JPH07106048A - 点火ケーブル接続金具 - Google Patents
点火ケーブル接続金具Info
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- JPH07106048A JPH07106048A JP5274753A JP27475393A JPH07106048A JP H07106048 A JPH07106048 A JP H07106048A JP 5274753 A JP5274753 A JP 5274753A JP 27475393 A JP27475393 A JP 27475393A JP H07106048 A JPH07106048 A JP H07106048A
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- ignition
- plug
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- H01R24/00—Two-part coupling devices, or either of their cooperating parts, characterised by their overall structure
- H01R24/20—Coupling parts carrying sockets, clips or analogous contacts and secured only to wire or cable
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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- H01R13/02—Contact members
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- H01R13/24—Contacts for co-operating by abutting resilient; resiliently-mounted
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
- H01R13/00—Details of coupling devices of the kinds covered by groups H01R12/70 or H01R24/00 - H01R33/00
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- H01R13/567—Traverse cable outlet or wire connection
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- H01T13/00—Sparking plugs
- H01T13/02—Details
- H01T13/04—Means providing electrical connection to sparking plugs
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F02—COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
- F02B—INTERNAL-COMBUSTION PISTON ENGINES; COMBUSTION ENGINES IN GENERAL
- F02B2275/00—Other engines, components or details, not provided for in other groups of this subclass
- F02B2275/18—DOHC [Double overhead camshaft]
-
- H—ELECTRICITY
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- H01R—ELECTRICALLY-CONDUCTIVE CONNECTIONS; STRUCTURAL ASSOCIATIONS OF A PLURALITY OF MUTUALLY-INSULATED ELECTRICAL CONNECTING ELEMENTS; COUPLING DEVICES; CURRENT COLLECTORS
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-
- H—ELECTRICITY
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 点火プラグの端子金具の磨耗を防止する。
【構成】 高圧電流が供給される接触スプリング104
と、点火プラグ3の端子金具3aとを接続する接続金具
10は、絶縁体107に嵌合し固定される第1の金具1
1と、点火プラグ3に嵌合する第2の金具12とを有す
る。第2の金具12は、第1の金具11に対してその軸
線Cに対して垂直な方向に変位自在に係合する。これに
より、絶縁体107すなわち第1の金具11の軸線と、
点火プラグ3の軸線とがずれている場合でも、第2の金
具12が変位して点火プラグ3に嵌合するから、第2の
金具12が点火プラグ3の端子金具3aに偏って嵌合
し、エンジン振動が加わって磨耗することがない。
と、点火プラグ3の端子金具3aとを接続する接続金具
10は、絶縁体107に嵌合し固定される第1の金具1
1と、点火プラグ3に嵌合する第2の金具12とを有す
る。第2の金具12は、第1の金具11に対してその軸
線Cに対して垂直な方向に変位自在に係合する。これに
より、絶縁体107すなわち第1の金具11の軸線と、
点火プラグ3の軸線とがずれている場合でも、第2の金
具12が変位して点火プラグ3に嵌合するから、第2の
金具12が点火プラグ3の端子金具3aに偏って嵌合
し、エンジン振動が加わって磨耗することがない。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動車の内燃機関の点
火プラグや、この点火プラグに高圧電流を供給するため
のディストリビュータの端子金具に、点火ケーブルを接
続する接続金具に関する。
火プラグや、この点火プラグに高圧電流を供給するため
のディストリビュータの端子金具に、点火ケーブルを接
続する接続金具に関する。
【0002】
【従来の技術】従来より、ガソリンエンジンの点火プラ
グに高圧電流を供給する点火ケーブルを接続するため
に、接続金具の周囲を絶縁体で覆ったプラグキャップが
用いられている。ところで、エンジンヘッド上にバルブ
を駆動するためのカムシャフトが2本設けられた、いわ
ゆるDOHCエンジンにおいては、点火プラグはエンジ
ンヘッドに設けられた点火プラグ取り付け孔内の底部に
取り付けられている。したがって、図7に示すように、
DOHCエンジンに使用されるプラグキャップ100
は、点火プラグ取り付け孔2の底部に取り付けられてい
る点火プラグ3に点火ケーブル101を接続するため
に、細長い形状に成形されている。
グに高圧電流を供給する点火ケーブルを接続するため
に、接続金具の周囲を絶縁体で覆ったプラグキャップが
用いられている。ところで、エンジンヘッド上にバルブ
を駆動するためのカムシャフトが2本設けられた、いわ
ゆるDOHCエンジンにおいては、点火プラグはエンジ
ンヘッドに設けられた点火プラグ取り付け孔内の底部に
取り付けられている。したがって、図7に示すように、
DOHCエンジンに使用されるプラグキャップ100
は、点火プラグ取り付け孔2の底部に取り付けられてい
る点火プラグ3に点火ケーブル101を接続するため
に、細長い形状に成形されている。
【0003】このプラグキャップ100は、点火ケーブ
ル101が点火ケーブル固定金具102により放電管1
03に接続されているとともに、この放電管103と、
点火プラグ3の端子金具3aに外嵌される接続金具10
5との間には、接触スプリング104が介装され、これ
により点火プラグ3に高圧電流を供給するようにされて
いる。そして、これらの部品の周囲は、絶縁性のゴムや
樹脂等の材料から成形された略円筒状の絶縁体107に
より覆われて絶縁保護されている。
ル101が点火ケーブル固定金具102により放電管1
03に接続されているとともに、この放電管103と、
点火プラグ3の端子金具3aに外嵌される接続金具10
5との間には、接触スプリング104が介装され、これ
により点火プラグ3に高圧電流を供給するようにされて
いる。そして、これらの部品の周囲は、絶縁性のゴムや
樹脂等の材料から成形された略円筒状の絶縁体107に
より覆われて絶縁保護されている。
【0004】また、この絶縁体107の先端には、やは
り絶縁性の材料から成形された先端キャップ108が嵌
合され、その内周面が点火プラグ3の絶縁体部分3bに
外嵌されている。また、先端キャップ108は外周面が
点火プラグ取り付け孔2の内周面と間に間隙を有した非
接触に設けられて、このプラグキャップ100を点火プ
ラグ取り付け孔2に挿入するとき挿入作業性を良好にす
るとともに、点火プラグ3を密封して絶縁するようにさ
れている。さらに、この絶縁体107の点火プラグ3と
は反対側の端部には、点火プラグ取り付け孔2の開口部
に嵌合するレインキャップ109が取り付けられて、点
火プラグ取り付け孔2の内部に水分や埃等が入らないよ
うにされている。
り絶縁性の材料から成形された先端キャップ108が嵌
合され、その内周面が点火プラグ3の絶縁体部分3bに
外嵌されている。また、先端キャップ108は外周面が
点火プラグ取り付け孔2の内周面と間に間隙を有した非
接触に設けられて、このプラグキャップ100を点火プ
ラグ取り付け孔2に挿入するとき挿入作業性を良好にす
るとともに、点火プラグ3を密封して絶縁するようにさ
れている。さらに、この絶縁体107の点火プラグ3と
は反対側の端部には、点火プラグ取り付け孔2の開口部
に嵌合するレインキャップ109が取り付けられて、点
火プラグ取り付け孔2の内部に水分や埃等が入らないよ
うにされている。
【0005】また、図8に示すプラグキャップ200
は、点火ケーブル201が接続金具203により点火プ
ラグ3に直接接続されている点を除いては、上述のプラ
グキャップ100と同一の構造を有している。
は、点火ケーブル201が接続金具203により点火プ
ラグ3に直接接続されている点を除いては、上述のプラ
グキャップ100と同一の構造を有している。
【0006】さらに、図9は、点火ケーブル301を、
ディストリビュータ4の点火ケーブル取り付け孔5の底
部に設けられている端子金具6に接続する接続キャップ
300を示すもので、この接続キャップ300は、一端
が点火ケーブル301に接続され、他端が端子金具6に
嵌合する、L字形に曲げられた円筒状の接続金具302
と、この接続金具302の周囲を覆う絶縁ゴム製の絶縁
体303とを有している。そして、この絶縁体303は
点火ケーブル取り付け孔5に嵌合するようにされて、端
子金具6を密封し絶縁するようにされている。
ディストリビュータ4の点火ケーブル取り付け孔5の底
部に設けられている端子金具6に接続する接続キャップ
300を示すもので、この接続キャップ300は、一端
が点火ケーブル301に接続され、他端が端子金具6に
嵌合する、L字形に曲げられた円筒状の接続金具302
と、この接続金具302の周囲を覆う絶縁ゴム製の絶縁
体303とを有している。そして、この絶縁体303は
点火ケーブル取り付け孔5に嵌合するようにされて、端
子金具6を密封し絶縁するようにされている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上述のプラグキャップ
100・200は絶縁体107・207が、それぞれ接
続金具105・203をモールド成形により一体的に保
持しており、各接続金具105・203に設けられた抜
け止め手段114・124を点火プラグ3の端子金具3
aに嵌合させ、かつ、レインキャップ109・209を
点火プラグ取り付け孔2の開口部に嵌合させることによ
り取り付けられている。同様に、ディストリビュータ接
続キャップ300においては、絶縁体303が接続金具
302を一体に保持し、この絶縁体303が直接点火ケ
ーブル取り付け孔5に嵌合するようにされている。
100・200は絶縁体107・207が、それぞれ接
続金具105・203をモールド成形により一体的に保
持しており、各接続金具105・203に設けられた抜
け止め手段114・124を点火プラグ3の端子金具3
aに嵌合させ、かつ、レインキャップ109・209を
点火プラグ取り付け孔2の開口部に嵌合させることによ
り取り付けられている。同様に、ディストリビュータ接
続キャップ300においては、絶縁体303が接続金具
302を一体に保持し、この絶縁体303が直接点火ケ
ーブル取り付け孔5に嵌合するようにされている。
【0008】ところが、製作公差により、それぞれの絶
縁体107・207・303の軸線と接続金具105・
203・302の軸線との間には偏心が生じる場合があ
る。同様に、点火プラグ取り付け孔2の軸線と点火プラ
グ3の軸線との間、また点火ケーブル取り付け孔5の軸
線と端子金具6の軸線との間にも偏心が生じる場合があ
る。
縁体107・207・303の軸線と接続金具105・
203・302の軸線との間には偏心が生じる場合があ
る。同様に、点火プラグ取り付け孔2の軸線と点火プラ
グ3の軸線との間、また点火ケーブル取り付け孔5の軸
線と端子金具6の軸線との間にも偏心が生じる場合があ
る。
【0009】これにより、プラグキャップ100および
プラグキャップ200を点火プラグ3に取り付けた状態
では、接続金具105・203が、点火プラグ3の端子
金具3aに、あるいは、レインキャップ109・209
が、点火プラグ取り付け孔2の開口部に、いずれかの方
向の側面に強く押し付けられた状態で嵌合することとな
る。同様に、ディストリビュータ接続キャップ300
を、ディストリビュータ4に取り付けた状態では、接続
金具302が端子金具6に、あるいは、絶縁体303が
点火ケーブル取り付け孔5に、いずれかの方向の側面に
強く押し付けられた状態で嵌合することとなる。したが
って、このような状態でエンジンの振動が加わると、そ
れぞれの接続金具105・203・303と、点火プラ
グ3もしくは端子金具6は、互いに擦れあって磨耗が生
じ、最悪の場合には互いの嵌合が外れてしまうという問
題点があった。
プラグキャップ200を点火プラグ3に取り付けた状態
では、接続金具105・203が、点火プラグ3の端子
金具3aに、あるいは、レインキャップ109・209
が、点火プラグ取り付け孔2の開口部に、いずれかの方
向の側面に強く押し付けられた状態で嵌合することとな
る。同様に、ディストリビュータ接続キャップ300
を、ディストリビュータ4に取り付けた状態では、接続
金具302が端子金具6に、あるいは、絶縁体303が
点火ケーブル取り付け孔5に、いずれかの方向の側面に
強く押し付けられた状態で嵌合することとなる。したが
って、このような状態でエンジンの振動が加わると、そ
れぞれの接続金具105・203・303と、点火プラ
グ3もしくは端子金具6は、互いに擦れあって磨耗が生
じ、最悪の場合には互いの嵌合が外れてしまうという問
題点があった。
【0010】また、レインキャップ109・209がエ
ンジンの熱によりしだいに劣化すると、あるいは、絶縁
体303が経時変化すると、点火プラグ取り付け孔2や
点火ケーブル取り付け孔5との嵌合が緩くなるので、プ
ラグキャップ100・200およびディストリビュータ
ー接続キャップ300がエンジンとは全く別の振動をす
るようになり、上述の摩耗はいっそう促進されることと
なる。特に、図7に示すプラグキャップ100において
は、放電管103を内蔵する部位のプラグキャップ10
0の重量が旧来品に比べて増加するので、振動により生
じる慣性力が大きく、摩耗がより一層進行するという問
題点があった。
ンジンの熱によりしだいに劣化すると、あるいは、絶縁
体303が経時変化すると、点火プラグ取り付け孔2や
点火ケーブル取り付け孔5との嵌合が緩くなるので、プ
ラグキャップ100・200およびディストリビュータ
ー接続キャップ300がエンジンとは全く別の振動をす
るようになり、上述の摩耗はいっそう促進されることと
なる。特に、図7に示すプラグキャップ100において
は、放電管103を内蔵する部位のプラグキャップ10
0の重量が旧来品に比べて増加するので、振動により生
じる慣性力が大きく、摩耗がより一層進行するという問
題点があった。
【0011】そこで、本発明は上記の問題点に鑑みてな
されたもので、接続金具や端子金具が摩耗しないように
することを目的とする。
されたもので、接続金具や端子金具が摩耗しないように
することを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記の目的は、本発明
の、一端が点火ケーブルに接続され、他端が孔の内部に
設けられた端子金具に係合するようにされた接続金具
と、この接続金具を覆って絶縁するとともに前記接続金
具が前記端子金具に係合したときに前記孔に挿通するよ
うにされている絶縁体とを有する点火ケーブル接続金具
において、前記接続金具が、点火ケーブルと接続しかつ
前記絶縁体に固定される第1の金具と、この接続金具が
前記孔に挿通されたときに前記孔の軸線に対して垂直な
方向に変位自在に前記第1の金具に係合するようにされ
前記端子金具に係合する第2の金具とを有することを特
徴とする点火ケーブル接続金具によって達成される。
の、一端が点火ケーブルに接続され、他端が孔の内部に
設けられた端子金具に係合するようにされた接続金具
と、この接続金具を覆って絶縁するとともに前記接続金
具が前記端子金具に係合したときに前記孔に挿通するよ
うにされている絶縁体とを有する点火ケーブル接続金具
において、前記接続金具が、点火ケーブルと接続しかつ
前記絶縁体に固定される第1の金具と、この接続金具が
前記孔に挿通されたときに前記孔の軸線に対して垂直な
方向に変位自在に前記第1の金具に係合するようにされ
前記端子金具に係合する第2の金具とを有することを特
徴とする点火ケーブル接続金具によって達成される。
【0013】
【作用】第1の金具は絶縁体に固定されているから、こ
の絶縁体が孔の内部に挿通された際には、孔に対して変
位しない。これに対して、第2の金具は、孔の軸線に対
して垂直な方向に変位自在とされて、第1の金具の軸線
と端子金具の軸線との偏心を吸収しながら端子金具に嵌
合する。これにより、接続金具は、端子金具と軸線を一
致させて嵌合され、いずれかの方向の側面に強く押し当
たった状態で嵌合することがないため、振動に伴って両
者間に生じる擦れ合いによる磨耗を防止できる。
の絶縁体が孔の内部に挿通された際には、孔に対して変
位しない。これに対して、第2の金具は、孔の軸線に対
して垂直な方向に変位自在とされて、第1の金具の軸線
と端子金具の軸線との偏心を吸収しながら端子金具に嵌
合する。これにより、接続金具は、端子金具と軸線を一
致させて嵌合され、いずれかの方向の側面に強く押し当
たった状態で嵌合することがないため、振動に伴って両
者間に生じる擦れ合いによる磨耗を防止できる。
【0014】
【実施例】本発明に係る点火ケーブル接続金具の実施例
を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。ここで、
図1は第1実施例の点火ケーブル接続金具を拡大して示
す断面図、図2は図1に示す点火ケーブル接続金具の要
部を示す、図1のII−II線に沿った断面図、図3は
第2実施例の点火ケーブル接続金具を拡大して示す断面
図、図4は図3に示す点火ケーブル接続金具の要部を示
す、IV−IV線に沿った断面図、図5は第3実施例の
点火ケーブル接続金具を拡大して示す断面図、図6は第
4実施例の点火ケーブル接続金具を拡大して示す断面図
である。
を、添付した図面に基づいて詳細に説明する。ここで、
図1は第1実施例の点火ケーブル接続金具を拡大して示
す断面図、図2は図1に示す点火ケーブル接続金具の要
部を示す、図1のII−II線に沿った断面図、図3は
第2実施例の点火ケーブル接続金具を拡大して示す断面
図、図4は図3に示す点火ケーブル接続金具の要部を示
す、IV−IV線に沿った断面図、図5は第3実施例の
点火ケーブル接続金具を拡大して示す断面図、図6は第
4実施例の点火ケーブル接続金具を拡大して示す断面図
である。
【0015】本発明に係る第1実施例の点火ケーブル接
続金具は、図7に示すプラグキャップ100の接続金具
105の形状を変更したものである。すなわち、図1お
よび図2に示すように、本実施例の点火ケーブル接続金
具10は、第1の金具11と、この第1の金具11に一
方の端部が遊嵌されている第2の金具12、および第1
の金具11に対して固定された当接部材13と、第2の
金具12に取り付けられている抜け止め手段14とを有
している。
続金具は、図7に示すプラグキャップ100の接続金具
105の形状を変更したものである。すなわち、図1お
よび図2に示すように、本実施例の点火ケーブル接続金
具10は、第1の金具11と、この第1の金具11に一
方の端部が遊嵌されている第2の金具12、および第1
の金具11に対して固定された当接部材13と、第2の
金具12に取り付けられている抜け止め手段14とを有
している。
【0016】第1の金具11は、接触スプリング104
が位置決めされかつ当接するようにされた円盤状部分1
1aと、この円盤状部分11aの外周に垂設されたフラ
ンジを、前記当接部材13の外周を挟持して固定するよ
うに半径方向内側に折り曲げた部分11bを有してい
る。そして、この第1の金具11は、絶縁体107に嵌
合して一体に固定されている。
が位置決めされかつ当接するようにされた円盤状部分1
1aと、この円盤状部分11aの外周に垂設されたフラ
ンジを、前記当接部材13の外周を挟持して固定するよ
うに半径方向内側に折り曲げた部分11bを有してい
る。そして、この第1の金具11は、絶縁体107に嵌
合して一体に固定されている。
【0017】第2の金具12は、円筒状部分12aと、
この円筒状部分12aの前記第1の金具11側の端部に
半径方向外側に向かって延びるように垂設されたフラン
ジ部12bと、円筒状部分12aに設けられた一対の貫
通孔12cと、当接部材13との干渉を避けるための切
り欠き12dとを有している。そして、フランジ部12
bは、第1の金具11のフランジを折り曲げた部分11
bの内側に遊嵌されている。また、絶縁体107は、こ
の第2の金具12に対して隙間をおいてその周囲を覆っ
ている。これにより、この第2の金具12は、第1の金
具11に対して、図中に矢印で示す絶縁体107の軸線
Cに対して垂直な方向に変位自在とされている。
この円筒状部分12aの前記第1の金具11側の端部に
半径方向外側に向かって延びるように垂設されたフラン
ジ部12bと、円筒状部分12aに設けられた一対の貫
通孔12cと、当接部材13との干渉を避けるための切
り欠き12dとを有している。そして、フランジ部12
bは、第1の金具11のフランジを折り曲げた部分11
bの内側に遊嵌されている。また、絶縁体107は、こ
の第2の金具12に対して隙間をおいてその周囲を覆っ
ている。これにより、この第2の金具12は、第1の金
具11に対して、図中に矢印で示す絶縁体107の軸線
Cに対して垂直な方向に変位自在とされている。
【0018】当接部材13は、図2に示すように、円盤
状の薄板から点火プラグ3の先端面3cに弾接する帯板
状の当接片を切り起こし加工により成形したもので、円
盤状部分13aと、点火プラグ3の先端面3cに当接す
る当接部13c、およびこの当接部13cを円盤状部分
13aに接続する斜めに延びる部分13bとを有してい
る。そして、円盤状部分13aは外周が、第1の金具1
1のフランジを折り曲げた部分11bによって固着状態
に挟持されるとともに、その厚みが、第2の金具12の
フランジ部12bより厚肉に設けられることで、前記第
2の金具12の遊嵌状態を形成している。
状の薄板から点火プラグ3の先端面3cに弾接する帯板
状の当接片を切り起こし加工により成形したもので、円
盤状部分13aと、点火プラグ3の先端面3cに当接す
る当接部13c、およびこの当接部13cを円盤状部分
13aに接続する斜めに延びる部分13bとを有してい
る。そして、円盤状部分13aは外周が、第1の金具1
1のフランジを折り曲げた部分11bによって固着状態
に挟持されるとともに、その厚みが、第2の金具12の
フランジ部12bより厚肉に設けられることで、前記第
2の金具12の遊嵌状態を形成している。
【0019】抜け止め手段14は、この接続金具10が
点火プラグ3から容易に外れないように点火プラグ3に
係止するもので、帯状の板をC字形に湾曲させたバネ1
4aと、このバネ14aの両端部に互いに対向するよう
に取り付けられた一対の係合子14bとを有している。
そして、このバネ14aは、一対の係合子14bがそれ
ぞれ第2の金具12に設けられた貫通孔12cから内側
に突出するようにされている。
点火プラグ3から容易に外れないように点火プラグ3に
係止するもので、帯状の板をC字形に湾曲させたバネ1
4aと、このバネ14aの両端部に互いに対向するよう
に取り付けられた一対の係合子14bとを有している。
そして、このバネ14aは、一対の係合子14bがそれ
ぞれ第2の金具12に設けられた貫通孔12cから内側
に突出するようにされている。
【0020】次に、上述の様に構成された第1実施例の
接続金具10の作動について説明する。まず第1の金具
11は、図1に想像線で示される絶縁体107に対し、
モールド成形により一体に固定される。これに対して、
第2の金具12は、第1の金具11に、図中に矢印で示
す絶縁体107の軸線Cに対して垂直な方向に変位自在
に遊嵌されているから、絶縁体107の軸線Cと点火プ
ラグ3の軸線が一致しない場合は、第2の金具12は自
ら変位して点火プラグ3の端子金具3aに嵌合する。こ
れにより、第2の金具12が端子金具3aの一側面に強
く押し当った偏倚状態で嵌合することがないから、振動
に伴って両者の間に磨耗が生じることがない。
接続金具10の作動について説明する。まず第1の金具
11は、図1に想像線で示される絶縁体107に対し、
モールド成形により一体に固定される。これに対して、
第2の金具12は、第1の金具11に、図中に矢印で示
す絶縁体107の軸線Cに対して垂直な方向に変位自在
に遊嵌されているから、絶縁体107の軸線Cと点火プ
ラグ3の軸線が一致しない場合は、第2の金具12は自
ら変位して点火プラグ3の端子金具3aに嵌合する。こ
れにより、第2の金具12が端子金具3aの一側面に強
く押し当った偏倚状態で嵌合することがないから、振動
に伴って両者の間に磨耗が生じることがない。
【0021】また、第1の金具11に固定されている当
接部材13は、点火プラグ3の先端面3cに弾接し、両
者の間の電気的な導通を保つとともに、両者の間に生じ
る摩擦力の範囲内で、第1の金具11すなわち絶縁体1
07が、点火プラグ3と一体に動くようにする。これに
より、レインキャップ109が次第に劣化して点火プラ
グ取り付け孔2の内周面に対する嵌合が緩くなった場合
でも、この点火プラグ取り付け孔2の一側面に偏って強
く圧接されることがないから、エンジン振動とは別の振
動をして点火プラグ3と接続金具10との間の擦れを促
進させることがない。さらに、抜け止め手段14は、一
対の係合子14bがバネ14aにより付勢されて、端子
金具3aのくびれ部分に係合し、第2の金具12すなわ
ち第1実施例の点火ケーブル接続金具10が点火プラグ
3から外れないようにする。
接部材13は、点火プラグ3の先端面3cに弾接し、両
者の間の電気的な導通を保つとともに、両者の間に生じ
る摩擦力の範囲内で、第1の金具11すなわち絶縁体1
07が、点火プラグ3と一体に動くようにする。これに
より、レインキャップ109が次第に劣化して点火プラ
グ取り付け孔2の内周面に対する嵌合が緩くなった場合
でも、この点火プラグ取り付け孔2の一側面に偏って強
く圧接されることがないから、エンジン振動とは別の振
動をして点火プラグ3と接続金具10との間の擦れを促
進させることがない。さらに、抜け止め手段14は、一
対の係合子14bがバネ14aにより付勢されて、端子
金具3aのくびれ部分に係合し、第2の金具12すなわ
ち第1実施例の点火ケーブル接続金具10が点火プラグ
3から外れないようにする。
【0022】次に、本発明に係る第2実施例の点火ケー
ブル接続金具について、図3および図4を用いて説明す
る。図3に示すように、この第2実施例の点火ケーブル
接続金具20の、放電管103(図7参照)側の側面に
は、接触スプリング104が位置規制された状態で当接
するようにされている。本実施例の点火ケーブル接続金
具20においては、その第1の金具21の形状が、上述
の第1実施例の第1の金具11とは異なるようにされて
いる。
ブル接続金具について、図3および図4を用いて説明す
る。図3に示すように、この第2実施例の点火ケーブル
接続金具20の、放電管103(図7参照)側の側面に
は、接触スプリング104が位置規制された状態で当接
するようにされている。本実施例の点火ケーブル接続金
具20においては、その第1の金具21の形状が、上述
の第1実施例の第1の金具11とは異なるようにされて
いる。
【0023】すなわち、この第1の金具21の円盤状部
分21aには、接触スプリング104の良好な位置規制
を行えるように、貫通孔21dが設けられている。ま
た、この円盤状部分21aの外周に垂設されたフランジ
21bは、第1実施例の第1の金具11のそれに比較し
て高く延びるようにされている。そして、この第1の金
具21の内側には、貫通孔25aを有する円盤状の厚板
からなるスペーサ25が嵌入されている。また、フラン
ジ21bの先端は、このスペーサ25の表面に対して隙
間を開けて対向するように半径方向内側に折り曲げられ
ている。
分21aには、接触スプリング104の良好な位置規制
を行えるように、貫通孔21dが設けられている。ま
た、この円盤状部分21aの外周に垂設されたフランジ
21bは、第1実施例の第1の金具11のそれに比較し
て高く延びるようにされている。そして、この第1の金
具21の内側には、貫通孔25aを有する円盤状の厚板
からなるスペーサ25が嵌入されている。また、フラン
ジ21bの先端は、このスペーサ25の表面に対して隙
間を開けて対向するように半径方向内側に折り曲げられ
ている。
【0024】この第2実施例の点火ケーブル接続金具2
0の第2の金具22は、その点火プラグ3側の開口に、
半径方向外側に延びるフランジ22cが垂設されている
点以外は、第1実施例の点火ケーブル接続金具10の第
2の金具12と同一の構造を有している。また、第1実
施例の抜け止め手段14と同一構造の抜け止め手段24
が取り付けられている。
0の第2の金具22は、その点火プラグ3側の開口に、
半径方向外側に延びるフランジ22cが垂設されている
点以外は、第1実施例の点火ケーブル接続金具10の第
2の金具12と同一の構造を有している。また、第1実
施例の抜け止め手段14と同一構造の抜け止め手段24
が取り付けられている。
【0025】そして、この第2の金具22の、第1の金
具21側の先端に設けられたフランジ部22bが、第1
の金具21のフランジ21bが半径方向内側に折り曲げ
られた部分21cと、スペーサ25とが互いに対向する
部分の内側に遊嵌されている。また、絶縁体107は、
この第2の金具22に対して隙間を開けるようにして周
囲を覆うようにされている。これにより、この第2の金
具22は、第1の金具21に対して、図中に矢印で示す
絶縁体107の軸線Cに対して垂直な方向に変位自在と
されている。また、第2の金具22と第1の金具21の
間には、第1の実施例と同様に設けられた当接部材23
が介装されて、両者が滑らかに相対変位できるように、
かつ磨耗が生じないようにされている。
具21側の先端に設けられたフランジ部22bが、第1
の金具21のフランジ21bが半径方向内側に折り曲げ
られた部分21cと、スペーサ25とが互いに対向する
部分の内側に遊嵌されている。また、絶縁体107は、
この第2の金具22に対して隙間を開けるようにして周
囲を覆うようにされている。これにより、この第2の金
具22は、第1の金具21に対して、図中に矢印で示す
絶縁体107の軸線Cに対して垂直な方向に変位自在と
されている。また、第2の金具22と第1の金具21の
間には、第1の実施例と同様に設けられた当接部材23
が介装されて、両者が滑らかに相対変位できるように、
かつ磨耗が生じないようにされている。
【0026】この第2実施例の点火ケーブル接続金具2
0の当接部材23は、帯板を折り曲げて、図4に示すよ
うに側面視でZ字形としたもので、その基部23aが前
記スペーサ25と、第1の金具のフランジ先端を折り曲
げた部分21cとにより挟持されている。そして、その
先端部23cが点火プラグ3の先端面3cに常に当接す
るように付勢されている。
0の当接部材23は、帯板を折り曲げて、図4に示すよ
うに側面視でZ字形としたもので、その基部23aが前
記スペーサ25と、第1の金具のフランジ先端を折り曲
げた部分21cとにより挟持されている。そして、その
先端部23cが点火プラグ3の先端面3cに常に当接す
るように付勢されている。
【0027】次に、本発明に係る第3実施例の点火ケー
ブル接続金具について、図5を用いて説明する。この第
3実施例の接続金具30は、図8に示したプラグキャッ
プ200の接続金具203の形状を変更したもので、点
火ケーブル201を直接固定する第1の金具31と、点
火プラグ3に嵌合する第2の金具32とを有している。
ブル接続金具について、図5を用いて説明する。この第
3実施例の接続金具30は、図8に示したプラグキャッ
プ200の接続金具203の形状を変更したもので、点
火ケーブル201を直接固定する第1の金具31と、点
火プラグ3に嵌合する第2の金具32とを有している。
【0028】第1の金具31は、点火ケーブル201を
囲繞するとともに、点火ケーブル201を固定する複数
の爪31dを備える円筒状の部分31aと、この円筒状
の部分31aを封鎖するように設けられ、点火ケーブル
201が衝合して位置規制され、かつ点火ケーブル20
1の導体201aが圧着接続されるストッパ壁34と、
点火プラグ3側の端末に、半径方向外側に向かって延び
るように垂設されたフランジ部31bとを有している。
そして、このフランジ部31bの先端は、半径方向内側
に向かって延びるように折り曲げられ、この折り曲げら
れた部分31cとフランジ31bの基部とが、互いに平
行に間隔を開けて対向するようにされている。
囲繞するとともに、点火ケーブル201を固定する複数
の爪31dを備える円筒状の部分31aと、この円筒状
の部分31aを封鎖するように設けられ、点火ケーブル
201が衝合して位置規制され、かつ点火ケーブル20
1の導体201aが圧着接続されるストッパ壁34と、
点火プラグ3側の端末に、半径方向外側に向かって延び
るように垂設されたフランジ部31bとを有している。
そして、このフランジ部31bの先端は、半径方向内側
に向かって延びるように折り曲げられ、この折り曲げら
れた部分31cとフランジ31bの基部とが、互いに平
行に間隔を開けて対向するようにされている。
【0029】第2の金具32は、点火プラグ3の端子金
具3aに外嵌するようにされた円筒部分32aと、この
円筒部分32aの第1の金具31側の端末に半径方向外
側に向かって延びるように垂設されたフランジ部32b
を有している。そして、このフランジ部32bは、第1
の金具31のフランジ31bとこのフランジ31bを折
り曲げた部分31cとの内側に、スペーサ35を介在さ
せることで遊嵌されている。すなわち、スペーサ35は
その厚みが第2の金具32のフランジ部32bより厚肉
に設けられている。また、絶縁体207は、この第2の
金具32に対して間隔を開けてその周囲を覆うようにさ
れている。これにより、この第2の金具32は、図5中
に矢印で示すように、絶縁体207の軸線Cに対して垂
直な方向に変位自在とされている。
具3aに外嵌するようにされた円筒部分32aと、この
円筒部分32aの第1の金具31側の端末に半径方向外
側に向かって延びるように垂設されたフランジ部32b
を有している。そして、このフランジ部32bは、第1
の金具31のフランジ31bとこのフランジ31bを折
り曲げた部分31cとの内側に、スペーサ35を介在さ
せることで遊嵌されている。すなわち、スペーサ35は
その厚みが第2の金具32のフランジ部32bより厚肉
に設けられている。また、絶縁体207は、この第2の
金具32に対して間隔を開けてその周囲を覆うようにさ
れている。これにより、この第2の金具32は、図5中
に矢印で示すように、絶縁体207の軸線Cに対して垂
直な方向に変位自在とされている。
【0030】また、第1の金具31の円筒部分31aの
内側には、帯板を折り曲げて成形されたストッパ壁34
のプラグ3方向の面には、点火プラグ3の先端面に当接
する当接部材33が溶接されて、又は折り曲げられてス
トッパ壁34と連なっている。この当接部材33は、帯
板を略波形状に折り曲げて成形したもので、その先端部
33bが点火プラグ3の先端面に常に当接するように付
勢されている。
内側には、帯板を折り曲げて成形されたストッパ壁34
のプラグ3方向の面には、点火プラグ3の先端面に当接
する当接部材33が溶接されて、又は折り曲げられてス
トッパ壁34と連なっている。この当接部材33は、帯
板を略波形状に折り曲げて成形したもので、その先端部
33bが点火プラグ3の先端面に常に当接するように付
勢されている。
【0031】すなわち、この第3実施例の接続金具30
は上述のように構成したので、点火ケーブルが接続金具
を介して点火プラグに直接接続されるタイプのプラグキ
ャップ200(図8参照)においても、第2の金具32
を、絶縁体207の軸線Cに対して垂直な方向に変位自
在とされている。
は上述のように構成したので、点火ケーブルが接続金具
を介して点火プラグに直接接続されるタイプのプラグキ
ャップ200(図8参照)においても、第2の金具32
を、絶縁体207の軸線Cに対して垂直な方向に変位自
在とされている。
【0032】次に、本発明に係る第4実施例の点火ケー
ブル接続金具について、図6を用いて説明する。この第
4実施例の接続金具40は、図9に示される、点火ケー
ブル301をディストリビュータ4の端子金具6に接続
するキャップ300の接続金具302の形状を変更した
もので、第1の金具41と第2の金具42とを有してい
る。
ブル接続金具について、図6を用いて説明する。この第
4実施例の接続金具40は、図9に示される、点火ケー
ブル301をディストリビュータ4の端子金具6に接続
するキャップ300の接続金具302の形状を変更した
もので、第1の金具41と第2の金具42とを有してい
る。
【0033】第1の金具41は、点火ケーブルが固定さ
れるL字形に折り曲げられた円筒状の部分41aと、こ
の円筒状の部分41aの点火プラグ3側の端末に、半径
方向外側に向かって延びるように垂設されたフランジ部
41bを有している。そして、このフランジ部41bの
先端は、半径方向内側に向かって延びるように折り曲げ
られ、この折り曲げられた部分41cとフランジ41b
の基部とが、互いに平行に間隔を開けて対向するように
されている。
れるL字形に折り曲げられた円筒状の部分41aと、こ
の円筒状の部分41aの点火プラグ3側の端末に、半径
方向外側に向かって延びるように垂設されたフランジ部
41bを有している。そして、このフランジ部41bの
先端は、半径方向内側に向かって延びるように折り曲げ
られ、この折り曲げられた部分41cとフランジ41b
の基部とが、互いに平行に間隔を開けて対向するように
されている。
【0034】第2の金具42は、端子金具6に嵌合する
ようにされた円筒状の部分42aと、この円筒状部分4
2aの第1の金具41側の端末に半径方向外側に向かっ
て延びるように垂設されたフランジ部42bを有してい
る。そして、このフランジ部42bは、第1の金具41
の折り曲げられた部分41cの内側に、スペーサ45を
介在させた状態で遊嵌されている。また、絶縁体303
は、この第2の金具42に対して間隔を開けてその周囲
を覆うようにされている。これにより、この第2の金具
42は、図6中に矢印で示すように、第1の金具41の
軸線Cに対して垂直な方向に変位自在とされている。
ようにされた円筒状の部分42aと、この円筒状部分4
2aの第1の金具41側の端末に半径方向外側に向かっ
て延びるように垂設されたフランジ部42bを有してい
る。そして、このフランジ部42bは、第1の金具41
の折り曲げられた部分41cの内側に、スペーサ45を
介在させた状態で遊嵌されている。また、絶縁体303
は、この第2の金具42に対して間隔を開けてその周囲
を覆うようにされている。これにより、この第2の金具
42は、図6中に矢印で示すように、第1の金具41の
軸線Cに対して垂直な方向に変位自在とされている。
【0035】すなわち、第4実施例の接続金具40を上
述のように構成したので、点火ケーブルが接続金具を介
してディストリビュータの端子金具に接続されるタイプ
の点火ケーブルキャップ300においても、その接続金
具40の第2の金具42と、端子金具6との間の偏心も
吸収して両部材間の磨耗を阻止できる。
述のように構成したので、点火ケーブルが接続金具を介
してディストリビュータの端子金具に接続されるタイプ
の点火ケーブルキャップ300においても、その接続金
具40の第2の金具42と、端子金具6との間の偏心も
吸収して両部材間の磨耗を阻止できる。
【0036】
【発明の効果】本発明の点火ケーブル接続金具は、一端
が点火ケーブルに接続され、他端が孔の内部に設けられ
た端子金具に係合するようにされた接続金具と、この接
続金具を覆って絶縁するとともに前記接続金具が前記端
子金具に係合したときに前記孔に挿通するようにされて
いる絶縁体とを有する点火ケーブル接続金具において、
前記接続金具を、点火ケーブルに接続される前記絶縁体
に固定された第1の金具と、この接続金具が前記孔に挿
通されたときに前記孔の軸線に対して垂直な方向に変位
自在に前記第1の金具に係合するようにされ、かつ前記
端子金具に係合する第2の金具とから構成したので、以
下のような優れた効果が得られた。すなわち、第1の金
具は絶縁体に固定されているから、この絶縁体がレイン
カバー、先端キャップを介して孔の内部に挿入された際
には孔に対して変位しない。これに対して第2の金具
は、孔の軸線に対して垂直な方向に変位自在とされ、絶
縁体の軸線と端子金具の軸線との偏心を吸収しながら端
子金具に嵌合する。これにより、接続金具は、端子金具
の側面のいずれの方向にも強く押し当たった状態で嵌合
することがないから、エンジンによる振動が加わっても
接続金具や端子金具が摩耗することがない。
が点火ケーブルに接続され、他端が孔の内部に設けられ
た端子金具に係合するようにされた接続金具と、この接
続金具を覆って絶縁するとともに前記接続金具が前記端
子金具に係合したときに前記孔に挿通するようにされて
いる絶縁体とを有する点火ケーブル接続金具において、
前記接続金具を、点火ケーブルに接続される前記絶縁体
に固定された第1の金具と、この接続金具が前記孔に挿
通されたときに前記孔の軸線に対して垂直な方向に変位
自在に前記第1の金具に係合するようにされ、かつ前記
端子金具に係合する第2の金具とから構成したので、以
下のような優れた効果が得られた。すなわち、第1の金
具は絶縁体に固定されているから、この絶縁体がレイン
カバー、先端キャップを介して孔の内部に挿入された際
には孔に対して変位しない。これに対して第2の金具
は、孔の軸線に対して垂直な方向に変位自在とされ、絶
縁体の軸線と端子金具の軸線との偏心を吸収しながら端
子金具に嵌合する。これにより、接続金具は、端子金具
の側面のいずれの方向にも強く押し当たった状態で嵌合
することがないから、エンジンによる振動が加わっても
接続金具や端子金具が摩耗することがない。
【図1】本発明に係る第1実施例の点火ケーブル接続金
具を拡大して示す断面図である。
具を拡大して示す断面図である。
【図2】図1に示す点火ケーブル接続金具の要部を示す
断面図である。
断面図である。
【図3】本発明に係る第2実施例の点火ケーブル接続金
具を拡大して示す断面図である。
具を拡大して示す断面図である。
【図4】図3に示す点火ケーブル接続金具の要部を示す
断面図である。
断面図である。
【図5】本発明に係る第3実施例の点火ケーブル接続金
具を拡大して示す断面図である。
具を拡大して示す断面図である。
【図6】本発明に係る第4実施例の点火ケーブル接続金
具を拡大して示す断面図である。
具を拡大して示す断面図である。
【図7】従来のプラグキャップの断面図である。
【図8】従来の他のプラグキャップの断面図である。
【図9】従来のディストリビュータキャップの断面図で
ある。
ある。
1 エンジンヘッド 3 点火プラグ 10、20、30、40 接続金具 11、21、31、41 第1の金具 12、22、32、42 第2の金具 13、23、33 当接部材 14、24 抜け止め手段 25、35、45 スペーサ 26 第2のスペーサ 34 ストッパ壁 107、207 絶縁体
Claims (2)
- 【請求項1】一端が点火ケーブルに接続され、他端が孔
の内部に設けられた端子金具に係合するようにされた接
続金具と、この接続金具を覆って絶縁するとともに前記
接続金具が前記端子金具に係合したときに前記孔に挿通
するようにされている絶縁体とを有する点火ケーブル接
続金具において、前記接続金具が、点火ケーブルと接続
しかつ前記絶縁体に固定される第1の金具と、この接続
金具が前記孔に挿通されたときに前記孔の軸線に対して
垂直な方向に変位自在に前記第1の金具に係合するよう
にされ前記端子金具に係合する第2の金具とを有するこ
とを特徴とする点火ケーブル接続金具。 - 【請求項2】前記第1の金具に、前記端子金具に当接す
る当接部材が固定されていることを特徴とする請求項1
に記載の点火ケーブル接続金具。
Priority Applications (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274753A JPH07106048A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 点火ケーブル接続金具 |
DE4435800A DE4435800C2 (de) | 1993-10-07 | 1994-10-06 | Stecker zur Verbindung eines Zündkabels mit einer Zündkerze oder einem Zündverteiler |
US08/658,019 US5630722A (en) | 1993-10-07 | 1996-06-04 | Ignition cable connection fitting |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5274753A JPH07106048A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 点火ケーブル接続金具 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH07106048A true JPH07106048A (ja) | 1995-04-21 |
Family
ID=17546109
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5274753A Pending JPH07106048A (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | 点火ケーブル接続金具 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5630722A (ja) |
JP (1) | JPH07106048A (ja) |
DE (1) | DE4435800C2 (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6224400B1 (en) | 1998-09-09 | 2001-05-01 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Plug cap |
US6406306B1 (en) | 1998-09-09 | 2002-06-18 | Honda Giken Kogyo Kabushiki Kaisha | Plug cap for attachment to a spark plug |
CN112713421A (zh) * | 2020-12-16 | 2021-04-27 | 陕西航空电气有限责任公司 | 一种航空点火电缆接触端结构 |
Families Citing this family (9)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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DE19857484C2 (de) * | 1998-12-14 | 2002-04-18 | Daimler Chrysler Ag | Verbindungsstecker, insbesondere für Zündanlagen von Kraftfahrzeugen |
JP2001085139A (ja) * | 1999-09-16 | 2001-03-30 | Mitsubishi Electric Corp | 内燃機関用点火装置の高圧接続部構造 |
US6193528B1 (en) * | 2000-05-01 | 2001-02-27 | Delphi Technologies, Inc. | Cam lock spark plug wire connection |
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