブ
表面近傍のCa系介在物が増加し、それを起点としてN2
スの気泡生成が増加することに起因することをつきとめ
た。すなわち溶鋼をインゴットで凝固させた場合は、凝
固するまで長時間がかかるためにCa系の介在物は十分に
鋼の系外に排出されるのに対して、連続鋳造で凝固させ
た場合は、極めて短時間で凝固するためにCa系介在物が
スラブ表面近傍にトラップされ、それゆえこのCa系介在
物を起点としてブリスターが発生するのである。この機
構から、製品板厚が薄くなるに従い、ブリスターの発生
量が増加する現象も理解できる。すなわち熱間圧延及び
冷間圧延の圧下率が増加するに従って鋼板表層下に潜在
していた欠陥が顕在化してくるためと理解される。
【0011】そこで発明者らは、これらの問題点を回避
すべく、真空脱ガス設備における二次精錬においてN2
スを吹き込み、溶鋼中のN含有量を高めることを試み
た。しかしながらこの技術を実際に適用した場合、ブリ
スターは防止できるが、製品にふくれが多発し、甚だし
い場合には連続鋳造の次工程であるスラブ加熱段階とい
う早い時期からスラブ表面にふくれが発生するというト
ラブルが起きた。これは、1350〜1460℃といった高温に
加熱する方向性けい素鋼板製造に特有に現れる現象で、
例えばこのスラブを1250℃で加熱した場合にはこうした
欠陥は現れないが、当然磁気特性は劣悪となる。
【0012】この発明は、高Nを含有するスラブにおい
て、つくろうとする方向性けい素鋼板にブリスターやふ
くれ等の表面欠陥がなく、表面性状が良好でかつ磁気特
性に優れる、方向性けい素用スラブの製造方法を提案す
ることを目的とする。
【0013】
【課題を解決するための手段】この発明は、方向性けい
素鋼用の溶鋼を、転炉での一次精錬及び取鍋での二次精
錬によりSi:2.5 〜4.5 wt%、Al:0.010 〜0.040 wt
%、N:0.0050〜0.0130wt%を含む組成に溶製した後、
連続鋳造機に鋳込んでスラブを製造するにあたり、前記
二次精錬にて、N2ガス吹込みと不活性ガス吹込みとの組
み合わせ、又は該N2ガスと不活性ガスとの混合ガス吹込
みを行って加窒処理及び酸化物系介在物の除去処理を施
すことにより、溶鋼Nの含有量を上記の範囲に調整する
ことを特徴とする方向性けい素鋼用スラブの製造方法で
ある。
【0014】ここに一次精錬の最終段階から二次精錬前
までに、N2含有ガスを溶鋼中に供給して加窒を行うこと
が有利である。
【0015】以下この発明を開発するに至った研究につ
いて説明する。発明者らは、ふくれの発生した製品を詳
細に調査したところ、SiO2やAl203 の微細な介在物を確
認し、加窒処理を行っていない他の製品と比較して酸素
含有量が10 ppm程度増加しているという結果を得た。か
かる微細な酸化物は、方向性けい素鋼板特有のもので、
10ppm 程度の酸素の増加でも鋼中の存在個数は多数とな
る。そこでこの酸化物を核としてスラブ加熱においてN
が集合し、N2の気泡として鋼中に発生したものと思われ
る。
【0016】そこから発明者らは、かかる酸化物の除去
が、ふくれの防止に重要であることに思い至った。けい
素鋼の溶鋼中の酸化物は、極めて微細なため、除去が難
しく、二次精錬における溶鋼の十分な攪拌力と攪拌時間
とを必要とする。そこで発明者らは、真空脱ガス処理に
おいて、表1に示す種々の吹き込みパターンでN2ガスと
Arガスとを吹き込み、C:0.08wt%(以下単に%で示
す)、Si:3%、Mn:0.07%、Al:0.020 %、Se:0.02
0 %及び約70ppm のNを含有する鋼を溶製し、連続鋳造
した後、一連の工程を施して方向性けい素鋼の製品を製
造した。かくして得られた製品のふくれの発生率と鋼中
O含有量との測定結果を表1に併記した。
【0017】
【表1】
【0018】表1に示されるように、Arを溶鋼中に吹き
込んだ製品については、鋼中Oとふくれ発生率がともに
低減しており、Arを吹き込むことがふくれの発生を防止
するのに効果があることがわかる。さらに着目すべきは
Arの吹き込み時期に関して、真空脱ガス処理の後期にAr
を吹き込んだ方が効果が大きく、しかも10分間以上吹き
込むと効果が著しいことが製品III 、V及びVIの比較か
らわかる。
【0019】このように二次精錬中にN2ガス吹き込みに
よる加窒処理の採用によって、連続鋳造で製造した製品
のブリスターの発生が効果的に抑制された加窒が行える
こと、またその際にArをも吹き込むことが、製品のふく
れ発生の防止に有効であること、さらにN含有量は、ス
ラブから高めていた方が磁気特性上からも有利であるこ
とを新規に見出したことが端緒となってこの発明は完成
されたものである。
【0020】
【作用】この発明の方向性けい素鋼スラブの好適成分組
成について説明する。Siは、あまりに少ないと電気抵抗
が小さくなって製品の良好な鉄損特性が得られず、一方
多すぎると冷間圧延が困難になるので2.5 〜4.5%の範
囲とする。
【0021】次にインヒビターについては、製品が高磁
束密度を得るためにはAlN がとりわけ有利であるので、
この発明でも主要インヒビターとしてAlN を用いるもの
とするが、多すぎるとかえって微細析出が困難となるた
め、0.01≦酸可溶Al≦0.04%とし、Nは、0.0050〜0.01
30%の範囲とする。酸可溶Alが0.01%未満の場合や、N
が0.0050%未満の場合は、インヒビターの量が不足して
磁気特性が劣化し、逆に酸可溶Alが0.04%を超える場合
や、Nが0.0130%を超える場合には、析出するAlN が粗
大化して逆にインヒビターとしての機能が劣化し、磁気
特性が劣化する。
【0022】ここに主要インヒビターとは、これが欠け
ると二次再結晶粒の発現が不能になるものをいい、この
発明では、主要インヒビターに加えて、副次的なインヒ
ビターを併せて用いても良い。例えば、S、Seをインヒ
ビター形成成分として補助的に含有させてもよい。S、
Seは、MnS 又はMnSeとして析出し、インヒビターとして
有効で、このうちMnSeは特、に最終仕上げ板厚が薄くな
っても抑制効果が強いので好ましい。かようなMnS 、Mn
Seを微細析出させるために好適なSやSeの範囲は、単独
及び併用いずれの場合も0.01〜0.04%程度である。
【0023】Mnは、ぜい化防止のために有効な成分であ
り、その効果を発揮させるためには、0.05%以上含有さ
せることが好ましい。一方、上限については、S、Seを
インヒビター形成成分として補助的に含有しない場合に
は0.15%程度、含有する場合には0.10%程度とするのが
望ましい。
【0024】またSb、Cu、Cr、Bi、Sn、B、Ge、P等の
インヒビター補強成分も、適宜添加することができ、そ
の範囲については、Sbは0.015 〜0.060 %、Cuは0.03〜
0.30%、Crは0.02〜0.10%、Biは0.005 〜0.020 %、Sn
は0.03〜0.20%、Bは0.0005〜0.0025%、Geは0.005 〜
0.060 %、Pは0.010 〜0.090 %とすることが好まし
い。上記成分の下限については、いずれもインヒビター
補強成分としての効果を発揮させるための最小限であ
り、また上限については鋼板のぜい化を回避し、加工性
を確保するための観点からである。
【0025】Cは、熱延組織改善に有効に寄与する成分
であるが、多すぎると脱炭が困難となるので、0.035 〜
0.090 %程度とすることが好ましい。
【0026】また熱間ぜい化に起因した表面欠陥防止の
ためにはMoを、0.005 〜0.020 %の範囲で含有させるこ
とが好ましい。
【0027】かかる鋼組成のスラブの製造のために、ま
ず溶銑を転炉で一次精錬する。次いで転炉から出鋼した
溶鋼には、二次精錬すなわち炉外精錬を施す。
【0028】この二次精錬に先立ち、シリコン合金によ
る脱酸処理を行うことが望ましい。これは、脱酸処理か
ら鋳込みまでの時間をできるだけ長時間とり、酸化物系
介在物の溶鋼からの分離浮上を図るためである。
【0029】二次精錬においては、各種合金添加物を投
入して成分組成の調節を行う。この際、N2ガスを用いて
加窒処理を、また不活性ガスを用いて酸化物系介在物の
分離浮上を行って、溶鋼中のN含有量の調節を行う。不
活性ガス吹き込みを行えば脱窒が行われるからN成分量
の調節も可能となる。加窒処理及び介在物の除去処理の
効果は、吹き込むガス流量や溶鋼温度、さらにAl添加の
有無、設備の真空度等によって変化するから、これらの
要素を勘案して処理を行う。
【0030】N2ガス及び不活性ガスの吹き込みの組み合
わせとしては、窒素を先に吹き込んだ後にArガスを吹き
込んでも、またその逆順で行っても、さらに交互に2回
以上行ってもよく、また断続して行ってもよい。
【0031】さらにN2ガスと不活性ガスとの混合ガスを
用いてもよい。かかる混合ガスの配合割合としては、加
窒のためには50%以上のN2を含有させるのが好ましく、
また酸化物の浮上促進や、脱窒のためには50%以上の不
活性ガスを含有させるのが好ましい。
【0032】ガス吹き込みの際は、二次精錬の終了前の
10分間以上を不活性ガスの吹込みとすることが、より好
適にこの発明の目的が達成できる。不活性ガスとして
は、Arが代表として掲げられるがこの他、He、Ne、CO等
を用いても良いことはいうまでもない。
【0033】二次精錬の設備としては、真空又は減圧、
あるいは減圧加圧の繰り返しで、かつ溶鋼攪拌力として
ガス、雰囲気圧力、電磁力等を使用する、いわゆる真空
また減圧取鍋精錬用設備が適していて、例えばRH,D
H,PM(pulse mixing),VOD,TD,TN,LF,
VAD,VC,VODC,ASEA−SKF等が該当す
る。なかでも真空脱ガス設備が、効率的な加窒及び介在
物除去として好適である。
【0034】上述した二次精錬に加えて、転炉における
一次精錬の最終段階から二次精錬までの間にN2含有ガス
を用いて溶鋼の加窒処理を施しておくことが、二次精錬
での処理を容易にできることから望ましい。具体的には
転炉で加窒することが挙げられる。この転炉での加窒処
理の時期は、吹錬の末期でも吹錬終了後のリンス処理時
でもいずれでも良いが、吹錬の初期ではCOガスのバブリ
ングのためにNの鋼中への歩留まりが極端に悪いので採
用しない。また出鋼後の二次精錬以前にN2含有ガスを溶
鋼に吹き込んで加窒処理をしてもよい。かかる一次精錬
の最終段階から二次精錬までの間における加窒処理に用
いるガスは、N2単独でも、プロパン等とN2との混合ガス
でも良く、また吹き込むノズルとしては、転炉に吹き込
む場合、上吹き転炉ではサブランスが、また下吹きや上
下吹き転炉では底吹きノズルが挙げられるが、特に底吹
きノズルからの吹き込みが加窒促進上好適である。かか
る工程を経て溶製された溶鋼は、連続鋳造機によってス
ラブとされる。連続鋳造の際には公知の技術を適用すれ
ばよい。
【0035】その後、かかるスラブは必要により再圧
し、サイズを合わせた後、加熱して熱間圧延を行う。熱
間圧延後の鋼帯は、1回の冷間圧延、あるいは中間焼鈍
を挟む2回以上の冷間圧延によって最終板厚とする。最
終冷延前の焼鈍は、AlN の溶体化のためには850 〜1200
℃の高温が必要であり、また焼鈍後、AlN の析出のため
500 ℃までの急冷処理が必要である。次に最終冷延の圧
下率については、公知のように高磁束密度を得るために
は高圧下率とする必要があり、したがって1回法の圧下
率及び2回法における最終冷延の圧下率はいずれも80〜
95%の範囲とする。というのは、圧下率が80%より少な
いと高磁束密度が得られず、一方95%を超えると2次再
結晶が困難となるからである。
【0036】また冷延工程における焼鈍時の表面の酸化
によって失われる鋼中Nの補給を行う意味で、焼鈍前に
加窒促進剤を塗布して過剰の脱窒を防止することは、得
られる製品の磁気特性の安定のうえで好ましい。なお最
終冷延の途中で時効処理を行うことは、製品の鉄損を低
減するうえで有利である。特にSbを含有する成分系で
は、短時間のただ一回の時効処理によって磁束密度の格
段の向上が認められる点に優れた特徴がある。最終圧延
後の鋼板は脱脂処理を施した後、脱炭・一次再結晶焼鈍
に供される。
【0037】次いでMgO を主成分とする焼鈍分離剤を塗
布してから、コイル状に巻かれて最終仕上げ焼鈍に供さ
れ、その後必要に応じて絶縁コーティングを施される
が、時にレーザーやプラズマ、その他の手法によって磁
区細分化処理を施すことも可能であることはいうまでも
ない。
【0038】
【実施例】実施例1 転炉で一次精錬した1585℃の溶鋼を、FeSi合金を前置き
してある取鍋中に200t 出鋼注入し、RH設備で流量800
Nl/ 分で30分間のN2吹き込み処理と、引き続く120 Nl/
分で10分間のAr吹き込み処理を行った。また各種合金
添加物をRH処理中に投入して表2のA〜Nで示される
各種の溶鋼を溶製した。
【0039】
【表2】
【0040】これらの溶鋼を連続鋳造により厚み250 mm
のスラブとし、再圧処理によって厚み220 mmにした後、
このスラブを1430℃に加熱して厚み2.0 mmまで熱間圧延
を施した。かくして得られた熱延コイルを、1000℃での
熱延板焼鈍の後、厚み1.50mmまで冷間圧延し、1100℃で
の中間焼鈍と引き続く急冷処理の後、再び冷間圧延を施
して厚み0.75mmにし、次いで連続焼鈍炉で300 ℃、1分
間の熱処理を施し、さらに冷間圧延を施して厚み0.23mm
の最終板厚とした。次いで脱脂処理を施したのち、脱炭
・一次再結晶焼鈍を850 ℃、2 分間施し、MgO を主成分
とする焼鈍分離剤を塗布してからコイル状に巻いて1200
℃、10時間の最終仕上げ焼鈍に供し、その後張力付与絶
縁コーティングを施した。かくして得られた製品につい
て、磁気特性と、表面欠陥率を調べた。なお表面欠陥率
は光学的表面欠陥連続測定機で測定した。得られた結果
を表3に示す。
【0041】
【表3】
【0042】実施例2 転炉で一次精錬した1580℃の溶鋼を下記の3種類の方法
で二次精錬し、出鋼した。 FeSi合金を前置してある取鍋中に出鋼注入した。この
時の溶鋼中のN含有量は37 ppmであった。その後RH設
備で二次精錬を、N2を流量560 Nl/ 分で25分間吹き込
み、さらに引き続きArガスを流量120 Nl/ 分で15分間吹
き込んで行った。二次精錬後のN含有量は87ppm であっ
た(実施例)。 FeSi合金とCaN2を前置きしてある取鍋中に出鋼注入し
た。この時の溶鋼中のN含有量は98 ppmであった。次に
RH設備でArを流量80Nl/ 分で40分間吹き込み、二次洗
練を終了した。この時の溶鋼のN含有量は88 ppmであっ
た(比較例)。 FeSi合金を前置きしてある取鍋中に出鋼注入した。次
にRH設備でN2を流量350 Nl/ 分で40分間吹き込み二次
精錬を終了した。この時の溶鋼のN含有量は94 ppmであ
った(比較例)。 ,,いずれも二次精錬の間にSi、Mn、Cの含有量
を調整し、Se、Sb、Alを投入して溶鋼成分としてC:0.
068 〜0.070 %、Si:3.30〜3.32%、Mn:0.068 〜0.07
0 %、Al:0.027 〜0.030 %、S:0.003 %、Se:0.01
9 〜0.022 %、Sb:0.022 〜0.026 %、P:0.004 %、
残部実質的にFeの組成を得た。これらの溶鋼は連続鋳造
以降、実施例1と同一の処理で製品にした。かくして得
られた製品の磁気特性及び表面欠陥率を表4に示す。
【0043】
【表4】
【0044】実施例3 下記の条件で転炉で一次精錬した溶鋼の二次精錬を行っ
た。 FeSi合金を前置きしてある取鍋中に出鋼注入し(N含
有量32ppm )、その後RH設備で二次精錬を行う際、N2
ガスを流量450 Nl/ 分で20分間吹き込み、さらに引き続
いてArガスを流量100 Nl/ 分で10分間吹き込んで二次精
錬を終了した。終了時の溶鋼中のN含有量は105 ppmで
あった(条件I)。 条件と同様にFeSi合金を前置きしてある取鍋中に出
鋼注入し(N含有量 36ppm )、その後RH設備で二次
精錬を行う際、Arを流量120 Nl/ 分で10分間吹き込んだ
後、N2を流量480 Nl/ 分で20分間吹き込んで二次精錬を
終了した。終了時の溶鋼中のN含有量は105 ppmであっ
た(条件II)。 条件と同様にFeSi合金を前置きしてある取鍋中に出
鋼注入し(N含有量 28ppm )、その後、PM設備で二
次精錬を行う際、N2を流量400 Nl/ 分で20分間吹き込ん
だ後、Arを120 Nl/ 分で10分間吹き込んで二次精錬を終
了した。この時の溶鋼中のN含有量は102 ppmであった
(条件III )。 出鋼時の出鋼流にFeSi合金を添加した。この時のN含
有量は23 ppmであった。その後RH設備で条件Iと同じ
条件で二次精錬を行った。終了時の溶鋼中のN含有量は
94 ppmであった(条件IV)。 出鋼後RH設備での二次精錬の初期にFeSi合金を投入
して脱酸処理を行った。二次精錬のガスの吹き込みは条
件Iと同様に行った。二次精錬終了時の溶鋼中のN含有
量は97 ppmであった(条件V)。 FeSiを前置きしてある取鍋中に出鋼注入し、次にRH
設備で二次精錬を行う際、Arガスを流量60 Nl/分で30分
間吹き込んで二次精錬を終了して比較例とした。この場
合、二次精錬前後での溶鋼中のN含有量はそれぞれ32 p
pm、28 ppmであった(条件VI)。
【0045】条件I〜VIはいずれも二次精錬の間にSi、
Mn及びCの含有量を調整し、Se、Sb、Alを投入して、二
次精錬終了時に溶鋼成分としてC:0.072 〜0.079 %、
Si:3.25〜3.30%、Mn:0.066 〜0.073 %、Al:0.027
〜0.030 %、S:0.003 〜0.007 %、Se:0.018 〜0.02
1 %、Sb:0.024 〜0.028 %、P:0.005〜0.008 %、
残部実質的にFeの組成を得た。さらに条件I〜VIの溶鋼
は連続鋳造以降、実施例1と同一の処理で製品とした。
これらの製品の磁気特性及び表面欠陥率を表5に示す。
【0046】
【表5】
【0047】実施例4 上下吹き転炉を用いて吹錬した後、底吹きノズルよりプ
ロパン30%、N270%の混合ガスを2分間吹き込んでリン
スを行った。その後FeSi合金を前置きしてある取鍋中に
出鋼注入し、次いでRH設備で流量200 Nl/ 分で30分間
のN2吹き込み処理と、引き続く流量150 Nl/ 分で15分間
のAr吹き込み処理を行った。また各種合金添加物をRH
処理中に投入して表6のA1〜N1 で示される各種の溶
鋼を溶製した。
【0048】
【表6】
【0049】これらの溶鋼を連続鋳造により厚み250 mm
のスラブとし、再圧処理によって厚み220 mmにして、そ
の後このスラブを1430℃に加熱した後、厚み2.0 mmまで
熱間圧延を施した。かくして得られた熱延コイルを、10
00℃での熱延板焼鈍の後、厚み1.50mmに冷間圧延し、11
00℃での中間焼鈍と引き続く急冷処理の後、さらに冷間
圧延を施して厚み0.75mmにし、次いで連続焼鈍炉で300
℃、1分間の熱処理を施し、さらに冷間圧延を施して厚
み0.23mmの最終板厚とした。次いで脱脂処理を施したの
ち、脱炭・一次再結晶焼鈍を850 ℃、2 分間施し、MgO
を主成分とする焼鈍分離剤を塗布してからコイル状に巻
いて1200℃、5時間の最終仕上げ焼鈍に供し、その後張
力付与絶縁コーティングを施した。かくして得られた製
品について、磁気特性と表面欠陥率を調べた。なお表面
欠陥率は光学的表面欠陥連続測定機で測定した。得られ
た結果を表7に示す。
【0050】
【表7】
【0051】実施例5 下記の3種類の方法で、出鋼した。 上下吹き転炉を用いて吹錬した後、底吹きノズルより
N2ガスを吹き込んで1分間リンスを行った。その後FeSi
合金を前置してある取鍋中に出鋼注入した。この時の溶
鋼中のN含有量は76 ppmであった。その後RH設備で二
次精錬を、N2を流量180 Nl/ 分で25分間吹き込み、さら
に引き続きArを流量150 Nl/ 分で15分間吹き込んで行っ
た。二次精錬後のN含有量は93ppm であった(実施
例)。 上下吹き転炉を用いて通常の吹錬を行った後、FeSi合
金とCaN2を前置きしてある取鍋中に出鋼注入した。この
時の溶鋼中のN含有量は106ppmであった。次にRH設備
でArを流量80Nl/ 分で40分間吹き込み、二次洗練を終了
した。この時の溶鋼のN含有量は96ppmであった(比較
例)。 上下吹き転炉を用いて通常の吹錬を行った後、FeSi合
金を前置きしてある取鍋中に出鋼注入した。この時の溶
鋼中のN含有量は21 ppmであった。次にRH設備でN2
流量250 Nl/ 分で40分間吹き込み二次精錬を終了した。
この時の溶鋼のN含有量は82 ppmであった(比較例)。 ,,とも二次精錬の間にSi、Mn、Cの含有量を調
整し、Se、Sb、Alを投入して溶鋼成分としてC:0.068
〜0.070 %、Si:3.30〜3.32%、Mn:0.068 〜0.070
%、Al:0.027 〜0.030 %、S:0.003 %、Se:0.019
〜0.022 %、Sb:0.022 〜0.026 %、P:0.004 %、残
部実質的にFeの組成を得た。これらの溶鋼は連続鋳造以
降、実施例1と同一の処理で製品にした。かくして得ら
れた製品の磁気特性及び表面欠陥率を表8に示す。
【0052】
【表8】
【0053】実施例6 下記の条件で溶鋼を出鋼した。 上下吹き転炉を用いて吹錬したのち、底吹きノズルに
よりN2ガスを吹き込んで1分間リンスを行った。この時
のN2含有量は93 ppmであった。その後、FeSi合金を前置
きしてある取鍋中に出鋼注入した。その後RH設備で二
次精錬を行う際、N2ガスを、流量150 Nl/ 分で20分間吹
き込み、さらに引き続きArガスを、流量80Nl/ 分で10分
間吹き込んで二次精錬を終了した。この時の溶鋼中のN
含有量は、101 ppmであった(条件I)。 条件と同様にN2ガスを吹き込んでリンスを行い、Fe
Si合金を前置きしてある取鍋中に出鋼注入した。この時
の溶鋼中のN含有量は95ppmであった。その後RH設備
で二次精錬を行う際、Arを流量80Nl/ 分で10分間吹き込
んだ後、N2を流量150 Nl/ 分で20分間吹き込んで二次精
錬を終了した。この時の溶鋼中のN含有量は102 ppmで
あった(条件II)。 条件と同様にN2ガスを吹き込んでリンスを行い、Fe
Si合金を前置きしてある溶鋼中に出鋼注入した。この時
の溶鋼中のN含有量は90ppmであった。その後、PM設
備で二次精錬を行う際、N2を流量190 Nl/ 分で20分間吹
き込んだ後、Arを流量70Nl/ 分で10分間吹き込んで二次
精錬を終了した。この時の溶鋼中のN含有量は98 ppmで
あった(条件III )。 条件と同様にN2ガスを吹き込んでリンスを行い、出
鋼時の出鋼流にFeSi合金を添加した。この時のN含有量
は93 ppmであった。その後RH設備で条件Iと同じ条件
で二次精錬を行った。この時の溶鋼中のN含有量は101p
pmであった(条件IV)。 条件と同様にN2ガスを吹き込んでリンスを行い、出
鋼した。この時の溶鋼中のN含有量は96 ppmであった。
その後RH設備での二次精錬の初期にFeSi合金を投入し
て脱酸処理を行った。二次精錬のガスの吹き込みは条件
Iと同様に行った。二次精錬終了時の溶鋼中のN含有量
は103ppmであった(条件V)。 上下吹き転炉を用いて吹錬した。その後、FeSiを前置
きしてある取鍋中に出鋼注入した。この時の溶鋼中のN
含有量は24 ppmであった。次にフラッシング設備を用い
て溶鋼中にN2ガスを注入して加窒処理を行い、溶鋼中の
N含有量を、113ppmまで高めた。その後RH設備で二次
精錬を行う際、N2ガスを流量80 Nl/分で10分間吹き込ん
だ後、Arガスを流量100 Nl/ 分で20分間吹き込んで二次
精錬を終了した。この時の溶鋼中のN含有量は98 ppmで
あった(条件VI)。 上吹き転炉を用いて吹錬した後、FeSi合金を前置きし
てある取鍋中に出鋼注入した。この時の溶鋼中のN含有
量は35 ppmであった。次にRH設備を用いて二次精錬を
行う際、Arを流量60Nl/ 分で30分間吹き込んで二次精錬
を終了し、比較例とした。この時の溶鋼中のN含有量は
32 ppmであった。(条件VII )。
【0054】条件I〜VII はいずれも二次精錬の間にS
i、Mn及びCの含有量を調整し、Se、Sb、Alを投入し
て、二次精錬終了時に溶鋼成分としてC:0.067 〜0.07
1 %、Si:3.31〜3.33%、Mn:0.070 〜0.073 %、Al:
0.025 〜0.029 %、S:0.003 〜0.005 %、Se:0.020
〜0.022 %、Sb:0.025 〜0.027 %、P:0.002 〜0.00
4%、残部実質的にFeの組成を得た。さらに条件I〜VII
の溶鋼は連続鋳造以降、実施例1と同一の処理で製品
とした。また条件VII の溶鋼は実施例1とほぼ同一の処
理で製品としたが、中間焼鈍及び脱炭焼鈍で加窒処理を
施し、鋼中N含有量として95 ppmまで高めた。これらの
製品の磁気特性及び表面欠陥率を表9に示す。
【0055】
【表9】
【0056】
【発明の効果】この発明の方向性けい素鋼用スラブの製
造方法は、二次精錬にて、N2ガス吹込みと不活性ガス吹
込みとの組み合わせ、又は該N2ガスと不活性ガスとの混
合ガス吹込みを行って加窒処理及び酸化物系介在物の除
去処理を施すことにより、溶鋼Nの含有量を上記の範囲
に調整することにより、連続鋳造で製造した製品のブリ
スターの発生を効果的に抑制した上で、加窒処理を製品
のふくれ発生なく行なうことができる。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅 孝宏 千葉県千葉市川崎町1番地 川崎製鉄株式 会社 技術研究本部内 (72)発明者 飯田 嘉明 岡山県倉敷市水島川崎通1丁目(番地な し) 川崎製鉄株式会社 水島製鉄所内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 方向性けい素鋼用の溶鋼を、転炉での一
    次精錬及び取鍋での二次精錬によりSi:2.5 〜4.5 wt
    %、Al:0.010 〜0.040 wt%、N:0.0050〜0.0130wt%
    を含む組成に溶製した後、連続鋳造機に鋳込んでスラブ
    を製造するにあたり、 前記二次精錬にて、N2ガス吹込みと不活性ガス吹込みと
    の組み合わせ、又は該N2ガスと不活性ガスとの混合ガス
    吹込みを行って加窒処理及び酸化物系介在物の除去処理
    を施すことにより、溶鋼Nの含有量を上記の範囲に調整
    することを特徴とする方向性けい素鋼用スラブの製造方
    法。
  2. 【請求項2】 一次精錬の最終段階から二次精錬前まで
    に、N2含有ガスを溶鋼中に供給して加窒を行う請求項1
    記載の方向性けい素鋼用スラブの製造方法。
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