JPH07127616A - ネジ、ネジ製造方法及びネジ転造ダイス - Google Patents
ネジ、ネジ製造方法及びネジ転造ダイスInfo
- Publication number
- JPH07127616A JPH07127616A JP29262093A JP29262093A JPH07127616A JP H07127616 A JPH07127616 A JP H07127616A JP 29262093 A JP29262093 A JP 29262093A JP 29262093 A JP29262093 A JP 29262093A JP H07127616 A JPH07127616 A JP H07127616A
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- thread
- rolling
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 硬材を切削する作用を持つエッジ部を先端に
形成したネジを低い生産コストで製造できるネジ、ネジ
製造方法及びネジ製造ダイスを提供することを目的とす
る。 【構成】 ダイスdのネジ切り部7に第一のねじ切り溝
8ともに第二のネジ切り溝9を設け、該第二のねじ切り
溝9によって、ネジn端部の尖頭部6において収束する
第二のネジ山5を成形する。第二のネジ山5のエッジ部
によって硬材を切削し、第二のネジ山5のリード角によ
ってネジn全体が硬材内部に導かれる。
形成したネジを低い生産コストで製造できるネジ、ネジ
製造方法及びネジ製造ダイスを提供することを目的とす
る。 【構成】 ダイスdのネジ切り部7に第一のねじ切り溝
8ともに第二のネジ切り溝9を設け、該第二のねじ切り
溝9によって、ネジn端部の尖頭部6において収束する
第二のネジ山5を成形する。第二のネジ山5のエッジ部
によって硬材を切削し、第二のネジ山5のリード角によ
ってネジn全体が硬材内部に導かれる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はネジ、特にコンクリー
ト、モルタル、ブロック、れんが、ALC材等に各種の
金具、器材を取り付けるためのネジの製造方法及びネジ
の転造工程に用いる転造ダイスに関する。
ト、モルタル、ブロック、れんが、ALC材等に各種の
金具、器材を取り付けるためのネジの製造方法及びネジ
の転造工程に用いる転造ダイスに関する。
【0002】
【従来の技術】建造物の建築を行う建築現場において、
各種の金具、機材をコンクリート等の硬材に固着する際
に従来では、ドリルによって硬材に下穴をあけ、その下
穴に金属製のインサート部品を挿入し、固着する金具等
の取り付け穴をインサート部品のネジ穴に合わせたあ
と、図4に示すような頭部11、軸12、ネジ山13か
ら成るネジNをねじ込んでいた。しかしながら、このよ
うな工法を用いるとインサート部品の挿入が必要なた
め、作業工程が多くなり煩わしい。そこで、インサート
部品の挿入が不要で直接硬材にねじ込むことが可能なタ
ッピングネジが提案されている。図5はそのタッピング
ネジtの外観を示している。このタッピングネジtは図
4に示したネジNとは異なり、先端部14が多角錐形に
成形されており、そのエッジ部分eがねじ込み工程にお
いて硬材を切削する作用を持ち、下穴が正確に垂直に開
けられていなくても円滑かつ迅速に硬材にねじ込むこと
ができる。
各種の金具、機材をコンクリート等の硬材に固着する際
に従来では、ドリルによって硬材に下穴をあけ、その下
穴に金属製のインサート部品を挿入し、固着する金具等
の取り付け穴をインサート部品のネジ穴に合わせたあ
と、図4に示すような頭部11、軸12、ネジ山13か
ら成るネジNをねじ込んでいた。しかしながら、このよ
うな工法を用いるとインサート部品の挿入が必要なた
め、作業工程が多くなり煩わしい。そこで、インサート
部品の挿入が不要で直接硬材にねじ込むことが可能なタ
ッピングネジが提案されている。図5はそのタッピング
ネジtの外観を示している。このタッピングネジtは図
4に示したネジNとは異なり、先端部14が多角錐形に
成形されており、そのエッジ部分eがねじ込み工程にお
いて硬材を切削する作用を持ち、下穴が正確に垂直に開
けられていなくても円滑かつ迅速に硬材にねじ込むこと
ができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記の
ようなタッピングネジtを製造するにおいては、先端の
多角錐状部分を成形するのに、別の一工程が必要とな
り、生産コストが高くなると言う問題点があった。即
ち、一般にネジの製造は先ず鉄等の金属線を切断し、頭
部を製作するブランク工程と、軸部を一対の転造ダイス
間で圧力をかけながら転がし、転造ダイス上に刻まれた
ねじ切り溝によって軸部にネジ山を成形する転造工程か
らなるが、上記のタッピングネジtを製造する場合には
上記ブランク工程と転造工程の間にピンチポインタと称
する装置を用いて先端を多角錐状に成形する工程が必要
となる。
ようなタッピングネジtを製造するにおいては、先端の
多角錐状部分を成形するのに、別の一工程が必要とな
り、生産コストが高くなると言う問題点があった。即
ち、一般にネジの製造は先ず鉄等の金属線を切断し、頭
部を製作するブランク工程と、軸部を一対の転造ダイス
間で圧力をかけながら転がし、転造ダイス上に刻まれた
ねじ切り溝によって軸部にネジ山を成形する転造工程か
らなるが、上記のタッピングネジtを製造する場合には
上記ブランク工程と転造工程の間にピンチポインタと称
する装置を用いて先端を多角錐状に成形する工程が必要
となる。
【0004】本発明は上記の問題点を解決し、生産コス
トが低くかつ硬材に円滑かつ迅速にねじ込むことが可能
なネ、ネジの製造方法及びネジ転造ダイスを提供するこ
とを目的としている。
トが低くかつ硬材に円滑かつ迅速にねじ込むことが可能
なネ、ネジの製造方法及びネジ転造ダイスを提供するこ
とを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に請求項1記載のネジは先端の尖頭部において収束する
複数のネジ山を備えている。請求項2記載のネジ製造方
法においては、軸部を一対の箱型の転造ダイスに圧力を
かけて挟持させながら一方のダイスを固定させて他方の
ダイスをネジ軸と垂直方向に移動させてダイス間にて軸
部を転がし、ダイスの軸に圧接する部分に設けられたね
じ切り溝によって軸部にネジ山を成形する際にネジ先端
部の尖頭部にて収束する複数のネジ山を成形することを
特徴としている。また、請求項3記載のネジ転造ダイス
はネジ先端部の尖頭部にて収束する複数のネジ山を成形
するためのネジ切り溝を設けたことを特徴としている。
に請求項1記載のネジは先端の尖頭部において収束する
複数のネジ山を備えている。請求項2記載のネジ製造方
法においては、軸部を一対の箱型の転造ダイスに圧力を
かけて挟持させながら一方のダイスを固定させて他方の
ダイスをネジ軸と垂直方向に移動させてダイス間にて軸
部を転がし、ダイスの軸に圧接する部分に設けられたね
じ切り溝によって軸部にネジ山を成形する際にネジ先端
部の尖頭部にて収束する複数のネジ山を成形することを
特徴としている。また、請求項3記載のネジ転造ダイス
はネジ先端部の尖頭部にて収束する複数のネジ山を成形
するためのネジ切り溝を設けたことを特徴としている。
【0006】
【作用】上記構成の本発明のネジによれば、ネジの先端
部に尖頭部にて収束する複数のネジ山が形成され、該ネ
ジ山のエッジ部分が硬材に設けられた下穴にねじ込む際
に硬材を切削し、更に、該ネジ山が尖頭部にて収束して
いることによってネジ山が硬材に食い込みやすく、また
そのリード角によって軸部を硬材内部へ導く。請求項2
記載のネジ製造方法によれば、特別な工程を付加するこ
となく上記構成のネジを製造することができる。また、
請求項3記載のネジ転造ダイスをネジの転造工程に用い
れば、上記作用を持つネジを転造することができる。
部に尖頭部にて収束する複数のネジ山が形成され、該ネ
ジ山のエッジ部分が硬材に設けられた下穴にねじ込む際
に硬材を切削し、更に、該ネジ山が尖頭部にて収束して
いることによってネジ山が硬材に食い込みやすく、また
そのリード角によって軸部を硬材内部へ導く。請求項2
記載のネジ製造方法によれば、特別な工程を付加するこ
となく上記構成のネジを製造することができる。また、
請求項3記載のネジ転造ダイスをネジの転造工程に用い
れば、上記作用を持つネジを転造することができる。
【0007】
【実施例】以下図面を参照して本発明の実施例の説明を
する。図1は本発明の製造方法によって製造された本発
明の一実施例であるネジの外観図である。図2は本発明
の製造方法における転造工程に用いられる請求項2記載
の発明の一実施例である一対の転造ダイス及び上記ネジ
の斜視図である。図3は上記転造ダイスの正面図及びダ
イス間で転造されるネジ転造工程の概略を示す図であ
る。
する。図1は本発明の製造方法によって製造された本発
明の一実施例であるネジの外観図である。図2は本発明
の製造方法における転造工程に用いられる請求項2記載
の発明の一実施例である一対の転造ダイス及び上記ネジ
の斜視図である。図3は上記転造ダイスの正面図及びダ
イス間で転造されるネジ転造工程の概略を示す図であ
る。
【0008】先ず、本発明の実施例のネジの形状を説明
する。図1において、nはネジ、1は軸部を示し、2は
ドライバー等で回転力を付与される軸部1一端に形成さ
れた頭部を示している。4は第一のネジ山であり、硬材
に軸部をねじ込むと共にネジ全体を硬材に固定する。5
はネジ先端の尖頭部6において収束する複数設けられた
第二のネジ山を示している。第二のネジ山5はそのエッ
ジ部分によってねじ込む際に硬材を切削するともに、尖
頭部6において収束しているため、硬材に対する食い込
みをよくする。
する。図1において、nはネジ、1は軸部を示し、2は
ドライバー等で回転力を付与される軸部1一端に形成さ
れた頭部を示している。4は第一のネジ山であり、硬材
に軸部をねじ込むと共にネジ全体を硬材に固定する。5
はネジ先端の尖頭部6において収束する複数設けられた
第二のネジ山を示している。第二のネジ山5はそのエッ
ジ部分によってねじ込む際に硬材を切削するともに、尖
頭部6において収束しているため、硬材に対する食い込
みをよくする。
【0009】また、第二のネジ山5はそのリード角αに
よって、ネジn全体を硬材内部へ導く。更に、図5に示
した従来のタッピングネジtは先端の多角錐状部のエッ
ジによる切削作用はあるものの該エッジはリード角αを
有するものではないため、食い込み作用をもつのではな
く、木材に対する食いつきが悪く、木ねじとして使用す
るのは困難であったが、ネジnは上記のように第二のネ
ジ山5が尖頭部6において収束し、リード角αを持って
いるため、木材に対する食いつきも良く、木ねじとして
も良好な機能を持つものである。
よって、ネジn全体を硬材内部へ導く。更に、図5に示
した従来のタッピングネジtは先端の多角錐状部のエッ
ジによる切削作用はあるものの該エッジはリード角αを
有するものではないため、食い込み作用をもつのではな
く、木材に対する食いつきが悪く、木ねじとして使用す
るのは困難であったが、ネジnは上記のように第二のネ
ジ山5が尖頭部6において収束し、リード角αを持って
いるため、木材に対する食いつきも良く、木ねじとして
も良好な機能を持つものである。
【0010】次に、本発明のネジ製造方法における転造
工程に用いられる請求項3記載の発明の一実施例である
ネジ転造ダイスdについて説明する。図2において、d
1、d2はそれぞれ鋼材からなる固定ダイス、移動ダイ
スを示している。固定ダイスd1、移動ダイスd2はと
もに略直方体状で略同形状をしている。なお、移動ダイ
スd2の長手方向の長さは若干固定ダイスd1の長手方
向の長さより長い。固定ダイスd1上部には軸部1に圧
接して第一及び第二のネジ山4、5を成形するネジ切り
部7が設けられている。
工程に用いられる請求項3記載の発明の一実施例である
ネジ転造ダイスdについて説明する。図2において、d
1、d2はそれぞれ鋼材からなる固定ダイス、移動ダイ
スを示している。固定ダイスd1、移動ダイスd2はと
もに略直方体状で略同形状をしている。なお、移動ダイ
スd2の長手方向の長さは若干固定ダイスd1の長手方
向の長さより長い。固定ダイスd1上部には軸部1に圧
接して第一及び第二のネジ山4、5を成形するネジ切り
部7が設けられている。
【0011】ネジ切り部7の下部は長手方向略中央部か
ら図中右方にかけて、次第に隆起している。ネジ切り部
7には複数の平行な第一のネジ切り溝8が設けられてい
る。該第一のネジ切り溝8は図中水平面に対して一定の
傾斜角を持ち、図中左方から、右方にかけて、深さが次
第に浅くされている。更に、ネジ切り部7の図中右下方
には複数の平行な第二のネジ切り溝9が設けられてい
る。該第二のネジ切り溝は第一のネジ切り溝8の傾斜角
より大きい傾斜角を持っている。これは、第二のネジ山
5を尖頭部6において収束させるためである。移動ダイ
スd2も同様に、ネジ切り部7、第一のネジ切り溝8、
第二のネジ切り溝9が設けられている。上述のように、
ネジ切り部7下部は長手方向一端から他端へかけて隆起
しているが、これは、ネジの先端部に尖頭部6を成形す
るともに余った軸部を切断するためのものである。
ら図中右方にかけて、次第に隆起している。ネジ切り部
7には複数の平行な第一のネジ切り溝8が設けられてい
る。該第一のネジ切り溝8は図中水平面に対して一定の
傾斜角を持ち、図中左方から、右方にかけて、深さが次
第に浅くされている。更に、ネジ切り部7の図中右下方
には複数の平行な第二のネジ切り溝9が設けられてい
る。該第二のネジ切り溝は第一のネジ切り溝8の傾斜角
より大きい傾斜角を持っている。これは、第二のネジ山
5を尖頭部6において収束させるためである。移動ダイ
スd2も同様に、ネジ切り部7、第一のネジ切り溝8、
第二のネジ切り溝9が設けられている。上述のように、
ネジ切り部7下部は長手方向一端から他端へかけて隆起
しているが、これは、ネジの先端部に尖頭部6を成形す
るともに余った軸部を切断するためのものである。
【0012】次に本発明のネジ製造方法の一実施例につ
いて説明する。金属線を切断して、頭部を成形する工程
が完了した後、上記固定ダイスd1、移動ダイスd2間
にネジの軸部1が圧力的に挟持されながら転がることに
よって軸部1に第一及び第二のネジ山4、5が成形され
る。先ず、ネジnの軸部1を固定ダイスd1のネジ切り
部7の左端部と、移動ダイスd2のネジ切り部7の右端
部(図中一点鎖線にて示す)によって挟持する。その
後、移動ダイスd2を図中矢印方向に水平移動させる。
いて説明する。金属線を切断して、頭部を成形する工程
が完了した後、上記固定ダイスd1、移動ダイスd2間
にネジの軸部1が圧力的に挟持されながら転がることに
よって軸部1に第一及び第二のネジ山4、5が成形され
る。先ず、ネジnの軸部1を固定ダイスd1のネジ切り
部7の左端部と、移動ダイスd2のネジ切り部7の右端
部(図中一点鎖線にて示す)によって挟持する。その
後、移動ダイスd2を図中矢印方向に水平移動させる。
【0013】この際ダイスd間の距離はネジ切り部7の
最も隆起した部分がお互いに接する程度の距離とする。
このダイスd間距離において、転造工程当初即ち、固定
ダイスd1のネジ切り部7の左端部と、移動ダイスd2
のネジ切り部7の右端部によって軸部1が挟持される
際、軸部1の径より、ネジ切り部7間の距離の方が僅か
に短くなっているため、軸部1がねじ切り部7に圧接さ
れ、ねじ切り作業が開始される。
最も隆起した部分がお互いに接する程度の距離とする。
このダイスd間距離において、転造工程当初即ち、固定
ダイスd1のネジ切り部7の左端部と、移動ダイスd2
のネジ切り部7の右端部によって軸部1が挟持される
際、軸部1の径より、ネジ切り部7間の距離の方が僅か
に短くなっているため、軸部1がねじ切り部7に圧接さ
れ、ねじ切り作業が開始される。
【0014】図3は上記の転造工程における、軸部1の
成形の過程をダイスdのネジ切り部7における軸部1の
位置と対応させて示している。(1)においては第一の
ネジ切り溝8によって軸部1に溝10が刻まれ、(2)
においてはその溝10の幅が広げられる。(3)におい
ては、更に溝10の幅が広げられるとともに第二のネジ
切り溝9によって第二のネジ山5の成形が開始され、同
時に尖頭部6の成形も開始される。(4)においては、
第一のネジ山4、第二のネジ山5、尖頭部6が略完全に
成形される。(5)においては、第一のネジ山4、第二
のネジ山5、尖頭部6が完全に成形されるとともに尖頭
部6の成形において余った軸部1が両ダイスのネジ切り
部7の最も隆起した部分が接することによって切断され
ネジnが完成する。
成形の過程をダイスdのネジ切り部7における軸部1の
位置と対応させて示している。(1)においては第一の
ネジ切り溝8によって軸部1に溝10が刻まれ、(2)
においてはその溝10の幅が広げられる。(3)におい
ては、更に溝10の幅が広げられるとともに第二のネジ
切り溝9によって第二のネジ山5の成形が開始され、同
時に尖頭部6の成形も開始される。(4)においては、
第一のネジ山4、第二のネジ山5、尖頭部6が略完全に
成形される。(5)においては、第一のネジ山4、第二
のネジ山5、尖頭部6が完全に成形されるとともに尖頭
部6の成形において余った軸部1が両ダイスのネジ切り
部7の最も隆起した部分が接することによって切断され
ネジnが完成する。
【0015】
【発明の効果】上述のように本発明のネジ、ネジ製造方
法及びネジ転造ダイスによれば、転造工程において、先
端部に尖頭部にて収束するネジ山が形成され、先端部に
切削機能を持つエッジ部を設けたネジを生産するにあた
って特別な工程を付加する必要がないので生産コストを
下げることが出来る。また、尖頭部にて収束するネジ山
によって硬材内部にネジ全体を導くことができ、木材に
対する食いつきも良く木ねじとしても良好な機能を持つ
ネジを容易に製造することができる。
法及びネジ転造ダイスによれば、転造工程において、先
端部に尖頭部にて収束するネジ山が形成され、先端部に
切削機能を持つエッジ部を設けたネジを生産するにあた
って特別な工程を付加する必要がないので生産コストを
下げることが出来る。また、尖頭部にて収束するネジ山
によって硬材内部にネジ全体を導くことができ、木材に
対する食いつきも良く木ねじとしても良好な機能を持つ
ネジを容易に製造することができる。
【図1】本発明の一実施例であるネジnの外観図であ
る。
る。
【図2】本発明のネジ転造ダイスdの一実施例及びネジ
nの外観斜視図である。
nの外観斜視図である。
【図3】上記転造ダイスdの正面図及びダイス間で転造
されるネジ転造工程の概略を示す図である。
されるネジ転造工程の概略を示す図である。
【図4】従来のネジNの外観を示す図である。
【図5】従来のタッピングネジtの外観を示す図であ
る。
る。
1 軸 2 頭部 4 第一のネジ山 5 第二のネジ山 6 尖頭部 7 ねじ切り部 8 第一のねじ切り溝 9 第二のねじ切り溝 d1 固定ダイス d2 移動ダイス
Claims (3)
- 【請求項1】 先端の尖頭部において収束する複数のネ
ジ山を備えたネジ。 - 【請求項2】 金属線を切断し、頭部を成形する工程
と、ネジ山を成形する転造工程とからなるネジ製造方法
において、上記転造工程中にネジの先端の尖頭部におい
て収束する複数のネジ山を成形することを特徴とするネ
ジ製造方法。 - 【請求項3】 ネジの転造工程に用いるネジ転造ダイス
であって、ネジの先端部の尖頭部において収束する複数
のネジ山を成形するためのネジ切り溝を設けたことを特
徴とするネジ転造ダイス。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29262093A JPH07127616A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ネジ、ネジ製造方法及びネジ転造ダイス |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP29262093A JPH07127616A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ネジ、ネジ製造方法及びネジ転造ダイス |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07127616A true JPH07127616A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=17784162
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP29262093A Pending JPH07127616A (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | ネジ、ネジ製造方法及びネジ転造ダイス |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07127616A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP0824198A1 (de) * | 1996-08-15 | 1998-02-18 | Adolf Würth GmbH & Co. KG | Schraube mit einer selbstbohrenden Spitze |
JP2009090799A (ja) * | 2007-10-09 | 2009-04-30 | Shiroki Corp | 車両用シートのパワースライド装置 |
TWI458573B (zh) * | 2010-06-30 | 2014-11-01 | Kuo Chen Hung | 無頭螺紋扣件製造方法及其無頭螺紋扣件元件 |
CN104307984A (zh) * | 2014-08-28 | 2015-01-28 | 太仓市哲泰天产品设计有限公司 | 一种螺丝钻尾成型模具及其固定夹具 |
DE102015107467A1 (de) * | 2015-05-12 | 2016-11-17 | Adolf Würth GmbH & Co. KG | Schraube mit unterbrochenen Schabekanten |
KR102438755B1 (ko) * | 2021-08-03 | 2022-08-30 | 김재희 | 볼트 전단부 성형용 금형 및 그 금형을 이용한 볼트 전단부 성형방법 |
CN117399538A (zh) * | 2023-12-15 | 2024-01-16 | 牡丹江市链条厂 | 一种钢芯搓尖成形装置及成形方法 |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP29262093A patent/JPH07127616A/ja active Pending
Cited By (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10641310B2 (en) | 2015-05-12 | 2020-05-05 | Würth International Ag | Screw having discontinuous scraping edges |
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