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JPH0696561B2 - 新規な2−(4−フエニル−1−ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体及びその酸付加塩 - Google Patents

新規な2−(4−フエニル−1−ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体及びその酸付加塩

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Publication number
JPH0696561B2
JPH0696561B2 JP60191636A JP19163685A JPH0696561B2 JP H0696561 B2 JPH0696561 B2 JP H0696561B2 JP 60191636 A JP60191636 A JP 60191636A JP 19163685 A JP19163685 A JP 19163685A JP H0696561 B2 JPH0696561 B2 JP H0696561B2
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JP
Japan
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group
lower alkyl
linear
halogen atom
hydrogen atom
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茂 伊藤
芳章 池ノ上
洋 東
正幸 石川
Original Assignee
正幸 石川
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Publication date
Application filed by 正幸 石川 filed Critical 正幸 石川
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  • Pharmaceuticals Containing Other Organic And Inorganic Compounds (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、一般式 (式中R1及びR3は水素原子,ハロゲン原子,アミノ基,
直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基,アルアルキルオ
キシ基又は低級アルキル基;R2は水素原子,ハロゲン原
子,低級アルキル基,カルボキシル基,低級アシル基又
は直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカルボニル基;R4
及びR5は水素原子,ハロゲン原子,低級アルキル基又は
直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を意味し;nは2〜
6の整数を示す)で表わされる新規な2−(4−フェニ
ル−1−ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導
体及びその酸付加塩に関する。
式Iの化合物は、以下に説明する製造法により容易に製
造できる。一般式II (式中R1,R2及びR3は前記の意味を有し、Xはハロゲン
原子を意味する)で表わされる2−ハロゲノピリミジン
誘導体に、一般式III (式中R4,R5及びnは前記の意味を有する)で表わされ
る化合物を反応させることにより製造できる。
式IIの化合物のうち文献未載のもの、例えばR2がアシル
基又はアルコキシカルボニル基を意味する化合物は、例
えば、ジャーナル・オブ・ケミカル・ソサイエティ,196
5年,6695頁に記載の方法により製造される5−カルボキ
シ−2−クロル−4,6−ジメチルピリミジンを出発物質
として、次式に示される反応工程によって製造される。
すなわち、アセトン溶剤中、無水炭酸カリウム存在下で
低級アルキル硫酸エステルを作用させるか、又は塩化チ
オニルを作用させて酸クロライドとした後、低級アルコ
ールを作用させると5−低級アルコキシカルボニルピリ
ミジン誘導体が得られる。一方、前記酸クロライドにグ
リニヤール試薬を作用させると5−低級アシルピリミジ
ン誘導体が製造できる。
式IIの化合物としては、例えば下記のものが挙げられ
る。2−クロルピリミジン、2,4−ジクロルピリミジ
ン、2−クロル−4−アミノピリミジン、2−クロル−
4−メトキシピリミジン、2−クロル−4−ベンジルオ
キシピリミジン、2−クロル−4,6−ジメチルピリミジ
ン、2−クロル−5−ブロモ−4,6−ジメチルピリミジ
ン、2−クロル−5−カルボキシ−4,6−ジメチルピリ
ミジン、2−クロル−5−アセチル−4,6−ジメチルピ
リミジン、2−クロル−5−エトキシカルボニル−4,6
−ジメチルピリミジン、2−5−メトキシカルボニル−
4,6−ジメチルピリミジンなど。
式IIIの化合物としては、例えば下記のものが用いられ
る。2−(4−フェニル−1−ピベラジニル)エチルア
ミン、2−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペ
ムラジニル]エチルアミン、2−[4−(3−メトキシ
フェニル)−1−ピペラジニル]エチルアミン、2−
[4−(4−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]
エチルアミン、2−[4−(4−メトキシフエニル)−
1−ピペラジニル]エチルアミン、2−[4−(2−ク
ロルフェニル)−1−ピペラジニル]エチルアミン、2
−[4−(2−メチルフェニル)−1−ピペラジニル]
エチルアミン、2−[4−(2,4−ジメトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル]エチルアミン、2−[4−
(3,4−ジオキソメチレンフェニル)−1−ピペラジニ
ル]エチルアミン、3−[4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル]プロピルアミン、4−[4−
(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]ブチル
アミン、5−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピ
ペラジニル]ペンチルアミン、6−[4−(2−メトキ
シフェニル)−1−ピペラジニル]ヘキシルアミンな
ど。
本発明方法の好ましい実施態様においては、例えば下記
のように操作する。式IIの化合物1モルの対し1〜10モ
ル、特に1〜3モルの量の式IIIの化合物を不活性溶剤
中あるいは溶剤不在下で作用させる。溶剤としては、例
えば水,低級アルコール,テトラヒドロフラン,ジメチ
ルホルムアミド,クロロホルム,ジクロルメタン,ベン
ゼン,キシレン,もしくはこれらの二種以上の溶剤混合
物が用いられる。その際、脱ハロゲン化水素酸剤とし
て、式IIの化合物1モルに対して1〜10モルの量の無機
塩基類、例えば水酸化ナトリウム,水酸化カリウム,炭
酸ナトリウム,炭酸カリウム,炭酸水素ナトリウムな
ど、あるいは有機塩基類、例えばピリジン、ジメチルア
ニリン又はトリエチルアミンなど反応混合物に添加する
ことが好ましい。反応は室温から150℃の間の温度で円
滑に進行する。反応時間は反応温度、溶剤の種類、ある
いは原料の性質等により変動するが、通常10分間〜100
時間の間に終了する。反応混合物を普通一般の操作によ
り仕上げ処理すると、式Iの化合物を式IIの化合物に対
して理論量の30〜98%の収率で単離することができる。
さらにまた、所望すれば式Iの化合物に酸を加えて中和
し、再結晶することにより式Iの化合物の酸付加塩が得
られる。用いられる酸としては薬学的に許容される無機
酸、例えば塩化水素酸,臭化水素酸、硫酸,リン酸,硝
酸など、あるいは有機酸、例えば酢酸,プロピオン酸,
蓚酸,マロン酸,コハク酸,酒石酸,リンゴ酸,安息香
酸などが挙げられる。
こうして得られた式Iの新規化合物は、持続製の降圧作
用、血流量増加作用を有し、また、血小板の凝集反応を
抑制する。従って、本発明の化合物は高血圧症に対する
治療剤として有用であり、また未梢性血流障害,虚血性
脳血流障害,脳血栓症に対する血流改善剤など脳循環改
善剤として有用である。
本発明化合物の有効投与量は、0.01〜160mg/kg・dayで
ある。また投与方法としては、経口投与、経腸投与、注
射等をあげることができる。経口投与の場合には、錠
剤,カプセル剤の剤型をとり得る。
本発明化合物の毒性を調べたところ、何らの急性毒性、
亜急性毒性も認められず、人体に安全に投与し得るもの
であることが判った。
実施例1 a)2−クロル−5−エトキシカルボニル−4,6−ジメ
チルピリミジンの製造 5−カルボキシ−2−クロル−4,6−ジメチルピリミジ
ン18.66gと無水炭酸カリウム23.6gをアセトン280ml中に
懸濁し、室温で攪拌しながらジエチル硫酸30.8gをゆっ
くり加えたのち、昇温させ2時間還流煮沸させる。室温
まで冷却したのち、不溶物を去し、液を減圧下に濃
縮する。残った油状物を減圧蒸溜し、沸点99℃/3mmHg以
下の留出物を集めると、16.73g(収率78.4%)の無色の
油が得られる。再び減圧蒸溜し、沸点114.5〜117℃/3mm
Hgの留出分画から2−クロル−5−エトキシカルボニル
−4,6−ジメチルピリミジン14.66g(収率68.7%)が得
られる。
b)2−[2−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラ
ジニル]エチル]アミノ−5−エトキシカルボニル−4,
6−ジメチルピリミジン塩酸塩の製造; 塩の製造; a)で得られた2−クロル−5−エトキシカルボニル−
4,6−ジメチルピリミジン430mgのエタノール6ml中の溶
液に、トリエチルアミン404mg及び2−[4−(2−メ
トキシフェニル)−1−ピペラジニル]エチルアミン51
8mgを加え、80℃で14時間攪拌する。反応液を減圧下に
濃縮し、残留物に飽和炭酸水素ナトリウム水溶液を加え
てアルカリ性となし、クロロホルムで抽出する。抽出液
を水洗後芒硝で乾燥したのち、減圧下に溶剤を留去し、
得られた残留物をシリカゲルクロマトグラフィーで精製
する。5%エタノール含有クロロホルムで流出する分画
を集め、ノルマルヘキサンから再結晶すると、融点154
〜6℃の2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)−
1−ピペラジニル]エチル]アミノ−5−エトキシカル
ボニル−4,6−ジメチルピリミジン三塩酸塩717mg(収率
55.1%)が得られる。
マススペクトル;m/e 413(M ),368,351,218,205 NMRスペクトル;δ(ppm,遊離型をCDCl3中で測定) 1.38(3H,三重線),2.44(6H,単一線) 2.5〜3.8(12H,多重線),3.86(3H,単一線) 4.45(2H,四重線),5.74(1H,bvs) 6.93(4H,単一線), 元素分析値C22H30N5O3,3(HCl)として C H N 理論値(%) 50.77 6.30 13.34 実測値(%) 50.53 6.55 13.39 実施例2 a)5−アセチル−2−クロル−4,6−ジメチルピリミ
ジンの製造; 2−クロル−5−カルボキシ−4,6−ジメチルピリミジ
ン1.87gに塩化チオニル5mlを加え、2時間80℃で加熱
後、減圧下に濃縮し、更に無水ベンゼン10mlを加えて減
圧下に濃縮を数回反復する。得られた酸クロリドは密閉
保存する。リボン状金属マグネシウム730mg,ヨウ化メチ
ル4.40g及び無水エーテルを用い常法によりグリニャー
ル試薬を調製する。これを氷冷し、アルゴン零囲気中で
前記酸クロリドの無水ジエチルエーテル20ml中の溶液を
攪拌下に滴下し、滴下終了後30分間還流煮沸する。減圧
下で濃縮したのち、氷片と1N−塩酸水溶液20mlを加えて
酸性となし、クロロホルムで抽出し、抽出液を水で洗浄
後芒硝で乾燥する。溶媒を留去し、残留物をシリカゲル
カラムクロマトグラフィーで精製する。クロロホルム流
出分画を集めて、ノルマルヘキサンから再結晶すると、
融点88〜89℃の5−アセチル−2−クロル−4,6−ジメ
チルピリミジン930mg(50.3%)が得られる。
b)2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)−1−
ピペラジニル]エチル]アミノ−5−アセチル−4,6−
ジメチルピリミジンの製造; a)で得られた5−アセチル−2−クロル−4,6−ジメ
チルピリミジン184mgの無水エタノール4ml中の溶液に、
2−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニ
ル]エチルアミン250mgを加え、還流煮沸下24時間攪拌
する。反応液を減圧下に濃縮し、残留物に飽和炭酸水素
ナトリウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出する。抽
出液を水で洗浄したのち芒硝で乾燥する。溶媒を留去
し、残留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精
製する。5%酢酸エチル含有クロロホルムで流したの
ち、5%エタノール含有クロロホルムで流出する分画を
集め、ノルマルヘキサン/ジエチルエーテルから再結晶
すると、融点104〜5℃の2−[2−[4−(2−メト
キシフェニル)−1−ピペラジニル]エチル]アミノ−
5−アセチル−4,6−ジメチルピリミジン163mg(収率4
2.6%)が得られる。
マススペクトル;m/e 383(M ),368,234,218,205 NMRスペクトル;δ(ppm,CDCl3中で測定) 2.33(6H,単一線),2.74(3H,単一線) 2.4〜3.8(12H,多重線),3.86(3H,単一線) 5.72(1H,単一線),6.94(4H,単一線) 元素分析値C21H29N5O2として C H N 理論値(%) 65.77 7.62 18.26 実測値(%) 65.88 7.34 18.21 実施例3 a)2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)−1−
ピペラジニル]エチル]アミノ−4−ベンジルオキシピ
リミジンの製造; 2−クロル−4−ベンジルオキシピリミジン441mg,トリ
エチルアミン404mg,2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル]エチルアミン476mg及びエタ
ノール5mlを封管に入れ、密封し、120℃で5時間加熱す
る。減圧下に溶剤を留去し、残留物に飽和炭酸水素ナト
リウム水溶液を加え、クロロホルムで抽出する。抽出液
を水で洗浄したのち芒硝で乾燥する。溶剤を留去し、残
留物をシリカゲルカラムクロマトグラフィーで精製す
る。200mlのクロロホルムを流したのち、5%エタノー
ル含有クロロホルムで流出する分画を集め、メタノール
から再結晶すると、融点151〜151.5℃の2−[2−[4
−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジニル]エチ
ル]アミノ−4−ベンジルオキシピリミジン702mg(収
率83.4%)が得られる。
マススペクトル;m/e 419(M ),404,328,257,205 元素分析値C24H29N5O2として C H N 理論値(%) 68.71 6.97 16.69 実測値(%) 68.51 7.07 16.43 b)2−[2−[4−(2−メトキシフェニル)−1−
ピペラジニル]エチル]アミノ−4−ヒドロキシピリミ
ジン蓚酸塩の製造; a)で得られた2−[2−[4−(2−メトキシフェニ
ル)−1−ピペラジニル]エチル]アミノ−4−ベンジ
ルオキシピリミジン120mgを酢酸4mlに溶かし、10%パラ
ジウム炭素触媒30mgを加え、常圧にて水素14mlを導入す
る。触媒を去し、アセトンで洗浄後、液と洗液を合
わせ、減圧下濃縮する。残留物に飽和炭酸水素ナトリウ
ムを加えクロロホルムで抽出する。抽出液を水で洗浄
後、芒硝で乾燥する。溶剤を留去後シリカゲルカラムク
ロマトグラフィーで精製する。5%エタノール含有クロ
ロホルムで流したのち、2%アンモニア飽和エタノール
/5%エタノール/93%クロロホルムの混合溶剤で流出し
た分画を集め、得られた油状物をアセトン2mlに溶か
す。蓚酸63mgをアセトン4mlに溶かした溶液を先のアセ
トン溶液にゆっくり加えると瞬時沈澱が析出する。室温
にしばらく放置後取すると融点182〜183.5℃の2−
[2−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニル]エチル]アミノ−4−ヒドロキシピリミジン蓚酸
塩・1/2水和物が115mg(93.8%)得られる。
マススペクトル;m/e 329(遊離型のM ),314,205 元素分析値 C17H23N5O2・(CO2H)2・1/2(H2O)として C H N 理論値(%) 53.26 6.12 16.35 実測値(%) 53.06 5.90 16.05 実施例4〜19 実施例1bと同様にして、2−クロル−4,6−ジメチル−
5−エトキシカルボニルピリミジンに表1に示す式III
の化合物をそれぞれ作用させると、50〜98%の収率で表
1に示す目的物が得られる。また、実施例3aと同様にし
て2−[4−(2−メトキシフェニル)−1−ピペラジ
ニル]エチルアミンに表2に示す式IIの化合物をそれぞ
れ作用させると30〜80%の収率で表2に示す目的物が得
られる。
実験例1 全身血圧変化及び総頸動脈血流量変化測定; 全身血圧変化及び総頸動脈血流量変化を同時に測定し記
録した。すなわち体重約2.5kg前後の雄性ウサギにペン
トバルビタール麻酔を施し、常法に従って切開した頸動
脈にカテーテルを挿入し、圧トランデューサーを介して
全身血圧変化を記録した。また同上のウサギの残側の頸
動脈に電磁血流計プローブを装着し、総頸動脈血流量変
化を記録した。表3及び図1は100μg/kgの本発明化合
物を50%エタノールに溶解し、静脈内投与した時の血圧
降下と総頸動脈血流量変化を示す。なお、表3及び図1
中の化合物の番号は前記実施例の番号を示す。
実験例2 血小板凝集抑制作用; 体重約3kgのウサギの頸動脈に挿入したカテーテルを通
して採血し、抗凝固剤として3.8%クエン酸ナトリウム
水溶液を10%容量加え、90Gにて15分間遠心分離する。
上登から得られた血小板多血漿を用いボルンらの方法に
従って測定した。すなわち、前記血小板多血漿に凝集誘
発剤としてアラキドン酸ナトリウム[125μモル]ある
いはADP(アデノシンジホスフェート)[30μモル]を
加えることによって生ずる血小板凝集抑制反応に対し
て、本発明化合物のジメチルスルホキシド溶液を前処置
した場合の抑制率を求め、結果を表4に示した。表4中
の化合物番号は前記実施例番号を意味する。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図は、それぞれ実験例1における本発
明化合物2b投与時の全身血圧変化及び総頚動脈血流量変
化(雄ウサギ、体重2.2kg)を示す。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】一般式I (式中R1及びR3は水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基、アルアルキルオ
    キシ基又は低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルキル基、カルボキシル基、低級アシル基又
    は直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカルボニル基;R4
    及びR5は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を意味し;nは2〜
    6の整数を示す)で表わされる2−(4−フェニル−1
    −ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体及び
    その酸付加塩。
  2. 【請求項2】R1及びR3が水素原子、ハロゲン原子、アミ
    ノ基又は低級アルキル基である特許請求の範囲第1項に
    記載の2−(4−フェニル−1−ピペラジニルアルキ
    ル)アミノピリミジン誘導体及びその酸付加塩。
  3. 【請求項3】R1及びR3が低級アルキル基である特許請求
    の範囲第2項に記載の2−(4−フェニル−1−ピペラ
    ジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体及びその酸付
    加塩。
  4. 【請求項4】一般式 (式中、R1、R2及びR3は後記の意味を有し、Xはハロゲ
    ン原子を意味する)で表されるピリミジン誘導体に、一
    般式 (式中R4、R5及びnは後記の意味を有する)で表される
    4−フェニル−1−ピペラジニルアルキルアミン誘導体
    を不活性溶剤中あるいは溶剤不在下、塩基の存在下ある
    いは不在下で反応させ、所望により生成物を酸付加塩に
    変換させることを特徴とする、一般式I (式中R1及びR3は水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基、アルアルキルオ
    キシ基又は低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルキル基、カルボキシル基、低級アシル基又
    は直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカルボニル基;R4
    及びR5は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を意味し;nは2〜
    6の整数を示す)で表される化合物の製造方法。
  5. 【請求項5】一般式I (式中R1及びR3は水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基、アルアルキルオ
    キシ基又は低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルキル基、カルボキシル基、低級アシル基又
    は直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカルボニル基;R4
    及びR5は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を意味し;nは2〜
    6の整数を示す)で表わされる2−(4−フェニル−1
    −ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体又は
    その酸付加塩を有効成分とする降圧剤。
  6. 【請求項6】一般式I (式中R1及びR3は水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基、アルアルキルオ
    キシ基又は低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルキル基、カルボキシル基、低級アシル基又
    は直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカルボニル基;R4
    及びR5は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を意味し;nは2〜
    6の整数を示す)で表わされる2−(4−フェニル−1
    −ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体又は
    その酸付加塩を有効成分とする血流改善剤。
  7. 【請求項7】一般式I (式中R1及びR3は水素原子、ハロゲン原子、アミノ基、
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基、アルアルキルオ
    キシ基又は低級アルキル基;R2は水素原子、ハロゲン原
    子、低級アルキル基、カルボキシル基、低級アシル基又
    は直鎖状もしくは分岐状のアルコキシカルボニル基;R4
    及びR5は水素原子、ハロゲン原子、低級アルキル基又は
    直鎖状もしくは分岐状のアルコキシ基を意味し;nは2〜
    6の整数を示す)で表わされる2−(4−フェニル−1
    −ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体又は
    その酸付加塩を有効成分とする血小板凝集抑制剤。
JP60191636A 1985-08-30 1985-08-30 新規な2−(4−フエニル−1−ピペラジニルアルキル)アミノピリミジン誘導体及びその酸付加塩 Expired - Fee Related JPH0696561B2 (ja)

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