JPH0710967Y2 - フードモールの取付け構造 - Google Patents
フードモールの取付け構造Info
- Publication number
- JPH0710967Y2 JPH0710967Y2 JP9669188U JP9669188U JPH0710967Y2 JP H0710967 Y2 JPH0710967 Y2 JP H0710967Y2 JP 9669188 U JP9669188 U JP 9669188U JP 9669188 U JP9669188 U JP 9669188U JP H0710967 Y2 JPH0710967 Y2 JP H0710967Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- hood
- molding
- screw
- outer panel
- claw
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
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Landscapes
- Superstructure Of Vehicle (AREA)
- Vehicle Interior And Exterior Ornaments, Soundproofing, And Insulation (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、自動車のフード先端部に対するフードモール
の取付け構造に関するものである。
の取付け構造に関するものである。
第4図はこの種の従来の取付け構造を示すもので、フー
ドモール4はフードインナパネル2を挟持するフードア
ウタパネル1における先端のヘミング部3の裏面からね
じ止めされ、このねじ止め部分を避けてシーラ5が設定
されていた。
ドモール4はフードインナパネル2を挟持するフードア
ウタパネル1における先端のヘミング部3の裏面からね
じ止めされ、このねじ止め部分を避けてシーラ5が設定
されていた。
したがって、ヘミング面の長さはねじ止めのために少な
くとも20mm程度は必要であり、この長さのためにフード
がその開閉時に加わる力により変形し易く、これに起因
してシーラ5の割れ等も発生し易かった。さらに、この
シーラには、ねじ止め部分を避けるように塗布管理が必
要であり、生産性にも影響していた。
くとも20mm程度は必要であり、この長さのためにフード
がその開閉時に加わる力により変形し易く、これに起因
してシーラ5の割れ等も発生し易かった。さらに、この
シーラには、ねじ止め部分を避けるように塗布管理が必
要であり、生産性にも影響していた。
よって、本考案は、フードアウタパネルのヘミング部よ
りも後方位置にねじ止めされるリテーナを介在させたフ
ードモールの取付け構造を提供することを目的とする。
りも後方位置にねじ止めされるリテーナを介在させたフ
ードモールの取付け構造を提供することを目的とする。
本考案は、この目的を達成するために、先ずフードアウ
タパネルにおけるフードインナパネル先端部を挟持する
ヘミング部よりも後方部分に、車幅方向へ複数個配列さ
れたフードモールリテーナの後方部分に沿った面形状の
取付け面をねじ止めするようになっている。また、フー
ドモールの裏面には、ほぼ水平後方へ突出してほぼ垂直
方向のねじ穴を形成されたねじ座と、フードアウタパネ
ルに向けて突出した被係止爪を設ける。そして、リテー
ナの取付け面からフードモールに向けて突出した面に形
成された爪係止溝に、被係止爪を車体前方から係入させ
ると共に、ねじ穴にねじ止めされるねじを、取付け面か
らほぼ水平前方へ突出したねじ止め面に形成された切欠
を通して締結する。
タパネルにおけるフードインナパネル先端部を挟持する
ヘミング部よりも後方部分に、車幅方向へ複数個配列さ
れたフードモールリテーナの後方部分に沿った面形状の
取付け面をねじ止めするようになっている。また、フー
ドモールの裏面には、ほぼ水平後方へ突出してほぼ垂直
方向のねじ穴を形成されたねじ座と、フードアウタパネ
ルに向けて突出した被係止爪を設ける。そして、リテー
ナの取付け面からフードモールに向けて突出した面に形
成された爪係止溝に、被係止爪を車体前方から係入させ
ると共に、ねじ穴にねじ止めされるねじを、取付け面か
らほぼ水平前方へ突出したねじ止め面に形成された切欠
を通して締結する。
フードモールのへこみを確実に防止するためには、その
裏面及びフードアウタパネルにおけるヘミング部よりも
後方部分間に、この後方部分に沿った面形状の貼着面を
有するスペーサを車幅方向へ複数個設ける。
裏面及びフードアウタパネルにおけるヘミング部よりも
後方部分間に、この後方部分に沿った面形状の貼着面を
有するスペーサを車幅方向へ複数個設ける。
フードモールリテーナをその取付け面でヘミング部より
も後方部分の所定位置にねじ止めする。そして、フード
モールの裏面に設けられた被係止爪を車体前方から爪係
止溝に係入させると共に、ねじを切欠を通した状態でね
じ止め面をねじ座に締結する。
も後方部分の所定位置にねじ止めする。そして、フード
モールの裏面に設けられた被係止爪を車体前方から爪係
止溝に係入させると共に、ねじを切欠を通した状態でね
じ止め面をねじ座に締結する。
スペーサは、その貼着面をフードアウタパネルに貼着さ
せてフードモール及びフードアウタパネル間のスペーサ
を確保させる。
せてフードモール及びフードアウタパネル間のスペーサ
を確保させる。
第1図〜第3図は、本考案の一実施例によるフードモー
ルの取付け構造を示す。
ルの取付け構造を示す。
第1図において、10はフードアウタパネル1のヘミング
部14よりも後方位置にねじ止めされるように、この後方
部分に沿った面形状の取付け面12を有するフードモール
リテーナであり、車幅方向の例えば両側の2個所に設け
られる。即ち、フードアウタパネル1の両側部には、真
中にキャップ1c用及びその両側にグロメットスクリュー
1b用の3個の穿孔1aが形成され、フードモールリテーナ
10の対応位置に形成された穴を通して位置決めピン19及
びビス18がそれぞれセットされる。
部14よりも後方位置にねじ止めされるように、この後方
部分に沿った面形状の取付け面12を有するフードモール
リテーナであり、車幅方向の例えば両側の2個所に設け
られる。即ち、フードアウタパネル1の両側部には、真
中にキャップ1c用及びその両側にグロメットスクリュー
1b用の3個の穿孔1aが形成され、フードモールリテーナ
10の対応位置に形成された穴を通して位置決めピン19及
びビス18がそれぞれセットされる。
20は従来と同様に裏面に内部空間を形成する形状のフー
ドモールであり、被係止爪24を備えたクリップ23と、フ
ードアウタパネル1への装着部分に沿った面形状の貼着
面26を備えたスペーサ25とが、モール裏面のそれぞれほ
ぼ垂直面のねじ座20a、20bにねじ止め面23a、25bでねじ
止めされるようになっている。そして、フードモールリ
テーナ10には、被係止爪24が係入される爪係止溝13aを
備えた爪係止面13が取付け面12からフードモール20に向
けて斜め前方へ突出して形成されている。
ドモールであり、被係止爪24を備えたクリップ23と、フ
ードアウタパネル1への装着部分に沿った面形状の貼着
面26を備えたスペーサ25とが、モール裏面のそれぞれほ
ぼ垂直面のねじ座20a、20bにねじ止め面23a、25bでねじ
止めされるようになっている。そして、フードモールリ
テーナ10には、被係止爪24が係入される爪係止溝13aを
備えた爪係止面13が取付け面12からフードモール20に向
けて斜め前方へ突出して形成されている。
また、被係止爪24は、爪係止溝13aの後縁に係合する肩
部24bを備えると共に、この溝の前縁に当接する面を有
する折返し部24aを形成されている。そして、爪係止溝1
3aへの係入に際しては、折返し部24a及び肩部24bが互に
接近するように圧縮させて係入し、係入後は折返し部24
aが弾性的に開拡して爪係止溝13aの前縁に圧接した状態
で、肩部24bをその後端に係合させる(第3図b)。
部24bを備えると共に、この溝の前縁に当接する面を有
する折返し部24aを形成されている。そして、爪係止溝1
3aへの係入に際しては、折返し部24a及び肩部24bが互に
接近するように圧縮させて係入し、係入後は折返し部24
aが弾性的に開拡して爪係止溝13aの前縁に圧接した状態
で、肩部24bをその後端に係合させる(第3図b)。
さらに、フードモール20の裏面のほぼ水平後方へ突出し
たねじ座21には、ビス21aが垂直下方からねじ込まれる
ようになっており(第2図)、対応してフードモールリ
テーナ10の取付け面12からほぼ水平前方へ突出したフー
ドモールねじ止め面11には、ビス21aが前方から侵入し
得る切欠11aが形成されている。さらに、フードモール
リテーナ10の中央部分先端及びスペーサ25の先端部には
ひれ15、25aが形成されている。
たねじ座21には、ビス21aが垂直下方からねじ込まれる
ようになっており(第2図)、対応してフードモールリ
テーナ10の取付け面12からほぼ水平前方へ突出したフー
ドモールねじ止め面11には、ビス21aが前方から侵入し
得る切欠11aが形成されている。さらに、フードモール
リテーナ10の中央部分先端及びスペーサ25の先端部には
ひれ15、25aが形成されている。
取付けは、次のようにして行う。
フードアウタパネル1の両側においてそれぞれ穿孔1aに
グロメットスクリュ1b及びキャップ1cをセットし、さら
にフードモールリテーナ10の取付け面12には両面テープ
16を貼着して、位置決めピン19で位置決めしてビス18及
び両面テープ16で固定する(第2図b及び第3図a)。
一方、後端にプロテクタ31を装着されたフードモール20
にはクリップ23及びスペーサ25をねじ止めし、ビス21a
をねじ座21に仮止めしておく。そして、スペーサ25の貼
着面26には両面テープ27を貼着し、被係止爪24を爪係止
溝13aに係入させて開拡保持させ(第3図b)、ビス21a
を前方から切欠11aに侵入させると共に(第2図a)、
貼着面27の両面テープをフードアウタパネル1に貼着さ
せて、ビス21aをフードモール先端及びヘミング部先端
間の隙間3aから増締めしてフードモール20をフードモー
ルリテーナ10に固定する(第2図b及び第3図c)。さ
らに、フードモール20の先端にプロテクタ32をセットす
る。
グロメットスクリュ1b及びキャップ1cをセットし、さら
にフードモールリテーナ10の取付け面12には両面テープ
16を貼着して、位置決めピン19で位置決めしてビス18及
び両面テープ16で固定する(第2図b及び第3図a)。
一方、後端にプロテクタ31を装着されたフードモール20
にはクリップ23及びスペーサ25をねじ止めし、ビス21a
をねじ座21に仮止めしておく。そして、スペーサ25の貼
着面26には両面テープ27を貼着し、被係止爪24を爪係止
溝13aに係入させて開拡保持させ(第3図b)、ビス21a
を前方から切欠11aに侵入させると共に(第2図a)、
貼着面27の両面テープをフードアウタパネル1に貼着さ
せて、ビス21aをフードモール先端及びヘミング部先端
間の隙間3aから増締めしてフードモール20をフードモー
ルリテーナ10に固定する(第2図b及び第3図c)。さ
らに、フードモール20の先端にプロテクタ32をセットす
る。
ヘミング部14の裏面には、ヘミング加工後にシーラ9を
容易に設定することができる。また、ラジエータグリル
との隙間を閉鎖する形状のフードシールを装着してフー
ドインナパネル2に固定するのも容易になる。
容易に設定することができる。また、ラジエータグリル
との隙間を閉鎖する形状のフードシールを装着してフー
ドインナパネル2に固定するのも容易になる。
尚、前述の実施例において、被係止爪24及びスペーサ25
は、場合によってはフードモール20に一体成形すること
もできる。
は、場合によってはフードモール20に一体成形すること
もできる。
以上、本考案によればヘミング部を長くしないで済むた
めに、フードの剛性が向上し、その変形も生じ難くな
る。シーラの特別な塗装管理も不要になり、塗布の作業
性が向上する。ラジエータグリルとの隙間を閉鎖する形
状のフードシールの装着も容易になる。
めに、フードの剛性が向上し、その変形も生じ難くな
る。シーラの特別な塗装管理も不要になり、塗布の作業
性が向上する。ラジエータグリルとの隙間を閉鎖する形
状のフードシールの装着も容易になる。
第1図は本考案の一実施例によるフードモール取付け構
造の分解斜視図、第2図は同実施例のフードモールのフ
ードモールリテーナへのねじ止め部分の断面図、第3図
a、b及びcはそれぞれ同実施例におけるフードモール
リテーナのフードアウタパネルへのピン止め部分、フー
ドモールのリテーナへのクリップ取付け部分及びフード
モール・フードアウタパネル間のスペーサ部分の断面図
並びに第4図は従来のフードモール取付け構造の断面図
である。 1……フードアウタパネル、10……フードモールリテー
ナ、11……ねじ止め面、11a……切欠、12……フードモ
ール取付け面、13a……爪係止溝、14……ヘミング部、2
0……フードモール、21……ねじ座、24……被係止爪、2
5……スペーサ、26……貼着面。
造の分解斜視図、第2図は同実施例のフードモールのフ
ードモールリテーナへのねじ止め部分の断面図、第3図
a、b及びcはそれぞれ同実施例におけるフードモール
リテーナのフードアウタパネルへのピン止め部分、フー
ドモールのリテーナへのクリップ取付け部分及びフード
モール・フードアウタパネル間のスペーサ部分の断面図
並びに第4図は従来のフードモール取付け構造の断面図
である。 1……フードアウタパネル、10……フードモールリテー
ナ、11……ねじ止め面、11a……切欠、12……フードモ
ール取付け面、13a……爪係止溝、14……ヘミング部、2
0……フードモール、21……ねじ座、24……被係止爪、2
5……スペーサ、26……貼着面。
Claims (2)
- 【請求項1】フードアウタパネルにおけるフードインナ
パネル先端部を挟持するヘミング部よりも後方部分に、
車幅方向へ複数個配列されたフードモールリテーナの前
記後方部分に沿った面形状の取付け面をねじ止めし、 前記フードモールの裏面には、ほぼ水平後方へ突出して
ほぼ垂直方向のねじ穴を形成されたねじ座と、前記フー
ドアウタパネルに向けて突出した被係止爪を設けてお
き、 前記リテーナの前記取付け面から前記フードモールに向
けて突出した面に形成された爪係止溝に、前記被係止爪
を車体前方から係入させると共に、前記ねじ穴にねじ止
めされるねじを、前記取付け面からほぼ水平前方へ突出
したねじ止め面に形成された切欠を通して締結すること
を特徴とするフードモールの取付け構造。 - 【請求項2】フードモールの裏面及びフードアウタパネ
ルにおけるヘミング部よりも後方部分間に、前記後方部
分に沿った面形状の貼着面を有するスペーサを車幅方向
へ複数個設けることを特徴とする請求項1のフードモー
ルの取付け構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9669188U JPH0710967Y2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | フードモールの取付け構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9669188U JPH0710967Y2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | フードモールの取付け構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0217451U JPH0217451U (ja) | 1990-02-05 |
JPH0710967Y2 true JPH0710967Y2 (ja) | 1995-03-15 |
Family
ID=31321754
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9669188U Expired - Lifetime JPH0710967Y2 (ja) | 1988-07-21 | 1988-07-21 | フードモールの取付け構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0710967Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP6243183B2 (ja) * | 2013-10-11 | 2017-12-06 | 日野自動車株式会社 | フードモール |
-
1988
- 1988-07-21 JP JP9669188U patent/JPH0710967Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0217451U (ja) | 1990-02-05 |
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