JPH0693161A - 石目調射出成形材料 - Google Patents
石目調射出成形材料Info
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- JPH0693161A JPH0693161A JP4202881A JP20288192A JPH0693161A JP H0693161 A JPH0693161 A JP H0693161A JP 4202881 A JP4202881 A JP 4202881A JP 20288192 A JP20288192 A JP 20288192A JP H0693161 A JPH0693161 A JP H0693161A
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- JP
- Japan
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- mica
- injection molding
- molding material
- stone
- mica flakes
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Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
- B29C—SHAPING OR JOINING OF PLASTICS; SHAPING OF MATERIAL IN A PLASTIC STATE, NOT OTHERWISE PROVIDED FOR; AFTER-TREATMENT OF THE SHAPED PRODUCTS, e.g. REPAIRING
- B29C48/00—Extrusion moulding, i.e. expressing the moulding material through a die or nozzle which imparts the desired form; Apparatus therefor
- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/50—Details of extruders
- B29C48/505—Screws
- B29C48/625—Screws characterised by the ratio of the threaded length of the screw to its outside diameter [L/D ratio]
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B29—WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
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- B29C48/25—Component parts, details or accessories; Auxiliary operations
- B29C48/36—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die
- B29C48/395—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders
- B29C48/40—Means for plasticising or homogenising the moulding material or forcing it through the nozzle or die using screws surrounded by a cooperating barrel, e.g. single screw extruders using two or more parallel screws or at least two parallel non-intermeshing screws, e.g. twin screw extruders
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Injection Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Extrusion Moulding Of Plastics Or The Like (AREA)
- Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 通常の射出成形機にて、容易に天然大理石に
近い石目調成形物を得ることのできる、射出成形用石目
調材料を提供する。 【構成】 アクリル系樹脂、大部分が１〜３ｍｍの大き
さに加工した特定の雲母片、無機顔料などを主原料と
し、ダルメージを用いた押出機にて粉砕・混練をくりか
えして得られた材料を用いると、通常の射出成形機で成
形物にした時、自然な風合いをもち天然大理石に近い外
観をもつ石目調成形物が得られるが、この射出成形用石
目調材料を製造する際の原料組成およびその混練方法を
特徴としている。
近い石目調成形物を得ることのできる、射出成形用石目
調材料を提供する。 【構成】 アクリル系樹脂、大部分が１〜３ｍｍの大き
さに加工した特定の雲母片、無機顔料などを主原料と
し、ダルメージを用いた押出機にて粉砕・混練をくりか
えして得られた材料を用いると、通常の射出成形機で成
形物にした時、自然な風合いをもち天然大理石に近い外
観をもつ石目調成形物が得られるが、この射出成形用石
目調材料を製造する際の原料組成およびその混練方法を
特徴としている。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、石目調外観を有する射
出材料に関するものである。さらに詳しくは、アクリル
系樹脂に粒径１ｍｍ〜３ｍｍの大きさの雲母片が７０％
以上の割合で含まれるように剥離・粉砕したものを、押
出機で混練した射出成形材料に関するものである。本発
明による材料を利用することにより、従来なし得なかっ
た家具、調度品、什器、備品或は家電製品の外装材等
に、容易に成形加工することが可能となり、自然な天然
石の風合いと、高級感をもつ成形品に仕上げることがで
きる。
出材料に関するものである。さらに詳しくは、アクリル
系樹脂に粒径１ｍｍ〜３ｍｍの大きさの雲母片が７０％
以上の割合で含まれるように剥離・粉砕したものを、押
出機で混練した射出成形材料に関するものである。本発
明による材料を利用することにより、従来なし得なかっ
た家具、調度品、什器、備品或は家電製品の外装材等
に、容易に成形加工することが可能となり、自然な天然
石の風合いと、高級感をもつ成形品に仕上げることがで
きる。
【０００２】
【従来の技術】古代より、水回り製品、園芸用品などに
は高級感をもたせるために大理石に代表される天然素材
を利用している。また、園芸用品では自然界の印象にマ
ッチした天然石が利用される。しかし重くて取り扱いし
にくいこれら製品に対して、現在においては軽くて取扱
のしやすい熱硬化性樹脂を使用した注形成形を主体とす
る石目調外観を有する樹脂組成物が多く使われている
が、成形加工という点で技術上の難点がある。
は高級感をもたせるために大理石に代表される天然素材
を利用している。また、園芸用品では自然界の印象にマ
ッチした天然石が利用される。しかし重くて取り扱いし
にくいこれら製品に対して、現在においては軽くて取扱
のしやすい熱硬化性樹脂を使用した注形成形を主体とす
る石目調外観を有する樹脂組成物が多く使われている
が、成形加工という点で技術上の難点がある。
【０００３】
【発明が解決しようとする問題点】石目調を有する樹脂
組成物の多くは熱硬化性樹脂による注型成形が主体であ
り、これは成形加工がしにくいという欠点をもってい
る。一方、成形しやすい射出成形材料用の熱可塑性樹脂
組成物でこれら自然石の感じを出そうとする試みも行な
われており、石目調を付与する充填剤として焼付け塗装
したアルミフレーク片や合成繊維の短繊維片を混入させ
る技術が知られている。しかしながら、従来のこれら模
様付け材料は、天然には石中に存在しないものである
上、粒径が違った物の混合が困難なため、天然石の持つ
自然な風合いが得られず、不自然なものとなるという欠
点があった。本発明者らは、このような欠点を解決する
ため、研究を重ねた結果、これら充填材として、着色加
工された粒径１ｍｍ〜３ｍｍの大きさが大部分をしめる
雲母片を用いれば、より自然な風合いの石目調外観を有
する成形加工の容易な射出成形材料が得られることを見
いだし、使用する樹脂の選択、配合量、混練方法などに
ついて鋭意研究を進め、本発明を完成させた。
組成物の多くは熱硬化性樹脂による注型成形が主体であ
り、これは成形加工がしにくいという欠点をもってい
る。一方、成形しやすい射出成形材料用の熱可塑性樹脂
組成物でこれら自然石の感じを出そうとする試みも行な
われており、石目調を付与する充填剤として焼付け塗装
したアルミフレーク片や合成繊維の短繊維片を混入させ
る技術が知られている。しかしながら、従来のこれら模
様付け材料は、天然には石中に存在しないものである
上、粒径が違った物の混合が困難なため、天然石の持つ
自然な風合いが得られず、不自然なものとなるという欠
点があった。本発明者らは、このような欠点を解決する
ため、研究を重ねた結果、これら充填材として、着色加
工された粒径１ｍｍ〜３ｍｍの大きさが大部分をしめる
雲母片を用いれば、より自然な風合いの石目調外観を有
する成形加工の容易な射出成形材料が得られることを見
いだし、使用する樹脂の選択、配合量、混練方法などに
ついて鋭意研究を進め、本発明を完成させた。
【０００４】
【問題を解決するための手段】本発明は、アクリル系樹
脂１００重量部、雲母片０．２〜１０重量部、無機顔料
を主とする着色剤０．０１〜２重量部からなる石目調外
観を有する射出成形材料に関するものであ。本発明の組
成物を構成する主成分としてのＡ）成分はアクリル系樹
脂とされるが、これは奥行きのあるより自然な風合いを
出すため、また、表面の優美感を利用したより高級感を
出すため透明性に優れたアクリル系樹脂が最適である。
このアクリル系樹脂は一般的なメタクリル酸メチルエス
テルの重合体を始めとするメタクリル酸エステルを原料
とするその単重合体や他種類のメタクリル酸エステルと
の共重合体、さらにはアクリル酸エステル、酢酸ビニ
ル、スチレン、アクリルニトリル、ブタジエン等との共
重合体などである。アクリル樹脂の平均重合度は成形品
の必要性能に応じて任意のものでよく、また共重合体に
おける各成分モノマーの割合もその性能に応じて任意の
ものでよい。
脂１００重量部、雲母片０．２〜１０重量部、無機顔料
を主とする着色剤０．０１〜２重量部からなる石目調外
観を有する射出成形材料に関するものであ。本発明の組
成物を構成する主成分としてのＡ）成分はアクリル系樹
脂とされるが、これは奥行きのあるより自然な風合いを
出すため、また、表面の優美感を利用したより高級感を
出すため透明性に優れたアクリル系樹脂が最適である。
このアクリル系樹脂は一般的なメタクリル酸メチルエス
テルの重合体を始めとするメタクリル酸エステルを原料
とするその単重合体や他種類のメタクリル酸エステルと
の共重合体、さらにはアクリル酸エステル、酢酸ビニ
ル、スチレン、アクリルニトリル、ブタジエン等との共
重合体などである。アクリル樹脂の平均重合度は成形品
の必要性能に応じて任意のものでよく、また共重合体に
おける各成分モノマーの割合もその性能に応じて任意の
ものでよい。
【０００５】次に、本発明の組成物におけるＢ）成分
は、本発明の組成物の構成上最も重要な成分とされるも
のであり、これは石目調模様を出す天然素材であり、雲
母片を使用する。ここで使用する雲母片は、けい酸アル
ミニウム系の鉱物である天然雲母を粉砕したものである
が、一般的には工業的に使用される白雲母であるマスコ
バイトおよびスゾライトマイカの商品名で広く使われて
いるものや、金雲母であるフロゴバイトを粉砕したもの
である。さらに一般に行なわれるシランカップリングな
どのマイカの表面処理を行なったものでもいっこうに差
し支えない。
は、本発明の組成物の構成上最も重要な成分とされるも
のであり、これは石目調模様を出す天然素材であり、雲
母片を使用する。ここで使用する雲母片は、けい酸アル
ミニウム系の鉱物である天然雲母を粉砕したものである
が、一般的には工業的に使用される白雲母であるマスコ
バイトおよびスゾライトマイカの商品名で広く使われて
いるものや、金雲母であるフロゴバイトを粉砕したもの
である。さらに一般に行なわれるシランカップリングな
どのマイカの表面処理を行なったものでもいっこうに差
し支えない。
【０００６】また使用する雲母片は、粒径が１ｍｍ〜３
ｍｍの大きさの雲母片が７０％以上の割合で含まれるよ
うに剥離・粉砕されたものを使用する。これは後記する
製造方法において雲母片がさらに粉砕されるため、あら
かじめ大きな粒径の雲母片を使用するものであり、そし
て後記する製造方法において雲母片が適度に粉砕される
ことにより雲母片の粒度分布が広がって成形品中に分布
し、より自然な風合いの石目調が得られるようになる。
このため、この雲母片の粒径が１ｍｍ以下のものの割合
が５０％以上だと粒度の揃った細かい雲母片だけが多く
混合される為、石目調外観が得られにくく不自然な感じ
となる。また粒径が３ｍｍ以上になると雲母片は粉砕さ
れきれず、ノズルでのつまりが起こり射出成形が困難な
ものとなる。またこの雲母片表面に顔料を接着して表面
を任意の色に着色することも可能であり、着色加工する
ことにより自然石の風合いにより近づけることが出来
る。
ｍｍの大きさの雲母片が７０％以上の割合で含まれるよ
うに剥離・粉砕されたものを使用する。これは後記する
製造方法において雲母片がさらに粉砕されるため、あら
かじめ大きな粒径の雲母片を使用するものであり、そし
て後記する製造方法において雲母片が適度に粉砕される
ことにより雲母片の粒度分布が広がって成形品中に分布
し、より自然な風合いの石目調が得られるようになる。
このため、この雲母片の粒径が１ｍｍ以下のものの割合
が５０％以上だと粒度の揃った細かい雲母片だけが多く
混合される為、石目調外観が得られにくく不自然な感じ
となる。また粒径が３ｍｍ以上になると雲母片は粉砕さ
れきれず、ノズルでのつまりが起こり射出成形が困難な
ものとなる。またこの雲母片表面に顔料を接着して表面
を任意の色に着色することも可能であり、着色加工する
ことにより自然石の風合いにより近づけることが出来
る。
【０００７】なお、このＢ）成分の配合量は、アクリル
系樹脂１００重量部に対し０．２重量部以下では石目調
の風合いが出にくい物となり、１０重量部以上では、衝
撃強度が低下して実用的でないものとなり、また後記製
造方法において、生産性の著しく悪いものとなるため
０．２〜１０重量部とすることが必要であるが、好まし
い配合量は１〜５重量部である。
系樹脂１００重量部に対し０．２重量部以下では石目調
の風合いが出にくい物となり、１０重量部以上では、衝
撃強度が低下して実用的でないものとなり、また後記製
造方法において、生産性の著しく悪いものとなるため
０．２〜１０重量部とすることが必要であるが、好まし
い配合量は１〜５重量部である。
【０００８】次に本発明の組成物におけるＣ）成分は、
本発明品により一層の自然な風合いを出すために有益な
成分であり、組成物を様々な色調に調整しうる着色剤で
ある。この着色剤は、アクリル系樹脂用着色材の公知の
物でよいが、隠ぺい性を与えるため無機顔料成分の配合
が必要で、この無機顔料には例えば酸化チタン、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、弁柄、群青、焼成顔料などで
ある。このことは、後記する製造方法を実行する際の変
色防止にも有効である。さらに、各色調に調整するため
の有機顔料、染料としてアゾ系、アンスラキノン系、フ
タロシアニン系、カーボンブラックなどの着色剤も使用
して差し支えない。なおこの着色剤の配合量は、０．１
重量部以下では、アクリル系樹脂の隠ぺい性が出ず、自
然な風合いに乏しいものとなり、また、２重量部以上で
はＢ）成分が見えにくいものとなり、その配合の効果が
薄れるため、０．１〜２重量部とすることが必要である
が、好ましい配合量は０．５重量部前後である。
本発明品により一層の自然な風合いを出すために有益な
成分であり、組成物を様々な色調に調整しうる着色剤で
ある。この着色剤は、アクリル系樹脂用着色材の公知の
物でよいが、隠ぺい性を与えるため無機顔料成分の配合
が必要で、この無機顔料には例えば酸化チタン、硫酸バ
リウム、炭酸カルシウム、弁柄、群青、焼成顔料などで
ある。このことは、後記する製造方法を実行する際の変
色防止にも有効である。さらに、各色調に調整するため
の有機顔料、染料としてアゾ系、アンスラキノン系、フ
タロシアニン系、カーボンブラックなどの着色剤も使用
して差し支えない。なおこの着色剤の配合量は、０．１
重量部以下では、アクリル系樹脂の隠ぺい性が出ず、自
然な風合いに乏しいものとなり、また、２重量部以上で
はＢ）成分が見えにくいものとなり、その配合の効果が
薄れるため、０．１〜２重量部とすることが必要である
が、好ましい配合量は０．５重量部前後である。
【０００９】本発明による射出成形材料を製造するに
は、アクリル系樹脂、雲母片、無機顔料を主とする着色
剤を適量配合し、ストランドダイを付けた単軸押出機ま
たは２軸押出機でストランドを形成し、ペレタイザーに
てペレット化する。混練には単軸押出成形機または２軸
押出機を使用するが、押出機のＬ／Ｄは２０以下では各
成分が充分に混合されず、４５以上では、Ｂ）成分が粉
砕され過ぎて、自然な風合いを損ねるので、Ｌ／Ｄ＝２
０〜４５の押出成形機を必要とし、より好ましくはＬ／
Ｄが２８〜３５のものを使用する。スクリュー形状は、
さきに述べた通り混練時に雲母片を適度に破砕混合する
必要があるために、先頭部にダルメージが設けられた物
が必要で、ダルメージがスクリュー全長の１／３０以下
では各成分が充分に混合されず、１／１０以上の長さに
なるとＢ）成分が粉砕され過ぎて自然な風合いを損ねる
ので不適当である。このためダルメージはスクリュー全
長の１／１０〜１／３０にわたって設けられることが必
要となる。
は、アクリル系樹脂、雲母片、無機顔料を主とする着色
剤を適量配合し、ストランドダイを付けた単軸押出機ま
たは２軸押出機でストランドを形成し、ペレタイザーに
てペレット化する。混練には単軸押出成形機または２軸
押出機を使用するが、押出機のＬ／Ｄは２０以下では各
成分が充分に混合されず、４５以上では、Ｂ）成分が粉
砕され過ぎて、自然な風合いを損ねるので、Ｌ／Ｄ＝２
０〜４５の押出成形機を必要とし、より好ましくはＬ／
Ｄが２８〜３５のものを使用する。スクリュー形状は、
さきに述べた通り混練時に雲母片を適度に破砕混合する
必要があるために、先頭部にダルメージが設けられた物
が必要で、ダルメージがスクリュー全長の１／３０以下
では各成分が充分に混合されず、１／１０以上の長さに
なるとＢ）成分が粉砕され過ぎて自然な風合いを損ねる
ので不適当である。このためダルメージはスクリュー全
長の１／１０〜１／３０にわたって設けられることが必
要となる。
【００１０】なお、本発明に係る射出成形材料には、そ
の性質を損なわない範囲で、他の公知の各種の添加剤、
例えば、難燃剤、紫外線吸収剤、安定剤、可塑剤、滑剤
などを添加してもよい。以上のようにして得られた石目
調外観を有する射出成形材料を用いることにより、外観
は天然大理石と同様の自然な風合をもち、熱可塑性樹脂
が主材料であるため、金型を交換することにより、通常
の熱可塑性樹脂用射出成形機を用いて、容易に種々の成
形物を得ることができる。また、この成形物は軽くて取
り扱いが容易であり、しかも通常のアクリル系樹脂の機
械強度をおとさず、機械的物性の優れた石目調射出成形
材料となる。以下に実施例をあげて本発明を具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に制約されるものではない。
の性質を損なわない範囲で、他の公知の各種の添加剤、
例えば、難燃剤、紫外線吸収剤、安定剤、可塑剤、滑剤
などを添加してもよい。以上のようにして得られた石目
調外観を有する射出成形材料を用いることにより、外観
は天然大理石と同様の自然な風合をもち、熱可塑性樹脂
が主材料であるため、金型を交換することにより、通常
の熱可塑性樹脂用射出成形機を用いて、容易に種々の成
形物を得ることができる。また、この成形物は軽くて取
り扱いが容易であり、しかも通常のアクリル系樹脂の機
械強度をおとさず、機械的物性の優れた石目調射出成形
材料となる。以下に実施例をあげて本発明を具体的に説
明するが、本発明はその要旨を越えない限り、以下の実
施例に制約されるものではない。
【００１１】
【実施例１〜３】アクリル系樹脂（アクリペットＩＲ−
Ｄ５０、三菱レイヨン（株）製）、表面に黒色着色を施
した雲母片（ＨＣ１０７３ＡＭ、粒径２ｍｍ、山口雲母
工業所（株）製）、酸化チタン（Ｒ−ＦＫ−Ｄ、バイエ
ル（株）製）を、表１の割合で配合しダルメージを有す
る単軸押出機でペレット化して製造した石目調射出成形
材料にて、射出成形した成形板外観の比較として、５０
×９０×２ｍｍの成形板を用いて表面単位面積あたりの
充填剤の粒度分布割合と成形板の外観、風合いを調べ
た。その結果を表１に示す。
Ｄ５０、三菱レイヨン（株）製）、表面に黒色着色を施
した雲母片（ＨＣ１０７３ＡＭ、粒径２ｍｍ、山口雲母
工業所（株）製）、酸化チタン（Ｒ−ＦＫ−Ｄ、バイエ
ル（株）製）を、表１の割合で配合しダルメージを有す
る単軸押出機でペレット化して製造した石目調射出成形
材料にて、射出成形した成形板外観の比較として、５０
×９０×２ｍｍの成形板を用いて表面単位面積あたりの
充填剤の粒度分布割合と成形板の外観、風合いを調べ
た。その結果を表１に示す。
【００１２】
【表１】
【００１３】実施例１及び２については、アイゾット衝
撃試験片、引張試験片、曲げ試験片及びビカット軟化点
温度試験片を成形し、アイゾット衝撃強度、引張強度、
曲げ強度、ビカット軟化点などの機械物性について調べ
た。その結果を表２に示す。
撃試験片、引張試験片、曲げ試験片及びビカット軟化点
温度試験片を成形し、アイゾット衝撃強度、引張強度、
曲げ強度、ビカット軟化点などの機械物性について調べ
た。その結果を表２に示す。
【００１４】
【表２】
【００１５】
【比較例１〜５】比較例１及び２については、実施例１
の雲母片の代わりに蒸着着色したアルミ片（アルミフレ
ークブラック＃２０｛粒径０．２ｍｍ、福田金属箔粉工
業（株）製）、または染色したレーヨン短繊維（イルミ
ヤーン Ｎｏ．０２５−０５、粒径０．５ｍｍ、ダイヤ
工業（株）製）を配合し、５０×９０×２ｍｍの板を成
形し、成形板外観の比較として成形板表面単位面積あた
りの充填剤の粒度分布と成形板の外観、風合いを調べ
た。比較例３及び４については、単軸押出機のダルメー
ジ長さ／スクリュー長さの割合を変え、比較例５につい
ては、雲母片の粒怪を変えて、同じく充填剤の分布割合
と成形板の外観、風合いを調べた。その結果を表１に示
す。
の雲母片の代わりに蒸着着色したアルミ片（アルミフレ
ークブラック＃２０｛粒径０．２ｍｍ、福田金属箔粉工
業（株）製）、または染色したレーヨン短繊維（イルミ
ヤーン Ｎｏ．０２５−０５、粒径０．５ｍｍ、ダイヤ
工業（株）製）を配合し、５０×９０×２ｍｍの板を成
形し、成形板外観の比較として成形板表面単位面積あた
りの充填剤の粒度分布と成形板の外観、風合いを調べ
た。比較例３及び４については、単軸押出機のダルメー
ジ長さ／スクリュー長さの割合を変え、比較例５につい
ては、雲母片の粒怪を変えて、同じく充填剤の分布割合
と成形板の外観、風合いを調べた。その結果を表１に示
す。
【００１６】
【比較例６】実施例１の配合より雲母片を除き、実施例
１と同様にアイゾット衝撃試験片、引張試験片、曲げ試
験片、ビカット軟化点温度試験片を成形し、アイゾット
衝撃試験、引張試験、曲げ試験、ビカット軟化点温度試
験を行なった。その結果を表２に示す。
１と同様にアイゾット衝撃試験片、引張試験片、曲げ試
験片、ビカット軟化点温度試験片を成形し、アイゾット
衝撃試験、引張試験、曲げ試験、ビカット軟化点温度試
験を行なった。その結果を表２に示す。
【発明の効果】本発明における石目調射出成形材料を使
用すると、通常の熱可塑性樹脂用射出成形機にて容易に
石目調の成形品を成形することが可能となり、しかも機
械強度、耐熱性の優れた天然大理石と同様の自然な風合
いをもつ石目調外観を有する成形品が得られる。
用すると、通常の熱可塑性樹脂用射出成形機にて容易に
石目調の成形品を成形することが可能となり、しかも機
械強度、耐熱性の優れた天然大理石と同様の自然な風合
いをもつ石目調外観を有する成形品が得られる。
Claims (3)
- 【請求項１】 下記組成、 Ａ）アクリル系樹脂 １００重量部 Ｂ）雲母片 ０．２〜１０重量部 Ｃ）無機顔料を主とする着色剤 ０．１〜２重量部 からなる石目調射出成形材料
- 【請求項２】 Ｂ）の雲母片として天然雲母鉱石を、粒
径１ｍｍ〜３ｍｍの大きさの雲母片が７０％以上の割合
で含まれるように剥離・粉砕したものを使用する特許請
求の範囲第１項記載の石目調射出成形材料。 - 【請求項３】 特許請求の範囲第１項及び第２項記載の
アクリル系樹脂、雲母片、無機顔料を主とする着色剤の
混合物を、Ｌ／Ｄ＝２０〜４５で先頭部にダルメージが
スクリュー全長の１／１０〜１／３０にわたって設けら
れたスクリューを有する、単軸または２軸押出機を用い
て製造された石目調射出成形材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4202881A JPH0693161A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 石目調射出成形材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP4202881A JPH0693161A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 石目調射出成形材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0693161A true JPH0693161A (ja) | 1994-04-05 |
Family
ID=16464753
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP4202881A Pending JPH0693161A (ja) | 1992-06-18 | 1992-06-18 | 石目調射出成形材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH0693161A (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4848291A (en) * | 1987-05-30 | 1989-07-18 | Isuzu Motors Limited | Heat-insulating piston structure |
| WO2002068514A3 (en) * | 2001-02-27 | 2003-01-09 | Du Pont | Solid surface sheet materials containing synthetic mica |
-
1992
- 1992-06-18 JP JP4202881A patent/JPH0693161A/ja active Pending
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US4848291A (en) * | 1987-05-30 | 1989-07-18 | Isuzu Motors Limited | Heat-insulating piston structure |
| WO2002068514A3 (en) * | 2001-02-27 | 2003-01-09 | Du Pont | Solid surface sheet materials containing synthetic mica |
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