JPH07119776A - オートスラックアジャスタ - Google Patents
オートスラックアジャスタInfo
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- JPH07119776A JPH07119776A JP28728793A JP28728793A JPH07119776A JP H07119776 A JPH07119776 A JP H07119776A JP 28728793 A JP28728793 A JP 28728793A JP 28728793 A JP28728793 A JP 28728793A JP H07119776 A JPH07119776 A JP H07119776A
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- Japan
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- limit switch
- slack adjuster
- brake
- brake lining
- operating arm
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 オートスラックアジャスタにおいて、ブレー
キライニングの摩耗量を検知する手段を組み込み、ブレ
ーキライニングの摩耗量が限度に達したときに警報を発
するようにすることを課題とする。 【構成】 オートスラックアジャスタにおいて、カムシ
ャフト19がブレーキスパイダ26に回動自在に支持され、
カムシャフト19の一端とスラックアジャスタ本体11とが
スプラインを介して結合され、スラックアジャスタ本体
11がブレーキチャンバ12のプッシュロッド13に連結さ
れ、カムシャフト19の他端にSカム37が固定される。カ
ムシャフト19の一端に操作アーム1が連結され、ブレー
キスパイダ26に連結された支持部材8にリミットスイッ
チ2が配設され、ブレーキライニングが摩耗の限界に達
したときに操作アーム1によって警報装置のリミットス
イッチ2が切り換えられる。
キライニングの摩耗量を検知する手段を組み込み、ブレ
ーキライニングの摩耗量が限度に達したときに警報を発
するようにすることを課題とする。 【構成】 オートスラックアジャスタにおいて、カムシ
ャフト19がブレーキスパイダ26に回動自在に支持され、
カムシャフト19の一端とスラックアジャスタ本体11とが
スプラインを介して結合され、スラックアジャスタ本体
11がブレーキチャンバ12のプッシュロッド13に連結さ
れ、カムシャフト19の他端にSカム37が固定される。カ
ムシャフト19の一端に操作アーム1が連結され、ブレー
キスパイダ26に連結された支持部材8にリミットスイッ
チ2が配設され、ブレーキライニングが摩耗の限界に達
したときに操作アーム1によって警報装置のリミットス
イッチ2が切り換えられる。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、車両用エアブレーキの
ライニング摩耗を電気的に警報する装置を組み込んだオ
ートスラックアジャスタに関する。
ライニング摩耗を電気的に警報する装置を組み込んだオ
ートスラックアジャスタに関する。
【0002】
【従来の技術】図5は、Sカム式ドラムブレーキを使用
するエアブレーキシステムの、ブレーキライニング摩耗
量を自動的に調整するための従来のオートスラックアジ
ャスタ(例えば実開昭55−140135号公報参照)
を示す。スラックアジャスタ本体11とブレーキチャンバ
12とをプッシュロッド13、Uリンク16、プッシュロッド
ピン14を介して連結し、ウオームシャフト15をスラック
アジャスタ本体11に正逆回動自在に配設する。スラック
アジャスタ本体11にウオームホィール17を回動できるよ
うに装着し、ウオームホィール17の中心軸とウオームシ
ャフト15とは互いに直角をなし、ウオームシャフト15上
のウオーム18とウオームホィール17とを噛合させる。ウ
オームホィール17の内周にカムシャフト19の一端がスプ
ライン結合され、カムシャフト19はブレーキスパイダ26
により回動自在に支持され、カムシャフト19の他端には
Sカム(図示せず)が連結される。ウオームシャフト15
上にピニオン21と一体の一方向クラッチ20が配設され、
ウオームシャフト15の先端(図5で左端)には手動調整
のための六角頭24が設けられる。ラックバー22が移動自
在に保持され、ラックバー22の先端に形成されたラック
23はピニオン21と噛合する。コントロールアーム8の先
端がピン27によってブレーキスパイダ26に回動しないよ
うに連結され、コントロールアーム8の略環状部分の外
面に係合溝28が形成される。ラックバー22の後端が係合
溝28に遊嵌Aを存して係合され、ラックバー22はスプリ
ング29によって先端方向に付勢される。
するエアブレーキシステムの、ブレーキライニング摩耗
量を自動的に調整するための従来のオートスラックアジ
ャスタ(例えば実開昭55−140135号公報参照)
を示す。スラックアジャスタ本体11とブレーキチャンバ
12とをプッシュロッド13、Uリンク16、プッシュロッド
ピン14を介して連結し、ウオームシャフト15をスラック
アジャスタ本体11に正逆回動自在に配設する。スラック
アジャスタ本体11にウオームホィール17を回動できるよ
うに装着し、ウオームホィール17の中心軸とウオームシ
ャフト15とは互いに直角をなし、ウオームシャフト15上
のウオーム18とウオームホィール17とを噛合させる。ウ
オームホィール17の内周にカムシャフト19の一端がスプ
ライン結合され、カムシャフト19はブレーキスパイダ26
により回動自在に支持され、カムシャフト19の他端には
Sカム(図示せず)が連結される。ウオームシャフト15
上にピニオン21と一体の一方向クラッチ20が配設され、
ウオームシャフト15の先端(図5で左端)には手動調整
のための六角頭24が設けられる。ラックバー22が移動自
在に保持され、ラックバー22の先端に形成されたラック
23はピニオン21と噛合する。コントロールアーム8の先
端がピン27によってブレーキスパイダ26に回動しないよ
うに連結され、コントロールアーム8の略環状部分の外
面に係合溝28が形成される。ラックバー22の後端が係合
溝28に遊嵌Aを存して係合され、ラックバー22はスプリ
ング29によって先端方向に付勢される。
【0003】前記従来例において、ブレーキチャンバ12
のプッシュロッド13が伸長すると、その動作はUリンク
16、プッシュロッドピン14を介してスラックアジャスタ
本体11に伝えられ、スラックアジャスタ本体11はカムシ
ャフト19の軸線の回りを反時計方向(図5でみて)に回
動する。この回動によりウオーム18が揺動され、この揺
動がウオーム18とウオームホィール17とからなるウオー
ム歯車装置及びスプラインを介してカムシャフト19に伝
えられ、Sカムが回動して通常の制動作用が行われる。
こうした通常の制動作用によりブレーキライニングが摩
耗し、ブレーキライニングの摩耗量に相応してプッシュ
ロッド13の伸長ストロークが大きくなり、スラックアジ
ャスタ本体11の回動角も大きくなる。そして、スラック
アジャスタ本体11の回動角が設定値を越えると、ラック
バー22の後端が遊隙Aの長さ以上に移動して係合溝28に
接触し、ラックバー22が先端方向に移動される。この移
動により、ピニオン21が図5の右方からみて時計方向に
回動し、一方向クラッチ20を遊転させる。次いで、スラ
ックアジャスタ本体11が原位置に復帰するときに、ラッ
クバー22が後端方向に移動され、ピニオン21が図5の右
方からみて反時計方向に回動され、一方向クラッチ20が
調整方向に正回動される。この回動がウオーム歯車装
置、スプライン、カムシャフト19を介してSカムに伝え
られ、Sカムの位置が修正されて、ブレーキライニング
の摩耗が自動的に調整される。なお、手動で調整する場
合には、六角頭24を正逆転してウオームシャフト15を直
接操作する。
のプッシュロッド13が伸長すると、その動作はUリンク
16、プッシュロッドピン14を介してスラックアジャスタ
本体11に伝えられ、スラックアジャスタ本体11はカムシ
ャフト19の軸線の回りを反時計方向(図5でみて)に回
動する。この回動によりウオーム18が揺動され、この揺
動がウオーム18とウオームホィール17とからなるウオー
ム歯車装置及びスプラインを介してカムシャフト19に伝
えられ、Sカムが回動して通常の制動作用が行われる。
こうした通常の制動作用によりブレーキライニングが摩
耗し、ブレーキライニングの摩耗量に相応してプッシュ
ロッド13の伸長ストロークが大きくなり、スラックアジ
ャスタ本体11の回動角も大きくなる。そして、スラック
アジャスタ本体11の回動角が設定値を越えると、ラック
バー22の後端が遊隙Aの長さ以上に移動して係合溝28に
接触し、ラックバー22が先端方向に移動される。この移
動により、ピニオン21が図5の右方からみて時計方向に
回動し、一方向クラッチ20を遊転させる。次いで、スラ
ックアジャスタ本体11が原位置に復帰するときに、ラッ
クバー22が後端方向に移動され、ピニオン21が図5の右
方からみて反時計方向に回動され、一方向クラッチ20が
調整方向に正回動される。この回動がウオーム歯車装
置、スプライン、カムシャフト19を介してSカムに伝え
られ、Sカムの位置が修正されて、ブレーキライニング
の摩耗が自動的に調整される。なお、手動で調整する場
合には、六角頭24を正逆転してウオームシャフト15を直
接操作する。
【0004】このように、従来例では、ブレーキライニ
ングが摩耗し、ブレーキライニングとブレーキドラムと
の隙間が大きくなった場合、自動的に適性隙間になるよ
うに調整される。このように自動的に調整されるため、
ブレーキライニングの残量点検の怠りなどにより、ブレ
ーキライニングの使用限度を越えても使用を続ける恐れ
があった。また、従来、ハイドロリックのドラムブレー
キやハイドロリックのディスクブレーキ(隙間自動調整
機能あり)では、ブレーキライニングやパッドが使用限
度まで摩耗すると、センサの導通線が断線したりなどし
て警報することが行われていた。しかし、こうした警報
をさせるには、ブレーキライニングやパッドの中にセン
サを埋設し、導通線をブレーキシューの中などを通す必
要があり、ブレーキライニング、パッドの装着に相当の
手数を要した。
ングが摩耗し、ブレーキライニングとブレーキドラムと
の隙間が大きくなった場合、自動的に適性隙間になるよ
うに調整される。このように自動的に調整されるため、
ブレーキライニングの残量点検の怠りなどにより、ブレ
ーキライニングの使用限度を越えても使用を続ける恐れ
があった。また、従来、ハイドロリックのドラムブレー
キやハイドロリックのディスクブレーキ(隙間自動調整
機能あり)では、ブレーキライニングやパッドが使用限
度まで摩耗すると、センサの導通線が断線したりなどし
て警報することが行われていた。しかし、こうした警報
をさせるには、ブレーキライニングやパッドの中にセン
サを埋設し、導通線をブレーキシューの中などを通す必
要があり、ブレーキライニング、パッドの装着に相当の
手数を要した。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、オートスラ
ックアジャスタにおいて、ブレーキライニングの摩耗量
を検知する手段を組み込み、ブレーキライニングの摩耗
量が限度に達したときに警報を発するようにすることを
課題とする。
ックアジャスタにおいて、ブレーキライニングの摩耗量
を検知する手段を組み込み、ブレーキライニングの摩耗
量が限度に達したときに警報を発するようにすることを
課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、カムシャフト
がブレーキスパイダに回動自在に支持され、カムシャフ
トの一端とスラックアジャスタ本体とがスプラインを介
して結合され、スラックアジャスタ本体がブレーキチャ
ンバのプッシュロッドに連結され、カムシャフトの他端
にSカムが固定されたオートスラックアジャスタにおい
て、カムシャフトの一端に操作アームが連結され、ブレ
ーキスパイダに連結された又は連結されない支持部材に
リミットスイッチが配設され、ブレーキライニングの摩
耗が規定値に達したときに操作アームによって警報装置
のリミットスイッチが切り換えらることを技術的手段と
する。
がブレーキスパイダに回動自在に支持され、カムシャフ
トの一端とスラックアジャスタ本体とがスプラインを介
して結合され、スラックアジャスタ本体がブレーキチャ
ンバのプッシュロッドに連結され、カムシャフトの他端
にSカムが固定されたオートスラックアジャスタにおい
て、カムシャフトの一端に操作アームが連結され、ブレ
ーキスパイダに連結された又は連結されない支持部材に
リミットスイッチが配設され、ブレーキライニングの摩
耗が規定値に達したときに操作アームによって警報装置
のリミットスイッチが切り換えらることを技術的手段と
する。
【0007】
【作用】ブレーキチャンバのプッシュロッドが伸長する
と、スラックアジャスタ本体がカムシャフトの回りに回
動され、スラックアジャスタ本体の回動がスプラインを
介してカムシャフトに伝えられる。カムシャフトの他端
に固定されたSカムが回動し、制動作用が行われる。ブ
レーキライニングの摩耗が使用限界に達したとき、操作
アームによって警報装置のリミットスイッチが切り換え
られ、リミットスイッチに接続された警報装置が警報を
発する。
と、スラックアジャスタ本体がカムシャフトの回りに回
動され、スラックアジャスタ本体の回動がスプラインを
介してカムシャフトに伝えられる。カムシャフトの他端
に固定されたSカムが回動し、制動作用が行われる。ブ
レーキライニングの摩耗が使用限界に達したとき、操作
アームによって警報装置のリミットスイッチが切り換え
られ、リミットスイッチに接続された警報装置が警報を
発する。
【0008】
【実施例】図1〜図4に基づいて本発明のオートスラッ
クアジャスタの実施例の説明をする。図1〜図4におい
て、図5に示す従来のオートスラックアジャスタと同一
の構成については、図5に付した符号と同一の符号を付
し、その説明は原則として省略する。図1〜図3には明
示されないが、本発明の実施例においては、ブレーキラ
イニングが摩耗してブレーキライニングとブレーキドラ
ムとの隙間が大きくなった場合、自動的に適性隙間にな
るように調整する装置(ウオーム18、一方向クラッチ2
0、ラックバー22等)が図5に示す従来例と同様に存在
する。車軸に取り付けたブレーキスパイダ26の延長部分
にカムシャフト19が支持され、またこの延長部分にブレ
ーキチャンバブラケット31が取り付けられ、ブレーキチ
ャンバブラケット31にブレーキチャンバ12が支持され
る。ホィールのディスクホィール32にブレーキドラム34
及びホィールハブ35がボルト33によって固定され、ブレ
ーキライニングを張り付けたブレーキシュー36が、ブレ
ーキドラム34内に配設される。カムシャフト19の他端
(図2で右端)にはSカム37が固定され、Sカム37の回
動によりブレーキシュー36が拡大され、制動力が発生す
る。
クアジャスタの実施例の説明をする。図1〜図4におい
て、図5に示す従来のオートスラックアジャスタと同一
の構成については、図5に付した符号と同一の符号を付
し、その説明は原則として省略する。図1〜図3には明
示されないが、本発明の実施例においては、ブレーキラ
イニングが摩耗してブレーキライニングとブレーキドラ
ムとの隙間が大きくなった場合、自動的に適性隙間にな
るように調整する装置(ウオーム18、一方向クラッチ2
0、ラックバー22等)が図5に示す従来例と同様に存在
する。車軸に取り付けたブレーキスパイダ26の延長部分
にカムシャフト19が支持され、またこの延長部分にブレ
ーキチャンバブラケット31が取り付けられ、ブレーキチ
ャンバブラケット31にブレーキチャンバ12が支持され
る。ホィールのディスクホィール32にブレーキドラム34
及びホィールハブ35がボルト33によって固定され、ブレ
ーキライニングを張り付けたブレーキシュー36が、ブレ
ーキドラム34内に配設される。カムシャフト19の他端
(図2で右端)にはSカム37が固定され、Sカム37の回
動によりブレーキシュー36が拡大され、制動力が発生す
る。
【0009】カムシャフト19の一端(図2で左端)の外
周面にはウオームホィール17がスプライン結合されて、
ウオームホィール17はスラックアジャスタ本体11下部の
筒状凹部38に嵌合され、相互回動できるように構成され
る。なお、スラックアジャスタ本体11からカムシャフト
19にいたる力の伝導経路は、図5の従来例と同じであ
る。カムシャフト19の一端の端面には、略段付円筒状の
スペーサ41が当接され、スペーサ41の一端(図2で左
端)には操作アーム1が当接される。スペーサ41及び操
作アーム1の挿通孔にボルト42が挿通され、ボルト42は
カムシャフト19の雌ねじに螺合され、スペーサ41及び操
作アーム1がカムシャフト19に固定される。操作アーム
1の長手方向の中程に挿通孔が形成され、この挿通孔と
対向するスペーサ41の一端に係合孔が形成され、ピン43
が操作アーム1の挿通孔を挿通し、スペーサ41の一端の
係合孔に係合される。コントロールアーム8の開口がス
ペーサ41の小径部分に緩やかに嵌合され、コントロール
アーム8はスラックアジャスタ本体11の一端面とスペー
サ41の段部とによって軽く挟持される。図2に示すよう
に、コントロールアーム8の細長い部分の先端部は、略
直角に曲げられ、ブラケット44の先端(図2で左端)部
にボルト45によって連結される。ブラケット44の後端部
は略直角に曲げられ、後端がボルト46によってブレーキ
スパイダ26に連結され、このようにしてコントロールア
ーム8の回動が防止される。
周面にはウオームホィール17がスプライン結合されて、
ウオームホィール17はスラックアジャスタ本体11下部の
筒状凹部38に嵌合され、相互回動できるように構成され
る。なお、スラックアジャスタ本体11からカムシャフト
19にいたる力の伝導経路は、図5の従来例と同じであ
る。カムシャフト19の一端の端面には、略段付円筒状の
スペーサ41が当接され、スペーサ41の一端(図2で左
端)には操作アーム1が当接される。スペーサ41及び操
作アーム1の挿通孔にボルト42が挿通され、ボルト42は
カムシャフト19の雌ねじに螺合され、スペーサ41及び操
作アーム1がカムシャフト19に固定される。操作アーム
1の長手方向の中程に挿通孔が形成され、この挿通孔と
対向するスペーサ41の一端に係合孔が形成され、ピン43
が操作アーム1の挿通孔を挿通し、スペーサ41の一端の
係合孔に係合される。コントロールアーム8の開口がス
ペーサ41の小径部分に緩やかに嵌合され、コントロール
アーム8はスラックアジャスタ本体11の一端面とスペー
サ41の段部とによって軽く挟持される。図2に示すよう
に、コントロールアーム8の細長い部分の先端部は、略
直角に曲げられ、ブラケット44の先端(図2で左端)部
にボルト45によって連結される。ブラケット44の後端部
は略直角に曲げられ、後端がボルト46によってブレーキ
スパイダ26に連結され、このようにしてコントロールア
ーム8の回動が防止される。
【0010】操作アーム1の先端部に可動接触片48が固
定され、操作アーム1の回動に従って、操作アーム1の
回動中心と接触片48との距離を半径とする円周上を、接
触片48は移動する。スラックアジャスタ本体11のスイッ
チ取付部40(支持部材)の表面に常閉リミットスイッチ
2が配設され、リミットスイッチ2の操作ボタン6が前
記円周上に配置され、接触片48と当接可能とされる。ブ
レーキライニングが規定量まで摩耗したときに、操作ア
ーム1が図1の点線位置まで移動して、接触片48がリミ
ットスイッチ2の操作ボタン6に当接し、常閉リミット
スイッチ2が開となるように、操作アーム1の角度を調
整する。図3に警報システムの回路が示され、電源のプ
ラス端子とアースとの間にリレーコイル4及び常閉リミ
ットスイッチ2の接点が直列に接続され、またプラス端
子と他のアースとの間にリレー接点3及び警告灯5が直
列に接続される。操作アーム1の接触片48がリミットス
イッチ2の操作ボタン6に当接すると、常閉リミットス
イッチ2が開となり、リレーコイル4の電流が遮断さ
れ、リレー接点3が閉となり、警告灯5が点灯する。な
お、図4は本発明の実施例の改変例を示し、この改変例
ではリミットスイッチ2がコントロールアーム8のスイ
ッチ取付部40(支持部材)の表面であってブラケット44
の近傍に配置され、それに対応して操作アーム1の取付
角度が実施例と異なっている。なお、ここではリミット
スイッチ2をコントロールアーム8のスイッチ取付部40
に配置したが、ブレーキスパイダに連結された支持部材
であれば、コントロールアーム8とは別の部材にリミッ
トスイッチ2を配置してもよい。しかし、その余の構成
は図1〜図3に示すものと同様であり、詳細な説明は省
略する。
定され、操作アーム1の回動に従って、操作アーム1の
回動中心と接触片48との距離を半径とする円周上を、接
触片48は移動する。スラックアジャスタ本体11のスイッ
チ取付部40(支持部材)の表面に常閉リミットスイッチ
2が配設され、リミットスイッチ2の操作ボタン6が前
記円周上に配置され、接触片48と当接可能とされる。ブ
レーキライニングが規定量まで摩耗したときに、操作ア
ーム1が図1の点線位置まで移動して、接触片48がリミ
ットスイッチ2の操作ボタン6に当接し、常閉リミット
スイッチ2が開となるように、操作アーム1の角度を調
整する。図3に警報システムの回路が示され、電源のプ
ラス端子とアースとの間にリレーコイル4及び常閉リミ
ットスイッチ2の接点が直列に接続され、またプラス端
子と他のアースとの間にリレー接点3及び警告灯5が直
列に接続される。操作アーム1の接触片48がリミットス
イッチ2の操作ボタン6に当接すると、常閉リミットス
イッチ2が開となり、リレーコイル4の電流が遮断さ
れ、リレー接点3が閉となり、警告灯5が点灯する。な
お、図4は本発明の実施例の改変例を示し、この改変例
ではリミットスイッチ2がコントロールアーム8のスイ
ッチ取付部40(支持部材)の表面であってブラケット44
の近傍に配置され、それに対応して操作アーム1の取付
角度が実施例と異なっている。なお、ここではリミット
スイッチ2をコントロールアーム8のスイッチ取付部40
に配置したが、ブレーキスパイダに連結された支持部材
であれば、コントロールアーム8とは別の部材にリミッ
トスイッチ2を配置してもよい。しかし、その余の構成
は図1〜図3に示すものと同様であり、詳細な説明は省
略する。
【0011】ブレーキチャンバ12に圧縮空気が供給され
ると、プッシュロッド13が伸長し、その動作はUリンク
16、プッシュロッドピン14を介してスラックアジャスタ
本体11に伝えられ、スラックアジャスタ本体11はカムシ
ャフト19の軸線の回りを、図1において反時計方向に回
動する。スラックアジャスタ本体11の回動は、従来例と
同様にしてウオームホィール17、スプラインを介してカ
ムシャフト19に伝えられ、Sカム37が回動して通常の制
動作用が行われる。こうした通常の制動作用の継続によ
りブレーキライニングが摩耗し、ブレーキライニングの
摩耗量に相応してプッシュロッド13の伸長ストロークが
大きくなり、スラックアジャスタ本体11の回動角も大き
くなる。従来例と同様に、スラックアジャスタ本体11の
回動角が大きくなると、ブレーキライニングの摩耗が自
動的に調整され、アーム1、カムシャフト19がスラック
アジャスタ本体11に対して反時計方向(図1でみて)に
相対回転される。ブレーキライニングの摩耗量が規定値
に達したとき、操作アーム1の接触片48がリミットスイ
ッチ2の操作ボタン6に当接し、リミットスイッチ2を
切り換える。リミットスイッチ2の切換により常閉リミ
ットスイッチ2が開となり、リレーコイル4の電流が遮
断され、リレー接点3が閉となり、警告灯5が点灯し、
ブレーキライニングの摩耗が使用限度に達したことを車
両の運転者等に知らせる。なお、警告灯5に代えて警告
ブザー等を用いることができる。
ると、プッシュロッド13が伸長し、その動作はUリンク
16、プッシュロッドピン14を介してスラックアジャスタ
本体11に伝えられ、スラックアジャスタ本体11はカムシ
ャフト19の軸線の回りを、図1において反時計方向に回
動する。スラックアジャスタ本体11の回動は、従来例と
同様にしてウオームホィール17、スプラインを介してカ
ムシャフト19に伝えられ、Sカム37が回動して通常の制
動作用が行われる。こうした通常の制動作用の継続によ
りブレーキライニングが摩耗し、ブレーキライニングの
摩耗量に相応してプッシュロッド13の伸長ストロークが
大きくなり、スラックアジャスタ本体11の回動角も大き
くなる。従来例と同様に、スラックアジャスタ本体11の
回動角が大きくなると、ブレーキライニングの摩耗が自
動的に調整され、アーム1、カムシャフト19がスラック
アジャスタ本体11に対して反時計方向(図1でみて)に
相対回転される。ブレーキライニングの摩耗量が規定値
に達したとき、操作アーム1の接触片48がリミットスイ
ッチ2の操作ボタン6に当接し、リミットスイッチ2を
切り換える。リミットスイッチ2の切換により常閉リミ
ットスイッチ2が開となり、リレーコイル4の電流が遮
断され、リレー接点3が閉となり、警告灯5が点灯し、
ブレーキライニングの摩耗が使用限度に達したことを車
両の運転者等に知らせる。なお、警告灯5に代えて警告
ブザー等を用いることができる。
【0012】
【発明の効果】本発明では、カムシャフトの一端に操作
アームが連結され、ブレーキスパイダに連結された支持
部材にリミットスイッチが配設され、ブレーキライニン
グの摩耗量が規定値に達したときに操作アームによって
警報装置のリミットスイッチが切り換えられる。従っ
て、リミットスイッチの切換によって警報装置が警報を
発し、車両の運転者等がブレーキライニングの摩耗量が
限度に達したことをしることができる。
アームが連結され、ブレーキスパイダに連結された支持
部材にリミットスイッチが配設され、ブレーキライニン
グの摩耗量が規定値に達したときに操作アームによって
警報装置のリミットスイッチが切り換えられる。従っ
て、リミットスイッチの切換によって警報装置が警報を
発し、車両の運転者等がブレーキライニングの摩耗量が
限度に達したことをしることができる。
【図1】本発明の実施例の正面図である。
【図2】本発明の実施例の要部の側面図で、一部が断面
で示されている。
で示されている。
【図3】本発明の実施例の警報システムの回路図であ
る。
る。
【図4】本発明の実施例の改変例を示す正面図である。
【図5】従来のオートスラックアジャスタを示す正面図
で、一部が断面で示されている。
で、一部が断面で示されている。
1 操作アーム 2 リミットスイッチ 8 コントロールアーム(支持部材) 11 スラックアジャスタ本体 12 ブレーキチャンバ 13 プッシュロッド 19 カムシャフト 26 ブレーキスパイダ 37 Sカム
Claims (1)
- 【請求項1】 カムシャフトがブレーキスパイダに回動
自在に支持され、カムシャフトの一端とスラックアジャ
スタ本体とがスプラインを介して結合され、スラックア
ジャスタ本体がブレーキチャンバのプッシュロッドに連
結され、カムシャフトの他端にSカムが固定されたオー
トスラックアジャスタにおいて、カムシャフトの一端に
操作アームが連結され、ブレーキスパイダに連結された
又は連結されない支持部材にリミットスイッチが配設さ
れ、ブレーキライニングの摩耗量が規定値に達したとき
に操作アームによって警報装置のリミットスイッチが切
り換えられることを特徴とするオートスラックアジャス
タ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28728793A JPH07119776A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | オートスラックアジャスタ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP28728793A JPH07119776A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | オートスラックアジャスタ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07119776A true JPH07119776A (ja) | 1995-05-09 |
Family
ID=17715443
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP28728793A Pending JPH07119776A (ja) | 1993-10-25 | 1993-10-25 | オートスラックアジャスタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH07119776A (ja) |
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
KR100483366B1 (ko) * | 2002-02-05 | 2005-04-15 | (주) 노텍코리아 | 자동차용 오토 슬랙 어져스터 |
CN109764073A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-05-17 | 山西峰润众盛汽车配件制造有限公司 | 一种自调臂增加报警功能的装置 |
CN109798309A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-05-24 | 山西峰润众盛汽车配件制造有限公司 | 一种制动间隙自动调整臂的报警装置 |
CN109838486A (zh) * | 2019-03-28 | 2019-06-04 | 山西峰润众盛汽车配件制造有限公司 | 一种可报警的制动间隙自动调整臂 |
CN109944888A (zh) * | 2019-01-25 | 2019-06-28 | 倪世荣 | 自检式汽车制动间隙自动调整臂 |
CN110159681A (zh) * | 2019-04-25 | 2019-08-23 | 瑞安市纳德睿电子科技有限公司 | 一种带有刹车报警装置的调整臂角度传感器 |
CN115013460A (zh) * | 2022-07-21 | 2022-09-06 | 临沂高新区鸿图电子有限公司 | 一种初始位置可调的直线行程报警机构 |
-
1993
- 1993-10-25 JP JP28728793A patent/JPH07119776A/ja active Pending
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