JPH07125743A - 段ボール箱 - Google Patents
段ボール箱Info
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- JPH07125743A JPH07125743A JP5270743A JP27074393A JPH07125743A JP H07125743 A JPH07125743 A JP H07125743A JP 5270743 A JP5270743 A JP 5270743A JP 27074393 A JP27074393 A JP 27074393A JP H07125743 A JPH07125743 A JP H07125743A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pieces
- lid
- reinforcing
- side wall
- cardboard box
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D5/00—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper
- B65D5/36—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections
- B65D5/3607—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections formed by folding or erecting a single blank
- B65D5/3614—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections formed by folding or erecting a single blank to form a tubular body, at least one of the ends of the body remaining connected
- B65D5/3621—Rigid or semi-rigid containers of polygonal cross-section, e.g. boxes, cartons or trays, formed by folding or erecting one or more blanks made of paper specially constructed to allow collapsing and re-erecting without disengagement of side or bottom connections formed by folding or erecting a single blank to form a tubular body, at least one of the ends of the body remaining connected collapsed along two fold lines of the tubular body
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Cartons (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 反復使用しても十分な耐久性を有し、通い箱
として好適な段ボール箱の提供。 【構成】 各側壁1、2、3、4は補強壁14で二重壁
化され、補強壁14の下側一辺に補強底15が曲折自在
に連接されている。蓋片5、7の先端コーナーには係止
孔17及びコーナー補強具16がそれぞれ設けられ、蓋
片6、8には閉塞時に係止孔17と重なり合う部位に係
止孔18が設けられている。底片9、10及び底片1
1、12はそれぞれ曲折自在に接合されて段ボール箱の
組立て折り畳みに連動して互いに重なり合い底面を形成
するようになっており、また、蓋片5の外面に荷札を出
し入れできる透明のポケットが設けられ、段ボール箱の
使用の度に強度や外観が損傷することなしに反復使用可
能となっている。
として好適な段ボール箱の提供。 【構成】 各側壁1、2、3、4は補強壁14で二重壁
化され、補強壁14の下側一辺に補強底15が曲折自在
に連接されている。蓋片5、7の先端コーナーには係止
孔17及びコーナー補強具16がそれぞれ設けられ、蓋
片6、8には閉塞時に係止孔17と重なり合う部位に係
止孔18が設けられている。底片9、10及び底片1
1、12はそれぞれ曲折自在に接合されて段ボール箱の
組立て折り畳みに連動して互いに重なり合い底面を形成
するようになっており、また、蓋片5の外面に荷札を出
し入れできる透明のポケットが設けられ、段ボール箱の
使用の度に強度や外観が損傷することなしに反復使用可
能となっている。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は定地点間の往復移送用や
不特定地間の移送用等に好適な反復使用に耐える段ボー
ル箱に関する。
不特定地間の移送用等に好適な反復使用に耐える段ボー
ル箱に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、物流過程において、段ボール
製の箱体、いわゆる段ボール箱が広く用いられている。
この段ボール箱は4つの側壁と、各側壁の上下両縁に各
々設けた折畳み自在の蓋片と底片を備え、使用の前後に
は蓋片と底片を開放し各側壁を非直角になるように折畳
むこと(平坦化)ができ、使用時には蓋片と底片を閉塞
させ各側壁を直角になるように組立てること(箱状化)
が可能なものである。
製の箱体、いわゆる段ボール箱が広く用いられている。
この段ボール箱は4つの側壁と、各側壁の上下両縁に各
々設けた折畳み自在の蓋片と底片を備え、使用の前後に
は蓋片と底片を開放し各側壁を非直角になるように折畳
むこと(平坦化)ができ、使用時には蓋片と底片を閉塞
させ各側壁を直角になるように組立てること(箱状化)
が可能なものである。
【0003】しかしながら、このような段ボール箱は軽
く、低コストで、平坦化・箱状化可能、焼却可能である
という長所をもっている反面、繰り返し使用するには素
材の基本的な耐久性が劣り、蓋片、底片の閉塞の際に粘
着テープやステップルなどが使用されるため梱包を一度
解くと著しく外観及び強度を損傷するという欠点があ
る。そのため、現実には回収コストの高さも相まって物
流過程においては使い捨てとされており、大量の使用済
みダンボール箱が産業廃棄物として発生する結果となっ
ている。このことは省資源・環境保全の見地から非常に
問題となっている。
く、低コストで、平坦化・箱状化可能、焼却可能である
という長所をもっている反面、繰り返し使用するには素
材の基本的な耐久性が劣り、蓋片、底片の閉塞の際に粘
着テープやステップルなどが使用されるため梱包を一度
解くと著しく外観及び強度を損傷するという欠点があ
る。そのため、現実には回収コストの高さも相まって物
流過程においては使い捨てとされており、大量の使用済
みダンボール箱が産業廃棄物として発生する結果となっ
ている。このことは省資源・環境保全の見地から非常に
問題となっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】そこで、本発明は上記
のような点に着目してなされたもので、素材の基本的な
耐久性を向上させ、粘着テープ、ステップルを使用せず
に、通い箱として反復使用できる、環境に優しい段ボー
ル箱を提供することを目的としている。
のような点に着目してなされたもので、素材の基本的な
耐久性を向上させ、粘着テープ、ステップルを使用せず
に、通い箱として反復使用できる、環境に優しい段ボー
ル箱を提供することを目的としている。
【0005】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するため
に本発明は、4つの側壁と、各側壁の上下各縁にそれぞ
れ連接された折畳み自在な4つの蓋片と底片とを備え、
使用の前後に平坦化、使用時に箱状化可能な段ボール箱
において、上記側壁に裏打ちされ、且つ側壁に予め設け
た少なくとも一対の手持ち孔周辺部をも裏打ちする補強
壁と、この補強壁の1つの下辺に連接された折畳み自在
な補強底と、を有し、上記蓋片のうち、上面を形成する
一対の蓋片にはその先端コーナーに、他の一対の蓋片に
は上記先端コーナーとの重なり対応部位に閉塞状態維持
用の止め具を挿入するための補強された係止孔を設け、
上記底片のうち、隣合う底片同士の一つの対角線にほぼ
沿う部位を、平坦化する際連動して内側に底片を折り畳
み上げ、且つ箱状化する際連動して底片を下に回動させ
て互いに一部を重ね合う底面を形成せしめるべく、接合
してなるものとしている。
に本発明は、4つの側壁と、各側壁の上下各縁にそれぞ
れ連接された折畳み自在な4つの蓋片と底片とを備え、
使用の前後に平坦化、使用時に箱状化可能な段ボール箱
において、上記側壁に裏打ちされ、且つ側壁に予め設け
た少なくとも一対の手持ち孔周辺部をも裏打ちする補強
壁と、この補強壁の1つの下辺に連接された折畳み自在
な補強底と、を有し、上記蓋片のうち、上面を形成する
一対の蓋片にはその先端コーナーに、他の一対の蓋片に
は上記先端コーナーとの重なり対応部位に閉塞状態維持
用の止め具を挿入するための補強された係止孔を設け、
上記底片のうち、隣合う底片同士の一つの対角線にほぼ
沿う部位を、平坦化する際連動して内側に底片を折り畳
み上げ、且つ箱状化する際連動して底片を下に回動させ
て互いに一部を重ね合う底面を形成せしめるべく、接合
してなるものとしている。
【0006】そして、蓋片のうち、上面を形成する一対
の蓋片の先端コーナーには係止孔をも補強するコーナー
補強具が設けられているものとしている。
の蓋片の先端コーナーには係止孔をも補強するコーナー
補強具が設けられているものとしている。
【0007】さらに、収納物品の情報が記録された荷札
を出し入れ自由に収容する透明なポケットを各側壁、蓋
片のいずれかの外面に設けたものとしている。
を出し入れ自由に収容する透明なポケットを各側壁、蓋
片のいずれかの外面に設けたものとしている。
【0008】前記の手段において、係止孔に挿入され
る、蓋片の閉塞状態維持用の止め具は、弾性的に縮径可
能な先端部が係止孔を通過したのち拡張復元し、逆挿入
方向に抜けなくなる先端拡張形の公知の止め具である。
さらに、蓋片の側壁との連設部位側を基端、その反対側
を先端とするとき、係止孔は、段ボール箱の上面を形成
する一対の蓋片の先端側に位置する2つのコーナー部分
近傍と、他の一対の蓋片の基端側の上記先端コーナーと
重なり合う部位とにそれぞれ設けられ、前記止め具を貫
通させて各蓋片の閉塞状態を維持するようになってい
る。また、コーナー補強具は上記係止孔の周囲や内周壁
を補強する管状材を兼ねて形成されてもよく、この管状
材は上記コーナー補強具の蓋片に対する取付けを確実化
させるように設けられてもよい。また、隣合う底片同士
の接合部位は段ボール箱の底面の1つの対角線にほぼ沿
って設けられているが、「ほぼ沿って」とは対角線と平
行に沿うのではなく、非平行に或る角度をもって沿って
いることを意味する。
る、蓋片の閉塞状態維持用の止め具は、弾性的に縮径可
能な先端部が係止孔を通過したのち拡張復元し、逆挿入
方向に抜けなくなる先端拡張形の公知の止め具である。
さらに、蓋片の側壁との連設部位側を基端、その反対側
を先端とするとき、係止孔は、段ボール箱の上面を形成
する一対の蓋片の先端側に位置する2つのコーナー部分
近傍と、他の一対の蓋片の基端側の上記先端コーナーと
重なり合う部位とにそれぞれ設けられ、前記止め具を貫
通させて各蓋片の閉塞状態を維持するようになってい
る。また、コーナー補強具は上記係止孔の周囲や内周壁
を補強する管状材を兼ねて形成されてもよく、この管状
材は上記コーナー補強具の蓋片に対する取付けを確実化
させるように設けられてもよい。また、隣合う底片同士
の接合部位は段ボール箱の底面の1つの対角線にほぼ沿
って設けられているが、「ほぼ沿って」とは対角線と平
行に沿うのではなく、非平行に或る角度をもって沿って
いることを意味する。
【0009】
【作用】本発明によれば、手持ち孔周辺を含む全面が二
重壁化された側壁により、段ボール箱の耐座屈性が向上
し、且つ最も痛みやすい手持ち孔周辺の耐久性が向上す
る。蓋片は止め具により閉塞・封緘され、且つ底片は箱
状化に連動して底面を形成するので粘着テープやステッ
プルを使用する必要がなく、これにより段ボール箱が損
傷することがない。そして補強底は、耐荷重性を向上さ
せると共に、底面及び各側壁に内側から当接して、底片
の浮きを抑え、且つ平坦化時の残留応力による段ボール
箱の戻り変形を抑制でき、平坦化時に内側に折り畳まれ
る底片により撥ね上げられるので段ボール箱の平坦化が
スムーズに行われる。さらに、止め具の係止孔は補強さ
れているので止め具装着の際の損傷が起こりにくい。
重壁化された側壁により、段ボール箱の耐座屈性が向上
し、且つ最も痛みやすい手持ち孔周辺の耐久性が向上す
る。蓋片は止め具により閉塞・封緘され、且つ底片は箱
状化に連動して底面を形成するので粘着テープやステッ
プルを使用する必要がなく、これにより段ボール箱が損
傷することがない。そして補強底は、耐荷重性を向上さ
せると共に、底面及び各側壁に内側から当接して、底片
の浮きを抑え、且つ平坦化時の残留応力による段ボール
箱の戻り変形を抑制でき、平坦化時に内側に折り畳まれ
る底片により撥ね上げられるので段ボール箱の平坦化が
スムーズに行われる。さらに、止め具の係止孔は補強さ
れているので止め具装着の際の損傷が起こりにくい。
【0010】コーナー補強具は、蓋片の先端側の角部分
を補強すると共に、梱包を解く際、止め具を切断する時
に蓋片が損傷してしまうのを防ぐことができる。
を補強すると共に、梱包を解く際、止め具を切断する時
に蓋片が損傷してしまうのを防ぐことができる。
【0011】また、透明なポケットに収納物品の種類、
行き先、数量などの情報が記載された荷札を出し入れ自
由に収納するようにしているので、肉眼で確認しやす
く、且つ光学的読取機での読取りがしやすく、荷札の張
付け剥離による段ボール箱外観の損傷がない。
行き先、数量などの情報が記載された荷札を出し入れ自
由に収納するようにしているので、肉眼で確認しやす
く、且つ光学的読取機での読取りがしやすく、荷札の張
付け剥離による段ボール箱外観の損傷がない。
【0012】
【実施例】以下、本発明に係る好適な実施例を説明す
る。図1は蓋片が開放された状態を示す斜視図で、図2
は蓋片を閉じて閉塞した状態を一部切欠いて示す斜視図
である。なお、図1の右下、左上を「前後方向」、左
下、右上を「左右方向」として以下説明する。本実施例
の段ボール箱は、前側壁1、右側壁2、後側壁3、左側
壁4が順次曲折可能に連設され、各側壁の上縁に蓋片
5、6、7、8が曲折自在に連接され、下縁に底片9、
10、11、12が曲折自在に連接されてなっている。
る。図1は蓋片が開放された状態を示す斜視図で、図2
は蓋片を閉じて閉塞した状態を一部切欠いて示す斜視図
である。なお、図1の右下、左上を「前後方向」、左
下、右上を「左右方向」として以下説明する。本実施例
の段ボール箱は、前側壁1、右側壁2、後側壁3、左側
壁4が順次曲折可能に連設され、各側壁の上縁に蓋片
5、6、7、8が曲折自在に連接され、下縁に底片9、
10、11、12が曲折自在に連接されてなっている。
【0013】前側壁1、右側壁2、後側壁3、左側壁4
の内側にはほぼ全周にわたって各側壁とほぼ同サイズの
補強壁14が裏打ちされ、各側壁が二重壁化されてい
る。右側壁2と左側壁4に設けられた手持ち孔13の周
囲も二重壁化されている。この例では前側壁1の内側の
補強壁の下辺に曲折自在な補強底15が設けられてい
る。
の内側にはほぼ全周にわたって各側壁とほぼ同サイズの
補強壁14が裏打ちされ、各側壁が二重壁化されてい
る。右側壁2と左側壁4に設けられた手持ち孔13の周
囲も二重壁化されている。この例では前側壁1の内側の
補強壁の下辺に曲折自在な補強底15が設けられてい
る。
【0014】蓋片の側壁との連設部位側を基端、その反
対側を先端とするとき、蓋片5、7の基端と先端との距
離は前後側壁1、3間の1/2で、閉塞時には互いの先
端が段ボール箱上面の中央で突き合わされ、且つ蓋片
6、8の上側に覆い被さって閉じられるようになってい
る。そして、蓋片5、7の先端側に位置する2つのコー
ナーには管状材が内嵌された、係止孔17が合計4つ設
けられている。なお、この例では孔の周囲や内周壁を補
強するための管状材としてハトメが用いられている。さ
らに、各係止孔17が位置する蓋片5、7の角には直角
二等辺三角形状を呈したコーナー補強具16が4つ外嵌
され、係止孔17はこのコーナー補強具16のほぼ中央
に設けられている。そして、上記ハトメによって、コー
ナー補強具16の蓋片5、7に対する取付けがさらに強
固に固定されている。なお、コーナー補強具16は補強
のための管状材が一体に成形されたものとしてもよい。
そして、蓋片6、8の基端近傍には閉塞された時、係止
孔17と重なり合うように係止孔17と同様の係止孔1
8がそれぞれ2つずつ設けられている。
対側を先端とするとき、蓋片5、7の基端と先端との距
離は前後側壁1、3間の1/2で、閉塞時には互いの先
端が段ボール箱上面の中央で突き合わされ、且つ蓋片
6、8の上側に覆い被さって閉じられるようになってい
る。そして、蓋片5、7の先端側に位置する2つのコー
ナーには管状材が内嵌された、係止孔17が合計4つ設
けられている。なお、この例では孔の周囲や内周壁を補
強するための管状材としてハトメが用いられている。さ
らに、各係止孔17が位置する蓋片5、7の角には直角
二等辺三角形状を呈したコーナー補強具16が4つ外嵌
され、係止孔17はこのコーナー補強具16のほぼ中央
に設けられている。そして、上記ハトメによって、コー
ナー補強具16の蓋片5、7に対する取付けがさらに強
固に固定されている。なお、コーナー補強具16は補強
のための管状材が一体に成形されたものとしてもよい。
そして、蓋片6、8の基端近傍には閉塞された時、係止
孔17と重なり合うように係止孔17と同様の係止孔1
8がそれぞれ2つずつ設けられている。
【0015】本実施例で用いられる閉塞状態維持用の止
め具19は、例えば図2に示すような、コの字形に一体
成形された合成樹脂製の先端拡張形の止め具である。止
め具19の先端部は係止孔17、18の内径以下に内側
に折れ曲がり、係止孔17、18の通過後には復元起立
しその裏側に係止するようになっている。この例では挿
入作業の簡便のために二つの止め具が連続されたものを
示しているが、それぞれ別体となったものでも差し支え
ない。この止め具19は、挿入後は切断・破損によらな
ければ取外しができないようになっているので、段ボー
ル箱を有効に封緘することができる。
め具19は、例えば図2に示すような、コの字形に一体
成形された合成樹脂製の先端拡張形の止め具である。止
め具19の先端部は係止孔17、18の内径以下に内側
に折れ曲がり、係止孔17、18の通過後には復元起立
しその裏側に係止するようになっている。この例では挿
入作業の簡便のために二つの止め具が連続されたものを
示しているが、それぞれ別体となったものでも差し支え
ない。この止め具19は、挿入後は切断・破損によらな
ければ取外しができないようになっているので、段ボー
ル箱を有効に封緘することができる。
【0016】底片9、11は前後側壁1、3の下縁と曲
折自在に連接され、この連接する縁を下底とし前後側壁
間の距離の1/2を高さとする略台形状を呈している。
そして、箱状化された状態で上から見て、下底を下にす
る時、右側の斜辺(以下、右斜辺とする)は下底と45
度、左側の斜辺(以下、左斜辺とする)はこの例におい
ては80度となっている。さらに底片9、11の下底の
中点上の垂線で区切られる上底の左側には図3に示すよ
うに台形状の突延部21が延設されている。なお、この
突延部21は底面が形成されるとき、相対向する底片
9、11同士をも重なり合わせ、底面の強度をより高め
るためのものである。底片10、12も左右側壁2、4
の下縁と曲折自在に連接され、この連接する縁を下底と
し前後側壁間の距離の1/2を高さとする台形状を呈し
ており、底片9、11と同様に見る時、右斜辺は下底と
45度、左斜辺はこの例においては60度となってい
る。
折自在に連接され、この連接する縁を下底とし前後側壁
間の距離の1/2を高さとする略台形状を呈している。
そして、箱状化された状態で上から見て、下底を下にす
る時、右側の斜辺(以下、右斜辺とする)は下底と45
度、左側の斜辺(以下、左斜辺とする)はこの例におい
ては80度となっている。さらに底片9、11の下底の
中点上の垂線で区切られる上底の左側には図3に示すよ
うに台形状の突延部21が延設されている。なお、この
突延部21は底面が形成されるとき、相対向する底片
9、11同士をも重なり合わせ、底面の強度をより高め
るためのものである。底片10、12も左右側壁2、4
の下縁と曲折自在に連接され、この連接する縁を下底と
し前後側壁間の距離の1/2を高さとする台形状を呈し
ており、底片9、11と同様に見る時、右斜辺は下底と
45度、左斜辺はこの例においては60度となってい
る。
【0017】底片9、11の各右斜辺の縁部には、それ
ぞれ右側に隣接する底片10、12の外面(即ち、底面
形成状態では下面)へ曲折自在に接合するための接合部
22が設けられている。図3に斜線部分として示すよう
に、接合部22は段ボール箱底面の一つの対角線αと非
平行にほぼ沿うように設けられている。これにより箱状
化時に底片9と底片10は前側壁1と右側壁2とそれぞ
れ90度の角度をなすように回動し、平坦化時に前側壁
1と右側壁2の間に挟まれるように回動して折畳まれ
る。底片11と底片12も同様に回動する。
ぞれ右側に隣接する底片10、12の外面(即ち、底面
形成状態では下面)へ曲折自在に接合するための接合部
22が設けられている。図3に斜線部分として示すよう
に、接合部22は段ボール箱底面の一つの対角線αと非
平行にほぼ沿うように設けられている。これにより箱状
化時に底片9と底片10は前側壁1と右側壁2とそれぞ
れ90度の角度をなすように回動し、平坦化時に前側壁
1と右側壁2の間に挟まれるように回動して折畳まれ
る。底片11と底片12も同様に回動する。
【0018】蓋片5の外面には、透明のCCP製の袋体
でなるポケット20が貼付されている。このポケット2
0は収容物品の情報(例えば品物の名称、種類、行き
先、納期など)が文字又はバーコードにより表示された
荷札を出し入れすることができるようになっており、荷
札を取り出すことなく視認又はバーコードリーダーで読
み取ることができる。これにより荷札やシールなどの貼
付をする必要がなくなるので、段ボール箱の外観を損な
うことがない。
でなるポケット20が貼付されている。このポケット2
0は収容物品の情報(例えば品物の名称、種類、行き
先、納期など)が文字又はバーコードにより表示された
荷札を出し入れすることができるようになっており、荷
札を取り出すことなく視認又はバーコードリーダーで読
み取ることができる。これにより荷札やシールなどの貼
付をする必要がなくなるので、段ボール箱の外観を損な
うことがない。
【0019】図3は実施例の段ボール箱の底面を概略的
に示す俯瞰図で、(A)は段ボール箱が平坦化・箱状化
される途中の状態、(B)は段ボール箱が箱状化された
状態を示す。収納物品を収納する際、平坦化状態の段ボ
ール箱を(A)のように広げていくと、各底片9、1
0、11、12が各側壁と直交するように回動しつつ、
(B)のように互いに左斜辺近傍が右斜辺近傍の上に重
なり合い、同時に各突延部21が相対向する底片9、1
1の上底に重なり合って、段ボール箱の底面を形成す
る。そして補強底15が自重及び補強壁14との連設部
分の弾性力により下方に回動し段ボール箱底面に当接す
る。収納物品を収納した後、蓋片6、8を内側に折り曲
げ、さらに蓋片5、7を覆い被せた後、止め具19を係
止孔17、18に挿入して封緘する。
に示す俯瞰図で、(A)は段ボール箱が平坦化・箱状化
される途中の状態、(B)は段ボール箱が箱状化された
状態を示す。収納物品を収納する際、平坦化状態の段ボ
ール箱を(A)のように広げていくと、各底片9、1
0、11、12が各側壁と直交するように回動しつつ、
(B)のように互いに左斜辺近傍が右斜辺近傍の上に重
なり合い、同時に各突延部21が相対向する底片9、1
1の上底に重なり合って、段ボール箱の底面を形成す
る。そして補強底15が自重及び補強壁14との連設部
分の弾性力により下方に回動し段ボール箱底面に当接す
る。収納物品を収納した後、蓋片6、8を内側に折り曲
げ、さらに蓋片5、7を覆い被せた後、止め具19を係
止孔17、18に挿入して封緘する。
【0020】目的地までの移送終了後、止め具19の頭
部をニッパーやナイフ等で切断して蓋片5、6、7、8
を開け収納物品を取りだす。そして、段ボール箱の使用
後に各接合部22を結ぶ線と直角の方向に押圧すると、
各底片9、10、11、12が上方に回動し、それと共
に底片10の右斜辺縁部が補強底15を撥ね上げ段ボー
ル箱が平坦化される。
部をニッパーやナイフ等で切断して蓋片5、6、7、8
を開け収納物品を取りだす。そして、段ボール箱の使用
後に各接合部22を結ぶ線と直角の方向に押圧すると、
各底片9、10、11、12が上方に回動し、それと共
に底片10の右斜辺縁部が補強底15を撥ね上げ段ボー
ル箱が平坦化される。
【0021】なお、上記実施例においては上面及び底面
が長方形の段ボール箱を例として説明したが、上面及び
底面が正方形のものでもよく、この場合、底片9、11
には突延部21が設けられていない形状とすればよい。
が長方形の段ボール箱を例として説明したが、上面及び
底面が正方形のものでもよく、この場合、底片9、11
には突延部21が設けられていない形状とすればよい。
【0022】出願人の試験によれば本実施例の段ボール
箱は、補強底を有しているため、底面の耐荷重は20キ
ログラム以上で、手持ち作業用梱包箱としては十分な値
を示し、補強壁を有しているため、箱体の座屈強度は通
常の段ボール箱に比べ約2倍であり、倉庫での保管や移
送の際の積み重ねに好適である。そして、15回使用後
の手持ち孔、係止孔の損傷はなく、また段ボール箱の潰
れもなく通い箱として十分な耐久性を示した。
箱は、補強底を有しているため、底面の耐荷重は20キ
ログラム以上で、手持ち作業用梱包箱としては十分な値
を示し、補強壁を有しているため、箱体の座屈強度は通
常の段ボール箱に比べ約2倍であり、倉庫での保管や移
送の際の積み重ねに好適である。そして、15回使用後
の手持ち孔、係止孔の損傷はなく、また段ボール箱の潰
れもなく通い箱として十分な耐久性を示した。
【0023】
【発明の効果】本発明は以上説明したように構成されて
いるので、段ボール箱の耐座屈性、耐荷重性が向上し、
且つ手持ち孔周辺の耐久性が向上するという効果があ
る。そして、粘着テープやステップルを使用せずに蓋
片、底片を閉塞することができるので、反復使用しても
蓋片、底片の損傷がないという効果がある。さらに止め
具を繰り返し挿入・取外ししても蓋片が痛まず、荷札の
張付け剥離による段ボール箱外観の損傷なしに幾度も色
々な収納物品について使用できるという効果がある。こ
のため、通い箱として反復使用しても十分な強度と耐久
性を備えた段ボール箱を提供することができ、従って、
物流過程での省資源・産業廃棄物減少に寄与し回収廃棄
処理費用の節減において大きな経済効果をもたらすこと
ができる。
いるので、段ボール箱の耐座屈性、耐荷重性が向上し、
且つ手持ち孔周辺の耐久性が向上するという効果があ
る。そして、粘着テープやステップルを使用せずに蓋
片、底片を閉塞することができるので、反復使用しても
蓋片、底片の損傷がないという効果がある。さらに止め
具を繰り返し挿入・取外ししても蓋片が痛まず、荷札の
張付け剥離による段ボール箱外観の損傷なしに幾度も色
々な収納物品について使用できるという効果がある。こ
のため、通い箱として反復使用しても十分な強度と耐久
性を備えた段ボール箱を提供することができ、従って、
物流過程での省資源・産業廃棄物減少に寄与し回収廃棄
処理費用の節減において大きな経済効果をもたらすこと
ができる。
【図1】この発明に係る段ボール箱の蓋片を開放した状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図2】図1の蓋片を閉じた状態を一部切欠いて示す斜
視図である。
視図である。
【図3】本発明に係る段ボール箱の箱状化・平坦化時の
底片の動きを示す概略的俯瞰図である。
底片の動きを示す概略的俯瞰図である。
14 補強壁 15 補強底 16 補強具 17、18 係止孔 19 止め具 20 透明ポケット 21 突延部 22 接合部
Claims (3)
- 【請求項1】 4つの側壁と、各側壁の上下各縁にそれ
ぞれ連接された折畳み自在な4つの蓋片と底片とを備
え、使用の前後に平坦化、使用時に箱状化可能な段ボー
ル箱において、 上記側壁に裏打ちされ、且つ側壁に予め設けた少なくと
も一対の手持ち孔周辺部をも裏打ちする補強壁と、 この補強壁の1つの下辺に連接された折畳み自在な補強
底と、を有し、 上記蓋片のうち、上面を形成する一対の蓋片にはその先
端コーナーに、他の一対の蓋片には上記先端コーナーと
の重なり対応部位に閉塞状態維持用の止め具を挿入する
ための補強された係止孔を設け、 上記底片のうち、隣合う底片同士の一つの対角線にほぼ
沿う部位を、平坦化する際連動して内側に底片を折り畳
み上げ、且つ箱状化する際連動して底片を下に回動させ
て互いに一部を重ね合う底面を形成せしめるべく、接合
してなることを特徴とする段ボール箱。 - 【請求項2】 蓋片のうち、上面を形成する一対の蓋片
の先端コーナーには係止孔をも補強するコーナー補強具
が設けられている請求項1記載の段ボール箱。 - 【請求項3】 収納物品の情報が記録された荷札を出し
入れ自由に収容する透明なポケットを各側壁、蓋片のい
ずれかの外面に設けた請求項1又は2記載の段ボール
箱。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5270743A JPH089387B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 段ボール箱 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5270743A JPH089387B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 段ボール箱 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07125743A true JPH07125743A (ja) | 1995-05-16 |
JPH089387B2 JPH089387B2 (ja) | 1996-01-31 |
Family
ID=17490361
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5270743A Expired - Lifetime JPH089387B2 (ja) | 1993-10-28 | 1993-10-28 | 段ボール箱 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH089387B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016147683A (ja) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 広瀬 康男 | 包装箱 |
WO2018062213A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 株式会社サン・シャレーヌ | 装身具収納箱 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP4933667B1 (ja) * | 2011-02-25 | 2012-05-16 | 要蔵 篠崎 | 留め具、段ボール箱、組み合わせ |
-
1993
- 1993-10-28 JP JP5270743A patent/JPH089387B2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2016147683A (ja) * | 2015-02-10 | 2016-08-18 | 広瀬 康男 | 包装箱 |
WO2018062213A1 (ja) * | 2016-09-27 | 2018-04-05 | 株式会社サン・シャレーヌ | 装身具収納箱 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH089387B2 (ja) | 1996-01-31 |
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