JPH0711115Y2 - フォークリフト用クランプ装置 - Google Patents
フォークリフト用クランプ装置Info
- Publication number
- JPH0711115Y2 JPH0711115Y2 JP4437490U JP4437490U JPH0711115Y2 JP H0711115 Y2 JPH0711115 Y2 JP H0711115Y2 JP 4437490 U JP4437490 U JP 4437490U JP 4437490 U JP4437490 U JP 4437490U JP H0711115 Y2 JPH0711115 Y2 JP H0711115Y2
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- Japan
- Prior art keywords
- clamp
- forklift
- arm
- block
- frame
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- Forklifts And Lifting Vehicles (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案はフォークリフトのフォークを下方から差し込む
ことのできない荷を持ち上げて運搬できるフォークリフ
ト用クランプ装置に関する。
ことのできない荷を持ち上げて運搬できるフォークリフ
ト用クランプ装置に関する。
従来の技術 フォークを下方から差し込むことができない荷のうち、
たとえばコンクリート用ブロック型により成形されたコ
ンクリートブロックを脱型する場合には、たとえば第6
図に示すようにフォークリフトのフォーク21に取り付け
た掛止具22に、コンクリートブロック23をワイヤ24を介
して吊り上げ、ブロック型25から抜き出して所定場所に
運搬していた。
たとえばコンクリート用ブロック型により成形されたコ
ンクリートブロックを脱型する場合には、たとえば第6
図に示すようにフォークリフトのフォーク21に取り付け
た掛止具22に、コンクリートブロック23をワイヤ24を介
して吊り上げ、ブロック型25から抜き出して所定場所に
運搬していた。
考案が解決しようとする課題 しかし上記の脱型作業は、人手によりワイヤ掛けを行う
ため、危険が伴い、また作業能率も悪かった。
ため、危険が伴い、また作業能率も悪かった。
本考案は上記問題点を解決して、フォークを下方から差
し込んで持ち上げたり、また側方からクランプできない
荷を安全かつ能率よく運搬できるフォークリフト用クラ
ンプ装置を提供することを目的とする。
し込んで持ち上げたり、また側方からクランプできない
荷を安全かつ能率よく運搬できるフォークリフト用クラ
ンプ装置を提供することを目的とする。
課題を解決するための手段 上記問題点を解決するために本考案は、フォークリフト
の車体前部に昇降自在に支持された昇降体に、垂直方向
の支軸を介して旋回アームを回動自在に設け、この旋回
アームの先端部に垂直軸を介して回動フレームを回動自
在に設け、この回動フレームの対向位置に一対のクラン
プアームを垂下するとともに、少なくとも一方のクラン
プアームを他方のクランプアームに対して接近離間させ
るクランプ用シリンダ装置を設けたものである。
の車体前部に昇降自在に支持された昇降体に、垂直方向
の支軸を介して旋回アームを回動自在に設け、この旋回
アームの先端部に垂直軸を介して回動フレームを回動自
在に設け、この回動フレームの対向位置に一対のクラン
プアームを垂下するとともに、少なくとも一方のクラン
プアームを他方のクランプアームに対して接近離間させ
るクランプ用シリンダ装置を設けたものである。
作用 上記構成において、フォークリフトの前方や斜め前方あ
るいは側方にある荷の上方に、旋回アームを支軸を中心
に旋回して回動フレームを対向させるとともに、回動フ
レームを垂直ピンを中心に回動してクランプアームを荷
のクランプ側面外側の上方に配置し、昇降体を下降す
る。そして、クランプアームを荷のクランプ側面に対向
させ、クランプ用シリンダ装置を作動して荷を両側面で
挟持し、昇降体を上昇して荷を持ち上げ、旋回フレーム
を旋回させたり、あるいはフォークリフトを移動して荷
を目的とする場所まで運び、荷を下降してクランプを解
放し、積み付ける。これにより、フォークを下方から差
し込めない荷であっても能率よくかつ安全に運搬でき
る。
るいは側方にある荷の上方に、旋回アームを支軸を中心
に旋回して回動フレームを対向させるとともに、回動フ
レームを垂直ピンを中心に回動してクランプアームを荷
のクランプ側面外側の上方に配置し、昇降体を下降す
る。そして、クランプアームを荷のクランプ側面に対向
させ、クランプ用シリンダ装置を作動して荷を両側面で
挟持し、昇降体を上昇して荷を持ち上げ、旋回フレーム
を旋回させたり、あるいはフォークリフトを移動して荷
を目的とする場所まで運び、荷を下降してクランプを解
放し、積み付ける。これにより、フォークを下方から差
し込めない荷であっても能率よくかつ安全に運搬でき
る。
実施例 以下本考案の一実施例を第1図〜第5図に基づいて説明
する。
する。
1はフォークリフト車体の前部に立設されたマストで、
リフト用シリンダやチェーンを介して昇降可能なフィン
ガーバー2にキャリッジ(昇降体)3が着脱自在に取り
付けられている。このキャリッジ3は、上下位置に配設
されたブラケット3a間に垂直方向の支軸4を介して前方
に延びる旋回アーム5が回動自在に支持されている。
リフト用シリンダやチェーンを介して昇降可能なフィン
ガーバー2にキャリッジ(昇降体)3が着脱自在に取り
付けられている。このキャリッジ3は、上下位置に配設
されたブラケット3a間に垂直方向の支軸4を介して前方
に延びる旋回アーム5が回動自在に支持されている。
この旋回アーム5の先端部には垂直軸6を介して回動フ
レーム7が中央部で回動自在に支持されている。この回
動フレーム7は前後枠材7a,7bと左右枠材7c,7dとで前後
に僅かに長い長方形枠体状に形成され、左右枠材7c,7d
の中央部に連結された中枠材7eが垂直軸6に支持されて
いる。左右枠材7c,7dの前後部下面には、前後方向のガ
イドロッド8がそれぞれブラケット8aを介して取り付け
られ、これらガイドロッド8にそれぞれクランプアーム
9が基端部を摺動自在に取り付けられて垂下されてい
る。左右のクランプアーム9は基端部間および先端部間
にそれぞれ連結材10A,10Bが連結されて一体化され、ま
た、これらクランプアーム9を互いに接近離間させるク
ランプ用シリンダ装置12が連結材10Aと中枠材7e間の左
右位置に介装されている。11はクランプアーム9の下端
対向面に取り付けられたクランプ板である。
レーム7が中央部で回動自在に支持されている。この回
動フレーム7は前後枠材7a,7bと左右枠材7c,7dとで前後
に僅かに長い長方形枠体状に形成され、左右枠材7c,7d
の中央部に連結された中枠材7eが垂直軸6に支持されて
いる。左右枠材7c,7dの前後部下面には、前後方向のガ
イドロッド8がそれぞれブラケット8aを介して取り付け
られ、これらガイドロッド8にそれぞれクランプアーム
9が基端部を摺動自在に取り付けられて垂下されてい
る。左右のクランプアーム9は基端部間および先端部間
にそれぞれ連結材10A,10Bが連結されて一体化され、ま
た、これらクランプアーム9を互いに接近離間させるク
ランプ用シリンダ装置12が連結材10Aと中枠材7e間の左
右位置に介装されている。11はクランプアーム9の下端
対向面に取り付けられたクランプ板である。
次にこのクランプ装置を使用したコンクリートブロック
13の脱型作業について第5図により説明する。
13の脱型作業について第5図により説明する。
(1)ブロック型14とブロック受台15を、旋回アーム5
の旋回範囲内でかつフォークリフトが通過できる通路16
を挾んで配置し、フォークリフトを通路16に侵入させ
る。
の旋回範囲内でかつフォークリフトが通過できる通路16
を挾んで配置し、フォークリフトを通路16に侵入させ
る。
(2)キャリッジ3を上昇後、旋回アーム5を人手によ
りブロック型14側に旋回させて回動フレーム7をブロッ
ク型14の上方に移動し、さらに人手により回動フレーム
7を垂直軸6を中心に回転してブロック13に対向させ
る。
りブロック型14側に旋回させて回動フレーム7をブロッ
ク型14の上方に移動し、さらに人手により回動フレーム
7を垂直軸6を中心に回転してブロック13に対向させ
る。
(3)クランプアーム9を離間させた状態で、キャリッ
ジ3を下降させ、クランプアーム9をブロック13とブロ
ック型14の間に挿入する。
ジ3を下降させ、クランプアーム9をブロック13とブロ
ック型14の間に挿入する。
(4)クランプ用シリンダ装置12を収縮させてクランプ
アーム9を互いに接近させ、ブロック13を挾持する。
アーム9を互いに接近させ、ブロック13を挾持する。
(5)キャリッジ3を上昇してブロック13を脱型した
後、旋回アーム5をブロック受台15側に旋回させる。
後、旋回アーム5をブロック受台15側に旋回させる。
(6)ブロック受台15上方で回動フレーム7を回動して
ブロック13の積付け方向を決めるとともに、キャリッジ
3を下降してブロック13をブロック受け台15上に乗せ、
クランプ用シリンダ装置12を作動してブロック13を解放
し積み付ける。
ブロック13の積付け方向を決めるとともに、キャリッジ
3を下降してブロック13をブロック受け台15上に乗せ、
クランプ用シリンダ装置12を作動してブロック13を解放
し積み付ける。
(7)フォークリフトを移動して次の脱型作業を行う。
上記実施例によれば、下方からフォークを差し込んで運
搬できないようなブロック型14内のブロック13であって
も、ブロックの前後側面、あるいは左右側面の外方に上
方からクランプアーム9を挿入してクランプし、運搬で
きるので、脱型や運搬作業を省力化でき、能率よくかつ
安全に行える。また、このような脱型作業においては、
ブロック型14とブロック受台15間の通路が、従来ではフ
ォークリフトの旋回分が必要であったのに対して、フォ
ークリフトの走行幅l分だけでよく、作業場の省スペー
ス化がはかれる。さらに、回動フレーム7によりブロッ
ク13や荷の向きに容易に対応でき、フォークリフトの動
作も必要としない。
搬できないようなブロック型14内のブロック13であって
も、ブロックの前後側面、あるいは左右側面の外方に上
方からクランプアーム9を挿入してクランプし、運搬で
きるので、脱型や運搬作業を省力化でき、能率よくかつ
安全に行える。また、このような脱型作業においては、
ブロック型14とブロック受台15間の通路が、従来ではフ
ォークリフトの旋回分が必要であったのに対して、フォ
ークリフトの走行幅l分だけでよく、作業場の省スペー
ス化がはかれる。さらに、回動フレーム7によりブロッ
ク13や荷の向きに容易に対応でき、フォークリフトの動
作も必要としない。
なお、上記実施例では旋回アーム5および回動フレーム
7を人手により動かす手動式としたが、油圧モータやシ
リンダ、滑車、ギヤなどを使用して自動的に操作するよ
うにしてもよい。
7を人手により動かす手動式としたが、油圧モータやシ
リンダ、滑車、ギヤなどを使用して自動的に操作するよ
うにしてもよい。
考案の効果 以上に述べたごとく本考案によれば、フォークを下方か
ら差し込んで運搬できない荷であっても、側面を両側か
ら挾持して容易に運搬することができ、作業能率を向上
できるとともにワイヤ掛け等に比べて安全に作業が行え
る。また旋回フレームを回動することにより、フォーク
リフトを移動しなくてもクランプした荷を左右に移動す
ることができ、作業スペースを有効に利用できる。
ら差し込んで運搬できない荷であっても、側面を両側か
ら挾持して容易に運搬することができ、作業能率を向上
できるとともにワイヤ掛け等に比べて安全に作業が行え
る。また旋回フレームを回動することにより、フォーク
リフトを移動しなくてもクランプした荷を左右に移動す
ることができ、作業スペースを有効に利用できる。
第1図〜第5図は本考案の一実施例を示し、第1図はク
ランプ装置の斜視図、第2図〜第4図は同右側面図、平
面図および正面図、第5図は脱型作業を示す作業場の平
面図、第6図は従来の脱型作業を示す斜視図である。 3……キャリッジ、4……支軸、5……旋回アーム、6
……垂直軸、7……回動フレーム、9……クランプアー
ム、12……クランプ用シリンダ装置、13……コンクリー
トブロック、14……ブロック型、15……ブロック受台、
16……通路。
ランプ装置の斜視図、第2図〜第4図は同右側面図、平
面図および正面図、第5図は脱型作業を示す作業場の平
面図、第6図は従来の脱型作業を示す斜視図である。 3……キャリッジ、4……支軸、5……旋回アーム、6
……垂直軸、7……回動フレーム、9……クランプアー
ム、12……クランプ用シリンダ装置、13……コンクリー
トブロック、14……ブロック型、15……ブロック受台、
16……通路。
Claims (1)
- 【請求項1】フォークリフトの車体前部に昇降自在に支
持された昇降体に、垂直方向の支軸を介して旋回アーム
を回動自在に設け、この旋回アームの先端部に垂直軸を
介して回動フレームを回動自在に設け、この回動フレー
ムの対向位置に一対のクランプアームを垂下するととも
に、少なくとも一方のクランプアームを他方のクランプ
アームに対して接近離間させるクランプ用シリンダ装置
を設けたことを特徴とするフォークリフト用クランプ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4437490U JPH0711115Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | フォークリフト用クランプ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4437490U JPH0711115Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | フォークリフト用クランプ装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH045490U JPH045490U (ja) | 1992-01-20 |
JPH0711115Y2 true JPH0711115Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=31557619
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4437490U Expired - Fee Related JPH0711115Y2 (ja) | 1990-04-25 | 1990-04-25 | フォークリフト用クランプ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0711115Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP7150363B1 (ja) * | 2021-09-07 | 2022-10-11 | 株式会社フジテクノ | 昇降運搬車 |
-
1990
- 1990-04-25 JP JP4437490U patent/JPH0711115Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH045490U (ja) | 1992-01-20 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |