JPH0710844A - 縮合複素環化合物、その製造法および剤 - Google Patents
縮合複素環化合物、その製造法および剤Info
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- JPH0710844A JPH0710844A JP22033393A JP22033393A JPH0710844A JP H0710844 A JPH0710844 A JP H0710844A JP 22033393 A JP22033393 A JP 22033393A JP 22033393 A JP22033393 A JP 22033393A JP H0710844 A JPH0710844 A JP H0710844A
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Abstract
低下作用および/またはタキキニン受容体拮抗作用を有
する新規な縮合複素環化合物を提供する。 【構成】右記の一般式で表される化合物またはその塩、
それらの製造方法および当該化合物またはその塩を含む
医薬組成 一般式 【化1】 〔式中、A環、B環は置換基を有していてもよいベンゼ
ン環;XおよびYはいずれか一方が、−NR1−(R1は
水素原子、メチル基、ベンジル基等)、−O−または−
S−、他方が−CO−、−CS−または−C(R2)R2a
−(R2およびR2aは水素原子、メチル基等)、あるい
はいずれか一方が−N=、他方が=CR3−(R3は水素
原子、メチル基、フェニル基等); 【化2】 D−Eはたとえば−CON(R5)−(R5は水素原子、
炭化水素基);Gは結合手またはC1-3アルキレン基;
Arは置換基を有していてもよいアリール基または置換
基を有していてもよい複素環基を示す。〕
Description
コレステロールアシルトランスフェラーゼ(以下”AC
AT”と略記する)阻害作用、血中コレステロール低下
作用およびタキキニン受容体拮抗作用を有する新規な縮
合複素環化合物、その製造法および剤に関する。
環にフェニル基と
ーナル オブ ケミストリー(Indian Journal of Chem
istry)セクションB、26B巻8号、744〜747
頁(1987年発行)に記載されている式
物、(2) ケミカルアブストラクト107巻,1758
35fに記載されている式
ル基を示す。〕で表わされる化合物、(3) ケミカルア
ブストラクト114巻,42492qに記載されている
式
1はメチル、エチル、ナフチル、ベンジルまたはフェニ
ル基を示す。〕で表わされる化合物、(4) ケミカルア
ブストラクト107巻,115463yに記載されてい
る式
を、R2はアルキル、アリールまたはベンジル基を示
す。〕で表わされる化合物、(5) ケミカルアブストラ
クト93巻,220536qに記載されている式
ニルまたは4−クロロフェニル基を、R3はフェニル、
ベンジル、アリル、エチル、ブチル、イソブチルまたは
t−ブチル基を示す〕で表される化合物などが知られて
いた。また、前記(1)の文献に記載のピロロ〔2,3−
b〕キノリン系の化合物は、抗炎症、抗菌、降圧、解
熱、抗痙攣作用およびインターフェロンの誘導活性を有
することが報告されている。(2)〜(5)の文献には作用
についての記載はなく、化合物の合成法のみが記載され
ている。しかし、これらの従来化合物が、ACAT阻害
作用、血中コレステロール低下作用、タキキニン受容体
拮抗作用を有るのか否かについては、全く報告されてい
ない。
用を有する化合物としては、(6)特開平1−28709
5に式: R1−A−D−Trp(R2)−Phe−R3 〔式中、R1は水素またはアミノ保護基、R2は水素、ア
ミノ保護基、カルバモイル(低級)アルキル基、カルボ
キシ(低級)アルキル基または保護されたカルボキシ
(低級)アルキル基、R3はアル(低級)アルキル基、
式:
は適当な置換基を有していてもよい低級アルキル基を意
味するか、R4とR5は互いに結合してベンゼン縮合低級
アルキレン基を形成する)で示される基、または式: −OR6 (式中、R6は水素、アリール基または適当な置換基を
有していてもよい低級アルキル基を意味する)で示され
る基、Aは単結合または1個または2個のアミノ酸残基
をそれぞれ意味し、Aが−D−Trp−のアミノ酸残基1
個を意味する場合にはR4は水素ではない〕で表される
化合物およびその塩が、(7)EP−A−436,334
に、式
66に、式
ミストリー(Journal of MedicinalChemistry), 34
巻,1751頁(1991年発行)に、式
に式
08に式
に式
(14),(15),(16)に記載するようなイソキノリン
誘導体が知られている。 (14)ファルマコ,エディツィオネ サイエンティフィカ
(Farmaco, EdizioneScientifica),36巻,400−
411頁(1981年発行)には式
ラクト107巻,39507(1987年発行)には式
chiv der Pharmazie)324巻,809−814頁(1
991年発行)式
ヘキシル、ベンジル、イソプソプロピル基を、R2は水
素原子、10−メチル、11−メチル、10−クロロ、
11−クロロ、12−クロロ、12−フルオロ、12−
ブロモ基を、R3は水素原子、6−クロロ、7−クロ
ロ、6−ブロモ基を示す。)で表わされる化合物が記載
されている。これら(14)、(15)および(16)記載の
化合物の生物活性については、(14)の文献では局所麻
酔作用、(15)では抗菌作用、(16)では抗けいれん作
用の記載があるが、これらの化合物のACAT阻害作
用、血中コレステロール低下作用およびタキキニン受容
体またはサブスタンスP受容体に対する作用に関しては
全く報告されていない。
いて、優れたACAT阻害作用を有し、哺乳動物におい
てコレステロールの腸管からの吸収及び動脈壁でのコレ
ステロールエステルの蓄積を抑制し、高コレステロール
血症、アテローム性動脈硬化症及びこれらに起因する各
種疾患(例、心筋梗塞などの虚血性心疾患及び脳梗塞、
脳卒中などの脳血管障害など)の予防、治療薬として有
用な化合物の開発が望まれていた。一方、タキキニンと
は一群の神経ペプチドの総称であり、哺乳動物ではサブ
スタンスP、ニューロキニン−A、ニューロキニン−B
が知られており、これらのペプチドは、生体内に存在す
るそれぞれの受容体(ニューロキニン−1、ニューロキ
ニン−2、ニューロキニン−3)に結合することによっ
て、様々な生物活性を発揮することが知られている。そ
の中で、サブスタンスPは神経ペプチドの中でも最も古
くから知られており、詳細に研究されているものの1つ
である。サブスタンスPは、末梢および中枢において情
報伝達物質などとして重要な役割を果たしていることが
知られており、さらには種々の病態(痛み、炎症、気道
疾患、アレルギー、排尿亢進、精神病など)に関与して
いると考えられている。したがって、上記種々病態の治
療薬として、優れたタキキニン受容体拮抗作用、特にサ
ブスタンスP受容体拮抗作用を有し、かつ安全性、持続
性などの点でに優れた性質を有している化合物の開発が
望まれている。本発明は、上記した公知の化合物とは化
学構造が異なり、優れたACAT阻害作用、血中コレス
テロール低下作用およびタキキニン受容体拮抗作用など
を有する縮合複素環化合物またはその塩を含有する医薬
として有用な組成物、およびその工業的に優れた製造法
を提供することを課題とする。
に鑑み鋭意研究を重ねた結果、下記の新規化合物(I)
またはその塩を初めて合成し、得られた化合物(I)ま
たはその塩が予想外にも優れたACAT阻害作用、血中
コレステロール低下作用およびタキキニン受容体拮抗作
用を有することを見い出し、これらに基づいて本発明を
完成した。
基を有していてもよいベンゼン環;XおよびYはいずれ
か一方が、−NR1−(R1は水素原子、置換基を有して
いてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒド
ロキシル基または置換基を有していてもよいアミノ基を
示す)、−O−または−S−、他方が−CO−、−CS
−または−C(R2)R2a−(R2およびR2aはそれぞれ水
素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)、あるいはいずれか一方が−N=、他方が=CR3
−(R3は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
てもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ
基、置換基を有するヒドロキシル基または置換基を有し
ていてもよい炭化水素基で置換されていてもよいメルカ
プト基を示す);
C1-3アルキレン基、またはDおよびYが一緒になって
オキソ基またはチオキソ基で置換されていてもよい5−
ないし7−員環を形成していてもよい;Eは−NR5−
(R5は水素原子または置換基を有していてもよい炭化
水素基、またはR5およびYが一緒になってオキソ基ま
たはチオキソ基で置換されていてもよい5−ないし7−
員環を形成していてもよい)、−O−または−S(O)n
−(nは0、1または2を示す);Gは結合手またはC
1-3アルキレン基;Arは置換基を有していてもよいア
リール基または置換基を有していてもよい複素環基を示
す。ただし、(i)−X−Y−が−O−CO−または−C
O−O−、Dが−CO−およびEが−NR5−の時、
(a)GはC1-3アルキレン基かつArは置換されたアリ
ール基または置換された複素環基、または(b)Gは結合
手かつR5は置換基を有していてもよい炭化水素基、お
よび(ii)−X−Y−が−NH−CO−の時、Dは−CO
−を示す。〕で表される化合物またはその塩、(2)A
環およびB環が(i)ハロゲン原子、(ii)ハロゲン化され
ていてもよいC1-6アルキル基、(iii)ハロゲン化されて
いてもよいC1-6アルコキシ基、(iv)ハロゲン化されて
いてもよいC1-6アルキルチオ基、(v)C1-7アシルアミ
ノ基、(vi)C1-3アシルオキシ基、(vii)ヒドロキシル
基、(viii)ニトロ基、(ix)シアノ基、(x)アミノ基、(x
i)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基、(xii)ピロ
リジノ基、(xiii)ピペリジノ基、(xiv)モルホリノ基、
(xv)カルボキシル基、(xvi)C1-4アルキル−カルボニル
アミノ基、(xvii)C1-4アルキルスルホニルアミノ基、
(xviii)C1-4アルコキシ−カルボニル基、(xix)C1-6ア
ルキル−カルボニル基、(xx)モノ−またはジ−C1-4ア
ルキルカルバモイル基、(xxi)カルバモイル基および(xx
ii)C1-6アルキルスルホニル基から選ばれる1ないし4
個の置換基で置換されていてもよい環である前記(1)
記載の化合物、
子、(ii)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基、(iii)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ
基、(iv)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキルチ
オ基、(v)C1-3アシルオキシ基、(vi)ヒドロキシル基、
(vii)アミノ基、(viii)モノ−またはジ−C1-4アルキル
アミノ基、(ix)カルボキシル基および(x)C1-4アルコキ
シ−カルボニル基から選ばれる1ないし4個の置換基で
置換されていてもよい環である前記(1)記載の化合
物、(4)A環およびB環が(i)ハロゲン原子、(ii)ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基および(iii)
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基から選
ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよい環
である前記(1)記載の化合物、(5)A環が無置換で
ある前記(1)記載の化合物、(6)B環が無置換のベ
ンゼン環である前記(1)記載の化合物、(7)Xおよ
びYはいずれか一方が、−NR1−または−O−、他方
が−CO−、−CS−または−C(R2)R2a−(R1、R
2およびR2aはそれぞれ前記(1)と同意義を示す)で
ある前記(1)記載の化合物、(8)Dがオキソ基で置
換されていてもよいC1-3アルキレン基である前記
(1)記載の化合物、(9)Dが−CO−である上記
(1)記載の化合物、(10)Dが−CH2CO−また
は−CH2CH2CO−である前記(1)記載の化合物、
(11)Dが−CH2−または−CH2CH2−である前
記(1)記載の化合物、(12)Gが結合手である前記
(1)記載の化合物、(13)GがC1-3アルキレン基
である前記(1)記載の化合物、(14)Dが−CO
−;Eが−NR5−(R5は前記(1)と同意義を示す)
およびGが−CH2−または−CH2CH2−である前記
(1)の化合物、(15)Dが−CO−;Eが−NR5
−(R5は前記(1)の同意義を示す)およびGが結合
手である前記(1)の化合物、
CH2CO−;Eが−NR5−(R5は前記(1)と同意
義を示す)およびGが結合手である前記(1)の化合
物、(17)Dが−CH2CO−または−CH2CH2C
O−;Eが−NR5−(R5は前記(1)と同意義を示
す)およびGが−CH2−または−CH2CH2−で前記
(1)の化合物、(18)Dが−CH2−または−CH2
CH2−;Eが−O−およびGが−CH2−または−CH
2CH2−である前記(1)の化合物、(19)Dが−C
H2−または−CH2CH2−;Eが−NR5−(R5は前
記(1)と同意義を示す)およびGが−CH2−または
−CH2CH2−である前記(1)の化合物、(20)D
が−CH2−または−CH2CH2−;Eが−S−または
−SO−;およびGが−CH2−または−CH2CH2−
である前記(1)の化合物、(21)R1が(i)モノ−、
ジ−またはトリ−C1-4アルキルアミノ基、(ii)C1-4ア
ルコキシ−カルボニル基、(iii)カルバモイル基および
(iv)カルボキシル基から選ばれる1個の置換基で置換さ
れていてもよいC1-4アルキル基である前記(1)の化
合物、(22)R1が水素原子である前記(1)の化合
物、(23)R2およびR2aが共に水素原子である前記
(1)の化合物、(24)R3が水素原子である前記
(1)の化合物、(25)R3が(i)ハロゲン原子、(ii)
C1-4アルキル基、(iii)C1-4アルコキシ基、(iv)C1-4
アルキルチオ基または(v)モノ−またはジ−C1-4アルキ
ルアミノ基である前記(1)の化合物、(26)R4が
C1-4アルキル基、ヒドロキシル基またはハロゲン原子
である前記(1)の化合物、(27)R4が水素原子で
ある前記(1)の化合物、(28)R5が水素原子であ
る前記(1)の化合物、
1-4アルコキシ基、(iii)アミノ基、(iv)モノ−またはジ
−C1-4アルキルアミノ基、(v)C1-4アルコキシ−カル
ボニル基、(vi)カルボキシル基および(vii)フェニル基
から選ばれる1または2個の置換基で置換されていても
よいC1-4アルキル基である前記(1)の化合物、(3
0)Arが(i)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基、(ii)ハロゲン原子、(iii)ニトロ基、(iv)ヒドロ
キシル基、(v)ハロゲン化されていてもよいC 1-4アルコ
キシ基、(vi)アミノ基、(vii)モノ−またはジ−C1-4ア
ルキルアミノ基、(viii)C1-4アルコキシ−カルボニル
基、(ix)カルボキシル基および(x)カルバモイル基から
選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよい
C6-10アリール基である前記(1)の化合物、(31)
Arが(i)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基、(ii)ハロゲン原子および(iii)ハロゲン化されてい
てもよいC1-4アルコキシ基から選ばれる1ないし3個
の置換基で置換されていてもよいフェニル基である前記
(1)の化合物、(32)Arが(i)ハロゲン原子、(i
i)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、(iii)
C3-6シクロアルキル基、(iv)ヒドロキシル基、(v)C
1-4アルコキシ基、(vi)C1-4アルキルチオ基、(vii)ア
ミノ基、(viii)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ
基、(ix)C1-4アルコキシ−カルボニル基および(x)カル
ボキシル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換さ
れていてもよいフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾ
リル、イソオキサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリ
ダジニル、キノリル、イソキノリル、チアゾリル、チア
ジアゾリルまたはチオフェニル基である前記(1)の化
合物、
基を有していてもよいベンゼン環;XおよびYはいずれ
か一方が、−NR1−(R1は水素原子、置換基を有して
いてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒド
ロキシル基または置換基を有していてもよいアミノ基を
示す)、−O−または−S−、他方が−CO−、−CS
−または−C(R2)R2a−(R2およびR2aはそれぞれ水
素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)、あるいはいずれか一方が−N=、他方が=CR3
−(R3は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
てもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ
基、置換基を有するヒドロキシル基または置換基を有し
ていてもよい炭化水素基で置換されていてもよいメルカ
プト基を示す);
C1-3アルキレン基、またはDおよびYは一緒になって
オキソ基またはチオキソ基で置換されていてもよい5−
ないし7−員環を形成していてもよい;Eは−NR5−
(R5は水素原子または置換基を有していてもよい炭化
水素基、またはR5およびYが一緒になってオキソ基ま
たはチオキソ基で置換されていてもよい5−ないし7−
員環を形成していてもよい)、−O−または−S(O)n
−(nは0、1または2を示す);Gは結合手またはC
1-3アルキレン基;Arは置換基を有していてもよいア
リール基または置換基を有していてもよい複素環基を示
す。〕で表される化合物またはその塩を含有するアシル
−CoA:コレステロールアシルトランスフェラーゼ阻
害剤、(34)血中コレステロール低下剤である前記
(33)記載の阻害剤、(35)タキキニン受容体拮抗
剤である前記(33)記載の阻害剤、(36)サブスタ
ンスP受容体拮抗剤である前記(33)記載の阻害剤、
置換されていてもよいベンゼン環;B環がハロゲン原子
またはC1-4アルキル基で置換されていてもよいベンゼ
ン環;−X−Y−が−CO−NH−または−CO−N
(CH3)−;Zが炭素原子;
(CH3)−CH2−;およびArが1または2個のハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキル基で置換されてい
てもよいフェニル基である前記(1)の化合物、(3
8)A環がハロゲン原子で置換されていてもよいベンゼ
ン環;B環がハロゲン原子またはC1-4アルキル基で置
換されていてもよいベンゼン環;X−Y−が−CO−O
−または−O−CO−;Zが炭素原子;
rが2個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基で置換されていてもよいフェニル基である前記(1)
の化合物、(39)A環およびB環が無置換のベンゼン
環;−X−Y−が−N=CH−、−N=C(Cl)−また
は−N=C(NHCH3)−;Zが炭素原子;
rが2個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基で置換されていてもよいフェニル基である前記(1)
の化合物、(40)A環がハロゲン原子またはC1-4ア
ルキル基で1または2個置換されていてもよいベンゼン
環;B環がハロゲン原子、C1-4アルキル基またはC1-4
アルコキシ基で1ないし3個置換されていてもよいベン
ゼン環;−X−Y−が−CO−O−または−O−CO
−;Zが炭素原子;
rが2個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基で置換されていてもよいフェニル基である前記(1)
の化合物、
アルキル基で1または2個置換されていてもよいベンゼ
ン環;B環がハロゲン原子またはC1-4アルキル基で1
ないし3個置換されていてもよいベンゼン環;−X−Y
−が−CO−O−または−O−CO−;Zが炭素原子;
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、C1-4ア
ルコキシ基またはハロゲン原子で1ないし3個置換され
ていてもよいフェニル基である前記(1)の化合物、
(42)A環がハロゲン原子またはC1-4アルキル基で
置換されていてもよいベンゼン環;B環がハロゲン原子
で置換されていてもよいベンゼン環;−X−Y−が−N
(CH3)−CO−、−N(CH3)−CH2−、−N=CH
−または−N=C(OCH3)−;
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、C1-4ア
ルコキシ基またはハロゲン原子で1ないし3個置換され
ていてもよいフェニル基である前記(1)の化合物、
(43)一般式
ゲン原子、(ii)ハロゲン化されていてもよいC1-6アル
キル基、(iii)C1-6アルコキシ基、(iv)ヒドロキシル
基、(v)C1-4アルキル基で置換されていてもよいアミノ
基、または(vi)C1-3アシルオキシ基である前記(4
3)の化合物、
ルキル基、C1-4アルコキシ基およびハロゲノ−C1-4ア
ルキル基より選ばれた1ないし4個の置換基で置換され
ていてもよいベンゼン環である前記(43)の化合物、
(46)A'環が、式
水素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、C1-4アル
コキシ基またはハロゲノ−C1-4アルキル基を示す。〕
で表される置換されていてもよいベンゼン環である前記
(43)の化合物、(47)B'環が、ハロゲン原子、
C1-4アルキル基およびC1-4アルコキシ基より選ばれた
1ないし4個の置換基で置換されていてもよいベンゼン
環である前記(43)の化合物、(48)B'環が、式
水素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキル基またはC1-4
アルコキシ基を示す。〕で表される置換されていてもよ
いベンゼン環である前記(43)の化合物、(49)J
環が、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、C1-4アルコキ
シ基、ジ−C1-4アルキルアミノ基、C1-3アシルオキシ
基およびヒドロキシル基より選ばれた1ないし4個で置
換されていてもよいベンゼン環である前記(43)の化
合物、
素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、C1-4アルコ
キシ基またはジ−C1-4アルキルアミノ基を示す。〕ま
たは式
素原子、C1-4アルキル基、C1-3アシルオキシ基または
ヒドロキシル基を示す。〕で表される置換されていても
よいベ ンゼン環である前記(43)の化合物、(5
1)−X'−Y'−が−NR1a−CO−、−NR1a−C
(R2)R2a−、−N =CR3−、−O−CO−または−
CO−O−(式中の記号は前記(43)と同意義を示
す)である前記(43)記載の化合物、(52)αが1
である前記(43)の化合物、(53)一般式
の阻害剤、
いベンゼン環、R1cは水素原子、ヒドロキシル基、置換
基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基または置換基を有していてもよいア
ミノ基、Qは酸素原子または硫黄原子、D1はオキソま
たはチオキソ基で置換されていてもよいC1-3アルキレ
ン基、または、D1はC1-3アルキレン基のときR1cと一
緒になってオキソまたはチオキソ基で置換されていても
よい5ないし7員環を形成していてもよく、E2は−N
R5a−(R5aは水素原子または置換基を有していてもよ
い炭化水素基、またはR5aはR1cと一緒になって、オキ
ソまたはチオキソ基で置換されていてもよい5ないし7
員環を形成していてもよい)、−O−または−S−、G
3は結合手またはC1-3アルキレン基、Ar'は置換基を
有していてもよいアリール基または置換基を有していて
もよい複素環基を示す。ただし、−D1−E2−が−(C
H2)β −CONH−(βは0、1または2を示す。)
である場合、G3はC1-3アルキレン基を示す。〕である
前記(1)の化合物、(56)A''環およびB''環がハ
ロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基、ヒドロキシル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基、ハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキルチオ基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アル
キルアミノ基、カルボキシル基およびC1-4アルコキシ
−カルボニル基から選ばれる1ないし4個の置換基で置
換されていてもよいベンゼン環である前記(55)の化
合物、(57)A環が一般式
ロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基またはハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基を示す。〕で表される前記(55)の化合物、
ロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基またはハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基を示す。〕で表される前記(55)の化合物、(5
9)R1cが(i)水素原子または(ii)ヒドロキシル基、C
1-4アルコキシ基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4ア
ルキルアミノ基、C1-4アルコキシ−カルボニル基、カ
ルボキシル基、カルバモイル基およびフェニル基から選
ばれる1または2個で置換されていてもよいC1-4アル
キル基である前記(55)の化合物、(60)R1cが水
素原子またはC1-4アルキル基である前記(55)の化
合物、(61)R5aが(i)水素原子または(ii)ヒドロキ
シル基、C1-4アルコキシ基、アミノ基、モノ−または
ジ−C1-4アルキルアミノ基、C1-4アルコキシ−カルボ
ニル基、カルボキシル基、カルバモイル基およびフェニ
ル基から選ばれる1または2個で置換されていてもよい
C1-4アルキル基である前記(55)の化合物、(6
2)R5aが水素原子またはC1-4アルキル基である前記
(55)の化合物、(63)Ar'がハロゲン化されて
いてもよいC1-4アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ
基、ヒドロキシル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4ア
ルキルアミノ基、C1-4アルコキシ−カルボニル基、カ
ルボキシル基およびカルバモイル基から選ばれる1ない
し3個の置換基を有していてもよいC6-10アリール基で
ある前記(55)の化合物、
よいC1-4アルキル基、ハロゲン原子およびC1-4アルコ
キシ基から選ばれる1ないし3個の置換基を有していて
もよいフェニル基である前記(55)の化合物、(6
5)Ar'がハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよ
いC1-4アルキル基、C3-6シクロアルキル基、ヒドロキ
シル基、C1-4アルコキシ基、C1-4アルキルチオ基、ア
ミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基、C
1-4アルコキシ−カルボニル基およびカルボキシル基か
ら選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいフ
リル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサ
ゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダ
ジニル、キノリル、イソキノリル、チアゾリル、チアジ
アゾリルまたはチオフェニルである前記(55)の化合
物、(66)Ar'がハロゲン原子、C1-4アルキル基お
よびC1-4アルコキシ基から選ばれる1ないし3個の置
換基を有していてもよいフリル、チエニルまたはピリジ
ルである前記(55)の化合物、(67)Qが酸素原子
である前記(55)の化合物、(68)D1が−CO
−、−CS−、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2C
O−または−CH2CH2CO−である前記(55)の化
合物、(69)D1が−CO−または−CH2CO−であ
る前記(55)の化合物、 (70)D1が−CH2−または−CH2CH2−である前
記(55)の化合物、(71)D1が−CO−または−
CH2−である前記(55)の化合物、(72)E2が−
NR5c−(R5cは水素原子またはC1-4アルキル基を示
す。)である前記(55)の化合物、(73)E2が−
O−である前記(55)の化合物、(74)G3が−C
H2−および−CH2CH2−である前記(55)の化合
物、
で置換されていてもよいベンゼン環、B''環が1個のC
1-4アルキル基で置換されていてもよいベンゼン環、R
1cがC1-4アルキル基、D1が−CO−、E2が−NR5c
−(式中、R5cは水素原子またはC1-4アルキル基を示
す。)、G3が−CH2−、Ar'がハロゲン化されたC
1-4アルキル基で置換されているフェニル基である前記
(55)の化合物、(76)一般式
いベンゼン環、R1cは水素原子、ヒドロキシル基、置換
基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基または置換基を有していてもよいア
ミノ基、Qは酸素原子または硫黄原子、D1はオキソま
たはチオキソ基で置換されていてもよいC1-3アルキレ
ン基、また、D1はC1-3アルキレン基のときR1cと一緒
になってオキソまたはチオキソ基で置換されていてもよ
い5ないし7員環を形成していてもよく、E2は−NR
5a−(R5aは水素原子または置換基を有していてもよい
炭化水素基、またはR5aはR1cと一緒になって、オキソ
またはチオキソ基で置換されていてもよい5ないし7員
環を形成していてもよい)、−O−または−S−、G3
は結合手またはC1-3アルキレン基、Ar'は置換基を有
していてもよいアリール基または置換基を有していても
よい複素環基を示す。〕で表される化合物またはその塩
を含有することを特徴とするタキキニン受容体拮抗剤、
ロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N−エチル
−2−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキ
ノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフル
オロメチル)ベンジル〕−5−フルオロ−4−(4−フ
ルオロフェニル)−N,2−ジメチル−1−オキソ−3
−イソキノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ
−2−エチル−N−メチル−1−オキソ−4−フェニル
−3−イソキノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビ
ス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−4−(2−メト
キシフェニル)−N−メチル−2−オキソ−1−ベンゾ
ピラン−3−カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−2
−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−
3−イソキノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ
−N−メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリ
ンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル〕−4−(2−クロロフェニル)−
1,2−ジヒドロ−N,1−ジメチル−2−オキソ−3
−キノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンジル〕−1−クロロ−4−(4−
フルオロフェニル)−N−メチル−3−イソキノリンカ
ルボキサミド、2−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−
ジオキソ−11−フェニル−6H−ピラジノ〔1,2−
b〕イソキノリン、N−〔3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメ
チル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−3−
イソキノリンカルボキサミド、
ル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル
−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボ
キサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)
ベンジル〕−4−(4−フルオロフェニル)−1,2−
ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イソキ
ノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフル
オロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N−メチ
ル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカル
ボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−4−(4−フルオロ−2−メチルフェ
ニル)−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オ
キソ−3−イソキノリンカルボキサミド、N−〔3,5
−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−4−(4−
フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロ−N−メチル−
1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド、N−
〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−1,
2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−N,2−ジメチル−1
−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサ
ミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル〕−N−メチル−1−オキソ−4−フェニル−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド、N−〔3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−4−(2
−メトキシフェニル)−N−メチル−1−オキソ−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド、N−〔3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−4−(4
−フルオロフェニル)−N−メチル−1−オキソ−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド、N−〔3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−N−メチ
ル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラ
ン−3−カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンジル〕−N−メチル−4−(2−メ
チルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン
−3−カルボキサミド、
ル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N,1−ジメチル
−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンカルボキサ
ミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル〕−N−メチル−4−フェニル−3−キノリンカル
ボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−N,2−ジメチル−4−フェニル−3
−キノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンジル〕−2−クロロ−N−メチル
−4−フェニル−3−キノリンカルボキサミド、N−
〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−N
−メチル−2−メチルアミノ−4−フェニル−3−キノ
リンカルボキサミドまたはN−〔3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンジル〕−1−クロロ−N−メチル−
4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミドあるい
はその塩である前記(1)の化合物、(78)N−
〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−4−
(2−メトキシフェニル)−1−オキソ−1H−2−ベ
ンゾピラン−3−アセトアミド、6−クロロ−N−
(2,6−ジエトキシ−4−フルオロフェニル)−4−
(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベン
ゾピラン−3−アセトアミド、N−〔2,6−ビス(1
−メチルエチル)フェニル〕−6−クロロ−1,2,3,
4−テトラヒドロ−1,4−ジメチル−2−オキソ−4
−フェニル−3−キノリンアセトアミド、3,4−トラ
ンス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニ
ル〕−6−クロロ−4−(2−クロロフェニル)−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−オキソ−3
−キノリンアセトアミド、3,4−トランス−6−クロ
ロ−1−メチル−N−〔2−メチル−6−(1−メチル
エチル)フェニル〕−2−オキソ−4−フェニル−1,
2,3,4−テトラヒドロ−3−キノリンアセトアミド、
N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−メチル−2−オキ
ソ−4−フェニル−3−キノリンアセトアミド、
フェニル〕−6−クロロ−1−オキソ−4−フェニル−
1H−2−ベンゾピラン−3−アセトアミド、N−
〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−6−
メチル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾ
ピラン−3−アセトアミド、3,4−トランス−N−
〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ジメチル−2−オキ
ソ−4−フェニル−3−キノリンアセトアミド、N−
〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ジメチル−2−オキ
ソ−4−フェニル−3−キノキサリンアセトアミド、N
−(2,6−ジメトキシフェニル)−4−(2−メトキ
シフェニル)−1−オキソ−1H−2−ベンゾピラン−
3−アセトアミド、6−クロロ−N−(2,6−ジメト
キシフェニル)−1−オキソ−4−フェニル−1H−2
−ベンゾピラン−3−アセトアミド、6−クロロ−N−
(2,6−ジメトキシフェニル)−2−オキソ−4−フ
ェニル−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、
N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、6−ク
ロロ−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(2
−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピ
ラン−3−アセトアミド、6−クロロ−N−(2,6−
ジメトキシフェニル)−4−(2−メチルフェニル)−
2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミ
ド、6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オ
キソ−N−(2,4,6−トリメトキシフェニル)−2H
−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、6−クロロ−
4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−N−(2,
3,6−トリメトキシフェニル)−2H−1−ベンゾピ
ラン−3−アセトアミド、6−クロロ−4−(2−メチ
ルフェニル)−2−オキソ−N−(2,3,6−トリメチ
ルフェニル)−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトア
ミド、
ェニル)−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−
2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、6−クロ
ロ−N−(2,6−ジエトキシフェニル)−2−オキソ
−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−2H−1
−ベンゾピラン−3−アセトアミドまたは6−クロロ−
N−(2,6−ジエトキシ−4−フルオロフェニル)−
2−オキソ−4−(2−トリフルオロメトキシフェニ
ル)−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミドある
いはその塩である前記(1)の化合物、(79)一般式
意義を示す〕で表される化合物またはその塩と一般式 H−E−G−Ar (III) 〔式中の各記号は前記(1)と同意義を示す〕で表され
る化合物またはその塩とを反応させることを特徴とする
前記(1)の化合物の製造法、(80)一般式
る化合物またはその塩と一般式 L′−G−Ar (V) 〔式中、L′は脱離基、その他の各記号は前記(1)と
同意義を示す〕で表される化合物またはその塩とを反応
させることを特徴とする前記(1)の化合物の製造法に
関する。前記式中、A環は置換されていてもよく、その
部分構造は、式
環が用いられる。また、B環は置換されていてもよいベ
ンゼン環を示す。
ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいアルキル
基、ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基、ハロゲ
ン化されていてもよいアルキルチオ基、C1-7アシルア
ミノ基(例えば、ホルミルアミノ、アセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミノ
など)、C1-3アシルオキシ基(例えば、ホルミルオキ
シ、アセトキシ、プロピオニルオキシなど)、C1-3ア
シルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、アセトキシ、
プロピオニルオキシなど)、ヒドロキシル基、ニトロ
基、シアノ基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アル
キルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、
プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノな
ど)、環状アミノ基(例えば、窒素原子以外に酸素原
子、硫黄原子などのヘテロ原子を1ないし3個含んでい
てもよい5ないし9員の環状アミノ基など、具体的には
例えばピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノなど)、C
1-4アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノなど)、
C1-4アルキルスルホニルアミノ基(例えば、メチルス
ルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノなど)、C
1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニルな
ど)、カルボキシル基、C1-6アルキル−カルボニル基
(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、プロ
ピルカルボニルなど)、カルバモイル基、モノ−または
ジ−C1-4アルキルカルバモイル基(例えば、メチルカ
ルバモイル、エチルカルバモイルなど)およびC1-6ア
ルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニル、エチ
ルスルホニル、プロピルスルホニルなど)などが用いら
れる。
ては、例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが用いら
れ、好ましくは例えばフッ素、塩素などが用いられる。
ハロゲン化されていてもよいアルキル基としては、例え
ばC1-6アルキル基またはこれに上記のごときハロゲン
原子が1ないし5個置換したものなどが用いられ、例え
ばメチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロ
ロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエ
チル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロ
エチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、
イソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、ブチ
ル、4, 4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec
−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネ
オペンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、4−ト
リフルオロメチルブチル、ヘキシル、6,6,6−トリフ
ルオロヘキシル、5−トリフルオロメチルペンチルなど
が繁用され、好ましくは例えばメチル、クロロメチル、
ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメ
チル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル、イソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、ブ
チル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチルなどのC1-4アルキル基または
これに上記のごときハロゲン原子が1ないし3個置換し
たものが用いられる。
びハロゲン化されていてもよいアルキルチオ基として
は、例えば上記アルキル基またはハロゲン化されたアル
キル基と、それぞれ酸素原子及び硫黄原子とが結合して
できるハロゲン化されていてもよいアルコキシ基、ハロ
ゲン化されていてもよいアルキルチオ基などが用いられ
る。ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基として
は、例えばC1-6アルコキシ基またはこれに上記のごと
きハロゲン原子が1ないし5個置換したものなどが用い
られ、例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフル
オロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,
4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブト
キシ、ペントキシ、ヘキシルオキシなどが繁用され、好
ましくは例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフ
ルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエ
トキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,
4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブ
トキシなどのC1-4アルコキシ基またはこれに上記のご
ときハロゲン原子が1ないし3個置換したものなどが用
いられる。ハロゲン化されていてもよいアルキルチオ基
としては、例えばC1-6アルキルチオ基またはこれに上
記のごときハロゲン原子が1ないし5個置換したものな
どが用いられ、例えばメチルチオ、ジフルオロメチルチ
オ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピルチ
オ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−トリフ
ルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチオなどが
繁用され、好ましくは例えばメチルチオ、ジフルオロメ
チルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロ
ピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4−
トリフルオロブチルチオなどのC1-4アルキルチオ基ま
たはこれに上記のごときハロゲン原子が1ないし3個置
換したものなどが用いられる。
換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチ
ル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、
2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、プ
ロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イソプロピ
ル、2−トリフルオロメチルエチル、ブチル、4,4,4
−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、
トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフル
オロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキ
シ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、
sec−ブトキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、ジフルオロ
メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プ
ロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4
−トリフルオロブチルチオなど)、C1-3アシルオキシ
基(例えば、ホルミルオキシ、アセトキシ、プロピオニ
ルオキシなど)、ヒドロキシル基、アミノ基、モノ−ま
たはジ−C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノなど)、カルボキシル基およびC1-4ア
ルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニルなど)
が挙げられる。A環およびB環が有していてもよいより
好ましい置換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオ
ロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル、イソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、ブ
チル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチルなど)、ハロゲン化されてい
てもよいC1-4アルコキシ(例えば、メトキシ、ジフル
オロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,
2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキシ、
イソブトキシ、sec−ブトキシなど)、ヒドロキシル
基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ
基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピルア
ミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)およびC
1-3アシルオキシ基(例えば、ホルミルオキシ、アセト
キシ、プロピオニルオキシなど)が汎用される。
フッ素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよ
いC1-4アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、
ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメ
チル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル、イソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、ブ
チル、4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、se
c−ブチル、tert−ブチルなど)およびハロゲン化され
ていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、
ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキ
シ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブト
キシ、イソブトキシ、sec−ブトキシなど)が汎用され
る。A環およびB環の置換基は、環のいずれの位置に置
換していてもよく、置換基が2個以上の場合それぞれ同
一または異なっていてもよく、その個数は1ないし4個
であってもよく、1ないし3個が好ましい。またA環あ
るいはB環上の隣接した炭素同志が−(CH2)l−(l
は3ないし5の整数を示す)で表わされる基と共に連結
し5ないし7員環を形成して いてもよく、この様な場
合も目的物(I)に含まれる。
ては、以下のものが挙げられる。A環として好ましいも
のとしては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素
など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えばメチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピル、ブチルなど)およびハロゲン化され
ていてもよいC1-4アルコキシ基(例えばメトキシ、ト
リフルオロメトキシ、エトキシ、プロポキシなど)より
選ばれた1ないし4個(好ましくは1または2個)の置
換基で置換されていてもよいベンゼン環が用いられ、
素原子、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えばメ
チル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロピルな
ど)またはハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基(例えばメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキ
シなど)を示す〕で表わされる置換されていてもよいベ
ンゼン環などが用いられる。より好ましくは例えば、前
記式〔A〕において、 (1)A1、A2およびA3が共に水素原子、 (2)A1およびA2がともに水素原子であり、A3がハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素など)、ハロゲン化さ
れていてもよいC1-4アルキル基(例えば、メチル、ト
リフルオロメチル、エチル、イソプロピルなど)または
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシな
ど)、 (3)A1が水素原子であり、A2およびA3が同一または
相異なって、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ
プロピルなど)またはハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメ
トキシ、エトキシなど)、または (4)A2が水素原子であり、A1およびA3が同一または
相異なってハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イ
ソプロピルなど)などが用いられる。
例えば前記式〔A〕において、(a)A1、A2およびA3
が共に水素原子、(b)A1およびA2がともに水素原子で
あり、A3が塩素、メチル、エチル、イソプロピル、メ
トキシまたはトリフルオロメチル基、(c)A1が水素原
子であり、A2およびA3が共にメチルまたはメトキシ
基、または(d)A2が水素原子であり、A1およびA3が
共にメチル基が用いられる。B環として好ましいものと
しては、例えばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えばメチル、トリフルオロメチル、エチル、イソプ
ロピルなど)またはハロゲン化されていてもよいC1-4
アルコキシ基(例えばメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、エトキシなど)を示す〕より選ばれた1ないし4個
(好ましくは1または2個)の置換基で置換されていて
もよいベンゼン環などが用いられ、
素原子、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えばメ
チル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロピルな
ど)またはハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基(例えばメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキ
シなど)を示す〕で表わされる置換されていてもよいベ
ンゼン環が用いられる。より好ましくは例えば、前記式
〔B〕において、 (1)B1、B2およびB3がともに水素原子、 (2)B1がハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ
プロピルなど)またはハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメ
トキシ、エトキシなど)であり、B2およびB3がともに
水素原子、 (3)B1が水素原子であり、B2およびB3が同一または
相異なってハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エト
キシなど)、または (4)B1、B2およびB3が同一または相異なってハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなど)などが
用いられる。B環としてさらに好ましいものとしては、
例えば前記式〔B〕において、(a)B1、B2およびB3
がともに水素原子、(b)B1がフッ素、塩素、メチル、
トリフルオロメチルまたはメトキシ基でありB2および
B3がともに水素原子、(c)B1が水素原子であり、B2
およびB3がともにメトキシ基、または(d)B1、B2お
よびB3がともにメトキシ基、などが用いられる。
下のようなものも好ましく用いられる。
子、例えばメチル、エチル、イソプロピル、トリフルオ
ロメチルなどのハロゲン化されていてもよいC1-4アル
キル基または例えばメトキシ、トリフルオロメトキシ、
エトキシなどのハロゲン化されていてもよいC1-4アル
コキシ基を示す〕、
フッ素、塩素などのハロゲン原子、例えばメチル、エチ
ル、イソプロピル、トリフルオロメチルなどのハロゲン
化されていてもよいC1-4アルキル基、または例えばメ
トキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなどのハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルコキシ基を示す。〕で
表わされる基などが用いられる。そしてその中のA4、
A5およびA6は、例えばメチル、トリフルオロメチル、
エチル、イソプロピルなどのハロゲン化されていてもよ
いC1-4アルキル基の場合が好ましい。
フッ素、塩素などのハロゲン原子、または例えばメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロピルなどの
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基を示す〕
で表わされるベンゼン環などが用いられる。上記式にお
いて、特に好ましいものとして(1)A4がハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素など)あるいはハロゲン化され
ていてもよいC1-4アルキル基(例えば、メチル、トリ
フルオロメチル、エチル、イソプロピルなど)、(2)A
5およびA6が同一または異なって、ハロゲン化されてい
てもよいC1-4アルキル基(例えば、メチル、トリフル
オロメチル、エチル、イソプロピルなど)あるいはハロ
ゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、
メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなど)、
(3)A7およびA8は同一または異なって、C1-4アルキ
ル基(例えば、メチル、エチル、イソプロピルなど)、
(4)A4がハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素な
ど)、(5)A5およびA6が同一または異なって、C1-4
アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシなど)など
が挙げられる。
子、例えばメチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ
プロピルなどのハロゲン化されていてもよいC1-4アル
キル基または例えばメトキシ、トリフルオロメトキシ、
エトキシなどのハロゲン化されていてもよいC1-4アル
コキシ基を示す〕、
フッ素、塩素などのハロゲン原子、例えばメチル、トリ
フルオロメチル、エチル、イソプロピルなどのハロゲン
化されていてもよいC1-4アルキル基または例えばメト
キシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなどのハロゲン
化されていてもよいC1-4アルコキシ基を示す〕または
例えばフッ素、塩素などのハロゲン原子、例えばメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロピルなどの
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、例えば
メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなどのハロ
ゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基を示す〕で
表わされる基などが用いられる。B環に関して、さらに
好ましくは、式
で表される基などが用いられる。そして、その中の
B4、B5およびB6は、例えばメチル、トリフルオロメ
チル、エチル、イソプロピルなどのハロゲン化されてい
てもよいC1-4アルキル基または例えば、メトキシ、ト
リフルオロメトキシ、エトキシなどのハロゲン化されて
いてもよいC1-4アルコキシ基の場合が好ましい。特
に、
ル、エチルなどのハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキル基を示す〕が汎用される。
のとしては、(1)B4がハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素など)またはハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、イソプロピルなど)、(2)B5およびB6が
同一または異なって、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、イソプロピルなど)、(3)B4がハロゲン
化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、メト
キシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなど)、(4)B
5およびB6が同一または異なって、ハロゲン化されてい
てもよいC1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、トリ
フルオロメトキシ、エトキシなど)などが挙げられる。
上記式中、R1は水素原子、置換されていてもよい炭化
水素基、置換されていてもよいヒドロキシル基または置
換されていてもよいアミノ基を示す。R2およびR
2aは、それぞれ水素原子または置換基を有していてもよ
い炭化水素基を示す。R3は水素原子、ハロゲン原子、
置換されていてもよい炭化水素基、置換されていてもよ
いアミノ基、置換されたヒドロキシル基または置換され
ていてもよい炭化水素基で置換されていてもよいメルカ
プト基を示す。R4は水素原子、ヒドロキシル基または
置換されていてもよい炭化水素基を示す。R5は水素原
子または置換されていてもよい炭化水素基を示す。
ル基、アルケニル基、アルキニル基、シクロアルキル基
およびアリール基などが挙げられ、好ましくはアルキル
基、シクロアルキル基およびアリール基、特にアルキル
基が汎用される。アルキル基としては炭素数1から6の
直鎖状または分枝状のものが用いられ、好ましくは例え
ばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、
イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどの炭素数
1から4の直鎖状または分枝状のアルキル基が用いられ
る。アルケニル基としては、エテニル、プロペニル、イ
ソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec−ブテニ
ルなどの炭素数2〜6のアルケニル基が用いられ、好
ましくは例えば、エテニル、プロペニル、イソプロペニ
ルなどの炭素数2〜4のアルケニル基が用いられる。ア
ルキニル基としては、エチニル、プロピニル、イソプロ
ピニル、ブチニル、イソブチニル、sec−ブチニルなど
の炭素数2〜6のアルケニル基が用いられ、好ましくは
例えば、エチニル、プロピニル、イソプロピニルなどの
炭素数2〜4のアルキニル基が用いられる。シクロアル
キル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチ
ル、シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-8シク
ロアルキル基が用いられ、好ましくは例えばシクロプロ
ピル、シクロブチルなどのC3-6シクロアルキル基が用
いられる。アリール基としては、フェニル、ナフチル、
アントリル、フェナントリルなどの炭素数6〜14のア
リール基が用いられ、好ましくは例えば、フェニル、ナ
フチルなどの炭素数6〜10のアリール基が用いられ
る。
としては、例えば、(i)ハロゲン原子、(ii)シクロアル
キル基、(iii)アリール基、(iv)アルキル、アルケニ
ル、シクロアルキル、アリール基を置換基として有して
いてもよいアミノ基、(v)ヒドロキシル基、(vi)ハロゲ
ン化されていてもよいアルコキシ基、(vii)アシル基、
(viii)アシルオキシ基、(ix)シアノ基、(x)保護されて
いてもよいカルボキシル基、(xi)カルバモイル基、(xi
i)メルカプト基、(xiii)アルキルチオ基、(xiv)スルホ
基、(xv)アルキルスルホニル基などが用いられる。置換
されていてもよい炭化水素基は、これらの置換基により
同一または相異なって1ないし4個、好ましくは1また
は2個置換されていてもよい。置換されていてもよい炭
化水素基の置換基として好ましいものとしては、例え
ば、(i)ハロゲン原子、(ii)シクロアルキル基、(iii)ア
リール基、(iv)アルキル、アルケニル、シクロアルキ
ル、アリール基を置換基として有していてもよいアミノ
基、(v)ヒドロキシル基、(vi)ハロゲン化されていても
よいアルコキシ基、(vii)アシル基、(viii)アシルオキ
シ基、(ix)シアノ基、(x)保護されていてもよいカルボ
キシル基、(xi)カルバモイル基等が用いられ、より好ま
しくは、例えば(a)シクロアルキル基、(b)アリール
基、(c)アルキル基で置換されていてもよいアミノ基、
(d)保護されていてもよいカルボキシル基などが用いら
れる。
ゲン原子としては例えばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素な
どが用いられ、好ましくはフッ素、塩素などが用いられ
る。シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルな
どのC3-6シクロアルキル基が用いられる。アリール基
としては、例えばフェニル、ナフチルなどのC6-10アリ
ール基が用いられる。アルキル、アルケニル、シクロア
ルキル、アリール基を置換基として有していてもよいア
ミノ基において、アルキル基としては、例えばメチル、
エチル、プロピル、イソプロピルなどのC1-4アルキル
基が用いられ、アルケニル基としては、例えばエテニ
ル、プロペニル、イソプロペニル、ブテニルなどのC
2-4アルケニル基が用いられ、シクロアルキル基として
は、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シクロペン
チル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキル基が
用いられ、アリール基としては、例えばフェニル、ナフ
チルなどのC6-10アリール基が用いられ、特にアルキル
基が好ましい。該アミノ基の好ましい例としては、アミ
ノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジ
エチルアミノ基などのC1-4アルキル基で置換されてい
てもよいアミノ基などが用いられる。ハロゲン化されて
いてもよいアルコキシ基としては、例えばメトキシ、ジ
フルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、
2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキシ、イソプ
ロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオロブトキ
シ、イソブトキシ、sec−ブトキシなどのC1-4アルコキ
シ基またはこれにハロゲン原子(例えばフッ素、塩素な
ど)が1〜3個置換したものなどが用いられる。アシル
基としては、ホルミル、アセチル、プロピオニル、ブチ
リル、イソブチリルなどのC1-4アシル基が用いられ
る。アシルオキシ基としては、ホルミルオキシ、アセチ
ルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキシ、イソ
ブチリルオキシ基などのC1-4アシルオキシ基が用いら
れる。保護されていてもよいカルボキシル基の保護基と
しては、メチル、エチル、t−ブチル基などのC1-4ア
ルキル基、ベンジル基などのC7-11アラルキル基などが
用いられ、特に上記C1-4アルキル基が好ましい。アル
キルチオ基としては、例えばメチルチオ、エチルチオ、
プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオなどのC
1-4アルキルチオ基が用いられる。アルキルスルホニル
基としては、例えばメチルスルホニル、エチルスルホニ
ル、プロピルスルホニル、イソプロピルスルホニル、ブ
チルスルホニル基などのC1-4アルキルスルホニル基が
用いられる。
化水素基」の「炭化水素基」としては、例えばC1-6ア
ルキル基、C3-6シクロアルキル基またはC3-6シクロア
ルキル−C1-4アルキル基なども用いられる。C1-6アル
キル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、tert
−ブチル、ペンチル、ネオペンチル、ヘキシルなどが用
いられ、好ましくは例えばメチル、エチル、プロピル、
イソプロピル、ブチル、イソブチル、sec−ブチル、ter
t−ブチルなどのC1-4アルキル基などが用いられる。C
3-6シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピ
ル、シクロペンチルまたはシクロヘキシルなどが用いら
れる。C3-6シクロアルキル−C1-4アルキル基として
は、例えばシクロプロピルメチル、シクロプロピルエチ
ルなどが用いられる。前記炭化水素基の好ましい基とし
ては、例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル、ブチルなどのC1-4アルキル基が汎用される。
しては、例えばハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素、ヨー素など)、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
ル基、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシ、イソプロポキシなど)、C
1-4アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオなど)、アミノ基、モノ−、ジ−また
はトリ−C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、
ジエチルアミノ、トリエチルアミノなど)、環状アミノ
基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原子などの
ヘテロ原子を1ないし3個含んでいてもよい5ないし9
員の環状アミノ基など、具体的には例えばピロリジノ、
ピペリジノ、モルホリノなど)、C1-4アルキル−カル
ボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プロピオニ
ルアミノ、ブチリルアミノなど)、C1-4アルキルスル
ホニルアミノ基(例えば、メチルスルホニルアミノ、エ
チルスルホニルアミノなど)、C1-4アルコキシ−カル
ボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカル
ボニル、プロポキシカルボニルなど)、カルボキシル
基、C1-6アルキル−カルボニル基(例えば、メチルカ
ルボニル、エチルカルボニル、プロピルカルボニルな
ど)、カルバモイル基、モノ−またはジ−C1-4アルキ
ルカルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エチ
ルカルバモイルなど)、C1-6アルキルスルホニル基
(例えば、メチルスルホニル、エチルスルホニル、プロ
ピルスルホニルなど)、C1-3アルコキシ基(例えば、
メトキシ、エトキシなど)で置換されていてもよいフェ
ニル基(例えば、フェニル、メトキシフェニル、エトキ
シフェニルなど)などから選ばれた1ないし5個、好ま
しくは1または2個が用いられる。前記「炭化水素基」
が有していてもよい置換基の好ましいものとしては、ヒ
ドロキシル基、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキ
シ、エトキシ、プロポキシなど)、アミノ基、モノ−ま
たはジ−C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノな
ど)、C1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メト
キシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカル
ボニルなど)、カルボキシル基、カルバモイル基、フェ
ニル基などが挙げられ、特にカルボキシル基、カルバモ
イル基などが汎用される。
基」としては、ヒドロキシル基、C1-4アルコキシ基
(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イソプロ
ポキシ、ブトキシ、t−ブトキシなど)、C6-10アリー
ルオキシ基(例えば、フェニルオキシ、ナフチルオキシ
など)、C1-4アルキル−カルボニルオキシ基(例え
ば、ホルミルオキシ、アセトキシ、プロピオニルオキシ
など)およびC6-10アリール−カルボニルオキシ基(例
えば、ベンジルオキシ、ナフチルオキシなど)などが挙
げられ、好ましくはヒドロキシル基およびC1-4アルコ
キシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシ、イ
ソプロポキシなど)が汎用される。これらの基が有して
いてもよい置換基としては、上記「置換されていてもよ
い炭化水素基」の置換基と同様のものが用いられ、特
に、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素など)
などが汎用される。前記「置換されたヒドロキシル基」
としては、上記「置換されていてもよいヒドロキシル
基」の例示の中のヒドロキシル基以外の基と同様のもの
が用いられる。前記「ハロゲン原子」としては例えば、
フッ素、塩素、臭素などが挙げられる。
基」としては、(i)C1-4アルキル基(例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピルなど)、(ii)C1-4ア
ルキル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリルなど)、(iii)C1-4アルコキシ−カルボニ
ル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、プロポキシカルボニルなど)、(iv)ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素など)、(v)フェニル基、(vi)
C1-4アルキル−フェニル基(例えば、4−メチルフェ
ニル、3−メチルフェニル、2−メチルフェニルな
ど)、(vii)ハロゲン化フェニル基(例えば、4−クロ
ロフェニル、3−クロロフェニル、2−クロロフェニル
など)および(viii)C1-4アルコキシ−フェニル基(例
えば、4−メトキシフェニル、3−メトキシフェニル、
2−メトキシフェニルなど)から選ばれた1ないし3個
の置換基で置換されていてもよいアミノ基などが挙げら
れ、特にアミノ基およびモノ−またはジ−C1-4アルキ
ルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プ
ロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)
などが汎用される。前記「置換されていてもよい炭化水
素基で置換されていてもよいメルカプト基」の置換され
ていてもよい炭化水素基としては、上記「置換されてい
てもよい炭化水素基」と同様のものが用いられる。置換
されていてもよい炭化水素基で置換されていてもよいメ
ルカプト基の好ましい例としては、C1-4アルキルチオ
基(例えば、メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオな
ど)などが汎用される。
原子および(ii)(a)モノ−、ジ−またはトリ−C1-4アル
キルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、
プロピルアミノ、ジメチルアミノ、トリメチルアミノな
ど)、(b)C1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニルなど)、(c)カルバモイル基または(d)カルボキ
シル基で置換されていてもよいC1-4アルキル基(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルなど)が
挙げられ、特に、C1-4アルキル基(例えば、メチル、
エチル、プロピル、イソプロピルなど)が汎用される。
前記R2およびR2aの好ましいものとしては、水素原子
が挙げられる。前記R3の好ましいものとしては、(i)水
素原子、(ii)ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭
素など)、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エ
トキシ、プロポキシなど)、C1-4アルキル基(例え
ば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルなど)、
C1-4アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオなど)およびモノ−またはジ−C1-4
アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、特にハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素など)およびモノ−C
1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチル
アミノなど)などが汎用される。前記R4の好ましいも
のとしては、(i)水素原子および(ii)C1-4アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルな
ど)、ヒドロキシル基およびハロゲン原子(例えば、フ
ッ素、塩素、臭素など)などが挙げられる。前記R5の
好ましいものとしては、(i)水素原子および(ii)C1-4ア
ルキル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピルなど)などが挙げられる。
−NR1−(式中の記号は前記と同意義を示す)、−O
−または−S−を、他方は−CO−、−CS−または−
C(R2)R2a−(式中の記号は前記と同意義を示す)を示
すか、またはいずれか一方は−N=を、他方は=CR3
−(式中の記号は前記と同意義を示す)を示す。Xおよ
びY(−X−Y−)の好ましいものとしては、(i)Xお
よびYのいずれか一方は、−NR1−または−O−、他
方は−CO−、−CS−または−C(R2)R2a−(R1,
R2およびR2aはそれぞれ前記と同意義を示す)、(ii)
XおよびYのいずれか一方は−N=、他方は=CR3−
(R3は前記と同意義を示す)、(iii)−NR1−CO
−、−NR1−CH2−、−CONR1−、−O−CO
−、−CO−O−、−N=CR3−および−CR3=N−
(R1およびR3はそれぞれ前記と同意義を示す)、(iv)
−N(CH3)−CO−、−N(C2H5)−CO−、−N(C
H3)−CH2−、−N(C2H5)−CH2−、−CO−N
(CH3)−、−CO−N(C2H5)−、−O−CO−、−
CO−O−、−N=CH−、−N=C(CH3)−、−N
=C(OCH3)−、−N=CCl−、−N=C(NHC
H3)−、−CH=N−、−C(Cl)=N−、−C(OCH
3)=N−および−C(NHCH3)=C−、(v)−CONR
1−および−NR1−CO−(R1は前記と同意義を示
す)、(vi)−O−CO−、(vii)−CO−O−、(viii)
−NR1−C(R2)R2a−および−C(R2)R2a−NR1−
(R1,R2およびR2aはそれぞれ前記と同意義を示
す)、(ix)−N=CR3−(R3は前記と同意義を示す)
および(x)−CS−NR1−(R1は前記と同意義を示
す)などが挙げられる。
で置換されていてもよいC1-3アルキレン基、またはD
とYが一緒になってオキソ基またはチオキソ基で置換さ
れていてもよい5−ないし7−員環を示す。前記C1-3
アルキレン基の例としては、−CH2−、−CH2CH2
−、−CH2CH2CH2−および−CH(CH3)−CH2
−などが挙げられ、好ましくは−CH2−および−CH2
CH2−が汎用される。前記Dとしては、−CO−、−
CS−、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CO−、
−CH2CS−、−CH2CH2CO−および−CH2CH
2CS−などが挙げられ、好ましくは、(i)オキソ基で置
換されていてもよいC1-3アルキレン基、(ii)−CH
2−、−CH2CH2−、−CO−、−CH2CO−および
−CH2CH2CO−、(iii)−CO−、(iv)−CH2CO
−および−CH2CH2CO−、および(v)−CH2−およ
び−CH2CH2−などが汎用される。DおよびYが一緒
になって5−ないし7−員環を形成するときの化合物
(I)および(I')は式、
ていてもよく;hは3ないし5の整数;その他の記号は
前記と同意義を示す〕、好ましくは式
の他の記号は前記と同意義を示す〕が汎用される。前記
式中、Eは−NR5−(R5は前記と同意義を示す)、−
O−または−S(O)n− (nは0、1または2)、また
はR5およびYが一緒になってオキソ基またはチオキソ
基で置換されていてもよい5−ないし7−員環を示す。
−員環を形成するときの化合物(I)および(I')は
式、
ていてもよく;iは1ないし3の整数、ただし、Eと−
(CH2)i−の炭素数の合計は3ないし5;その他の記号
は前記と同意義を示す〕、好ましくは式
他の記号は上記と同意義を示す〕が汎用される。Eの好
ましいものとしては、−NR5−(R5は前記と同意義を
示す)および−O−、特に−NR5−(R5は前記と同意
義を示す)が汎用される。Gの好ましいものとしては、
(i)結合手および(ii)メチレン、エチレン、プロピレン
などのC1-3アルキレン基が汎用される。D、Eおよび
Gの好ましいものとしては、(i) Dが−CO−;Eが−
NR5−(R5は前記と同意義を示す);Gが−CH2−
または−CH2CH2−、(ii)Dが−CO−;Eが−NR
5−(R5は前記と同意義を示す);Gが結合手、(iii)
Dが−CH2CO−または−CH2CH2CO−;Eが−
NR5−(R5は前記と同意義を示す);Gが結合手、(i
v)Dが−CH2CO−または−CH2CH2CO−;Eが
−NR5−(R5は前記と同意義を示す);Gが−CH2
−または−CH2CH2−、(v) Dが−CH2−または−
CH2CH2−;Eが−O−;Gが−CH2−または−C
H2CH2−、(vi)Dが−CH2−または−CH2CH
2−;Eが−NR5−(R5は前記と同意義を示す);G
が−CH2−または−CH2CH2−、および(vii)Dが−
CH2−または−CH2CH2−;Eが−S−または−S
O−;Gが−CH2−または−CH2CH2−、などが汎
用される。
いアリール(aryl)基または置換基を有していてもよい
複素環基を示す。Arで示される「置換基を有していて
もよいアリール基」の「アリール基」としては、例えば
フェニル、ナフチルなどのC6-10アリール基などが好ま
しく、特に、例えばフェニル基などが好ましい。前記A
rで示されるアリール基は同一または相異なる置換基を
1ないし5個有していてもよく、好ましくは1ないし3
個有していてもよい。また、それらは環のいずれの位置
に置換していてもよい。かかる置換基としては、例えば
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例え
ば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリク
ロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモ
エチル、2,2,2−トリフルオロエチル、プロピル、イ
ソプロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、ブチル
など)、アミノ基で置換されたC1-4アルキル基(例え
ば、アミノメチル、2−アミノエチルなど)、モノ−ま
たはジ−C1-4アルキルアミノ基で置換されたC1-4アル
キル基(例えば、メチルアミノメチル、ジメチルアミノ
メチル、2−メチルアミノエチル、2−ジメチルアミノ
エチルなど)、カルボキシル基で置換されたC1-4アル
キル基(例えば、カルボキシメチル、カルボキシエチル
など)、C1-4アルコキシカルボニル基で置換されたC
1-4アルキル基(例えば、メトキシカルボニルエチル、
エトキシカルボニルエチルなど)、ヒドロキシル基で置
換されたC1-4アルキル基(例えば、ヒドロキシメチ
ル、ヒドロキシエチルなど)、C1-4アルコキシカルボ
ニル基で置換されたC1-4アルキル基(例えば、メトキ
シメチル、メトキシエチル、エトキシエチルなど)、C
3-6シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル,シク
ロブチル,シクロペンチル,シクロヘキシルなど)、ハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨー素な
ど)、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシル基、ハロゲン
化されていてもよいC1−4アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、
エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロピ
ロキシ、ブトキシ、イソプロピロキシなど)、ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルキルチオ基(例えば、メ
チルチオ、ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチル
チオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、
ブチルチオなど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4
アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノ
など)、環状アミノ基(例えば、窒素原子以外に酸素原
子、硫黄原子などのヘテロ原子を1ないし3個含んでい
てもよい5ないし9員の環状アミノ基など、具体的には
例えばピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノなど)、C
1-4アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、アセチル
アミノ、プロピオニルアミノ、ブチリルアミノなど)、
アミノカルボニルオキシ基、モノ−またはジ−C1-4ア
ルキルアミノカルボニルオキシ基(例えば、メチルアミ
ノカルボニルオキシ、エチルアミノカルボニルオキシ、
ジメチルアミノカルボニルオキシ、ジエチルアミノカル
ボニルオキシなど)、C1-4アルキルスルホニルアミノ
基(例えば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニ
ルアミノ、プロピルスルホニルアミノなど)、C1-4ア
ルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソ
ブトキシカルボニルなど)、ベンジルオキシカルボニル
基、カルボキシル基、C1-6アルキル−カルボニル基
(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボニル、ブチ
ルカルボニルなど)、C3-6シクロアルキル−カルボニ
ル(例えば、シクロヘキシルカルボニルなど)、カルバ
モイル基、モノ−またはジ−C1-4アルキルカルバモイ
ル基(例えば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイ
ル、プロピルカルバモイル、ブチルカルバモイル、ジエ
チルカルバモイル、ジブチルカルバモイルなど)および
C1-6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、プロピルスルホニルなど)な
ど、さらには後述するようなArで表わされる「置換基
を有していてもよい複素環基」が該アリール基の置換基
としてそのまま用いられる。この置換基を有していても
よい複素環基としては、例えばハロゲン化されていても
よいC1-4アルキル基(例えば、メチル、クロロメチ
ル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオ
ロメチル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリ
フルオロエチル、プロピル、イソプロピル、3,3,3−
トリフルオロプロピル、ブチルなど)、C3-6シクロア
ルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチル、シ
クロペンチル、シクロヘキシルなど)、ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素、ヨー素など)、ヒドロ
キシル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフ
ルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエ
トキシ、プロピルオキシ、ブチルオキシ、イソプロピル
オキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アル
キルチオ基(例えば、メチルチオ、ジフルオロメチルチ
オ,トリフルオロメチルチオ,エチルチオ、プロピルチ
オ、イソプロピルチオ、ブチルチオなど)、アミノ基、
モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基(例えば、メ
チルアミノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノなど)、C1-4アルコキシ−カ
ルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニル、イソブトキシカルボ
ニルなど)、カルボキシル基およびC1-6アルキル−カ
ルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボ
ニル、ブチルカルボニルなど)などの1ないし3個で置
換されていてもよい5または6員の芳香族単環式複素環
基(例えば、フリル、チエニル、オキサゾリル、イソオ
キサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダゾリ
ル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、1,2,
4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾリル、
フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,4−チ
アジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,2,3−
トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テトラゾリ
ル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピラジニ
ル、トリアジニルなど)などが挙げられる。
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えば、
メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロ
メチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチ
ル、2,2,2−トリフルオロエチル、プロピル、イソプ
ロピル、3,3,3−トリフルオロプロピルなど)、ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素など)、ニトロ
基、ヒドロキシル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメト
キシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−ト
リフルオロエトキシなど)、アミノ基、モノ−またはジ
−C1-4アルキルアミノ基で置換されたC1-4アルキル基
(例えば、メチルアミノメチル、ジメチルアミノメチ
ル、2−メチルアミノエチル、2−ジメチルアミノエチ
ルなど)、モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基
(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノなど)、C1-4アルコキシ−カルボ
ニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニルなど)、カルボキシル基およびカルバモイル基など
が挙げられ、特にハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロ
メチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチ
ル、2−ブロモエチル、プロピル、イソプロピルな
ど)、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素な
ど)およびハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エト
キシ、プロポキシなど)が汎用される。
よい複素環基」の「複素環基」としては、例えば炭素原
子以外に、例えば窒素、酸素、硫黄原子などのヘテロ原
子を1ないし4個、好ましくは1ないし2個含んでいて
もよい5ないし9員、好ましくは5または6員の芳香族
複素環基が用いられる。前記芳香族複素環基としては、
例えばフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イ
ソオキサゾリル、チアゾリル、イソチアゾリル、イミダ
ゾリル、ピラゾリル、1,2,3−オキサジアゾリル、
1,2,4−オキサジアゾリル、1,3,4−オキサジアゾ
リル、フラザニル、1,2,3−チアジアゾリル、1,2,
4−チアジアゾリル、1,3,4−チアジアゾリル、1,
2,3−トリアゾリル、1,2,4−トリアゾリル、テト
ラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、ピリミジニル、ピ
ラジニル、トリアジニルなどの芳香族単環式複素環基、
または例えばベンゾフラニル、イソベンゾフラニル、ベ
ンゾ〔b〕チエニル、インドリル、イソインドリル、1
H−インダゾリル、ベンゾイミダゾリル、ベンゾオキサ
ゾリル、1,2−ベンゾイソオキサゾリル、ベンゾチア
ゾリル、1,2−ベンゾイソチアゾリル、1H−ベンゾ
トリアゾリル、キノリル、イソキノリル、シンノリニ
ル、キナゾリニル、キノキサリニル、フタラジニル、ナ
フチリジニル、プリニル、プテリジニル、カルバゾリ
ル、α−カルボリニル、β−カルボリニル、γ−カルボ
リニル、アクリジニル、フェノキサジニル、フェノチア
ジニル、フェナジニル、フェノキサチイニル、チアント
レニル、フェナトリジニル、フェナトロリニル、インド
リジニル、ピロロ〔1,2−b〕ピリダジニル、ピラゾ
ロ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリ
ジル、イミダゾ〔1,5−a〕ピリジル、イミダゾ〔1,
2−b〕ピリダジニル、イミダゾ〔1,2−a〕ピリミ
ジニル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−a〕ピリジ
ル、1,2,4−トリアゾロ〔4,3−b〕ピリダジニル
などの芳香族縮合複素環基などが用いられる。
環基が好ましく、例えば、フリル、チエニル、ピロリ
ル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、
ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、キノリル、イソ
キノリル、チアゾリル、チアジアゾリル、チオフェニル
などが用いられる。特に、例えばフリル、チエニル、ピ
リジルなどが好ましい。Arで表わされる「置換基を有
していてもよい複素環基」の「置換基」としては、例え
ば、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例
えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリ
クロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2,2−
ジブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、プロ
ピル、イソプロピル、3,3,3−トリフルオロプロピ
ル,ブチルなど)、C3-6シクロアルキル基(例えば、
シクロプロピル、シクロブチル、シクロペンチル、シク
ロヘキシルなど)、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素、ヨー素など)、ニトロ基、シアノ基、ヒドロ
キシル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、フルオロメトキシ、ジフルオ
ロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,
2−トリフルオロエトキシ、プロピルオキシ、ブチルオ
キシ、イソプロピルオキシなど)、ハロゲン化されてい
てもよいC1-4アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、
ジフルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチ
ルチオ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ
など)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルア
ミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プロピ
ルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、環
状アミノ基(例えば、窒素原子以外に酸素原子、硫黄原
子などのヘテロ原子を1ないし3個含んでいてもよい5
ないし9員の環状アミノ基など、具体的には例えばピロ
リジノ、ピペリジノ、モルホリノなど)、C1-4アルキ
ル−カルボニルアミノ基(例えば、アセチルアミノ、プ
ロピオニルアミノ、ブチリルアミノなど)、アミノカル
ボニルオキシ基、モノ−またはジ−C1- 4アルキルアミ
ノカルボニルオキシ基(例えば、メチルアミノカルボニ
ルオキシ、エチルアミノカルボニルオキシ、ジメチルア
ミノカルボニルオキシ、ジエチルアミノカルボニルオキ
シなど)、C1-4アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミ
ノ、プロピルスルホニルアミノなど)、C1-4アルコキ
シ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニル、イソブトキシ
カルボニルなど)、カルボキシル基、C1-6アルキル−
カルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチルカル
ボニル、ブチルカルボニルなど)、C3-6シクロアルキ
ル−カルボニル基(例えば、シクロヘキシルカルボニル
など)、カルバモイル基、モノ−またはジ−C1-4アル
キルカルバモイル基(例えば、メチルカルバモイル、エ
チルカルバモイル、プロピルカルバモイル、ブチルカル
バモイル、ジエチルカルバモイル、ジブチルカルバモイ
ルなど)、C1-6アルキルスルホニル基(例えば、メチ
ルスルホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル
など)、C3-6シクロアルキルスルホニル(例えば、シ
クロペンチルスルホニル、シクロヘキシルスルホニルな
ど)、フェニル、ナフチル、フェノキシ、ベンゾイル、
フェノキシカルボニル、フェニル−C1-4アルキルカル
バモイル、フェニルカルバモイル、フェニル−C1-4ア
ルキル−カルボニルアミノ、ベンゾイルアミノ、フェニ
ル−C1-4アルキルスルホニル、フェニルスルホニル、
フェニル−C1-4アルキルスルフィニル、フェニル−C
1-4アルキルスルホニルアミノまたはフェニルスルホニ
ルアミノ基(それぞれのフェニル基またはナフチル基に
おける置換基としては、例えばメチル、エチル、プロピ
ル、ブチル、イソプロピルなどのC1-4アルキル基、例
えばメトキシ、エトキシ、n−プロピルオキシ、i−プ
ロピルオキシ、n−ブチルオキシなどのC1-4アルコキ
シ基、例えばクロロ、ブロモ、ヨードなどのハロゲン原
子、ヒドロキシル基、ベンジルオキシ基、アミノ基、上
記のごときモノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基、
ニトロ基、上記のごときC1-6アルキルカルボニル基な
どから選ばれた1ないし3個が用いられる。)などが用
いられる。
は、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、
トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロピル
など)、C3-6シクロアルキル基(例えば、シクロプロ
ピル、シクロブチルなど)、ヒドロキシル基、ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、メト
キシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、エ
トキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アル
キルチオ基(例えば、メチルチオ、トリフルオロメチル
チオ、エチルチオなど)、アミノ基、モノ−またはジ−
C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチ
ルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、C
1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニルなど)およびカルボキシル
基などが挙げられ、特に、ハロゲン原子(例えば、フル
オロ、クロロなど)、C1-4アルキル(例えば、メチ
ル、エチルなど)、C3-6シクロアルキル基(例えば、
シクロプロピル、シクロブチルなど)、ヒドロキシル
基、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ
など)およびカルボキシル基などが好ましい。
ば、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよい
C1-4アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、プロピル、イソプロピルなど)およびハロ
ゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、
メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシなど)などから選ばれた1ない
し3個の置換基を有していてもよいフェニル基が好まし
い。また1個のハロゲン化されていてもよいC1-4アル
キル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチル
など)、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エト
キシ、プロポキシなど)、またはC3-6シクロアルキル
(例えば、シクロプロピルなど)で置換されていてもよ
い例えば炭素原子以外に1ないし3個のヘテロ原子(例
えば、窒素原子、酸素原子、硫黄原子など)を含んでい
る5または6員の複素環基(例えば、フリル、ピリジ
ル、チエニル、チアゾリル、チアジアゾリルなど)など
も好ましい。
ゲン原子(例えば塩素、フッ素など)、ハロゲン化され
ていてもよいC1-4アルキル基(例えばメチル、トリフ
ルオロメチル、エチル、イソプロピルなど)、ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えばメトキ
シ、トリフルオロメトキシ、エトキシなど)、ジ−C
1-4アルキルアミノ基(例えばジメチルアミノなど)、
C1-3アシルオキシ基(例えばアセトキシなど)および
ヒドロキシル基より選ばれた1ないし4個の置換基で置
換されていてもよいフェニル基が用いられ、
素原子、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えばメ
チル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロピルな
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基
(例えばメトキシ、トリフルオロメトキシなど)また
は、ジ−C1-4アルキルアミノ基(例えばN,N−ジメ
チルアミノ、N,N−ジエチルアミノなど)を示す〕、
または
素原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えばメチル、トリフルオロメチル、エチル、イソプ
ロピル、t−ブチルなど)、C1-3アシルオキシ基(例
えばアセトキシ等)またはヒドロキシル基を示す〕で表
わされる置換されていてもよいベンゼン環が用いられ
る。より好ましくは例えば、前記式(Ja)、(Jb)に
おいて、(1)J1、J2およびJ3が同一または相異なっ
て、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルコキシ基、(2)J1およびJ2が同一または相異なっ
て、ハロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基またはハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルコキシ基であり、J3が水素原子、(3)J1およびJ3
が同一または相異なってハロゲン原子、ハロゲン化され
ていてもよいC1-4アルキル基またはハロゲン化されて
いてもよいC1-4アルコキシ基であり、J2が水素原子、
(4)J1およびJ3が水素原子であり、J2がハロゲン原
子、(5)J4がジ−C1-4アルキルアミノ基であり、J5
およびJ6が水素原子、(6)J4およびJ6が水素原子で
あり、J5がジ−C1-4アルキルアミノ基、または(7)J
4およびJ6が同一または相異なってハロゲン化されてい
てもよいC1-4アルキル基またはハロゲン化されていて
もよいC1-4アルコキシ基であり、J5がC1-3アシルオ
キシ基またはヒドロキシル基である置換フェニル基が用
いられる。
てもよいC1-4アルキル基は例えば、メチル、トリフル
オロメチル、エチル、プロピル、イソプロピルなど;ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基は例え
ば、メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、プロ
ポキシなど;ハロゲン原子は例えば、フッ素、塩素、臭
素など;ジ−C1-4アルキルアミノ基は例えば、N,N
−ジメチルアミノ、N,N−ジエチルアミノ;C1-3ア
シルオキシ基は例えば、ホルミルオキシ、アセトキシな
どを示す。Arのさらに好ましいものとしては、例えば
上記式(Ja)および(Jb)において、(a)J1、J2お
よびJ3がともにフッ素、メチルまたはメトキシ基、
(b)J1およびJ2がともに塩素、フッ素、イソプロピル
またはメトキシ基でJ3が水素原子、(c)J1およびJ3
がともに塩素、フッ素、メチル、エチル、イソプロピル
またはメトキシ基でJ2が水素原子、(d)J1がイソプロ
ピル基、J2が水素原子でJ3がメチル基、(e)J1およ
びJ3が水素原子でJ2が塩素、(f)J4がN,N−ジメチ
ルアミノ基でJ5およびJ6が水素原子、(g)J4および
J6が水素原子でJ5がN,N−ジメチルアミノ基、(h)
J4およびJ6がともにメチルまたはイソプロピル基でJ
5がアセトキシ基、または(i)J4およびJ6がともにメ
チル、イソプロピルまたはt−ブチル基でJ5がヒドロ
キシル基、である置換されていてもよいフェニル基が用
いられる。
の相違に基づく2種類の異性体が存在する。本発明はそ
れらの各異性体、およびそれらの混合物の双方を包含す
る。ここで縮合環の3位は側鎖が結合している炭素原子
の位置を示し、4位はZの位置を示す。化合物(I)お
よび(I')の好ましいものとしては、式
が一般式
またはその塩あるいはその反応性誘導体と一般式
物またはその塩とを反応させることにより製造される。
さらに下記化合物(IX)は式
1bは水素原子または置換されていてもよい炭化水素基を
示す)、−O−または−S−を、他方は、−CO−、−
CS−または−C(R2)R2a−(R2およびR2aは前記と
同意義)を示すか、またはいずれか一方は−N=を、他
方は=CR3a−(R3aは前記と同意義)を他の記号は前
記と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩
が強力なACAT阻害作用を示し、安全な血中コレステ
ロール低下剤、動脈硬化治療薬として有用であり、また
タキキニン受容体拮抗剤としても有用である。
A'環、B'環およびJ環の置換基が、(i)ハロゲン原
子、(ii)ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル
基、(iii)C1-6アルコキシ基、(iv) ヒドロキシル基、
(v)C1-4アルキル基で置換されていてもよいアミノ基、
または(vi)C1-3アシルオキシ基、(2)A'環が、ハロゲ
ン原子、C1-4アルキル基、C1-4アルコキシ基およびハ
ロゲノ−C1-4アルキル基より選ばれた1ないし4個の
置換基で置換されていてもよいベンゼン環、(3)A'環
が、式
水素、ハロゲン、C1-4アルキル基、C1-4アルコキシ基
またはハロゲノ−C1-4アルキル基を示す。〕で表され
る置換されていてもよいベンゼン環、(4)B'環が、ハ
ロゲン、C1-4アルキル基およびC1-4アルコキシ基より
選ばれた1ないし4の置換基で置換されていてもよいベ
ンゼン環、
水素、ハロゲン、C1-4アルキル基またはC1-4アルコキ
シ基を示す。〕で表される置換されていてもよいベンゼ
ン環、(6)J環が、ハロゲン、C1-4アルキル基、C1-4
アルコキシ基、ジ−C1-4アルキルアミノ基、C1-3アシ
ルオキシ基およびヒドロキシル基より選ばれた1ないし
4個の置換基で置換されていてもよいベンゼン環、(7)
J環が、式
水素、ハロゲン、C1-4アルキル基、C1-4アルコキシ基
またはジ−C1-4アルキルアミノ基を示す。〕または式
水素、C1-4アルキル基、C1-3アシルオキシ基またはヒ
ドロキシル基を示す。〕で表される置換されていてもよ
いベンゼン環、
−NR1a−C(R2)R2a−、−N=CR3a−、−O−C
O−または−CO−O−(式中の記号は前記の記載と同
意義を示す)、(9)αが1、前記(1)〜(9)において、
ハロゲン原子は例えば、フッ素、塩素、臭素など;ハロ
ゲン化されていてもよいC1-6アルキル基は例えば、メ
チル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプ
ロピルなど;C1-6アルコキシ基は例えば、メトキシ、
エトキシ、プロポキシなど;1または2個のC1-4アル
キル基で置換されていてもよいアミノ基は例えば、アミ
ノ、メチルアミノ、ジメチルアミノなど;C1-3アシル
オキシ基は例えば、ホルミルオキシ、アセトキシなど;
C1-4アルキル基は例えば、メチル、エチル、プロピ
ル、イソプロピルなど;C1-4アルコキシ基は例えば、
メトキシ、エトキシ、プロポキシなど;ハロゲノ−C
1-4アルキル基は例えば、トリフルオロメチルなど;ジ
−C1-4アルキルアミノ基は例えば、N,N−ジメチル
アミノなどを示す。
ぞれ置換基を有していてもよいベンゼン環を表す。この
ような置換基としてはたとえばハロゲン(例えば、フッ
素、塩素、臭素、ヨウ素など、好ましくは、例えば塩
素、フッ素など)、ハロゲン化されていてもよいアルキ
ル基、ハロゲン化されていてもよいアルコキシ基、ハロ
ゲン化されていてもよいアルキルチオ基、C1-7アシル
アミノ基(例えば ホルミルアミノ、アセチルアミノ、
プロピオニルアミノ、ブチリルアミノ、ベンゾイルアミ
ノ基など)、1または2個のC1-4アルキル基で置換さ
れていてもよいアミノ基(例えばアミノ、メチルアミ
ノ、エチルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、
メチルエチルアミノ、メチルプロピルアミノ基など)、
C1-3アシルオキシ基(例えばホルミルオキシ、アセト
キシ、プロピオニルオキシ基など)、ヒドロキシル基、
シアノ基およびカルボキシル基などが用いられる。前記
したハロゲンで置換されていてもよいアルキル基として
は、たとえば炭素数1〜6の直鎖状または分枝状のアル
キル基またはこれにハロゲン原子(例えばフッ素、塩
素、臭素及びヨウ素など、好ましくは例えば塩素、臭素
など)が1〜5個置換したものなどが用いられ、例えば
メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロ
メチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチ
ル、2,2,2−トリフルオロエチル、ペンタフルオロエ
チル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イ
ソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、ブチル、
4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチル、ペンチル、イソペンチル、ネオペ
ンチル、5,5,5−トリフルオロペンチル、4−トリフ
ルオロメチルブチル、ヘキシル、6,6,6−トリフルオ
ロヘキシル、5−トリフルオロメチルペンチル等が汎用
され、好ましくは例えばメチル、クロロメチル、ジフル
オロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、
エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエ
チル、プロピル、3,3,3−トリフルオロプロピル、イ
ソプロピル、2−トリフルオロメチルエチル、ブチル、
4,4,4−トリフルオロブチル、イソブチル、sec−ブ
チル、tert−ブチルなどの炭素数1〜 4の直鎖状また
は分枝状のアルキル基またはこれに上記のごときハロゲ
ン原子が1〜3個置換したものが用いられる。
シ基及びハロゲンで置換されていてもよいアルキルチオ
基としては、たとえば上記アルキル基またはハロゲンで
置換されたアルキル基と、それぞれ酸素原子及び硫黄原
子とが結合してできるハロゲンで置換されていてもよい
アルコキシ基、ハロゲンで置換されていてもよいアルキ
ルチオ基などが用いられる。ハロゲンで置換されていて
もよいアルコキシ基としては、たとえば炭素数1〜6の
直鎖状または分枝状のアルコキシ基またはこれに上記の
ごときハロゲン原子が1〜5個置換したものなどが用い
られ、例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフル
オロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエト
キシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,
4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブト
キシ、ペントキシ、ヘキシルオキシなどが繁用され、好
ましくは 例えばメトキシ、ジフルオロメトキシ、トリ
フルオロメトキシ、エトキシ、2, 2,2−トリフルオ
ロエトキシ、プロポキシ、イソプロポキシ、ブトキシ、
4,4,4−トリフルオロブトキシ、イソブトキシ、sec
−ブトキシなどの炭素数1〜4の直鎖状または分枝状の
アルコキシ基またはこれに上記のごときハロゲン原子が
1〜3個置換したものなどが用いられる。ハロゲンで置
換されていてもよいアルキルチオ基としては、たとえば
炭素数1〜6の直鎖状または分枝状のアルキルチオ基ま
たはこれに上記のごときハロゲン原子が1〜5個置換し
たものなどが用いられ、例えばメチルチオ、ジフルオロ
メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プ
ロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、4,4,4
−トリフルオロブチルチオ、ペンチルチオ、ヘキシルチ
オ等が繁用され、好ましくはたとえばメチルチオ、ジフ
ルオロメチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオ、イソプロピルチオ、ブチルチオ、
4,4,4−トリフルオロブチルチオなどの炭素数1〜4
の直鎖状または分枝状のアルキルチオ基またはこれに上
記のごときハロゲン原子が1〜3個置換したものなどが
用いられる。
ましいものとしては、(i)ハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素、臭素など)、(ii)ハロゲン化されていてもよ
いC1-6アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピルなど)、(iii)
C1-6アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プ
ロポキシなど)、(iv)ヒドロキシル基、(v)1または2
個のC1-4アルキル基で置換されていてもよいアミノ基
(例えば、アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノな
ど)、または(vi)C1-3アシルオキシ基(例えば、ホル
ミルオキシ、アセトキシなど)などが用いられる。A'
環、B'環およびJ環の置換基は、環のいずれの位置に
置換していてもよく、置換基が2個以上の場合それぞれ
同一または異なっていてもよく、その個数は1〜4個、
好ましくは1〜3個であってもよい。A'環として好ま
しいものとしては、例えばハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキル基(例えばメチル、エチル、イソプロピル、トリ
フルオロメチルなど)およびC1-4アルコキシ基(例え
ばメトキシなど)より選ばれた1ないし4個の置換基で
置換されていてもよいベンゼン環が用いられ、
水素原子、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、
C1-4アルキル基(例えばメチル、エチル、イソプロピ
ルなど)、C1-4アルコキシ基(例えばメトキシ、エト
キシなど)、またはハロゲノ−C1-4アルキル基(例え
ばトリフルオロメチルル)を示す〕で表わされる置換さ
れていてもよいベンゼン環などが用いられる。より好ま
しくは例えば、前記式〔A〕において、 (1)A1a、A2aおよびA3aがともに水素原子、 (2)A1aおよびA2aがともに水素原子であり、A3aがハ
ロゲン原子(例えば、フッ素、塩素など)、ハロゲン化さ
れていてもよいC1-4アルキル基(例えば、メチル、ト
リフルオロメチル、エチル、イソプロピルなど)または
C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシな
ど)、 (3)A1aが水素原子であり、A2aおよびA3aが同一また
は相異なって、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素な
ど)、C1-4アルキル基(例えば、メチル、エチル、イソ
プロピルなど)またはC1-4アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、エトキシなど)、または (4)A2aが水素原子であり、A1aおよびA3aが同一また
は相異なってC1-4アルキル基(例えば、メチル、トリ
フルオロメチル、エチル、イソプロピルなど)である置
換されていてもよいベンゼン環などが用いられる。A'
環としてさらに好ましいものとしては、例えば前記式
〔A〕において、(a)A1a、A2aおよびA3aがともに水
素原子、(b)A1aおよびA2aがともに水素原子であり、
A3aが塩素、メチル、エチル、イソプロピル、メトキシ
またはトリフルオロメチル基、(c)A1aが水素原子であ
り、A2aおよびA3aが共にメチルまたはメトキシ基、ま
たは(d)A2aが水素原子であり、A1aおよびA3aが共に
メチル基である置換されていてもよいベンゼン環などが
用いられる。
ばハロゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルキル基(例えばメチル、
トリフルオロメチル、エチル、イソプロピルなど)また
はC1-4アルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシな
ど)を示す〕より選ばれた1ないし4個の置換基で置換
されていてもよいベンゼン環などが用いられ、
水素原子、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えば
メチル、トリフルオロメチルなど)またはC1-4アルコ
キシ基(例えばメトキシなど)を示す〕で表わされる置
換されていてもよいベンゼン環が用いられる。より好ま
しくは例えば、前記式〔B〕において、 (1)B1b、B2bおよびB3bがともに水素原子、 (2)B1bがハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチル、イソ
プロピルなど)またはC1-4アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、エトキシなど)であり、B2bおよびB3bがとも
に水素原子、 (3)B1bが水素原子であり、B2bおよびB3bが同一また
は相異なってC1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、
エトキシなど)、または(4)B1b、B2bおよびB3bが同
一または相異なってC1-4アルコキシ基(例えば、メト
キシ、エトキシなど)である置換されていてもよいベン
ゼン環などが用いられる。B'環としてさらに好ましい
ものとしては、例えば前記式〔B〕において、(a)
B1b、B2bおよびB3bがともに水素原子、(b)B1bが塩
素、フッ素、メチル、トリフルオロメチルまたはメトキ
シ基でありB2bおよびB3bがともに水素原子、(c)B1b
が水素原子であり、B2bおよびB3bがともにメトキシ
基、または(d)B1b、B2bおよびB3bがともにメトキシ
基、である置換されていてもよいベンゼン環などが用い
られる。
ゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、ハロゲン化され
ていてもよいC1-4アルキル基(例えばメチル、トリフ
ルオロメチル、エチル、イソプロピルなど)、C1-4ア
ルコキシ基(例えばメトキシ、エトキシなど)、ジ−C
1-4アルキルアミノ基(例えばN,N−ジメチルアミノ
など)、C1-3アシルオキシ基(例えばアセトキシな
ど)およびヒドロキシル基より選ばれた1ないし4個の
置換基で置換されていてもよいベンゼン環が用いられ、
水素、ハロゲン原子(例えばフッ素、塩素など)、ハロ
ゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えばメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、イソプロピル、t−
ブチルなど)、C 1-4アルコキシ基(例えばメトキシな
ど)または、ジ−C1-4アルキルアミノ基(例えばジメ
チルアミノなど)を示す〕、または式〔J'〕:
水素原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基(例えばメチル、トリフルオロメチル、イソプロピ
ル、t−ブチルなど)、C1-3アシルオキシ基(例えば
アセトキシ等)またはヒドロキシル基を示す〕で表わさ
れる置換されていてもよいベンゼン環が用いられる。よ
り好ましくは例えば、前記式〔J〕、〔J'〕におい
て、(1)J1a、J2aおよびJ3aが同一または相異なっ
て、ハロゲン原子、C1-4アルキル基(例えば、メチ
ル、イソプロピル、t−ブチルなど)またはC1-4アル
コキシ基(例えば、メトキシ,エトキシなど)、(2)J
1aおよびJ2aが同一または相異なって、ハロゲン原子
(例えばフッ素、塩素など)、C1-4アルキル基(例え
ば、メチル、エチル、イソプロピル、t−ブチルなど)
またはC1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シなど)であり、J3aが水素原子、(3)J1aおよびJ3a
が同一または相異なってハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素など)、C1-4アルキル基(例えば、メチル、
エチル、イソプロピル、t−ブチルなど)またはC1-4
アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシなど)であ
り、J2aが水素原子、(4)J1aおよびJ3aが水素原子で
あり、J2aがハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素な
ど)、(5)J4aがジ−C1-4アルキルアミノ基(例え
ば、N,N−ジメチルアミノなど)であり、J5aおよび
J6aが水素原子、(6)J4aおよびJ6aが水素原子であ
り、J5aがジ−C1-4アルキルアミノ基(例えば、N,
N−ジメチルアミノなど)、または(7)J4aおよびJ6a
が同一または相異なってC1-4アルキル基(例えば、メ
チル、エチル、イソプロピル、t−ブチルなど)または
C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシな
ど)であり、J5aがC1-3アシルオキシ基(例えば、ア
セトキシなど)またはヒドロキシル基、である置換ベン
ゼン環が用いられる。
ば前記式〔J〕および〔J'〕において、(a)J1a、J
2aおよびJ3aがともにフッ素、メチルまたはメトキシ
基、(b)J1aおよびJ2aがともに塩素、フッ素、イソプ
ロピルまたはメトキシ基でJ3aが水素原子、(c)J1aお
よびJ3aがともに塩素、フッ素、メチル、エチル、イソ
プロピルまたはメトキシ基でJ2aが水素原子、(d)J1a
がイソプロピル基、J2aが水素原子でJ3aがメチル基、
(e)J1aおよびJ3aが水素原子でJ2aが塩素、(f)J4a
がN,N−ジメチルアミノ基でJ5aおよびJ6aが水素原
子、(g)J4aおよびJ6aが水素原子でJ5aがN,N−ジ
メチルアミノ基、(h)J4aおよびJ6aがともにメチルま
たはイソプロピル基でJ5aがアセトキシ基、または(i)
J4aおよびJ6aがともにメチル、イソプロピルまたはt
−ブチル基でJ5aがヒドロキシル基、である置換されて
いてもよいベンゼン環が用いられる。
れていてもよい炭化水素基を、R1b、R2、R2a、R3a
およびR4aはそれぞれ水素原子もしくは置換されていて
もよい炭化水素基を示す。このような炭化水素基として
は、例えばアルキル基、アルケニル基、アルキニル基、
シクロアルキル基、アリール基などが用いられ、特にア
ルキル基が汎用される。アルキル基としては炭素数1か
ら6の直鎖状または分枝状のものが用いられ、好ましく
は例えばメチル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブ
チル、イソブチル、sec−ブチル、tert−ブチル等の炭
素数1から4の直鎖状または分枝状のアルキル基が用い
られる。アルケニル基としては、エテニル、プロペニ
ル、イソプロペニル、ブテニル、イソブテニル、sec−
ブテニル等の炭素数2〜6のアルケニル基が用いられ、
好ましくは例えば、エテニル、プロペニル、イソプロペ
ニルなどの炭素数2〜4のアルケニル基が用いられる。
アルキニル基としては、エチニル、プロピニル、イソプ
ロピニル、ブチニル、イソブチニル、sec−ブチニル等
の炭素数2〜6のアルケニル基が用いられ、好ましくは
例えば、エチニル、プロピニル、イソプロピニル等の炭
素数2〜4のアルキニル基が用いられる。シクロアルキ
ル基としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、
シクロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-8シクロア
ルキル基が用いられ、好ましくは例 えばシクロプロピ
ル、シクロブチル等のC3-6シクロアルキル基が用いら
れる。アリール基としては、フェニル、ナフチル、アン
トリル、フェナントリルなどの炭素数6〜14のアリー
ル基が用いられ、好ましくは例えば、フェニル、ナフチ
ルなどの炭素数6〜10のアリール基が用いられる。
としては、例えば、(i)ハロゲン、(ii)シクロアルキル
基、(iii)アリール基、(iv)アルキル、アルケニル、シ
クロアルキル、アリール基を置換基として有していても
よいアミノ基、(v)ヒドロキシル基、(vi)ハロゲンで置
換されていてもよいアルコキシ基、(vii)アシル基、(vi
ii)アシルオキシ基、(ix)シアノ基、(x)保護されていて
もよいカルボキシル基、(xi)カル バモイル基、(xii)メ
ルカプト基、(xiii)アルキルチオ基、(xiv)スルホ基お
よび(xv)アルキルスルホニル基などが用いられる。置換
されていてもよい炭化水素基の置換基として好ましいも
のとしては、例えば、(i)ハロゲン、(ii)シクロアルキ
ル基、(iii)アリール基、(iv)アルキル、アルケニル、
シクロアルキル、アリール基を置換基として有していて
もよいアミノ基、(v)ヒドロキシル基、(vi)ハロゲンで
置換されていてもよいアルコキシ基、(vii)アシル基、
(viii)アシルオキシ基、(ix)シアノ基、(x)保護されて
いてもよいカルボ キシル基、(xi)カルバモイル基など
が用いられ、より好ましくは、例えば(a)C3-6シクロ
アルキル基、(b)C6-10アリール基、(c)C1-4アルキ
ル基で置換されていてもよいアミノ基、(d)C1-4アル
キル基で置換されていてもよいカルボキシル基などが用
いられる。置換されていてもよい炭化水素基は、これら
の置換基により同一または相異なって1ないし4個、好
ましくは1または2個置換されていてもよい。ここで炭
化水素基の置換基について、ハロゲン原子としては例え
ばフッ素、塩素、臭素、ヨウ素などが用いられ、好まし
くはフッ素、塩素などが用いられる。シクロアルキル基
としては、例えばシクロプロピル、シクロブチル、シク
ロペンチル、シクロヘキシルなどのC3-6シクロアルキ
ル基が用いられる。アリール基として は、例えばフェ
ニル、ナフチルなどのC6-10アリール基が用いられる。
アルキル、アルケニル、シクロアルキル、アリール基を
置換基として有していてもよいアミノ基において、アル
キル基としては、例えばメチル、エチル、プロピル、イ
ソプロピル等のC1-4アルキル基が用いられ、アルケニ
ル基としては、例えばエテニ ル、プロペニル、イソプ
ロペニル、ブテニルなどのC2-4アルケニル基が用いら
れ、シクロアルキル基としては、例えばシクロプロピ
ル、シクロブチル、シクロペンチル、シクロヘキシルな
どのC3-6シクロアルキル基が用いられ、アリール基と
しては、例えばフェニル、ナフチルなどのC6-10アリー
ル基が用いられる。該アミノ基の好ましい例としては、
アミノ、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチルアミ
ノ、ジエチルアミノ基などのC1-4アルキル基で置換さ
れていてもよいアミノ基などが用いられる。ハロゲンで
置換されていてもよいアルコキシ基としては、例えばメ
トキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキシ、
エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロポキ
シ、イソプロポキシ、ブトキシ、4,4,4−トリフルオ
ロブトキシ、イソブトキシ、sec−ブトキシなどのC1-4
アルコキシ基またはこれにハロゲン原子(例えばフッ
素、塩素など)が1〜3個置換したものなどが用いられ
る。アシル基としては、ホルミル、アセチル、プロピオ
ニル、ブチリル、イソブチリル等のC1-4アシル基が用
いられる。アシルオキシ基としては、ホルミルオキシ、
アセチルオキシ、プロピオニルオキシ、ブチリルオキ
シ、イソブチリルオキシ基などのC1-4アシルオキシ基
が用いられる。保護されていてもよいカ ルボキシル基
の保護基としては、メチル、エチル、t−ブチル基など
のC1-4アルキル基、ベンジルなどのC7-11アラルキル
基などが用いられる。アルキルチオ基としては、例えば
メチルチオ、エチルチオ、プロピルチオ、イソプロピル
チオ、ブチルチオ等のC1-4アルキルチオ基が用いられ
る。アルキルスルホニル基としては、例えばメチルスル
ホニル、エチルスルホニル、プロピルスルホニル、イソ
プロピルスルホニル、ブチルスルホニル基などのC1-4
アルキルスルホニル基が用いられる。
いものとしては、例えば(i)C3-6シクロアルキル基(例
えば、シクロプロピルなど)、(ii)C6-10アリール基
(例えば、フェニルなど)、(iii)1または2個のC1-4
アルキル基で置換されていてもよいアミノ基(例えば、
アミノ、メチルアミノ、ジメチルアミノなど)、(iv)ヒ
ドロキシル基、(v)保護されていてもよいカルボキシル
基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニ
ル、t−ブトキシカルボニルなどのC1-6アルコキシ−
カルボニル基など)などで置換されていてもよいC1-6
アルキル基またはC3-8シクロアルキル基が用いられ、
より好ましくは、例えばメチル、エチル,プロピル,イ
ソプロピル,ブチル,sec−ブチル,tert−ブチル,シ
クロプロピル,シクロプロピルメチル,ベンジ ル,2,
2−ジメチルアミノエチル,2,2−ジエチルアミノエ
チル,2−ヒドロキシエチル,カルボキシメチル、メト
キシカルボニルメチル,エトキシカルボニルメチル,t
−ブトキシカルボニルメチルなどが用いられる。またR
1bとしては、水素原子も好ましい。R2、R2a、R3aお
よびR4aとして好ましいものとしては、例えば水素原
子、C1-4アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピルなど)などが用いられ、より好まし
くは水素原子、メチル、エチル、プロピル、イソプロピ
ル基などが用いられる。
αが1の場合が好ましい。
中の記号は前記と同意義を示す)、−O−または−S−
を、他方は−CO−、−CS−または−C(R2) R2a−
(式中の記号は前記と同意義を示す)を示すか、または
いずれか一方は−N=を、他方は=CR3a−(式中の記
号は前記と同意義を示す)を示す。−X'− Y'−とし
て好ましいものとしては、例えば−NR1a−CO−、−
NR1a−CH2−、−CO−NR1a−、−O−CO−、
−CO−O−または−N=CR3a−(式中の記号は前記
と同意義を示す)等が用いられ、また、X'',Y''のい
ずれか一方は、−NR1b−(式中の記号は前記と同意義
を示す)、−O−または−S−を、他方は−CO−、−
CS−または−C(R2) R2a−(式中の記号は前記と同
意義を示す)を示すか、またはいずれか一方は−N=
を、他方は=CR3a−(式中の記号は前記と同意義を示
す)を示す。−X''− Y''−として好ましいものとし
ては、例えば−NR1−CO−、−NR1−CH2−、−
CO−NR1−、−O−CO−、−CO−O−または−
N=CR3−(式中の記号は前記と同意義を示す)等が
用いられ、−X'−Y'−および−X''−Y''−のより好
ましいものとしては、例えば−N(CH3) −CO−、−
N(C2H5)−CO−、−N(CH3)−CH2−、−N(C2
H5)−CH2−、−CO−N(CH3)−、−CO−N(C2
H5)−、−O−CO−、−CO−O−、−N=CH−、
−N=C(CH3)−、−N=C(OCH3)−、−N=C
(OC2H5)−などが汎用される。
いベンゼン環、R1cは水素原子、ヒドロキシル基、置換
基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基または置換基を有していてもよいア
ミノ基、Qは酸素原子または硫黄原子、D1はオキソま
たはチオキソ基で置換されていてもよいC1-3アルキレ
ン基、また、D1がC1-3アルキレン基のときR1cと一緒
になって、オキソまたはチオキソ基で置換されていても
よい5ないし7員環を形成していてもよく、E2は−N
R5a−(式中、R5aは水素原子または置換基を有してい
てもよい炭化水素基、またはR5aはR1cと一緒になっ
て、オキソまたはチオキソ基で置換されていてもよい5
ないし7員環を形成していてもよい)、−O−または−
S−、G3は結合手またはC1-3アルキレン基、Ar'は
置換基を有していてもよいアリール基または置換基を有
していてもよい複素環基を示す。ただし、−D1−E2−
が−(CH2)β −CONH−(式中、βは0、1または
2を示す。)である場合、G3はC1-3アルキレン基を示
す。〕で表される化合物またはその塩の場合も好ましく
用いられる。そして、化合物(X)は一般式
号は前記と同意義を示す〕またはその塩とを反応させる
ことにより製造でき、さらに、一般式
っても製造できる。
A''環およびB''環がハロゲン原子(例えば、フッ素、
塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エ
チル、イソプロピルなど)、ヒドロキシル基、ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、メト
キシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなど)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキルチオ基(例えば、
メルカプト、メチルチオ、トリフルオロメチルチオ、エ
チルチオなど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4ア
ルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、ジメチルアミノなど)、カルボキシル基およびC
1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカル
ボニル、エトキシカルボニルなど)から選ばれる1ない
し4個の置換基で置換されていてもよいベンゼン環、
(2)A''環が一般式
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素など)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えば、メチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピルなど)またはハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキ
シ、エトキシ、ブトキシ、プロポキシなど)を示
す。〕、(3)B''環が一般式
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素など)、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えば、メチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピルなど)またはハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルコキシ基(例えば、メトキシ、トリフルオロメトキ
シ、エトキシ、ブトキシ、プロポキシなど)を示
す。〕、
ル基、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シなど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキル
アミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメ
チルアミノなど)、C1-4アルコキシ−カルボニル基
(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボニルな
ど)、カルボキシル基、カルバモイル基およびフェニル
基から選ばれる1ないし2個の置換基で置換されていて
もよいC1-4アルキル基(例えば、メチル、エチル、プ
ロピル、イソプロピルなど)、(5)R1cが水素原子ま
たはC1-4アルキル基(例えば、メチル、エチル、プロ
ピル、イソプロピルなど)、(6)R5aが水素原子また
は、ヒドロキシル基、C1-4アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、エトキシなど)、アミノ基、モノ−またはジ−
C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチ
ルアミノ、ジメチルアミノなど)、C1-4アルコキシ−
カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニルなど)、カルボキシル基、カルバモイル基お
よびフェニル基から選ばれる1ないし2個の置換基で置
換されていてもよいC1-4アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピルなど)、(7)R
5aが水素原子またはC1-4アルキル基(例えば、メチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピルなど)、(8)A
r'で表される置換基を有していてもよいアリール基が
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例え
ば、メチル、トリフルオロメチル、エチル、プロピル、
イソプロピルなど)、ハロゲン原子(例えば、フッ素、
塩素、臭素など)、ニトロ基、ヒドロキシル基、ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、メ
トキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、プロポキシ
など)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルア
ミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノなど)、C1-4アルコキシ−
カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニルなど)、カルボキシル基およびカルバモイル
基から選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよ
いC6-10アリール基(例えば、フェニル、ナフチルな
ど)、
てもよいアリール基がハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピルなど)、ハロゲン
原子(例えば、フッ素、塩素、臭素など)およびC1-4
アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシなど)から
選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいフェ
ニル基、(10)Ar'で表される置換基を有していて
もよい複素環基がハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピルなど)、C3-6シクロアル
キル基(例えば、シクロプロピルなど)、ヒドロキシル
基、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ
など)、C1-4アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、
エチルチオなど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4
アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミ
ノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、C1-4ア
ルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニ
ル、エトキシカルボニルなど)およびカルボキシル基か
ら選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよいフ
リル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサ
ゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダ
ジニル、キノリル、イソキノリル、チアゾリル、チアジ
アゾリルおよびチオフェニル、(11)Ar'で表され
る置換基を有していてもよい複素環基がハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素など)、C1-4アルキル
基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピル
など)およびC1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、
エトキシなど)から選ばれる1ないし3個の置換基を有
していてもよいフリル、チエニルおよびピリジル、(1
2)Qが酸素原子、(13)D1が−CO−、−CS
−、−CH2−、−CH2CH2−、−CH2CO−または
−CH2CH2CO−、
−、(15)D1が−CH2−または−CH2CH2−、
(16)D1が−CO−または−CH2−、(17)E2
が−NR5c−(式中、R5cは水素原子またはC1-4アル
キル基(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロ
ピルなど)を示す。)、(18)E2が−O−、(1
9)G3が−CH2−および−CH2CH2−、(20)
A''環は2個のC1-4アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピルなど)で置換されていて
もよいベンゼン環、B''環は1個のC1-4アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルな
ど)で置換されていてもよいベンゼン環、R1cはC1-4
アルキル基、R5aは水素原子またはC1-4アルキル基
(例えば、メチル、エチル、プロピル、イソプロピルな
ど)、D1は−CO−、E2は−NR5c−(式中、R5cは
水素原子またはC1-4アルキル基(例えば、メチル、エ
チル、プロピル、イソプロピルなど)を示す。)、G3
は−CH2−、Ar'はハロゲン化されていてもよいC1-4
アルキル基(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エ
チル、イソプロピルなど)で置換されているフェニル
基、
い置換基としては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロ
メチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチ
ル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチ
ル、プロピル、イソプロピルなど)、ヒドロキシル基、
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例え
ば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメト
キシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プ
ロポキシなど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキルチオ基(例えば、メチルチオ、ジフルオロメチル
チオ、トリフルオロメチルチオ、エチルチオ、プロピル
チオなど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキ
ルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、プ
ロピルアミノなど)、カルボキシル基、C1-4アルコキ
シ−カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エト
キシカルボニル、プロポキシカルボニルなど)が挙げら
れる。A''環、B''環が有していてもよい置換基のより
好ましいものとしては、ハロゲン原子(例えば、フッ
素、塩素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフ
ルオロメチル、トリクロロメチル、トリフルオロメチ
ル、エチル、2−ブロモエチル、2,2,2−トリフルオ
ロエチル、プロピル、イソプロピルなど)、ヒドロキシ
ル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基
(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオ
ロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキ
シ、プロポキシなど)、アミノ基およびモノ−またはジ
−C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エ
チルアミノ、プロピルアミノなど)が挙げられる。A''
環、B''環が有していてもよい特に好ましい置換基とし
ては、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素な
ど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、
トリクロロメチル、トリフルオロメチル、エチル、2−
ブロモエチル、2,2,2−トリフルオロエチル、プロピ
ルなど)、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフ
ルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエ
トキシ、プロポキシなど)などが挙げられる。
れの位置に置換していてもよく、置換基が2個以上の場
合それぞれ同一または異なっていてもよく、その個数は
1ないし4個であってもよく、1ないし3個が好まし
い。
子、例えばメチル、エチル、イソプロピル、トリフルオ
ロメチルなどのハロゲン化されていてもよいC1-4アル
キル基または例えばメトキシ、トリフルオロメトキシ、
エトキシなどのハロゲン化されていてもよいC1-4アル
コキシ基を示す〕、
ばフッ素、塩素などのハロゲン原子、例えばメチル、エ
チル、イソプロピル、トリフルオロメチルなどのハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキル基または例えばメ
トキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなどのハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルコキシ基を示す。〕で
表わされる基などが用いられる。そしてその中のA1、
A2およびA3は、例えばメチル、エチルなどのC1-4ア
ルキル基の場合が好ましい。
子、例えばメチル、トリフルオロメチル、エチルなどの
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基または例
えばメトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなどの
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基を示
す〕、
ばフッ素、塩素などのハロゲン原子、例えばメチル、ト
リフルオロメチル、エチルなどのハロゲン化されていて
もよいC1-4アルキル基または例えばメトキシ、トリフ
ルオロメトキシ、エトキシなどのハロゲン化されていて
もよいC1-4アルコキシ基を示す〕または
て、例えばフッ素、塩素などのハロゲン原子、例えばメ
チル、トリフルオロメチル、エチルなどのハロゲン化さ
れていてもよいC1-4アルキル基、例えばメトキシ、ト
リフルオロメトキシ、エトキシなどのハロゲン化されて
いてもよいC1-4アルコキシ基を示す〕で表わされる基
などが用いられる。B''環に関して、さらに好ましく
は、式
す。〕で表される基などが用いられる。そして、その中
のB4b、B5bおよびB6bは、例えばメチル、エチルなど
のC1-4アルキル基、例えば、メトキシ、エトキシなど
のC1-4アルコキシ基の場合が好ましい。
基、置換基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有
していてもよいアルコキシ基または置換基を有していて
もよいアミノ基を示す。R1cで表わされる「置換基を有
していてもよい炭化水素基」の「炭化水素基」として
は、例えばC1-6アルキル基、C3-6シクロアルキル基ま
たはC3-6シクロアルキル−C1-4アルキル基などが用い
られる。C1-6アルキル基としては、例えばメチル、エ
チル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブチル、
sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペンチ
ル、ヘキシルなどが用いられ、好ましくは例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチルなどのC1-4アルキル
基などが用いられる。C3-6シクロアルキル基として
は、例えばシクロプロピル、シクロペンチルまたはシク
ロヘキシルなどが用いられる。C3-6シクロアルキル−
C1-4アルキル基としては、例えばシクロプロピルメチ
ル、シクロプロピルエチルなどが用いられる。前記炭化
水素基の好ましい基としては、例えばメチル、エチル、
プロピル、イソプロピル、ブチルなどのC1-4アルキル
基が汎用される。
しては、例えばハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、
臭素、ヨー素など)、ニトロ基、シアノ基、ヒドロキシ
ル基、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシ、ブトキシ、イソプロポキシなど)、C
1-4アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチ
オ、プロピルチオなど)、アミノ基、モノ−またはジ−
C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エチ
ルアミノ、プロピルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチル
アミノなど)、環状アミノ基(例えば、窒素原子以外に
酸素原子、硫黄原子などのヘテロ原子を1ないし3個含
んでいてもよい5ないし9員の環状アミノ基など、具体
的には例えばピロリジノ、ピペリジノ、モルホリノな
ど)、C1-4アルキル−カルボニルアミノ基(例えば、
アセチルアミノ、プロピ オニルアミノ、ブチリルアミ
ノなど)、C1-4アルキルスルホニルアミノ基(例え
ば、メチルスルホニルアミノ、エチルスルホニルアミノ
など)、C1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メ
トキシカルボニル、エトキシカルボニル、プロポキシカ
ルボニルなど)、カルボキシル基、C1-6アルキル−カ
ルボニル基(例えば、メチルカルボニル、エチルカルボ
ニル、プロピルカルボニルなど)、カルバモイル基、モ
ノ−またはジ−C1-4アルキルカルバモイル基(例え
ば、メチルカルバモイル、エチルカルバモイルなど)、
C1-6アルキルスルホニル基(例えば、メチルスルホニ
ル、エチルスルホニル、プロピルスルホニルなど)、C
1-3アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシなど)
で置換されていてもよいフェニル基などから選ばれた1
ないし5個、好ましくは1または2個が用いられる。R
1cで表される炭化水素基が有していてもよい置換基の好
ましいものとしては、ヒドロキシル基、C1-4アルコキ
シ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロポキシな
ど)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルアミ
ノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチル
アミノ、ジエチルアミノなど)、C1-4アルコキシ−カ
ルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカ
ルボニル、プロポキシカルボニルなど)、カルボキシル
基、カルバモイル基、フェニル基などが挙げられ、特に
カルボキシル基、カルバモイル基などが汎用される。R
1cとしては、水素原子またはC1-4アルキル基(例えば
メチル、エチル、n−プロピル、n−ブチルなど)など
が好ましく、特にC1-4アルキル基(例えば、メチル、
エチル、n−プロピルなど)などが好ましい。
よいアルコキシ基」の「アルコキシ基」としては、例え
ばC1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、
プロピルオキシ、イソプロピルオキシ、ブチルオキシ、
t−ブチルオキシなど)などが用いられる。該アルコキ
シ基が有していてもよい置換基としては、前記R1cの置
換基を有していてもよい炭化水素基が有していてもよい
置換基と同様な基および個数が用いられ、R1cで表わさ
れる「置換基を有していてもよいアミノ基」の置換基と
しては、(i)C1-4アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピルなど)、(ii)C1-4アル
キル−カルボニル基(例えば、アセチル、プロピオニ
ル、ブチリルなど)、(iii)C1-4アルコキシ−カルボ
ニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシカルボ
ニル、プロポキシカルボニルなど)、(iv)ハロゲン原
子(例えば、フッ素、塩素など)または(v)C1-4アル
キル基(例えば、メチル、エチルなど)、ハロゲン原子
(例えば、フッ素、塩素、臭素など)またはC1-4アル
コキシ基(例えば、メトキシ、エトキシなど)で置換さ
れていてもよいフェニル基(例えば、フェニル,4−ク
ロロフェニル,3−クロロフェニル,2−クロロフェニ
ル,4−メチルフェニル,3−メチルフェニル,2−メ
チルフェニル,4−メトキシフェニル,3−メトキシフ
ェニル,2−メトキシフェニルなど)などが用いられ
る。「置換基を有していてもよいアミノ基」は、前記置
換基を1ないし2個有していてもよい。
原子の場合が繁用される。前記式中、D1はオキソまた
はチオオキソ基で置換されていてもよいC1-3アルキレ
ン基を示す。該C1-3アルキレン基としては例えば、−
CH2−、−CH2CH2−、−CH2CH2CH2−および
−CH(CH3)−CH2−などが挙げられる。D1として
は、−CO−、−CS−、−CH2−、−CH2CH
2−、−CH2CO−、−CH2CS−、−CH2CH2C
O−および−CH2CH2CS−が好ましく、より好まし
くは−CO−、−CH2−、−CH2CH2−および−C
H2CO−が汎用され、特に−CO−および−CH2−の
場合が好ましい。D1がC1-3アルキレン基の時、その炭
素原子がR1cと一緒になってオキソまたはチオキソ基で
置換されていてもよい5ないし7員環を形成していても
よく、具体的には
いてもよい5ないし7員環、hは3ないし5の整数、そ
の他の記号は前記と同意義を示す。〕で表される化合物
またはその塩を示す。好ましくは
る。
は水素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基
を示す。〕、−O−または−S−を示す。R5aで表され
る炭化水素基としてはC1-6アルキル基、C3-6シクロア
ルキル基またはC3-6シクロアルキル−C1-4アルキル基
などが好ましい。C1-6アルキル基としては例えばメチ
ル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソブ
チル、sec−ブチル、tert−ブチル、ペンチル、ネオペ
ンチル、ヘキシルなどが用いられ、好ましくは例えばメ
チル、エチル、プロピル、イソプロピル、ブチル、イソ
ブチル、sec−ブチル、tert−ブチルなどのC1-4アルキ
ル基が用いられる。C3-6シクロアルキル基としては、
例えばシクロプロピル、シクロペンチルまたはシクロヘ
キシルなどが用いられる。C3-6シクロアルキル−C1-4
アルキル基としては、例えばシクロプロピルメチル、シ
クロプロピルエチルなどが用いられる。R5aとしては水
素原子およびC1-4アルキル基(例えば、メチル、エチ
ル、プロピル、イソプロピル、ブチルなど)が好まし
く、特にC1-4アルキル基(例えば、メチル、エチル、
プロピル、イソプロピルなど)が好ましい。該アルキル
基が有していてもよい置換基としては、R1cで表される
「置換基を有していてもよい炭化水素基」で表される
「置換基」と同様の基が用いられる。R5aで表される炭
化水素基の置換基の好ましいものとしては、R1cで表さ
れる炭化水素基の置換基の好ましい例示と同様のものが
挙げられ、特に、C1-3アルコキシ(例えば、メトキ
シ、エトキシなど)、モノ−またはジ−C1-2アルキル
アミノ基(例えば、ジメチルアミノなど)、カルバモイ
ル基、カルボキシル基などが汎用される。置換基の数と
しては1ないし2個が好ましい。
たはチオキソ基で置換されていもよい5ないし7員環を
形成していてもよく、具体的には、一般式
いてもよい5ないし7員環、iは1ないし3の整数、た
だし、D1と(CH2)iの合計炭素数は3ないし5と
し、その他の記号は前記と同意義を示す。〕で表される
化合物またはその塩を示す。好ましくは
他の記号は前記と同意義を示す。〕が汎用される。前記
式中、Ar'は置換基を有していてもよいアリール(ary
l)基または置換基を有していてもよい複素環基を示
す。Arで示される「置換基を有していてもよいアリー
ル基」および「置換基を有していてもよい複素環基」と
同様のものが用いられる。
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基(例えば、
メチル、クロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロ
メチル、トリフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチ
ル、2,2,2−トリフルオロエチル、プロピル、イソプ
ロピル、3,3,3−トリフルオロプロピルなど)、ハロ
ゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素など)、ニトロ
基、ヒドロキシル基、ハロゲン化されていてもよいC
1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロメト
キシ、トリフルオロメトキシ、エトキシ、2,2,2−ト
リフルオロエトキシなど)、アミノ基、モノ−またはジ
−C1-4アルキルアミノ基(例えば、メチルアミノ、エ
チルアミノ、ジメチルアミノ、ジエチルアミノなど)、
C1-4アルコキシ−カルボニル基(例えば、メトキシカ
ルボニル、エトキシカルボニルなど)、カルボキシル
基、カルバモイル基などが挙げられ、特にハロゲン化さ
れていてもよいC1-4アルキル基(例えば、メチル、ク
ロロメチル、ジフルオロメチル、トリクロロメチル、ト
リフルオロメチル、エチル、2−ブロモエチルなど)、
ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩素、臭素など)、C
1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキシ、プロ
ポキシなど)が汎用される。
よい複素環基」の「複素環基」としては、例えば炭素原
子以外に、例えば窒素、酸素、硫黄原子などのヘテロ原
子を1ないし4個、好ましくは1ないし2個含んでいて
もよい5ないし9員、好ましくは5または6員の芳香族
複素環基が用いられる。前記芳香族複素環基およびこれ
らが有していてもよい置換基としては、Arと同様のも
のが用いられる。Ar'で表される複素環基の中でも、5
または6員複素環基が好ましく、例えば、フリル、チエ
ニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオキサゾリル、イ
ミダゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、キ
ノリル、イソキノリル、チアゾリル、チアジアゾリル、
チオフェニルなどが用いられる。特に、例えばフリル、
チエニル、ピリジルなどが好ましい。
ましいものとしは、ハロゲン原子(例えば、フッ素、塩
素、臭素など)、ハロゲン化されていてもよいC1-4ア
ルキル基(例えば、メチル、クロロメチル、ジフルオロ
メチル、トリフルオロメチル、エチルなど)、C3-6シ
クロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブチ
ルなど)、ヒドロキシル基、ハロゲン化されていてもよ
いC1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、ジフルオロ
メトキシ、トリフルオロメトキシ、エトキシなど)、C
1-4アルキルチオ基(例えば、メチルチオ、エチルチオ
など)、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルア
ミノ基(例えば、メチルアミノ、エチルアミノ、ジメチ
ルアミノ、ジエチルアミノなど)、C1-4アルコキシ−
カルボニル基(例えば、メトキシカルボニル、エトキシ
カルボニルなど)、カルボキシル基などが挙げられ、特
に、ハロゲン原子(例えば、フルオロ、クロロなど)、
C1-4アルキル(例えば、メチル、エチルなど)、C3-6
シクロアルキル基(例えば、シクロプロピル、シクロブ
チルなど)、ヒドロキシル基、C1-4アルコキシ基(例
えば、メトキシ、エトキシなど)、カルボキシル基など
が好ましい。
ば、フッ素、塩素など)、ハロゲン化されていてもよい
C1-4アルキル基(例えば、メチル、ジフルオロメチ
ル、トリフルオロメチル、エチル、2,2,2−トリフル
オロエチル、プロピル、イソプロピルなど)およびハロ
ゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基(例えば、
メトキシ、ジフルオロメトキシ、トリフルオロメトキ
シ、エトキシ、2,2,2−トリフルオロエトキシ、プロ
ポキシ、イソプロポキシなど)などから選ばれた1ない
し3個の置換基を有していてもよいフェニル基が好まし
い。またハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基
(例えば、メチル、トリフルオロメチル、エチルな
ど)、C1-4アルコキシ基(例えば、メトキシ、エトキ
シ、プロポキシなど)、またはC3-6シクロアルキル
(例えば、シクロプロピルなど)などから選ばれる1個
の置換基で置換されていてもよい例えば炭素原子以外に
1ないし3個のヘテロ原子(例えば、窒素原子、酸素原
子、硫黄原子など)を含んでいる5または6員の複素環
基(例えば、フリル、ピリジル、チエニル、チアゾリ
ル、チアジアゾリルなど)なども好ましい。
し、C1-3アルキレン基としては、例えば、−CH2−,
−CH2CH2−,−CH2CH2CH2−および−CH(C
H3)CH2−が挙げられる。Zとしては、−CH2−およ
び−CH2CH2−が好ましく、特に−CH2−の場合が
汎用される。前記式中、Lは脱離基を示す。例えば、ヒ
ドロキシル,ハロゲン原子(塩素,臭素,ヨウ素な
ど),置換スルホニルオキシ基(メタンスルホニルオキ
シ,p−トルエンスルホニルオキシ基など),アシルオ
キシ基(アセトキシ,ベンゾイルオキシ基など),ヘテ
ロ環あるいはアリール基(コハク酸イミド、ベンゾトリ
アゾール、キノリン、4−ニトロフェニル基など)で置
換されたオキシ基などが用いられる。前記式中、L′お
よびL″は脱離基を示す。本脱離基としては上記Lで例
示された脱離基のうち、ハロゲン原子、置換スルホニル
オキシ基などが用いられる。
アミノ基あるいは置換アミノ基などの塩基性基を有する
場合、化合物(I)および(I')は、生理学的に許容さ
れる酸付加塩を形成していてもよい。この様な塩として
は、例えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭化水素
酸、硫酸)との塩酸、あるいは有機酸(例えば、酢酸、
ギ酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハク
酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、メ
タンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが用
いられる。さらにこの発明の化合物(I)および(I')
が−COOHなどの酸性基を有している場合、化合物
(I)および(I')は、無機塩基(例えば、ナトリウ
ム、カリウム、マグネシウムなどのア ルカリ金属また
はアルカリ土類金属など、アンモニア)または有機塩基
(例えばトリエチルアミンなどのトリ−C 1-3アルキル
アミンなど)と塩を形成してもよい。
またはその塩の製造法について説明する。本発明の化合
物(I)および(I')またはその塩は、例えば次のお
よびの方法で製造す ることができる。すなわち、 一般式(II)で表わされる脱離基Lを有する縮合複素
環誘導体またはその塩と一般式(III)で表わされる化
合物またはその塩とを反応させるか、あるいは 一般式(IV)で表わされる縮合複素環誘導体またはそ
の塩と一般式(V)で表わされる化合物またはその塩と
を反応させることにより化合物(I)および(I')また
はその塩を製造する。 以下に,の方法について詳細に説明する。 方法:本方法は化合物(II)のXがi)オキソ基また
はチオキソ基である場合のアシル化反応,ii)アルキレ
ン基である場合のアルキル化反応に大別される。 i)アシル化反応:化合物(II)の脱離基Lがヒドロキ
シル基の場合、通常適宜の縮合剤を用いるか、または脱
離基であるヒドロキシル基を適宜、他の脱離基(例え
ば、前記したアシルオキシ基、ヘテロ環あるいはアリー
ル基で置換されたオキシ基)へ変換して、化合物(II
I)またはその塩と反応させることが好ましい。かかる
縮合剤としては例えばジシクロヘキシルカルボジイミド
(DCC)、シアノリン酸ジエチル(DEPC)、ジフ
ェニルホスホリルアジド(DPPA)などが用いられ
る。これら縮合剤を用いるときは、通常溶媒(例えば、
テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタン、
酢酸エチル、ベンゼン、トルエン、N,N−ジメチルホ
ルムアミド、ジメチルスルホキシドなどのエーテル類、
エステル類、炭化水素類、アミド類、スルホキシド類な
ど)中で行うのがよい。本反応は塩基の存在下に反応を
促進させてもよく、約−10℃ないし100℃,好まし
くは約0℃ないし60℃で反応は行われる。反応時間は
通常1ないし96時間、好ましくは0.5ないし72時
間である。化合物(III)またはその塩及び縮合剤の使
用量は化合物(II)またはその塩1モルに対しそれぞれ
1ないし5モル当量、好ましくは1ないし3モル当量で
ある。塩基としては例えばトリエチルアミンなどのアル
キルアミン類、N−メチルモルホリン、ピリジンなどの
環状アミン類などが用いられ、その使用量は化合物(I
I)またはその塩1モルに対し1ないし5モル当量、好
ましくは1ないし3モル当量である。
ば酸ハライド(例えば、クロリド,ブロミドなど)、酸
無水物、混合酸無水物(例えば、メチル炭酸との無水
物,エチル炭酸との無水物、イソブチル炭酸との無水物
など)、活性エステル(例えば、ヒドロキシコハク酸イ
ミドとのエステル、1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
とのエステル、N−ヒドロキシ−5−ノルボルネン−
2,3−ジカルボキシイミドとのエステル、p−ニトロ
フェノールとのエステル、8−オキシキノリンとのエス
テルなど)などが用いられ、とりわけ酸ハライドが好ま
しい。化合物(III)またはその塩と化合物(II)とを
反応させる場合は、通常溶媒(例えば、クロロホルム、
ジクロルメタン、エチルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン、ジメトキシエタン、酢酸エチル、ベン
ゼン、トルエン、ピリジン、N,N−ジメチルホルムア
ミドなどのハロゲン化炭化水素類、エーテル類、エステ
ル類、炭化水素類、芳香族アミン類、アミド類など)中
で行われる。本反応は塩基の存在下反応を促進させても
よい。反応温度は通常約−10℃ないし120℃,好ま
しくは約0℃ないし100℃である。反応時間は通常5
分ないし48時間好ましくは0.5ないし24時間であ
る。化合物(III)の使用量は化合物(II)またはその
塩1モルに対して1ないし5モル当量、好ましくは1な
いし3モル当量である。塩基としては例えばトリエチル
アミンなどのアルキルアミン類、N−メチルモルホリ
ン、ピリジンなどの環状アミン類、N,N−ジメチルア
ニリン、N,N−ジエチルアニリンなどの芳香族アミン
類、炭酸ナトリウム、炭酸カリウムなどのアルカリ金属
の炭酸塩、炭酸水素ナトリウム、炭酸水素カリウムなど
のアルカリ金属の炭酸水素塩などが用いられ、その使用
量は化合物(III)またはその塩1モルに対して1ない
し5モル当量、好ましくは1ないし3モル当量である。
また、本反応において水と混和しない溶媒を用いる場
合、反応系に水を加え2相系で反応させてもよい。
基Lとしては前記したハロゲン原子、置換スルホニルオ
キシ基が化合物(III)との反応で好んで用いられる。
化合物(III)は遊離のままで用いてもよいが、塩たと
えば、リチウム、ナトリウム、カリウムなどのようなア
ルカリ金属塩などとして反応に供してもよい。化合物
(II)1モルに対し化合物(III)またはその塩1〜1
0モル好ましくは1〜5モルを反応させる。通常、反応
は溶媒中で行われる。溶媒としては、たとえばジクロロ
メタン、クロロホルム等のハロゲン化炭化水素類、アセ
トニトリル等のニトリル類、ジメトキシエタン、テトラ
ヒドロフラン等のエーテル類、ジメチルホルムアミド、
ジメチルスルホキシド、ヘキサメチルホスホロアミド等
が好んで用いられる。塩基の添加は、反応を有利に進め
る。このような塩基としては、たとえば炭酸水素ナトリ
ウム、炭酸水素カリウム、炭酸ナトリウム、炭酸カリウ
ム、水素化ナトリウム、水素化カリウム、ナトリウムア
ミド、ナトリウムメトキシド、トリエチルアミン、ジイ
ソプロピルエチルアミン、ピリジンなどが好適である。
また、本反応では塩基を使用する代りに化合物(III)
をたとえば前記のごときアルカリ金属塩、アルカリ土類
金属塩などに変換し、これを化合物(II)と反応させて
もよい。また化合物(III)のEが−NR5−(R5は上
記と同意義を示す)である場合、上記のような塩基を使
用する代わりに、化合物(III)自体を塩基として用い
てもよい。用いられる塩基の量は、用いられる化合物
(II)、(III)および溶媒の種類、その他の反応条件
により異なるが、通常化合物(III)1モルに対し1〜
10モル好ましくは1〜5である。反応温度は約−50
℃から200℃、好ましくは−20℃〜150℃の範囲
で行われる。反応時間は化合物(II)の種類、化合物
(III)またはその塩の種類、反応温度などによって異
なるが、1から72時間好ましくは1から24時間であ
る。
アルキル化反応と同様の方法により実施される。すなわ
ち、ii)における化合物(II)の代わりに化合物(V)
を用い、化合物(III)またはその塩の代わりに化合物
(IV)またはその塩を用いてii)で記載した方法と同様
の方法によって実施される。一般式(Ia)
前記と同意義を示す)または−O−を、他方は−CO−
を示し、他の記号は前記と同意義を示す〕で表される化
合物またはその塩を還元反応に付して一般式(Ib)
物またはその塩を製造する。
合物を還元反応に付して二重結合を一重結合に変換する
反応である。本反応は種々の方法により実施されるが、
たとえば接触還元用金属触媒の存在下に還元する方法が
好んで用いられる。この接触還元による方法で使用され
る触媒としては、たとえば白金黒、酸化白金、白金炭素
などの白金触媒、パラジウム黒、酸化パラジウム、パラ
ジウム硫酸バリウム、パラジウム炭素などのパラジウム
触媒、還元ニッケル、酸化ニッケル、ラネーニッケル、
漆原ニッケルなどのニッケル触媒などが挙げられる。本
反応は通常溶媒中で行なわれ、ぎ酸、酢酸、プロピオン
酸などの有機酸を溶媒として用いるか、メタノール、エ
タノール、プロパノール、イソプロパノール等のアルコ
ール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等のエーテル
類、酢酸エチルなどのエステル類が、上記有機酸、ある
いはリン酸、硫酸、塩酸などの無機酸と共存下に溶媒と
して使用される。反応温度は0℃ないし200℃、好ま
しくは20℃ないし110℃で行なわれる。反応時間は
通常0.5〜48時間、好ましくは1〜16時間であ
る。反応は通常常圧下に行なわれるが必要により加圧下
(3−10気圧)に行なわれる。触媒の使用量は触媒の
種類により異なるが通常(Ia)に対して0.1−10%
(w/w)である。一般式(Ic)
物またはその塩を式 R1−L〔R1は前記と同意義を、
Lは脱離基を示す。〕で表されるアルキル化剤と反応さ
せ一般式(Id)
物またはその塩を製造し、次いで(Id)またはその塩を
還元反応に付して一般式(Ie)
物またはその塩を製造する。
合物をR1−Lで表されるアルキル化剤と反応させて四
級塩(Id)とし、次いで還元反応に付して一般式(Ie)で
表される化合物を製造する方法である。式(Ic)から(I
d)への変換で用いられるアルキル化剤R1−Lとしては
アルカンのハライド(例えばクロリド、ブロミド、ヨー
ダイドなど)、硫酸エステル、またはスルホン酸エステ
ル(例えばメタンスルホネート、p−トルエンスルホネ
ート、ベンゼンスルホネートなど)などが用いられ、特
にアルキルハライド類は好んで用いられる。アルキル化
剤の使用量は化合物(Ic)1モルに対して1ないし10
0当量、好ましくは1ないし30当量が用いられる。本
反応は通常、溶媒中で行なわれる。溶媒としてはメタノ
ール、エタノール、プロパノール、イソプロパノールな
どのアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキサン等
のエーテル類、酢酸エチルなどのエステル類、ジクロル
メタン、1,2−ジクロルエタンなどのハロゲン化炭化
水素類などが用いられるが、溶媒としてアルキル化剤自
体を用いてもよい。反応温度は10℃ないし200℃、
好ましくは20℃ないし110℃で行なわれる。反応時
間は通常0.5〜24時間、好ましくは1〜16時間で
ある。
還元反応は通常、不活性溶媒中で金属水素化物が用いて
行われる。たとえば、水素化ホウ素ナトリウム、水素化
ホウ素リチウム、水素化ホウ素亜鉛、シアノ水素化ホウ
素ナトリウム、シアノ水素化ホウ素リチウムなどを用い
て行なうことができる。好ましくは水素化ホウ素ナトリ
ウムが用いられる。反応溶媒としてはメタノール、エタ
ノールのような低級アルコール類、ジオキサン、テトラ
ヒドロフランなどのエーテル類、あるいはベンゼン、ト
ルエンなどの炭化水素類を単独、または混合物として用
いることができる。反応温度は通常約−100℃から4
0℃、好ましくは約−80℃から25℃で行なわれる。
反応時間は通常5分間〜10時間、好ましくは10分間
〜5時間である。還元剤の使用量は化合物(II)に対し通
常1〜2当量である。また、式(I)および(I')で表
わされる化合物のうち、一般式
と同意義を示す。〕で表わされる化合物またはその塩
は、一般式
合物またはその塩と一般式 Ar−G′−CHO (XVI) 〔式中、G′は結合手またはC1-2アルキレン基を、他
の記号は前記と同意義を示す。〕で表わされる化合物と
還元剤の存在下に反応させることによっても製造するこ
とができる。本反応は種々の方法によって実施される
が、例えば、ボルチ(R. F. Borch)ら、ジャーナル
オブ アメリカン ケミカル ソサイアティー(Journa
l of American Chemical Soceity),93巻,2897
〜2904頁(1971年発行)に記載の還元反応ある
いはそれに準じた方法が好んで用いられる。さらに、一
般式(I)および(I′)のうちDがC1-3アルキレン基
で、Eが−NH−である化合物を用いて、一般式
置換基を有していてもよい炭化水素基を示す。〕で表わ
されるカルボニル化合物と還元剤の存在下、例えば、前
記のボルチらの文献記載の方法あるいはそれに準じた方
法により反応させ一般式
を、他の記号は前記と同意義を示す。〕で表わされる化
合物またはその塩を製造できる。
造を有する一般式(I-B)の化合物は、例えば、下記の
a),b)の方法などにより製造できる。 a)一般式
同意義を示す。〕で表わされる化合物、その塩またはそ
のカルボキシル基における反応性誘導体(本発明の目的
化合物に含まれる化合物であり、前記の方法または
などの方法によって製造される。)を分子内アミド化反
応により閉環させ、一般式
合物またはその塩を製造する。
いし3の整数を、他の記号は前記と同意義を示す。〕で
表わされる化合物またはその塩(本発明の目的化合物に
含まれる化合物であり、前記の方法またはなどの方
法によって製造される。)を分子内アルキル化反応によ
り閉環させ、一般式
合物またはその塩を製造する。上記の方法a)はアミド
結合の形成反応であり、種々の方法により実施される。
例えば、前記の方法のi)で用いられた方法と同様の
方法が用いられる。方法b)はアルキル化であり、例え
ば、前記の方法のii)あるいは方法と同様の方法に
より実施される。また、式(I)および(I')のうちE
が−NH−である化合物を、式R5e−L″〔式中、R5e
は置換基を有していてもよいアルキル基をL″は脱離基
を示す。〕で表わされるアルキル化剤を用いて方法の
ii)で記載した方法と同様の方法によってアルキル化
し、式(I)のEが−NR5e−〔記号は前記と同意義を
示す。〕である化合物を製造することもできる。
物のうち、一般式(If)
Xb−Yb−は−N=CR3−または−CR3=N−(R3
は前記と同意義を示す)、E'は−NR5f−(R5fは置
換していてもよい炭化水素基を示す)、−O−または−
S(O)n−(nは0、1または2を示す)を、他の記号
は前記と同意義を示す〕は一般式(Ig)
Xc−Yc−は−NH−CO−または−CO−NH−を、
他の記号は前記と同意義を示す〕から製造できる。この
反応では、好ましくは(Ig)のアミド部分をイミノハラ
イド基に変換することにより行われ、まずR3がハロゲ
ン原子(例えば、塩素、臭素など)である化合物(If)
を製造する。反応では反応試薬として、例えば、オキシ
塩化リン、五塩化リンのようなハロゲン化リン化合物、
塩化チオニル、臭化チオニルのようなハロゲン化チオニ
ルなどが用いられる。試薬の使用量は化合物(Ig)に対
して、1〜100モルが用いられる。反応は、通常、反
応に支障のない溶媒中(例えば、テトラヒドロフラン、
ジオキサンなどのエーテル類、ベンゼン、トルエン、キ
シレンなどの炭化水素類など)で行われるが、試薬自体
を溶媒として用いてもよい。反応温度は、通常、約20
℃〜200℃、好ましくは50℃〜150℃で行われ
る。反応時間は、用いられる原料化合物の種類、試薬、
溶媒、温度などによって異なるが、通常、30分間から
12時間である。このようにして製造されるイミノハラ
イド体は種々のR3置換基、すなわち、水素原子、置換
基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していて
もよいアミノ基、置換基を有するヒドロキシル基、ある
いは置換基を有していてもよい炭化水素基、置換された
メルカプト基、を有する化合物に変換できる。R3が水
素原子である化合物(If)はR3がハロゲンである化合
物を接触還元反応に付して製造できる。還元反応は化合
物(Ib)から(Ia)への変換に用いられた方法と同様な
方法で行われる。R3が置換基を有していてもよいアミ
ノ基である化合物(If)はR3がハロゲンである化合物
と置換基を有していてもよいアミノ類とを(XI)と(XI
I)の反応(方法1−ii)で用いられた条件と同様な条
件で反応させて製造できる。同様にして、置換基を有し
ていてもよい炭化水素基、置換基を有するヒドロキシル
基、あるいは置換基を有していてもよい炭化水素基で置
換されたメルカプト基を有する化合物(If)は、各々グ
リニヤール試薬(例、MeMgBr,EtMgBr)、アルコ
ール類(例、メタノール、エタノール)のアルカリ金属
(例、リチウム、ナトリウム、カリウム)塩、あるいは
チオール類(例、メタンチオール、エタンチオール)の
アルカリ金属(例、リチウム、ナトリウム、カリウム)
塩と、化合物R3がハロゲンである化合物とを方法1−i
iと同様な条件で反応させて製造できる。
ち、XまたはYが−CS−および/またはDにチオキソ
基を含む化合物は、XまたはYが−CO−および/また
はDにオキソ基を含む化合物を適当な硫化物と反応させ
ることにより製造できる。この反応で用いられる硫化物
としては例えば五硫化リン、ローソン(Lowesson)試薬
などが用いられる。この反応は、通常無水条件下、ジク
ロロメタン、クロロホルム、ジオキサン、テトラヒドロ
フラン、ベンゼン、トルエンなどの溶媒中で行われる。
用いられる硫化物の量は、当モル以上好ましくは2〜5
モルであり、反応温度は20℃から120℃の範囲で行
われる。反応時間は原料化合物あるいは硫化物の種類、
反応温度などによって異なるが通常1〜8時間である。
び(I')またはその塩がA環、B環、Arで示される基
中のベンゼン環に低級(C1-6)アルコキシ基を含む場
合、必要によりこれを例えば三臭化ホウ素などと反応さ
せることにより、ヒドロキシル基に変換することもでき
る。本反応は通常溶媒(例えば、ジクロルメタン、クロ
ロホルム、四塩化炭素、ベンゼン、トルエンなどのハロ
ゲン化炭化水素類、炭化水素類など)中で約−20℃な
いし80℃、好ましくは約0℃ないし30℃で行われ、
三臭化ホウ素の使用量は低級アルコキシ基1個に対し、
約1ないし10モル当量好ましくは約1ないし5モル当
量である。反応時間は通常15分間ないし24時間、好
ましくは30分間ないし12時間である。また、前記の
方法で製造される化合物(I)および(I')またはその
塩がA環、B環、Arで示される基中のベンゼン環にヒ
ドロキシル基を含む場合、必要によりこれをアルキル化
またはアシル化反応を行うことにより、それぞれアルコ
キシまたはアシルオキシ基に変換することができる。ア
ルキル化反応は、溶媒(例えば、メタノール、エタノー
ル、プロパノールなどのアルコール類、ジメトキシエタ
ン、ジオキサン、テトラヒドロフランなどのエーテル
類、アセトンなどのケトン類、N,N−ジメチルホルム
アミドなどのアミド類など)中、塩基(例えば、トリメ
チルアミン、トリエチルアミン、N−メチルモルホリ
ン、ピリジン、ピコリン、N,N−ジメチルアニリンな
どの有機塩基、炭酸カリウム、炭酸ナトリウム、水酸化
カリウム、水酸化ナトリウムなどの無機塩基)の存在下
に、置換基を有していてもよいアルカンのハライド(例
えば、クロリド、ブロミド、ヨーダイドなど)、硫酸エ
ステルまたはスルホン酸エステル(例えば、メタンスル
ホネート、p−トルエンスルホネート、ベンゼンスルホ
ネートなど)などのアルキル化剤を反応させることによ
り行われる。反応温度は通常−10℃ないし100℃、
好ましくは約0℃ないし80℃である。これらアルキル
化剤の使用量は原料フェノール性誘導体1モルに対し約
1ないし5モル当量、好ましくは1ないし3モル当量で
ある。反応時間は通常15分間ないし24時間、好まし
くは30分間ないし12時間である。
の反応性誘導体を反応させることにより行われる。本反
応はアシル化剤の種類、原料フェノール性誘導体の種類
によっても異なるが、通常溶媒(例えば、ベンゼン、ト
ルエン、エチルエーテル、酢酸エチル、クロロホルム、
ジクロルメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、
N,N−ジメチルホルムアミド、ピリジンなどの炭化水
素類、エーテル類、エステル類、ハロゲン化炭化水素
類、アミド類、芳香族アミン類など)中で行われ、反応
促進のため適宜の塩基(例えば、炭酸水素ナトリウム、
炭酸水素カリウムなどの炭酸水素塩、炭酸ナトリウム、
炭酸カリウムなどの炭酸塩、酢酸ナトリウムなどの酢酸
塩、トリエチルアミンなどの3級アミン類、ピリジンな
どの芳香族アミン類など)を与えることもできる。カル
ボン酸の反応性誘導体としては、酸無水物、混合酸無水
物、酸ハライド(例えば、クロリド、ブロミド)などが
用いられる。これらアシル化剤の使用量は原料フェノー
ル性誘導体1モルに対して1ないし5モル当量、好まし
くは1ないし3モル当量である。反応温度は通常0℃な
いし150℃、好ましくは約10℃ないし100℃であ
る。反応時間は通常15分間ないし12時間、好ましく
は30分間ないし6時間である。
の反応性誘導体を反応させることにより行われる。本反
応はアシル化剤の種類、原料フェノール性誘導体の種類
によっても異なるが、通常溶媒(例えばベンゼン、トル
エン、エチルエーテル、酢酸エチル、クロロホルム、ジ
クロルメタン、ジオキサン、テトラヒドロフラン、N,
N−ジメチルホルムアミド、ピリジンなどの炭化水素
類、エーテル類、エステル類、ハロゲン化炭化水素類、
アミド類、芳香族アミン類など)中で行われ、反応促進
のため適宜の塩基(例えば炭酸水素ナトリウム、炭酸水
素カリウムなどの炭酸水素塩、炭酸ナトリウム、炭酸カ
リウムなどの炭酸塩、酢酸ナトリウムなどの酢酸塩、ト
リエチルアミンなどの3級アミン類、ピリジンなどの芳
香族アミン類など)を与えることもできる。カルボン酸
の反応性誘導体としては、酸無水物、混合酸無水物、酸
ハライド(例えばクロリド、ブロミド等)などが用いら
れる。これらアシル化剤の使用量は原料フェノール性誘
導体1モルに対して1〜5モル当量、好ましくは1〜3
モル当量である。塩基の使用量は約1〜3モル当量であ
る。反応温度は通常約0℃〜150℃、好ましくは約1
0℃〜100℃である。反応時間は通常15分間〜12
時間、好ましくは30分間〜6時間である。また、式
(I)および(I')に含まれる公知のアミド化合物は、例
えば(1)インディアン ジャーナル オブ ケミストリ
ー(Indian Journal of Chemistry),セクション B,
26B巻8号,744〜747頁(1987年発行),
(2)ケミカルアブストラクト107巻,175835
f,(3)ケミカルアブストラクト114巻,42492
q,(4)ケミカルアブストラクト107巻,11546
3y,(5)ケミカルアブストラクト93巻,22053
6qに記載の方法またはそれに準じる方法、または前記
した式(I)で表わされるアミド化合物の製法またはそ
れに準ずる方法により合成できる。
の状態で得られる時は、常法に従って、たとえば無機酸
(例えば塩酸、硫酸、臭化水素酸など)、有機酸(例え
ばメタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸、トルエンス
ルホン酸、シュウ酸、フマール酸、マレイン酸、酒石酸
など)、無機塩基(例えばナトリウム、カリウム等のア
ルカリ金属、カルシウム、マグネシウム等のアルカリ土
類金属、アルミニウムまたはアンモニウム等)または有
機塩基(例えばトリメチルアミン、トリエチルアミン、
ピリジン、ピコリン、エタノールアミン、ジエタノール
アミン、トリエタノールアミン、ジシクロヘキシルアミ
ンまたはN,N'−ジベンジルエチレンジアミン等)など
との塩とすることもでき、化合物(I)および(I')が塩
の形で得られる時は、常法に従って、遊離形または他の
塩に変換することもできる。以上の方法で得られる目的
化合物(I)および(I')またはその塩は、それ自体公知
の分離精製手段(例えば濃縮、溶媒抽出、カラムクロマ
トグラフィー、再結晶など)を用いることにより精製、
採取することができる。
塩を製造するために用いられる原料(VII)またはその塩
は、例えば以下の、1)〜10)の方法あるいはそれらに
準じた方法で工業的に有利に製造することができる。 1) 一般式
合物あるいはそれらのエステルは、たとえば、ヨーロッ
パ公開番号第421456号(1991年4月11日公
開)、ヨーロッパ公開番号第354994号(1990
年2月21日公開)、ヨーロッパ公開番号第48138
3号(1992年4月22日公開)、PCT国際公開番
号WO9112249号(1991年8月22日公開)
およびボレチノ ケミコ ファルマスウティコ(Bollet
ino Chimico Farmaceutico),125巻,437−44
0頁(1986年発行)に記載の方法またはそれに準ず
る方法により合成できる。また(VII−3)のアミド化
合物(W=−CONH2)は、ウンベルフェルス(K. Un
verferth)らのアルチブ デア ファルマツイー(Arch
iv der Pharmazie),324巻,809−814頁(1
991年発行)に記載の方法それに準じた方法により製
造される。本アミド化合物は例えばジアゾ化反応の条件
下(例えば、酢酸、塩酸などの酸性溶媒中で亜硝酸ナト
リウムと約0℃から50℃で反応)に反応させることに
より化合物(VII−3)が製造できる。
物は、例えば下記の方法2−A),2−B)あるいはそれ
らに準じた方法により製造できる。 2−A):一般にアルント−アイステルト(Arndt-Eiste
rt)反応と知られている反応〔アルント(F. Arndt)
ら、ケミッシュ ベリヒテ(Chemische Berichte)、6
8巻、200頁、(1935年発行)〕により、(VII−
1)〜(VII−5)のカルボキシ基をジアゾメタンを用いて
1炭素増加させて、各々(VII−6)〜(VII−10)とする
方法である。たとえば、(VII−5)のA環が無置換であ
り,B環が無置換かまたは前記式においてR3がメチル
である化合物を対応する置換基を有する(VII−10)へ
変換させる方法が公知〔シャテルジャ(I. N. Chatterj
ea)ら、リービ ッヒ アンナレン シェミー(Liebigs
Ann. Chem.)、1974、1126頁)〕であり、こ
の方法またはそれに準じた方法により、(VII−6)〜(VI
I−10)を製造することができる。本方法ではカルボン
酸のエステル体(メチルエステル,エチルエステルな
ど)として単離される場合もあるが、それらのエステル
体は加水分解反応により、カルボン酸へ変換される。本
加水分解反応は通常溶媒(メタノール,エタノール,プ
ロパノールなどのアルコール,酢酸などの有機酸など)
中で鉱酸(塩酸,臭化水素酸,硫酸など)あるいは金属
の水酸化物(水酸化ナトリウム,水酸化カリウムなど)
の水溶液存在下に約15℃から130℃の温度で処理し
て行われる。
ボキシル基を1炭素増加させる方法である。本方法で
は、まずカルボキシル基を還元してアルコール体とす
る。本還元は、カルボキシル基をその反応性誘導体(酸
ハライド,混合酸無水物,活性エステル,エステルな
ど)に変換し、還元剤(水素化ホウ素ナトリウム,水素
化リチウムアルミニウムなど)と溶媒(テトラヒドロフ
ラン,ジメトキシエタンなどのエーテル類など)中で、
約0℃から100℃の反応温度で処理して行なわれる。
このようにして得られるアルコール体のヒドロキシル基
を脱離基に変換(−OH→−L)する。脱離基Lとして
はハロゲン(塩素,臭素,ヨー素など),C1-4アルカ
ンスルホニルオキシ基(メタンスルホニルオキシ基,エ
タンスルホニル オキシ基など),C6-10アリールスル
ホニルオキシ基(ベンゼンスルホニルオキシ基,p−ト
ルエンスルホニルオキシ基など)などが好んで用いられ
る。該変換反応は通常溶媒(ベンゼン,トルエン,ジク
ロロメタン,1,2−ジクロロエタン,クロロホルム,
テトラヒドロフラン,酢酸エチルなど)中で行なわれ、
たとえば塩化チオニル,臭化チオニル,塩化メタンスル
ホニル,塩化ベンゼンスルホニルなどと約0℃から10
0℃の温度で処理して行われる。次いで、該化合物の脱
離基は、ニトリル基に変換(−L→−CN)される。本
反応は通常溶媒(ジメチルスルホキシド,ジメチルホル
ムアミド,アセトンなど)中でシアン化ナトリウム,シ
アン化カリウム,シアン化銅などのシアン化合物と0℃
から100℃の温度で処理して行われる。このニトリル
化合物を加水分解して(VII−6)〜(VII−10)のカルボ
ン酸を製造する。本加水分解反応は通常溶媒(メタノー
ル,エタノール,プロパノールなどのアルコール,酢酸
など)中で鉱酸(塩酸,臭化水素酸,硫酸など)あるい
は金属の水酸化物(水酸化ナトリウム,水酸化カリウム
など)の水溶液の存在下、約15℃から130℃の温度
で処理して行われる。さらに、(VII−6)および(VII−
7)はコール(H. Kohl)ら、ジャーナル オブ ファー
マシューティカル サイエンス(Journal of Pharmaceu
tical Sciences)、62巻、2028頁(1973年発
行)に記載の方法またはそれに準じた方法によっても製
造できる。
物は、前記の化合物(VII−1),(VII−3),(VII−
4),(VII−5)あるいはそれらのエステルから、それら
の3位および4位の二重結合を還元して一重結合とする
方法により、各々製造できる。本方法はたとえば、前記
(Ia)から(Ib)への変換で用いられたような方法あるいは
それに準じた方法により実施できる。出発化合物として
エステルを用いた場合は、(VII−11)〜(VII−14)の
エステル体が製造されるが、これらは2−A)で記載し
たような加水分解反応に付すことにより、カルボン酸と
することができる。化合物(VII−11)あるいはそのエ
ステルは、化合物(VII−1)あるいはそのエステルを水
素化アルミニウムリチウムのような還元剤を用いても製
造できる。本反応は溶媒(テトラヒドロフラン,ジオキ
サン,ジメトキシエタンなどのエーテル類)中で約0℃
から100℃の温度で行われる。
物は、たとえば化合物(VII−2A)から下式の方法によ
り製造でき る。本方法ではまず(VII−2A)の1位,4
位
意義を示す。〕を還元し、1,4−ジヒドロ体とする。
本還元反応はたとえば、水素化ホウ素ナトリウム,シア
ノ水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤を用いて行われ
る。反応は通常溶媒(メタノール,エタノール,プロパ
ノールなどのアルコール類、テトラヒドロフラン,ジオ
キサン,ジメトキシエタンなどのエーテル類など)中
で、約15℃から100℃の温度で行われる。次いでこ
の1,4−ジヒドロ体の1位を、一般式R'−L〔式中の
記号は前記と同意義を示す。〕で示されるアルキル化剤
と反応させ、アルキル化する。アルキル化反応は通常溶
媒(テトラヒドロフラン,ジオキサン,ジオキサンなど
のエーテル類、ジメチルホルムアミドなどのアミド類な
ど)中で行われ、塩基(水素化ナトリウム,水素化カリ
ウム,ナトリウムメチラート,ナトリウムエチラート,
ナトリウムアミド,カリウム,t−ブトキシドなど)の
存在下に反応させることが好ましい。通常約−10℃か
ら100℃の温度で行うことができる。このようにして
得られる1−アルキル−1,4−ジヒドロ体は還元反応
に付し、1,2,3,4−テトラヒドロ体(VII−15)に変
換される。本還元反応はたとえばシアノ水素化ホウ素ナ
トリウム,水素化ホウ素ナトリウム,水素化アルミニウ
ムリチウムなどの還元剤を用いて行われる。反応は通常
溶媒中、約0℃から100℃の温度で行なわれる。該溶
媒は使用する還元剤、基質の種類によって異なるが、前
記、(VII−2A)の1,4−ジヒドロ体への還元反応に用
いられたような溶媒を用いることができる。(VII−15
A)から(VII−15)への変換は前記〔2−A)〕したよ
うな加水分解反応により行われる。
物は、前記(VII−11)〜(VII−15)から、1炭素増加
させる方法により製造できる。本方法は前記の2−A)
または2−B)の方法あるいはそれに準じた方法により
実施できる。(VII−16)および(VII−19)は下式方法
びR'''はカルボキシル基における保護基を、他の記号
は前記と同意義を示す。〕により製造することもでき
る。上式においてカルボキシル基の保護基R″および
R'''としては、たとえばメチル、エチル、メトキシメ
チル、メトキシエトキシメチル、ベンジルオキシメチ
ル、tert−ブチル、ベンジル、p−メトキシベンジル、
p−ニトロベンジル、o−ニトロベンジル、ベンズヒド
リル、トリチル、2,2,2−トリクロロエチル、2−ト
リメチルシリルエチル、アリルなどエステルを形成する
タイプの保護基;例えばトリメチルシリル、トリエチル
シリル、tert−ブチルジメチルシリル、イソプロピルジ
メチルシリル、ジメチルフェニルシリルなどシリルエス
テルを形成するタイプの保護基などが挙げられる。上式
方法ではまず(VII−11A)あるいは(VII−13A)の3
位を一般式R'''OCOCH2−L〔式中の記号は前記と
同意義を示す。〕で表されるアルキル化剤でアルキル化
する。本反応は、前記〔4)〕の1位のアルキル化反応
と同様の反応条件により実施できる。該アルキル体は保
護基R″を除去し、脱炭酸反応に付すと(VII −16A)
あるいは(VII−19A)に変換される。保護基R″の除
去方法は用いる保護基の種類によって異なるが、たとえ
ばR″がメチル,エチルなどの低級アルキル基の場合、
前記〔2−A)〕したような方法で加水分解することに
よって脱保護することができる。この際、R'''が同様
にメチル,エチルなどの低級アルキル基の場合には
R'''も除去されてジカルボン酸として単離される場合
もある。R″が除去されたカルボン酸は加熱により、脱
炭酸反応が進み、化合物(VII−16A)あるいは(VII−
19A)が得られる。この際、R″およびR'''が共に除
去されたジカルボン酸である場合には本脱炭酸により、
一挙に(VII−16)あるいは(VII−19)が得られる。本
脱炭酸反応は通常溶媒(ピリジン,ピコリン,ベンゼ
ン,トルエン,ジメチルスルホキシド,ジメチルホルム
アミド,酢酸など)中で約40℃から200℃の温度で
行われる。このようにして得られる化合物(VII−16
A),(VII−19A)のR'''は、その種類に応じた脱保
護反応により除去され、化合物(VII−16),(VII−1
9)へ変換できる。
物を前記〔5)〕で用いた一般式R'''OCOCH2−L
で表されるアルキル化剤を用いてアルキル化し、次いで
保護基R'''を除去することにより製造される。該アル
キル化反応および脱保護反応は前記と同様の条件下で行
うことができる。
物のうちXdが−NR1a−であり、R2およびR2aの少く
とも一方が水素である化合物(VII'−23)および(VI
I'−24)は下式方法
ことができる。上式方法ではまず(VII−2A)あるいは
(VII−7A)を、アルキル化して四級塩とし、次いで還
元して1,2−ジヒドロ体(VII−23A),(VII−24
A)に変換する。本変換反応は前記、化合物(Ic)→(Id)
→(Ie)の変換反応(方法)と同様の方法により行うこ
とができる。このようにして得られる化合物(VII−23
A),(VII−24A)は、前記〔2−A)〕のような方法
によりR'を除去し、各々(VII−23),(VII−24)を
製造することができる。別法として、(VII−23)は
一般式
により製造される。本法ではベンゾフェノン誘導体を出
発原料として用い、例えば一般式
ピオン酸誘導体を反応させ、置換ベンゾフェノン体に変
換する。本化合物を脱水反応に付すと、閉環体(VII−
23A)を得ることができる。(VII−23A)は前記
〔2−A)〕のような方 法によりR'を除去し、(VII−
23)を製造することができる。(VII−23)を前記
〔2−A)〕あるいは〔2−B)〕の方法と同様の方法に
より、一炭素増加すると、(VII−24)が製造され
る。
合物のうちXdがSであり、R2、R2aが共に水素であ
り、βが0である化合物の一部は公知であり、たとえ
ば、夏苅ら、ヨーロッパ公開番号第481383号(1
992年4月22日公開)にその合成中間体として合成
法が記載されている。β=0である他の化合物(VII−
25)もその方法に準じた方 法により製造できる。(V
II−25)を前記〔2−A)〕あるいは〔2−B)〕の方
法と同様の方法により一炭素増加すると、(VII−2
6)が製造される。 9) 一般式
物は、たとえば一般式(VII−6)〜(VII−10),(VII−
16)〜(VII −22)、(VII−24)および(VII−2
6)から、前記の〔2−A)〕あるいは〔2−B)〕の1
炭素増加反応を用いて製造することができる。 10)上記1)〜3)、5)および9)に準じた方法によ
り、一般式(VII)の−X'−Y'−において、X'、Y'の
一方がSであり、他方が−CO−である化合物を製造す
ることができる。さらに一般式(VII)のX'、Y'の一方
が−CO−である化合物は、五硫化リンなどを用いるチ
オキソ化反応により−CS−である化合物に変換でき
る。
同意義を示す〕で表される化合物は、方法2B)に記載
されるような還元反応によって相当するカルボン酸から
製造される。 12)一般式
物は、方法2B)に記載される変換(OH→L)によっ
て、相当するヒドロキシル化合物(XIV)から製造され
る。 13)一般式
物は、R5−NH2(R5は前記と同意義を示す)で表さ
れるアミンと反応させることによって化合物(XV)から
製造される。この反応は化合物(II)と(III)のアル
キル化反応(方法−ii))に記載されるのと同様の条
件を用いることによって製造される。これらの化合物の
置換基中に官能基を含む場合は公知の種々の方法によ
り、所望の他の官能基へ変換できる。例えば、置換基が
カルボキシル基あるいはそのエステルなどを含む基であ
る場合、例えばアミン類と反応させてアミド基へ変換あ
るいは還元反応に付してヒドロキシメチル基などへ変換
し、化合物(I)および(I′)の合成原料とすることが
できる。
ための原料化合物としては例えば、式(S−1)、(S
−2)で表わされる化合物が用いられる。これらの化合
物は例えば以下の反応図1に示す方法あるいはそれに準
じた方法で製造することができる。 (反応図1)
を、tは2ないし4の整数を他の記号は前記と同意義を
示す。〕 上式においてカルボキシル基の保護基P1およびP2とし
ては例えば、メチル、エチル、メトキシメチル、メトキ
シエトキシメチル、ベンジルオキシメチル、tert−ブチ
ル、ベンジル、p−メトキシベンジル、p−ニトロベン
ジル、o−ニトロベンジル、ベンズヒドリル、トリチ
ル、2,2,2−トリクロロエチル、2−トリメチルシリ
ルエチル、アリルなどのエステルを形成するタイプの保
護基;例えば、トリメチルシリル、トリエチルシリル、
tert−ブチルジメチルシリル、イソプロピルジメチルシ
リルなどのシリルエステルを形成するタイプの保護基な
どが用いられる。
閉環させて化合物(S−b)とする。本閉環反応は一般
にディークマン反応(Dieckmann Condensation)として
知られている反応〔シェーファー(J. P. Schaefer)
ら、オーガニック リアクションズ,15巻,1〜20
3頁(1967年発行)〕により、塩基(例えば、水素
化ナトリウム、ナトリウムエトキシド、ナトリウムメト
キシド、ナトリウムアミド、カリウム、tert−ブトキシ
ドなど)の存在下に反応に不活性な溶媒(例えば、テト
ラヒドロフラン、ジオキサン、ジメトキシエタンなど)
中で行われる。用いられる塩基の量は(S−a)1モル
に対して当モル以上、好ましくは1.5〜3モルであ
り、反応温度は約0℃から130℃の範囲で行われる。
反応時間は原料化合物の種類、反応温度などによって異
なるが、通常約0.5〜5時間である。化合物(S−
b)の保護されたカルボキシル基を除去反応に付してケ
トン化合物(S−c)を製造する。本反応は用いる保護
基P1の種類によって種々の反応条件で行われるが、例
えばP1がメチル,エチルなどの低級アルキル基の場
合、酸性またはアルカリ性条件下の加水分解反応条件が
好んで用いられ、通常P1の除去と同時に脱炭酸反応が
進行し、化合物(S−c)を製造できる。本反応は例え
ば、溶媒(例えば、メタノール、エタノール、プロパノ
ールなどのアルコール類、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン、ジメトキシエタンなどのエーテル類、あるいはこ
れらの混合溶媒など)中、たとえば水酸化ナトリウム、
水酸化バリウムなどのアルカリまたはアルカリ土類金属
の水酸化物を用いるアルカリ性条件下、あるいは塩酸,
臭酸,硫酸などの無機酸またはギ酸、酢酸などの有機酸
あるいはこれら酸類の混合物などを用いる酸性条件下に
行われる。反応温度は通常約0℃〜150℃、好ましく
は約15℃〜110℃であり、反応時間は約0.5〜2
4時間、好ましくは約1時間〜10時間である。
1)への変換はオキシム誘導体を還元する方法が好んで
用いられる。本方法では化合物(S−c)をまず常法に
より、ヒドロキシルアミンと反応(例、エタノール中、
ヒドロキシルアミン・塩酸塩と酢酸ナトリウム存在下、
20℃〜70℃で反応)させてオキシム化合物とし、次
いで還元反応に付して化合物(S−1)を製造する。本
還元反応は、例えば、ビユーラー(C. A. Buehler)
ら、サーベイ オブ オーガニック シンセシス(Surv
ey of Organic Syntheses),423〜424頁(19
70年,ウィリー−インターサイエンス社発行)に記載
されている方法に記載されている方法により実施され
る。例えば、酸性(例えば、酢酸溶媒中)、あるいは塩
基性(例えば、エタノールおよびアンモニア水の混合溶
媒中、酢酸アンモニウム存在下)の条件下に亜鉛末によ
る還元反応が用いられる。ヒドロキシル化合物(S−
2)は化合物(S−c)を還元反応に付して製造され
る。本還元反応は例えばシアノ水素化ホウ素ナトリウ
ム、水素化ホウ素ナトリウムなどの還元剤が好んで用い
られる。反応は溶媒(例えば、メタノール,エタノー
ル,テトラヒドロフラン,ジオキサン,ジメトキシエタ
ンなど)中で約0℃から50℃の温度で行われ、反応時
間は約15分から5時間である。原料化合物として製造
される上記化合物は塩を形成していてもよく、これらの
塩としては、例えば無機酸(例えば、塩酸、リン酸、臭
化水素酸、硫酸)との塩、あるいは有機酸(例えば、酢
酸、ギ酸、プロピオン酸、フマル酸、マレイン酸、コハ
ク酸、酒石酸、クエン酸、リンゴ酸、蓚酸、安息香酸、
メタンスルホン酸、ベンゼンスルホン酸)との塩などが
用いられる。さらにこれらの化合物が−COOHなどの
酸性基を有している場合、無機塩基(例えば、ナトリウ
ム、カリウム、カルシウム、マグネ シウムなどのアル
カリ金属またはアルカリ土類金属など、アンモニア)ま
たは有機塩基(例えばトリエチルアミンなどのトリ−C
1-3アルキルアミンなど)と塩を形成してもよい。上記
の方法により得られる化合物は、自体公知の精製手段例
えば濃縮,液性変換,転溶,溶媒抽出,カラムクロマト
グラフィー,結晶化,再結晶などにより精製,採取して
もよいし、混合物のまま各々次反応に使用してもよい。
は、置換基としてアミノ基,カルボキシル基,ヒドロキ
シル基を有する場合、これらの基にペプチド化学などで
一般的に用いられるような保護基が導入されたものであ
ってもよく、反応後に必要に応じて保護基を除去するこ
とにより目的化合物を得ることができる。アミノ基の保
護基としては、例えば置換基を有していてもよいC1-6
アルキルカルボニル(例えば、ホルミル、メチルカルボ
ニル、エチルカルボニルなど)、フェニルカルボニル、
C1-6アルキル−オキシカルボニル(例えば、メトキシ
カルボニル、エトキシカルボニルなど)、フェニルオキ
シカルボニル(例えば、ベンズオキシカルボニルな
ど)、C7-10アラルキル−カルボニル(例えば、ベンジ
ルオキシカルボニルなど)、トリチル、フタロイルなど
が用いられる。これらの置換基としては、ハロゲン原子
(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードなど)、
C1-6アルキル−カルボニル(例えば、メチルカルボニ
ル、エチルカルボニル、ブチルカルボニルなど)、ニト
ロ基などが用いられ、置換基の数は1ないし3個程度で
ある。
置換基を有していてもよいC1-6アルキル(例えば、メ
チル、エチル、n−プロピル、i−プロピル、n−ブチ
ル、tert−ブチルなど)、フェニル、トリチル、シリル
などが用いられる。これらの置換基としては、ハロゲン
原子(例えば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードな
ど)、C1-6アルキルカルボニル(例えば、ホルミル、
メチルカルボニル、エチルカルボニル、ブチルカルボニ
ルなど)、ニトロ基などが用いられ、置換基の数は1な
いし3個程度である。ヒドロキシル基の保護基として
は、例えば置換基を有していてもよいC1-6アルキル
(例えば、メチル、エチル、n−プロピル、i−プロピ
ル、n−ブチル、tert−ブチルなど)、フェニル、C
7-10アラルキル(例えば、ベンジルなど)、C1-6アル
キルカルボニル(例えば、ホルミル、メチルカルボニ
ル、エチルカルボニルナド)、フェニルオキシカルボニ
ル(例えば、ベンズオキシカルボニルなど)、C7-10ア
ラルキル−カルボニル(例えば、ベンジルオキシカルボ
ニルなど)、ピラニル、フラニル、シリルなどが用いら
れる。これらの置換基としては、ハロゲン原子(例え
ば、フルオロ、クロロ、ブロモ、ヨードなど)、C1-6
アルキル、フェニル、C7-10アラルキル、ニトロ基など
が用いられ、置換基の数は1ないし4個程度である。ま
た、保護基の除去方法としては、それ自体公知またはそ
れに準じる方法が用いられるが、例えば酸、塩基、還
元、紫外光、ヒドラジン、フェニルヒドラジン、N−メ
チルジチオカルバミン酸ナトリウム、テトラブチルアン
モニウムフルオリド、酢酸パラジウムなどで処理する方
法が用いられる。以上の方法によって得られる化合物
(I)および(I')は、たとえば再結晶、蒸留,クロマ
トグラフィーなどの通常の分離手段により単離、精製す
ることができる。かくして得られる化合物(I)および
(I')が遊離体で得られた場合には、自体公知の方法あ
るいはそれに準じる方法(例えば、中和等)によって塩
に変換することができ、逆に塩で得られた場合には自体
公知の方法あるいはそれに準じる方法により、遊離体ま
たは他の塩に変換することができる。化合物(I)およ
び(I')が光学活性体である場合は、通常の光学分割手
段により、d体、l体に分離することができる。
に許容しうる塩(例えば前記した無機または有機塩基と
の塩、または無機または有機酸との塩など)は優れたア
シル−CoA :コレステロールアシルトランスフェラー
ゼ(ACAT)の阻害作用を有し、かつ急性毒性(L
D50:マウスに対して経口投与で300mg以上)、連
続投与による毒性ともに弱く医薬として安全である。A
CATは細胞内でのコレステロールの高級脂肪酸エステ
ル化に関わる酵素で、コレステロールのエステルとして
吸収、および末梢各臓器、細胞(例えば、動脈壁、マク
ロファージなど)などにおけるコレステロールのエステ
ルとしての蓄積に重要な役割を果たしていることが知ら
れている。従ってACAT阻害作用物質は食餌性コレス
テロールの腸管からの吸収を阻害し、血中コレステロー
ル値の上昇を抑制するとともに、動脈硬化巣における細
胞内コレステロールエステルの蓄積を抑え、粥状硬化の
進展を妨げることができる。よって、優れたACAT阻
害作用を有する本発明化合物(I)および(I')またはそ
の塩は、哺乳動物(例えばマウス、ラット、ハムスタ
ー、ウサギ、ネコ、イヌ、ウマ、ウシ、ヒツジ、サル、
ヒトなど) における高コレステロール血症、アテローム
性動脈硬化症、及びこれらに起因する疾患(例えば心筋
梗塞などの虚血性心疾患および脳梗塞・脳卒中などの脳
血管障害など)に対する安全な予防・治療剤として有用
である。
学的に許容し得る塩の中には過酸化脂質の生成抑制作用
(抗酸化作用) を示すものが含まれる(例えば、前記式
(I)および(I')においてA環、B環およびJ環のうち
少くともひとつがC1-4アルキル基で置換されていても
よいアミノ基または水酸基で置換されたベンゼン環であ
る化合物)。生体における脂質の過酸化は、動脈硬化症
や脳及び心臓血管系における虚血性疾患の発症と深い関
わりのあることが知られている。従ってACAT阻害作
用と抗酸化作用を併せ持つ化合物(I)および(I')また
はその塩は、血中コレステロール及び過酸化脂質の両面
から、これらに起因する種々の血管病変を予防・治療す
ることができるので医薬品としての有用性が高い。一般
式(I)および(I')で表わされる化合物またはその薬学
的に許容しうる塩を上記の医薬品として用いる場合、適
宜の薬理学的に許容され得る担体、賦形剤(例えばデン
プン、乳糖、白糖、炭酸カルシウム、リン酸カルシウム
など)、結合剤(例えば、デンプン、アラビヤゴム、カ
ルボキシメチルセルロース、ヒドロキシプロピルセルロ
ース、結晶セルロース、アルギン酸、ゼラチン、ポリビ
ニルピロリドンなど)、滑沢剤(例えばステアリン酸、
ステアリン酸マグネシウム、ステアリン酸カルシウムタ
ルクなど)、崩壊剤(例えばカルボキシメチルセルロー
スカルシウム、タルクなど)、希釈剤(例えば生理食塩
水など)等と混合し、常法により散剤、細粒剤、顆粒
剤、錠剤、カプセル剤または注射剤などの形態で経口的
または非経口的に投与することができるが、コレステロ
ールの吸収阻害の目的に使用するときは経口的に投与す
ることがより好ましい。投与量は化合物(I)および
(I')またはその 塩の種類、投与ルート、症状、患者
の年令などによっても異なるが、例えば成人の 高コレ
ステロール血症患者に経口的に投与する場合、1日量は
体重1kgあたり約0.005〜 50mg、好ましくは約
0.05〜10mg、さらに好ましくは約0.2〜4mgで、
この量を1日1〜3回に分割投与するのが好ましい。
塩は優れたACAT阻害作用、血中コレステロール低下
作用および/またはタキキニン受容体拮抗作用を有する
が、以降にその薬理試験の結果を示す。 (1) アシル−CoA:コレステロールアシルトランスフ
ェラーゼ(ACAT)阻害作用 〔実験法〕酵素標本ACATはハイデル〔Heider〕らの
ジャーナル オブ リピッド リサーチ〔Journal of L
ipid Research〕、24巻、1127頁(1982年)に
記載の方法に従って、20時間絶食させた6週齢雄性ス
プレイグ−ドウリイ〔Sprague−Dawley 〕ラットの小腸
粘膜ミクロゾーム画分から調製した。ACAT活性はヘ
ルゲルート〔Helgerud〕らの方法(ジャーナル オブ
リピッド リサーチ、22巻、271頁、1981年)
に従って、〔1−14C〕オレオイル−CoAと内因性コ
レステロールからのラベル化コレステロールエステルの
生成量を測定することによって算出した。 〔結果〕〔表1〕には被験化合物(下記実施例で得られ
た化合物のうち代 表的化合物)を10-6M添加したとき
のラベル化コレステロールエステル生成阻 害率(%)を
ACAT阻害作用の指標として示す。
優れたACAT阻害作用を持つことが示される。
ける)に7日間高コレステロール−コール酸含有飼料を
摂取させ高コレステロール血とした。最後の2日間に被
験化合物を経口投与し、全投与量の半量を6日目に、残
りの半量を7日目に投与した。一夜(最後の投与後16
時間)絶食後、動物を屠殺し、2群各々の動物の血清を
集め、各々コレステロール量とヘパリン沈殿リポ蛋白
(HPL)量を測定した。コレステロールとHPL量は
共に自動分析計を用いて測定し、前者は酵素法によるC
HOD−PAP法で、後者は比濁法(Shurr らの方法)
〔C. E. Dau 編,Atherosclerosis Drug Discovery, Pl
enum Publishing, New York, 215−229頁 & 23
1−249頁,1976年発行〕によって測定した。
〔表2〕にコレステロールとHPLのコントロール群に
比しての低下率(%)を示す。 〔結果〕
優れた血中高コントロール低下作用を示すことは明らか
である。(po は経口投与を示す)
またはその塩は優れたタキキニン受容体拮抗作用、特に
サブスタンスP(以下SPと省略する場合がある)受容
体拮抗作用を有し、かつ毒性は弱く医薬として安全であ
る。サブスタンスP(SP)は、1931年ウマ腸管抽
出物中に存在が確認され、1971年構造決定されたア
ミノ酸11個からなる神経ペプチドである。SPは中枢
および末梢の神経系に広く分布しており、一次知覚ニュ
ーロンの伝達物質としての機能の他、血管拡張作用,血
管透過性亢進作用,平滑筋収縮作用,神経細胞興奮作
用,唾液分泌作用,利尿亢進作用,免疫作用などの生理
活性を有する。特に、痛みインパルスにより脊髄後角の
終末から遊離されたSPが2次ニューロンに痛み情報を
伝えること、末梢終末より遊離されたSPがその受容野
に炎症反応を惹起することが知られている。また、SP
はアルツハイマー型痴呆にも関与していると考えられて
いる。従って、優れたSP受容体拮抗作用を有する本発
明の化合物(I)および(I')またはその塩は、哺乳 動
物(例えば、マウス,ラット,ハムスター,ウサギ,ネ
コ,イヌ,ウシ,ヒツジ,サル,ヒトなど)に対する安
全な疼痛、炎症、アレルギー、喘息、咳などの気道疾
患、排尿障害(頻尿、失禁など)および痴呆などの予防
・治療剤として有用である。
合阻害活性〕ヒトリンパ芽球細胞(IM−9)からの受容体を用いた
結合阻害活性 マーガレト(A. Margaret)モレキュラー ファーマコ
ロジー(Molecular Pharmacology 42巻,458頁
(1992年発行))らの方法を改変して用いた。受容
体はヒトリンパ芽球細胞(IM−9)より調製した。I
M−9細胞(2×105 cells/ml)を接種後3日間培
養(1リットル)した後、500xgで5分間遠心を行い
細胞ペレットを得た。得られたペレットをリン酸緩衝液
(フローラボラトリー社,CAT.No.28−103−
05)を用いて1回洗浄後、30mlの120mM塩化ナ
トリウム、5mM塩化カリウム、2ug/mlキモスタチ
ン、40ug/mlバシトラシン、5ug/mlホスホラミド
ン、0.5mMフェニルメチルスルホニルフルオライ
ド、1mMエチレンジアミン四酢酸を含む50mMトリス
・塩酸緩衝液(pH7.4)中でポリトロン・ホモゲナ
イザー〔キネマチカ(Kinematika)社製、ドイツ〕を用
いて破砕し、40,000xgで20分間遠心した。沈さ
を30mlの上記緩衝液で2回洗浄した後、受容体標品と
して凍結(−80℃)保存した。
なるように反応緩衝液〔50mMトリス・塩酸緩衝液
(pH7.4)、0.02%牛血清アルブミン、1mM
フェニルメチルスルホニルフルオライド、2μg/mlキ
モスタチン、40μg/mlバシトラシン、3mM塩化マン
ガン〕に懸濁し、100μl容量を反応に使用した。サ
ンプル、125I−BHSP(0.46KBq)をも加
え、0.2mlの反応緩衝液中で25℃、30分反応させ
た。非特異的結合量は2×10-6Mに成るようにサブス
タンスPを添加して求めた。反応後、セルハーベスター
〔290PHD、ケンブリッジ・テクノロジー・インコ
ーポレーション(Cambridge Technology, Inc.)社製、
米国〕を用いて、グラスフィルター〔GF/B,ワット
マン(Whatman)社製、米国〕上に急速濾過して反応を
停止し、250μlの0.02%牛血清アルブミンを含
む50mMトリス塩酸緩衝液(pH7.4)で3回洗浄
し、フィルター上に残った放射活性をガンマ・カウンタ
ーで測定した。フィルターは使用前に0.1%ポリエチ
レンイミンに一昼夜浸せき後風乾したものを用いた。薬
剤の拮抗活性は上記の条件下で、50%阻害を示すに必
要な薬剤濃度(IC50値)としてnMで表示した〔表
3〕〔表4〕。
(I')またはその塩が優れたサブスタンスP受容体拮抗
作用を有することがわかる。
しく説明されるが、これらの例は単なる実例であって本
発明を限定するものではなく、また本発明の範囲を逸脱
しない範囲で変化させてもよい。 参考例、実施例のカラムクロマトグラフィーにおける溶
出は、特記しない場合はTLC(Thin Layer Chromato
graphy、薄層クロマトグラフィー)による観察下に行わ
れた。TLC観察においては、TLCプレートとしてメ
ルク(Merck)社製の60F254を、展開溶媒としてカラ
ムクロマトグラフィーで溶出溶媒として用いられた溶媒
を、検出法としてUV検出器を採用した。カラムクロマ
トグラフィー用のシリカゲルはメルク社製のシリカゲル
60(70−230メッシュ)を用いた。室温とあるの
は通常約10℃から35℃を意味する。抽出液の乾燥に
は硫酸ナトリウムまたは硫酸マグネシウムを用いた。実
施例、参考例中の略号は以下を意味する。 DMF:ジメチルホルムアミド,THF:テトラヒドロ
フラン,DMSO:ジメチルスルホキシド,Hz:ヘル
ツ,J :カップリング定数,m:マルチプレット,q:ク
ワルテット,t:トリプレット,d:ダブレット,s:シ
ングレット,b:ブロード,like:近似
−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−3
−カルボキサミド (A法)6−クロロ−1−オキソ−4−フェニル−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボン酸(450mg)のジ
クロロメタン(20ml)溶液に塩化オキザリル(0.2
2ml)およびDMF(1滴)を室温で加え、1時間かき
まぜた。溶媒を留去し、残留物を無水THF(20ml)
に溶解し、2,4−ジフルオロアニリン(0.30ml)お
よびトリエチルアミン(0.27ml)の無水THF溶液
を加え、室温で1.5時間かきまぜた。溶媒を留去し、
残留物に酢酸エチルを加え、水,希塩酸,水,炭酸水素
ナトリウム水,および水で順次洗浄、乾燥後溶媒を留去
すると標題化合物が無色結晶(520mg)として得られ
た。 (B法)6−クロロ−1−オキソ−4−フェニル−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボン酸(300mg)の
1,2−ジクロロエタン(10ml)溶液に1−ヒドロキ
シベンゾトリアゾール(135mg)および1,3−ジシ
クロヘキシルカルボジイミド(220mg)を加えて室温
で0.5時間かきまぜた。この混合物に2,4−ジフルオ
ロアニリン(0.20ml)を加えて室温で16時間かき
まぜた。反応液を濃縮し、残留物に酢酸エチルを加えて
析出結晶をろ別した。ろ液を希塩酸、水,炭酸カリウム
水、および水で順次洗浄、乾燥後、溶媒を留去すると標
題化合物が無色結晶(350mg)として得られた。 融点 189−191℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:6.70-6.93(2H,m), 7.08(1
H,d,J=2.2Hz), 7.24-7.63(6H,m), 8.10(1H,m), 8.39(1
H,d,J=8.6Hz), 8.68(1H,b) 元素分析値 C22H12NO3ClF2として 計算値 C,64.17; H,2.94; N,
3.40 実測値 C,63.91; H,2.84; N,
3.44 以下の実施例2〜97においては、具体的方法を特記し
ない場合、各々の実施例化合物に対応するカルボン酸お
よびアニリンを出発原料として用い、実施例1の(A
法)あるいは(B法)と実質的に同様な方法を用いて目
的化合物を得た。各実施例化合物の合成方法(A法また
はB法)は実施例の化合物名の後に(A)または(B)
で示した。
ソ−N−(2,4,6−トリメトキシフェニル)−1H−
2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド(A) 融点 228−229℃(エタノールから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.39(3H,s), 3.76(6H,s),
3.77(3H,s), 6.10(2H,s), 6.88(1H,s), 7.10-7.30(4H,
m), 7.44(1H,d,J=8.0Hz), 7.90(1H,s), 8.31(1H,d,J=8.
0Hz) 元素分析値 C26H22NO6Fとして 計算値 C,67.38; H,4.78; N,
3.02 実測値 C,67.21; H,4.92; N,
3.13 実施例3 N−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(4−フル
オロフェニル)−6−(1−メチルエチル)−2−オキ
ソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサミド
(A) 融点 175−176℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.17(6H,d,J=7.0Hz), 2.87
(1H,m), 6.70-6.90(2H,m), 6.96(1H,d,J=2.0Hz), 7.18-
7.57(6H,m), 8.12(1H,m), 9.74(1H,b) 元素分析値 C25H18NO3F3として 計算値 C,68.65; H,4.15; N,
3.20 実測値 C,68.68; H,4.00; N,
3.14
4−(4−フルオロフェニル)−6−(1−メチルエチ
ル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カル
ボキサミド(A) 融点 220−222℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.11(12H,d,J=6.8Hz), 1.1
8(6H,d,J=6.8Hz), 2.87(1H,m), 2.97(2H,m), 6.97(1H,
d,J=1.4Hz), 7.10-7.55(9H,m), 8.18(1H,b) 元素分析値 C31H32NO3Fとして 計算値 C,76.68; H,6.64; N,
2.88 実測値 C,76.30; H,6.60; N,
2.84 実施例5 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
4−(2−クロロフェニル)−6,7−ジメチル−2−
(1−メチルエチルオキシ)−3−キノリンカルボキサ
ミド(A) 融点 176−178℃(エーテル−ヘキサンから再結
晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.04(12H,brs), 1.46(3H,
d,J=6.4Hz), 1.51(3H,d,J=6.2Hz), 2.26(3H,s), 2.43(3
H,s), 2.60-3.80(2H,brs), 5.78(1H,m), 6.82(1H,s),
7.00-7.65(8H,m), 7.67(1H,s) 元素分析値 C33H37N2O2Clとして 計算値 C,74.91; H,7.05; N,
5.29 実測値 C,74.98; H,7.09; N,
5.35
ヒドロキシフェニル〕−N−〔2,6−ビス(1−メチ
ルエチル)フェニル〕−1,2−ジヒドロ−2−メチル
−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド(A) 融点 334−338℃(アセトン−メタノールから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.24(12H,d,J=7.0Hz), 1.6
4(18H,s), 2.35(1H,s),2.74(1H,m), 3.97(3H,s), 5.59
(1H,s), 7.09-7.13(1H,m), 7.29-7.50(5H,m), 7.67-7.7
3(2H,m), 8.66-8.71(1H,m) 元素分析値 C37H46N2O3・1/4H2Oとして 計算値 C,77.79; H,8.20; N,
4.90 実測値 C,77.75; H,8.22; N,
4.75 実施例7 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
4−(2−クロロフェニル)−1−エチル−6,7−ジ
メチル−2−オキソ−3−キノリンカルボキサミド
(A) 融点 217−222℃(アセトン−ヘキサンから再結
晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.11(12H,d,J=6.2Hz), 1.5
0(3H,t,J=7.2Hz), 2.19(3H,s), 2.44(3H,s), 3.10(2H,b
rs), 4.38-4.68(2H,m), 6.79(1H,s), 7.02-7.50(8H,m),
9.79(1H,s) 元素分析値 C32H35N2O2Clとして 計算値 C,74.62; H,6.85; N,
5.44 実測値 C,74.70; H,7.06; N,
5.41
オロフェニル)−1−オキソ−1H−2−ベンゾピラン
−3−カルボキサミド(A) 融点 186−187℃(アセトン−エチルエーテルか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.72(3H,s), 3.90(3H,s),
6.59(1H,dd,J=12.0,3.0Hz), 6.81(1H,d,J=8.8Hz), 7.10
-7.30(5H,m), 7.60-7.72(2H,m), 7.96(1H,d,J=2.8Hz),
8.44(1H,dd,J=7.2,1.0Hz), 9.23(1H,b) 元素分析値 C24H18O5Fとして 計算値 C,68.73; H,4.33; N,
3.34 実測値 C,68.66; H,4.37; N,
3.47 実施例9 3,4−トランス−4−(4−フルオロフェニル)−1,
2,3,4−テトラヒドロ−2−メチル−N−(3−メチ
ルフェニル)−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキ
サミド(A) 融点 273−275℃(クロロホルムから再結晶) NMR(200MHz,DMSO-d6)ppm:2.25(3H,s), 2.88(3H,
s), 4.54(1H,s), 4.65(1H,s), 6.83-7.43(11H,m), 7.96
-8.00(1H,m) 元素分析値 C24H21N2O2Fとして 計算値 C,74.21; H,5.45; N,
7.21 実測値 C,73.75; H,5.20; N,
7.32
(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−1,6,7−トリメチル−2−オキソ−3−キノ
リンカルボキサミド(A) 融点 230−233℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.19(3H,s), 2.29(3H,s),
3.44(3H,s), 4.00(1H,d,J=1.6Hz), 5.30(1H,s like),
6.57-6.65(1H,m), 6.72-6.90(2H,m), 6.89(1H,s),7.00-
7.23(2H,m), 7.01(1H,s), 7.37-7.45(1H,m), 8.11-8.26
(1H,m), 8.43(1H,brs) 元素分析値 C25H21N2O2ClF2として 計算値 C,66.01; H,4.65; N,
6.16 実測値 C,65.98; H,4.85; N,
6.03 実施例11 3,4−トランス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キ
ノリンカルボキサミド(A) 融点 201−203℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.98(6H,d,J=6.2Hz), 1.08
(6H,d,J=6.6Hz), 2.68(2H,m), 3.45(3H,s), 4.02(1H,d,
J=4.0Hz), 4.49(1H,d,J=3.6Hz), 6.90-7.50(12H,m) 元素分析値 C29H31N2O2Clとして 計算値 C,73.33; H,6.58; N,
5.90 実測値 C,73.06; H,6.61; N,
5.92
チル)−4−ヒドロキシフェニル〕−N−〔2,6−ビ
ス(1−メチルエチル)フェニル〕−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−2−メチル−1−オキソ−3−イソキノリ
ンカルボキサミド 実施例6で得た化合物(300mg),酢酸(8ml)およ
び10%パラジウム−炭素(50%含水)(150mg)
の混合物を水素雰囲気下で90−100℃で15時間か
きまぜた。冷後、混合物をろ過し、ろ液は溶媒を留去し
た。残留物を酢酸エチルに溶解し、水,炭酸水素ナトリ
ウム水および水で順次洗浄し、乾燥後、溶媒を留去する
と標題化合物が無色結晶(160mg)として得られた。 融点 268−270℃(アセトン−エチルエーテルか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.87(6H,d,J=6.8Hz), 1.00
(6H,d,J=6.8Hz), 1.39(18H,s), 2.41(1H,m), 3.41(3H,
s), 4.40(1H,d,J=5.6Hz), 4.93(1H,d,J=5.6Hz), 5.22(1
H,s), 6.82(1H,s), 7.02-7.53(8H,m), 8.16-8.20(1H,m) 元素分析値 C37H48N2O3として 計算値 C,78.13; H,8.51; N,
4.92 実測値 C,77.94; H,8.60; N,
4.83 実施例13 3,4−トランス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−4−(4−フルオロフェニル)−3,
4−ジヒドロ−6−(1−メチルエチル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 実施例4で得た化合物を用いて実施例12と実質的に同
様の方法で反応すると標題化合物が無色結晶として得ら
れた。 融点 223−225℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.98,1.06(each 6H,d,J=7.
0Hz), 1.16,1.17(each 3H,d,J=7.0Hz), 2.65(2H,b), 2.
82(1H,m), 3.98(1H,d,J=7.0Hz), 5.00(1H,d,J=7.0Hz),
6.86-7.29(10H,m) 元素分析値 C31H34NO3Fとして 計算値 C,76.36; H,7.03; N,
2.87 実測値 C,76.06; H,7.14; N,
3.08
オロフェニル)−3,4−ジヒドロ−1−オキソ−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 実施例8で得た化合物を用いて、実施例12と実質的に
同様の方法で反応すると標題化合物が無色結晶として得
られた。 融点 133−136℃(アセトン−エチルエーテルか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.72(3H,s), 3.78(3H,s),
4.83(1H,d,J=3.5Hz), 5.35(1H,d,J=3.5Hz), 6.57(1H,d
d,J=12.0,2.8Hz), 6.73(1H,d,J=9.0Hz), 6.83-7.07(4H,
m), 7.31(1H,d,J=7.2Hz), 7.50-7.70(2H,m), 7.86(1H,
d,J=2.6Hz). 8.25(1H,d,J=7.6Hz), 8.49(1H,b) 元素分析値 C24H20NO5F・1/3H2Oとして 計算値 C,67.94; H,4.91; N,
3.30 実測値 C,67.73; H,4.98; N,
3.30 実施例15 3,4−トランス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−4−(2−クロロフェニル)−1,2,
3,4−テトラヒドロ−1,6,7−トリメチル−3−キ
ノリンカルボキサミド(A) 融点 145−146℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.06(12H,d like,J=6.6H
z), 2.07(3H,s), 2.24(3H,s), 2.71(2H,m), 3.01(3H,
s), 3.11(1H,m), 3.25-3.52(2H,m), 4.90(1H,d,J=3.2H
z), 6.62(2H,s), 6.80-6.90(1H,m), 7.05-7.30(5H,m),
7.40-7.50(1H,m), 7.56(1H,bs) 元素分析値 C31H37N2OClとして 計算値 C,76.13; H,7.62; N,
5.73 実測値 C,75.95; H,7.74; N,
5.80
1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−オキソ
−4−フェニル−3−キノリンアセタミド(トランス:
シス=約3:1混合物)(A) 融点 214−216℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.90-1.30,1.17(total 12
H,m,d,J=7.0Hz), 2.06,2.35-3.05(total 2H,d,J=5.8Hz,
m), 2.90-3.20(2H,m), 3.35-3.70(1H,m), 3.38,3.46,3.
51(total 3H,each s), 4.30,4.33,4.41(1H,each d,J=6.
2Hz,J=11.0Hz,J=8.0Hz), 6.55-7.60(13H,m) 元素分析値 C30H34N2O2として 計算値 C,79.26; H,7.54; N,
6.16 実測値 C,79.10; H,7.65; N,
6.30 実施例17 4−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−1−メチル−N−(3−メチルフェニル)−2−
オキソ−3−キノリンアセタミド(トランス:シス=約
3:1混合物)(A) 融点 161−162℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.25-2.55(1H,m), 2.31(3
H,s), 2.60-2.80(1H,m),3.40-3.65(0.75H,m), 3.47(2.2
5H,s), 3.50(0.75H,s), 3.70-3.85(0.25H,m), 4.76(0.7
5H,d,J=13Hz), 5.05(0.25H,d,J=7.0Hz), 6.63(0.75H,d,
J=7.8Hz), 6.85-7.50(11.25H,m), 7.85(0.25H,bs), 8.1
1(0.75H,bs) 元素分析値 C25H23N2O2Cl・0.2H2Oとして 計算値 C,71.07; H,5.58; N,
6.63 実測値 C,71.07; H,5.56; N,
6.53
1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−1−
メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセ
タミド(トランス:シス=約4:1混合物)(A) 融点 205−207℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.85-1.35,1.17(total 12
H,m,d,J=6.8Hz), 2.04,2.55-2.80(total 2H,d,J=5.2Hz,
m), 3.06(2H,m), 3.30-3.55(1H,m), 3.36,3.42,3.45(to
tal 3H,each s), 3.62,3.65(total 3H,each s), 3.89,
3.90,3.94(total 3H,each s), 4.24,4.33(total 1H,eac
h d,J=10Hz,J=11Hz), 6.21,6.30(total 1H,each s), 6.
56,6.66(total 1H,each s), 7.00-7.50(9H,m) 元素分析値 C32H38N2O4として 計算値 C,74.68; H,7.44; N,
5.44 実測値 C,74.82; H,7.50; N,
5.36 実施例19 N−〔2,6−ビス−(1−メチルエチル)フェニル〕
−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−ジ
メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセ
タミド(A) 融点 236−237℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.13(12H,d,J=6.6Hz), 1.4
9(3H,s), 2.01(1H,dd,J=14.4Hz,J=2.0Hz), 2.88(1H,dd,
J=14.4Hz,J=9.6Hz), 3.00(2H,m), 3.40,3.45(total 3H,
each s), 3.86(1H,d,J=9.8Hz), 6.53(1H,d,J=2.4Hz),
6.9-7.5(10H,m) 元素分析値 C31H35N2O2Clとして 計算値 C,74.01; H,7.01; N,
5.57 実測値 C,73.71; H,6.89; N,
5.87
ル)フェニル〕−4−(2−クロロフェニル)−1,2,
3,4−テトラヒドロ−1,6,7−トリメチル−2−オ
キソ−3−キノリンアセタミド(A) 融点 213−215℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.95-1.30,1.16(total 12
H,m,d,J=6.8Hz), 2.06,2.13(total 3H,each s), 2.24,
2.30(total 3H,each s), 2.56(1H,dd,J=15.0,3.8Hz),
2.79(1H,dd,J=15.0,7.8Hz), 3.06(2H,m), 3.39,3.45(to
tal 3H,each s), 3.40-3.60(1H,m), 4.69,4.85(total 1
H,each d,J=10.0Hz,J=13.0Hz), 6.23,6.47(total 1H,ea
ch s), 6.79,6.90(total 1H,each s), 7.00-7.30,7.40-
7.55,7.55(total 8H,m,m,s) 元素分析値 C32H37N2O2Clとして 計算値 C,74.33; H,7.21; N,
5.42 実測値 C,74.13; H,7.09; N,
5.83 実施例21 3,4−トランス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−6−クロロ−4−(2−クロロフェニ
ル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−3−キノリンアセタミド(A) 融点 231−234℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテル−エタノールから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.00-1.30,1.16(total 12
H,m,d,J=6.8Hz), 2.55(1H,dd,J=15.0,4.0Hz), 2.76(1H,
dd,J=15.0,7.4Hz), 3.06(2H,m), 3.39,3.45(total3H,ea
ch s), 3.40-3.70(1H,m), 4.83,4.96(total 1H,each d,
J=12.0Hz,J=14.0Hz), 6.46,6.62(total 1H,each s), 6.
90-7.56(10H,m) 元素分析値 C30H32N2O2Cl2・0.2CH3CO2C2
H5として 計算値 C,68.37; H,6.26; N,
5.18 実測値 C,68.14; H,6.42; N,
5.24
−1−メチル−N−〔2−メチル−6−(1−メチルエ
チル)フェニル〕−2−オキソ−4−フェニル−3−キ
ノリンアセタミド 6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリン酢酸(トラ
ンス:シス=約4:1混合物,参考例12記載)(22
0mg)の無水THF(7ml)溶液に室温で塩化オキザ
リル(0.11ml)およびDMF(1滴)を加えて0.5
時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物を 無水THF
(10ml)に溶解し、2−イソプロピル−6−メチルア
ニリン(0. 135ml)およびトリエチルアミン(0.
11ml)の無水THF(5ml)溶液を 加えて、室温で
0.5時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物に酢酸エ
チルを加 え、水,希塩酸,水,炭酸水素ナトリウム水
および水で順次洗浄、乾燥後、濃縮すると、実施例23
の化合物が無色結晶(120mg)として得られた。ろ液
は溶媒を留去し、残留物をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=1:0→
3:1で溶出)で分離精製すると、最初の分画に標題化
合物が無色結晶(35mg)として得られ、次の分画に下
記実施例23の化合物が追加の無色結晶(25mg)とし
て得られた。 融点 162−164℃(イソプロピルエーテルから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.17(3H,d,J=7.2Hz), 1.20
(3H,d,J=7.2Hz), 2.23(3H,s), 2.37(1H,dd,J=15.1,4.8H
z), 2.91(1H,dd,J=15.1,7.8Hz), 3.09(1H,m), 3.48(3H,
s), 3.65(1H,m), 4.25(1H,d,J=6.7Hz), 7.01-7.37(11H,
m) 元素分析値 C28H29N2O2Clとして 計算値 C,72.95; H,6.34; N,
6.08 実測値 C,72.64; H,6.57; N,
6.19
−メチル−6−(1−メチルエチル)フェニル〕−2−
オキソ−4−フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−
3−キノリンアセタミド 実施例22記載の方法で実施例22の化合物と共に無色
結晶として得られた。 融点 238−240℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3+DMSO−d6)ppm:1.16(3
H,d,J=7.0Hz), 1.17(3H,d,J
=7.0Hz), 2.21(3H,s), 2.57
−2.64(2H,m), 3.10(1H,m),
3.39(3H,s), 3.34−3.50(1H,
m), 4.35(1H,d,J=8.8Hz),
6.79(1H,d,J=2.4Hz), 7.01−
7.40(10H,m), 8.48(1H,s) 元素分析値 C28H29N2O2Clとして 計算値 C,72.95; H,6.34; N,
6.08 実測値 C,72.64; H,6.40; N,
6.15 実施例24−33の化合物は実施例22で用いたカルボ
ン酸および各々対応するアニリンを用いて、実施例22
記載の方法と同様に反応して得られた。 実施例24 3,4−シス−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−N−(2,
4,6−トリメトキシフェニル)−3−キノリンアセタ
ミド 融点 160−162℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.20(1H,dd,J=14.4Hz,J=2.
0Hz), 3.10(1H,dd,J=14.4Hz,J=9.6Hz), 3.39,3.46(tota
l 3H,each s), 3.81(3H,s), 3.84(6H,s), 4.34(1H,d,J=
7.0Hz), 6.17(2H,s), 6.65(1H,s), 6.9-7.3(7H,m) 元素分析値 C27H27N2O5Clとして 計算値 C,65.52; H,5.50; N,
5.66 実測値 C,65.51; H,5.84; N,
5.84
ドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−N−
(2,4,6−トリメトキシフェニル)−3−キノリンア
セタミド 融点 157−158℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.58(1H,d,J=6.2Hz), 3.3
2,3.40(total 3H,each s), 3.66,3.79(total 9H,each
s), 4.37(1H,d,J=7.6Hz), 6.14(2H,s), 6.85(1H,d,J=2.
4Hz), 6.7-7.4(7H,m) 元素分析値 C27H27N2O5Clとして 計算値 C,65.52; H,5.50; N,
5.66 実測値 C,65.47; H,5.60; N,
5.74 実施例26 3,4−シス−6−クロロ−N−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−
2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセタミド 融点 198−200℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.34(1H,dd,J=15.0Hz,J=4.
8Hz), 2.81(1H,dd,J=15.0Hz,J=4.0Hz), 3.47(3H,s), 3.
61(1H,m), 4.19(1H,d,J=6.6Hz), 6.8-7.3(9H,m),7.96(1
H,brs), 8.21(1H,m) 元素分析値 C24H19N2O2ClF2として 計算値 C,65.38; H,4.34; N,
6.35 実測値 C,65.32; H,4.41; N,
6.37
ロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセタミ
ド 融点 165−168℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.55(1H,m), 3.43(3H,s),
3.43(1H,m), 4.18(1H,d,J=13.2Hz), 6.60(1H,m), 6.86
(2H,m), 6.97(1H,d,J=8.6Hz), 7.2-7.5(7H,m), 7.8(1H,
brs), 8.2(1H,m) 元素分析値 C24H19N2O2ClF2として 計算値 C,65.38; H,4.34; N,
6.35 実測値 C,65.51; H,4.34; N,
6.36 実施例28 3,4−シス−6−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェ
ニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2
−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセタミド 融点 203−205℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.30(6H,s), 2.37(1H,dd,J
=15.2Hz,J=4.8Hz), 2.87(1H,dd,J=15.0Hz,J=8.2Hz), 3.
47(3H,s), 3.64(1H,m), 4.24(1H,d,J=6.6Hz), 7.0-7.4
(1H,m) 元素分析値 C26H25N2O2Clとして 計算値 C,72.13; H,5.82; N,
6.47 実測値 C,71.75; H,5.84; N,
6.55
フェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセタミド 融点 201−203℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.20(6H,s), 2.59(2H,m),
3.38(1H,m), 3.43(3H,s), 4.29(1H,d,J=12.0Hz), 6.64
(1H,m), 6.9-7.4(10H,m) 元素分析値 C26H25N2O2Clとして 計算値 C,72.13; H,5.82; N,
6.47 実測値 C,71.57; H,5.76; N,
6.65 実施例30 3,4−シス−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−N−(2,
4,6−トリメチルフェニル)−3−キノリンアセタミ
ド 融点 224−227℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.19(6H,s), 2.25(3H,s),
2.35(1H,dd,J=15.2Hz,J=4.8Hz), 2.86(1H,dd,J=15.4Hz,
J=7.8Hz), 3.47(3H,s), 3.63(1H,m), 4.24(1H,d,J=6.6H
z), 6.88(1H,s), 7.0-7.3(9H,m) 元素分析値 C27H27N2O2Clとして 計算値 C,72.55; H,6.09; N,
6.27 実測値 C,72.33; H,6.27; N,
6.44
ドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−N−
(2,4,6−トリメチルフェニル)−3−キノリンアセ
タミド 融点 191−193℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.16(6H,s), 2.24(3H,s),
2.58(2H,m), 3.4(1H,m),3.42(3H,s), 4.29(1H,d,J=11.8
Hz), 6.65(1H,m), 6.86(2H,s), 6.98(1H,d,J=8.6Hz),
7.1-7.5(6H,m) 元素分析値 C27H27N2O2Clとして 計算値 C,72.55; H,6.09; N,
6.27 実測値 C,72.64; H,6.11; N,
6.36 実施例32 3,4−シス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)
フェニル〕−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリ
ンアセタミド 融点 208−210℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.18(12H,t like,J=6.8H
z), 2.37(1H,dd,J=15.0,5.4Hz), 2.96(1H,dd,J=15.0,7.
6Hz), 3.08(2H,m), 3.48(3H,s), 3.55-3.70(1H,m),4.27
(1H,d,J=6.6Hz), 7.00-7.35(12H,m) 元素分析値 C30H33N2O2Clとして 計算値 C,73.68; H,6.80; N,
5.73 実測値 C,73.75; H,6.86; N,
5.68
ル)フェニル〕−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キ
ノリンアセタミド 融点 259−260℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,DMSO−d6)ppm:1.11(12H,d,J=7.0Hz),
1.83(1H,dd,J=15.0,9.0Hz), 2.37(1H,dd,J=15.0,5.2H
z), 2.67(1H,m), 2.90-3.20(2H,m), 2.96(3H,s),3.32(3
H,s), 4.19(1H,d,J=4.8Hz), 6.68-6.82(2H,m), 7.00-7.
40(9H,m), 9.17(1H,s) 元素分析値 C30H33N2O2Clとして 計算値 C,73.68; H,6.80; N,
5.73 実測値 C,73.72; H,6.92; N,
5.63 実施例34 3,4−シス−N−〔2,6−ビス−(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2−
オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3−
アセタミド 融点 229−232℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.18(12H,d,J=7.0Hz), 2.4
2(1H,dd,J=15.8Hz,J=6.2Hz), 2.85(1H,dd,J=16.0Hz,J=
7.0Hz), 3.08(2H,m), 3.84(1H,m), 4.39(1H,d,J=7.0H
z), 6.5(1H,brs), 7.1-7.4(10H,m) 元素分析値 C29H30NO3Clとして 計算値 C,73.17; H,6.35; N,
2.94 実測値 C,73.06; H,6.48; N,
2.97
チル)フェニル〕−3,4−ジヒドロ−6−メチル−2
−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−アセタミド 融点 245−247℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.17(12H,d,J=6.8Hz), 2.1
7,2.21(total 3H,each s), 2.63(1H,m), 3.06(2H,m),
3.58(2H,m), 4.44(1H,d,J=11.2Hz), 6.49(1H,brs), 6.7
8(1H,brs), 7.0-7.5(6H,m) 元素分析値 C30H33NO3として 計算値 C,79.09; H,7.30; N,
3.07 実測値 C,79.06; H,7.39; N,
3.07 実施例36 3,4−シス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)
フェニル〕−6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1−メチル−4−フェニル−3−キノリンアセタミド
(B) 融点 239−241℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,DMSO−d6)ppm:1.11(12H,d,J=6.6Hz),
2.25-2.35(2H,m), 3.02(2H,m), 3.20-3.40(3H,m), 3.32
(3H,s), 4.30(1H,d,J=6.6Hz), 6.88(1H,d,J=2.2Hz), 7.
00-7.50(10H,m), 9.20(1H,s) 元素分析値 C30H35N2OClとして 計算値 C,75.85; H,7.43; N,
5.90 実測値 C,76.17; H,7.52; N,
5.77
−1−メチル−4−フェニル−N−(2,4,6−トリメ
トキシフェニル)−3−キノリンアセタミド(B) 融点 179−180℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.96(1H,dd,J=15,8.2Hz),
2.21(1H,dd,J=15,6.2Hz), 2.86(1H,m), 2.99(3H,s), 3.
15-3.30(2H,m), 3.81(9H,s), 4.21(1H,d,J=4.6Hz), 6.1
5(2H,s), 6.34(1H,s), 6.58(1H,d,J=8.8Hz), 6.84(1H,s
like), 7.00-7.35(6H,m) 元素分析値 C27H29N2O4Clとして 計算値 C,67.42; H,6.08; N,
5.82 実測値 C,67.36; H,6.20; N,
5.67 実施例38 3,4−シス−6−クロロ−N−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−
4−フェニル−3−キノリンアセタミド(B) 融点 161−162℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.99(1H,dd,J
=15,8.2Hz), 2.24(1H,dd,J=
15,6.4Hz), 2.88(1H,m), 2.
97(3H,s), 3.15−3.25(2H,
m), 4.21(1H,d,J=4.8Hz),
6.61(1H,d,J=8.8Hz), 6.80−
7.35(10H,m), 8.15−8.30(1
H,m) 元素分析値 C24H21N2OClF2・0.2CH3CO2
C2H5として 計算値 C,67.01; H,5.12; N,
6.30 実測値 C,66.71; H,4.96; N,
6.61
ル)フェニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−オ
キソ−4−フェニル−2,6,7−トリメチル−3−イソ
キノリンアセタミド(A) 融点 280−282℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.00-1.35,1.23(total 12
H,m,d,J=7.0Hz), 2.22,2.24,2.28,2.33(total 6H,each
s), 2.58(1H,dd,J=15.0,10.0Hz), 2.75,2.96(total 3H,
each s), 2.89(1H,dd,J=15.0,4.6Hz), 3.08(2H,m), 4.0
5-4.35(1H,m), 4.21,4.23(total 1H,each s), 6.85-7.4
0(10H,m), 7.76,7.94(total 1H,eachs) 元素分析値 C32H38N2O2として 計算値 C,79.63; H,7.94; N,
5.80 実測値 C,79.56; H,8.03; N,
5.74 実施例40 3,4−トランス−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−オ
キソ−4−フェニル−N−(2,4,6−トリメトキシフ
ェニル)−2,6,7−トリメチル−3−イソキノリンア
セタミド(A) 融点 213− 214℃(酢酸エチル−イソプロピル
エーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.23,2.27,2.34(total 6H,
each s), 2.50(1H,dd,J=14.0,10.0Hz), 2.78(1H,dd,J=1
4.0,4.8Hz), 2.79,2.98(total 3H,each s), 3.67,3.82
(total 9H,each s), 3.90-4.30(1H,m), 4.23,4.33(tota
l 1H,s), 6.02,6.17(total 2H,each s), 6.32,6.41(tot
al 1H,each s), 6.85-7.30(6H,m), 7.80,7.96(total 1
H,each s) 元素分析値 C29H32N2O5として 計算値 C,71.29; H,6.60; N,
5.73 実測値 C,71.19; H,6.62; N,
5.68
−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6,7−トリメチル
−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンアセタ
ミド(A) 融点 176−177℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.26(3H,s), 2.32(3H,s),
2.61(1H,dd,J=15.0,8.8Hz), 2.77(1H,dd,J=15.0,5.0H
z), 2.94(3H,s), 4.15-4.30(1H,m), 4.17(1H,s), 6.80-
7.30(8H,m), 7.41(1H,bs), 7.92(1H,s), 8.10-8.30(1H,
m) 元素分析値 C26H24N2O2F2として 計算値 C,71.87; H,5.57; N,
6.45 実測値 C,71.63; H,5.68; N,
6.24 実施例42 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル
−2−オキソ−4−フェニル−3−キノキサリンアセタ
ミド(A) 融点 205−206℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.09(6H,d,J=6.8Hz), 1.16
(6H,d,J=7.0Hz), 2.63(1H,dd,J=15.0,8.6Hz), 2.84(1H,
dd,J=15.0,4.6Hz), 3.02(2H,m), 3.44(3H,s), 5.15(1H,
dd,J=8.6,4.6Hz), 6.90-7.35(12H,m) 元素分析値 C29H32N3O2Clとして 計算値 C,71.08; H,6.58; N,
8.57 実測値 C,71.29; H,6.61; N,
8.81
−2−オキソ−4−フェニル−N−(2,4,6−トリメ
トキシフェニル)−3−キノキサリンアセタミド(A) 融点 236−238℃(THF−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.51(1H,dd,J=14.0,9.6H
z), 2.73(1H,dd,J=14.0,3.8Hz), 3.43(3H,s), 3.65(6H,
s), 3.79(3H,s), 5.10(1H,dd,J=9.6,3.8Hz), 6.11(2H,
s), 6.57(1H,s), 6.90-7.35(8H,m) 元素分析値 C26H26N3O5Clとして 計算値 C,62.97; H,5.28; N,
8.47 実測値 C,62.61; H,5.48; N,
8.20 実施例44 6−クロロ−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−オキソ−4
−フェニル−3−キノキサリンアセタミド(A) 融点 160−161℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.68(1H,dd,J=15.0,7.0H
z), 2.80(1H,dd,J=15.0,5.8Hz), 3.45(3H,s), 4.99(1H,
t like,J=6.3Hz), 6.78-7.42(10H,m), 7.76(1H,m),8.10
-8.30(1H,m) 元素分析値 C23H18N3O2ClF2として 計算値 C,62.52; H,4.11; N,
9.51 実測値 C,62.57; H,4.23; N,
9.74
6−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−メチル−2−オキ
ソ−4−フェニル−3−キノリンアセタミド 参考例18で得た化合物(100ml)の1,2−ジクロ
ロエタン(5ml)溶液に1−ヒドロキシベンゾトリアゾ
ール(45mg)および1,3−ジシクロヘキシルカルボ
ジイミド(90mg)を加えて室温で0.5時間かきまぜ
た。この混合物に2,6−ジイソプロピルアニリン(0.
5ml)を加えて10時間加熱還流した。反応液を濃縮
し、残留物に酢酸エチルを加え、析出結晶をろ別した。
ろ液を塩酸、水,炭酸カリウム水および水で順次洗浄
し、乾燥後溶媒を留去すると標題化合物が無色結晶(1
05mg)として得られた。 融点 237−238℃(アセトン−エチルエーテルか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.09(12H,d,J=6.8Hz), 2.9
8(1H,m), 3.62(2H,s), 3.88(3H,s), 7.09-7.60(11H,m),
8.53(1H,s) 元素分析値 C30H31N2O2Clとして 計算値 C,73.98; H,6.42; N,
5.75 実測値 C,73.75; H,6.64; N,
5.72 実施例46 6−クロロ−N−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,
2−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル
−3−キノリンアセタミド(B) 融点 217−218℃(アセトン−エチルエーテルか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.54(2H,s), 3.87(3H,s),
6.77-6.87(2H,m), 7.15(1H,d,J=2.4Hz), 7.29-7.58(9H,
m), 8.19(1H,m), 9.28(1H,b) 元素分析値 C24H17N2O2ClF2として 計算値 C,65.68; H,3.90; N,
6.38 実測値 C,65.81; H,4.16; N,
6.44
−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−
フェニル−3−イソキノリンアセタミド(A) 融点 265−270℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.00-1.30,1.12(total 12
H,m,d,J=6.8Hz), 2.18,2.24(total 3H,each s), 2.34,
2.38(total 3H,each s), 2.83(2H,m), 3.03,3.14(total
2H,each s), 3.77,3.78(total 3H,each s), 6.55-6.80
(2H,m), 7.10-7.60(8H,m), 8.15-8.30(1H,m) 元素分析値 C32H36N2O2・0.25CH3CO2C2H
5として 計算値 C,78.85; H,7.62; N,
5.57 実測値 C,78.82; H,7.37; N,
5.56 実施例48 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベ
ンゾピラン−3−アセタミド(B) 融点 183−184℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.16(12,d,J=6.8H
z), 3.03(2H,m), 3.54(2H,s), 6.94-7.55(11H,m), 8.31
(1H,d,J=8.6Hz) 元素分析値 C29H28NO3Clとして 計算値 C,73.49; H,5.95; N,
2.96 実測値 C,73.37; H,6.15; N,
2.89
−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−3
−アセタミド(B) 融点 244−245℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.50(2H,s), 6.81-6.90(2
H,m), 7.01(1H,d,J=1.6Hz), 7.34-7.54(6H,m), 8.25(1
H,m), 8.28(1H,d,J=8.4Hz) 元素分析値 C23H14NO3ClF2として 計算値 C,64.88; H,3.31; N,
3.29 実測値 C,64.82; H,3.49; N,
3.26 実施例50 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 252−255℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.15(12H,d,J=7.0Hz), 3.0
3(2H,m), 3.52(2H,s),7.0-7.6(11H,m) 元素分析値 C29H28NO3Clとして 計算値 C,73.49; H,5.95; N,
2.96 実測値 C,73.36; H,5.85; N,
3.26 実施例51 6−クロロ−2−オキソ−4−フェニル−N−(2,4,
6−トリメトキシフェニル)−2H−1−ベンゾピラン
−3−アセタミド(A) 融点 257−259℃(クロロホルム−酢酸エチル−
イソプロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.49(2H,s), 3.79(9H,s),
6.12(2H,s), 7.0-7.6(9H,m) 元素分析値 C26H22NO6Clとして 計算値 C,65.07; H,4.62; N,
2.92 実測値 C,64.81; H,4.44; N,
3.02
−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−アセタミド(A) 融点 225−227℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.49(2H,s), 6.8-6.9(2H,
m), 7.05(1H,d,J=2.4Hz),7.3-7.6(6H,m), 8.1-8.3(2H,
m) 元素分析値 C23H14NO3ClF2として 計算値 C,64.88; H,3.31; N,
3.29 実測値 C,64.26; H,3.54; N,
3.00 実施例53 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−メチル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 257−258℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.14(12H,d,J=7.0Hz), 2.2
9(3H,s), 2.03(2H,m), 3.51(2H,s), 6.85(1H,s), 7.1-
7.7(10H,m) 元素分析値 C30H31NO3として 計算値 C,79.44; H,6.89; N,
3.09 実測値 C,79.15; H,6.75; N,
3.14 実施例54 6−メチル−2−オキソ−4−フェニル−N−(2,4,
6−トリメトキシフェニル)−2H−1−ベンゾピラン
−3−アセタミド(A) 融点 256−257℃(クロロホルム−酢酸エチル−
イソプロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.27(3H,s), 3.47(2H,s),
3.76(3H,s), 3.78(6H,s), 6.11(2H,s), 6.83(1H,s), 7.
2-7.6(7H,m) 元素分析値 C27H25NO6として 計算値 C,70.58; H,5.48; N,
3.05 実測値 C,70.22; H,5.60; N,
2.95
−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−アセタミド(A) 融点 168−170℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.28(3H,s), 3.47(2H,s),
6.8-6.9(3H,m), 7.3-7.5(4H,m), 7.5-7.6(3H,m), 8.1-
8.3(1H,m), 8.45(1H,brs) 元素分析値 C24H17NO3F2として 計算値 C,71.11; H,4.23; N,
3.46 実測値 C,70.84; H,4.25; N,
3.54 実施例56 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
4−(2−メトキシフェニル)−1−オキソ−1H−2
−ベンゾピラン−3−アセタミド(B) 融点 250−252℃(アセトン−エチルエーテルか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.08,1.15(total 12H,each
d,J=6.6Hz), 2.96(2H,m), 3.47(1H,d,J=15.4Hz), 3.60
(1H,d,J=15.4Hz), 3.62(3H,s), 6.91-7.67(10H,m), 8.3
8(1H,dd, J=7.8,1.7Hz) 元素分析値 C30H31NO4として 計算値 C,76.73; H,6.65; N,
2.98 実測値 C,76.53; H,6.79; N,
3.00 実施例57 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−4−フェニル−3−キノリンアセタミド
(B) 融点 262−263℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.12(12H,d,J=6.8H
z), 2.87(2H,m), 3.80(2H,s), 6.45(1H,s), 7.10-7.70
(10H,m), 8.11(1H,d,J=9.0Hz), 9.05(1H,s) 元素分析値 C29H29N2OClとして 計算値 C,76.22; H,6.40; N,
6.13 実測値 C,75.93; H,6.65; N,
6.44
3,4−ジヒドロ−6−メチル−2−オキソ−4−フェ
ニル−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 194−196℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例59 3,4−シス−6−クロロ−N−(2,4−ジフルオロフ
ェニル)−3,4−ジヒドロ−2−オキソ−4−フェニ
ル−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 182−184℃(酢酸エチル−ヘキサン−イソ
プロピルエーテルから再結晶) 実施例60 3,4−トランス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−
ジメチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンア
セタミド(A) 融点 251−252℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:0.90-1.30, 1.17(total 12
H,m,d,J=7.0Hz), 2.17,2.21(total 3H,each s), 2.61(1
H,dd,J=15,6.2Hz), 2.71(1H,dd,J=15,5.4Hz), 3.06(2H,
m), 3.30-3.50(1H,m), 3.35,3.43(total 3H,each s),
4.27,4.38(total1H,each d,J=10Hz,J=11Hz), 6.46,6.59
(total 1H,each s), 6.80-7.40(11H,m) 実施例61 3,4−トランス−N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−3−(6−クロロ−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニルキ
ノリン−3−イル)プロピオナミド(A) 融点 178−180.5℃(酢酸エチル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.13(6H,d,J=4.0Hz), 1.16
(6H,d,J=3.2Hz), 1.70-2.30(2H,m), 2.45-2.58(2H,m),
2.92-3.20(3H,m), 3.41(3H,s), 4.01(1H,d,J=4.8Hz),
6.90-7.40(11H,m), 7.54(1H,bs)
トラヒドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニルキ
ノリン−3−イル)−N−(2,4,6−トリメトキシフ
ェニル)プロピオナミド(A) 白色泡状物 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.67-2.20(2H,m), 2.36-2.7
0(2H,m), 3.20-3.50(1H,m), 3.39(3H,s), 3.66(6H,s),
3.79(3H,s), 3.98(1H,bd), 6.11(2H,s), 6.90-7.40(9H,
m) 実施例63 N−(2,4−ジフルオロフェニル)−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1,6−ジメチル−2−オキソ−4−フェ
ニル−3−キノキサリンアセタミド(A) 融点 94.5−95.0℃(エチルエーテル−ヘキサン
から再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.26(3H,s), 2.60(1H,dd,J
=15,8.5Hz), 2.77(1H,dd,J=15,5.5Hz), 3.43(3H,s), 5.
01(1H,dd,J=8.5,5.5Hz), 6.76-7.32(10H,m), 7.87(1H,b
s), 8.25(1H,m) 実施例64 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ジメチル−2−オ
キソ−4−フェニル−3−キノキサリンアセタミド
(A) 融点 186.5−187.5℃(エチルエーテル−ヘキ
サンから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.08(6H,d,J=6.6Hz), 1.15
(6H,d,J=7.0Hz), 2.28(3H,s), 2.59(1H,dd,J=15,9.4H
z), 2.81(1H,dd,J=15,4.6Hz), 3.06(2H,m), 3.42(3H,
s), 5.16(1H,dd,J=9.4,4.6Hz), 6.90-7.30(12H,m)
キソ−4−フェニル−N−(2,4,6−トリメトキシフ
ェニル)−3−キノキサリンアセタミド(A) 融点 237−238℃(テトラヒドロフラン−イソプ
ロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.26(3H,s), 2.49(1H,dd,J
=14,10Hz), 2.71(1H,dd,J=14,3.6Hz), 3.41(3H,s), 3.6
3(6H,s), 3.79(3H,s), 5.11(1H,dd,J=10,3.6Hz),6.11(2
H,s), 6.68(1H,bs), 6.87-7.28(8H,m) 実施例66 N−(2,6−ジメトキシフェニル)−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1,6−ジメチル−2−オキソ−4−フェ
ニル−3−キノキサリンアセタミド(A) 融点 139.5−140.5℃(酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.26(3H,s), 2.40-2.80(2
H,m), 3.41(3H,s), 3.67(6H,s), 5.10(1H,bdd), 6.54(2
H,d,J=8.4Hz), 6.80-7.30(10H,m) 実施例67 6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシフェニル)−1,
2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−オキソ−4
−フェニル−3−キノキサリンアセタミド(A) 融点 212.5−213.2℃(酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.35-2.90(2H,m), 3.41(3
H,s), 3.69(6H,s), 5.08(1H,m), 6.53(2H,d,J=8.0Hz),
6.72(1H,bs), 6.95-7.30(9H,m)
6−クロロ−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−フェ
ニル−3−キノリンアセタミド(A) 融点 333−337℃(メタノール−クロロホルム−
イソプロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3-DMSO-d6)ppm:1.11(12H,d,J=7.0
Hz), 3.54(2H,s), 7.0-7.6(11H,m), 8.84(1H,b), 12.2
(1H,b) 実施例69 1,2−ジヒドロ−1,6−ジメチル−2−オキソ−4−
フェニル−N−(2,4,6−トリメトキシフェニル)−
3−キノリンアセタミド(A) 融点 275.5−277.0℃(酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.28(3H,s), 3.54(2H,s),
3.73(3H,s), 3.77(6H,s), 3.86(3H,s), 6.10(2H,s), 6.
96(1H,bs), 7.25-7.55(8H,m) 実施例70 N−(2,6−ジメトキシフェニル)−1,2−ジヒドロ
−1,6−ジメチル−2−オキソ−4−フェニル−3−
キノリンアセタミド(A) 融点 212.0−213.5℃(酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.28(3H,s), 3.54(2H,s),
3.76(6H,s), 3.86(3H,s), 6.53(2H,d,J=8.4Hz), 6.96(1
H,bs), 7.10(1H,t,J=8.4Hz), 7.30-7.60(8H,m)
6−クロロ−2−メトキシ−4−フェニル−3−キノリ
ンアセタミド(A) 融点 256−259℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.14(12H,d,J=7.0Hz), 3.6
9(2H,s), 4.19(3H,s), 7.1-7.2(2H,m), 7.2-7.4(5H,m),
7.5-7.6(3H,m), 7.84(1H,m) 実施例72 6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシフェニル)−2
−メトキシ−4−フェニル−3−キノリンアセタミド
(A) 融点 220−222℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.63(2H,b), 3.79(6H,s),
4.18(3H,s), 6.55(2H,d,J=8.6Hz), 7.15(1H,m), 7.28(1
H,m), 7.3-7.5(2H,m), 7.5-7.6(4H,m), 7.83(1H,d,J=9.
0Hz) 実施例73 N−(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(2−メト
キシフェニル)−1−オキソ−1H−2−ベンゾピラン
−3−アセタミド(A) 融点 214−216℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.51(2H,s), 3.70(3H,s),
6.8-6.9(2H,m), 6.96(1H,d,J=10.4Hz), 7.0-7.2(2H,m),
7.26(1H,m), 7.4-7.7(3H,m), 7.75(1H,b), 8.15(1H,
m), 8.36(1H,dd,J=7.6Hz,1.2Hz) 実施例74 N−(2,6−ジメトキシフェニル)−4−(2−メト
キシフェニル)−1−オキソ−1H−2−ベンゾピラン
−3−アセタミド(A) 融点 210−213℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.46(2H,m), 3.68(3H,s),
3.77(6H,s), 6.54(2H,d,J=8.4Hz), 6.93(1H,d,J=8.2H
z), 7.0-7.2(3H,m), 7.35(1H,dd,J=7.4Hz,1.6Hz),7.4-
7.6(3H,m), 8.35(1H,m)
(2,4,6−トリメトキシフェニル)−1H−2−ベン
ゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 229−231℃(酢酸エチル−クロロホルム−
イソプロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.47(2H,m), 3.67(3H,s),
3.76(3H,s), 3.78(6H,s), 6.11(2H,s), 6.9-7.2(3H,m),
7.35(1H,d,J=6.8Hz), 7.4-7.6(3H,m), 8.36(1H,m) 実施例76 6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシフェニル)−1
−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−3
−アセタミド(A) 融点 245−247℃(クロロホルム−イソプロピル
エーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.45(2H,m), 3.78(6H,s),
6.54(2H,d,J=8.4Hz), 7.01(1H,d,J=1.4Hz), 7.18(1H,t,
J=8.6Hz), 7.4-7.6(6H,m), 8.27(1H,d,J=8.4Hz) 実施例77 6−クロロ−N−(2,6−ジエトキシフェニル)−1
−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−3
−アセタミド(B) 融点 209−210℃(エタノールから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.31(6H,t,J=7Hz), 3.44(2
H,b), 4.01(4H,q,J=7Hz), 6.52(2H,d,J=8.4Hz), 7.02-
7.52(9H,m), 8.27(1H,d,J=8.4Hz) 実施例78 6−クロロ−N−〔4−(N,N−ジメチルアミノ)フ
ェニル〕−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベン
ゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 220−222℃(酢酸エチル−クロロホルム−
イソプロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.90(6H,s), 3.42(2H,s),
6.68(2H,d,J=9.0Hz), 7.04(1H,d,J=2.0Hz), 7.3-7.6(9
H,m), 7.95(1H,b)
−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−アセタミド(A) 融点 245−247℃(クロロホルム−イソプロピル
エーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.47(2H,b), 3.78(6H,s),
6.55(2H,d,J=8.4Hz), 7.03(1H,d,J=1.8Hz), 7.16(1H,t,
J=8.4Hz), 7.3-7.5(4H,m), 7.5-7.6(3H,m) 実施例80 N−〔4−(N,N−ジメチルアミノ)フェニル〕−6
−メチル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベン
ゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 227−228℃(酢酸エチル−クロロホルム−
イソプロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.27(3H,s), 2.89(6H,s),
3.41(2H,s), 6.68(2H,d,J=8.8Hz), 6.84(1H,s), 7.3-7.
4(6H,m), 7.5-7.6(3H,m), 8.18(1H,b) 実施例81 N−(2,6−ジメトキシフェニル)−6−メチル−2
−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3
−アセタミド(A) 融点 257−258℃(クロロホルム−イソプロピル
エーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.27(3H,s), 3.46(2H,b),
3.77(6H,s), 6.54(2H,d,J=8.4Hz), 6.83(1H,s), 7.14(1
H,t,J=8.4Hz), 7.2-7.3(2H,m), 7.4-7.6(5H,m) 実施例82 N−〔2,6−ビス−(1−メチルエチル)フェニル〕
−6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキ
ソ−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 241−243℃(アセトン−メタノールから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.13(total 12H,d,J=6.8H
z,1.0-1.1,m), 2.03,2.09(total 3H,each s), 3.00(2H,
m), 3.38(1H,d,J=13.8Hz), 3.58(1H,d,J=13.8Hz),6.85
(1H,d,J=2.4Hz), 7.1-7.2(3H,m), 7.3-7.5(6H,m)
−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 186−188℃(クロロホルム−イソプロピル
エーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.09(3H,s), 3.35(1H,d,J=
14.1Hz), 3.50(1H,d,J=13.9Hz), 6.7-6.9(3H,m), 7.17
(1H,m), 7.3-7.5(5H,m), 8.0-8.2(2H,m) 実施例84 6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシフェニル)−4
−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 196−198℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.09(3H,s), 3.4(2H,m),
3.75(6H,s), 6.53(2H,d,J=8.4Hz), 6.82(1H,d,J=2.2H
z), 7.14(1H,t,J=8.4Hz), 7.2(1H,m), 7.3-7.5(5H,m) 実施例85 6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−N−(2,4,6−トリメトキシフェニル)−2H−1
−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 183−185℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.08(3H,s), 3.4(2H,m),
3.74(3H,s), 3.78(6H,s),6.09(2H,s), 6.81(1H,m), 7.2
-7.5(6H,m) 実施例86 6−クロロ−N−(2,6−ジメチルフェニル)−4−
(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベン
ゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 235−238℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.10(3H,s), 2.17(6H,s),
3.36(1H,d,J=13.8Hz), 3.54(1H,d,J=14.0Hz), 6.86(1H,
d,J=2.4Hz), 7.04(3H,m), 7.2-7.3(1H,m), 7.3-7.5(5H,
m)
−N−(2,4,6−トリメチルフェニル)−2H−1−
ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 238−241℃(酢酸エチル−アセトン−イソ
プロピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.10(3H,s), 2.12(6H,s),
2.23(3H,s), 3.34(1H,d,J=14.0Hz), 3.52(1H,d,J=13.8H
z), 6.85(3H,m), 7.2-7.3(1H,m), 7.3-7.5(5H,m) 実施例88 6−クロロ−N−(2,6−ジエトキシフェニル)−4
−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 200−202℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.29(6H,t,J=
7.0Hz), 2.08(3H,s), 3.44
(2H,b), 3.98(4H,q,J=7.0H
z), 6.50(2H,d,J=8.4Hz),
6.82(1H,m), 7.09(1H,t,J=
8.6Hz), 7.2−7.5(6H,m) 実施例89 6−クロロ−N−(2,6−ジエトキシ−4−フルオロ
フェニル)−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 208−209℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.29(6H,t,J=7.0Hz), 2.08
(3H,s), 3.32(1H,bd), 3.53(1H,bd), 3.93(4H,q,J=7.0H
z), 6.23(2H,d,J=11Hz), 6.83(1H,bs), 7.19-7.50(7H,
m) 実施例90 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル〕
−6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキ
ソ−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 205−206℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) 実施例91 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−3−キノリ
ンアセタミド(B) 融点 208−210℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.11(6H,d,J=7.0Hz), 1.13
(6H,d,J=7.0Hz), 1.97(3H,s), 2.85(2H,m), 3.60(1H,d,
J=16Hz), 3.79(1H,d,J=16Hz), 6.43(1H,bs), 7.00-7.70
(8H,m), 8.12(1H,d,J=8.8Hz), 9.08(1H,s)
6−クロロ−4−(2−メトキシフェニル)−2−オキ
ソ−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミド 融点 303−305℃(クロロホルムから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.13(12H,dd,J=2.4,6.8H
z), 2.90-3.05(2H,m), 3.38(1H,d,J=13.8Hz), 3.65(1H,
d,J=14.0Hz), 3.71(3H,s), 6.95(1H,d,J=2.4Hz), 7.06-
7.18(4H,m), 7.22-7.30(2H,m), 7.37(1H,d,J=8.8Hz),
7.44-7.58(2H,m) 実施例93 6−クロロ−N−(2,6−ジエトキシフェニル)−4
−(2−メトキシフェニル)−2−オキソ−2H−1−
ベンゾピラン−3−アセタミド 融点 226−227℃(酢酸エチル−メタノールから
再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.29(6H,t,J=7.0Hz), 3.20
-3.38(1H,m), 3.56-3.70(1H,m), 3.69(3H,s), 3.98(4H,
q,J=7.0Hz), 6.51(2H,d,J=8.4Hz), 6.92(1H,d,J=2.2H
z), 7.00-7.18(3H,m), 7.28-7.56(4H,m) 実施例94 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−2−オキソ−4−(2−トリフルオロメチ
ルフェニル)−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミ
ド(A) 融点 246−247℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.12(12H,t,J=6.4Hz), 2.8
8-3.06(2H,m), 3.07(1H,d,J=14.0Hz), 3.79(1H,d,J=13.
8Hz), 6.72(1H,d,J=2.4Hz), 7.13(1H,d,J=7.0Hz), 7.20
-7.30(1H,m), 7.32-7.50(4H,m), 7.64-7.74(2H,m), 7.8
4-7.92(1H,m) 実施例95 6−クロロ−N−(2,6−ジエトキシフェニル)−2
−オキソ−4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−
2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 197−199℃(エチルエーテル−酢酸エチル
から再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.27(6H,t,J=7.0Hz), 2.94
-3.08(1H,m), 3.70-3.88(1H,m), 3.97(4H,q,J=7.0Hz),
6.50(2H,d,J=8.4Hz), 6.68(1H,s), 7.09(1H,t,J=8.0H
z), 7.32(2H,d,J=8.6Hz), 7.44(1H,dd,J=2.2,8.6Hz),
7.46-7.58(1H,m), 7.58-7.76(2H,m), 7.86(1H,d,J=7.6H
z)
フェニル)−2−オキソ−4−(2−トリフルオロメチ
ルフェニル)−2H−1−ベンゾピラン−3−アセタミ
ド(A) 融点 199−200℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.28(6H,t,J=7.0Hz), 3.01
(1H,bd), 3.75(1H,bd),3.93(4H,q,J=7.0Hz), 6.23(2H,
d,J=11Hz), 6.69(1H,bs), 7.18-7.90(7H,m) 実施例97 6−クロロ−4−(2−メトキシフェニル)−2−オキ
ソ−N−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−2H−
1−ベンゾピラン−3−アセタミド(A) 融点 243−245℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.41(1H,d,J=14.2Hz), 3.5
5(1H,d,J=14.0Hz), 3.73(3H,s), 6.70(2H,ddd,J=2.0,7.
6,8.8Hz), 6.97(1H,d,J=2.4Hz), 7.09(1H,d,J=8.6Hz),
7.17(1H,d,J=7.0Hz), 7.21(1H,dd,J=2.0,4.2Hz), 7.36
(1H,d,J=8.8Hz), 7.48(1H,dd,J=2.4Hz), 7.54(1H,ddd,J
=2.2,7.0,8.4Hz), 7.75(1H,bs) 実施例98 6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシベンジル)−4
−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−アセタミド(A) 6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−酢酸と2,6−ジメト
キシベンジルアミンを用いて、実施例1(A法)と同様
に反応、処理すると標題化合物が得られた。
6−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−メチル−4−フェ
ニル−3−キノリンアセタミド 実施例57で得た化合物(150mg),ジオキサン(5
ml)およびヨウ化メチル(1.5ml)の混合物を2時間
加熱還流した。溶媒を留去すると実施例57の化合物の
1位がメチル化された四級塩(ヨーダイド)が黄色結晶
として得られた。この四級塩のメタノール(5ml)溶液
に0℃で水素化ホウ素ナトリウム(30mg)を加え、2
0分間かきまぜた。反応液を希塩酸で酸性とし、次いで
炭酸カリウム水でアルカリ性とした後、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を水洗、乾燥後溶媒を留去すると標題化
合物が無色結晶(90mg)として得られた。 融点 192−194℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.15(12H,d,J=6.6Hz), 2.8
6(3H,s), 2.95(2H,m), 3.17(2H,s), 4.08(2H,s), 6.45-
6.58(2H,m), 7.00-7.50(10H,m) 元素分析値 C30H33N2OCl・0.2i−Pr2Oとし
て 計算値 C,75.94; H,7.31; N,
5.68 実測値 C,75.71; H,7.13; N,
6.02 実施例100 N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−メチル−4−(2
−メチルフェニル)−3−キノリンアセタミド N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−
6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−3−キノリ
ンアセタミド(実施例91)を用いて、実施例99と同
様に反応、処理すると標題化合物が得られた。 融点 159.5−160.5℃(酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.14(6H,d,J=3.6Hz), 1.17
(6H,d,J=3.6Hz), 2.15(3H,s), 2.87(3H,s), 2.95(2H,
m), 3.05(2H,m), 4.11(2H,s), 6.36(1H,d,J=2.2Hz), 6.
53(1H,d,J=8.8Hz), 6.97(1H,bs), 7.00-7.40(8H,m)
−1,2−ジヒドロ−2−メチル−4−(2−メチルフ
ェニル)−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミ
ド 2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン−3−カルボン酸(293mg)のTH
F(10ml)溶液に塩化オキザリル(0.104ml)お
よびDMF(1滴)を室温で加え、1時間かきまぜた。
溶媒を留去し、残留物をジクロロメタン(10ml)に溶
解し、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルア
ミン(340mg)およびトリエチルアミン(0.154
ml)のジクロロメタン(5ml)溶液を加え、室温で5時
間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加
え、水、希塩酸、水、炭酸水素ナトリウム水、および水
で順次洗浄、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が無
色結晶(250mg)として得られた。 融点 168.5−170.0℃(酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.02(3H,s),3.59(3H,s),
4.24(1H,dd,J=14.6,5.6Hz),4.42(1H,dd,J=14.6,5.6Hz),
6.15(1H,b,NH),6.89(1H,m),7.09(4H,m),7.50(4H,m),7.7
9(1H,s),8.44(1H,m) 元素分析値 C27H20N2O2F6として 計算値 C,62.55; H,3.89; N,5.40 実測値 C,62.29; H,4.12; N,5.68
−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−4−(2−メ
チルフェニル)−1−オキソ−3−イソキノリンカルボ
キサミド (方法C) 実施例101で得た化合物(156mg),水素化ナトリ
ウム(60%油状)(12mg),DMF(5ml)の混合
物を室温で30分間撹拌後、ヨウ化メチル(0.5ml)
を加え、室温で1時間かきまぜた。反応混合物を水中に
注ぎ、酢酸エチルで抽出した後、抽出液を水洗し、乾燥
した。溶媒を留去すると標題化合物が無色結晶(156
mg)として得られた。 (方法D) 実施例101における3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジルアミンの代わりに、N−〔3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル〕メチルアミンを用い
て、実施例1の方法と実質的に同様の方法により、2−
メチル−4−(2−メチルフェニル)−1(2H)−イ
ソキノリノン−3−カルボン酸をアミド化反応に付すと
標題化合物が無色結晶として得られた。 融点 76−78℃(ヘキサンから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.01(1.5H,
s),2.12(1.5H,s),2.77(1.5
H,s),2.97(1.5H,s),3.58(1.
5H,s),3.60(1.5H,s),4.10
(0.5H,d,J=14.4Hz),4.26(0.
5H,d,J=14.4Hz),4.78(0.5H,
d,J=14.4Hz),4.96(0.5H,d,J
=14.4Hz),6.86−7.02(2H,m),
7.12−7.32(3H,m),7.48−7.57
(4H,m),7.79(1H,s),8.51(1
H,m) 元素分析値 C28H22N2O2F6として 計算値 C,63.16; H,4.16; N,5.26 実測値 C,63.40; H,4.37; N,5.02 実施例101あるいは実施例102方法Dと同様の方法
(アミド化反応)により、各々対応する置換基を有する
1(2H)−イソキノリン−3−カルボン酸類とアミン
類を反応させるか、あるいは実施例102方法Cと同様
の方法(アルキル化反応)により、対応する置換基を有
するアミド化合物とアルキル化剤を反応させることによ
り、実施例103〜188の化合物が得られた。実施例
103〜188において、アルキル化反応による製造例
を化合物名の後に〔C〕と記した。記載のない場合はア
ミド化反応による製造例である。
4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−3−イソキ
ノリンカルボキサミド 融点 172−173.5℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.22(3H,s),2.86(3H,s),
3.60(3H,s),3.96(1H,d,J=14.6Hz),5.05(1H,d,J=14.6H
z),6.66(1H,dd,J=8.0,2.0Hz),6.92-7.56(11H,m),8.53(1
H,m) 元素分析値 C26H24N2O2・0.2H2Oとして 計算値 C,78.05; H,6.15; N,7.00 実測値 C,78.25; H,6.11; N,7.00 実施例104 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベンジル)−
N,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−1−
オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 153−154.5℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.04(1.5
H,s),2.19(1.5H,s),2.74(1.
5H,s),2.89(1.5H,s),3.59
(1.5H,s),3.62(1.5H,s),3.7
7(1.5H,s),3.78(1.5H,s),4.
35(1H,dd,J=15.2,7.6Hz),4.
73(1H,dd,J=15.0,5.8Hz),6.
08(0.5H,d,J=7.2Hz),6.24
(0.5H,d,J=7.6Hz),6.56−7.5
6(10H,m),8.51(1H,m) 元素分析値 C27H26N2O3として 計算値 C,76.03; H,6.14; N,6.57 実測値 C,75.66; H,6.20; N,6.56
2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキ
ソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 143−144℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.05(1.5H,s),2.20(1.5H,
s),2.79(1.5H,s),2.94(1.5H,s),3.63(1.5H,s),3.65(1.5
H,s),4.26(1H,d,J=15.4Hz),5.08(1H,d,J=16.2Hz),5.92
(0.5H,d,J=8.0Hz),6.07(0.5H,d,J=8.0Hz),6.89-7.59(10
H,m),8.53(1H,m) 元素分析値 C26H23N2O2Clとして 計算値 C,72.47; H,5.38; N,6.50 実測値 C,72.46; H,5.37; N,6.73 実施例106 1,2−ジヒドロ−N−(3,5−ジメチルベンジル)
−N,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−1
−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 135−136℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.01(1.5H,s),2.20(1.5H,
s),2.25(6H,s),2.66(1.5H,s),2.84(1.5H,s),3.58(1.5H,
s),3.61(1H,s),4.08(1H,dd,J=14.0,8.8Hz),4.71(1H,t,J
=12.8Hz),6.45(1H,s),6.52(1H,s),6.87-7.55(8H,m),8.5
2(1H,m) 元素分析値 C28H28N2O2として 計算値 C,79.22; H,6.65; N,6.60 実測値 C,78.85; H,6.68; N,6.64
ンジル)−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−
1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 119−120℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 0.97(0.9H,t,J=7.2Hz),1.
12(2.1H,t,J=7.2Hz),2.01(0.9H,s),2.19(2.1H,s),2.85-
3.20(2H,m),3.62(2.1H,s),3.63(0.9H,s),3.79(3H,s),4.
30(0.7H,d,J=15.8Hz),4.35(0.3H,d,J=15.8Hz),4.87(0.3
H,d,J=15.8Hz),4.93(0.7H,d,J=15.8Hz),5.88(1H,m),6.5
6-7.58(10H,m),8.53(1H,m) 元素分析値 C28H28N2O3として 計算値 C,76.34; H,6.41; N,6.36 実測値 C,76.57; H,6.48; N,6.51 実施例108 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベンジル)−
N,2−ジメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イ
ソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 146.5−147.5℃(酢酸エチルから再結
晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.72(3H,s),3.62(3H,s),
3.77(3H,s),4.40(1H,d,J=15.2Hz),4.64(1H,d,J=15.2H
z),6.23(1H,d,J=6.2Hz),6.69(1H,t,J=7.4Hz),6.78(1H,
d,J=8.4Hz),7.15-7.31(3H,m),7.41-7.60(6H,m),8.52(1
H,m) 元素分析値 C26H24N2O3として 計算値 C,75.71; H,5.86; N,6.79 実測値 C,75.43; H,5.83; N,6.90
2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 240−242.5℃(THF−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.22(3H,s),2.34(3H,s),
3.53(3H,s),3.79(3H,s),4.17(2H,d,J=5.4Hz),6.15(1H,b
t,J=5.4Hz),6.72(4H,s),6.89(1H,s),7.30-7.50(5H,m),
8.14(1H,s) 元素分析値 C27H26N2O3として 計算値 C,76.03; H,6.14; N,6.57 実測値 C,75.70; H,6.32; N,6.47 実施例110 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベンジル)−
2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 229−231.5℃(THF−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.23(3H,s),2.36(3H,s),
3.57(3H,s),3.75(3H,s),4.24(2H,d,J=6.4Hz),6.21(1H,b
t),6.70-6.90(3H,m),6.93(1H,s),7.15-7.30(6H,m),8.21
(1H,s) 元素分析値 C27H26N2O3として 計算値 C,76.03; H,6.14; N,6.57 実測値 C,75.95; H,6.18; N,6.53
N,2,6,7−テトラメチル−1−オキソ−4−フェ
ニル−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 123−124℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.26(3H,s),2.40(3H,s),
2.70(3H,s),3.60(3H,s),3.77(3H,s),4.38(1H,d,J=15H
z),4.64(1H,d,J=15Hz),6.20(1H,dd,J=7.2,1.4Hz),6.69
(1H,dt,J=1.0,7.6Hz),6.79(1H,d,J=7.4Hz),6.97(1H,s),
7.10-7.35(2H,m),7.35-7.55(4H,m),8.27(1H,s) 元素分析値 C28H28N2O3として 計算値 C,76.34; H,6.41; N,6.36 実測値 C,76.00; H,6.70; N,6.00 実施例112 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N,2,6,7−テトラメチル−
1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキ
サミド〔C〕 融点 148−149℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.26(3H,s),2.40(3H,s),
2.76(3H,s),3.58(3H,s),4.26(1H,d,J=15Hz),4.74(1H,d,
J=15Hz),6.94(1H,s),7.15-7.45(5H,m),7.50(2H,s),7.80
(1H,s),8.27(1H,s) 元素分析値 C29H24N2O2F6として 計算値 C,63.73; H,4.43; N,5.13 実測値 C,63.98; H,4.59; N,5.13
−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリ
ンカルボキサミド 融点 220−221℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例114 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベンジル)−2
−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 237−239℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例115 N−(2−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−2−
メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−3
−イソキノリンカルボキサミド 融点 230−231℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例116 1,2−ジヒドロ−N−(3,5−ジメチルベンジル)
−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキ
ソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 176.5−177.5℃(酢酸エチルから再結
晶)
ベンジル)−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)
−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 118−120℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) 実施例118 1,2−ジヒドロ−N−(4−メトキシベンジル)−2
−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 178−179.5℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例119 N−ベンジル−1,2−ジヒドロ−2−メチル−4−
(2−メチルフェニル)−1−オキソ−3−イソキノリ
ンカルボキサミド 融点 170−172℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例120 N−ベンジル−4−(2−エチルフェニル)−1,2−
ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−3−イソキノリン
カルボキサミド 融点 177−179℃(酢酸エチルから再結晶)
(4−メトキシベンジル)−2−メチル−1−オキソ−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 195−196℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例122 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−2−メチル−4−(2,6−ジメ
チルフェニル)−1−オキソ−3−イソキノリンカルボ
キサミド 融点 225.5−226.5℃(酢酸エチルから再結
晶) 元素分析値 C28H22N2O2F6として 計算値 C,63.16; H,4.16; N,5.26 実測値 C,62.94; H,4.18; N,5.15 実施例123 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−4−(2,6−ジメチルフェニ
ル)−N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イソキノリ
ンカルボキサミド〔C〕 融点 121−124℃(エチルエーテルから再結晶)
−メチル−4−(2,6−ジメチルフェニル)−1−オ
キソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 175−177℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例125 1,2−ジヒドロ−4−(2,6−ジメチルフェニル)
−N−(2−メトキシフェニル)−N,2−ジメチル−
1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 192−194℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) 実施例126 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキ
ソ−4−フェニル−N−(2−フェニルエチル)−3−
イソキノリンカルボキサミド 融点 225−226.5℃(酢酸エチル−イソプロピ
ルエーテルから再結晶) 実施例127 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−N−(4
−メチルベンジル)−1−オキソ−4−フェニル−3−
イソキノリンカルボキサミド 融点 240−242℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶)
2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 201−203℃(THF−エチルエーテルから
再結晶) 実施例129 N−(4−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−2,
6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−
イソキノリンカルボキサミド 融点 243.7−245.7℃(THF−イソプロピ
ルエーテルから再結晶) 実施例130 N−(3−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−2,
6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−
イソキノリンカルボキサミド 融点 213−214℃(THF−エチルエーテルから
再結晶) 実施例131 N−(2−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−2,
6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−
イソキノリンカルボキサミド 融点 259.5−260.5℃(THF−エチルエー
テルから再結晶)
−(4−メチルベンジル)−1−オキソ−4−フェニル
−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 169.8−170.8℃(酢酸エチル−イソプ
ロピルエーテルから再結晶) 実施例133 1,2−ジヒドロ−N−(4−メトキシベンジル)−
N,2,6,7−テトラメチル−1−オキソ−4−フェ
ニル−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 201−202℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例134 N−(4−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−N,
2,6,7−テトラメチル−1−オキソ−4−フェニル
−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 175−176℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例135 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 92−93℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテ
ルから再結晶)
ル)エチル〕−2,6,7−トリメチル−1−オキソ−
4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 214−216℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例137 1,2−ジヒドロ−N−〔2−(2−メトキシフェニ
ル)エチル〕−N,2,6,7−テトラメチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド
〔C〕 融点 110−111℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) 実施例138 N−〔2−(3,4−ジメトキシフェニル)エチル〕−
2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 185−187℃(THF−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) 実施例139 6−クロロ−1,2−ジヒドロ−N−(4−メトキシベ
ンジル)−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−
1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 181−183℃(酢酸エチルから再結晶)
ンジル)−N,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニ
ル)−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド
〔C〕 融点 159−160.5℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例141 N−ベンジル−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−N,2
−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ
−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 151−153℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例142 7−クロロ−1,2−ジヒドロ−N−(4−メトキシベ
ンジル)−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−
1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 204−205.5℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例143 N−ベンジル−7−クロロ−1,2−ジヒドロ−N,2
−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ
−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 171−172℃(酢酸エチルから再結晶)
ンジル)−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−
1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 200.5−202.5℃(酢酸エチルから再結
晶) 実施例145 7−クロロ−1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベ
ンジル)−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−
1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 187−188℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例146 N−ベンジル−1,2−ジヒドロ−N,2,6,7−テ
トラメチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ
−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 177−178℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例147 N−ベンジル−1,2−ジヒドロ−4−(2,6−ジメ
チルフェニル)−N,2,6,7−テトラメチル−1−
オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 186−182.5℃(酢酸エチルから再結晶)
メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリン
カルボキサミド 融点 224−225℃(THF−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) 実施例149 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキ
ソ−4−フェニル−N−(2−ピリジル)メチル−3−
イソキノリンカルボキサミド 融点 218−220℃(THF−エチルエーテルから
再結晶) 実施例150 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキ
ソ−4−フェニル−N−(2−チエニル)メチル−3−
イソキノリンカルボキサミド 融点 256.5−258.0℃(THF−イソプロピ
ルエーテルから再結晶) 実施例151 1,2−ジヒドロ−N−(4−メトキシベンジル)−
N,2−ジメチル−4−(2−メチルフェニル)−1−
オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 147−150℃(ヘキサン−酢酸エチルから再
結晶)
ル)エチル〕−2−メチル−4−(2−メチルフェニ
ル)−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 217−219℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例153 1,2−ジヒドロ−N−〔2−(2−メトキシフェニ
ル)エチル〕−N,2−ジメチル−4−(2−メチルフ
ェニル)−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミ
ド〔C〕 融点 123−125℃(エチルエーテルから再結晶) 実施例154 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシフェニル)−2
−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 142−145℃(エチルエーテルから再結晶) 実施例155 1,2−ジヒドロ−2−メチル−4−(2−メチルフェ
ニル)−1−オキソ−N−(3,4,5−トリメトキシ
フェニル)−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 222.5−224℃(酢酸エチルから再結晶)
−1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フ
ェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 150−152℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.55(3H,s), 4.34(2H,d,J=
6.2Hz), 6.68(1H,bt), 7.12-7.50(8H,m), 7.52(2H,s),
7.78(1H,s), 8.37(1H,m) 実施例157 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−
4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 144.5−146℃(エチルエーテルから再結
晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.78(3H,s), 3.61(3H,s),
4.26(1H,d,J=14.2Hz), 4.75(2H,d,J=14.2Hz), 7.19-7.4
0(6H,m), 7.51(2H,s), 7.53-7.58(2H,m), 7.81(1H,s),
8.52(1H,m) 実施例158 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−4−(2−メトキシフェニル)−
2−メチル−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサ
ミド 融点 236−238℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例159 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−4−(2−メトキシフェニル)−
N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イソキノリンカル
ボキサミド〔C〕 融点 171−173℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶)
−(2−メトキシフェニル)−2−メチル−1−オキソ
−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 191−193℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例161 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベンジル)−4
−(2−メトキシフェニル)−N,2−ジメチル−1−
オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 融点 146−148.5℃(酢酸エチル−エチルエー
テルから再結晶) 実施例162 N−ベンジル−4−(2−エチルフェニル)−1,2−
ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イソキ
ノリンカルボキサミド〔C〕 無色油状物質 NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.04(3H,t,J=7.6Hz),2.63
(2H,m),2.83(3H,s),3.61(3H,s),3.94(1H,d,J=14.2Hz),
5.06(1H,d,J=14.2Hz),6.60-6.65(2H,m),6.95-7.55(10H,
m),8.52(1H,m) 実施例163 4−(2−エチルフェニル)−1,2−ジヒドロ−N−
(4−メトキシベンジル)−N,2−ジメチル−1−オ
キソ−3−イソキノリンカルボキサミド〔C〕 無色油状物質 NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.04(3H,t,J=7.6Hz),2.66
(2H,m),2.80(3H,s),3.59(3H,s),3.80(3H,s),3.91(1H,d,
J=14.4Hz),4.94(1H,d,J=14.4Hz),6.57-6.72(4H,m),6.94
-7.19(3H,m),7.36-7.55(4H,m),8.51(1H,m) 実施例164 N−ベンジル−4−(2−エチルフェニル)−1,2−
ジヒドロ−N,2,6,7−テトラメチル−1−オキソ
−3−イソキノリンカルボキサミド 白色粉末 NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.26(3H,t,J=7.0Hz),2.23
(3H,s),2.39(3H,s),2.65(2H,m),2.73(3H,s),3.57(3H,
s),3.79(1H,d,J=14.0Hz),4.92(1H,d,J=14.0Hz),6.50-7.
40(10H,m),8.26(1H,s)
−4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロ−
2−メチル−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサ
ミド 融点 184−186℃(エチルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.59(3H,s), 4.39(2H,d,J=
5.8Hz), 6.32(1H,bt,NH), 6.95(1H,t,J=8.4Hz), 7.10-
7.37(5H,m), 7.51(1H,m), 7.56(2H,s), 7.83(1H,s), 8.
45(1H,m) 実施例166 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロ−
N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イソキノリンカル
ボキサミド(C) 融点 99−101℃(イソプロピルエーテル−ヘキサ
ンから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.83(3H,s), 3.60(3H,s),
4.28(1H,d,J=14.4Hz), 4.78(1H,d,J=14.4Hz), 6.93-7.0
2(2H,m), 7.13-7.39(3H,m), 7.52-7.61(4H,m), 7.84(1
H,s), 8.52(1H,m) 実施例167 1,2−ジヒドロ−2−メチル−4−(2−メチルフェ
ニル)−1−オキソ−N−(3,4,5−トリメトキシベ
ンジル)−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 227−228℃(酢酸エチルから再結晶) 実施例168 1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−4−(2−メチ
ルフェニル)−1−オキソ−N−(3,4,5−トリメト
キシベンジル)−3−イソキノリンカルボキサミド
(C) 融点 178−179.5℃(酢酸エチルから再結晶)
ジル)−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−3
−イソキノリンカルボキサミド 融点 165−166℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) 実施例170 1,2−ジヒドロ−2−メチル−N−(4−メチルベン
ジル)−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリン
カルボキサミド 融点 216−217℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.32(3H,s), 3.54(3H,s),
4.19(2H,d,J=5.4Hz), 6.10(1H,bt), 6.68(2H,d,J=8.0H
z), 7.02(2H,d,J=8.0Hz), 7.20(1H,d,J=7.8Hz), 7.31-
7.56(7H,m), 8.37(1H,dd,J=7.2,1.0Hz) 実施例171 1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フェ
ニル−N−〔4−(トリフルオロメチル)ベンジル〕−
3−イソキノリンカルボキサミド 融点 200−201℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.51(3H,s), 4.35(2H,d,J=
5.8Hz), 6.49(1H,bt), 6.87(2H,d,J=8.0Hz), 7.16(1H,
d,J=8.0Hz), 7.30-7.56(9H,m), 8.36(1H,dd,J=7.9,1.7H
z) 実施例172 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N−メチル−1−オキソ−4−フ
ェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 224−225℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.73(3H,s), 7.20-7.70(11
H,m), 7.80(1H,s), 8.53(1H,d,J=8.4Hz)
−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 164−165℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.55(3H,s), 4.34(2H,d,J=
6.0Hz), 6.54(1H,b), 7.08(1H,m), 7.20-7.95(6H,m),
7.52(2H,s), 7.80(1H,s), 8.28(1H,d,J=8.6Hz) 実施例174 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−
1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキ
サミド 融点 165−166℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.77(3H,s), 3.59(3H,s),
4.25(1H,d,J=14.6Hz), 4.74(1H,d,J=14.6Hz), 7.10-7.6
0(9H,m), 7.80(1H,s), 8.44(1H,d,J=8.0Hz) 実施例175 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−1,2
−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−3−イソキノリ
ンカルボキサミド 融点 189−190℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.02(3H,s), 3.41(3H,s),
4.33(1H,dd,J=15.0,5.4Hz), 4.50(1H,dd,J=15.0,5.4H
z), 6.65-6.95(4H,m), 7.12(1H,dd,J=8.4,5.4Hz),7.48
(2H,m), 7.84(1H,s), 8.34(1H,d,J=7.6Hz) 実施例176 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−1,2
−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イソ
キノリンカルボキサミド 融点 142−143℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.11(3H,s), 2.99(3H,s),
3.58(3H,s), 4.11(1H,d,J=14.7Hz), 4.97(1H,d,J=14.7H
z), 6.65(1H,m), 6.80-7.63(7H,m), 7.83(1H,s),8.51(1
H,m)
−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−N−メチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 251−253℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.73(3H,s), 4.0-5.0(2H,
b), 7.33-7.56(9H,m), 7.81(1H,s), 8.35(1H,d,J=8.4H
z) 実施例178 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(4−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロ−
N−メチル−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサ
ミド 融点 225−226℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.81(3H,s), 4.1-5.1(2H,
b), 6.99-7.80(9H,m), 7.83(1H,s), 8.46(1H,d,J=7.4H
z) 実施例179 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−2−(2−エトキシカルボニルエチル)−1,2−ジ
ヒドロ−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリン
カルボキサミド 融点 155−156℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例180 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−2−(2−エトキシカルボニルエチル)−1,2−ジ
ヒドロ−N−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−
イソキノリンカルボキサミド 白色粉末 NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.26(3H,t,J=7.0Hz), 2.80
(3H,s), 2.97(2H,t,J=7.2Hz), 3.83(1H,m), 4.00-4.27
(3H,m), 4.68(1H,m), 4.48(1H,d,J=14.2Hz), 7.05-7.65
(10H,m), 7.80(1H,s), 8.50(1H,m)
−1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−
(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−イソキノリ
ンカルボキサミド 融点 176.5−177.5℃(酢酸エチル−エチルエ
ーテルから再結晶) 実施例182 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−2,N−ジメチル−1−オキソ−
4−(2−トリフルオロメチルフェニル)−3−イソキ
ノリンカルボキサミド 融点 159−160℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.89(3H,s), 3.58(3H,s),
4.11(1H,d,J=14.6Hz), 4.98(1H,d,J=14.6Hz), 6.86(1H,
m), 7.43(2H,s), 7.46-7.56(5H,m), 7.65(1H,d,J=7.8H
z), 7.78(1H,s), 8.50(1H,m) 実施例183 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−2−〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕−
1,2−ジヒドロ−1−オキソ−4−フェニル−3−イ
ソキノリンカルボキサミド 融点 148−149℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.25(6H,s), 2.78(2H,t,J=
6.8Hz), 4.18(2H,t,J=6.8Hz), 4.31(2H,d,J=5.8Hz), 6.
78(1H,b), 7.10-7.58(10H,m), 7.78(1H,s), 8.46(1H,m) 実施例184 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−2−〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕−
1,2−ジヒドロ−N−メチル−1−オキソ−4−フェ
ニル−3−イソキノリンカルボキサミド 塩酸塩 融点 167−168℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.87(3H,s), 2.92(3H,s),
3.04(3H,s), 3.23-3.52(1H,b), 3.62-3.85(1H,b), 3.99
(1H,d,J=16.0Hz), 4.30-4.60(1H,b), 4.75-5.00(1H,b),
5.66(1H,d,J=16.0Hz), 7.08-7.35(6H,m), 7.42(2H,s),
7.58(2H,m), 7.77(1H,s), 8.45(1H,m)
−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−2−メチル−1
−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサ
ミド 融点 224−225℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.40-1.78(4H,m), 2.11(2
H,m), 2.56(2H,m), 3.51(3H,s), 4.27(2H,d,J=6.0Hz),
6.32(1H,b), 7.02-7.32(5H,m), 7.43(2H,s), 7.77(1H,
s) 実施例186 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−N,2−ジメチ
ル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカル
ボキサミド 融点 200−201℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.40-2.70(8H,m), 2.74(3
H,s), 3.50(3H,s), 4.17(1H,d,J=14.6Hz), 4.73(1H,d,J
=14.4Hz), 7.04(1H,m), 7.22(5H,m), 7.46(2H,s),7.78
(1H,m) 実施例187 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N−エチル−2−メチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド
(C) 融点 99−100℃(酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.02(3H,t,J=7.2Hz), 2.95
(1H,m), 3.45(1H,m), 3.61(3H,s), 4.20(1H,d,J=14.7H
z), 4.87(1H,d,J=14.7Hz), 7.2-7.6(10H,m), 7.78(1H,
s), 8.49-8.54(1H,m)
−5−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)−1,
2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イ
ソキノリンカルボキサミド 融点 96−98℃(イソプロピルエーテル−酢酸エチ
ルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.83(3H,s), 3.57(3H,s),
4.26(1H,d,J=14.0Hz), 4.67(1H,d,J=14.6Hz), 6.80-6.9
6(2H,m), 7.06-7.40(2H,m), 7.42-7.54(1H,m), 7.56(2
H,s), 7.83(1H,d,J=1.2Hz), 8.35(1H,dd,J=1.0,8.0Hz) 実施例189 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−2−エチル−N−メチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 実施例172で得た化合物をヨードエタンと実施例10
2(C)と同様な方法で反応、処理すると標題化合物が
得られた。 融点 105−106℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.39(3H,t,J=7.0Hz), 2.75
(3H,s), 3.85(1H,m), 4.32(1H,m), 4.45(2H,s), 7.2-7.
6(10H,m), 7.80(1H,s), 8.49-8.54(1H,m)
2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−
3−イソキノリンメチルアミン 参考例52で得た化合物(300mg)のTHF(5ml)
溶液に2−メトキシベンジルアミン(0.51ml)を加
え、封管中、130℃で2時間加熱した。反応液に酢酸
エチルを加え、炭酸カリウム水および食塩水で順次洗浄
し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルを用
いるカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル
=1:1)に付すと、標題化合物が無色結晶(301m
g)として得られた。 融点 159−160℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.20(3H,s),2.36(3H,s),
3.46(2H,s),3.64(2H,s),3.79(3H,s),3.82(3H,s),6.69(1
H,s),6.80(1H,d,J=7.8Hz),6.84(1H,d,J=6.0Hz),7.03(1
H,d,J=6.0Hz),7.12-7.30(3H,m),7.35-7.50(3H,m),8.22
(1H,s) 元素分析値 C27H28N2O2として 計算値 C,78.61; H,6.84; N,6.79 実測値 C,78.47; H,6.88; N,6.69 実施例190と同様の方法により、各々対応する置換基
を有する1(2H)−イソキノリノン誘導体とアミン類
を反応させると実施例191〜206の化合物が得られ
た。
−2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル
−3−イソキノリンメチルアミン 融点 129−130℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.21(3H,s),2.27(6H,s),
2.37(3H,s),3.48(2H,s),3.56(2H,s),3.82(3H,s),6.70(1
H,s),6.79(2H,s),6.86(1H,s),7.15-7.30(2H,m),7.40-7.
50(3H,m),8.24(1H,s) 元素分析値 C28H30N2Oとして 計算値 C,81.91; H,7.37; N,6.82 実測値 C,82.05; H,7.37; N,6.82 実施例192 N−(2−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−N,
2,6,7−テトラメチル−1−オキソ−4−フェニル
−3−イソキノリンメチルアミン 融点 117−118℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) 実施例193 N−(2−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−2,
6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−
イソキノリンメチルアミン 融点 141−142℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例194 1,2−ジヒドロ−N−〔2−(2−メトキシフェニ
ル)エチル〕−2,6,7−トリメチル−1−オキソ−
4−フェニル−3−イソキノリンメチルアミン 融点 119−120℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例195 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンメチルアミン
塩酸塩 白色粉末 NMR(200MHz,DMSO-d6)ppm: 2.19(3H,s),2.36(3H,
s),3.74(3H,s),4.05(2H,bs),4.14(2H,bs),6.63(1H,s),
7.30-7.50(5H,m),8.12(4H,s),9.94(2H,bs) 元素分析値 C28H25N2OClF6として 計算値 C,60.60; H,4.54; N,5.05 実測値 C,60.78; H,4.63; N,4.78
N,2,6,7−テトラメチル−1−オキソ−4−フェ
ニル−3−イソキノリンメチルアミン 融点 91−92℃(エチルエーテル−ヘキサンから再
結晶) 実施例197 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベンジル)−2
−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリ
ンメチルアミン 融点 212−214℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) 実施例198 1,2−ジヒドロ−N−(3−メトキシベンジル)−2
−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリ
ンメチルアミン 融点 95−96℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) 実施例199 1,2−ジヒドロ−N−(4−メトキシベンジル)−2
−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリ
ンメチルアミン 融点 94−95℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) 実施例200 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル〕
−1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フ
ェニル−3−イソキノリンメチルアミン 融点 241−242℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶)
−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−
4−フェニル−3−イソキノリンメチルアミン 融点 135−136℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例202 1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フェ
ニル−N−(2−ピリジル)メチル−3−イソキノリン
メチルアミン 融点 145−146℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例203 1,2−ジヒドロ−N−(2−メトキシベンジル)−2
−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−
3−イソキノリンメチルアミン 融点 91−92℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) 実施例204 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−2−メチル−4−(2−メチルフ
ェニル)−1−オキソ−3−イソキノリンメチルアミン
塩酸塩 白色粉末 NMR(200MHz,DMSO−d6)ppm; 1.95(3H,s),3.77(3H,
s),3.50-4.50(4H,m),6.70-6.85(1H,m),7.20-7.45(4H,
m),7.50-7.70(2H,m),8.07(3H,s),8.30-8.40(1H,m),9.60
-10.60(1H,m)
ニル−N−(3,4,5−トリメトキシベンジル)−3−
イソキノリンメチルアミン 融点 131−132℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.54(2H,s), 3.59(2H,s),
3.82(9H,s), 3.86(3H,s), 6.45(2H,s), 6.96(1H,m), 7.
20-7.28(2H,m), 7.42-7.50(5H,m), 8.49(1H,m) 実施例206 4−(2−エチルフェニル)−1,2−ジヒドロ−N−
(2−メトキシベンジル)−2−メチル−1−オキソ−
3−イソキノリンメチルアミン 塩酸塩 白色粉末 NMR(200MHz, CDCl3)ppm:0.98(3H,t,J=
7.5Hz), 2.30(2H,q,J=7.5H
z), 3.40(1H,d,J=13Hz), 3.
49(1H,d,J=13Hz), 3.65(2H,
s), 3.78(3H,s), 3.85(3H,
s), 6.73−6.88(3H,m), 7.00
−7.29(4H,m), 7.33−7.48(4
H,m), 8.48(1H,m)
ソ−4−フェニル−3−イソキノリンメチル 2−(2
−メトキシフェニル)エチルエーテル 2−メトキシフェネチルアルコール(0.125m
l),水素化ナトリウム(60%油状)(50mg),D
MF(5ml)の混合物を室温で30分間撹拌した。0℃
に冷却後、参考例52で得た化合物(200mg)を加
え、室温で30分間撹拌した。希塩酸を加え、酢酸エチ
ルで抽出した後、抽出液を炭酸カリウム、水で洗浄し、
乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリカゲルを用いる
カラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
3:2)に付すと、標題化合物が無色結晶(101mg)
として得られた。 融点 114−115℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.22(3H,s),2.38(3H,s),
2.83(2H,t,J=7.0Hz),3.53(2H,t,J=7.0Hz),3.67(3H,s),
3.76(3H,s),4.22(2H,s),6.78-6.92(3H,m),7.05-7.30(4
H,m),7.38-7.50(3H,m),8.25(1H,s) 元素分析値 C28H29NO3として 計算値 C,78.66; H,6.84; N,3.28 実測値 C,78.60; H,6.91; N,3.19 実施例207と同様の方法により、各々対応する置換基
を有する1(2H)−イソキノリノン誘導体とアルコー
ル類を反応させると実施例208〜216の化合物が得
られた。
ソ−4−フェニル−3−イソキノリンメチル 3,5−
ジメチルベンジル エーテル 融点 99−100℃(酢酸エチル−イソプロピルエー
テルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.23(3H,
s),2.28(6H,s),2.38(3H,s),
3.78(3H,s),4.28(2H,s),4.3
0(2H,s),6.81(1H,s),6.84(2
H,s),6.91(1H,s),7.25−7.35
(2H,m),7.40−7.50(3H,m),8.
26(1H,s) 元素分析値 C28H29NO2として 計算値 C,81.72; H,7.10; N,3.40 実測値 C,81.64; H,7.29; N,3.25 実施例209 ベンジル 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル
−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンメチル
エーテル 融点 127−128℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例210 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキ
ソ−4−フェニル−3−イソキノリンメチル 2−メト
キシベンジル エーテル 融点 105−106℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例211 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル 1,2
−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フェニル−
3−イソキノリンメチル エーテル 融点 133−134℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm: 3.83(3H,s),4.42(2H,s),
4.48(2H,s),7.00-7.10(1H,m),7.20-7.30(2H,m),7.35-7.
60(5H,m),7.67(2H,s),7.79(1H,s),8.45-8.60(1H,m)
−ジヒドロ−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)
−1−オキソ−3−イソキノリンメチル エーテル 無色油状物質 NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.02(3H,s),3.85(3H,s),4.
28(1H,d,J=12Hz),4.45(1H,d,J=12Hz),4.48(2H,s),6.85-
7.00(1H,m),7.10-7.35(4H,m),7.45-7.55(2H,m),7.66(2
H,s),7.79(1H,s),8.50-8.60(1H,m) 実施例213 1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フェ
ニル−3−イソキノリンメチル 2−(2−メトキシフ
ェニル)エチル エーテル 融点 145−147℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.83(2H,t,J=6.8Hz),3.54
(2H,t,J=6.8Hz),3.68(3H,s),3.75(3H,s),4.25(2H,s),6.
78-6.92(2H,m),7.04-7.30(5H,m),7.38-7.52(5H,m),8.46
-8.54(1H,m) 実施例214 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキ
ソ−4−フェニル−3−イソキノリンメチル 4−メト
キシベンジル エーテル 融点 123−124℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例215 2−(1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1
−オキソ−4−フェニルイソキノリン−3−イル)エチ
ル 3,5−ジメチルベンジル エーテル 融点 150−151℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶)
(2−エチルフェニル)−1,2−ジヒドロ−2−メチ
ル−1−オキソ−3−イソキノリンメチル エーテル 無色油状物 NMR(200MHz, CDCl3)ppm:0.99(3H,t,J=7.7Hz), 2.34
(2H,q,J=7.7Hz), 3.82(3H,s), 4.27(1H,d,J=12Hz), 4.4
5(1H,d,J=12Hz), 4.48(2H,s), 6.93(1H,m), 7.10-7.57
(6H,m), 7.67(2H,s), 7.79(1H,s), 8.51(1H,m) 実施例217 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル 1,2−
ジヒドロ−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−
1−オキソ−3−イソキノリンメチル スルフィド 参考例68で得た化合物をDMF中で水素化ナトリウム
の存在下、臭化3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジルと実施例207と同様に反応、処理すると標題化
合物が得られた。 融点 178−179℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例218 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル 1,2−
ジヒドロ−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−
1−オキソ−3−イソキノリンメチル スルホキシド 実施例217で得た化合物(100mg),m−クロロ過
安息香酸(純度70%)(50mg)およびジクロロメタ
ン(20ml)の混合物を氷冷下30分間撹拌した。溶媒
を留去した後、残留物を酢酸エチルに溶解し、水,希塩
酸,炭酸水素ナトリウム水,水で順次洗浄した。乾燥
し、溶媒を留去した後、残留物をシリカゲルを用いるカ
ラムクロマトグラフィー(酢酸エチル)に付すと標題化
合物が無色結晶(60.3mg)として得られた。 融点 173−174℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.97,2.00(total 3H,each
s), 3.65-3.95(4H,m), 3.80,3.81(total 3H,each s),
6.83(1H,m), 7.10(1H,m), 7.19-7.35(3H,m), 7.45-7.55
(4H,m), 7.84(1H,s), 8.50(1H,m)
チル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンア
セタミド 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキ
ソ−4−フェニル−3−イソキノリン酢酸(参考例5
6)とベンジルアミンを用いて、実施例101と実質的
に同様に反応(アミド化反応)、処理すると標題化合物
が無色結晶として得られた。 融点 222−222.5℃(酢酸エチル−イソプロピ
ルエーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.19(3H,s),2.34(3H,s),
3.54(2H,s),3.66(3H,s),4.41(2H,d,J=6.0Hz),5.87(1H,b
t),6.68(1H,s),7.10-7.45(10H,m),8.18(1H,s) 元素分析値 C27H26N2O2・0.1H2Oとして 計算値 C,78.65; H,6.40; N,6.79 実測値 C,78.46; H,6.40; N,6.94 実施例219と同様の方法により、各々対応する置換基
を有するイソキノリン酢酸誘導体とアミン類を反応させ
ると実施例220〜223の化合物が得られた。 実施例220 1,2−ジヒドロ−N−(4−メトキシベンジル)−
2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−
3−イソキノリンアセタミド 融点 214−215℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例221 N−(2−クロロベンジル)−1,2−ジヒドロ−N,
2,6,7−テトラメチル−1−オキソ−4−フェニル
−3−イソキノリンアセタミド 融点 191−192℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶)
−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−
1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンアセタミ
ド 融点 156−157℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.74(3H,s), 3.62(2H,s),
3.65(3H,s), 4.67(2H,s), 6.96-7.85(10H,m), 8.43(1H,
d,J=8.6Hz) 実施例223 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)フェニル〕
−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−2−メチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンアセタミド 融点 288−289℃(メタノール−酢酸エチルから
再結晶) 実施例224 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−
4−フェニル−3−イソキノリンアセタミド 実施例222で得た化合物(250mg),メタノール
(8ml),THF(2ml),10%パラジウム−炭素
(50%含水)(130mg)と酢酸ナトリウム(60m
g)の混合物を水素雰囲気下に室温で1時間かきまぜ
た。触媒をろ別し、ろ液は溶媒を留去した。残留物に酢
酸エチルを加えて水洗,乾燥後、溶媒を留去すると標題
化合物が無色結晶(160mg)として得られた。 融点 193−194℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶)
−2−カルバモイルメチル−1,2−ジヒドロ−6,7
−ジメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノ
リンカルボキサミド 参考例59で得た化合物(190mg)のジクロロメタン
(10ml)溶液に塩化オキザリル(0.052ml)およ
びDMF(1滴)を室温で加え1時間かきまぜた。溶媒
を留去し、残留物をジクロロメタン(10ml)に溶解
し、3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルアミ
ン(170mg)およびトリエチルアミン(0.077m
l)のジクロロメタン(5ml)溶液を加え、室温で5時
間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加
え、水,希塩酸,水,炭酸水素ナトリウム水、および水
で順次洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をメタノ
ール(5ml)に溶解し、15%アンモニア−メタノール
(10ml)を室温で加え15時間かきまぜた。溶媒を留
去すると標題化合物が無色結晶(125mg)として得ら
れた。 融点 235−237℃(メタノールから再結晶) 元素分析値 C29H23N3O3F6として 計算値 C,60.52; H,4.03; N,7.30 実測値 C,60.72; H,4.11; N,7.52 実施例225と同様の方法により、参考例59で得た化
合物と対応する置換基を有するベンジルアミン類を反応
させ、処理すると実施例226〜227の化合物が得ら
れた。
ジメチル−N−(3,5−ジメチルベンジル)−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 253−254℃(エタノールから再結晶) 実施例227 2−カルバモイルメチル−1,2−ジヒドロ−N−(2
−メトキシベンジル)−6,7−ジメチル−1−オキソ
−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミド 融点 234.5−236℃(エタノールから再結晶) 実施例228 1,2,3,4−テトラヒドロ−2−(2−メトキシベ
ンジル)−8,9−ジメチル−3,6−ジオキソ−11
−フェニル−6H−ピラジノ〔1,2−b〕イソキノリ
ン 2−エトキシカルボニルメチル−1,2−ジヒドロ−3
−ヒドロキシメチル−6,7−ジメチル−1−オキソ−
4−フェニル−イソキノリン(参考例51)(183m
g)のジクロロメタン(10ml)溶液に塩化メタンスル
ホニル(0.037ml)およびトリエチルアミン(0.
084ml)を氷冷下加え30分間かきまぜた。反応混合
物を水に注ぎ、ジクロロメタンで抽出した後、抽出液を
水洗し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物,2−メトキ
シベンジルアミン(0.196ml)およびTHF(5m
l)の混合物を封管中130℃で3時間加熱した。反応
混合物を炭酸水素ナトリウムに注ぎ酢酸エチルで抽出し
た後、水洗し、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリ
カゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−アセトン
=1:1)に付すと、標題化合物が無色結晶(110m
g)として得られた。 融点 211−214℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.22(3H,s),2.37(3H,s),
3.54(3H,s),4.15(2H,s),4.60(2H,s),4.88(2H,s),6.76-
6.98(5H,m),7.13-7.28(2H,m),7.36-7.42(3H,m),8.23(1
H,s) 元素分析値 C28H26N2O3として 計算値 C,76.67; H,5.97; N,6.39 実測値 C,76.41; H,6.05; N,6.40
ンジルオキシ)−8,9−ジメチル−6−オキソ−11
−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 参考例65で得た化合物(160mg)のDMF(5m
l)溶液に水素化ナトリウム(60%油状)(22mg)
を加え室温で15分間かきまぜた後、塩化4−メトキシ
ベンジル(0.075ml)を氷冷下加え、室温で4時間
かきまぜた。反応混合物を水中に注ぎ、酢酸エチルで抽
出した後、希塩酸,水,炭酸水素ナトリウム水および水
で順次洗浄、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリカ
ゲルカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル
=5:1)に付すと、標題化合物が無色結晶(170m
g)として得られた。 融点 145−146℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) 元素分析値 C29H29NO3として 計算値 C,79.24; H,6.65; N,3.19 実測値 C,79.30; H,6.85; N,3.14 実施例229と同様の方法により、参考例65で得た化
合物と対応する置換基を有する塩化ベンジルを反応(ア
ルキル化)、処理すると実施例230〜232の化合物
が得られた。 実施例230 1−ベンジルオキシ−1,2,3,4−テトラヒドロ−
8,9−ジメチル−6−オキソ−11−フェニル−6H
−ベンゾ〔b〕キノリジン 融点 133−134℃(メチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶)
3,4−テトラヒドロ−8,9−ジメチル−6−オキソ
−11−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 融点 146−147℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例232 1,2,3,4−テトラヒドロ−1−(2−メトキシベ
ンジルオキシ)−8,9−ジメチル−6−オキソ−11
−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 融点 186−188℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例233 1−(3,5−ジメチルベンジルアミノ)−1,2,
3,4−テトラヒドロ−8,9−ジメチル−6−オキソ
−11−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 塩
酸塩 参考例64で得た化合物(159mg),酢酸(0.03
ml),3,5−ジメチルベンゾアルデヒド(0.1ml)
およびメタノール(10ml)の混合物を室温で15分間
かきまぜた後、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(60m
g)を加えて室温で30分間かきまぜた。溶媒を留去
し、炭酸水素ナトリウム水を加え、酢酸エチルで抽出し
た。抽出液を水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化
合物の遊離型が無色油状物として得られた。本化合物を
エーテル(1ml)に溶解し、氷冷下4N−HCl−酢酸
エチル(3ml)を加え、溶媒を留去すると標題化合物が
無色結晶(160mg)として得られた。 融点 205−208℃(エタノールから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 〔遊離塩基〕 1.55-2.05(4H,m),2.22(3H,s),2.25(6H,s),2.36(3H,s),
3.20(1H,d,J=12.4Hz),3.40(1H,d,J=12.4Hz),3.91(1H,b
s),4.30(1H,m),4.59(1H,m),6.70(2H,s),6.74(1H,s),6.8
3(1H,.s),7.21-7.32(2H,m),7.48(3H,m),8.24(1H,s) 元素分析値 C30H32N2O・HCl・0.2H2Oとし
て 計算値 C,75.59; H,7.06; N,5.88 実測値 C,75.42; H,7.29; N,5.72
−〔N−メチル−(3,5−ジメチルベンジル)アミ
ノ〕−6−オキソ−11−フェニル−6H−ベンゾ
〔b〕キノリジン 実施例233で得た化合物とホルマリンを用いて、実施
例233と同様の方法により、水素化ホウ素ナトリウム
と反応させ、処理すると標題化合物が無色結晶として得
られた。 融点 144−145℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例233および234と同様の方法により、対応す
る置換基を有するアミン化合物とアルデヒド類を用い
て、水素化ホウ素ナトリウムと反応、処理すると実施例
235〜239の化合物(遊離型または塩酸塩)が得ら
れた。 実施例235 1−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジルア
ミノ〕−1,2,3,4−テトラヒドロ−8.9−ジメ
チル−6−オキソ−11−フェニル−6H−ベンゾ
〔b〕キノリジン 融点 189.5−191.5℃(イソプロピルエーテ
ルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.70-2.00(4H,m),2.22(3
H,s),2.38(3H,s),3.36(1H,d,J=13.4Hz),3.56(1H,d,J=1
3.4Hz),3.94(1H,bs),4.27(1H,m),4.56(1H,m),6.74(1H,
s),7.25(2H,m),7.47(3H,m),7.57(2H,s),7.71(1H,s),8.2
5(1H,s) 元素分析値 C30H26N2OF6として 計算値 C,66.17; H,4.81; N,5.14 実測値 C,65.83; H,4.79; N,5.01 実施例236 1,2,3,4−テトラヒドロ−8,9−ジメチル−1
−〔N−メチル−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕アミノ〕−6−オキソ−11−フェニル
−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 塩酸塩 融点 116−119℃(エタノールから再結晶) 実施例237 1−(2−クロロベンジルアミノ)−1,2,3,4−
テトラヒドロ−8,9−ジメチル−6−オキソ−11−
フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 塩酸塩 融点 201−204℃(エタノールから再結晶)
ンジルアミノ)−8,9−ジメチル−6−オキソ−11
−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン塩酸塩 融点 211−215℃(メタノール−エタノールから
再結晶) 実施例239 1,2,3,4−テトラヒドロ−1−(2−メトキシベ
ンジルアミノ)−6−オキソ−11−フェニル−6H−
ベンゾ〔b〕キノリジン 融点 135−137℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例240 2−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ジオキソ−11
−フェニル−6H−ピラジノ〔1,2−b〕イソキノリ
ン 参考例66で得た化合物(103mg)のDMF(5ml)
溶液に水素化ナトリウム(16mg)を加え室温で30分
間かきまぜた。反応液に臭化3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル(74μl)を氷冷下加え、室温で
1時間かきまぜた。水を加え酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水で洗浄し、乾燥後溶媒を留去すると標題化合物
が無色結晶(65mg)として得られた。 融点 204−206℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.63(2H,m), 4.44(2H,m),
4.78(2H,s), 7.18-7.27(3H,m), 7.44-7.66(5H,m), 7.68
(2H,s), 7.82(2H,s), 8.52(1H,m) 実施例241 2−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−オキソ−11−フ
ェニル−6H−ピラジノ〔1,2−b〕イソキノリン 参考例67で得た化合物(140mg)のDMF(5ml)
溶液に臭化3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ル(111μl)および炭酸カリウム(76mg)を加
え、70〜80℃で30分間かきまぜた。水を加え酢酸
エチルで抽出した。抽出液を水で洗浄し、乾燥後溶媒を
留去すると標題化合物が無色結晶(170mg)として得
られた。 融点 194−196℃(酢酸エチルから再結晶)
−6−クロロ−N−メチル−1−オキソ−4−フェニル
−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 6−クロロ−1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベ
ンゾピラン−3−カルボン酸とN−〔3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンジル〕メチルアミンを用いて、
実施例101と同様に反応(アミド化)、処理すると標
題化合物が得られた。 融点 170−171℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.78(3/5H,s), 2.91(3×4/
5H,s), 4.59(2H,s), 7.18(1H,s), 7.27-7.57(8H,m), 7.
80(1H,s), 8.33(1H,d,J=8.6Hz) 実施例242と同様の方法(アミド化反応)により、各
々対応する置換基を有する1−オキソ−1H−2−ベン
ゾピラン−3−カルボン酸類とアミン類とを反応させ、
処理すると実施例243−247の化合物が得られた。 実施例243 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−1−オキソ−4−フェニル−1H−2−
ベンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 151−152℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.78(3/5H,s), 2.92(3×4/
5H,s), 4.60(2H,s), 7.22-7.75(10H,m), 7.80(1H,s),
8.39-8.43(1H,m) 実施例244 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(2−メトキシフェニル)−N−メチル−1−オ
キソ−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 153−154℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.91(3/4H,s), 3.06(3×3/
4H,s), 3.56(3/4H,s), 3.74(3×3/4H,s), 4.42(1H,d,J=
14.6Hz), 5.01(1H,d,J=14.6Hz), 6.95-7.80(9H,m), 7.9
1(1H,s), 8.48-8.53(1H,m)
−4−(4−フルオロフェニル)−1−オキソ−1H−
2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 166−167℃(エチルエーテルから再結晶) 実施例246 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(4−フルオロフェニル)−N−メチル−1−オ
キソ−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 132−133℃(エチルエーテル−イソプロピ
ルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.96(3H,s), 4.61(2H,s),
7.08(1H,d,J=8.6Hz), 7.13-7.22(2H,m), 7.30(1H,dd,J=
7.2,3.6Hz), 7.32(1H,m), 7.52(2H,s), 7.58-7.76(2H,
m), 7.82(1H,s), 8.41(1H,dd,J=7.2,1.2Hz) 実施例247 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N,6−ジメチル−1−オキソ−4−フェニル−1H
−2−ベンゾピランカルボキサミド 融点 162−163℃(イソプロピルエーテル−ヘキ
サンから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.38,2.39(total 3H,each
s), 2.77(1/4×3H,s), 2.91(3/4×3H,s), 4.58(2H,s),
6.99(1H,s), 7.25-7.42(6H,m), 7.49(2H,s), 7.78(1H,
s), 8.29(1H,d,J=8.0Hz) 実施例248 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−6−クロロ−N−メチル−4−(2−メチルフェニ
ル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カル
ボキサミド 6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸とN−
〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕メチ
ルアミンを用いて、実施例101と同様に反応(アミド
化)、処理すると標題化合物が得られた。 融点 148−149℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.08(1H,s), 2.20(2H,s),
2.86(1H,s), 3.00(2H,s), 4.37(1H,d,J=15.2Hz), 4.88
(2/3H,d,J=15.2Hz), 4.92(1/3H,d,J=15.2Hz), 6.89-7.5
6(9H,m), 7.76(1H,s) 実施例248と同様の方法(アミド化反応)により、各
々対応する置換基を有する2−オキソ−2H−1−ベン
ゾピラン−3−カルボン酸類とアミン類を反応させ、処
理すると実施例249−253の化合物が得られた。
−6−クロロ−N−メチル−2−オキソ−4−フェニル
−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 172−173℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.74(0.57H,s), 2.85(2.43
H,s), 4.18(0.19H,d,J=15.6Hz), 4.40(0.81H,d,J=15.4H
z), 4.63(0.19H,d,J=16.2Hz), 4.88(0.81H,d,J=15.0H
z), 7.12-7.70(10H,m), 7.78(1H,s) 実施例250 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−
ベンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 146−147℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.74(3/5H,s), 2.86(3×4/
5H,s), 4.22(1/5H,d,J=15.6Hz), 4.39(4/5H,d,J=15.2H
z), 4.69(1/5H,d,J=15.6Hz), 4.91(4/5H,d,J=15.2Hz),
7.14-7.70(11H,m), 7.78(1H,s) 実施例251 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−6−クロロ−4−(2−メトキシフェニル)−N−メ
チル−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カル
ボキサミド 融点 121−122℃(イソプロピルエーテル−酢酸
エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.85(3H,s), 3.63(3H,s),
4.29(1H,d,J=15.4Hz), 4.98(1H,d,J=15.0Hz), 6.90-7.0
9(3H,m), 7.30-7.64(6H,m), 7.77(1H,s)
−6−クロロ−N−メチル−2−オキソ−4−(2−ト
リフルオロメチルフェニル)−2H−1−ベンゾピラン
−3−カルボキサミド 融点 206−207℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.92(3H,s), 4.33(1H,d,J=
15.2Hz), 4.92(1H,d,J=15.4Hz), 6.77(1H,d,J=2.2Hz),
7.38(1H,d,J=8.8Hz), 7.46-7.58(3H,m), 7.60-7.88(5H,
m) 実施例253 6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシベンジル)−4
−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 190−191℃(エタノールから再結晶) 実施例254 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−4−(2−メチルフェニル)−2−オキ
ソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 実施例248で得た化合物を用いて、実施例224と同
様の方法により、反応(接触還元)、処理すると標題化
合物が得られた。 融点 130−131℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.07(1H,s), 2.22(2H,s),
2.87(1H,s), 3.01(2H,s), 4.36(1H,d,J=15.2Hz), 4.90
(2/3H,d,J=15.2Hz), 4.95(1/3H,d,J=15.2Hz), 6.92-7.5
7(10H,m), 7.76(1H,s) 実施例255 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(2−メトキシフェニル)−N−メチル−2−オ
キソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボキサミド 融点 140−142℃(イソプロピルエーテル−酢酸
エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.87(3H,s), 3.61(3H,s),
4.28(1H,d,J=15.2Hz), 5.01(1H,d,J=15.2Hz), 6.85-7.2
2(4H,m), 7.30-7.62(6H,m), 7.77(1H,s)
−N−メチル−2−オキソ−4−(2−トリフルオロメ
チルフェニル)−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボ
キサミド 融点 135−137℃(イソプロピルエーテル−酢酸
エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.94(3H,s), 4.33(1H,d,J=
15.4Hz), 4.95(1H,d,J=15.0Hz), 6.84(1H,d,J=1.4,8.0H
z), 7.20(1H,dt,J=1.4,7.2Hz), 7.43(1H,dd,J=1.0,8.4H
z), 7.52-7.82(8H,m) 実施例257 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−フェニル−3−
キノリンカルボキサミド 1,2−ジヒドロ−2−オキソ−4−フェニル−3−キ
ノリンカルボン酸と3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジルアミンを用いて、実施例101と同様に反
応(アミド化)、処理すると標題化合物が得られた。 融点 251−252℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例257と同様の方法(アミド化反応)により、各
々対応する置換基を有する1,2−ジヒドロ−2−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸類とアミン類を反応させ、
処理すると実施例258−263の化合物が得られた。 実施例258 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N−メチル−2−オキソ−4−フ
ェニル−3−キノリンカルボキサミド 融点 262−264℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.87(3H,s), 4.61(1H,d,J=
15Hz), 4.75(1H,d,J=15Hz), 7.10-7.60(9H,m), 7.66(2
H,s), 7.78(1H,s), 12.44(1H,bs)
−1,2−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フ
ェニル−3−キノリンカルボキサミド 融点 191−192℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例260 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N,1−ジメチル−2−オキソ−
4−フェニル−3−キノリンカルボキサミド 融点 163−164℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.83(3H,s), 3.83(3H,s),
4.29(1H,d,J=15Hz), 5.00(1H,d,J=15Hz), 7.16(2H,m),
7.24-7.70(9H,m), 7.75(1H,s) 実施例261 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(2−クロロフェニル)−1,2−ジヒドロ−1
−メチル−2−オキソ−3−キノリンカルボキサミド 白色泡状物 NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.87(3H,s), 4.54(1H,dd,J
=16,5.6Hz), 4.69(1H,d,J=16,6.5Hz), 7.05-7.53(7H,
m), 7.68(1H,m), 7.69(2H,s), 7.73(1H,s), 9.17(1H,b
s) 実施例262 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(2−クロロフェニル)−1,2−ジヒドロ−
N,1−ジメチル−2−オキソ−3−キノリンカルボキ
サミド 融点 189−190℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.94(3H,s), 3.84(3H,s),
4.25(1H,d,J=15Hz), 5.08(1H,d,J=15Hz), 7.03-7.23(2
H,m), 7.32-7.65(8H,m), 7.75(1H,s) 実施例263 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−4−(2−クロロフェニル)−1,2−ジヒドロ−
N,1,6−トリメチル−2−オキソ−3−キノリンカ
ルボキサミド 融点 226−227℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶)
−6−クロロ−N−メチル−4−フェニル−3−キノリ
ンカルボキサミド 6−クロロ−4−フェニルキノリン−3−カルボン酸と
N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
メチルアミンを用いて、実施例101と同様に反応(ア
ミド化)、処理すると標題化合物が得られた。 融点 105−106℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.60(3×4/5H,s), 2.81(3/
5H,s), 4.0-5.2(2H,b),7.29-7.81(10H,m), 8.16(1H,d,J
=8.8Hz), 8.91(1H,s) 実施例265 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−4−フェニル−3−キノリンカルボキサ
ミド 実施例264で得た化合物を用いて、実施例224と同
様の方法により反応(接触還元)、処理すると標題化合
物が得られた。 融点 96−97℃(酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.61(3×6/7H,s), 2.81(3/
7H,s), 4.0-5.2(2H,b),7.28-7.83(11H,m), 8.22(1H,d,J
=8.8Hz), 8.93(1H,s) 実施例264と同様の方法(アミド化反応)により、各
々対応する置換基を有するキノリン−3−カルボン酸類
とアミン類とを反応させ、処理すると実施例266−2
68の化合物が得られた。 実施例266 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−2−メチル−4−フェニル−3−キノリンカルボキサ
ミド 融点 191−192℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) 実施例267 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N,2−ジメチル−4−フェニル−3−キノリンカル
ボキサミド 融点 146−147℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.61(3H,s), 2.74(3H,s),
4.42(1H,d,J=15Hz), 4.77(1H,d,J=15Hz), 7.20-7.85(11
H,m), 8.09(1H,d,J=8.8Hz)
−2,6,7−トリメトキシ−N−メチル−4−フェニル
−3−キノリンカルボキサミド 融点 88−89℃(イソプロピルエーテル−ヘキサン
から再結晶) 実施例269 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−2−クロロ−N−メチル−4−フェニル−3−キノリ
ンカルボキサミド 実施例258の方法で得た化合物(2.55g)とオキ
シ塩化リン(60ml)の混合物を加熱還流下に2時間か
きまぜた。溶媒を留去し、残留物を酢酸エチルに溶解し
た。この溶液を冷却した炭酸水素ナトリウム水,および
水で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が無
色結晶(2.45g)として得られた。 融点 147−148℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.71(3H,s), 4.54(1H,d,J=
14.9Hz), 4.71(1H,d,J=14.9Hz), 7.20-8.13(1H,m), 8.1
1(1H,d,J=8.4Hz) 実施例270 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−2−メトキシ−N−メチル−4−フェニル−3−キノ
リンカルボキサミド 実施例269で得た化合物(100mg)のメタノール
(8ml)溶液に28%NaOMe−メタノール(2ml)を
加えて、加熱還流下に3時間かきまぜた。溶媒を留去
し、残留物を酢酸エチルに溶解した。この溶液を水洗
し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が無色結晶
(85mg)として得られた。 融点 146−147℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.70(2H,s),
2.72(1H,s), 3.82(1/3H,d,J
=15.7Hz),4.15(1H,s), 4.18
(2H,s), 4.39(2/3H,d,J=15H
z), 4.62(1/3H,d,J=15.7H
z), 4.89(2/3H,d,J=15.6H
z), 7.17−7.95(12H,m)
−N−メチル−2−メチルアミノ−4−フェニル−3−
キノリンカルボキサミド 実施例269で得た化合物(100mg)のエタノール
(4ml)溶液に40%MeNH2−メタノール(12ml)
を加えて、加熱還流下に4時間かきまぜた。溶媒を留去
し、残留物を酢酸エチルに溶解した。この溶液を水洗
し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が無色結晶
(65mg)として得られた。 融点 173−174℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.57(2H,s), 2.62(1H,s),
3.13(2H,d,J=4.8Hz), 3.14(1H,d,J=5Hz), 3.52(1/3H,d,
J=15.8Hz), 4.39(2/3H,d,J=14.5Hz), 4.60(1/3H,d,J=1
5.8Hz), 4.69(2/3H,d,J=14.5Hz), 5.14(2/3H,b), 5.32
(1/3H,b), 7.12-7.85(12H,m) 実施例272 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−2−メチルチオ−4−フェニル−3−キ
ノリンカルボキサミド 実施例269で得た化合物(100mg)のTHF(6m
l)−メタノール(2ml)溶液に15%MeSNa水溶液
(4ml)を加えて、加熱還流下、8時間かきまぜた。溶
媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加えた。この混合物
を水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が無色
結晶(55mg)として得られた。 融点 144−145℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.65(3H,s), 2.77(3H,s),
4.50(1H,d,J=15Hz), 4.70(1H,d,J=15Hz), 7.29-8.05(12
H,m) 実施例273 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1−クロロ−4−(4−フルオロフェニル)−N−メ
チル−3−イソキノリンカルボキサミド 実施例178で得た化合物(200mg)とオキシ塩化リ
ン(3ml)を用いて実施例269と同様に反応、処理す
ると標題化合物が無色結晶(165mg)として得られ
た。 融点 142−143℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.79(2H,s), 2.86(1H,s),
4.43(2/3H,s), 4.69(4/3H,s), 7.06-7.81(10H,m), 8.44
-8.49(1H,m)
−4−(4−フルオロフェニル)−N−メチル−3−イ
ソキノリンカルボキサミド 実施例273で得た化合物を用いて、実施例224と同
様の方法により反応(接触還元)、処理すると標題化合
物が得られた。 融点 134−135℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.76(3×5/7H,s), 2.85(3
×2/7H,s), 4.39(2×2/7H,s), 4.71(2×5/7H,s), 7.07-
7.81(1H,m), 8.07-8.12(1H,m), 9.28(2/7H,s), 9.32(5/
7H,s) 実施例275 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1−クロロ−N−メチル−4−フェニル−3−イソキ
ノリンカルボキサミド 実施例172で得た化合物とオキシ塩化リンを用いて、
実施例269と同様に反応、処理すると標題化合物が得
られた。 融点 176−177℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.75(3×3/4H,s), 2.82(3/
4H,s), 4.42(1/2H,s), 4.67(3/2H,s), 7.30-7.83(11H,
m), 8.46(1H,m) 実施例276 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−4−フェニル−3−イソキノリンカルボ
キサミド 実施例275で得た化合物を用いて、実施例224と同
様の方法により反応(接触還元)、処理すると標題化合
物が得られた。 融点 139−140℃(ヘキサンから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.73(3×3/4H,s),
2.82(3/4H,s), 4.36(1/2H,
s), 4.70(3/2H,s), 7.33−7.
82(11H,m), 8.10(1H,m), 9.
32(1H,m)
−1−メトキシ−N−メチル−4−フェニル−3−イソ
キノリンカルボキサミド 実施例275で得た化合物を用いて、実施例270と同
様にナトリウムメトキシドと反応、処理すると標題化合
物が得られた。 融点 129−130℃(イソプロピルエーテル−ヘキ
サンから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.75,2.77(total 3H,each
s), 4.07(2/5×3H,s), 4.19(3/5×3H,s), 4.36(2/5×2
H,s), 4.68(3/5×2H,s), 7.28-7.70(9H,m), 7.78(2H,
m), 8.31(1H,m) 実施例278 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−1−メチルアミノ−4−フェニル−3−
イソキノリンカルボキサミド 実施例275で得た化合物を用いて、実施例271と同
様に反応、処理すると標題化合物が得られた。 融点 213−214℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.74,2.77(total 3H,each
s), 3.11(3/7×3H,d,J=5.0Hz), 3.22(4/7×3H,d,J=4.8H
z), 4.39(3/7×2H,s), 4.68(4/7×2H,s), 5.44(1H,m),
7.33-7.67(10H,m), 7.79(2H,bs) 実施例279 3,4−シス−N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−1,2,3,4−テトラヒドロ−N,2
−ジメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノ
リンカルボキサミド 3,4−シス−1,2,3,4−テトラヒドロ−2−メチル
−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボ
ン酸〔2−メチル−4−フェニル−1(2H)−イソキ
ノリノン−3−カルボン酸メチルエステルを10%パラ
ジウム−炭素を用いて、酢酸中、水素雰囲気下、90℃
で6時間かきまぜて、還元体(3,4−シス)とし、次
いで塩酸−酢酸混液中、110℃で加熱,加水分解反応
に付して調製〕とN−〔3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル〕メチルアミンを用いて実施例101と
同様に反応、処理すると標題化合物が得られた。 融点 226−227℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶)
チル)ベンジル〕−4−(4−フルオロフェニル)−
1,2,3,4−テトラヒドロ−N,2−ジメチル−1−
オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 参考例2で得た化合物とN−〔3,5−ビス(トリフル
オロメチル)ベンジル〕メチルアミンを用いて実施例1
01と同様に反応、処理すると標題化合物が得られた。 融点 171−172℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例281 3,4−シス−N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−3,4−ジヒドロ−N−メチル−1−
オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−3−
カルボキサミド 3,4−シス−3,4−ジヒドロ−1−オキソ−4−フェ
ニル−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボン酸〔1−
オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−3−
カルボン酸を10%パラジウム−炭素(50%含水)を
用いて、酢酸中で水素雰囲気下、90℃で4時間かきま
ぜて調製〕とN−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕メチルアミンを用いて、実施例101と
同様に反応、処理すると標題化合物が得られた。 融点 160−161℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 実施例282 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N−メチル−1−オキソ−4−フ
ェニル−2−〔2−(N,N,N−トリメチルアンモニ
ウム)エチル〕−3−イソキノリンカルボキサミド ヨ
ーダイド 実施例184で得た化合物(遊離体)(65mg)のメタ
ノール(2ml)溶液にヨウ化メチル(0.5ml)を加え
て、室温で1.5時間かきまぜた。溶媒を留去すると標
題化合物が無色結晶(72mg)として得られた。 融点 242−243℃(メタノール−ジクロロメタン
−エチルエーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.02(3H,s), 3.65(9H,s),
3.70-4.05(2H,b), 4.34(1H,d,J=14.2Hz), 4.52-4.80(1
H,b), 4.90-5.15(1H,b), 5.42(1H,d,J=14.2Hz), 7.05-
7.30(6H,m), 7.42(2H,s), 7.58(2H,m), 7.76(1H,s), 8.
44(1H,m)
−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−N−メチル−1−オ
キソ−4−フェニル−3−イソキノリンアセタミド 実施例223で得た化合物を用いて、実施例102(C
法)と同様に反応、処理すると標題化合物が得られた。 融点 181−182℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.51(2H,b), 3.30(3H,s),
3.67(3H,s), 6.92(1H,bd,J=1.8Hz), 7.10-7.65(8H,m),
7.76(1H,bs), 8.44(1H,d,J=8.6Hz) 実施例284 3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル 1,2−
ジヒドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3
−イソキノリンカルボキシレート 2−メチル−4−フェニル−1(2H)−イソキノリノ
ン−3−カルボン酸(140mg),アセトン(5ml),
DMF(1ml),炭酸カリウム(70mg)および臭化
3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル(0.11
ml)の混合物を1時間加熱還流下にかきまぜた。反応液
を濃縮し、濃縮液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。
抽出液を水洗,乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が
無色結晶(185mg)として得られた。 融点 153−154℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) 実施例285 N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−4−フェニル
−1−チオキソ−3−イソキノリンカルボキサミド 実施例157で得た化合物(52mg),ジオキサン(3
ml)および五硫化リン(44mg)の混合物を4時間還流
した。水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を炭酸
水素ナトリウム水および水で洗浄し、乾燥後、溶媒を留
去し、シリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製する
と標題化合物が黄色結晶(35mg)として得られた。 融点 145−147℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.79(3H,s), 4.13(3H,s),
4.24(1H,d,J=14.6Hz), 4.80(1H,d,J=14.6Hz), 7.16-7.3
9(6H,m), 7.51(2H,s), 7.60(2H,m), 7.81(1H,s),9.23(1
H,m) 実施例286から289の化合物は、実施例1(A)と
同様の方法により、相当する2−オキソ−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−酢酸とアニリンを用いて得られた。 実施例286 N−〔2,6−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)フェニル〕−6−クロロ−4−(2−メチルフェニ
ル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−アセ
トアミド 融点 214−216℃(イソプロピルエーテル−酢酸
エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.07(3H,s), 3.34(1H,d,J=
14.0Hz), 3.54(1H,d,J=13.6Hz), 4.33(4H,q,J=8.2Hz),
6.67(2H,d,J=8.4Hz), 6.85(1H,d,J=2.2Hz), 7.17(1H,d,
J=8.4Hz), 7.23-7.51(6H,m), 7.60(1H,bs) 実施例287 6−クロロー4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−N−(2,4,6−トリフルオロフェニル)−2H−
1−ベンゾピラン−3−アセトアミド 融点 225−227℃(イソプロピルエーテル−酢酸
エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.08(3H,s), 3.38(1H,d,J=
13.6Hz), 3.54(1H,d,J=14.2Hz), 6.70(2H,ddd,J=1.2,8.
6,8.6Hz), 6.87(1H,d,J=2.4Hz), 7.10-7.19(1H,m), 7.3
3-7.53(5H,m), 7.65(1H,bs) 実施例288 6−クロロ−2−オキソ−4−(2−トリフルオロメチ
ルフェニル)−N−(2,4,6−トリフルオロフェニ
ル)−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド 融点 247−249℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.10(1H,d,J=14.4Hz), 3.7
3(1H,d,J=14.2Hz), 6.65-6.76(3H,m), 7.34-7.50(3H,
m), 7.59(1H,bs), 7.62-7.80(2H,m), 7.90(1H,dd,J=1.
6,7.0Hz) 実施例289 N−〔2,6−ビス(2,2,2−トリフルオロエトキ
シ)フェニル〕−6−クロロ−4−(2−メトキシフェ
ニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−ア
セトアミド 融点 243−245℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.35(1H,d,J=14.0Hz), 3.6
3(1H,d,J=14.2Hz), 3.70(3H,s), 4.22-4.38(4H,m), 6.6
9(2H,d,J=8.4Hz), 6.94(1H,d,J=2.2Hz), 7.08(1H,d,J=
8.6Hz), 7.01-7.35(4H,m), 7.42-7.58(2H,m), 7.63(1H,
bs)
(1−メチルエチルオキシ)−3−キノリンカルボン酸 工程1:4−(2−クロロフェニル)−1,2−ジヒド
ロ−6,7−ジメチル−2−オキソ−3−キノリンカル
ボン酸エチルエステル(2.0g)のジメチル ホルムア
ミド(DMF)(20ml)溶液に、水素化ナトリウム
(60%油状)(270mg)を加え、室温で30分間撹
拌した。この溶液にヨウ化イソプロピル(0.9ml)を
加え、70℃で5時間撹拌した。冷後、酢酸エチルを加
え、この混合物を、希塩酸、炭酸カリウム水、水で順次
洗浄し、乾燥し、溶媒を留去した。残留物をシリカゲル
を用いるカラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エ
チル=5:1)に付すと4−(2−クロロフェニル)−
6,7−ジメチル−2−(1 −メチルエチルオキシ)−
3−キノリンカルボン酸エチルエステルが無色結晶
(1.72g)として得られた。 融点 96−97℃(エチルエーテル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.01(3H,t,J=7.1Hz), 1.42
(6H,d,J=6.2Hz), 2.26(3H,s), 2.41(3H,s), 4.00-4.16
(2H,m), 5.57(1H,m), 6.92(1H,s), 7.20-7.55(4H,m),
7.64(1H,s) 元素分析値 C23H24NO3Clとして 計算値 C,69.43; H,6.08; N,
3.52 実測値 C,69.19; H,5.99; N,
3.40 工程2:工程1で得られた化合物(1.64g)にエタ
ノール(28ml),水(7ml)および水酸化カリウム
(1.09g)を加えて、1時間加熱還流した。溶媒を
留去後残留物に、希塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を飽和塩化ナトリウム水溶液で洗浄
後、乾燥し、溶媒を留去すると、標題化合物が、無色結
晶(1.31g)として得られた。 融点 184−186℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.49(6H,d,J=6.2Hz), 2.26
(3H,s), 2.43(3H,s), 5.73(1H,m), 6.92(1H,s), 7.10-
7.60(4H,m), 7.66(1H,s) 元素分析値 C21H20NO3Clとして 計算値 C,68.20; H,5.45; N,
3.79 実測値 C,68.23; H,5.47; N,
3.78
2,3,4−テトラヒドロ−2−メチル−1−オキソ−3
−イソキノリンカルボン酸 工程1:2−(4−フルオロベンゾイル)安息香酸
(3.00g),1−ヒドロキシベンゾトリアゾール
(2.07g),1,3−ジシクロヘキシルカルボジイミ
ド(3.00g)および無水THF(50ml)の混合物
を室温で1時間かきまぜた。この混合物にN−メチルグ
リシンエチルエステル塩酸塩(2.84g)とトリエチ
ルアミン(2.58ml)を加えて室温で16時間、さら
に加熱還流下に4時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留
物に酢酸エチルを加えて、不溶結晶をろ別した。ろ液を
水洗、炭酸水素ナトリウム水,水,希塩酸,および水で
順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去すると、N−〔2−(4
−フルオロベンゾイル)ベンゾイル〕−N−メチルグリ
シンエチルエステルが無色油状物(4.2g)として得
られた。 〔NMR(200MHz,CDCl3):1.27, 1.30(total 3H,each
t,J=7.0Hz), 3.01,3.06(total 3H,each s), 4.01,4.17
(total 2H,each s), 4.15-4.20(2H,m), 7.0-7.9(8H,
m)〕。 本油状物のトルエン(100ml)溶液に1,8−ジアザ
ビシクロ〔5.4.0〕ウンデセ−7−エン(3.0ml)
を加えて2時間加熱還流した。溶媒を留去し、残留物に
酢酸エチルを加えた。この混合物を水、10%硫酸水素
カリウム水、および水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去
すると4−(4−フルオロフェニル)−3,4−ジヒド
ロ−4−ヒドロキシ−2−メチル−1(2H)−イソキノ
リン−3−カルボン酸エチルエステルが無色結晶として
得られた。本結晶のトルエン(100ml)に懸濁液にp
−トルエンスルホン酸・水和物(3.0g)を加えて、
水分分離器をつけて14時間加熱還流した。溶媒を留去
し、残留物に酢酸エチルを加えた。この混合物を水、炭
酸水素ナトリウム水、および水で順次洗浄し、乾燥後溶
媒を留去すると4−(4−フルオロフェニル)−2−メ
チル−1(2H)−イソキノリン−3−カルボン酸エチル
エステルが無色結晶(3.12g)として得られた。 融点 172−173℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.00(3H,t,J=7.0Hz), 3.62
(3H,s), 4.07(2H,q,J=7.0Hz), 7.11-7.35(5H,m), 7.53-
7.60(2H,m), 8.50-8.55(1H,m) 元素分析値 C19H16NO3Fとして 計算値 C,70.15; H,4.96; N,
4.31 実測値 C,70.01; H,4.86; N,
4.20
g),酢酸(50ml)および5%パラジウム−炭素
(2.00g)の混合物を水素雰囲気下で70℃で1時
間かきまぜた。冷後、混合物をろ過し、ろ液は溶媒を留
去した。残留物を酢酸エチルに溶解し、水,炭酸カリウ
ム水および水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去すると
3,4−シス−4−(4−フルオロフェニル)−1,2,
3,4−テトラヒドロ−2−メチル−1−オキソ−3−
イソキノリンカルボン酸エチルエステルが無色結晶
(2.43g)として得られた。 融点 151−153℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.98(3H,t,J=7.2Hz), 3.12
(3H,s), 3.78-4.03(2H,m), 4.25(1H,d,J=7.0Hz), 4.92
(1H,d,J=7.0Hz), 6.90-7.41(7H,m), 8.20-8.26(1H,m) 元素分析値 C19H18NO3Fとして 計算値 C,69.71; H,5.54; N,
4.28 実測値 C,69.44; H,5.19; N,
4.31 工程3:工程2で得た化合物(2.43g)のエタノー
ル(50ml)およびTHF(15ml)の懸濁液に0℃で
2N−NaOH(14ml)を加えた。この混合物を室温
で1時間かきまぜた後、溶媒を留去した。残留物に水を
加え、エチルエーテルで洗浄後、水層を2N−HCl で
酸性とした。この混合物を酢酸エチルで抽出し、抽出液
は水洗、乾燥した。溶媒を留去すると標題化合物が無色
結晶(2.12g)として得られた。 融点 248−250℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3+DMSO−d6)ppm:3.04(3H,s), 4.
16(1H,s), 4.73(1H,s),6.90-7.17(5H,m), 7.41-7.44(2
H,m), 8.16-8.21(1H,m) 元素分析値 C17H14NO3Fとして 計算値 C,68.22; H,4.71; N,
4.68 実測値 C,68.02; H,4.72; N,
4.58
2,3,4−テトラヒドロ−1,6,7−トリメチル−2−
オキソ−3−キノリンカルボン酸 工程1:水素化リチウムアルミニウム(1.4g)のT
HF(50ml)懸濁液に、0℃で、4−(2−クロロフ
ェニル)−1,2−ジヒドロ−1,6,7−トリメチル−
2−オキソ−3−キノリンカルボン酸エチルエステル
(10.0g) のTHF(100ml)溶液を滴下した。
この混合物を0℃で30分間撹拌後、水(4ml)を加
え、室温でさらに30分間撹拌した。不溶物をろ去し、
ろ液を濃縮した。残留物に酢酸エチルを加え、希塩酸、
水で順次洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。残留物をシリ
カゲルを用いるカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:
酢酸エチル=3:1)に付すと3,4−トランス−4−
(2−クロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ
−1,6,7−トリメチル−2−オキソ−3−キノリンカ
ルボン酸エチルエステルが無色結晶(2.94g)とし
て得られた。 融点 147−148℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ステルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.10(3H,t,J=7.0Hz), 2.14
(3H,s), 2.29(3H,s), 3.43(3H,s), 3.97(1H,d,J=7.2H
z), 4.09(2H,q,J=7.0Hz), 5.07(1H,d,J=7.2Hz), 6.64(1
H,s), 6.80-6.90(1H,m), 6.89(1H,s), 7.10-7.30(2H,
m), 7.40-7.50(1H,m) 元素分析値 C21H22NO3Clとして 計算値 C,67.83; H,5.96; N,
3.77 実測値 C,67.98; H,6.05; N,
3.98 工程2:工程1で得られた化合物(1.50g)、TH
F(10ml),エタノール(20ml),水(2ml)およ
び水酸化ナトリウム(0.75g)の混合物を室温で3
時間撹拌した後、約半量まで溶媒を留去し、水を加え、
エーテルで洗浄した。水層に希塩酸を加えて酸性とし、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化ナトリウム水
溶液で洗浄後、乾燥し、溶媒を留去すると、標題化合物
が無色結晶(1.26g)として得られた。 融点 128−129℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.15(3H,s),
2.29(3H,s), 3.42(3H,s),
3.93(1H,d,J=5.2Hz), 5.07
(1H,d,J=5.2Hz), 6.70−6.80
(1H,m), 6.74(1H,s), 6.89
(1H,s), 7.03−7.45(3H,m) 元素分析値 C19H18NO3Clとして 計算値 C,66.38; H,5.28; N,
4.07 実測値 C,66.22; H,5.16; N,
4.03
ドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キ
ノリンカルボン酸 工程1:6−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−メチル−
2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンカルボン酸エ
チルエステルを用いて参考例3工程1の方法と実質的に
同様な方法により反応すると3,4−トランス−6−ク
ロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−4−フェニル−3−キノリンカルボン酸エチル
エステルが無色結晶として得られた。 融点 83−84℃(エチルエーテル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.05(3H,t,J=7.1Hz), 3.41
(3H,s), 3.89(1H,d,J=9.4Hz), 4.00-4.15(2H,m), 4.58
(1H,d,J=9.4Hz), 6.85(1H,d,J=1.8Hz), 7.00(1H,d,J=8.
6Hz), 7.10-7.40(6H,m) 元素分析値 C19H18NO3Clとして 計算値 C,66.38; H,5.28; N,
4.07 実測値 C,66.36; H,5.16; N,
4.12 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例3工程2
の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化合
物が無色結晶として得られた。 融点 138−139℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.41(3H,s), 3.93(1H,d,J=
8.0Hz), 4.58(1H,d,J=8.0Hz), 5.20(1H,brs), 6.80-7.4
0(8H,m) 元素分析値 C17H14NO3Clとして 計算値 C,64.67; H,4.47; N,
4.44 実測値 C,64.35; H,4.52; N,
4.57
2,3,4−テトラヒドロ−1,6,7−トリメチル−3−
キノリンカルボン酸 工程1:4−(2−クロロフェニル)−6,7−ジメチ
ル−3−キノリンカルボン酸エチルエステル(26.5
g)水素化ホウ素ナトリウム(6.0g),エタノール
(150ml)の混合物を、2時間加熱還流した。溶媒留
去後、残留物に水を加え、酢酸エチルで抽出した。抽出
液は、水洗、乾燥後、溶媒を留去した。残留物をシリカ
ゲルを用いるカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:
ヘキサン=3:1)に付すと4−(2−クロロフェニ
ル)−1,4−ジヒドロ−6,7−ジメチル−3−キノリ
ンカルボン酸エチルエステルが無色結晶(5.0g)と
して得られた。 融点 204−209℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.13(3H,t,J=7.2Hz), 2.07
(3H,s), 2.12(3H,s), 3.95-4.15(2H,m), 5.74(1H,s),
6.34(1H,d,J=5.4Hz), 6.46(1H,s), 6.94(1H,s), 6.95-
7.20(2H,m), 7.25-7.35(2H,m), 7.61(1H,d,J=6.2Hz) 元素分析値 C20H20NO2Clとして 計算値 C,70.27; H,5.90; N,
4.10 実測値 C,70.02; H,5.84; N,
4.07 工程2:工程1で得られた化合物(2.65g)のDM
F(40ml)溶液に、60%水素化ナトリウム(60%
油状)(0.35g)を加え、室温で15分間撹拌し
た。0℃に冷却後、ヨウ化メチル3mlを加え、さらに0
℃で30分間撹拌した。希塩酸を加え、酢酸エチルで抽
出した。抽出液を、水洗後、乾燥し、溶媒を留去する
と、4−(2−クロロフェニル)−1,4−ジヒドロ−
1,6,7−トリメチル−3−キノリンカルボン酸エチル
エステルが無色結晶(2.32g)として得られた。 融点 200−201℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.12(3H,t,J=7.2Hz), 2.09
(3H,s), 2.19(3H,s), 3.35(3H,s), 3.95-4.10(2H,m),
5.74(1H,s), 6.62(1H,s), 6.97(1H,s), 6.98-7.15(2H,
m), 7.20-7.35(2H,m), 7.52(1H,s) 元素分析値 C21H22NO2Cl・0.1H2Oとして 計算値 C,70.52; H,6.26; N,
3.92 実測値 C,70.39; H,6.32; N,
3.82
g),メタノール(30ml),20%塩化水素を含むメ
タノール(10ml),THF(10ml)の混合物を室温
で撹拌下、シアノ水素化ホウ素ナトリウム(1.0g)
のメタノール(15ml)溶液をゆっくりと滴下した。室
温で1時間撹拌後、炭酸カリウム水溶液を加え、アルカ
リ性とし、酢酸エチルで抽出した。抽出液を、飽和塩化
ナトリウム水溶液で洗浄後、乾燥し、溶媒を留去する
と、4−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4−テト
ラヒドロ−1,6,7−トリメチル−3−キノリンカルボ
ン酸エチルエステルが淡黄色油状物(2.44g)とし
て得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.13(3H,t,J=7.1Hz), 2.04
(3H,s), 2.21(3H,s), 2.93(2.5H,s), 3.00-3.50(3H,m),
3.01(0.5H,s), 4.00-4.18(2H,m), 4.95(0.87H,d,J=5.8
Hz), 5.09(0.13H,d,J=5.4Hz), 6.45-6.66(2H,m), 6.85-
7.45(4H,m) 工程4:工程3で得られた化合物(2.37g)に、エ
タノール(40ml),水(10ml)および水酸化カリウ
ム(2.0g)を加え、室温で終夜撹拌した。溶媒留去
後、希塩酸を加え、弱酸性(pH3〜4)とした後、酢
酸エチルで抽出した。抽出液を飽和塩化ナトリウム水溶
液で洗浄後、乾燥し、溶媒を留去すると、標題化合物が
無色結晶(1.51g)として得られた。 融点 196−199℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.08(3H,s), 2.23(3H,s),
3.09(3H,s), 3.25-3.60(3H,m), 4.92(1H,d,J=5.6Hz),
5.50-6.80(1H,brs), 6.59(1H,s), 6.90(1H,s), 6.95(1
H,m), 7.10-7.45(3H,m) 元素分析値 C19H20NO2Cl・0.7H2Oとして 計算値 C,66.64; H,6.30; N,
4.09 実測値 C,66.53; H,6.00; N,
3.85
−4−フェニル−3−キノリン酢酸 工程1:1,2−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−
4−フェニル−3−キノリンカルボン酸エチルエステル
(30.7g),10%パラジウム炭素(2.0g),酢
酸(150ml)の混合物を、水素雰囲気下(5気圧)、
80℃で24時間撹拌した。触媒をろ去後、ろ液を濃縮
した。残留物に酢酸エチルを加え、炭酸カリウム、水で
順次洗浄し、乾燥後、溶媒を留去すると、3,4−トラ
ンス−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−
オキソ−4−フェニル−3−キノリンカルボン酸エチル
エステルが無色結晶(27.9g)として得られた。 融点 80−81℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.04(3H,t,J=7.1Hz), 3.43
(3H,s), 3.91(1H,d,J=9.6Hz), 4.00-4.15(2H,m), 4.16
(1H,d,J=9.6Hz), 6.80-7.40(9H,m) 元素分析値 C19H19NO3として 計算値 C,73.77; H,6.19; N,
4.53 実測値 C,73.53; H,6.12; N,
4.52
g)、水素化ナトリウム(60%油状)(2.72
g),DMF(200ml)の混合物を室温で30分間撹
拌後、ブロモ酢酸メチル(6.73ml)を加え、室温で
終夜撹拌した。希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した
後、抽出液を炭酸カリウム水、水で洗浄し、乾燥後溶媒
を留去した。残留物をシリカゲルを用いるカラムクロマ
トグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=3:1)に付す
と、3−エトキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒ
ドロ−1−メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キ
ノリン酢酸メチルエステルが淡黄色油状物として得られ
た。この油状物にエタノール(160ml),水(40m
l),水酸化カリウム(10g)を加え、終夜加熱還流
した。溶媒を留去した後、希塩酸を加え、酢酸エチルで
抽出した。抽出物を飽和塩化ナトリウム水で洗浄後、乾
燥し、溶媒を留去した。残留物にピリジン(100ml)
を加え、30分間加熱還流した。溶媒を留去した後、希
塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチルで抽出した。抽出物
を飽和塩化ナトリウム水で洗浄後、乾燥し、溶媒を留去
すると、標題化合物(トランス:シス=約3:2混合
物)が白色泡状物(19.1g)として得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.27-2.65(1.6H,m), 2.75-
3.00(0.4H,m), 3.25-3.60(1H,m), 3.44(1.8H,s), 3.48
(1.2H,s), 4.16(0.6H,d,J=13.0Hz), 4.19(0.4H,d,J=6.8
Hz), 6.60-6.70(0.6H,m), 6.90-7.45(8.4H,m)
ドロ−1−メチル−2−オキソ−3−キノリン酢酸 工程1:4−(2−クロロフェニル)−1,2−ジヒド
ロ−1−メチル−2−オキソ−3−キノリンカルボン酸
エチルエステルを用いて、参考例3工程1の方法と実質
的に同様な方法により反応すると3,4−トランス−4
−(2−クロロフェニル)−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−1−メチル−2−オキソ−3−キノリンカルボン酸
エチルエステルが無色結晶として得られた。 融点 131−133℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.08(3H,t,J=7.2Hz), 3.45
(3H,s), 4.00-4.20(2H,m), 4.03(1H,d,J=8.0Hz), 5.14
(1H,d,J=8.0Hz), 6.80-7.50(8H,m) 元素分析値 C19H18NO3Clとして 計算値 C,66.38; H,5.28; N,
4.07 実測値 C,66.03; H,5.17; N,
4.06 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例6工程2
の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化合
物(トランス:シス=約6:1混合物)が無色結晶とし
て得られた。 融点 177−180℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.34(0.86,dd,J=16.0,3.8H
z), 2.45-2.80(0.28,m),2.67(0.86H,dd,J=16.0,8.8Hz),
3.35-3.70(1H,m), 3.45(2.58H,s), 3.49(0.42H,s), 4.
77(0.86H,d,J=13Hz), 5.00(0.14H,d,J=7.0Hz), 6.58(0.
86H,d,J=7.4Hz),6.90-7.55(7.14H,m) 元素分析値 C18H16NO3Cl・0.2H2Oとして 計算値 C,64.85; H,4.96; N,
4.20 実測値 C,64.80; H,4.74; N,
4.23
メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリン酢酸 工程1:1,2−ジヒドロ−6,7−ジメトキシ−1−メ
チル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンカルボ
ン酸エチルエステルを用いて、参考例7工程1の方法と
実質的に同様な方法により反応すると3,4−トランス
−1,2,3,4−テトラヒドロ−6,7−ジメトキシ−1
−メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンカ
ルボン酸エチルエステルが無色結晶として得られた。 融点 157−159℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.07(3H,t,J=7.1Hz), 3.43
(3H,s), 3.71(3H,s), 3.86(1H,d,J=8.0Hz), 3.93(3H,
s), 4.00-4.20(2H,m), 4.55(1H,d,J=8.0Hz), 6.44(1H,
s), 6.65(1H,s), 7.10-7.40(5H,m) 元素分析値 C21H23NO5として 計算値 C,68.28; H,6.28; N,
3.79 実測値 C,68.11; H,6.36; N,
3.77 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例7工程2
の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化合
物が白色泡状物として得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.32(0.33H,dd,J=17.0,6.2
Hz), 2.39(0.67H,dd,J=16.0,5.0Hz), 2.57(0.67H,dd,J=
16.0,7.4Hz), 2.83(0.33H,dd,J=17.0,7.6Hz), 3.20-3.6
0(1H,m), 3.42(2H,s), 3.48(1H,s), 3.62(2H,s), 3.81
(1H,s), 3.92(3H,s), 4.09(0.67H,d,J=11.0Hz), 4.09
(0.33H,d,J=6.2Hz), 6.22(0.67H,s), 6.60-6.67(1.33H,
m), 6.90-7.40(5H,m)
チル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリン酢酸 工程1:6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−4
−メチル−2−オキソ−4−フェニルキノリン(6.0
g)のDMF(50ml)溶液に水素化ナトリウム(60
%油状)(0.98g)を加え、室温で30分間撹拌し
た。0℃に冷却後、ヨウ化メチル(3ml)を加え、さら
に室温で30分間撹拌した。希塩酸を加え、酢酸エチル
で抽出した。抽出物を水洗し、乾燥後、溶媒を留去する
と、6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−
ジメチル−2−オキソ−4−フェニルキノリンが無色結
晶(5.58g)として得られた。 融点 125−126℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.66(3H,s), 2.70(1H,d,J=
16.0Hz), 3.20(1H,d,J=16.0Hz), 3.24(3H,s), 6.95(1H,
d,J=8.4Hz), 7.10-7.35(7H,m) 元素分析値 C17H16NOClとして 計算値 C,71.45; H,5.64; N,
4.90 実測値 C,71.46; H,5.66; N,
4.88
g)のTHF(60ml)溶液を、アルゴン雰囲気下、−
78℃で撹拌下、2Mリチウムジイソプロピルアミドの
THF−ヘプタン溶液(14.6ml)を滴下した。30
分間撹拌後、ブロモ酢酸メチル(2.9ml)のTHF
(15ml)溶液を滴下し、−78℃で、さらに30分間
撹拌した。飽和塩化アンモニウム水を加え酢酸エチルで
抽出した。抽出物を希塩酸、水で順次洗浄し、乾燥後、
溶媒を留去した。残留物をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=2:1)に
付すと、6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,
4−ジメチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリ
ン酢酸メチルエステルが無色油状物として得られた。こ
の油状物に、メタノール(64ml),水(26ml),水
酸化ナトリウム(8g)を加え、終夜室温で撹拌した。
溶媒留去後、水を加え、エーテルで洗浄した。水層に希
塩酸を加え、酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。抽
出物を、飽和塩化ナトリウム水で洗浄後、乾燥し、溶媒
を留去すると、標題化合物が無色結晶(5.27g)と
して得られた。 融点 166−168℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.42(3H,s), 1.88(1H,dd,J
=16.0,2.6Hz), 2.69(1H,dd,J=16.0,10.0Hz), 3.42(3H,
s), 3.68(1H,dd,J=10.0,2.6Hz), 6.52(1H,d,J=2.4Hz),
6.96(1H,d,J=8.6Hz), 7.15-7.50(6H,m) 元素分析値 C19H18NO3Clとして 計算値 C,66.38; H,5.28; N,
4.07 実測値 C,66.40; H,5.12; N,
4.30
ドロ−1,6,7−トリメチル−2−オキソ−3−キノリ
ン酢酸 参考例3工程1で得た化合物を用いて、参考例6工程2
の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化合
物(トランス−シス=約5:1混合物)が無色結晶とし
て得られた。 融点 210−215℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.09(2.5H,s), 2.16(0.5H,
s), 2.27(3H,s), 2.33(0.83H,dd,J=16.0,4.2Hz), 2.35-
2.80(0.34H,m), 2.66(0.83H,dd,J=16.0,8.0Hz),3.30-3.
70(1H,m), 3.43(2.5H,s), 3.47(0.5H,s), 4.68(0.83H,
d,J=12.0Hz), 4.91(0.17H,d,J=7.0Hz), 6.33(0.83H,s),
6.80-7.50(5.17H,m) 元素分析値 C20H20NO3Clとして 計算値 C,67.13; H,5.63; N,
3.91 実測値 C,66.88; H,5.71; N,
3.81 参考例11 6−クロロ−4−(2−クロロフェニル)−1,2,3,
4−テトラヒドロ−1−メチル−2−オキソ−3−キノ
リン酢酸 工程1:6−クロロ−4−(2−クロロフェニル)−
1,2−ジヒドロ−1−メチル−2−オキソ−3−キノ
リンカルボン酸エチルエステルを用いて、参考例3工程
1の方法と実質的に同様な方法により反応すると3,4
−トランス−6−クロロ−4−(2−クロロフェニル)
−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−オキ
ソ−3−キノリンカルボン酸エチルエステルが無色結晶
として得られた。 融点 103−104℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.10(3H,t,J=7.1Hz), 3.43
(3H,s), 4.00-4.20(2H,m), 4.01(1H,d,J=8.2Hz), 5.11
(1H,d,J=8.2Hz), 6.80-7.50(7H,m) 元素分析値 C19H17NO3Cl2として 計算値 C,60.33; H,4.53; N,
3.70 実測値 C,60.28; H,4.35; N,
3.78 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例6工程2
の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化合
物(トランス:シス=約4:1混合物)が白色泡状物と
して得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.34(0.8H,dd,J=16.0,4.2H
z), 2.36-2.80(0.4H,m),2.63(0.8H,dd,J=16,8.0Hz), 3.
35-3.70(1H,m), 3.42(2.4H,s), 3.46(0.6H,s),4.78(0.8
H,d,J=13Hz), 4.98(0.2H,d,J=6.8Hz), 6.54(0.8H,s),
6.75-7.60(6.2H,m)
−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリン酢酸 参考例4工程1で得た化合物を用いて、参考例6工程2
の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化合
物(トランス−シス=約4:1混合物)が白色泡状物と
して得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.25-2.60(1.8H,m), 2.80-
2.95(0.2H,m), 3.20-3.60(1H,m), 3.41(2.4H,s), 3.45
(0.6H,s), 4.14(0.2H,d,J=7.0Hz), 4.16(0.8H,d,J=12H
z), 6.63(0.8H,s), 6.90-7.50(7.2H,m) 元素分析値 C18H16NO3Clとして 計算値 C,65.56; H,4.89; N,
4.25 実測値 C,65.75; H,4.98; N,
4.18 参考例13 3,4−シス−6−クロロ−3,4−ジヒドロ−2−オキ
ソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3−酢酸 工程1:6−クロロ−2−オキソ−4−フェニル−2H
−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸エチルエステル
(4.4g)のエタノール(300ml)溶液に酸化白金
(0.30g)を加えて、室温で水素雰囲気下(3−4a
tm)で3時間撹拌した。触媒をろ過し、ろ液は溶媒を留
去した。残留物をイソプロピルエーテルで処理すると6
−クロロ−3,4−ジヒドロ−2−オキソ−4−フェニ
ル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸エチルエ
ステルが無色結晶(2.24g)として得られた。 融点 93−95℃(イソプロピルエーテルから再結
晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.09(3H,t,J=7.0Hz), 3.95
(1H,d,J=8.2Hz), 4.11(2H,q,J=7.0Hz), 6.94(1H,d,J=2.
4Hz), 7.0-7.3(7H,m) 元素分析値 C18H15O4Clとして 計算値 C,65.36; H,4.57 実測値 C,65.75; H,4.61
g)のDMF(20ml)溶液に室温で水素化ナトリウム
(60%油状物)(0.35g)を加えて0.5時間かき
まぜた。この混合物にブロモ酢酸メチルエステル(1.
4ml)を加えて室温で2時間かきまぜた後、希塩酸を加
えて酢酸エチルで抽出した。抽出液は水洗、乾燥後、溶
媒を留去した。残留物をイソプロピルエーテルで処理す
ると6−クロロ−3−エトキシカルボニル−3,4−ジ
ヒドロ−3−メトキシカルボニルメチル−2−オキソ−
4−フェニル−2H−1−ベンゾピランが無色結晶とし
て得られた。 融点 134−136℃(イソプロピルエーテルから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.99(3H,t,J=7.0Hz), 2.69
(1H,d,J=17.8Hz), 3.27(1H,d,J=17.8Hz), 4.00(2H,m),
5.12(1H,s), 6.82(1H,brs), 7.0-7.1(3H,m), 7.2-7.3(1
H,m), 7.4-7.5(3H,m) 元素分析値 C21H19O6Clとして 計算値 C,62.61; H,4.75 実測値 C,62.31; H,4.70 工程3:工程2で得た化合物(1.5g),酢酸(10m
l)および塩酸(5ml)の混合物を3時間加熱還流し
た。溶媒を留去すると標題化合物とその立体異性体の混
合物が油状物として得られた。本油状物を酢酸エチル−
イソプロピルエーテルで処理すると標題化合物が無色結
晶(0.7g)として得られた。 融点 117−119℃(イソプロピルエーテルから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.37(1H,dd,J=18.0Hz,J=7.
2Hz), 2.86(1H,dd,J=17.6Hz,J=6.4Hz), 3.62(1H,m), 4.
31(1H,d,J=6.6Hz), 7.0-7.4(8H,m) 元素分析値 C17H13O4Clとして 計算値 C,64.47; H,4.14 実測値 C,64.35; H,3.95
ニル−2H−1−ベンゾピラン−3−酢酸 工程1:6−メチル−2−オキソ−4−フェニル−2H
−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸エチルエステル
(15.0g)の酢酸(150ml)溶液に10%パラジ
ウム−炭素(3.0g)を加え、水素雰囲気下(4−5a
tm)80℃で4.5時間撹拌した。触媒をろ別し、ろ液
は溶媒を留去した。残留物をイソプロピルエーテルで処
理すると3,4−ジヒドロ−6−メチル−2−オキソ−
4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン
酸エチルエステルが無色結晶(12.5g)として得ら
れた。 融点 206−208℃(イソプロピルエーテルから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.07(3H,t,J=7.0Hz), 2.25
(3H,s), 3.94(1H,d,J=7.6Hz), 4.10(2H,qd,J=7.0Hz,J=
2.0Hz), 4.68(1H,d,J=7.6Hz), 6.75(1H,brs), 7.0-7.4
(7H,m) 元素分析値 C19H18O4・1/4H2Oとして 計算値 C,72.48; H,5.92 実測値 C,72.24; H,5.97 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例13工程
2と実質的に同様な方法により反応すると3−エトキシ
カルボニル−3,4−ジヒドロ−3−メトキシカルボニ
ルメチル−6−メチル−2−オキソ−4−フェニル−2
H−1−ベンゾピランが無色結晶として得られた。 融点 123−125℃(イソプロピルエーテルから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.95(3H,t,J=7Hz), 2.21(3
H,s), 2.71(1H,d,J=17.8Hz), 3.23(1H,d,J=17.8Hz), 3.
73(3H,s), 3.97(2H,m), 5.04(1H,s), 6.63(1H,br.s),
7.0-7.2(4H,m), 7.3-7.4(3H,m) 元素分析値 C22H22O6として 計算値 C,69.10; H;5.80 実測値 C,68.77; H,5.87
考例13工程3と実質的に同様な方法により反応すると
標題化合物のトランス体およびシス体の混合物(トラン
ス:シス=約2.5:1)が無色結晶として得られた。 融点 152−154℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.19(3H,s), 2.55(2H,m),
3.36(1H,m), 4.27(1H,d,J=12.6Hz), 6.44(1H,brs), 7.0
-7.5(7H,m), 2.27(3H,s), 2.34(1H,dd,J=17.8Hz,J=7.6H
z), 2.86(1H,dd,J=18.0Hz,J=6.6Hz), 3.50(1H,m), 4.27
(1H,d,J=6.8Hz),7.0-7.5(8H,m) 元素分析値 C18H16O4として 計算値 C,72.96; H,5.44 実測値 C,72.94; H,5.59
−1−メチル−4−フェニル−3−キノリン酢酸 工程1:6−クロロ−4−フェニル−3−キノリンカル
ボン酸エチルエステルを用いて、参考例5工程1の方法
と実質的に同様の方法により反応すると6−クロロ−
1,4−ジヒドロ−4−フェニル−3−キノリンカルボ
ン酸エチルエステルが無色結晶として得られた。 融点 167−168℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.18(3H,t,J=7.1Hz), 4.00
-4.20(2H,m), 5.08(1H,s), 6.44(1H,bd,J=6.2Hz), 6.65
(1H,d,J=9.4Hz), 7.00-7.30(7H,m), 7.54(1H,d,J=6.2H
z) 元素分析値 C18H16NO2Clとして 計算値 C,68.90; H,5.14; N,
4.46 実測値 C,68.66; H,5.23; N,
4.56 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例5工程2
の方法と実質的に同様の方法により反応すると6−クロ
ロ−1,4−ジヒドロ−1−メチル−4−フェニル−3
−キノリンカルボン酸エチルエステルが無色結晶として
得られた。 融点 159−161℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.19(3H,t,J=7.1Hz), 3.34
(3H,s), 4.00-4.20(2H,m), 5.08(1H,s), 6.80(1H,d,J=
8.4Hz), 7.05-7.30(7H,m), 7.45(1H,s) 元素分析値 C19H18NO2Clとして 計算値 C,69.62; H,5.53; N,
4.27 実測値 C,69.60; H,5.54; N,
4.44
考例5工程3の方法と同様の方法により反応すると6−
クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−4
−フェニル−3−キノリンカルボン酸エチルエステルが
立体異性体の混合物として得られた。これら混合物から
3,4−シス体が無色結晶として得られた。 融点 138−139℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.20(3H,t,J=7.1Hz), 3.01
(3H,s), 3.10-3.55(3H,m), 4.06(2H,q,J=7.1Hz), 4.52
(1H,d,J=5.6Hz), 6.62(1H,d,J=9.0Hz), 6.85-7.30(7H,
m) 元素分析値 C19H20NO2Clとして 計算値 C,69.19; H,6.11; N,
4.25 実測値 C,68.94; H,5.84; N,
4.22 工程4:水素化リチウムアルミニウム(2.0g)のT
HF(50ml)懸濁液に室温で、工程3で得られた化合
物(シス体)(4.85g)のTHF(25ml)溶液を
滴下した。室温で15分間撹拌した後、水(2ml)を加
え、さらに15分間撹拌した。不溶物をろ去した後、ろ
液を濃縮した。残留物に酢酸エチルを加え、水洗、乾燥
後、溶媒を留去すると3,4−シス−6−クロロ−1,
2,3,4−テトラヒドロ−3−ヒドロキシメチル−1−
メチル−4−フェニルキノリンが無色結晶(3.91
g)として得られた。 融点 108−110℃(エチルエーテル−ヘキサンか
ら再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.41(1H,m), 2.99(3H,s),
3.00-3.22(2H,m), 3.27(1H,dd,J=11.0,7.2Hz), 3.49(1
H,dd,J=11.0,7.0Hz), 4.20(1H,d,J=5.2Hz), 6.61(1H,d,
J=8.8Hz), 6.86(1H,d,J=2.4Hz), 7.00-7.35(6H,m) 元素分析値 C17H18NOClとして 計算値 C,70.95; H,6.30; N,
4.87 実測値 C,70.52; H,6.43; N,
5.08
考例18工程2の方法と実質的に同様な方法により反応
すると3,4−シス−6−クロロ−3−シアノメチル−
1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−4−フェニ
ルキノリンが無色結晶として得られた。 融点 166−168℃(エチルエーテル−イソプロピ
ルエーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.03(1H,dd,J=17.0,8.4H
z), 2.14(1H,dd,J=17.0,7.2Hz), 2.61(1H,m), 3.00(3H,
s), 3.05-3.40(2H,m), 4.23(1H,d,J=5.0Hz), 6.62(1H,
d,J=8.8Hz), 6.86(1H,d,J=1.8Hz), 7.00-7.40(6H,m) 元素分析値 C18H17N2Clとして 計算値 C,72.84; H,5.77; N,
9.44 実測値 C,72.49; H,5.79; N,
9.23 工程6:工程5で得た化合物を用いて、参考例18工程
3の方法と同様の方法により反応すると標題化合物が無
色結晶として得られた。 融点 192−195℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:1.96(1H,dd,J=17.0,8.0H
z), 2.28(1H,dd,J=17.0,6.6Hz), 2.75(1H,m), 2.98(3H,
s), 3.05-3.20(2H,m), 4.16(1H,d,J=5.2Hz), 6.61(1H,
d,J=8.8Hz), 6.86(1H,d,J=2.6Hz), 6.95-7.35(6H,m) 元素分析値 C18H18NO2Clとして 計算値 C,68.46; H,5.75; N,
4.44 実測値 C,68.44; H,5.96; N,
4.24
7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソ
キノリン酢酸 工程1:2−ベンゾイル−4,5−ジメチル安息香酸
(11.4g),アセトン(300ml),DMF(10m
l),炭酸カリウム(6.83g)およびジエチルブロモ
マロネート(12.84g)の混合物を室温で60時間
かきまぜた。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加え
た。この混合物を水洗し、乾燥後、溶媒を留去した。残
留物に酢酸(180ml)と塩酸(180ml)を加えて1
10℃で5時間加熱した。反応液を濃縮し、濃縮液に水
を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を水洗し、乾燥
後、溶媒を留去すると無色結晶が得られた。本結晶を酢
酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶すると6,
7−ジメチル−1−オキソ−4−フェニル−1H−2−
ベンゾピラン−3−カルボン酸が得られた。 融点 265−268℃ 工程2:工程1で得た化合物(3.75g)のメタノー
ル(50ml)溶液に40%メチルアミン−メタノール溶
液(25ml)を加えて室温で2時間かきまぜた。溶媒を
留去し、残留物に4N−HCl−酢酸エチル(50ml)
を加えて室温で2時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留
物に水を加えて、析出結晶をろ取した。水,アセトン,
エチルエーテルで洗浄すると4−フェニル−2,6,7−
トリメチル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン
酸が無色結晶(3.51g)として得られた。融点 >
300℃(エタノールから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3+DMSO−d6)ppm:2.25(3H,s), 2.
39(3H,s), 3.67(3H,s),6.91(1H,s), 7.39-7.42(5H,m),
8.24(1H,s) 元素分析値 C19H17NO3として 計算値 C,74.25; H,5.58; N,
4.56 実測値 C,74.40; H,5.50; N,
4.41
のDMF(30ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油
状)(0.50g)をかきまぜながら加え、次いでヨウ
化エチル(1.5ml)を加えて室温で16時間かきまぜ
た。反応液を濃縮し、濃縮液に酢酸エチルを加えた。こ
の混合物を水洗し、乾燥後溶媒を留去すると2,6,7−
トリメチル−4−フェニル−1(2H)−イソキノリノン
−3−カルボン酸エチルエステルが無色結晶(3.3
g)として得られた。 融点 151−153℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.92(3H,t,J=7.2Hz), 2.26
(3H,s), 2.40(3H,s), 3.61(3H,s), 4.01(2H,q,J=7.2H
z), 6.96(1H,s), 7.30-7.46(5H,m), 8.27(1H,s) 元素分析値 C21H21NO3として 計算値 C,75.20; H,6.31; N,
4.18 実測値 C,74.91; H,6.29; N,
4.13 工程4:工程3で得た化合物(1.0g)を用いて、参
考例2工程2と実質的に同様の方法により反応すると
3,4−シス−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6,7−
トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノ
リンカルボン酸エチルエステルが無色結晶(730mg)
として得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:0.94(3H,t,J=7.2Hz), 2.17
(3H,s), 2.29(3H,s), 3.09(3H,s), 3.72-4.02(2H,m),
4.24(1H,d,J=7.0Hz), 4.84(1H,d,J=7.0Hz), 6.72(1H,
s), 7.24-7.38(5H,m), 7.98(1H,s) 工程5:工程4で得た化合物(690mg)を用いて、参
考例2工程3と実質的に同様の方法により反応すると
3,4−トランス−1,2,3,4−テトラヒドロ−2,6,
7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソ
キノリンカルボン酸が無色結晶(610mg)として得ら
れた。 融点 248−250℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.22(3H,s), 2.28(3H,s),
2.99(3H,s), 4.22(1H,s), 4.61(1H,s), 6.89(1H,s), 7.
05-7.25(5H,m), 7.94(1H,s) 元素分析値 C19H19NO3・1/5H2Oとして 計算値 C,72.92; H,6.25; N,
4.48 実測値 C,72.84; H,6.31; N,
4.42
考例18工程1の方法と実質的に同様な方法により反応
すると3,4−トランス−1,2,3,4−テトラヒドロ−
3−ヒドロキシメチル−2,6,7−トリメチル−1−オ
キソ−4−フェニルイソキノリンが無色結晶として得ら
れた。 融点 180−182℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.23(3H,s), 2.29(3H,s),
3.03(3H,s), 3.63(1H,s), 3.55-3.75(1H,m), 3.80-3.85
(1H,m), 4.27(1H,s), 6.92(1H,s), 7.02-7.25(5H,m),
7.88(1H,s) 元素分析値 C19H21NO2として 計算値 C,77.26; H,7.17; N,
4.74 実測値 C,77.02; H,7.27; N,
4.66 工程7:工程6で得た化合物を用いて、参考例18工程
2の方法と実質的に同様な方法により反応すると3,4
−トランス−3−シアノメチル−1,2,3,4−テトラ
ヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェ
ニルイソキノリンが無色結晶として得られた。 融点 183−184℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.27(3H,s), 2.33(3H,s),
2.56(1H,dd,J=17.0,9.2Hz), 2.74(1H,dd,J=17.0,5.4H
z), 3.01(3H,s), 3.85-3.98(1H,m), 4.23(1H,s like),
6.98(1H,s), 7.00-7.05(2H,m), 7.20-7.30(3H,m), 7.93
(1H,s) 元素分析値 C20H20N2Oとして 計算値 C,78.92; H,6.62; N,
9.20 実測値 C,79.08; H,6.58; N,
9.35 工程8:工程7で得た化合物を用いて、参考例18工程
3の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化
合物が無色結晶として得られた。 融点 225−227℃(THF−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.25(3H,s), 2.32(3H,s),
2.65(1H,dd,J=16.0,8.8Hz), 2.76(1H,dd,J=16.0,5.0H
z), 2.97(3H,s), 4.00-4.12(1H,m), 4.15(1H,s like),
6.93(1H,s), 6.95-7.10(2H,m), 7.15-7.30(3H,m), 7.93
(1H,s) 元素分析値 C20H21NO3として 計算値 C,74.28; H,6.55; N,
4.33 実測値 C,74.24; H,6.49; N,
4.59
−2−オキソ−4−フェニル−3−キノキサリン酢酸 工程1:6−クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−2
−オキソ−4−フェニルキノキサリン〔N−(4−クロ
ロフェニル)−1,2−フェニレンジアミンを塩化クロ
ルアセチルでクロルアセチル化し、次いでDMF中でヨ
ウ化ナトリウム存在下、炭酸カリウムと加熱反応して調
製:融点210−212℃(酢酸エチル−イソプロピル
エーテルから再結晶):NMR(200MHz,CDCl3)ppm:4.
26(2H,s), 6.75-6.85(3H,m), 7.10-7.25(3H,m), 7.35-
7.50(2H,m), 9.26(1H,brs)〕(4.70g)のDMF
(50ml)溶液に水素化ナトリウム(60%油状)
(0.89g)を加え、室温で30分間撹拌した。0℃
に冷却後、ヨウ化メチル(5ml)を加え、さらに室温で
終夜撹拌した。希塩酸を加え、酢酸エチルで抽出した。
抽出物を水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると、6−クロ
ロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2−オ
キソ−4−フェニルキノキサリンが無色結晶(1.88
g)として得られた。 融点 112−114℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.42(3H,s), 4.25(2H,s),
6.84-7.00(3H,m), 7.13-7.25(3H,m), 7.35-7.50(2H,m) 元素分析値 C15H13N2OClとして 計算値 C,66.06; H,4.80; N,1
0.27 実測値 C,66.21; H,4.62; N,1
0.44
g)のTHF(40ml)溶液をアルゴン雰囲気下、−7
8℃で撹拌下、2MリチウムジイソプロピルアミドのT
HF−ヘプタン溶液(5ml)を滴下した。30分間撹拌
後、ブロモ酢酸t−ブチル(1.4ml)のTHF(5m
l)溶液を滴下し、−78℃でさらに30分間撹拌し
た。飽和塩化アンモニウム水を加え、酢酸エチルで抽出
した。抽出液を硫酸水素カリウム水、炭酸カリウム水お
よび水で順次洗浄し、乾燥後、溶媒を留去すると、6−
クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−2
−オキソ−4−フェニル−3−キノキサリン酢酸t−ブ
チルエステルの淡黄色油状物が得られた。この油状物に
3N水酸化ナトリウム水溶液(10ml)、メタノール
(40ml)を加え、2時間加熱還流した。溶媒留去後、
水を加え、エーテルで洗浄した。水層に希塩酸を加え
て、弱酸性とした後、酢酸エチルで抽出した。抽出液を
水洗し、乾燥後溶媒を留去すると、標題化合物が無色結
晶(1.03g)として得られた。 融点 152−153℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.69(2H,d,J=6.6Hz), 3.42
(3H,s), 4.60-5.80(1H,brs), 4.93(1H,t,J=6.6Hz), 6.8
8(1H,s like), 6.97(2H,s like), 7.10-7.40(5H,m) 元素分析値 C17H15N2O3Clとして 計算値 C,61.73; H,4.57; N,
8.47 実測値 C,61.96; H,4.61; N,
8.75
ソ−4−フェニル−3−キノリン酢酸 工程1:6−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−メチル−
2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンカルボン酸
(4.41g)の無水THF(50ml)溶液に塩化オキ
ザリル(1.83ml)およびDMF(1滴)を加え、室
温で1.5時間かきまぜた。溶媒を留去す ると酸クロリ
ドが無色結晶(4.60g)として得られた。この酸ク
ロリド体(4.0g)のTHF(65ml)溶液に室温で
水素化ホウ素ナトリウム(NaBH4)(1.30g)を
加えて0.5時間かきまぜた。次いでこの溶液に1,2−
ジメトキシエタン(50ml)を加え、NaBH4(0.3
0g)を加えて、50℃で1時間かきまぜた後、さらに
NaBH4(0.20g)を加えて室温で1時間かきまぜ
た。析出沈殿をろ別し、ろ液を、希塩酸溶液中に冷却下
加えて、酢酸エチルで抽出した。抽出液は水洗、乾燥後
溶媒を留去し、残留物をシリカゲルを用いるクロマトグ
ラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=2:1→1:1)で
精製すると6−クロロ−1,2−ジヒドロ−3−ヒドロ
キシメチル−1−メチル−2−オキソ−4−フェニルキ
ノリンが無色結晶(1,90g)として得られた。 融点 141−142℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.81(3H,s), 3.96(1H,b),
4.40(2H,s), 7.17(1H,d,J=2.4Hz), 7.23-7.27(2H,m),
7.38(1H,d,J=9.2Hz), 7.49-7.54(4H,m) 元素分析値 C17H15NO2Clとして 計算値 C,67.89; H,5.03; N,
4.66 実測値 C,67.63; H,4.79; N,
4.55
ル体(1.80g)のジクロロメタン(45ml)溶液に
0℃でかきまぜながら、トリエチルアミン(1.08m
l)および塩化メタンスルホニル(0.61ml)を加えて
1時間かきまぜた。反応液を濃縮し、残留物に酢酸エチ
ルを加えた。この混合物を水洗し、乾燥後溶媒を留去す
ると6−クロロ−1,2−ジヒドロ−3−メタンスルホ
ニルオキシメチル−1−メチル−2−オキソ−4−フェ
ニルキノリンが無色結晶(2.0g)として得られた。
〔NMR(200MHz, CDCl3)ppm: 3.14(3H,s), 3.81(3H,
s), 5.00(2H,s), 7.17-7.58(8H,m)〕 本化合物を精製することなく、ジメチルスルホキシド
(20ml)に溶解し、シアン化ナトリウム(2.0g)
を加えて室温で1時間かきまぜた。この反応液に酢酸エ
チルを加え、水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると6−ク
ロロ−3−シアノメチル−1,2−ジヒドロ−1−メチ
ル−2−オキソ−4−フェニルキノリンが無色結晶
(1.43g)として得られた。 融点 160−161℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.47(2H,s), 3.84(3H,s),
7.12(1H,d,J=3.0Hz), 7.21-7.31(2H,m), 7.39(1H,d,J=
9.0Hz), 7.53-7.61(4H,m) 元素分析値 C18H13N2OClとして 計算値 C,70.02; H,4.24; N,
9.07 実測値 C,69.75; H,4.36; N,
8.81 工程3:工程2で得た化合物(1.10g),酢酸(1
0ml)および塩酸(10ml)の混合物を110℃で2時
間加熱した。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加え
た。混合物を水洗し、乾燥後溶媒を留去すると標題化合
物が無色結晶(1.06g)として得られた。 融点 195−199℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.50(2H,s), 3.89(3H,s),
7.18-7.59(8H,m) 元素分析値 C18H14NO3Clとして 計算値 C,65.96; H,4.31; N,
4.27 実測値 C,65.75; H,4.34; N,
4.15
−4−フェニル−3−イソキノリン酢酸 参考例16工程2で得たイソキノリン−3−カルボン酸
を用いて、参考例21の工程1,2の方法と実質的に同
様の方法により反応すると標題化合物が無色結晶として
得られた。 融点 217−220℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.22(3H,s), 2.37(3H,s),
3.63(2H,s), 3.67(3H,s), 5.90(1H,brs), 6.75(1H,s),
7.20-7.35(2H,m), 7.40-7.55(3H,m), 8.24(1H,s) 元素分析値 C20H19NO3として 計算値 C,74.75; H,5.96; N,
4.36 実測値 C,74.69; H,6.08; N,
4.23
ンゾピラン−3−酢酸 工程1:6−クロロ−1−オキソ−4−フェニル−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボン酸を用いて参考例1
8工程1と実質的に同様な方法により反応すると6−ク
ロロ−3−ヒドロキシメチル−1−オキソ−4−フェニ
ル−1H−2−ベンゾピランが無色結晶として得られ
た。 融点 161−164℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.20(1H,b), 4.30(2H,s),
7.05(1H,d,J=2.2Hz), 7.28-7.53(1H,d,J=2.0Hz), 8.30
(1H,d,J=8.6Hz) 元素分析値 C16H11O3Clとして 計算値 C,67.03; H,3.87 実測値 C,66.85; H,3.95 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例18工程
2における、塩化メタンスルホニルの反応と同様に反応
すると6−クロロ−3−メタンスルホニルオキシメチル
−1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン
が無色結晶として得られた。 融点 179−180℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.10(3H,s),
4.86(2H,s), 7.08(1H,d,J=
2.0Hz), 7.30−7.34(2H,m),
7.53−7.58(4H,m), 8.33(1H,
d,J=8.4Hz) 元素分析値 C17H13O5ClSとして 計算値 C,55.97; H,3.59 実測値 C,55.69; H,3.79
考例18工程2におけるシアン化ナトリウムの反応と同
様に反応すると6−クロロ−3−シアノメチル−1−オ
キソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピランが淡黄色
油状物として得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.45(2H,s), 7.01(1H,d,J=
2.2Hz), 7.29-7.60(6H,m), 8.31(1H,d,J=8.6Hz) 工程4:工程3で得た化合物を用いて、参考例18工程
3と同様に反応すると標題化合物が無色結晶として得ら
れた。 融点 211−215℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.46(2H,s), 6.99(1H,d,J=
2.0Hz), 7.28-7.56(6H,m), 8.28(1H,d,J=8.4Hz) 元素分析値 C17H11O4Cl・1/4H2Oとして 計算値 C,63.96; H,3.63 実測値 C,64.09; H,3.64
ンゾピラン−3−酢酸 工程1:6−クロロ−2−オキソ−4−フェニル−2H
−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸(6.1g)の無
水THF(100ml)溶液に塩化オキザリル(2.7m
l)およびDMF(数滴)を加え、室温で3時間かきま
ぜた。溶媒を留去すると酸クロリドが無色結晶として得
られた。この酸クロリド体の無水THF(100ml)溶
液にジアゾメタンのエチルエーテル溶液(N−ニトロソ
メチルウレア12.0gから調製)を加えて、室温で0.
5時間かきまぜた。溶媒を留去するとジアゾケトン体が
油状物として得られた。〔NMR(200MHZ, CDCl3)ppm:
5.4(1H,brs),7.19(1H,d,J=2.2Hz), 7.3-7.4(3H,m), 7.5
-7.6(4H,m); IR νmax(Neat)cm-1:2100, 1720, 162
0〕。このジアゾケトン体をメタノール(300ml)に
溶解し、50℃で加温下、かきまぜながら、酸化銀(A
g2O)(3.0g)を少量づつ加えた。この混合物を加
熱還流下、3時間かきまぜた後、セライトを用いてろ過
し、ろ液は溶媒を留去した。残留物をシリカゲルを用い
たカラムクロマトグラフィー(ヘキサン:酢酸エチル=
3:1)で分離、精製すると6−クロロ−2−オキソ−
4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン
酸エチルエステルがオレンジ色油状物(4.14g)と
して得られた。本油状物は酢酸エチル−ヘキサンを加え
ると無色結晶となる。 融点 98−99℃(酢酸エチル−ヘキサンから再結
晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.40(2H,s), 3.68(3H,s),
6.99(1H,d,J=2.2Hz), 7.2-7.6(7H,m) 元素分析値 C18H13O4Clとして 計算値 C,65.76; H,3.99 実測値 C,65.92; H,3.84 工程2:工程1で得た粗化合物(4.1g),酢酸(4
8ml)および塩酸(24ml)の混合物を1時間加熱還流
した。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加えた。こ
の混合物を水洗し、乾燥後溶媒を留去し、残留物をイソ
プロピルエーテルを加えると標題化合物が淡黄色結晶
(2.32g)として得られた。 融点 174−177℃(イソプロピルエーテルから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.44(2H,s), 7.01(1H,d,J=
2.4Hz), 7.2-7.6(7H,m) 元素分析値 C17H11O4Clとして 計算値 C,64.88; H,3.52 実測値 C,65.13; H,3.54
ンゾピラン−3−酢酸 工程1:6−メチル−2−オキソ−4−フェニル−2H
−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸エチルエステル
〔2−ヒドロキシ−5−メチルベンゾフェノンとマロン
酸ジエチルを1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕ウン
デセ−7−エンの存在下に加熱して調製:融点129−
131℃,NMR(200MHz, CDCl3)ppm: 0.96(3H,t,J=7.
2Hz), 2.31(3H,s), 4.07(2H,q,J=7.2Hz), 7.01(1H,bs),
7.2-7.4(4H,m), 7.5-7.6(3H,m)〕(10.0g),酢酸
(100ml)および塩酸(60ml)の混合物を110℃
で15時間加熱還流した。溶媒を留去し、残留物に酢酸
エチルを加えた。混合物を水洗し、乾燥後溶媒を留去す
ると6−メチル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1
−ベンゾピラン−3−カルボン酸が無色結晶(8.7
g)として得られた。 融点 260−262℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.31(3H,s), 6.95(1H,bs),
7.2-7.3(2H,m), 7.39(H,d,J=8.6Hz), 7.5-7.6(4H,m) 元素分析値 C17H12O4として 計算値 C,72.85; H,4.32 実測値 C,73.13; H,4.45 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例21工程
1の方法と実質的に同様の方法により反応すると6−メ
チル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピ
ラン−3−酢酸メチルエステルが無色結晶として得られ
た。 融点 142−144℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm: 2.72(3H,s), 3.39(2H,s),
3.67(3H,s), 6.79(1H,brs), 7.2-7.3(4H,m), 7.5-7.6(3
H,m) 元素分析値 C19H16O4として 計算値 C,74.01; H,5.23 実測値 C,73.75; H,5.23 工程3:工程2で得た化合物を用いて、参考例21工程
2と実質的に同様な方法により反応すると標題化合物が
無色結晶として得られた。 融点 214−217℃(クロロホルム−イソプロピル
エーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:2.27(3H,s), 3.42(2H,s),
6.80(1H,brs), 7.2-7.3(4H,m), 7.5-7.6(3H,m) 元素分析値 C18H14O4として 計算値 C,73.46; H,4.79 実測値 C,73.37; H,4.79
ボン酸メチルエステル(8.0g)と、エチルエーテル
(100ml)の混合物を0℃で撹拌下に、水素化リチウ
ムアルミニウム(1.0g)を加え、30分間撹拌し
た。水(5ml)を加え、室温でさらに30分間撹拌し
た。酢酸エチルを加えた後、不溶物をろ去した。ろ液
を、炭酸カリウム水、飽和塩化ナトリウム水で順次洗浄
し、乾燥後、溶媒を留去すると6−クロロ−3−ヒドロ
キシメチル−4−フェニルキノリンが無色結晶(6.0
5g)として得られた。 融点 169−170℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:4.63(2H,s), 7.20-7.35(2
H,m), 7.40-7.65(5H,m),8.07(1H,d,J=8.8Hz), 9.09(1H,
s) 元素分析値 C16H12NOClとして 計算値 C,71.25; H,4.48; N,
5.19 実測値 C,71.44; H,4.51; N,
5.30
考例18工程2の方法と実質的に同様の方法により反応
すると6−クロロ−3−シアノメチル−4−フェニルキ
ノリンが無色結晶として得られた。 融点 149−151℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.65(2H,s), 7.25-7.35(2
H,m), 7.43(1H,d,J=2.2Hz), 7.58-7.75(4H,m), 8.12(1
H,d,J=9.0Hz), 9.04(1H,s) 元素分析値 C17H11N2Clとして 計算値 C,73.25; H,3.98; N,1
0.05 実測値 C,72.86; H,3.93; N,1
0.36 工程3:工程2で得た化合物を用いて、参考例18工程
3の方法と実質的に同様な方法により反応すると標題化
合物が無色結晶として得られた。 融点 211−213℃(THF−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm:3.61(2H,s), 4.10(1H,bs),
7.25-7.35(2H,m), 7. 43(1H,d,J=2.2Hz), 7.50-7.70(4
H,m), 8.19(1H,d,J=8.8Hz), 8.95(1H,s) 元素分析値 C17H12NO2Cl・0.8H2Oとして 計算値 C,65.41; H,4.39; N,
4.49 実測値 C,65.42; H,4.16; N,
4.66
−ベンゾピラン−3−酢酸 4−(2−メトキシフェニル)−1−オキソ−1H−2
−ベンゾピラン−3−カルボン酸から参考例21工程
1,2の方法と実質的に同様な方法により反応すると標
題化合物が得られた。 融点 143−144℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.44(2H,s), 3.72(3H,s),
6.9-7.6(7H,m), 8.34(1H,m) 参考例25 6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸 工程1:5−クロロ−2−ヒドロキシ−2′−メチルベ
ンゾフェノン〔4−クロロアニソールを1,1,2,2−
テトラクロロエタン中で塩化アルミニウム存在下、オル
ト−トルオイルクロリドと反応(150℃,7時間)さ
せて調製:融点 65−66℃〕(71.9g),マロ
ン酸ジエチル(70ml)および1,8−ジアザビシクロ
〔5.4.0〕ウンデセ−7−エン(4ml)の混合物を1
70℃で6時間かきまぜた。反応混合物をシリカゲルを
用いるカラムクロマトグラフィー(ヘキサン)で精製す
ると6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オ
キソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸 エチ
ルエステルが無色結晶(73.2g)として得られた。 融点 93−95℃(イソプロピルエーテル−ヘキサン
から再結晶) 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例22工程
1と同様に反応、処理すると標題化合物が無色結晶とし
て得られた。 融点 211−214℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.09(3H,s), 6.9-7.1(2H,
m), 7.3-7.5(4H,m), 7.64(1H,dd,J=8.8,2.2Hz)
−2H−1−ベンゾピラン−3−酢酸 参考例25で得た化合物を用いて、参考例21工程1と
同様の方法により反応、処理すると標題化合物のメチル
エステルが油状物として得られた〔NMR(200MHz, CDC
l3)ppm:2.09(3H,s), 3.24(1H,d,J=16.5Hz), 3.43(1H,
d,J=16.5Hz), 3.66(3H,s), 6.83(1H,d,J=2.2Hz), 7.10
(1H,m), 7.3-7.5(5H,m)〕。この化合物を参考例21、
工程2と同様の方法により反応、処理すると表題化合物
が無色結晶として得られた。 融点 180−183℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:2.05(3H,s), 3.27(1H,d,J=
16.8Hz), 3.45(1H,d,J=16.8Hz), 6.83(1H,d,J=2.2Hz),
7.10(1H,d,J=6.6Hz), 7.3-7.5(5H,m)
ソ−2H−1−ベンゾピラン−3−酢酸 工程1:5−クロロ−2−ヒドロキシ−2′−メトキシ
ベンゾフェノン〔2−ブロモ−4−クロロ−(2−メト
キシエトキシ)メトキシベンゼンとオルト−アニスアル
デヒドを出発物質として調製:融点 94−95℃(イ
ソプロピルエーテルから再結晶)〕(11.8g),マ
ロン酸ジエチル(13.6g)およびフッ化カリウム
(2.61g)の混合物を180℃で8.5時間かきまぜ
た。混合物を冷却し、酢酸エチルを加え、水洗,乾燥後
溶媒を留去した。残留物をシリカゲルを用いるカラムク
ロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=10:1)
で精製すると6−クロロ−4−(2−メトキシフェニ
ル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−カル
ボン酸エチルエステルが無色結晶(7.73g)として
得られた。 融点 108−109℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例25工程
2と同様の方法で加水分解反応に付すと6−クロロ−4
−(2−メトキシフェニル)−2−オキソ−2H−1−
ベンゾピラン−3−カルボン酸が無色結晶として得られ
た。 融点 197−199℃(酢酸エチル−メタノールから
再結晶) 工程3:工程2で得た化合物を用いて、参考例26工程
1と同様の方法で増炭反応に付すと6−クロロ−4−
(2−メトキシフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−酢酸 メチルエステルが無色結晶とし
て得られた。 融点 132−133℃(酢酸エチルから再結晶) 工程4:工程3で得た化合物を用いて、参考例26工程
2と同様の方法で加水分解反応に付すと標題化合物が無
色結晶として得られた。 融点 200−202℃(酢酸エチルから再結晶)
チル)フェニル〕−2H−1−ベンゾピラン−3−酢酸 工程1:5−クロロ−2−ヒドロキシ−2′−(トリフ
ルオロメチル)ベンゾフェノン〔2−ブロモ−4−クロ
ロ−(2−メトキシエトキシ)メトキシベンゼンとオル
ト−(トリフルオロメチル)ベンゾアルデヒドを出発物
質として調製:融点 71−72℃(ヘキサン−イソプ
ロピルエーテルから再結晶)〕を用いて、参考例25工
程1と同様に反応、処理すると6−クロロ−2−オキソ
−4−〔2−(トリフルオロメチル)フェニル〕−2H
−1−ベンゾピラン−3−カルボン酸 エチルエステル
が油状物として得られた。 NMR(200MHz, CDCl3)ppm:0.95(3H,t,J=7.2Hz), 4.05
(2H,q,J=7.2Hz), 6.81(1H,d,J=2.4Hz), 7.30-7.38(2H,
m), 7.54(1H,dd,J=2.6,8.8Hz), 7.71(2H,t,J=4.2Hz),
7.82-7.90(1H,m) 工程2:工程1で得た化合物を用いて、参考例25工程
2と同様に反応、処理すると6−クロロ−2−オキソ−
4−〔2−(トリフルオロメチル)フェニル〕−2H−
1−ベンゾピラン−3−カルボン酸が無色結晶として得
られた。 融点 205−209℃(酢酸エチルから再結晶) 工程3:工程2で得た化合物を用いて、参考例26工程
1と同様に反応、処理すると6−クロロ−2−オキソ−
4−〔2−(トリフルオロメチル)フェニル〕−2H−
1−ベンゾピラン−3−酢酸 メチルエステルが無色結
晶として得られた。 融点 146−147℃(酢酸エチルから再結晶) 工程4:工程3で得た化合物を用いて、参考例26工程
2と同様に反応、処理すると標題化合物が無色結晶とし
て得られた。 融点 167−169℃(イソプロピルエーテルから再
結晶)
ソキノリノン−3−カルボン酸 工程1 2−ベンゾイル−4,5−ジメチル安息香酸(11.4
g),アセトン(300ml),DMF(10ml),炭酸
カリウム(6.83g)およびジエチルブロモマロネー
ト(12.84g)の混合物を室温で60時間かきまぜ
た。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加えた。この
混合物を水洗し、乾燥(Na2SO4)後、溶媒を留去し
た。残留物に酢酸(180ml)と塩酸(180ml)を加
えて110℃で5時間加熱した。反応液を濃縮し、濃縮
液に水を加えて酢酸エチルで抽出した。抽出液を水洗
し、乾燥後、溶媒を留去すると無色結晶が得られた。本
結晶を酢酸エチル−イソプロピルエーテルから再結晶す
ると6,7−ジメチル−4−フェニルイソクマリン−3
−カルボン酸(≡6,7−ジメチル−1−オキソ−4−
フェニル−1H−2−ベンゾピラン−3−カルボン酸)
が得られた。 融点 265−268℃
ml)溶液に40%メチルアミン−メタノール溶液(25
ml)を加えて室温で2時間かきまぜた。溶媒を留去し、
残留物に4N−HCl−酢酸エチル(50ml)を加えて
室温で2時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物に水を
加えて析出結晶を濾取した。水,アセトン,エチルエー
テルで洗浄すると標題化合物が無色結晶(3.51g)
として得られた。 融点 >300℃(エタノールから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3+DMSO-d6)ppm:2.25(3H,s), 2.3
9(3H,s), 3.67(3H,s), 6.91(1H,s), 7.39-7.42(5H,m),
8.24(1H,s) 元素分析値 C19H17NO3として 計算値 C,74.25; H,5.58; N,4.56 実測値 C,74.40; H,5.50; N,4.41 参考例29の工程1で得た化合物を用いて、工程2のメ
チルアミンの代りに、エチルアミン,n−ブチルアミ
ン,N,N−ジメチルアミノエチレンジアミン,アンモ
ニアを用いて工程2と同様に反応すると参考例30−3
3の化合物が無色結晶として得られた。
H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 254−256℃(酢酸エチル−メタノールから
再結晶) 参考例31 2−n−ブチル−6,7−ジメチル−4−フェニル−1
(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 218−219℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 参考例32 2−(2−ジメチルアミノエチル)−6,7−ジメチル
−4−フェニル−1(2H)−イソキノリノン−3−カ
ルボン酸 融点 291−293℃(クロロホルム−メタノールか
ら再結晶) 参考例33 6,7−ジメチル−4−フェニル−1(2H)−イソキ
ノリノン−3−カルボン酸 融点 325−327℃(クロロホルム−メタノールか
ら再結晶)
−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 参考例29,工程1の2−ベンゾイル−4,5−ジメチ
ル安息香酸の代りに4,5−ジメチル−2−(4−フル
オロベンゾイル)安息香酸を用いて工程1と同様に反
応、処理すると4−(2−フルオロフェニル)−6,7
−ジメチルイソクマ リン−3−カルボン酸〔融点 2
14−217℃(酢酸エチルから再結晶)〕が得られ
た。本化合物を用いて参考例29の工程2と同様に反応
すると標題化合物が無色結晶として得られた。 融点 309−312℃(クロロホルム−メタノールか
ら再結晶) 参考例35 5−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)−2−メ
チル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 5−フルオロ−4−(4−フルオロフェニル)イソクマ
リン−3−カルボン酸とメチルアミンを用いて参考例2
9の工程2と同様に反応すると標題化合物が無色結晶と
して得られた。 融点 256−257℃(アセトン−イソプロピルエー
テルから再結晶)
H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 参考例29,工程1の2−ベンゾイル−4,5−ジメチ
ル安息香酸の代りに2−ベンゾイル−4,5−ジクロロ
安息香酸を用いて工程1と同様に反応、処理すると6,
7−ジクロロ−4−フェニルイソクマリン−3−カルボ
ン酸〔融点 243−244℃(酢酸エチル−イソプロ
ピルエーテルから再結晶)〕が得られた。本化合物を用
いて参考例29の工程2と同様に反応、処理すると標題
化合物が無色結晶として得られた。 融点 >300℃(クロロホルム−メタノールから再結
晶) 参考例37 2−〔2−(N,N−ジメチルアミノ)エチル〕−4−
フェニル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン
酸 1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−
3−カルボン酸とN,N−ジメチルアミノエチレンジア
ミンを用いて、参考例29,工程1,2と同様に反応、
処理すると標題化合物が無色結晶として得られた。融点
295−296℃(メタノール−ジクロロメタン−エ
チルエーテルから再結晶)
−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 工程1 4,5−ジメチル−2−(2−メチルベンゾイル)安息
香酸(7.7g)、ジクロロメタン(100ml)、塩化
オキザリル(2.74ml)およびDMF(3滴)の混合
物を室温で2時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物に
ジクロロメタン(50ml)を加え、N−メチルアミノア
セトニトリル塩酸塩(4.86g)、トリエチルアミン
(12.0ml)およびジクロロメタン(70ml)の混合
物に氷冷下かきまぜながら滴加した。この混合物を室温
で12時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物に酢酸エ
チルを加え、水、希塩酸、炭酸水素ナトリウムおよび水
で順次洗浄し、乾燥後、溶媒を留去すると4,5−ジメ
チル−2−(2−メチルベンゾイル)安息香酸−N−シ
アノメチル−N−メチルアミドが無色油状物(9.2
g)として得られた。 NMR(200MHz, CDCl3)ppm: 2.26(3H,s),2.35(3H,s),
2.37(3H,s),2.99(3H,s),4.47(2H,s),7.05-7.40(6H,m)
l)および1,8−ジアザビシクロ〔5.4.0〕−7−
ウンデセン(8ml)の混合物を還流下7時間かきまぜ
た。反応液に酢酸エチルを加え、水、希塩酸、炭酸水素
ナトリウム水および水で順次洗浄し、乾燥後、溶媒を留
去すると3−シアノ−2,6,7−トリメチル−4−
(2−メチルフェニル)−1(2H)−トリメチルイソ
キノリノンが無色結晶(6.3g)として得られた。 融点 217−218℃(酢酸エチルから再結晶) 工程3 工程2で得られた化合物(5.8g)、エタノール(2
0ml)および1N水酸化ナトリウム(25ml)を還流下
3時間かきまぜた。反応液を濃縮し、濃縮液に希塩酸を
加え、析出結晶を濾取した。水、アセトンおよびエチル
エーテルで洗浄すると2,6,7−トリメチル−4−
(2−メチルフェニル)−1(2H)−イソキノリノン
−3−カルボン酸アミドが無色結晶(6.1g)として
得られた。 融点 296−299℃(メタノールから再結晶) 工程4 工程3で得られた化合物(1.0g)、酢酸(15ml)
および濃塩酸(30ml)の混合物に、亜硝酸ナトリウム
(6.2g)を室温で少量ずつ加えて5時間かきまぜ
た。反応液に水を加えて析出結晶を濾取した。それを
水、アセトンさらにエチルエーテルで洗浄すると標題化
合物が無色結晶(0.97g)として得られた。 融点 291−292.5℃(酢酸エチルから再結晶) 参考例38,工程1の4,5−ジメチル−2−(2−メ
チルベンゾイル)安息香酸の代わりに、対応する置換基
を有する2−ベンゾイル安息香酸を用いて、工程2から
4と同様に反応、処理すると参考例39から45の化合
物が無色結晶として得られた。
(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 284−285.5℃(メタノール−エタノール
から再結晶) 参考例40 4−(4−フルオロ−2−メチルフェニル)−2−メチ
ル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 257.5−260℃(酢酸エチル−エタノール
から再結晶) 参考例41 2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1(2H)
−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 225−227℃(酢酸エチル−エタノールから
再結晶) 参考例42 4−(2−エチルフェニル)−2−メチル−1(2H)
−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 100−102℃〔2/3水和物〕(酢酸エチル
−イソプロピルエーテルから再結晶) 参考例43 4−(2−エチルフェニル)−2,6,7−トリメチル
−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 214−215℃(酢酸エチル−エタノールから
再結晶) 参考例44 4−(2,6−ジメチルフェニル)−2,6,7−トリメ
チル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 >300℃(酢酸エチル−エタノールから再結
晶)
ル〕−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 融点 250−253℃(酢酸エチル−THFから再結
晶) 参考例46 5,6,7,8−テトラヒドロ−2−メチル−4−フェニ
ル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 工程1:2−ベンゾイル−1−シクロヘキセンカルボン
酸〔3,4,5,6−テトラヒドロフタル酸無水物をベン
ゼン中で塩化アルミニウムと反応させて調製〕(7.0
5g)をTHF(100ml)に溶解し、室温でDMF
(触媒量)および塩化オキザリル(3.20ml)を加え
て2時間かきまぜた。溶媒を留去し、残留物をTHF
(50ml)に溶解した。この溶液をN−メチルグリシン
エチルエステル塩酸塩(5.64g),THF(100m
l)およびトリエチルアミン(12.0ml)の混合物中に
0℃で撹拌下に滴加した。この混合物を室温で2時間、
次いで加熱還流下に4時間かきまぜた後、溶媒を留去し
た。残留物に酢酸エチルを加え、水,希塩酸,水,炭酸
ナトリウム水および水で順次洗浄し、乾燥した。溶媒を
留去するとN−(2−ベンゾイル−1−シクロヘキセン
カルボニル)−N−メチルグリシンエチルエステルが淡
黄色油状物(9.73g)として得られた。本油状物の
THF(250ml)溶液にt−ブトキシカリウム(3.9
7g)を0℃で加え、次いで室温で10分間かきまぜ
た。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加え、水洗,
乾燥後、溶媒を留去すると5,6,7,8−テトラヒドロ
−2−メチル−4−フェニル−1(2H)−イソキノリ
ノン−3−カルボン酸 エチルエステルが無色結晶
(1.86g)として得られた。 融点 131−132℃(イソプロピルエーテルから再
結晶) 工程2:工程1で得た化合物(1.00g),ジオキサ
ン(20ml)および1N−NaOH(20ml)の混合物
を2時間加熱還流した。溶媒を留去し、残留物に水を加
えた。この混合物に塩酸を加えて酸性とし、酢酸エチル
で抽出した。抽出液を水洗,乾燥後、溶媒を留去すると
標題化合物が無色結晶(519mg)として得られた。 融点 226−227℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶)
−トリメチル−1−オキソ−4−フェニルイソキノリン 参考例29で得た化合物(9.27g)のTHF(10
0ml)溶液に、塩化オキザリル(3.7ml)およびDM
F(10滴)を室温で加え、30分間かきまぜた。溶媒
を留去し、残留物をテトラヒドロフラン(50ml)に溶
解した。この溶液を、水素化ホウ素ナトリウム(5.0
g)のジメトキシエタン(100ml)懸濁液に0℃でゆ
っくりと加えた。0℃で30分間かきまぜた後、反応液
を0℃で2N塩酸に加え、酢酸エチルで抽出した。抽出
液を炭酸水素ナトリウム水および水で洗浄し、乾燥後、
溶媒を留去すると、標題化合物が無色結晶(7.18
g)として得られた。 融点 209−210℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.09(1H,bt,J=5.8Hz),2.2
0(3H,s),2.34(3H,s),3.81(3H,s),4.43(2H,d,J=5.8Hz),
6.73(1H,s),7.25-7.35(2H,m),7.45-7.55(3H,m),8.19(1
H,s) 参考例47と同様の方法により、対応する置換基を有す
る1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸を還元
反応に付すと参考例48〜51の化合物が無色結晶とし
て得られた。 参考例48 1,2−ジヒドロ−3−ヒドロキシメチル−2−メチル
−1−オキソ−4−フェニルイソキノリン 融点 158−159℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 参考例49 1,2−ジヒドロ−3−ヒドロキシメチル−2−メチル
−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソイソキノリ
ン 融点 167−168℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶)
−2−メチル−1−オキソ−4−フェニルイソキノリン 融点 193−195℃(酢酸エチル−エチルエーテル
から再結晶) 参考例51 2−エトキシカルボニルメチル−1,2−ジヒドロ−3
−ヒドロキシメチル−6,7−ジメチル−1−オキソ−
4−フェニルイソキノリン 融点 176−178℃(酢酸エチルから再結晶) 参考例52 1,2−ジヒドロ−3−メタンスルホニルオキシメチル
−2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニル
イソキノリン 参考例47で得た化合物(3.0g)のジクロロメタン
(100ml)溶液に0℃でかきまぜながら、トリエチル
アミン(3.8ml),および塩化メタンスルホニル
(1.3ml)を加えて、30分間かきまぜた。反応液に
ジクロロメタンを加え、5%リン酸水溶液および水で洗
浄し、乾燥後、溶媒を留去すると、標題化合物が無色結
晶(2.98g)として得られた。 融点 150−151℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.25(3H,s),2.40(3H,s),
2.86(3H,s),3.77(3H,s),5.01(2H,s),6.82(1H,s),7.25-
7.35(2H,m),7.45-7.60(3H,m),8.27(1H,s) 元素分析値 C20H21NO4Sとして 計算値 C,64.67; H,5.70; N,3.77 実測値 C,64.59; H,5.69; N,3.67 参考例52と同様の方法により、対応する置換基を有す
る3−ヒドロキシルメチルイソキノリン類を塩化メタン
スルホニルと反応させると参考例53〜55の化合物が
無色結晶として得られた。
−2−メチル−1−オキソ−4−フェニルイソキノリン 融点 149−150℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 参考例54 1,2−ジヒドロ−3−メタンスルホニルオキシメチル
−2−メチル−4−(2−メチルフェニル)−1−オキ
ソイソキノリン 融点 149−150℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 参考例55 6−クロロ−1,2−ジヒドロ−3−メタンスルホニル
オキシメチル−2−メチル−1−オキソ−4−フェニル
イソキノリン 融点 163−165℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 参考例56 1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−1−オキ
ソ−4−フェニル−3−イソキノリン酢酸 工程1 参考例52で得た化合物(6.4g)をDMSO(80
ml)に溶解し、シアン化ナトリウム(5.0g)を加え
て室温で30分間かきまぜた。この反応液に酢酸エチル
を加え、水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると3−シアノ
メチル−1,2−ジヒドロ−2,6,7−トリメチル−
1−オキソ−4−フェニルイソキノリンが無色結晶
(4.7g)として得られた。 融点 186−188℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) 工程2 工程1で得た化合物(4.7g),酢酸(150ml)お
よび塩酸(150ml)の混合物を110℃で7時間加熱
した。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを加えた。混
合物を水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が
無色結晶(3.7g)として得られた。本化合物の物理
化学恒数は参考例19のそれらと合致した。
1,2と同様の方法で反応処理すると下記の化合物が得
られた。 工程1:6−クロロ−3−シアノメチル−1,2−ジヒ
ドロ−2−メチル−1−オキソ−4−フェニルイソキノ
リン 融点 229−231℃(酢酸エチルから再結晶) 工程2:6−クロロ−1,2−ジヒドロ−2−メチル−
1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリン酢酸 融点 216−217℃(酢酸エチル−アセトンから再
結晶) 参考例58 1,2−ジヒドロ−3−(2−ヒドロキシエチル)−
2,6,7−トリメチル−1−オキソ−4−フェニルイ
ソキノリン 参考例56で得た化合物(700mg)のTHF(10m
l)溶液に、塩化オキザリル(0.3ml)およびDMF
(1滴)を室温で加え、30分間かきまぜた。溶媒を留
去し、残留物をTHF(5ml)に溶解した。この溶液を
水素化ホウ素ナトリウム(0.5g)のジメトキシエタン
(10ml)懸濁液に0℃でゆっくりと加えた。0℃で2
0分間かきまぜた後、反応液を0℃で2N塩酸に加え、
酢酸エチルで抽出した。抽出液を炭酸水素ナトリウム
水、および水で洗浄し、乾燥後、溶媒を留去すると、標
題化合物が無色結晶(571mg)として得られた。 融点 204−207℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.90(1H,bs),2.19(3H,s),
2.34(3H,s),2.84(2H,t,J=7.1Hz),3.60-3.80(2H,m),3.73
(3H,s),6.62(1H,s),7.20-7.30(2H,m),7.35-7.50(3H,m),
8.16(1H,s)
−フェニル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボ
ン酸 工程1 参考例33の化合物(1.172g)のアセトン(20
ml)−DMF(5ml)溶液に臭化ベンジル(0.536
ml)および炭酸カリウム(608mg)を加え、2.5時
間加熱還流した。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチルを
加え、水洗,乾燥した。溶媒を留去すると6,7−ジメ
チル−4−フェニル−1(2H)−イソキノリノン−3
−カルボン酸 ベンジルエステルが無色結晶(700m
g)として得られた。 融点 166−169℃(酢酸エチルから再結晶) 工程2 工程1で得た化合物(700mg)のDMF(5ml)溶液
に水素化ナトリウム(60%油状)(80mg)を加え室
温で15分間撹拌後、ブロモ酢酸エチル(0.222m
l)を氷冷下加え、室温で30分間かきまぜた。反応混
合物を水中に注ぎ酢酸エチルで抽出した後、抽出液を水
洗し、乾燥した。溶媒を留去し、残留物をシリカゲルカ
ラムクロマトグラフィー(ヘキサン−酢酸エチル=9:
1)に付すと2−エトキシカルボニルメチル−6,7−
ジメチル−4−フェニル−1(2H)−イソキノリノン
−3−カルボン酸 ベンジルエステルが無色結晶(45
0mg)として得られた。 融点 139.5−140.5℃(酢酸エチル−ヘキサ
ンから再結晶) 工程3 工程2で得た化合物(400mg)のエタノール(15m
l)溶液に10%パラジウム炭素(100mg)を加え、
水素雰囲気下室温で1.5時間かきまぜた。触媒をろ別
し、ろ液は溶媒を留去した。残留物をシリカゲルカラム
クロマトグラフィー(クロロホルム−メタノール=4:
1)に付すと標題化合物が無色結晶(280mg)として
得られた。 融点 210−213℃(メタノールから再結晶)
ル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボン酸 4−フェニルイソクマリン−3−カルボン酸(1.30
g),4−アミノ−n−酪酸エチルエステル(2.75
g)およびエタノール(8ml)の混合物を撹拌下、14
時間加熱還流した。溶媒を留去し、残留物に酢酸エチル
を加えた。この混合物を希塩酸および水で洗浄し、乾燥
後、溶媒を留去した。残留物に酢酸エチル(10ml)お
よび4N−HCl−酢酸エチル(20ml)を加えて室温
で3時間かきまぜた。反応混合物に酢酸エチルを加え、
水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が無色結
晶(1.83g)として得られた。 融点 154−156℃(酢酸エチル−エーテルから再
結晶) 参考例61 1−アミノ−1,2,3,4−テトラヒドロ−6−オキ
ソ−11−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 工程1 参考例60で得た化合物(393mg)をDMF(2ml)
溶液に溶解し、氷水冷却下、かきまぜながら水素化ナト
リウム(60%油状)(50mg)を加えて15分間かき
まぜた。この混合物にヨウ化エチル(0.15ml)を加
えて、室温で2時間撹拌後、溶媒を留去した。残留物に
酢酸エチルを加えて、混合物を水洗、乾燥後、溶媒を留
去すると2−(3−エトキシカルボニルプロピル)−4
−フェニル−1(2H)−イソキノリノン−3−カルボ
ン酸 エチルエステルが無色結晶(390mg)として得
られた。 融点 98−99℃(酢酸エチル−イソプロピルエーテ
ルから再結晶) 工程2 工程1で得た化合物(6.75g)を乾燥THF(15
0ml)に溶解し、室温でかきまぜながら、水素化ナトリ
ウム(60%油状)(1.50g)を加えた。この混合
物を1時間、加熱還流した。反応混合物を濃縮し、濃縮
物に酢酸エチルを加えて、希塩酸,水,炭酸水素ナトリ
ウム水で順次洗浄、乾燥した。溶媒を留去すると2−エ
トキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−
1,6−ジオキソ−11−フェニル−6H−ベンゾ
〔b〕キノリジンが淡黄色結晶(5.25g)として得
られた。 融点 167−169℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.33(3H,t,J=7Hz),2.67(2
H,t,J=6Hz),4.27(4H,m),7.06-7.55(8H,m),8.51(1H,m),1
2.04(1H,s) 〔本品はエノール型構造をとる〕
塩酸(4ml),エタノール(3ml)および水(3ml)の
混合物を5時間、かきまぜながら加熱還流し、次いで溶
媒を留去した。残留物に水を加え、析出する結晶をろ取
し、水,エタノールおよびエーテルで洗浄すると1,
2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ジオキソ−11−
フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジンが黄色結晶
(1.48g)として得られた。 融点 223−225℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.27(2H,m),2.67(2H,t,J=
6.5Hz),4.37(2H,m),7.15-7.62(8H,m),8.55(1H,m) 元素分析値 C19H15NO2として 計算値 C,78.87; H,5.23; N,4.84 実測値 C,78.65; H,5.36; N,4.88 工程4 工程3で得た化合物(1.16g),ヒドロキシルアミ
ン・塩酸塩(2.78g),酢酸ナトリウム(3.28
g)およびエタノール(50ml)の混合物を4時間加熱
還流した。溶媒を留去し、残留物に水を加えると無色結
晶が析出した。結晶をろ取し、水,エタノールおよびエ
ーテルで洗浄するとオキシム体が無色結晶(1.18
g)として得られた。 融点 277−279℃(分解)(クロロホルム−メタ
ノールから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 2.04(2H,m),2.80(2H,t,J=
7.4Hz),2.23(2H,m),7.20-7.55(8H,m),8.52(1H,m) 工程5 工程4で得た化合物(500mg)のエタノール(20m
l)懸濁液に酢酸アンモニウム(138mg),亜鉛末
(520mg)および40%アンモニア水(10ml)を加
えて5時間加熱還流した。沈殿をろ別し、ろ液は溶媒を
留去した。残留物に酢酸エチルを加え、水洗した。酢酸
エチル層を2N−HClで抽出した。抽出液を炭酸カリ
ウムを加えてアルカリ性とし、酢酸エチルで抽出、水
洗,乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が無色結晶
(205mg)として得られた。 融点 183−185℃(酢酸エチル−エーテルから再
結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.7-2.3(4H,m),4.13(1H,
t,J=3Hz),4.32(2H,t,J=7Hz),6.96(1H,m),7.26-7.55(7H,
m),8.49(1H,m)
オキソ−11−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジ
ン 参考例61工程3で得た化合物(250mg)のメタノー
ル(15ml)懸濁液に室温で水素化ホウ素ナトリウム
(40mg)を加えて1時間かきまぜた。反応液を濃縮
し、濃縮液に希塩酸を加えて酢酸エチルで抽出した。抽
出液を水洗し、乾燥後、溶媒を留去すると標題化合物が
淡黄色結晶(235mg)として得られた。 融点 220−222℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.70-2.30(4H,m),4.10-4.
45(2H,m),4.75(1H,t,J=3.2Hz),6.99-7.03(1H,m),7.25-
7.53(7H,m),8.49(1H,m) 参考例63 2−(3−エトキシカルボニルプロピル)−6,7−ジ
メチル−4−フェニル−1(2H)−イソキノリノン−
3−カルボン酸 参考例29工程1で得た化合物と4−アミノ−n−酪酸
エチルエステルを用いて、参考例21と同様に反応、処
理すると標題化合物が無色油状物として得られた。 NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 1.13(3H,t,J=7.2Hz),2.16
(2H,m),2.26(3H,s),2.39(3H,s),2.42(2H,m),3.97(2H,q,
J=7.2Hz),4.16(2H,m),6.92(1H,s),7.32-7.48(5H,m),8.2
3(1H,s)
ソ−11−フェニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 参考例63で得た化合物を用いて参考例61工程1〜5
と同様の方法により反応、処理すると標題化合物が得ら
れた。各工程で得られた化合物名とその物理化学恒数を
示す。 工程1 2−(3−エトキシカルボニルプロピル)−6,7−ジ
メチル−4−フェニル−1(2H)−イソキノリン−3
−カルボン酸 エチルエステル 無色油状物 NMR(200MHz,CDCl3)ppm: 0.90(3H,t,J=7.2Hz),1.25
(3H,t,J=7.2Hz),2.12(2H,m),2.26(3H,s),2.39(2H,m),2.
40(3H,s),3.95-4.20(6H,m),6.95(1H,s),7.24-7.50(5H,
m),8.25(1H,s) 工程2 2−エトキシカルボニル−1,2,3,4−テトラヒド
ロ−8,9−ジメチル−1,6−ジオキソ−11−フェ
ニル−6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 融点 166−168℃(酢酸エチルから再結晶) 工程3 1,2,3,4−テトラヒドロ−8,9−ジメチル−
1,6−ジオキソ−11−フェニル−6H−ベンゾ
〔b〕キノリジン 融点 203−206℃(酢酸エチルから再結晶) 工程4 1,2,3,4−テトラヒドロ−1−ヒドロキシイミノ
−8,9−ジメチル−6−ジオキソ−11−フェニル−
6H−ベンゾ〔b〕キノリジン 融点 247−250℃(分解)(エタノールから再結
晶) 工程5 標題化合物(酢酸エチルから再結晶) 融点 175−177℃(酢酸エチルから再結晶)
9−ジメチル−6−オキソ−11−フェニル−6H−ベ
ンゾ〔b〕キノリジン 参考例64工程3で得た化合物を参考例62と同様に反
応(還元)、処理すると標題化合物が無色結晶として得
られた。 融点 210−212℃(酢酸エチルから再結晶) 参考例66 1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ジオキソ−11−
フェニル−6H−ピラジノ〔1,2−b〕イソキノリン 1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラン−
3−カルボン酸(500mg),エチレンジアミン(15
ml)の混合物を室温で一夜かきまぜた。溶媒を留去後、
濃塩酸(10ml),酢酸(10ml)を加え48時間加熱
還流した。水を加え酢酸エチルで抽出した。水,炭酸水
素ナトリウム水および水で順次洗浄し、乾燥後、溶媒を
留去すると標題化合物が無色結晶(115mg)として得
られた。 融点 >300℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.62(2H,m), 4.46(2H,
m), 6.24(1H,bs,NH), 7.16-7.25(3H,m), 7.43-7.47(3H,
m), 7.58(1H,d,J=9.4Hz), 7.58(1H,dd,J=2.8,1.8Hz),
8.52(1H,m) 参考例67 1,2,3,4−テトラヒドロ−6−オキソ−11−フェ
ニル−6H−ピラジノ〔1,2−b〕イソキノリン 工程1:1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾ
ピラン−3−カルボン酸(3.0g)を用いて、参考例
47と同様に還元反応に付し、処理すると3−ヒドロキ
シメチル−1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベン
ゾピランが無色結晶(2.6g)として得られた。 融点 109−110℃(酢酸エチル−ヘキサンから再
結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:4.32(2H,d,J=6.6Hz), 7.1
0(1H,d,J=7.8Hz), 7.30-7.35(2H,m), 7.46-7.68(5H,m),
8.37(1H,dd,J=7.8,1.6Hz)
を用いて、DMSO中でトリエチルアミンの存在下、三
酸化イオウ・ピリジンコンプレックスで酸化し、処理す
ると1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピラ
ン−3−カルボキサルデヒドが無色結晶(2.38g)
として得られた。 融点 179−181℃(酢酸エチル−THFから再結
晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:7.32(1H,m), 7.42(1H,m),
7.45(1H,d,J=2.6Hz), 7.55-7.60(3H,m), 7.44(2H,m),
8.46(1H,m), 9.41(1H,s) 工程3:工程2で得た化合物(500mg),エチレンジ
アミン(10ml)の混合物を室温で5時間かきまぜた。
溶媒を留去後、水を加え酢酸エチルで抽出した。抽出液
を水で洗浄し、乾燥後溶媒を留去した。残留物に濃塩酸
(5ml)を加え、室温で一夜かきまぜた。中和後酢酸エ
チルで抽出,水洗,乾燥後溶媒を留去すると3,4−ジ
ヒドロ−6−オキソ−11−フェニル−6H−ピラジノ
〔1,2−b〕イソキノリンが無色結晶(280mg)と
して得られた。 融点 181−183℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.98(2H,m), 4.17(2H,t,J
=5.6Hz), 7.26-7.38(3H,m), 7.49-7.62(5H,m), 7.97(1
H,t-like,J=2.0Hz), 8.55(1H,m) 工程4:工程3で得た化合物(260mg),酢酸(60
μl),メタノール(10ml)の混合物にシアノ水素化
ホウ素ナトリウム(120mg)を加え室温で30分間か
きまぜた。溶媒を留去し、炭酸水素ナトリウム水を加
え、酢酸エチルで抽出した。抽出液を水洗し、乾燥後溶
媒を留去すると標題化合物が無色結晶(240mg)とし
て得られた。 融点 154−156℃(酢酸エチルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:3.28(2H,t,J=6.0Hz), 3.7
6(2H,s), 4.14(2H,t,J=6.0Hz), 7.03(1H,dd,J=6.6,1.4H
z), 7.21-7.25(2H,m), 7.39-7.54(5H,m), 8.48(1H,m)
−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソイソキノリ
ン 参考例54で得た化合物(1.8g),水硫化ナトリウ
ムメタノール溶液(2.73M)(3ml),THF(2
5ml)およびメタノール(25ml)の混合物を室温で1
時間撹拌した。溶媒を留去した後、希塩酸を加え、混合
物を酢酸エチルで抽出した。抽出液を希塩酸,水で洗浄
し、乾燥後溶媒を留去した。残留物をシリカゲルを用い
るカラムクロマトグラフィー(酢酸エチル:ヘキサン=
3:1)に付すと、標題化合物が無色結晶(503mg)
として得られた。 融点 184−186℃(酢酸エチル−イソプロピルエ
ーテルから再結晶) NMR(200MHz, CDCl3)ppm:1.71(1H,dd,
J=8.0,7.0Hz), 2.05(3H,s),
3.49(1H,dd,J=14,7.0Hz),
3.58(1H,dd,J=14,8.0Hz),
3.83(3H,s), 6.83(1H,m),
7.17−7.50(6H,m), 8.49(1H,
m)
Claims (80)
- 【請求項1】一般式 【化1】 〔式中、A環は置換基を有していてもよく;B環は置換
基を有していてもよいベンゼン環;XおよびYはいずれ
か一方が、−NR1−(R1は水素原子、置換基を有して
いてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒド
ロキシル基または置換基を有していてもよいアミノ基を
示す)、−O−または−S−、他方が−CO−、−CS
−または−C(R2)R2a−(R2およびR2aはそれぞれ水
素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)、あるいはいずれか一方が−N=、他方は=CR3
−(R3は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
てもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ
基、置換基を有するヒドロキシル基または置換基を有し
ていてもよい炭化水素基で置換されていてもよいメルカ
プト基を示す); 【化2】 Dはオキソ基またはチオキソ基で置換されていてもよい
C1-3アルキレン基、またはDおよびYは一緒になって
オキソ基またはチオキソ基で置換されていてもよい5−
ないし7−員環を形成していてもよい;Eは−NR5−
(R5は水素原子または置換基を有していてもよい炭化
水素基、またはR5およびYが一緒になってオキソ基ま
たはチオキソ基で置換されていてもよい5−ないし7−
員環を形成していてもよい)、−O−または−S(O)n
−(nは0、1または2を示す);Gは結合手またはC
1-3アルキレン基;Arは置換基を有していてもよいア
リール基または置換基を有していてもよい複素環基を示
す。ただし、(i)−X−Y−が−O−CO−または−C
O−O−、Dが−CO−およびEが−NR5−の時、
(a)GはC1-3アルキレン基かつArは置換されたアリ
ール基または置換された複素環基、または(b)Gは結合
手かつR5は置換基を有していてもよい炭化水素基、お
よび(ii)−X−Y−が−NH−CO−の時、Dは−CO
−を示す。〕で表される化合物またはその塩。 - 【請求項2】A環およびB環が(i)ハロゲン原子、(ii)
ハロゲン化されていてもよいC1-6アルキル基、(iii)ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルコキシ基、(iv)ハ
ロゲン化されていてもよいC1-6アルキルチオ基、(v)C
1-7アシルアミノ基、(vi)C1-3アシルオキシ基、(vii)
ヒドロキシル基、(viii)ニトロ基、(ix)シアノ基、(x)
アミノ基、(xi)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ
基、(xii)ピロリジノ基、(xiii)ピペリジノ基、(xiv)モ
ルホリノ基、(xv)カルボキシル基、(xvi)C1-4アルキル
−カルボニルアミノ基、(xvii)C1-4アルキルスルホニ
ルアミノ基、(xviii)C1-4アルコキシ−カルボニル基、
(xix)C1-6アルキル−カルボニル基、(xx)モノ−または
ジ−C1-4アルキルカルバモイル基、(xxi)カルバモイル
基および(xxii)C1-6アルキルスルホニル基から選ばれ
る1ないし4個の置換基で置換されていてもよい環であ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項3】A環およびB環が(i)ハロゲン原子、(ii)
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、(iii)ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基、(iv)ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキルチオ基、(v)C
1-3アシルオキシ基、(vi)ヒドロキシル基、(vii)アミノ
基、(viii)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基、
(ix)カルボキシル基および(x)C1-4アルコキシ−カルボ
ニル基から選ばれる1ないし4個の置換基で置換されて
いてもよい環である請求項1記載の化合物。 - 【請求項4】A環およびB環が(i)ハロゲン原子、(ii)
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基および(ii
i)ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ基から
選ばれる1ないし4個の置換基で置換されていてもよい
環である請求項1記載の化合物。 - 【請求項5】A環が無置換である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項6】B環が無置換のベンゼン環である請求項1
記載の化合物。 - 【請求項7】XおよびYはいずれか一方が、−NR1−
または−O−、他方が−CO−、−CS−または−C
(R2)R2a−(R1、R2およびR2aはそれぞれ請求項1
記載と同意義を示す)である請求項1記載の化合物。 - 【請求項8】Dがオキソ基で置換されていてもよいC
1-3アルキレン基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項9】Dが−CO−である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項10】Dが−CH2CO−または−CH2CH2
CO−である請求項1記載の化合物。 - 【請求項11】Dが−CH2−または−CH2CH2−で
ある請求項1記載の化合物。 - 【請求項12】Gが結合手である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項13】GがC1-3アルキレン基である請求項1
記載の化合物。 - 【請求項14】Dが−CO−;Eが−NR5−(R5は請
求項1記載と同意義を示す)およびGが−CH2−また
は−CH2CH2−である請求項1記載の化合物。 - 【請求項15】Dが−CO−;Eが−NR5−(R5は請
求項1記載の同意義を示す)およびGが結合手である請
求項1記載の化合物。 - 【請求項16】Dが−CH2CO−または−CH2CH2
CO−;Eが−NR5−(R5は請求項1記載と同意義を
示す)およびGが結合手である請求項1記載の化合物。 - 【請求項17】Dが−CH2CO−または−CH2CH2
CO−;Eが−NR5−(R5は請求項1記載と同意義を
示す)およびGが−CH2−または−CH2CH2−であ
る請求項1記載の化合物。 - 【請求項18】Dが−CH2−または−CH2CH2−;
Eが−O−およびGが−CH2−または−CH2CH2−
である請求項1記載の化合物。 - 【請求項19】Dが−CH2−または−CH2CH2−;
Eが−NR5−(R5は請求項1記載と同意義を示す)お
よびGが−CH2−または−CH2CH2−である請求項
1記載の化合物。 - 【請求項20】Dが−CH2−または−CH2CH2−;
Eが−S−または−SO−およびGが−CH2−または
−CH2CH2−である請求項1記載の化合物。 - 【請求項21】R1が(i)モノ−、ジ−またはトリ−C
1-4アルキルアミノ基、(ii)C1-4アルコキシ−カルボニ
ル基、(iii)カルバモイル基および(iv)カルボキシル基
から選ばれる1個の置換基で置換されていてもよいC
1-4アルキル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項22】R1が水素原子である請求項1記載の化
合物。 - 【請求項23】R2およびR2aが共に水素原子である請
求項1記載の化合物。 - 【請求項24】R3が水素原子である請求項1記載の化
合物。 - 【請求項25】R3が(i)ハロゲン原子、(ii)C1-4アル
キル基、(iii)C1-4アルコキシ基、(iv)C1-4アルキル
チオ基または(v)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ
基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項26】R4がC1-4アルキル基、ヒドロキシル基
またはハロゲン原子である請求項1記載の化合物。 - 【請求項27】R4が水素原子である請求項1記載の化
合物。 - 【請求項28】R5が水素原子である請求項1記載の化
合物。 - 【請求項29】R5が(i)ヒドロキシル基、(ii)C1-4ア
ルコキシ基、(iii)アミノ基、(iv)モノ−またはジ−C
1-4アルキルアミノ基、(v)C1-4アルコキシ−カルボニ
ル基、(vi)カルボキシル基および(vii)フェニル基から
選ばれる1または2個の置換基で置換されていてもよい
C1-4アルキル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項30】Arが(i)ハロゲン化されていてもよい
C1-4アルキル基、(ii)ハロゲン原子、(iii)ニトロ基、
(iv)ヒドロキシル基、(v)ハロゲン化されていてもよい
C1-4アルコキシ基、(vi)アミノ基、(vii)モノ−または
ジ−C1-4アルキルアミノ基、(viii)C1-4アルコキシ−
カルボニル基、(ix)カルボキシル基および(x)カルバモ
イル基から選ばれる1ないし3個の置換基で置換されて
いてもよいC6-10アリール基である請求項1記載の化合
物。 - 【請求項31】Arが(i)ハロゲン化されていてもよい
C1-4アルキル基、(ii)ハロゲン原子および(iii)ハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルコキシ基から選ばれる
1ないし3個の置換基で置換されていてもよいフェニル
基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項32】Arが(i)ハロゲン原子、(ii)ハロゲン
化されていてもよいC1-4アルキル基、(iii)C3-6シク
ロアルキル基、(iv)ヒドロキシル基、(v)C1-4アルコキ
シ基、(vi)C1-4アルキルチオ基、(vii)アミノ基、(vii
i)モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ基、(ix)C1-4
アルコキシ−カルボニル基および(x)カルボキシル基か
ら選ばれる1ないし3個の置換基で置換されていてもよ
いフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリル、イソオ
キサゾリル、ピラゾリル、ピリジル、ピリダジニル、キ
ノリル、イソキノリル、チアゾリル、チアジアゾリルま
たはチオフェニル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項33】一般式 【化3】 〔式中、A環は置換基を有していてもよく;B環は置換
基を有していてもよいベンゼン環;XおよびYはいずれ
か一方が、−NR1−(R1は水素原子、置換基を有して
いてもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいヒド
ロキシル基または置換基を有していてもよいアミノ基を
示す)、−O−または−S−、他方が−CO−、−CS
−または−C(R2)R2a−(R2およびR2aはそれぞれ水
素原子または置換基を有していてもよい炭化水素基を示
す)、あるいはいずれか一方が−N=、他方は=CR3
−(R3は水素原子、ハロゲン原子、置換基を有してい
てもよい炭化水素基、置換基を有していてもよいアミノ
基、置換基を有するヒドロキシル基または置換基を有し
ていてもよい炭化水素基で置換されていてもよいメルカ
プト基を示す); 【化4】 Dはオキソ基またはチオキソ基で置換されていてもよい
C1-3アルキレン基、またはDおよびYは一緒になって
オキソ基またはチオキソ基で置換されていてもよい5−
ないし7−員環を形成していてもよい;Eは−NR5−
(R5は水素原子または置換基を有していてもよい炭化
水素基、またはR5およびYは一緒になってオキソ基ま
たはチオキソ基で置換されていてもよい5−ないし7−
員環を形成していてもよい)、−O−または−S(O)n
−(nは0、1または2を示す)、またはR5およびY
が一緒になってオキソ基またはチオキソ基で置換されて
いてもよい5−ないし7−員環を形成していてもよい;
Gは結合手またはC1-3アルキレン基;Arは置換基を
有していてもよいアリール基または置換基を有していて
もよい複素環基を示す。〕で表される化合物またはその
塩を含有するアシル−CoA:コレステロールアシルト
ランスフェラーゼ阻害剤。 - 【請求項34】血中コレステロール低下剤である請求項
33記載の阻害剤。 - 【請求項35】タキキニン受容体拮抗剤である請求項3
3記載の阻害剤。 - 【請求項36】サブスタンスP受容体拮抗剤である請求
項33記載の化合物。 - 【請求項37】A環が2個のC1-4アルキル基で置換さ
れていてもよいベンゼン環;B環がハロゲン原子または
C1-4アルキル基で置換されていてもよいベンゼン環;
−X−Y−が−CO−NH−または−CO−N(CH3)
−;Zが炭素原子; 【化5】 −D−E−G−が−CONH−CH2−または−CON
(CH3)−CH2−;およびArが1または2個のハロゲ
ン化されていてもよいC1-4アルキル基で置換されてい
てもよいフェニル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項38】A環がハロゲン原子で置換されていても
よいベンゼン環;B環がハロゲン原子またはC1-4アル
キル基で置換されていてもよいベンゼン環;X−Y−が
−CO−O−または−O−CO−;Zが炭素原子; 【化6】 −D−E−G−が−CON(CH3)−CH2−;およびA
rが2個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基で置換されていてもよいフェニル基である請求項1記
載の化合物。 - 【請求項39】A環およびB環が無置換のベンゼン環;
−X−Y−が−N=CH−、−N=C(Cl)−または−
N=C(NHCH3)−;Zが炭素原子; 【化7】 −D−E−G−が−CON(CH3)−CH2−;およびA
rが2個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基で置換されていてもよいフェニル基である請求項1記
載の化合物。 - 【請求項40】A環がハロゲン原子またはC1-4アルキ
ル基で1または2個置換されていてもよいベンゼン環;
B環がハロゲン原子、C1-4アルキル基またはC1-4アル
コキシ基で1ないし3個置換されていてもよいベンゼン
環;−X−Y−が−CO−O−または−O−CO−;Z
が炭素原子; 【化8】 −D−E−G−が−CON(CH3)−CH2−;およびA
rが2個のハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル
基で置換されていてもよいフェニル基である請求項1記
載の化合物。 - 【請求項41】A環がハロゲン原子またはC1-4アルキ
ル基で1または2個置換されていてもよいベンゼン環;
B環がハロゲン原子またはC1-4アルキル基で1ないし
3個置換されていてもよいベンゼン環;−X−Y−が−
CO−O−または−O−CO−;Zが炭素原子; 【化9】 −D−E−G−が−CH2−CONH−;およびArが
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、C1-4ア
ルコキシ基またはハロゲン原子で1ないし3個置換され
ていてもよいフェニル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項42】A環がハロゲン原子またはC1-4アルキ
ル基で置換されていてもよいベンゼン環;B環がハロゲ
ン原子で置換されていてもよいベンゼン環;−X−Y−
が−N(CH3)−CO−、−N(CH3)−CH2−、−N
=CH−または−N=C(OCH3)−; 【化10】 −D−E−G−が−CH2−CONH−;およびArが
ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、C1-4ア
ルコキシ基またはハロゲン原子で1ないし3個置換され
ていてもよいフェニル基である請求項1記載の化合物。 - 【請求項43】一般式 【化11】
- 【請求項44】A'環、B'環およびJ環の置換基が、
(i)ハロゲン原子、(ii)ハロゲン化されていてもよいC
1-6アルキル基、(iii)C1-6アルコキシ基、(iv)ヒドロ
キシル基、(v)C1-4アルキル基で置換されていてもよい
アミノ基、または(vi)C1-3アシルオキシ基である請求
項43記載の化合物。 - 【請求項45】A'環が、ハロゲン原子、C1-4アルキル
基、C1-4アルコキシ基およびハロゲノ−C1-4アルキル
基より選ばれた1ないし4個の置換基で置換されていて
もよいベンゼン環である請求項43記載の化合物。 - 【請求項46】A'環が、式 【化12】 〔式中、A1a,A2aおよびA3aは同一または相異なって
水素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、C1-4アル
コキシ基またはハロゲノ−C1-4アルキル基を示す。〕
で表される置換されていてもよいベンゼン環である請求
項43記載の化合物。 - 【請求項47】B'環が、ハロゲン原子、C1-4アルキル
基およびC1-4アルコキシ基より選ばれた1ないし4個
の置換基で置換されていてもよいベンゼン環である請求
項43記載の化合物。 - 【請求項48】B'環が、式 【化13】 〔式中、B1b,B2bおよびB3bは同一または相異なって
水素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキル基またはC1-4
アルコキシ基を示す。〕で表される置換されていてもよ
いベンゼン環である請求項43記載の化合物。 - 【請求項49】J環が、ハロゲン原子、C1-4アルキル
基、C1-4アルコキシ基、ジ−C1-4アルキルアミノ基、
C1-3アシルオキシ基およびヒドロキシル基より選ばれ
た1ないし4個で置換されていてもよいベンゼン環であ
る請求項43記載の化合物。 - 【請求項50】J環が、式 【化14】 〔式中、J1,J2およびJ3は同一または相異なって水
素原子、ハロゲン原子、C1-4アルキル基、C1-4アルコ
キシ基またはジ−C1-4アルキルアミノ基を示す。〕ま
たは式 【化15】 〔式中、J4,J5およびJ6は同一または相異なって水
素原子、C1-4アルキル基、C1-3アシルオキシ基または
ヒドロキシル基を示す。〕で表される置換されていても
よいベ ンゼン環である請求項43記載の化合物。 - 【請求項51】−X'−Y'−が−NR1a−CO−、−N
R1a−C(R2)R2a−、−N =CR3−、−O−CO−
または−CO−O−(式中の記号は請求項43記載と同
意義を示す)である請求項43記載の化合物。 - 【請求項52】αが1である請求項43記載の化合物。
- 【請求項53】一般式 【化16】
- 【請求項54】血中コレステロール低下剤である請求項
53記載の阻害剤。 - 【請求項55】一般式 【化17】 〔式中、A''環およびB''環は置換基を有していてもよ
いベンゼン環、R1cは水素原子、ヒドロキシル基、置換
基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基または置換基を有していてもよいア
ミノ基、Qは酸素原子または硫黄原子、D1はオキソま
たはチオキソ基で置換されていてもよいC1-3アルキレ
ン基、または、D1はC1-3アルキレン基のときR1cと一
緒になってオキソまたはチオキソ基で置換されていても
よい5ないし7員環を形成していてもよく、E2は−N
R5a−(R5aは水素原子または置換基を有していてもよ
い炭化水素基、またはR5aはR1cと一緒になってオキソ
またはチオキソ基で置換されていてもよい5ないし7員
環を形成していてもよい)、−O−または−S−、また
はR5aとR1cとが一緒になって、オキソまたはチオキソ
基で置換されていてもよい5ないし7員環を形成してい
てもよく、G3は結合手またはC1-3アルキレン基、A
r'は置換基を有していてもよいアリール基または置換
基を有していてもよい複素環基を示す。ただし、−D1
−E2−が−(CH2)β −CONH−(βは0、1また
は2を示す。)である場合、G3はC1-3アルキレン基を
示す。〕で表される化合物またはその塩である請求項1
記載の化合物。 - 【請求項56】A''環およびB''環がハロゲン原子、ハ
ロゲン化されていてもよいC1-4アルキル基、ヒドロキ
シル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ
基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキルチオ
基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ
基、カルボキシル基およびC1-4アルコキシ−カルボニ
ル基から選ばれる1ないし4個で置換されていてもよい
ベンゼン環である請求項55記載の化合物。 - 【請求項57】A環が一般式 【化18】 〔式中、A4a、A5aおよびA6aは同一または異なってハ
ロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基またはハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基を示す。〕で表される請求項55記載の化合物。 - 【請求項58】B''環が一般式 【化19】 〔式中、B4b、B5bおよびB6bは同一または異なってハ
ロゲン原子、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルキ
ル基またはハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキ
シ基を示す。〕で表される請求項55記載の化合物。 - 【請求項59】R1cが(i)水素原子、または(ii)ヒドロキ
シル基、C1-4アルコキシ基、アミノ基、モノ−または
ジ−C1-4アルキルアミノ基、C1-4アルコキシ−カルボ
ニル基、カルボキシル基、カルバモイル基およびフェニ
ル基から選ばれる1または2個で置換されていてもよい
C1-4アルキル基である請求項55記載の化合物。 - 【請求項60】R1cが水素原子またはC1-4アルキル基
である請求項55記載の化合物。 - 【請求項61】R5aが(i)水素原子または(ii)ヒドロキ
シル基、C1-4アルコキシ基、アミノ基、モノ−または
ジ−C1-4アルキルアミノ基、C1-4アルコキシ−カルボ
ニル基、カルボキシル基、カルバモイル基およびフェニ
ル基から選ばれる1または2個で置換されていてもよい
C1-4アルキル基である請求項55記載の化合物。 - 【請求項62】R5aが水素原子またはC1-4アルキル基
である請求項55記載の化合物。 - 【請求項63】Ar'がハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基、ハロゲン原子、ニトロ基、ヒドロキシ
ル基、ハロゲン化されていてもよいC1-4アルコキシ
基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキルアミノ
基、C1-4アルコキシ−カルボニル基、カルボキシル基
およびカルバモイル基から選ばれる1ないし3個の置換
基を有していてもよいC6-10アリール基である請求項5
5記載の化合物。 - 【請求項64】Ar'がハロゲン化されていてもよいC
1-4アルキル基、ハロゲン原子およびC1-4アルコキシ基
から選ばれる1ないし3個の置換基を有していてもよい
フェニル基である請求項55記載の化合物。 - 【請求項65】Ar'がハロゲン原子、ハロゲン化され
ていてもよいC1-4アルキル基、C3-6シクロアルキル
基、ヒドロキシル基、C1-4アルコキシ基、C1-4アルキ
ルチオ基、アミノ基、モノ−またはジ−C1-4アルキル
アミノ基、C1-4アルコキシ−カルボニル基およびカル
ボキシル基から選ばれる1ないし3個の置換基を有して
いてもよいフリル、チエニル、ピロリル、オキサゾリ
ル、イソオキサゾリル、イミダゾリル、ピラゾリル、ピ
リジル、ピリダジニル、キノリル、イソキノリル、チア
ゾリル、チアジアゾリルまたはチオフェニルである請求
項55記載の化合物。 - 【請求項66】Ar'がハロゲン原子、C1-4アルキル基
およびC1-4アルコキシ基から選ばれる1ないし3個の
置換基を有していてもよいフリル、チエニルまたはピリ
ジルである請求項55記載の化合物。 - 【請求項67】Qが酸素原子である請求項55記載の化
合物。 - 【請求項68】D1が−CO−、−CS−、−CH2−、
−CH2CH2−、−CH2CO−または−CH2CH2C
O−である請求項55記載の化合物。 - 【請求項69】D1が−CO−または−CH2CO−であ
る請求項55記載の化合物。 - 【請求項70】D1が−CH2−または−CH2CH2−で
ある請求項55記載の化合物。 - 【請求項71】D1が−CO−または−CH2−である請
求項55記載の化合物。 - 【請求項72】E2が−NR5c−(式中、R5cは水素原
子またはC1-4アルキル基を示す。)である請求項55
記載の化合物。 - 【請求項73】E2が−O−である請求項55記載の化
合物。 - 【請求項74】G3が−CH2−または−CH2CH2−で
ある請求項55記載の化合物。 - 【請求項75】A''環が2個のC1-4アルキル基で置換
されていてもよいベンゼン環、B''環が1個のC1-4ア
ルキル基で置換されていてもよいベンゼン環、R1 cがC
1-4アルキル基、D1が−CO−、E2が−NR5c−(R
5cは水素原子またはC1-4アルキル基を示す。)、G3が
−CH2−、Ar'がハロゲン化されたC1-4アルキル基
で置換されたフェニル基である請求項55記載の化合
物。 - 【請求項76】一般式 【化20】 〔式中、A''環およびB''環は置換基を有していてもよ
いベンゼン環、R1cは水素原子、ヒドロキシル基、置換
基を有していてもよい炭化水素基、置換基を有していて
もよいアルコキシ基または置換基を有していてもよいア
ミノ基、Qは酸素原子または硫黄原子、D1はオキソま
たはチオキソ基で置換されていてもよいC1-3アルキレ
ン基、または、D1はC1-3アルキレン基のときR1cと一
緒になってオキソまたはチオキソ基で置換されていても
よい5ないし7員環を形成していてもよく、E2は−N
R5a−(R5aは水素原子または置換基を有していてもよ
い炭化水素基、またはR5aはR1cと一緒になってオキソ
またはチオキソ基で置換されていてもよい5ないし7員
環を形成していてもよい)、−O−または−S−、G3
は結合手またはC1-3アルキレン基、Ar'は置換基を有
していてもよいアリール基または置換基を有していても
よい複素環基を示す。〕で表される化合物またはその塩
を含有することを特徴とするタキキニン受容体拮抗剤。 - 【請求項77】N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N−エチル−2−
メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリン
カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル〕−5−フルオロ−4−(4−フルオロ
フェニル)−N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イソ
キノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−2−エ
チル−N−メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イ
ソキノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンジル〕−4−(2−メトキシフェ
ニル)−N−メチル−2−オキソ−1−ベンゾピラン−
3−カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−2−メチル
−4−(2−メチルフェニル)−1−オキソ−3−イソ
キノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N−メ
チル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンカルボ
キサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)
ベンジル〕−4−(2−クロロフェニル)−1,2−ジ
ヒドロ−N,1−ジメチル−2−オキソ−3−キノリン
カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル〕−1−クロロ−4−(4−フルオロフ
ェニル)−N−メチル−3−イソキノリンカルボキサミ
ド、2−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジ
ル〕−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,6−ジオキソ−
11−フェニル−6H−ピラジノ〔1,2−b〕イソキ
ノリン、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベ
ンジル〕−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−4−
(2−メチルフェニル)−1−オキソ−3−イソキノリ
ンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロ
メチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメ
チル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカ
ルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−4−(4−フルオロフェニル)−1,
2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−オキソ−3−イ
ソキノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリ
フルオロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N−
メチル−1−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリン
カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメ
チル)ベンジル〕−4−(4−フルオロ−2−メチルフ
ェニル)−1,2−ジヒドロ−N,2−ジメチル−1−
オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド、N−〔3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−4−(4
−フルオロフェニル)−1,2−ジヒドロ−N−メチル
−1−オキソ−3−イソキノリンカルボキサミド、N−
〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−1,
2,5,6,7,8−ヘキサヒドロ−N,2−ジメチル−1
−オキソ−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサ
ミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベン
ジル〕−N−メチル−1−オキソ−4−フェニル−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド、N−〔3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−4−(2
−メトキシフェニル)−N−メチル−1−オキソ−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド、N−〔3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−4−(4
−フルオロフェニル)−N−メチル−1−オキソ−1H
−2−ベンゾピラン−3−カルボキサミド、N−〔3,
5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕−N−メチ
ル−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラ
ン−3−カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフ
ルオロメチル)ベンジル〕−N−メチル−4−(2−メ
チルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン
−3−カルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフル
オロメチル)ベンジル〕−1,2−ジヒドロ−N,1−
ジメチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンカ
ルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチ
ル)ベンジル〕−N−メチル−4−フェニル−3−キノ
リンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス(トリフルオ
ロメチル)ベンジル〕−N,2−ジメチル−4−フェニ
ル−3−キノリンカルボキサミド、N−〔3,5−ビス
(トリフルオロメチル)ベンジル〕−2−クロロ−N−
メチル−4−フェニル−3−キノリンカルボキサミド、
N−〔3,5−ビス(トリフルオロメチル)ベンジル〕
−N−メチル−2−メチルアミノ−4−フェニル−3−
キノリンカルボキサミドまたはN−〔3,5−ビス(ト
リフルオロメチル)ベンジル〕−1−クロロ−N−メチ
ル−4−フェニル−3−イソキノリンカルボキサミドあ
るいはその塩である請求項1記載の化合物。 - 【請求項78】N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−4−(2−メトキシフェニル)−1−
オキソ−1H−2−ベンゾピラン−3−アセトアミド、
6−クロロ−N−(2,6−ジエトキシ−4−フルオロ
フェニル)−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、N−
〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−6−
クロロ−1,2,3,4−テトラヒドロ−1,4−ジメチル
−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセトアミ
ド、3,4−トランス−N−〔2,6−ビス(1−メチル
エチル)フェニル〕−6−クロロ−4−(2−クロロフ
ェニル)−1,2,3,4−テトラヒドロ−1−メチル−
2−オキソ−3−キノリンアセトアミド、3,4−トラ
ンス−6−クロロ−1−メチル−N−〔2−メチル−6
−(1−メチルエチル)フェニル〕−2−オキソ−4−
フェニル−1,2,3,4−テトラヒドロ−3−キノリン
アセトアミド、N−〔2,6−ビス(1−メチルエチ
ル)フェニル〕−6−クロロ−1,2−ジヒドロ−1−
メチル−2−オキソ−4−フェニル−3−キノリンアセ
トアミド、N−〔2,6−ビス(1−メチルエチル)フ
ェニル〕−6−クロロ−1−オキソ−4−フェニル−1
H−2−ベンゾピラン−3−アセトアミド、N−〔2,
6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−6−メチル
−2−オキソ−4−フェニル−2H−1−ベンゾピラン
−3−アセトアミド、3,4−トランス−N−〔2,6−
ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−1,2,3,4−
テトラヒドロ−1,6−ジメチル−2−オキソ−4−フ
ェニル−3−キノリンアセトアミド、N−〔2,6−ビ
ス(1−メチルエチル)フェニル〕−1,2,3,4−テ
トラヒドロ−1,6−ジメチル−2−オキソ−4−フェ
ニル−3−キノキサリンアセトアミド、N−(2,6−
ジメトキシフェニル)−4−(2−メトキシフェニル)
−1−オキソ−1H−2−ベンゾピラン−3−アセトア
ミド、6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシフェニ
ル)−1−オキソ−4−フェニル−1H−2−ベンゾピ
ラン−3−アセトアミド、6−クロロ−N−(2,6−
ジメトキシフェニル)−2−オキソ−4−フェニル−2
H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、N−〔2,
6−ビス(1−メチルエチル)フェニル〕−6−クロロ
−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1
−ベンゾピラン−3−アセトアミド、6−クロロ−N−
(2,4−ジフルオロフェニル)−4−(2−メチルフ
ェニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピラン−3−
アセトアミド、6−クロロ−N−(2,6−ジメトキシ
フェニル)−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ
−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、6−ク
ロロ−4−(2−メチルフェニル)−2−オキソ−N−
(2,4,6−トリメトキシフェニル)−2H−1−ベン
ゾピラン−3−アセトアミド、6−クロロ−4−(2−
メチルフェニル)−2−オキソ−N−(2,3,6−トリ
メトキシフェニル)−2H−1−ベンゾピラン−3−ア
セトアミド、6−クロロ−4−(2−メチルフェニル)
−2−オキソ−N−(2,3,6−トリメチルフェニル)
−2H−1−ベンゾピラン−3−アセトアミド、6−ク
ロロ−N−(2,6−ジエトキシフェニル)−4−(2
−メチルフェニル)−2−オキソ−2H−1−ベンゾピ
ラン−3−アセトアミド、6−クロロ−N−(2,6−
ジエトキシフェニル)−2−オキソ−4−(2−トリフ
ルオロメチルフェニル)−2H−1−ベンゾピラン−3
−アセトアミドまたは6−クロロ−N−(2,6−ジエ
トキシ−4−フルオロフェニル)−2−オキソ−4−
(2−トリフルオロメトキシフェニル)−2H−1−ベ
ンゾピラン−3−アセトアミドあるいはその塩である請
求項1記載の化合物。 - 【請求項79】一般式 【化21】 〔式中、Lは脱離基、その他の各記号は請求項1記載と
同意義を示す〕で表される化合物またはその塩と一般式 H−E−G−Ar 〔式中の各記号は請求項1記載と同意義を示す〕で表さ
れる化合物またはその塩とを反応させることを特徴とす
る請求項1記載の化合物の製造法。 - 【請求項80】一般式 【化22】 〔式中の各記号は請求項1記載と同意義を示す〕で表さ
れる化合物またはその塩と一般式 L′−G−Ar 〔式中、L′は脱離基、その他の各記号は請求項1記載
と同意義を示す〕で表される化合物またはその塩とを反
応させることを特徴とする請求項1記載の化合物の製造
法。
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- 1993-09-03 JP JP22033393A patent/JP3724818B2/ja not_active Expired - Fee Related
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