JPH07125204A - サーマルインクジェットヘッド - Google Patents
サーマルインクジェットヘッドInfo
- Publication number
- JPH07125204A JPH07125204A JP14166193A JP14166193A JPH07125204A JP H07125204 A JPH07125204 A JP H07125204A JP 14166193 A JP14166193 A JP 14166193A JP 14166193 A JP14166193 A JP 14166193A JP H07125204 A JPH07125204 A JP H07125204A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- substrate
- flow path
- ink
- heat generating
- plane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 発熱層等を有する発熱体基板と流路用溝を有
する流路基板を積層、切断して吐出ノズルを形成するヘ
ッド構造に関して、断面三角形状の流路の場合のように
発生した気泡が流路天井に滞まるようなことを防止し、
噴射特性を改善すること。 【構成】 基板上に蓄熱層と発熱層とこの発熱層に通電
するための電極と保護層とを形成した発熱体基板2と、
単結晶基板上に異方性エッチングにより断面台形状とな
る流路用溝6を形成した流路基板3とよりなり、発熱体
基板2とこの流路基板3とを発熱面と溝面とが相対する
ように積層した。
する流路基板を積層、切断して吐出ノズルを形成するヘ
ッド構造に関して、断面三角形状の流路の場合のように
発生した気泡が流路天井に滞まるようなことを防止し、
噴射特性を改善すること。 【構成】 基板上に蓄熱層と発熱層とこの発熱層に通電
するための電極と保護層とを形成した発熱体基板2と、
単結晶基板上に異方性エッチングにより断面台形状とな
る流路用溝6を形成した流路基板3とよりなり、発熱体
基板2とこの流路基板3とを発熱面と溝面とが相対する
ように積層した。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ノンインパクト記録用
ヘッドの一つである発熱体基板と流路基板とを積層させ
たヘッド構造のサーマルインクジェットヘッドに関す
る。
ヘッドの一つである発熱体基板と流路基板とを積層させ
たヘッド構造のサーマルインクジェットヘッドに関す
る。
【0002】
【従来の技術】ノンインパクト記録法は、記録時におけ
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、関心の高い記録法とされている。中でも、高
速記録が可能で、特別な定着処理を必要とせず所謂普通
紙に記録を行うことが可能な、所謂インクジェット記録
法は極めて有力な記録法である。そこで、従来において
もインクジェット記録法に関して様々な方式が提案さ
れ、種々の改良も加えられ、現に商品化されているもの
や、実用化に向けて開発段階のものもある。
る騒音の発生が無視し得る程度に極めて小さいという点
において、関心の高い記録法とされている。中でも、高
速記録が可能で、特別な定着処理を必要とせず所謂普通
紙に記録を行うことが可能な、所謂インクジェット記録
法は極めて有力な記録法である。そこで、従来において
もインクジェット記録法に関して様々な方式が提案さ
れ、種々の改良も加えられ、現に商品化されているもの
や、実用化に向けて開発段階のものもある。
【0003】このようなインクジェット記録法は、所謂
インクと称される記録液体の小滴(droplet) を飛翔さ
せて普通紙などの記録媒体に付着させて記録を行うもの
である。その一例として、例えば本出願人提案による特
公昭56−9429号公報に示されるようなものがあ
る。これは、要約すれば、液室内のインクを加熱して気
泡を発生させることでインクに圧力上昇を生じさせ、微
細な毛細管ノズルからインクを飛び出させて記録するよ
うにしたものである。
インクと称される記録液体の小滴(droplet) を飛翔さ
せて普通紙などの記録媒体に付着させて記録を行うもの
である。その一例として、例えば本出願人提案による特
公昭56−9429号公報に示されるようなものがあ
る。これは、要約すれば、液室内のインクを加熱して気
泡を発生させることでインクに圧力上昇を生じさせ、微
細な毛細管ノズルからインクを飛び出させて記録するよ
うにしたものである。
【0004】その後、このようなインク飛翔原理を利用
して多くの提案がなされている。これらの中で、例えば
特開平2−67140号公報に示されるような流路基板
の製法が本出願人により提案されている。これは、単結
晶シリコン(Si)の異方性エッチングを利用したV字
溝を流路とするようにしたものである。このように形成
されるインク流路は、V字溝の両側2面を形成する面が
(111)面となり、単結晶の精度で形成でき、かつ、
その面も非常に滑らかとなるため、インクジェットの流
路として考えた場合、非常に都合のよいものとなる。
して多くの提案がなされている。これらの中で、例えば
特開平2−67140号公報に示されるような流路基板
の製法が本出願人により提案されている。これは、単結
晶シリコン(Si)の異方性エッチングを利用したV字
溝を流路とするようにしたものである。このように形成
されるインク流路は、V字溝の両側2面を形成する面が
(111)面となり、単結晶の精度で形成でき、かつ、
その面も非常に滑らかとなるため、インクジェットの流
路として考えた場合、非常に都合のよいものとなる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところが、この提案例
による場合であっても、実際の噴射実験等によれば、時
々噴射が行われなくなったり、或いは、紙面上でのドッ
トの位置精度が悪く、画像品質が低下する、といった問
題がある。
による場合であっても、実際の噴射実験等によれば、時
々噴射が行われなくなったり、或いは、紙面上でのドッ
トの位置精度が悪く、画像品質が低下する、といった問
題がある。
【0006】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明にお
いては、基板上に蓄熱層と発熱層とこの発熱層に通電す
るための電極と保護層とを形成した発熱体基板と、単結
晶基板上に異方性エッチングにより断面台形状となる流
路用溝を形成した流路基板とよりなり、前記発熱体基板
とこの流路基板とを発熱面と溝面とが相対するように積
層した。
いては、基板上に蓄熱層と発熱層とこの発熱層に通電す
るための電極と保護層とを形成した発熱体基板と、単結
晶基板上に異方性エッチングにより断面台形状となる流
路用溝を形成した流路基板とよりなり、前記発熱体基板
とこの流路基板とを発熱面と溝面とが相対するように積
層した。
【0007】請求項2記載の発明においては、単結晶基
板を(100)面の結晶方位面に切出されたシリコンウ
エハとし、流路用溝を2つの等価な(111)面による
側面と1つの(100)面による天井面とで断面台形状
となるように形成した。
板を(100)面の結晶方位面に切出されたシリコンウ
エハとし、流路用溝を2つの等価な(111)面による
側面と1つの(100)面による天井面とで断面台形状
となるように形成した。
【0008】請求項3記載の発明においては、流路用溝
の天井面を形成する(100)面を鏡面状態に仕上げ
た。
の天井面を形成する(100)面を鏡面状態に仕上げ
た。
【0009】
【作用】請求項1記載の発明においては、流路基板の流
路用溝を単結晶基板の異方性エッチングにより断面台形
状となるように形成したので、断面V字状の場合のよう
に微小な気泡が流路天井に滞まるようなことがなく、良
好に排出されるものとなり、よって、噴射安定性が向上
し、高画質な印写が可能となる。
路用溝を単結晶基板の異方性エッチングにより断面台形
状となるように形成したので、断面V字状の場合のよう
に微小な気泡が流路天井に滞まるようなことがなく、良
好に排出されるものとなり、よって、噴射安定性が向上
し、高画質な印写が可能となる。
【0010】この際、請求項2記載の発明においては、
単結晶基板を(100)面の結晶方位面に切出されたシ
リコンウエハとし、流路用溝を2つの等価な(111)
面と1つの(100)面とで断面台形状となるように形
成したので、単結晶の精度で流路用溝を形成でき、よっ
て、非常に高精度な流路〜ノズルを低コストで得ること
が可能となる。
単結晶基板を(100)面の結晶方位面に切出されたシ
リコンウエハとし、流路用溝を2つの等価な(111)
面と1つの(100)面とで断面台形状となるように形
成したので、単結晶の精度で流路用溝を形成でき、よっ
て、非常に高精度な流路〜ノズルを低コストで得ること
が可能となる。
【0011】また、請求項3記載の発明においては、流
路用溝の天井面を形成する(100)面も、2つの等価
な(111)面による側面と同じく鏡面状態に仕上げら
れているので、滑らかなインク流路となり、インクの流
れがスムーズとなり、ジェット速度を向上させることが
でき、高画質記録が可能となる。
路用溝の天井面を形成する(100)面も、2つの等価
な(111)面による側面と同じく鏡面状態に仕上げら
れているので、滑らかなインク流路となり、インクの流
れがスムーズとなり、ジェット速度を向上させることが
でき、高画質記録が可能となる。
【0012】
【実施例】本発明の一実施例を図面に基づいて説明す
る。本実施例のサーマルインクジェットヘッドの構成及
び動作原理を図1ないし図3を参照して説明する。この
ヘッドチップ1は図1(a)に示すように発熱体基板2
上に流路基板3を積層させたものである。ここに、流路
基板3には表裏に貫通したインク流入口4が形成されて
いるとともに、ノズル5を形成するための流路用溝6が
複数本形成されている。前記インク流入口4はこれらの
流路用溝6に連なったインク供給室領域に連通してい
る。また、発熱体基板2上には図2に示すように各ノズ
ル5(流路用溝6)に対応してエネルギー作用部を構成
する発熱体(ヒータ)8が複数個形成され、各々個別に
制御電極9に接続されているとともに共通電極10に共
通接続されている。これらの電極9,10の一端は発熱
体基板2の端部まで引出され、駆動信号導入部となるボ
ンディングパッド部11とされている。ここに、発熱体
基板2の発熱面上に流路基板3の溝面側を相対させて積
層接合することにより、流路用溝6及びインク供給室領
域は閉じられた状態となり、先端にノズル5を有するイ
ンク流路とインク供給室7とが形成される。
る。本実施例のサーマルインクジェットヘッドの構成及
び動作原理を図1ないし図3を参照して説明する。この
ヘッドチップ1は図1(a)に示すように発熱体基板2
上に流路基板3を積層させたものである。ここに、流路
基板3には表裏に貫通したインク流入口4が形成されて
いるとともに、ノズル5を形成するための流路用溝6が
複数本形成されている。前記インク流入口4はこれらの
流路用溝6に連なったインク供給室領域に連通してい
る。また、発熱体基板2上には図2に示すように各ノズ
ル5(流路用溝6)に対応してエネルギー作用部を構成
する発熱体(ヒータ)8が複数個形成され、各々個別に
制御電極9に接続されているとともに共通電極10に共
通接続されている。これらの電極9,10の一端は発熱
体基板2の端部まで引出され、駆動信号導入部となるボ
ンディングパッド部11とされている。ここに、発熱体
基板2の発熱面上に流路基板3の溝面側を相対させて積
層接合することにより、流路用溝6及びインク供給室領
域は閉じられた状態となり、先端にノズル5を有するイ
ンク流路とインク供給室7とが形成される。
【0013】このようなヘッドチップ1において、サー
マルインクジェットによるインク噴射は図3に示すよう
なプロセスにより行われる。まず、定常状態では同図
(a)に示すような状態にあり、ノズル5先端のオリフ
ィス面でインク14の表面張力と外圧とが平衡状態にあ
る。ついで、ヒータ8が加熱され、その表面温度が急上
昇し隣接インク層に沸騰現象が起きるまで加熱されると
同図(b)に示すように、微小な気泡15が点在する状
態となる。さらに、ヒータ8全面で急激に加熱された隣
接インク層が瞬時に気化し、沸騰膜を作り、同図(c)
に示すように気泡15が成長する。この時、ノズル5内
の圧力は、気泡15の成長した分だけ上昇し、オリフィ
ス面での外圧とのバランスが崩れ、オリフィスよりイン
ク柱16が成長し始める。同図(d)は気泡15が最大
に成長した状態を示し、オリフィス面より気泡15の体
積に相当する分のインク14が押出される。この時、ヒ
ータ8には既に電流が流れていない状態にあり、ヒータ
8の表面温度は降下しつつある。気泡15の体積の最大
値は電気パルス印加のタイミングよりやや遅れたものと
なる。やがて、気泡15はインク14などにより冷却さ
れて同図(e)に示すように収縮し始める。インク柱1
6の先端部では押出された速度を保ちつつ前進し、後端
部では気泡15の収縮に伴うインク流路の内圧の減少に
よってオリフィス面からインク流路内にインク14が逆
流し、インク柱16基部にくびれが生ずる。その後、同
図(f)に示すように気泡15がさらに収縮し、ヒータ
8面にインク14が接し、ヒータ8面がさらに冷却され
る。オリフィス面では外圧がインク流路内圧より高い状
態になるため、メニスカスが大きくインク流路内に入り
込んでくる。インク柱16の先端部は液滴17となって
記録紙(図示せず)の方向へ5〜10m/secの速度で飛
翔する。その後、同図(g)に示すように毛細管現象に
よりオリフィスにインク14が再び供給(リフィル)さ
れて同図(a)の定常状態に戻る過程で、気泡15は完
全に消滅する。
マルインクジェットによるインク噴射は図3に示すよう
なプロセスにより行われる。まず、定常状態では同図
(a)に示すような状態にあり、ノズル5先端のオリフ
ィス面でインク14の表面張力と外圧とが平衡状態にあ
る。ついで、ヒータ8が加熱され、その表面温度が急上
昇し隣接インク層に沸騰現象が起きるまで加熱されると
同図(b)に示すように、微小な気泡15が点在する状
態となる。さらに、ヒータ8全面で急激に加熱された隣
接インク層が瞬時に気化し、沸騰膜を作り、同図(c)
に示すように気泡15が成長する。この時、ノズル5内
の圧力は、気泡15の成長した分だけ上昇し、オリフィ
ス面での外圧とのバランスが崩れ、オリフィスよりイン
ク柱16が成長し始める。同図(d)は気泡15が最大
に成長した状態を示し、オリフィス面より気泡15の体
積に相当する分のインク14が押出される。この時、ヒ
ータ8には既に電流が流れていない状態にあり、ヒータ
8の表面温度は降下しつつある。気泡15の体積の最大
値は電気パルス印加のタイミングよりやや遅れたものと
なる。やがて、気泡15はインク14などにより冷却さ
れて同図(e)に示すように収縮し始める。インク柱1
6の先端部では押出された速度を保ちつつ前進し、後端
部では気泡15の収縮に伴うインク流路の内圧の減少に
よってオリフィス面からインク流路内にインク14が逆
流し、インク柱16基部にくびれが生ずる。その後、同
図(f)に示すように気泡15がさらに収縮し、ヒータ
8面にインク14が接し、ヒータ8面がさらに冷却され
る。オリフィス面では外圧がインク流路内圧より高い状
態になるため、メニスカスが大きくインク流路内に入り
込んでくる。インク柱16の先端部は液滴17となって
記録紙(図示せず)の方向へ5〜10m/secの速度で飛
翔する。その後、同図(g)に示すように毛細管現象に
よりオリフィスにインク14が再び供給(リフィル)さ
れて同図(a)の定常状態に戻る過程で、気泡15は完
全に消滅する。
【0014】ついで、このようなヘッドチップ1を構成
する発熱体基板2、流路基板3等について詳細に説明す
る。まず、発熱体基板2について説明する。この発熱体
基板2用の基板としては、アルミナセラミックス、ガラ
ス、Siウエハなどが用いられる。アルミナセラミック
スの場合には、蓄熱層としてグレーズ層を設けたものが
用いられる。或いは、スパッタリング等の技術によって
SiO2 を数μmの厚さで形成したアルミナセラミック
ス板としてもよい。ガラスの場合、熱伝導率が低いため
ガラスそれ自体が蓄熱作用を持つので、蓄熱層を別個に
設ける必要はない。Siウエハの場合、材料の入手が容
易であり(半導体プロセス分野で大量に出回ってい
る)、各種の半導体プロセス装置を利用でき、量産性が
高く都合がよい。
する発熱体基板2、流路基板3等について詳細に説明す
る。まず、発熱体基板2について説明する。この発熱体
基板2用の基板としては、アルミナセラミックス、ガラ
ス、Siウエハなどが用いられる。アルミナセラミック
スの場合には、蓄熱層としてグレーズ層を設けたものが
用いられる。或いは、スパッタリング等の技術によって
SiO2 を数μmの厚さで形成したアルミナセラミック
ス板としてもよい。ガラスの場合、熱伝導率が低いため
ガラスそれ自体が蓄熱作用を持つので、蓄熱層を別個に
設ける必要はない。Siウエハの場合、材料の入手が容
易であり(半導体プロセス分野で大量に出回ってい
る)、各種の半導体プロセス装置を利用でき、量産性が
高く都合がよい。
【0015】本実施例の発熱体基板2には、例えば、S
iウエハが用いられ、Siウエハ上にヒータ8等が形成
されることになる。このSiウエハは例えば拡散炉中で
O2,H2O のガスを流しながら、800〜1000℃
の高温にさらされ、表面に熱酸化膜SiO2 を1〜2μ
m成長させる。この熱酸化膜SiO2 は図4に示すよう
に蓄熱層21として働き、後述するように発熱体で発生
した熱が発熱体基板2側に逃げないようにすることで、
インク方向に効率よく熱が伝わるようにするためのもの
である。この蓄熱層21上にはヒータ8となる発熱層2
2が形成される。この発熱層22を構成する材料として
は、タンタル‐SiO2 の混合物、窒化タンタル、ニク
ロム、銀‐パラジウム合金、シリコン半導体、或いは、
ハフニウム、ランタン、ジルコニウム、チタン、タンタ
ル、タングステン、モリブデン、ニオブ、クロム、バナ
ジウム等の金属の硼化物が有用である。金属の硼化物
中、特に優れているものは、硼化ハフニウムであり、以
下、硼化ジルコニウム、硼化ランタン、硼化タンタル、
硼化バナジウム、硼化ニオブの順となる。発熱層22は
このような材料を用いて、電子ビーム蒸着法やスパッタ
リング法などの手法により形成される。発熱層22の膜
厚としては、単位時間当りの発熱量が所望通りとなるよ
うに、その面積、材料及び熱作用部分の形状及び大き
さ、さらには、実際面での消費電力等によって決定され
るが、通常、0.001〜0.5μm、より好ましくは
0.01〜1μmとされる。本実施例では、その一例と
してHfB2 (硼化ハフニム)を材料として2000Å
の膜厚にスパッタリング形成されている。
iウエハが用いられ、Siウエハ上にヒータ8等が形成
されることになる。このSiウエハは例えば拡散炉中で
O2,H2O のガスを流しながら、800〜1000℃
の高温にさらされ、表面に熱酸化膜SiO2 を1〜2μ
m成長させる。この熱酸化膜SiO2 は図4に示すよう
に蓄熱層21として働き、後述するように発熱体で発生
した熱が発熱体基板2側に逃げないようにすることで、
インク方向に効率よく熱が伝わるようにするためのもの
である。この蓄熱層21上にはヒータ8となる発熱層2
2が形成される。この発熱層22を構成する材料として
は、タンタル‐SiO2 の混合物、窒化タンタル、ニク
ロム、銀‐パラジウム合金、シリコン半導体、或いは、
ハフニウム、ランタン、ジルコニウム、チタン、タンタ
ル、タングステン、モリブデン、ニオブ、クロム、バナ
ジウム等の金属の硼化物が有用である。金属の硼化物
中、特に優れているものは、硼化ハフニウムであり、以
下、硼化ジルコニウム、硼化ランタン、硼化タンタル、
硼化バナジウム、硼化ニオブの順となる。発熱層22は
このような材料を用いて、電子ビーム蒸着法やスパッタ
リング法などの手法により形成される。発熱層22の膜
厚としては、単位時間当りの発熱量が所望通りとなるよ
うに、その面積、材料及び熱作用部分の形状及び大き
さ、さらには、実際面での消費電力等によって決定され
るが、通常、0.001〜0.5μm、より好ましくは
0.01〜1μmとされる。本実施例では、その一例と
してHfB2 (硼化ハフニム)を材料として2000Å
の膜厚にスパッタリング形成されている。
【0016】電極9,10を構成する材料としては、通
常使用されている電極材料の多くのものを使用し得る。
具体的には、例えばAl,Ag,Au,Pt,Cu等が
挙げられ、これらを使用して蒸着等の手法により発熱層
22上の所定位置に所定の大きさ、形状、膜厚で形成さ
れる。本実施例では、例えばAlを用い、スパッタリン
グ法により膜厚1.4μmの電極9,10を形成した。
常使用されている電極材料の多くのものを使用し得る。
具体的には、例えばAl,Ag,Au,Pt,Cu等が
挙げられ、これらを使用して蒸着等の手法により発熱層
22上の所定位置に所定の大きさ、形状、膜厚で形成さ
れる。本実施例では、例えばAlを用い、スパッタリン
グ法により膜厚1.4μmの電極9,10を形成した。
【0017】ついで、これらの発熱層22や電極9,1
0上には保護層23が形成される。この保護層23に要
求される特性は、ヒータ8部分で発生した熱をインクに
効率よく伝達することを妨げず、かつ、ヒータ8をイン
クから保護し得ることである。よって、この保護層23
を構成する材料としては、例えば酸化シリコン、窒化シ
リコン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化タ
ンタル、酸化ジルコニウム等がよい。これらを材料とし
て、電子ビーム蒸着法やスパッタリング法により保護層
23が形成される。また、炭化珪素、酸化アルミニウム
等のセラミックス材料を用いてもよい。保護層23の膜
厚としては、通常、0.01〜10μmとされるが、好
ましくは、0.1〜5μm、最適には0.1〜3μm程
度とするのがよい。本実施例では、SiO2 膜としてス
パッタリング法により1.2μmの膜厚に形成した。
0上には保護層23が形成される。この保護層23に要
求される特性は、ヒータ8部分で発生した熱をインクに
効率よく伝達することを妨げず、かつ、ヒータ8をイン
クから保護し得ることである。よって、この保護層23
を構成する材料としては、例えば酸化シリコン、窒化シ
リコン、酸化マグネシウム、酸化アルミニウム、酸化タ
ンタル、酸化ジルコニウム等がよい。これらを材料とし
て、電子ビーム蒸着法やスパッタリング法により保護層
23が形成される。また、炭化珪素、酸化アルミニウム
等のセラミックス材料を用いてもよい。保護層23の膜
厚としては、通常、0.01〜10μmとされるが、好
ましくは、0.1〜5μm、最適には0.1〜3μm程
度とするのがよい。本実施例では、SiO2 膜としてス
パッタリング法により1.2μmの膜厚に形成した。
【0018】さらに、保護層23上に耐キャビテーショ
ン保護層24が形成されている。この保護層24は発熱
体領域を気泡発生によるキャビテーション破壊から保護
するためのものであり、例えば、Taをスパッタリング
法により4000Åの膜厚に形成される。さらに、その
上部には、電極9,10対応位置に位置させて膜厚2μ
mのResin層が電極保護層25として形成されている。
ン保護層24が形成されている。この保護層24は発熱
体領域を気泡発生によるキャビテーション破壊から保護
するためのものであり、例えば、Taをスパッタリング
法により4000Åの膜厚に形成される。さらに、その
上部には、電極9,10対応位置に位置させて膜厚2μ
mのResin層が電極保護層25として形成されている。
【0019】次に、流路基板3について説明する。この
流路基板3は発熱体基板2と同じく単結晶Siウエハ、
より具体的には、図5に示すように(100)面の結晶
方位に切出されたSiウエハが用いられる。この単結晶
Siウエハは図におけるX軸とY軸とが互いに直交する
<110>軸となるように選定され、かつ、X‐Y軸面
(上下面)が単結晶の(100)面となるように選定さ
れている。このようにすると、単結晶の(111)面は
Y軸に平行で、かつ、X‐Y軸面に対して約54.7°
の角度で交わることになる。
流路基板3は発熱体基板2と同じく単結晶Siウエハ、
より具体的には、図5に示すように(100)面の結晶
方位に切出されたSiウエハが用いられる。この単結晶
Siウエハは図におけるX軸とY軸とが互いに直交する
<110>軸となるように選定され、かつ、X‐Y軸面
(上下面)が単結晶の(100)面となるように選定さ
れている。このようにすると、単結晶の(111)面は
Y軸に平行で、かつ、X‐Y軸面に対して約54.7°
の角度で交わることになる。
【0020】このような流路基板3に形成される流路用
溝6は発熱体基板2と積層した状態で断面台形状となる
ような形状とされるが、その断面台形状をなす2つの側
面は各々等価な(111)面により傾斜面として形成さ
れ、インク流路において天井面をなす底面は(100)
面により形成されている。ここに、(111)面は他の
結晶面に比べ水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ヒト
ラジンのようなアルカリ系溶液によるエッチング速度が
極めて遅く、(100)面をアルカリ系溶液でエッチン
グすると、(100)面に対して約54.7°をなす
(111)面が現れ、図5に示すように断面台形状をな
すように拡開した流路用溝6が形成される。このような
断面台形状溝の上部の幅W1 はフォトエッチングの際の
フォトレジストの間隔で定まり、極めて精度の高いもの
となる。また、断面台形状溝の深さdは、異方性エッチ
ング時間をコントロールすることにより容易に管理でき
る。さらには、このようなエッチングによって現れた
(111)面は鏡面状態となっており極めて平滑で直線
性のよいものとなる。
溝6は発熱体基板2と積層した状態で断面台形状となる
ような形状とされるが、その断面台形状をなす2つの側
面は各々等価な(111)面により傾斜面として形成さ
れ、インク流路において天井面をなす底面は(100)
面により形成されている。ここに、(111)面は他の
結晶面に比べ水酸化ナトリウム、水酸化カリウム、ヒト
ラジンのようなアルカリ系溶液によるエッチング速度が
極めて遅く、(100)面をアルカリ系溶液でエッチン
グすると、(100)面に対して約54.7°をなす
(111)面が現れ、図5に示すように断面台形状をな
すように拡開した流路用溝6が形成される。このような
断面台形状溝の上部の幅W1 はフォトエッチングの際の
フォトレジストの間隔で定まり、極めて精度の高いもの
となる。また、断面台形状溝の深さdは、異方性エッチ
ング時間をコントロールすることにより容易に管理でき
る。さらには、このようなエッチングによって現れた
(111)面は鏡面状態となっており極めて平滑で直線
性のよいものとなる。
【0021】ここに、このような単結晶Siウエハを用
いて、異方性フォトエッチング法により断面台形状の流
路用溝6を形成する方法について、図6を参照して説明
する。まず、図5で説明したような結晶方位のSi単結
晶からなる流路基板3を用意する。図6(a)に示す状
態では、紙面に対して垂直方向が<110>軸、この基
板3の上下面が(100)面となる。このような基板3
を、例えば800〜1200℃程度の水蒸気雰囲気中に
置き、表面全面に熱酸化膜26を形成する。熱酸化膜2
6の膜厚はエッチング深さの0.3%程度あれば十分で
ある。ついで、同図(b)に示すように、熱酸化膜26
の上面全面に周知の方法でフォトレジストを塗布し、こ
れを写真乾板を用いて露光し、現像を行い、フォトレジ
ストパターン27を得る。ついで、同図(c)に示すよ
うに、このフォトレジストパターン27により露出して
いる部分の熱酸化膜26をフッ酸水溶液等により除去
し、シリコンの露出部3aを得て、その後、フォトレジ
ストパターン27を取り去る。このような状態にある基
板3を、例えば5〜40%,80℃の水酸化カリウム溶
液中においてエッチングする。これにより露出部3aの
エッチングが進行するが、(111)面のエッチング進
行速度は(100)面におけるエッチング進行速度の
0.3〜0.4%程度であるため、異方性エッチングと
なり、露出部3aの各溝部からは基板3の上面(前述し
たように、(100)面である)に対し、tan~1√2
(約54.7°)の角度をなす(111)面が現れる。
結局、エッチングにより形成される流路用溝6の溝形状
は同図(d)に示すように断面台形状となる。このよう
な断面台形状溝の精度について考察すると、まず、熱酸
化膜26端部の下溝における、いわゆるアンダカットは
極めて小さく、純度の高い水酸化ナトリウムを使用した
場合、(100)面のエッチング深さの0.2%程度で
しかない。従って、断面台形状溝の上部の幅(W1)
は、フォトマスクの誤差を考慮に入れても±1μm程度
の精度とすることができる。
いて、異方性フォトエッチング法により断面台形状の流
路用溝6を形成する方法について、図6を参照して説明
する。まず、図5で説明したような結晶方位のSi単結
晶からなる流路基板3を用意する。図6(a)に示す状
態では、紙面に対して垂直方向が<110>軸、この基
板3の上下面が(100)面となる。このような基板3
を、例えば800〜1200℃程度の水蒸気雰囲気中に
置き、表面全面に熱酸化膜26を形成する。熱酸化膜2
6の膜厚はエッチング深さの0.3%程度あれば十分で
ある。ついで、同図(b)に示すように、熱酸化膜26
の上面全面に周知の方法でフォトレジストを塗布し、こ
れを写真乾板を用いて露光し、現像を行い、フォトレジ
ストパターン27を得る。ついで、同図(c)に示すよ
うに、このフォトレジストパターン27により露出して
いる部分の熱酸化膜26をフッ酸水溶液等により除去
し、シリコンの露出部3aを得て、その後、フォトレジ
ストパターン27を取り去る。このような状態にある基
板3を、例えば5〜40%,80℃の水酸化カリウム溶
液中においてエッチングする。これにより露出部3aの
エッチングが進行するが、(111)面のエッチング進
行速度は(100)面におけるエッチング進行速度の
0.3〜0.4%程度であるため、異方性エッチングと
なり、露出部3aの各溝部からは基板3の上面(前述し
たように、(100)面である)に対し、tan~1√2
(約54.7°)の角度をなす(111)面が現れる。
結局、エッチングにより形成される流路用溝6の溝形状
は同図(d)に示すように断面台形状となる。このよう
な断面台形状溝の精度について考察すると、まず、熱酸
化膜26端部の下溝における、いわゆるアンダカットは
極めて小さく、純度の高い水酸化ナトリウムを使用した
場合、(100)面のエッチング深さの0.2%程度で
しかない。従って、断面台形状溝の上部の幅(W1)
は、フォトマスクの誤差を考慮に入れても±1μm程度
の精度とすることができる。
【0022】最後に、同図(e)に示すように、エッチ
ングマスクに使用した熱酸化膜26をフッ酸水溶液等に
より除去することにより断面台形状なる流路用溝6が形
成された単結晶Siのみによる流路基板3となる。な
お、このような流路基板3を実際にヘッドチップ1に適
用するには、Siウエハをインクから保護するため、S
iO2 ,Si3N4等の保護膜で保護するようにするのが
よい。
ングマスクに使用した熱酸化膜26をフッ酸水溶液等に
より除去することにより断面台形状なる流路用溝6が形
成された単結晶Siのみによる流路基板3となる。な
お、このような流路基板3を実際にヘッドチップ1に適
用するには、Siウエハをインクから保護するため、S
iO2 ,Si3N4等の保護膜で保護するようにするのが
よい。
【0023】このように異方性エッチングにより断面台
形状で形成された流路用溝6を有する流路基板3は、前
述したようにヒータ8等が形成された発熱体基板2上
に、接合又は圧接されて積層状態とされる。ここに、積
層されたこれらの基板2,3について、ヒータ8部分か
ら少し下流(100〜200μm程度)の領域におい
て、流路(流路用溝6)に対してほぼ垂直方向にダイシ
ングソーによって切断することによりインク吐出用のノ
ズル5が切出されてヘッドチップ1が完成する。図1
(a)はこのようにして完成したヘッドチップ1を示
し、同図(b)はそのインク吐出用のノズル5から見た
一部を拡大して示す正面図である。
形状で形成された流路用溝6を有する流路基板3は、前
述したようにヒータ8等が形成された発熱体基板2上
に、接合又は圧接されて積層状態とされる。ここに、積
層されたこれらの基板2,3について、ヒータ8部分か
ら少し下流(100〜200μm程度)の領域におい
て、流路(流路用溝6)に対してほぼ垂直方向にダイシ
ングソーによって切断することによりインク吐出用のノ
ズル5が切出されてヘッドチップ1が完成する。図1
(a)はこのようにして完成したヘッドチップ1を示
し、同図(b)はそのインク吐出用のノズル5から見た
一部を拡大して示す正面図である。
【0024】なお、インク吐出用のノズル5の形成方法
としては、上記のように、ダイシングソーによって切断
した面をそのまま直接インク吐出用ノズル面とする他、
例えば、図7に示すように、台形状の吐出ノズル28a
を形成したノズル板28を別個に用意し、これをヘッド
チップ1端面に接合させるようにしてもよい。このよう
なノズル板28は、例えばポリサルフォン、ポリエーテ
ルサルフォン、ポリフェニレンオキサイド、ポリプロピ
レンなどの樹脂板(厚さは、10〜50μm程度)に、
エキシマレーザを照射して樹脂を除去・蒸発させること
により吐出ノズル28aを形成したものとすればよい。
このような製法によると、吐出ノズル28a用の台形状
のマスクパターンに沿った精密な加工を簡単に行うこと
ができ、高精度なノズル板28が得られる。このノズル
板28はヘッドチップ1の切断面に接着剤により接合さ
れる。或いは、上記のような樹脂板をヘッドチップ1の
切断面に接合させた後に、エキシマレーザを照射して吐
出ノズル28aを形成するようにしてもよい。このよう
にすれば、流路(流路用溝6)と吐出ノズル28aとを
整合させる点に関する煩雑さから解放されるものとな
る。また、このような製法で得られる吐出ノズル28a
の大きさは、ヘッドチップ1の切断面におけるインク流
路の断面の大きさと同等か、やや小さめとするのがよ
い。何れにしても、このようにノズル板28を別体で設
けたヘッド構造によれば、図1等に示したものに比べ、
インク噴射の安定性が高いものとなる。
としては、上記のように、ダイシングソーによって切断
した面をそのまま直接インク吐出用ノズル面とする他、
例えば、図7に示すように、台形状の吐出ノズル28a
を形成したノズル板28を別個に用意し、これをヘッド
チップ1端面に接合させるようにしてもよい。このよう
なノズル板28は、例えばポリサルフォン、ポリエーテ
ルサルフォン、ポリフェニレンオキサイド、ポリプロピ
レンなどの樹脂板(厚さは、10〜50μm程度)に、
エキシマレーザを照射して樹脂を除去・蒸発させること
により吐出ノズル28aを形成したものとすればよい。
このような製法によると、吐出ノズル28a用の台形状
のマスクパターンに沿った精密な加工を簡単に行うこと
ができ、高精度なノズル板28が得られる。このノズル
板28はヘッドチップ1の切断面に接着剤により接合さ
れる。或いは、上記のような樹脂板をヘッドチップ1の
切断面に接合させた後に、エキシマレーザを照射して吐
出ノズル28aを形成するようにしてもよい。このよう
にすれば、流路(流路用溝6)と吐出ノズル28aとを
整合させる点に関する煩雑さから解放されるものとな
る。また、このような製法で得られる吐出ノズル28a
の大きさは、ヘッドチップ1の切断面におけるインク流
路の断面の大きさと同等か、やや小さめとするのがよ
い。何れにしても、このようにノズル板28を別体で設
けたヘッド構造によれば、図1等に示したものに比べ、
インク噴射の安定性が高いものとなる。
【0025】このような本実施例の基本構成によれば、
インク流路が非常に滑らかなため、インク噴射性能に優
れたものとなる。
インク流路が非常に滑らかなため、インク噴射性能に優
れたものとなる。
【0026】しかして、このような構成に基づく断面台
形状のインク流路を持つ本実施例のヘッドチップと前述
した本出願人既提案の特開平2−67140号公報記載
の断面略V字状のインク流路を持つヘッドチップとの、
インク噴射時の噴射特性の違いを以下の実験1,2によ
り観察した結果を各々表1,2に示す。
形状のインク流路を持つ本実施例のヘッドチップと前述
した本出願人既提案の特開平2−67140号公報記載
の断面略V字状のインク流路を持つヘッドチップとの、
インク噴射時の噴射特性の違いを以下の実験1,2によ
り観察した結果を各々表1,2に示す。
【0027】(実験1)ヘッドチップを下記の条件で試
作し、下記の条件で噴射実験を行い、気泡発生部の様子
の観察及びジェット速度を測定し、表1に示すような評
価結果を得たものである。 ヘッド試作条件; ヒータ8のサイズ:35μm×160μmなる矩形形状
(120.5Ω) ノズル配列密度 :300dpi ノズル数 :64個 ノズル吐出口5a〜ヒータ8間距離 :200μm ノズル形状 :台形の底辺をW1 、上辺をW2 、高
さをdとした時、以下の4つのサンプルS1〜S4と、
比較例D1とを使用 ヘッド駆動条件; 駆動電圧VO :28V 駆動パルス幅PW :6μs 連続駆動周波数FO :6.8kHz 使用液体 :水75%、グリセリン18%、エチ
ルアルコール4.8%、C.I.ダイレクトブラック1
54(染料)2.2%の組成のもの ノズル形状によるサンプル等 サンプルS1:W1=59μm,W2=24μm, d=24.7
μm サンプルS2:W1=63μm,W2=32.6μm,d=21.5
μm サンプルS3:W1=70μm,W2=44.7μm,d=17.9
μm サンプルS4:W1=80μm,W2=59.1μm,d=14.8
μm 比較例D1 :W1=54μm,W2=0μm,d=38μm
(三角形状)
作し、下記の条件で噴射実験を行い、気泡発生部の様子
の観察及びジェット速度を測定し、表1に示すような評
価結果を得たものである。 ヘッド試作条件; ヒータ8のサイズ:35μm×160μmなる矩形形状
(120.5Ω) ノズル配列密度 :300dpi ノズル数 :64個 ノズル吐出口5a〜ヒータ8間距離 :200μm ノズル形状 :台形の底辺をW1 、上辺をW2 、高
さをdとした時、以下の4つのサンプルS1〜S4と、
比較例D1とを使用 ヘッド駆動条件; 駆動電圧VO :28V 駆動パルス幅PW :6μs 連続駆動周波数FO :6.8kHz 使用液体 :水75%、グリセリン18%、エチ
ルアルコール4.8%、C.I.ダイレクトブラック1
54(染料)2.2%の組成のもの ノズル形状によるサンプル等 サンプルS1:W1=59μm,W2=24μm, d=24.7
μm サンプルS2:W1=63μm,W2=32.6μm,d=21.5
μm サンプルS3:W1=70μm,W2=44.7μm,d=17.9
μm サンプルS4:W1=80μm,W2=59.1μm,d=14.8
μm 比較例D1 :W1=54μm,W2=0μm,d=38μm
(三角形状)
【0028】
【表1】
【0029】実験1の結果を示す表1によれば、比較例
D1のように断面V字状(三角形状)のインク流路を持
つものでは、時々空打ちがあったり、ジェットが周囲に
飛散する現象が見られたのに対し、サンプルS1〜S4
のように断面台形状のインク流路を持つものではこのよ
うな現象を生じなかったことが分かる。もっとも、断面
台形状といっても、その流路幅W1 をサンプルS4のよ
うに大きくし過ぎると、隣接ドットが接触して画質を落
してしまうことがあり、適正値に選ぶ必要はある。
D1のように断面V字状(三角形状)のインク流路を持
つものでは、時々空打ちがあったり、ジェットが周囲に
飛散する現象が見られたのに対し、サンプルS1〜S4
のように断面台形状のインク流路を持つものではこのよ
うな現象を生じなかったことが分かる。もっとも、断面
台形状といっても、その流路幅W1 をサンプルS4のよ
うに大きくし過ぎると、隣接ドットが接触して画質を落
してしまうことがあり、適正値に選ぶ必要はある。
【0030】(実験2)一方、上記実験1に準じた実験
であって、ノズル寸法等を一回り小さくした実験2を行
い、その噴射結果を表2に示す。 ヘッド試作条件; ヒータ8のサイズ:28μm×120μmなる矩形形状
(105Ω) ノズル配列密度 :400dpi ノズル数 :128個 ノズル吐出口5a〜ヒータ8間距離 :140μm ノズル形状 :台形の底辺をW1 、上辺をW2 、高
さをdとした時、以下の4つのサンプルS5〜S8と、
比較例D2とを使用 ヘッド駆動条件; 駆動電圧VO :23V 駆動パルス幅PW :5μs 連続駆動周波数FO :8.2kHz 使用液体 :実験1と同じもの ノズル形状によるサンプル等 サンプルS5:W1=51μm, W2=20.1μm,d=2
1.8μm サンプルS6:W1=53.5μm,W2=25.8μm,d=1
9.6μm サンプルS7:W1=55μm, W2=28.8μm,d=1
8.5μm サンプルS8:W1=62μm, W2=40.6μm,d=1
5.1μm 比較例D2 :W1=47μm,W2=0μm,d=33μm
(三角形状)
であって、ノズル寸法等を一回り小さくした実験2を行
い、その噴射結果を表2に示す。 ヘッド試作条件; ヒータ8のサイズ:28μm×120μmなる矩形形状
(105Ω) ノズル配列密度 :400dpi ノズル数 :128個 ノズル吐出口5a〜ヒータ8間距離 :140μm ノズル形状 :台形の底辺をW1 、上辺をW2 、高
さをdとした時、以下の4つのサンプルS5〜S8と、
比較例D2とを使用 ヘッド駆動条件; 駆動電圧VO :23V 駆動パルス幅PW :5μs 連続駆動周波数FO :8.2kHz 使用液体 :実験1と同じもの ノズル形状によるサンプル等 サンプルS5:W1=51μm, W2=20.1μm,d=2
1.8μm サンプルS6:W1=53.5μm,W2=25.8μm,d=1
9.6μm サンプルS7:W1=55μm, W2=28.8μm,d=1
8.5μm サンプルS8:W1=62μm, W2=40.6μm,d=1
5.1μm 比較例D2 :W1=47μm,W2=0μm,d=33μm
(三角形状)
【0031】
【表2】
【0032】実験2による場合も、実験1による場合と
同様であり、やはり、比較例D2のように断面V字状
(三角形状)のインク流路を持つものでは、時々空打ち
があったり、ジェットが周囲に飛散する現象が見られた
のに対し、サンプルS5〜S8のように断面台形状のイ
ンク流路を持つものではこのような現象を生じなかった
ことが分かる。もっとも、断面台形状といっても、その
流路幅W1 をサンプルS8のように大きくし過ぎると、
隣接ドットが接触して画質を落してしまうことがあり、
適正値に選ぶ必要はある。
同様であり、やはり、比較例D2のように断面V字状
(三角形状)のインク流路を持つものでは、時々空打ち
があったり、ジェットが周囲に飛散する現象が見られた
のに対し、サンプルS5〜S8のように断面台形状のイ
ンク流路を持つものではこのような現象を生じなかった
ことが分かる。もっとも、断面台形状といっても、その
流路幅W1 をサンプルS8のように大きくし過ぎると、
隣接ドットが接触して画質を落してしまうことがあり、
適正値に選ぶ必要はある。
【0033】そこで、次にこの現象を解明するために、
実験1に使用した各サンプルS1〜S4と同等の発熱体
基板及び透明な流路基板を用いたヘッドでヒータ近傍の
様子を実験3として観察し、以下のような結果を得たも
のである。
実験1に使用した各サンプルS1〜S4と同等の発熱体
基板及び透明な流路基板を用いたヘッドでヒータ近傍の
様子を実験3として観察し、以下のような結果を得たも
のである。
【0034】(実験3) ヘッド試作条件;構造、サイズ等は実験1の各サンプ
ル、比較例と同一とした。但し、流路基板はパイレック
スガラスにダイシングソーで断面台形状及び三角形状の
溝を切ったものを使用した。また、溝数は何れも1本と
した。 ヘッド駆動条件;実験1と同じとした。ただし、使用液
体は、水75%、グリセリン18%、エチルアルコール
7%の組成による透明液体とした。
ル、比較例と同一とした。但し、流路基板はパイレック
スガラスにダイシングソーで断面台形状及び三角形状の
溝を切ったものを使用した。また、溝数は何れも1本と
した。 ヘッド駆動条件;実験1と同じとした。ただし、使用液
体は、水75%、グリセリン18%、エチルアルコール
7%の組成による透明液体とした。
【0035】この実験3によれば、インク流路を断面台
形状に形成したヘッドの場合には何時も安定した気泡発
生〜消滅、液噴射が得られたのに対し、インク流路を断
面三角形状に形成したヘッドの場合には時々発生した気
泡が消滅した後で微小な気泡がインク流路の三角形の頂
点付近にトラップされているのが分かったものである。
そして、このような微小な気泡が存在している時は、液
噴射が行われなかったり、或いは、液噴射が行われても
ジェット速度が遅く、不安定であることが判明したもの
である。さらには、このような微小な気泡が液とともに
噴射される時に周囲に液を飛散させてしまう現象も観察
されたものである。
形状に形成したヘッドの場合には何時も安定した気泡発
生〜消滅、液噴射が得られたのに対し、インク流路を断
面三角形状に形成したヘッドの場合には時々発生した気
泡が消滅した後で微小な気泡がインク流路の三角形の頂
点付近にトラップされているのが分かったものである。
そして、このような微小な気泡が存在している時は、液
噴射が行われなかったり、或いは、液噴射が行われても
ジェット速度が遅く、不安定であることが判明したもの
である。さらには、このような微小な気泡が液とともに
噴射される時に周囲に液を飛散させてしまう現象も観察
されたものである。
【0036】このように、本実施例によれば、流路基板
3において流路用溝6を断面台形状をなすように形成し
たので、既提案の断面三角形状としたものに比較して微
小な気泡が天井面付近に残りにくいものとなり、噴射の
安定性が増すものとなる。
3において流路用溝6を断面台形状をなすように形成し
たので、既提案の断面三角形状としたものに比較して微
小な気泡が天井面付近に残りにくいものとなり、噴射の
安定性が増すものとなる。
【0037】ところで、本実施例の別の特徴点について
説明する。本実施例の流路用溝6は前述したように(1
00)面のSiウエハにアルカリ溶液を用いた異方性エ
ッチングにより形成される。よって、その底面(天井
面)も流路基板3自身と同じく(100)面により形成
されることになる。ここに、上記のようなアルカリエッ
チング溶液を用いた場合、一般に、そのエッチング面は
滑らかではなく、ザラザラした面となる。反面、両側面
なる等価な(111)面は鏡面状態なる非常に滑らかな
面として形成される。ここに、流路用溝6の底面なる
(100)面もザラザラした面であるより、(111)
面と同様に鏡面状態であるのが好ましいと考え、各種エ
ッチング液を検討した結果、水酸化テトラメチルアンモ
ニウム水溶液によるエッチングによって鏡面状態の(1
00)面が得られることを見出したものである。ちなみ
に、前述した実験1,2で使用したヘッドチップを作製
する際の流路基板3に対する異方性エッチングは、全
て、水酸化ナトリウム水溶液としたものであり、流路用
溝6の底面(天井面)をなす(100)面は何れもザラ
ザラしたままのものとした。
説明する。本実施例の流路用溝6は前述したように(1
00)面のSiウエハにアルカリ溶液を用いた異方性エ
ッチングにより形成される。よって、その底面(天井
面)も流路基板3自身と同じく(100)面により形成
されることになる。ここに、上記のようなアルカリエッ
チング溶液を用いた場合、一般に、そのエッチング面は
滑らかではなく、ザラザラした面となる。反面、両側面
なる等価な(111)面は鏡面状態なる非常に滑らかな
面として形成される。ここに、流路用溝6の底面なる
(100)面もザラザラした面であるより、(111)
面と同様に鏡面状態であるのが好ましいと考え、各種エ
ッチング液を検討した結果、水酸化テトラメチルアンモ
ニウム水溶液によるエッチングによって鏡面状態の(1
00)面が得られることを見出したものである。ちなみ
に、前述した実験1,2で使用したヘッドチップを作製
する際の流路基板3に対する異方性エッチングは、全
て、水酸化ナトリウム水溶液としたものであり、流路用
溝6の底面(天井面)をなす(100)面は何れもザラ
ザラしたままのものとした。
【0038】このような点を踏まえ、実験1に使用した
各サンプルS1〜S4と同じ構造、寸法の流路基板3
を、22%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を
用いて90℃で8分間エッチングすることにより作製し
た。この結果、形成された断面台形状の流路用溝6はそ
の底面(天井面)となる(100)面も(111)面と
同程度の鏡面状態に仕上げられたものであり、前述した
ように水酸化ナトリウム水溶液でエッチングして作製し
たものとは比較にならない程、滑らかな(100)面と
なったものである。このように底面(天井面)も鏡面仕
上げされた流路用溝6を持つ流路基板3を備えたヘッド
チップを用いて、実験1と同じ噴射実験を行ったとこ
ろ、ジェット速度が14.5m/sとなり、実験1等に
よるものに比して、ジェット速度が約20%も向上した
ものである。また、噴射の様子も非常に安定しており、
記録紙面上での画質も良好となったものである。
各サンプルS1〜S4と同じ構造、寸法の流路基板3
を、22%の水酸化テトラメチルアンモニウム水溶液を
用いて90℃で8分間エッチングすることにより作製し
た。この結果、形成された断面台形状の流路用溝6はそ
の底面(天井面)となる(100)面も(111)面と
同程度の鏡面状態に仕上げられたものであり、前述した
ように水酸化ナトリウム水溶液でエッチングして作製し
たものとは比較にならない程、滑らかな(100)面と
なったものである。このように底面(天井面)も鏡面仕
上げされた流路用溝6を持つ流路基板3を備えたヘッド
チップを用いて、実験1と同じ噴射実験を行ったとこ
ろ、ジェット速度が14.5m/sとなり、実験1等に
よるものに比して、ジェット速度が約20%も向上した
ものである。また、噴射の様子も非常に安定しており、
記録紙面上での画質も良好となったものである。
【0039】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、流路基板
の流路用溝を単結晶基板の異方性エッチングにより断面
台形状となるように形成したので、断面V字状の場合の
ように微小な気泡が流路天井に滞まるようなことがな
く、良好に排出させることができ、よって、噴射安定性
を向上させ、高画質な印写を可能とすることができる。
の流路用溝を単結晶基板の異方性エッチングにより断面
台形状となるように形成したので、断面V字状の場合の
ように微小な気泡が流路天井に滞まるようなことがな
く、良好に排出させることができ、よって、噴射安定性
を向上させ、高画質な印写を可能とすることができる。
【0040】この際、請求項2記載の発明によれば、単
結晶基板を(100)面の結晶方位面に切出されたシリ
コンウエハとし、流路用溝を2つの等価な(111)面
と1つの(100)面とで断面台形状となるように形成
したので、単結晶の精度で流路用溝を形成でき、よっ
て、非常に高精度な流路〜ノズルを低コストで得ること
が可能となる。
結晶基板を(100)面の結晶方位面に切出されたシリ
コンウエハとし、流路用溝を2つの等価な(111)面
と1つの(100)面とで断面台形状となるように形成
したので、単結晶の精度で流路用溝を形成でき、よっ
て、非常に高精度な流路〜ノズルを低コストで得ること
が可能となる。
【0041】また、請求項3記載の発明によれば、流路
用溝の天井面を形成する(100)面も、2つの等価な
(111)面による側面と同じく鏡面状態に仕上げるよ
うにしたので、全体的に滑らかなインク流路とし、イン
クの流れをスムーズにすることができ、よって、ジェッ
ト速度を向上させることができ、高画質記録が可能とな
る。
用溝の天井面を形成する(100)面も、2つの等価な
(111)面による側面と同じく鏡面状態に仕上げるよ
うにしたので、全体的に滑らかなインク流路とし、イン
クの流れをスムーズにすることができ、よって、ジェッ
ト速度を向上させることができ、高画質記録が可能とな
る。
【図1】本発明の一実施例を示し、(a)はヘッドチッ
プの斜視図、(b)はその一部を拡大して示す正面図で
ある。
プの斜視図、(b)はその一部を拡大して示す正面図で
ある。
【図2】発熱体基板を示す斜視図である。
【図3】サーマルインクジェットの記録原理を順に示す
縦断側面図である。
縦断側面図である。
【図4】ヒータ付近を拡大して示す縦断側面図である。
【図5】流路基板の結晶面及び結晶軸方向を示す斜視図
である。
である。
【図6】流路基板に関する異方性エッチング工程を順に
示す縦断正面図である。
示す縦断正面図である。
【図7】変形例を示す分解斜視図である。
2 発熱体基板 3 流路基板 6 流路用溝 9,10 電極 21 蓄熱層 22 発熱層 23 保護層
Claims (3)
- 【請求項1】 基板上に蓄熱層と発熱層とこの発熱層に
通電するための電極と保護層とを形成した発熱体基板
と、単結晶基板上に異方性エッチングにより断面台形状
となる流路用溝を形成した流路基板とよりなり、前記発
熱体基板とこの流路基板とを発熱面と溝面とが相対する
ように積層したことを特徴とするサーマルインクジェッ
トヘッド。 - 【請求項2】 単結晶基板を(100)面の結晶方位面
に切出されたシリコンウエハとし、流路用溝を2つの等
価な(111)面による側面と1つの(100)面によ
る天井面とで断面台形状となるように形成したことを特
徴とする請求項1記載のサーマルインクジェットヘッ
ド。 - 【請求項3】 流路用溝の天井面を形成する(100)
面を鏡面状態に仕上げたことを特徴とする請求項2記載
のサーマルインクジェットヘッド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14166193A JPH07125204A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | サーマルインクジェットヘッド |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP14166193A JPH07125204A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | サーマルインクジェットヘッド |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07125204A true JPH07125204A (ja) | 1995-05-16 |
Family
ID=15297238
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP14166193A Pending JPH07125204A (ja) | 1993-06-14 | 1993-06-14 | サーマルインクジェットヘッド |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07125204A (ja) |
-
1993
- 1993-06-14 JP JP14166193A patent/JPH07125204A/ja active Pending
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
KR20070097134A (ko) | 프린트헤드 | |
JP2004148824A (ja) | スロット付き基板および形成方法 | |
JPH07125210A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH07125204A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH07125206A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JP2865524B2 (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH07125205A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH07125211A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH06305145A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH06320731A (ja) | サーマルインクジェットヘッド及びその流路基板作製方法 | |
JPH06328696A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JP3217837B2 (ja) | 液体噴射記録ヘッド | |
JPH0768757A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH0655735A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH11170533A (ja) | 液体噴射記録ヘッド | |
JPH06320730A (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JPH07195691A (ja) | インクジェットヘッド | |
JPH1029307A (ja) | インクジェット記録装置 | |
JPH11170532A (ja) | 液体噴射記録ヘッド | |
JP3862524B2 (ja) | 液体吐出ヘッド、液体吐出装置、および液体吐出ヘッドの製造方法 | |
JP2783965B2 (ja) | サーマルインクジェットヘッド | |
JP3262959B2 (ja) | 記録装置 | |
JP2902137B2 (ja) | インク飛翔記録装置 | |
JPH05318738A (ja) | 液滴噴射記録ヘッド | |
JP2791227B2 (ja) | インクジェット記録ヘッド及びその製造方法 |