[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH07114296A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

Info

Publication number
JPH07114296A
JPH07114296A JP28387893A JP28387893A JPH07114296A JP H07114296 A JPH07114296 A JP H07114296A JP 28387893 A JP28387893 A JP 28387893A JP 28387893 A JP28387893 A JP 28387893A JP H07114296 A JPH07114296 A JP H07114296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
temperature
image forming
heater
forming apparatus
temperature control
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP28387893A
Other languages
English (en)
Other versions
JP3315495B2 (ja
Inventor
Hideki Suzuki
英樹 鈴木
Takeshi Takubo
健史 田窪
Tetsuo Kishida
徹夫 岸田
Kenjiro Hori
謙治郎 堀
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP28387893A priority Critical patent/JP3315495B2/ja
Publication of JPH07114296A publication Critical patent/JPH07114296A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP3315495B2 publication Critical patent/JP3315495B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Fixing For Electrophotography (AREA)
  • Control Of Temperature (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 本発明はスタンバイ中におけるヒータのON
/OFF回数及び突入電流を減少させることのできる画
像形成装置を提供することを目的としている。 【構成】 待機中における下限温度T2と上限温度T3
を設定し、定着装置の温度が下限温度T2以下となった
ときヒータへの通電を行い、上限温度T3に達したとき
にヒータへの通電を停止する。そして、ヒータへの通電
を停止してから次の通電を開始するまでの期間をタイマ
ー値としてセットし(S1)、当該期間の経過後に温度
を検知する(S2〜S11)。このとき、定着装置の温
度が下限温度T2よりも高いときには上限温度T3を下
げ(S12)、また、下限温度T2よりも低いときには
上限温度T3を上げて(S5)、ヒータへの断続的な通
電を行う(S8〜S10)。このようにして、ヒータへ
の通電を停止する期間を所望の期間に保つ。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子写真プロセスを用
いた画像形成装置、特に定着ヒータの温度制御に関する
ものである。
【0002】
【従来の技術】図5は、電子写真プロセスを用いた画像
形成装置の一例を示す断面構成図であり、例えばレーザ
ビームプリンタの場合を示す。
【0003】図5において、100はコントローラ部
で、ホストコンピュータ(図示せず)から入力されたコ
ードデータである電気信号を、ビデオコントローラ部1
03でドットイメージに展開し、ビデオコントローラ部
103の内部のメモリに格納した後、エンジン部102
にビデオ信号として送信する。
【0004】エンジン部102の各要素は、エンジンコ
ントローラ105により制御され、コントローラ部10
0とのビデオ信号の送受信もエンジンコントローラ10
5を介して行われる。エンジンコントローラ105のビ
デオインタフェース部(図示せず)に入力されたビデオ
信号は、レーザードライバ106に送出され、ここで半
導体レーザ107のON/OFFが制御される。
【0005】この半導体レーザ107から出射されたレ
ーザ光110はポリゴンミラー108により偏向されて
感光ドラム112の長手方向の走査光となり、ミラー1
09を介して感光ドラム112上に投影される。感光ド
ラム112は、矢印方向に回転し、一次帯電器111に
より一次帯電された後、このレーザ光のON/OFFに
応じた露光を受け、感光ドラム表面に静電潜像が形成さ
れる。そして、現像装置113により着色荷電粒子(以
後、トナーと称する)が付与され、顕像が得られた後、
転写帯電器114により給紙カセット120から給紙ロ
ーラ121によって一枚づつ取り出された記録媒体に上
記顕像が移しとられる。転写残りトナーは、感光ドラム
112の表面よりクリーニング器115により払い拭わ
れ、感光ドラム112は次の画像形成工程に備える。
【0006】一方、未定着トナー像が載った記録媒体
は、定着装置116に挿通され、永久定着像が得られた
後、最終プリントとして図中矢印方向に従って機外に排
出される。なお、エンジン部102内に示した矢印は、
給紙カセット120から取り出されて搬送される記録媒
体の給送軌跡を示す。
【0007】以上のようなレーザビームプリンタにおけ
る定着装置116は、中空の定着ローラ117にヒータ
(定着ヒータ)119を有しており、該ヒータ119に
通電することで定着ローラ117が加熱される。一方、
加圧ローラ118は付勢手段(図示せず)により定着ロ
ーラ117に押圧され、記録媒体に載った状態の未定着
トナーを定着ローラ117と加圧ローラ118の成すニ
ップ内で記録媒体と共に加熱、加圧することにより永久
定着する。
【0008】従って、良好な定着を行うためには、定着
ローラ117の表面温度を所定の適切な温度に維持する
必要がある。そこで、この装置では、図6に示すよう
に、温度センサ5を定着ローラ117に接して取り付
け、該温度センサ5により定着ローラ117の温度を検
知している。そして、該センサ5の出力をエンジンコン
トローラ105に入力し、該温度コントローラ105に
て、フューザ制御部3を用いて定着ヒータ119のON
/OFFを制御し、上記定着ローラ117の表面温度を
プリント時に必要な熱定着可能な温度に維持するように
なっている。
【0009】また、このエンジンコントローラ105に
よる温度制御は、プリント時だけでなく、立ち上げ時及
びスタンバイ時の各モードにおいても行われ、それぞれ
別々の温度で制御している。例えば、定着装置は暖まる
までに長い時間がかかるため、スタンバイ時には所定の
スタンバイ温度になるように温度を制御し、プリント要
求が発生した時点で定着装置の温度をスタンバイ温度か
ら上記プリント時に必要な熱定着の可能な温度に上昇さ
せている。そして、このスタンバイ時においてもヒータ
119をON/OFFさせることにより温度制御するよ
うになっている。
【0010】図7にスタンバイ時の温調制御の例を示
す。図7は横軸を時間tとした定着装置の温度Tのグラ
フと、定着ヒータ電流の絶対値|I|の関係を示すグラ
フである。図においてT1はスタンバイ温調の上限値、
T2はスタンバイ温調の下限値である。エンジンコント
ローラ105は、温度センサ5の値をモニタし、温度が
下限値T2を示したときに定着ヒータ119に通電し始
め、上限値T1に達したときに通電を終了する。従っ
て、通電時間は図7に示すようにt0からt1の間とな
る。一方、定着装置に蓄熱された熱は次第に冷めるた
め、温度が再び下限値T2になった時点で再びヒータ1
19に通電を行う。定着装置の温度が上限値T1から下
限値T2に下がる時間はt1からt2の間であり、このt
1からt2の時間は、周囲の気温の変化及び定着装置を構
成する構成要素により長さが変化する。エンジンコント
ローラはこのような制御を繰り返してスタンバイ時の温
調制御を行っている。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記従
来例においては、定着装置116の定着ヒータ119に
はフィラメントとしてタングステンを用いたハロゲンヒ
ータを採用しており、t1からt2の時間においてフィラ
メントの温度が冷えると、図8に示すように突入電流I
sが流れるという問題点があった。
【0012】ハロゲンサイクルを用いて熱を放射するハ
ロゲンヒータにおいては、このハロゲンサイクルの効率
を上げるためにフィラメントを高温にする必要があり、
この高温状態において上記タングステンの固有抵抗値を
最適値としているが、タングステンの固有抵抗値は温度
が低くなる程小さくなり、ヒータに通電を行う前の低温
時には固有抵抗値は非常に小さな値となるため、図8に
示すようにヒータON時に大きな突入電流が流れる。そ
の結果、同じ電源ラインから電源を供給している他の機
器に対して影響を与え、例えば照明機器のチラツキ現象
の原因になっていた。
【0013】また、この影響を低減するために欧州共同
体(EC)では規制措置が講ぜられ、規格EC95のE
N60555−3において電源電圧変動値と変動回数を
規定しているが、この規格に適合させるためには、ヒー
タのON/OFFを繰り返す回数と突入電流値を下げる
必要があった。つまり、上記電源電圧変動値は、電源に
インピーダンスが0.4+0.25j[Ω]の負荷と被
測定機器とを直列に接続して変化分を規定したものであ
り、被測定機器で消費される電流値の大きさが大きいほ
ど電源電圧変動値の値が大きくなるのである。
【0014】本発明は、上記問題点を解決し、ヒータの
断続的駆動の回数及び突入電流を減少させることのでき
る画像形成装置を提供することを目的としている。
【0015】
【課題を解決するための手段】本発明によれば、上記目
的は、熱源に抵抗発熱体を用いてその熱により記録媒体
に着色荷電粒子を定着する熱定着手段と、該熱定着手段
の温度を検知する温度検知手段と、該抵抗発熱体の通電
状態を切り換えるための通電切換手段と、上記温度検知
手段による検知温度に基づいて該通電切換手段を駆動す
ることにより上記抵抗発熱体への通電を断続的に行い、
上記熱定着手段の温度を印字中と待機中とでそれぞれ異
なる温度に維持せしめるように設定された温度制御手段
とを備えた画像形成装置において、該温度制御手段は、
待機中には抵抗発熱体に対する非通電期間が所定値以上
になるような上限温度を選択するように設定されている
ことにより達成される。
【0016】
【作用】本発明によれば、温度制御手段は、待機中にお
いて温度検知手段により検知した温度が所定の下限温度
より低くなったと判断した場合には、通電切換手段を駆
動して抵抗発熱体への通電を開始し、検知温度が所定の
上限温度より高くなったと判断した場合に抵抗発熱体へ
の通電を停止する。従って、熱定着手段の温度は徐々に
低下し、抵抗発熱体への通電は、検知温度が再び上記下
限温度になるまで行われないが、この抵抗発熱体に対す
る非通電期間は、周囲の気温の変化等により長さが変化
し得る。しかし、上記温度制御手段は、検知温度が上限
温度から下限温度まで降下する時間を、所定値以上とす
るように上限温度を選択するので、上記非通電期間を周
囲の環境によらずに所望の値に維持せしめる。その結
果、抵抗発熱体の断続的な駆動の回数を低減しつつ、熱
定着手段の温度を適切な待機中の温度に維持する。ま
た、上記非通電期間を従来よりも長い所望の期間とする
と、該非通電期間における温度は従来よりも高くなり、
抵抗発熱体の抵抗値が極端に小さくなることがなく、突
入電流を減少させる。
【0017】
【実施例】以下、本発明の実施例を添付図面に基づいて
説明する。
【0018】〈実施例1〉先ず、本発明の実施例1を図
1ないし図4に基づいて説明する。なお、図5に示す従
来例装置との共通箇所には、同一符号を付して説明を省
略する。
【0019】図4は、レーザビームプリンタの電気的構
成を示すためのブロック図である。図4において1は電
源SWであり、画像形成装置の電源をON/OFFする
ために用いる。2はノイズフィルタであり、画像形成装
置が発生するノイズをACラインに伝搬しないようにノ
イズを低減するものである。
【0020】105はエンジンコントローラであり、C
PU105a、RAM105b、ROM105c、ビデ
オI/F回路21で構成され、記録媒体たる紙の給紙制
御、電子写真プロセスを用いて印字制御を行うための一
連の制御シーケンス、ビデオコントローラとの通信制御
及びエンジン部の各構成要素制御、電子写真プロセスシ
ーケンスの例外処理制御を行う。
【0021】3はフューザ制御部であり、熱定着を行う
ための熱源となる定着ヒータ119の温度を温度センサ
5により検出し、エンジンコントローラ105からの信
号により温度を一定にするようにON/OFF制御を行
うために用いる。図1にこのフューザ制御部3の回路の
詳細を示す。図1に示すように、フューザ制御部3には
トライアックとSSRが配設されており、ヒータ119
に近接して設けられた温度センサ5からの検出温度に基
づいて、エンジンコントローラ105のCPU105a
によりSSRをON/OFFさせる信号が出力されるよ
うになっている。これにより、トライアックの導通状態
が切り換わり、ヒータ119に流れる電流が制御される
ようになっている。
【0022】図4において4は低電圧電源ユニットであ
り、画像形成装置を動作させるために必要な電圧を発生
する。
【0023】また、6はファンモータであり、印字後の
定着装置の温度を低下させ、画像形成装置を形成する各
要素の温度上昇を抑制するために使用され、エンジンコ
ントローラ105によりファンモータドライバ7を介し
て回転制御されるようになっている。
【0024】8は受光素子であり、ポリゴンミラー10
8で反射されたレーザ光を受光して電気信号に変換しB
D回路9に伝達する。BD回路9は、この信号を整形し
て水平方向の同期信号としてビデオコントローラ103
に伝える。このため、受光素子8は、水平方向(主走査
方向)の感光ドラム外に置かれ、水平方向の走査毎に信
号を発生する。
【0025】10は高電圧電源であり、感光ドラム11
2を一次帯電するための一次帯電電圧、感光ドラムに生
じた潜像をトナーで現像するための現像電圧、感光ドラ
ムから紙に転写するための転写電圧、感光ドラムから紙
を分離するための分離電圧等を発生する。これらの電圧
は、一次帯電器111、現像装置113(現像シリンダ
等)に印加される。また、転写及び分離は、転写器11
4(転写ローラ)、分離器(図示せず)に印加される。
エンジンコントローラ105がこれらの電圧を発生する
タイミングを制御する。
【0026】11はスキャナモータであり、レーザダイ
オード107で発生したレーザ光を水平方向(主走査方
向)に反射し、感光ドラム112の長手方向に当てて潜
像を作るために、ポリゴンミラー108を回転させるも
のである。また、ポリゴンミラー108を回転制御する
スキャナモータドライバ12はスキャナモータ11の回
転が一定になるように制御する。
【0027】13はメインモータであり、エンジンコン
トローラ105がメインモータドライバ14の信号をO
N/OFF制御することにより、感光ドラム112、現
像装置113、転写ローラ114、定着ローラ117、
加圧ローラ118、搬送ローラ(図示せず)等のローラ
を回転制御及び紙の搬送制御を行う。
【0028】16は紙有無センサであり、給紙可能な状
態の紙の有無をエンジンコントローラ105が検知する
ために用いられる。
【0029】18,19はそれぞれ給紙センサ及び排紙
センサであり、紙を搬送して電子写真プロセスを行うと
きに、紙の搬送状態を監視するために搬送路上に設けら
れている。給紙センサ18は、給紙口付近に設置され、
排紙センサ19は排紙口付近に設置される。
【0030】20はカートリッジセンサであり、トナー
カートリッジの有無を検知するために用いられる。
【0031】22はピックアップソレノイドであり、紙
を一枚づつ給紙するためにエンジンコントローラ105
によって制御する。
【0032】107はレーザダイオードであり、ビデオ
コントローラ103で作成され、ビデオ信号に変換され
たドットイメージが、ビデオI/F回路21を通してエ
ンジンコントローラ105に転送されると、該エンジン
コントローラ105は、レーザドライバ106によって
レーザダイオード107を制御し、レーザ光の強度を調
整しビデオ信号による変調を行う。
【0033】以上のようにエンジン部102は、画像形
成装置が電子写真プロセスにより紙に画像を出力するた
めに必要な各要素から構成される。
【0034】また、図4において101はホストI/F
回路であり、ホストコンピュータからのコードデータの
受信制御と、ビデオコントローラ103へのコードデー
タの入力を行うために用いる。ビデオコントローラ10
3は、CPU103a、RAM103b、ROM103
c、バッファ103d、ビデオI/F回路21で構成さ
れ、ホストコンピュータからのコードデータをドットイ
メージに展開し、そのデータをバッファ103dに蓄
え、ビデオI/F回路21を通してエンジンコントロー
ラ105にドットイメージを転送制御する。また、表示
・操作パネル104の表示制御や入力制御も行う。10
3fは不揮発性記憶媒体(NVRAM、EEPROM
等)であり、画像形成装置を制御するために必要な初期
情報を記憶する。つまり、使用者が表示・操作パネル1
04を用いて設定した各種情報及び、画像形成装置の制
御プログラムが設定する情報を、電源がOFFされた後
も記憶して、再立ち上げ時に設定状態が復帰するように
するためのものである。
【0035】次に、画像形成装置における基本的な印字
動作を説明する。先ず、画像形成装置のビデオコントロ
ーラ103を制御するプログラム(ROM103cに内
蔵される)は、ホストコンピュータで作成されたコード
データを画像形成装置のホストI/F回路101を通し
て入力する。入力されたコードデータは順次ビデオコン
トローラ103のRAM103bまたはバッファ103
dに蓄えられると共に、ビデオコントローラ103のプ
ログラムがコードデータを解読し、ドットイメージに展
開し画像データをバッファ103dに蓄える。そして、
1ページ分のコードデータをドットイメージに展開した
後で、エンジンコントローラ105に対してビデオI/
F回路21を通して、印字要求を行う。
【0036】エンジンコントローラ105は、この印字
要求を受けると、エンジン部102を構成する各要素を
立ち上げる。先ず、定着装置の温度を定着可能温度にな
るように定着ヒータ119の制御を開始し、メインモー
タ28及びスキャナモータ11の回転制御を開始する。
さらに、レーザ光量が所定光量になるようにレーザドラ
イバを制御する。そして、スキャナモータ11及びレー
ザ光量の調整が終了したら、次に受光素子8にて検出さ
れた信号をBD回路9でBD信号として整形し、この信
号をモニタして異常の有無を判断する。その結果、これ
ら各要素の制御に異常が無いと判断した場合には、給紙
カセットに紙が有り、給紙可能であることを紙有無セン
サ16の信号で判断した上で、ピックアップソレノイド
22をONして紙を給紙する。そして、給紙された紙が
給紙センサ18を通過するタイミングを検知すると共
に、ビデオコントローラ103に対して紙の先端同期信
号(垂直方向の同期信号)と水平方向の同期信号(BD
信号)を発生する。
【0037】これにより、ビデオコントローラ103
は、ドットイメージを水平方向列毎のビデオ信号とし
て、垂直、水平方向の同期信号に同期させてエンジン部
102に送る。エンジンコントローラ105は、紙に画
像を形成可能な領域(画像印字可能領域)と受光素子8
でレーザ光を検出するタイミング以外ではレーザダイオ
ード107が発光しないようにビデオ信号をマスクし、
マスク後のビデオ信号に基づいてレーザドライバ106
及びレーザダイオード107にてレーザ光を変調する。
その結果、レーザ光はポリゴンミラー108で反射さ
れ、感光ドラム112を露光する。
【0038】一方、エンジンコントローラ105は、上
記露光に先立って高電圧電源10を制御して一次帯電電
圧を発生させ、紙の先端から画像を形成できるように感
光ドラム112の表面を一様に帯電させる。そして、こ
のように帯電された感光ドラム112に上記のような露
光が行われることによって該感光ドラム112上には静
電潜像が形成される。さらに、この静電潜像は、感光ド
ラム112の回転に伴って現像装置113との対向位置
まで移動し、トナーにより顕像化される。つまり、該現
像装置113の現像シリンダには上記高圧電源10によ
って現像電圧が印加されており、現像装置113内に収
容されたトナーが電界の作用により感光ドラム112側
に移動することにより現像が行われる。そして、この顕
像は、さらに感光ドラム112の回転により転写帯電器
114との対向部に移動し、上記高電圧電源10により
印加された転写電圧により、該対向部に搬送された紙上
に転写され、この紙は、上記高電圧電源10により印加
された分離電圧により感光ドラム112より分離され
る。
【0039】このように転写・分離された紙は定着装置
に導かれて熱圧定着により定着され、定着後に排紙口か
ら排紙される。本実施例装置では、このようなプロセス
を経て紙に画像が形成される。
【0040】以上のような本実施例の画像形成装置にお
いては、スタンバイからのプリント開始時間を短縮する
ために、スタンバイ時に定着装置を低い温度で温めてい
る。このため、エンジンコントローラ105は、温度セ
ンサ5からの入力値を判断し定着装置が所定の低い温度
を維持するように定着ヒータをON/OFFする。
【0041】本実施例では、図2のフローチャートに示
されるようにスタンバイ時の温度制御を行う。以下、図
2及び図3に示す温度Tとヒータに流れる電流の絶対値
|I|のグラフを用いて説明する。図3においてT1は
従来のスタンバイ温調時におけるヒータをONしたとき
の最大温度である。また、T2はスタンバイ下限温度
で、スタンバイ中はこの温度以上になるようにヒータの
点灯制御を行う。さらに、T3は時間t3から時間t4
でのヒータをOFFしている間に、ヒータの温度を上記
温度T2よりも若干高い温度まで降下せしめる温度であ
る。T4はT3よりも放熱比が高い場合の温度である。
T5はプリント時に設定されるヒータの最大温度であ
る。
【0042】本実施例では、時間t0で検知温度が温度
T2よりも下がったことを検知すると、ヒータをONし
て時間t3まで点灯し、ヒータの温度を温度T3まで上
昇させる。そして、所定時間経過後にヒータを消灯し、
時間t4まで自然放熱すると、時間t4経過後には再び検
知温度は温度T2よりも下がっているので、ヒータをO
Nして上記処理を繰り返す。なお、時間t3からt4はタ
イマーで制御され常に同じ時間であり、時間t4になる
前に定着装置の温度がT2以下になるような場合には、
ヒータONの温度をT4に上げて制御を行う。
【0043】つまり、本実施例は、待機中における上限
温度を従来よりも高く設定することにより、ヒータへの
通電間隔を従来よりも長くしてヒータをON/OFFす
る回数を減少させ、さらに、ヒータOFF期間中の温度
を従来よりも高くすることにより、ヒータの抵抗値の低
下を防いで突入電流を減少させるものである。
【0044】次に、本実施例の温度制御を図2のフロー
チャートに基づいて説明する。先ず、電源を立ち上げて
ウォームアップシーケンスを行った後、スタンバイシー
ケンスに移行し、スタンバイ温調制御を開始する(S
0)。このとき、ヒータの温度は、ウォームアップ時に
T2(スタンバイ下限温度)以上に暖まっている。次
に、制御ROM103c、ビデオコントローラの不揮発
性記憶媒体103f等に記憶させていたヒータをONす
る間隔(t3からt4の間隔)を、該制御ROM103c
等から読み出して、タイマー値をセットする(S1)。
そして、タイマーをスタートさせ(S2)、タイマーが
設定値を超えたかどうか判断し(S3)、超えていなけ
れば温度センサ5の入力値がT2以下になったかどうか
判断する(S4)。そして、この入力値が温度T2より
高ければタイマーの監視を続けるが(S4〜S3)、T
2以下であれば定着ヒータの温調温度T3にΔTを加え
て新たな温調温度T3を設定する(S5)。この新たな
温調温度T3は図3における温度T4に相当するもの
で、最大温度T5を超えない範囲に抑える必要がある。
そこで、該温度T3が最大温度T5よりも高いかどうか
を判断し(S6)、温度T3が最大温度T5以上であれ
ばt3からt4の間隔を決めているタイマー値を減らし
(S7)、これでスタンバイ下限温度よりも下がらない
ように制御する。また、新たな温調温度T3が最大温度
T5以下であった場合は、直ちにヒータをONする(S
6〜S8)。ヒータをONしたら温度センサ5をモニタ
し定着装置の温度が温調温度T3を超えないように制御
する(S9〜S10)。つまり、検出温度が温調温度T
3を超えたらヒータをOFFしてタイマースタートルー
チンに戻り制御を繰り返す(S10〜S2)。一方、タ
イマーチェックルーチンにおいて、タイマーの設定値を
超えた場合、すなわちt4に達した場合は、定着装置の
温度をチェックし(S3〜S11)、T2以下であれば
温調温度T3を上げ(S11〜S5)、T2以上ならT
3の値を下げ(S12)、上記と同様にヒータをONし
て制御を繰り返す。
【0045】以上のように、本実施例の温度制御によれ
ば、周囲の気温の変化及び定着装置を構成する構成要素
が異なる場合でも、常に一定の間隔でヒータのON/O
FFを行うことがで、さらに、ヒータOFF期間は従来
よりも高い温度で維持するので、定着ヒータの抵抗値の
極端な低下を防ぎ、突入電流の増大を防ぐことができ
る。
【0046】〈実施例2〉次に、本発明の実施例2につ
いて説明する。なお、実施例1との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0047】実施例1では、下限温度を固定していた
が、使用者がスタンバイ状態からプリント状態に移行す
る時間が長くなってもよいと判断した場合に、操作パネ
ルを操作してT2の温度を下げるか、または設定しない
ようにして、タイマーの設定値を延ばしてヒータをON
する間隔を広げてもよい。
【0048】〈実施例3〉次に、本発明の実施例3につ
いて説明する。なお、実施例1との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0049】実施例1,2で示された温調温度T3の設
定値、タイマーの設定値等の制御に必要な情報を常に不
揮発性記憶媒体に記憶し、電源をOFFし再度立ち上げ
た後に、不揮発性記憶媒体から設定値を読み出し、この
情報に基づいて制御を行うようにしてもよい。また、こ
の記憶内容を操作パネル等から入力可能とし、入力され
た内容を元に制御パラメータを変更し温調制御を行って
もよい。
【0050】〈実施例4〉次に、本発明の実施例4につ
いて説明する。なお、実施例1との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0051】実施例3で説明した、タイマーの設定値を
不揮発性記憶媒体に設定せずに、立ち上げ時には必ず初
期状態に戻し、タイマー設定値が短くなり過ぎるのを防
止してもよい。
【0052】〈実施例5〉次に、本発明の実施例5につ
いて説明する。なお、実施例1との共通箇所には同一符
号を付して説明を省略する。
【0053】実施例1では、ヒータOFFから次のON
までの時間をタイマーで制御していたがタイマーをスタ
ートする処理(図2においてS2)を入れる場所を移動
することにより、ヒーターをONしてから次にONする
までの時間を制御してもよい。
【0054】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
待機中には抵抗発熱体に対する非通電期間が所定値以上
になるような上限温度を選択して温度制御を行うので、
周囲の気温の変化及び定着装置を構成する構成要素が異
なる場合でも、所定間隔で抵抗発熱体の駆動を行うこと
ができ、抵抗発熱体の断続的な駆動の回数を減少するこ
とができる。さらに、抵抗発熱体への非通電期間におけ
る温度を従来よりも高い温度に維持するので、抵抗発熱
体の抵抗値の極端な低下を防ぎ、突入電流の増大を防ぐ
ことができる。かくして、抵抗発熱体へ通電する際に発
生する突入電流を低減し、かつ突入電流の回数を減少さ
せることができるので、同じ電源から供給される他の機
器に対して影響を少なくすることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例1の画像形成装置におけるヒー
タ制御部の電気ブロック図である。
【図2】本発明の実施例1の画像形成装置における待機
中の温度制御を示すフローチャートである
【図3】本発明の実施例1の画像形成装置における待機
中の温度変化及びヒータに流れる電流の絶対値の変化を
示す図である。
【図4】本発明の実施例1の画像形成装置における電気
ブロック図である。
【図5】従来の画像形成装置の概略構成を示す側断面図
である。
【図6】従来の画像形成装置における電気ブロック図で
ある。
【図7】従来の画像形成装置における待機中の温度変化
及びヒーターに流れる電流の絶対値の変化を示す図であ
る。
【図8】従来の画像形成装置におけるヒータに流れる突
入電流を示す図である。
【符号の説明】
3 フューザ制御部(通電切換手段) 5 温度センサ(温度検知手段) 105 エンジンコントローラ(温度制御手段) 116 定着装置(熱定着手段) 119 定着ヒータ(抵抗発熱体)
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 堀 謙治郎 東京都大田区下丸子三丁目30番2号キヤノ ン株式会社内

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱源に抵抗発熱体を用いてその熱により
    記録媒体に着色荷電粒子を定着する熱定着手段と、該熱
    定着手段の温度を検知する温度検知手段と、該抵抗発熱
    体の通電状態を切り換えるための通電切換手段と、上記
    温度検知手段による検知温度に基づいて該通電切換手段
    を駆動することにより上記抵抗発熱体への通電を断続的
    に行い、上記熱定着手段の温度を印字中と待機中とでそ
    れぞれ異なる温度に維持せしめるように設定された温度
    制御手段とを備えた画像形成装置において、該温度制御
    手段は、待機中には抵抗発熱体に対する非通電期間が所
    定値以上になるような上限温度を選択するように設定さ
    れていることを特徴とする画像形成装置。
  2. 【請求項2】 温度制御手段は、所定の非通電期間経過
    後の検知温度が下限温度以上であるときには、上限温度
    を下げるように設定されていることとする請求項1に記
    載の画像形成装置。
  3. 【請求項3】 温度制御手段には、外部の操作手段が接
    続されており、待機中における下限温度は、該操作手段
    により設定自在であることとする請求項1または請求項
    2に記載の画像形成装置。
  4. 【請求項4】 温度制御手段は、待機中における上限温
    度及び下限温度を記憶させた不揮発性の記憶手段を有し
    ており、該記憶手段に記憶させた温度に基づいて待機中
    の温度制御を行うように設定されていることとする請求
    項1ないし請求項3のいずれかに記載の画像形成装置。
  5. 【請求項5】 不揮発性の記憶手段には、待機中におけ
    る抵抗発熱体に対する所定の非通電期間を記憶させてお
    り、温度制御手段は、該記憶手段に記憶させた所定の非
    通電期間に基づいて待機中の温度制御を行うように設定
    されていることとする請求項1ないし請求項4のいずれ
    かに記載の画像形成装置。
JP28387893A 1993-10-19 1993-10-19 画像形成装置 Expired - Fee Related JP3315495B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28387893A JP3315495B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 画像形成装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP28387893A JP3315495B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 画像形成装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH07114296A true JPH07114296A (ja) 1995-05-02
JP3315495B2 JP3315495B2 (ja) 2002-08-19

Family

ID=17671353

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP28387893A Expired - Fee Related JP3315495B2 (ja) 1993-10-19 1993-10-19 画像形成装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP3315495B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0762234A1 (en) * 1995-09-08 1997-03-12 Océ-Nederland B.V. Method and device for controlling a sleep-mode of an image forming apparatus
EP0924576A2 (en) * 1997-12-19 1999-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Flicker suppression device in electronic equipment
US11874619B2 (en) 2021-10-15 2024-01-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method thereof

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
EP0762234A1 (en) * 1995-09-08 1997-03-12 Océ-Nederland B.V. Method and device for controlling a sleep-mode of an image forming apparatus
US5778292A (en) * 1995-09-08 1998-07-07 Oce-Nederland B.V. Method and device for controlling a sleep-mode of an image forming apparatus
EP0924576A2 (en) * 1997-12-19 1999-06-23 Canon Kabushiki Kaisha Flicker suppression device in electronic equipment
EP0924576A3 (en) * 1997-12-19 2000-07-19 Canon Kabushiki Kaisha Flicker suppression device in electronic equipment
US6240263B1 (en) 1997-12-19 2001-05-29 Canon Kabushiki Kaisha Flicker suppression device in electronic equipment
US11874619B2 (en) 2021-10-15 2024-01-16 Brother Kogyo Kabushiki Kaisha Image forming apparatus and control method thereof

Also Published As

Publication number Publication date
JP3315495B2 (ja) 2002-08-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPH05281878A (ja) 画像形成装置
JPH08248816A (ja) 画像記録装置及びその制御方法及び温度制御装置
JP2010217874A (ja) 画像形成装置
JP2004198535A (ja) 定着装置の温度制御方法および画像形成装置
JP2008003469A (ja) 加熱装置および画像形成装置
JP2005266454A (ja) 画像形成装置
JP3413008B2 (ja) 定着装置
JPH07114296A (ja) 画像形成装置
JPH09258598A (ja) 定着装置
JP3847892B2 (ja) 画像形成装置およびその通電制御方法
KR20010082813A (ko) 전자사진 현상방식을 채용한 화상형성장치에서 정착온도제어방법
JPH0772678A (ja) 画像記録装置
JPH1173057A (ja) 画像形成装置、画像形成方法および画像形成手順を記憶した記憶媒体
JP3376213B2 (ja) 定着装置
JPH07181830A (ja) 画像形成装置
JP3387684B2 (ja) 画像記録装置
JP3466770B2 (ja) 画像形成装置
JP2020052377A (ja) ヒータ制御装置、及び画像形成装置
JPH06161175A (ja) 画像形成装置
JP2004265650A (ja) ヒータ制御装置及び画像形成装置
JPH09305059A (ja) 画像形成装置
JPH1010918A (ja) 画像形成装置
JPH06202525A (ja) 画像形成装置
JP3569408B2 (ja) 被加熱体温度制御方法
US8311432B2 (en) Image heating apparatus

Legal Events

Date Code Title Description
FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 6

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20080607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20090607

Year of fee payment: 7

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 8

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20100607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 9

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20110607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120607

Year of fee payment: 10

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Year of fee payment: 10

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20120607

FPAY Renewal fee payment (prs date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130607

Year of fee payment: 11

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees