JPH0692439B2 - インタ−ロイキン2レセプタ−及びその製造法 - Google Patents
インタ−ロイキン2レセプタ−及びその製造法Info
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- JPH0692439B2 JPH0692439B2 JP61104886A JP10488686A JPH0692439B2 JP H0692439 B2 JPH0692439 B2 JP H0692439B2 JP 61104886 A JP61104886 A JP 61104886A JP 10488686 A JP10488686 A JP 10488686A JP H0692439 B2 JPH0692439 B2 JP H0692439B2
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- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07K—PEPTIDES
- C07K14/00—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof
- C07K14/435—Peptides having more than 20 amino acids; Gastrins; Somatostatins; Melanotropins; Derivatives thereof from animals; from humans
- C07K14/705—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants
- C07K14/715—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons
- C07K14/7155—Receptors; Cell surface antigens; Cell surface determinants for cytokines; for lymphokines; for interferons for interleukins [IL]
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- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61P—SPECIFIC THERAPEUTIC ACTIVITY OF CHEMICAL COMPOUNDS OR MEDICINAL PREPARATIONS
- A61P37/00—Drugs for immunological or allergic disorders
- A61P37/02—Immunomodulators
- A61P37/06—Immunosuppressants, e.g. drugs for graft rejection
-
- A—HUMAN NECESSITIES
- A61—MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
- A61K—PREPARATIONS FOR MEDICAL, DENTAL OR TOILETRY PURPOSES
- A61K38/00—Medicinal preparations containing peptides
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- Medicines That Contain Protein Lipid Enzymes And Other Medicines (AREA)
- Medicines Containing Material From Animals Or Micro-Organisms (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はインターロイキン2レセプター(以下「IL−
2R」と記す)及びその製造法に関し、詳しくは、細胞表
層より離脱している可溶性IL−2R及びその製造法に関す
る。本発明のIL−2Rは過剰免疫による疾病等の治療薬と
して使用できる可能性が大きい。
2R」と記す)及びその製造法に関し、詳しくは、細胞表
層より離脱している可溶性IL−2R及びその製造法に関す
る。本発明のIL−2Rは過剰免疫による疾病等の治療薬と
して使用できる可能性が大きい。
IL−2Rは、ヒト成人T−細胞白血病株(ATL)又はヒト
成人T−細胞白血病ウィスルにより形質転換されたT−
細胞の表層に存在するTac抗原として見い出され(J.Ex
p.Med.,158,1332−1337(1983),Nature311,631−635
(1984))、T−細胞表層においてIL−2を受容し、ひ
いてはT−細胞を増殖せしめる役割をしている。
成人T−細胞白血病ウィスルにより形質転換されたT−
細胞の表層に存在するTac抗原として見い出され(J.Ex
p.Med.,158,1332−1337(1983),Nature311,631−635
(1984))、T−細胞表層においてIL−2を受容し、ひ
いてはT−細胞を増殖せしめる役割をしている。
本発明者らは先に、IL−2Rをコードする遺伝子をCOS細
胞の発現ベクターpKCRH2プラスミドに組込み、COS−7
細胞を形質転換したところ、COS細胞表層にTac抗原、即
ちIL−2Rを検出した(Nature,311,No.5987,631−635(1
984))。pKCRH2プラスミドに挿入されたDNAインサート
の全塩基配列が決定され、コーディングが推定されてい
る。
胞の発現ベクターpKCRH2プラスミドに組込み、COS−7
細胞を形質転換したところ、COS細胞表層にTac抗原、即
ちIL−2Rを検出した(Nature,311,No.5987,631−635(1
984))。pKCRH2プラスミドに挿入されたDNAインサート
の全塩基配列が決定され、コーディングが推定されてい
る。
IL−2Rは上に述べたように、IL−2を補捉する作用を有
するのであるが、従来IL−2Rは細胞表層に結合して生成
されるので、患者に投与することができなかた。従って
この発明の目的は、細胞表層より離脱して遊離している
IL−2R及びその製造方法を見い出すことにある。
するのであるが、従来IL−2Rは細胞表層に結合して生成
されるので、患者に投与することができなかた。従って
この発明の目的は、細胞表層より離脱して遊離している
IL−2R及びその製造方法を見い出すことにある。
叙上の問題点を解決するため本発明者らは鋭意研究の結
果、プロモータ配列の下流に発現可能なように配置され
ている下記のポリペプチドをコードする遺伝子(「IL−
2R遺伝子」と記す)を有し、宿主細胞内で増殖できるベ
クターDNAを所持するL細胞を培養することにより、細
胞表層より離脱しているIL−2R結合能を保持する分泌型
インターロイキン2レセプターを生成せしめることに成
功した。
果、プロモータ配列の下流に発現可能なように配置され
ている下記のポリペプチドをコードする遺伝子(「IL−
2R遺伝子」と記す)を有し、宿主細胞内で増殖できるベ
クターDNAを所持するL細胞を培養することにより、細
胞表層より離脱しているIL−2R結合能を保持する分泌型
インターロイキン2レセプターを生成せしめることに成
功した。
XはMetをN−末端に有するシグナルペプチド。
尚、上記塩基配列は、上記ポリペプチドをコードする遺
伝子の一例である。
伝子の一例である。
又、これによってIL−2Rを得ることに成功した。
IL−2R遺伝子をプロモーター配列の下流に発現可能なよ
うに配置するには、L細胞の場合、この細胞内で発現可
能なヘクター例えばプラスミドpKCRH2(Nature,307,604
−608(1984))のSV40初期遺伝子プロモーターの下流
にIL−2R遺伝子を配置する。L細胞の場合、開始コドン
となるMetと下記に例示するようなシグナルペプチドを
Xとして配置した方がよい。
うに配置するには、L細胞の場合、この細胞内で発現可
能なヘクター例えばプラスミドpKCRH2(Nature,307,604
−608(1984))のSV40初期遺伝子プロモーターの下流
にIL−2R遺伝子を配置する。L細胞の場合、開始コドン
となるMetと下記に例示するようなシグナルペプチドを
Xとして配置した方がよい。
具体的にはpKCR・Tac−2・Aプラスミド(Nature,311,
631−635(1984))のIL−2RcDNAのAat II制限酵素部位
に、5′端をリン酸化した第1図に示す合成DNA(a)
を挿入することによりIL−2R遺伝子のスレオニンコドン
のすぐ後に終止コドンTAGを配置する。かくしてSV40初
期遺伝子プロモーターの下流に開始コドンATG、シグナ
ルペプチドをコードする遺伝子そして分泌型IL−2Rペプ
チドをコードする遺伝子を配置したpKCRIL2R BTMLESSが
構築できる(第1図参照)。
631−635(1984))のIL−2RcDNAのAat II制限酵素部位
に、5′端をリン酸化した第1図に示す合成DNA(a)
を挿入することによりIL−2R遺伝子のスレオニンコドン
のすぐ後に終止コドンTAGを配置する。かくしてSV40初
期遺伝子プロモーターの下流に開始コドンATG、シグナ
ルペプチドをコードする遺伝子そして分泌型IL−2Rペプ
チドをコードする遺伝子を配置したpKCRIL2R BTMLESSが
構築できる(第1図参照)。
IL−2R遺伝子を有するベクターDNAを用いて宿主細胞を
形質転換するには、以下に示す通常よく用いられる形質
転換法がある。宿主細胞がL細胞の場合、DNAをリン酸
カルシウム沈澱として感染させる方法、マイクロインジ
ェクション法、赤血球細胞あるいはリボソームにプラス
ミドを包括して挿入する方法、リゾフォスファチジルコ
リンのような試薬による細胞の処理法、あるいはウィル
スベクターを用いる方法などがある。
形質転換するには、以下に示す通常よく用いられる形質
転換法がある。宿主細胞がL細胞の場合、DNAをリン酸
カルシウム沈澱として感染させる方法、マイクロインジ
ェクション法、赤血球細胞あるいはリボソームにプラス
ミドを包括して挿入する方法、リゾフォスファチジルコ
リンのような試薬による細胞の処理法、あるいはウィル
スベクターを用いる方法などがある。
形質転換後反応液中にMgCl2またはRbClを共存させれば
形質転換効率は向上する。また宿主細胞のプロトプラス
トを調製後形質転換させることも可能である。
形質転換効率は向上する。また宿主細胞のプロトプラス
トを調製後形質転換させることも可能である。
IL−2R遺伝子を組み込んで形質転換したマウスL細胞よ
りIL−2R蛋白を製造する方法は一般的に行なわれている
付着細胞の培養方法に従えばよい。即ち、5%炭酸ガス
通気中、ファルコン3024,3028フラスコ(Falcon Labwar
e,Div.Becton,Dickinson and Co.)のような組織培養フ
ラスコを使用し、培養することができる。また、ファル
コン3027のようなローラーフラスコを用いることもでき
る。培地は通常組織培養で用いられている合成培地でよ
い。例えば、ダルベッコ改良イーグル培地(DMEM),RPM
I1640培地などがある。これらの培地を実際使用する場
合は、10%ウシ胎児血清アルブミン,100単位/mlのペニ
シリン,1000μg/mlのストレプトマイシン,2g/lのNaHCO3
を添加することが望ましい。当該マウスL細胞を用い培
養することによって生産されるIL−2R蛋白量は経時的に
変化する。効率よくIL−2R蛋白を生産するには以下の方
法に従って行えばよい。即ち、10%のFCSを含むDMEM培
地(100U/mlペニシリン,100μg/mlストレプトマイシン,
2g/lNaHCO3含有)を用い、細胞密度1×105/mlで培養を
開始し、4〜5日後に細胞が稠密になったら培養上清を
回収し、さらに新鮮培地を添加し、3〜4日培養を続行
する。培養終了後、培地を回収してIL−2R蛋白の生産量
を定量すると、前半及び後半の培養でほぼ同量のIL−2R
蛋白が生産されていることが明らかとなった。
りIL−2R蛋白を製造する方法は一般的に行なわれている
付着細胞の培養方法に従えばよい。即ち、5%炭酸ガス
通気中、ファルコン3024,3028フラスコ(Falcon Labwar
e,Div.Becton,Dickinson and Co.)のような組織培養フ
ラスコを使用し、培養することができる。また、ファル
コン3027のようなローラーフラスコを用いることもでき
る。培地は通常組織培養で用いられている合成培地でよ
い。例えば、ダルベッコ改良イーグル培地(DMEM),RPM
I1640培地などがある。これらの培地を実際使用する場
合は、10%ウシ胎児血清アルブミン,100単位/mlのペニ
シリン,1000μg/mlのストレプトマイシン,2g/lのNaHCO3
を添加することが望ましい。当該マウスL細胞を用い培
養することによって生産されるIL−2R蛋白量は経時的に
変化する。効率よくIL−2R蛋白を生産するには以下の方
法に従って行えばよい。即ち、10%のFCSを含むDMEM培
地(100U/mlペニシリン,100μg/mlストレプトマイシン,
2g/lNaHCO3含有)を用い、細胞密度1×105/mlで培養を
開始し、4〜5日後に細胞が稠密になったら培養上清を
回収し、さらに新鮮培地を添加し、3〜4日培養を続行
する。培養終了後、培地を回収してIL−2R蛋白の生産量
を定量すると、前半及び後半の培養でほぼ同量のIL−2R
蛋白が生産されていることが明らかとなった。
この様にして得られた当該マウスL細胞の培養上清より
IL−2RはIL−2を固定化したカラム,例えばIL−2セフ
ァローズ4BあるいはIL−2−Affi−ゲルを用いたアフィ
ニティクロマトグラフィーで精製することができる。更
に高純度に分離精製するには、ODSカラム(Octa decyle
silane)を用いた逆相HPLC(高速液体クロマトグラフ
ィー)を用いて行えばよい。これらの方法を用いて精製
された単一分子のIL−2R蛋白は以下の性質を有する。
IL−2RはIL−2を固定化したカラム,例えばIL−2セフ
ァローズ4BあるいはIL−2−Affi−ゲルを用いたアフィ
ニティクロマトグラフィーで精製することができる。更
に高純度に分離精製するには、ODSカラム(Octa decyle
silane)を用いた逆相HPLC(高速液体クロマトグラフ
ィー)を用いて行えばよい。これらの方法を用いて精製
された単一分子のIL−2R蛋白は以下の性質を有する。
(1)分子量43−40Kd(SDS−PAGE) (2)pI5.2〜4.4 (3)N末端アミノ酸構造 Glu−Leu−Cys−Asp−Asp−Asp−Pro−Pro−Glu−Ile− となり、N末端アミノ酸の一次構造はIL−2R遺伝子の塩
基配列から予想されるアミノ酸構造と全く一致した。
基配列から予想されるアミノ酸構造と全く一致した。
実施例1 第1図に示すように、(1)IL−2RcDNAをSV40初期遺伝
子のプロモーターを含むベクターpKCRH2に組み込んだプ
ラスミドpKCR・Tac−2・A(Nature,311,631−635(19
84))6μgを制限酵素Aat IIで部分分解し、約6.5キ
ロベース(kb)の直鎖状プラスミドの断片をアガロース
ゲル電気泳動により分離回収した。回収された該断片は
1μgであった。該断片を制限酵素BamHIで分解し、ア
ガロース電気泳動により0.35μgの5.4kb断片と0.07μ
gの1.1kb断片を分離回収した。5′GAGATCTCACGT3′の
配列をもつオリゴヌクレオチドをDNA自動合成機(アプ
ライド・バイオシステム社製380A型)により合成し、逆
相HPLCにて精製後、T4ポリヌクレオチドキナーゼにより
5′側をリン酸化した。5.4kb断片および1.1kb断片各々
0.04ピコモルと上記12個の配列をもつオリゴヌクレオチ
ド0.16ピコモルを10μlの反応液中で15℃1時間、その
後100μlに希釈し、さらに15℃にて12時間T4DNAリガー
ゼにより結合せしめた。
子のプロモーターを含むベクターpKCRH2に組み込んだプ
ラスミドpKCR・Tac−2・A(Nature,311,631−635(19
84))6μgを制限酵素Aat IIで部分分解し、約6.5キ
ロベース(kb)の直鎖状プラスミドの断片をアガロース
ゲル電気泳動により分離回収した。回収された該断片は
1μgであった。該断片を制限酵素BamHIで分解し、ア
ガロース電気泳動により0.35μgの5.4kb断片と0.07μ
gの1.1kb断片を分離回収した。5′GAGATCTCACGT3′の
配列をもつオリゴヌクレオチドをDNA自動合成機(アプ
ライド・バイオシステム社製380A型)により合成し、逆
相HPLCにて精製後、T4ポリヌクレオチドキナーゼにより
5′側をリン酸化した。5.4kb断片および1.1kb断片各々
0.04ピコモルと上記12個の配列をもつオリゴヌクレオチ
ド0.16ピコモルを10μlの反応液中で15℃1時間、その
後100μlに希釈し、さらに15℃にて12時間T4DNAリガー
ゼにより結合せしめた。
(2)この反応液10μlを用い常法によりエシェリヒア
・コリHB101を形質転換せしめ、約250個のアンピシリン
抵抗性株を得た。この中から任意に12個を選び、そのプ
ラスミドDNAを抽出し、プラスミドの大きさが約6.5kb
であること、制限酵素Aat II切断部分が一つになって
いること、12個のオリゴヌクレオチドに由来する制限
酵素Bg1 II切断部位がもとの制限酵素Aat II切断部位に
存在すること、の3点を満足するプラスミドで形質転換
された形質転換株を5株得た。該形質転換株中のプラス
ミドの塩基配列をジデオキシヌクレオチド鎖終結法(Pr
oc.Nat1.Acad.Sci.U.S.A.,74,5463(1977))により調
べ第1図pKCRIL2R BTMLESSの塩基配列をもつことを確認
した。
・コリHB101を形質転換せしめ、約250個のアンピシリン
抵抗性株を得た。この中から任意に12個を選び、そのプ
ラスミドDNAを抽出し、プラスミドの大きさが約6.5kb
であること、制限酵素Aat II切断部分が一つになって
いること、12個のオリゴヌクレオチドに由来する制限
酵素Bg1 II切断部位がもとの制限酵素Aat II切断部位に
存在すること、の3点を満足するプラスミドで形質転換
された形質転換株を5株得た。該形質転換株中のプラス
ミドの塩基配列をジデオキシヌクレオチド鎖終結法(Pr
oc.Nat1.Acad.Sci.U.S.A.,74,5463(1977))により調
べ第1図pKCRIL2R BTMLESSの塩基配列をもつことを確認
した。
(3)この様にして得た形質転換株からpKCRIL2R BTMLE
SSプラスミドを塩化セシウム平衡遠心法により精製し、
該精製プラスミドを以下の方法によりマウスL細胞(tk
-変異株)(以下L細胞と記す。)に感染せしめた。す
なわち10%牛胎児血清含有ダルベッコ変法イーグル培地
(DMEM)10mlに懸濁したL細胞1×105個をファルコン3
003シャーレに入れ、37℃で5%炭酸ガスインキュベー
ター内にて20時間培養した。その後、同培地10mlにて培
地交換し、同条件で4時間培養した。培養後、A液(50
mM Hepes −280mM NaCl1.5mMリン酸ナトリウム緩衝液、
pH7.22)0.5mlとB液(2M CaCl2−10μg pKCRIR2R BTML
ESS−1μgpBR322−herpes Tk)0.5mlを添加し、37℃で
5%炭酸ガスインキュベーター内にて12時間培養した。
TBS(0.137M NaCl−0.05M KCl−5.6mM NaZ HPO4−250m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.5))で洗浄し、2.5%グリセ
ロール含有TBS溶液にて3分間処理した。処理後直ちにT
BSで洗浄し、10%牛胎児血清含有DMEM10mlを加え37℃で
5%炭酸ガスインキュベーター内にて2日間培養した。
その後、HAT培地(13.6mg/lヒポキサンチン、3.88mg/l
チミジン、0.176mg/lアミノプテリンおよび10%牛胎児
血清含有DMEM)10mlに培地交換し、37℃で5%炭酸ガス
インキュベーター内にて2日間培養した。この培地交換
を以後2日毎に行なった。14日目にはシャーレ当り12個
のコロニーが出現した。その様にして出現した各コロニ
ーを96穴マイクロプレートに移し、37℃で5%炭酸ガス
インキュベーター内にて培養し、稠密になったらさらに
2日間培養した。各コロニーの培養上清中の分泌型IL−
2Rを以下に述べる方法により同定した。その結果、分泌
型IL−2R産生細胞BTMLESS−JおよびBTMLESS−Qを得
た。
SSプラスミドを塩化セシウム平衡遠心法により精製し、
該精製プラスミドを以下の方法によりマウスL細胞(tk
-変異株)(以下L細胞と記す。)に感染せしめた。す
なわち10%牛胎児血清含有ダルベッコ変法イーグル培地
(DMEM)10mlに懸濁したL細胞1×105個をファルコン3
003シャーレに入れ、37℃で5%炭酸ガスインキュベー
ター内にて20時間培養した。その後、同培地10mlにて培
地交換し、同条件で4時間培養した。培養後、A液(50
mM Hepes −280mM NaCl1.5mMリン酸ナトリウム緩衝液、
pH7.22)0.5mlとB液(2M CaCl2−10μg pKCRIR2R BTML
ESS−1μgpBR322−herpes Tk)0.5mlを添加し、37℃で
5%炭酸ガスインキュベーター内にて12時間培養した。
TBS(0.137M NaCl−0.05M KCl−5.6mM NaZ HPO4−250m
Mトリス塩酸緩衝液(pH7.5))で洗浄し、2.5%グリセ
ロール含有TBS溶液にて3分間処理した。処理後直ちにT
BSで洗浄し、10%牛胎児血清含有DMEM10mlを加え37℃で
5%炭酸ガスインキュベーター内にて2日間培養した。
その後、HAT培地(13.6mg/lヒポキサンチン、3.88mg/l
チミジン、0.176mg/lアミノプテリンおよび10%牛胎児
血清含有DMEM)10mlに培地交換し、37℃で5%炭酸ガス
インキュベーター内にて2日間培養した。この培地交換
を以後2日毎に行なった。14日目にはシャーレ当り12個
のコロニーが出現した。その様にして出現した各コロニ
ーを96穴マイクロプレートに移し、37℃で5%炭酸ガス
インキュベーター内にて培養し、稠密になったらさらに
2日間培養した。各コロニーの培養上清中の分泌型IL−
2Rを以下に述べる方法により同定した。その結果、分泌
型IL−2R産生細胞BTMLESS−JおよびBTMLESS−Qを得
た。
多数のIL−2Rを膜表面に表現しているATL由来細胞株MT
−1細胞は抗IL−2Rモノクローナル抗体(抗Tac抗体)
と補体で処理すると殺すことができる。そこで分泌型IL
−2R含有標本と抗体とを反応させ、この後MT−1細胞を
加えさらに補体で処理する。もしこの標本中に分泌型IL
−2Rが存在すれば抗体と結合し、MT−1細胞と反応する
抗体が減少し、その結果MT−1細胞は補体で処理しても
死ななくなる。この原理によりごく微量(約0.1ng)の
分泌型IL−2Rを同定することができる。具体的な分泌型
IL−2Rの同定方法は、まず96穴V底マイクロプレート中
で標品10μlまたはこれを10%牛胎児血清含有RPMI 164
0培地で希釈したもの10μlと同培地に溶解した1.6ng抗
Tac抗体溶液10μlをよく混合し0℃で30分間放置す
る。そして上記培地に懸濁した5×105個/mlのMT−1細
胞20μlを加え、混合後0℃で30分間放置する。800rpm
5分間遠心し、上清を捨て補体(ウサギ新生児血清を10
%牛胎児血清含有RPMI1640培地で15倍希釈したもの)20
μlを加え、混合後37℃で30分間放置する。そして0.5
%トリパンブルー含有PBS溶液20μlを加え、200細胞中
の死細胞数を計測する方法である。
−1細胞は抗IL−2Rモノクローナル抗体(抗Tac抗体)
と補体で処理すると殺すことができる。そこで分泌型IL
−2R含有標本と抗体とを反応させ、この後MT−1細胞を
加えさらに補体で処理する。もしこの標本中に分泌型IL
−2Rが存在すれば抗体と結合し、MT−1細胞と反応する
抗体が減少し、その結果MT−1細胞は補体で処理しても
死ななくなる。この原理によりごく微量(約0.1ng)の
分泌型IL−2Rを同定することができる。具体的な分泌型
IL−2Rの同定方法は、まず96穴V底マイクロプレート中
で標品10μlまたはこれを10%牛胎児血清含有RPMI 164
0培地で希釈したもの10μlと同培地に溶解した1.6ng抗
Tac抗体溶液10μlをよく混合し0℃で30分間放置す
る。そして上記培地に懸濁した5×105個/mlのMT−1細
胞20μlを加え、混合後0℃で30分間放置する。800rpm
5分間遠心し、上清を捨て補体(ウサギ新生児血清を10
%牛胎児血清含有RPMI1640培地で15倍希釈したもの)20
μlを加え、混合後37℃で30分間放置する。そして0.5
%トリパンブルー含有PBS溶液20μlを加え、200細胞中
の死細胞数を計測する方法である。
(4)この様にして産生した分泌型IL−2Rは−20℃にて
凍結保存することができ、また限外濾過(例えばセント
リコン10)により濃縮してもその性状は変わらない。さ
らにIL−2Rカラムに結合させることができる。即ち、セ
ントリコン10にて10倍濃縮した標品100μlをIL−2−
セファデックス4B(IL−2を200μg含有)カラムに吸
着せしめ、0.1Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH3.0)で
溶出すると分泌型IL−2Rが溶出されてくるため、この溶
出画分を直ちに1Mトリスベースにて中和する。かくして
得られた分泌型IL−2RはMT−1細胞の抗Tac抗体と補体
による殺作用効果を阻害した。
凍結保存することができ、また限外濾過(例えばセント
リコン10)により濃縮してもその性状は変わらない。さ
らにIL−2Rカラムに結合させることができる。即ち、セ
ントリコン10にて10倍濃縮した標品100μlをIL−2−
セファデックス4B(IL−2を200μg含有)カラムに吸
着せしめ、0.1Mクエン酸ナトリウム緩衝液(pH3.0)で
溶出すると分泌型IL−2Rが溶出されてくるため、この溶
出画分を直ちに1Mトリスベースにて中和する。かくして
得られた分泌型IL−2RはMT−1細胞の抗Tac抗体と補体
による殺作用効果を阻害した。
実施例2 IL−2R蛋白を含む当該マウスL細胞の培養上清をアミコ
ンホローファイバーで10倍濃縮し、IL−2−セファロー
ズ4Bカラムクロマトグラフィーにより他の夾雑蛋白と分
離した。即ち、当該マウスL細胞を10%FCSを含むDMEM
培地(100U/mlペニシリン,100μg/mlストレプトマイシ
ン,2g/l NaHCO3)でファルコン3027ローラーボトルを用
いて培養し、培養上清15lを得た。この上清をアミコン
ホローファイバー(分子量1万カット)で10倍濃縮し15
00mlとし、容量1mlのIL−2セファローズ4Bカラム(ゲ
ル1ml当りIL−2 1.9mgを結合)に展開した。試料展開
後、10mlのPBSでカラムを充分洗浄し、さらにカラム溶
量と等量の蒸留水で洗浄した。0.1M酢酸(pH3.1)によ
りIL−2セファローズ4BカラムからIL−2R蛋白を溶出し
た。本操作によりIL−2Rは1万5千倍程度精製され、又
回収率は75%となった。さらに、IL−2セファローズ4B
カラムの溶出画分をODSカラム(山村科学,4mm×60mm)
を用いた逆相HPLCにより高純度に精製した。IL−2セフ
ァローズ4Bカラム溶出画分4mlを0.1mlトリフルオロ酢酸
(pH2.0)で平衡化したODSカラムに添加し、吸着蛋白を
流速0.5ml/min.で0〜80%のアセトニトリルの直線濃度
勾配により溶出した。IL−2Rは38〜40%のアセトニトリ
ルで溶出された。以上の精製方法により、培養上清15l
より最終的に3万5千倍に、又回収率50%でIL−2R分子
を分離精製することができた。
ンホローファイバーで10倍濃縮し、IL−2−セファロー
ズ4Bカラムクロマトグラフィーにより他の夾雑蛋白と分
離した。即ち、当該マウスL細胞を10%FCSを含むDMEM
培地(100U/mlペニシリン,100μg/mlストレプトマイシ
ン,2g/l NaHCO3)でファルコン3027ローラーボトルを用
いて培養し、培養上清15lを得た。この上清をアミコン
ホローファイバー(分子量1万カット)で10倍濃縮し15
00mlとし、容量1mlのIL−2セファローズ4Bカラム(ゲ
ル1ml当りIL−2 1.9mgを結合)に展開した。試料展開
後、10mlのPBSでカラムを充分洗浄し、さらにカラム溶
量と等量の蒸留水で洗浄した。0.1M酢酸(pH3.1)によ
りIL−2セファローズ4BカラムからIL−2R蛋白を溶出し
た。本操作によりIL−2Rは1万5千倍程度精製され、又
回収率は75%となった。さらに、IL−2セファローズ4B
カラムの溶出画分をODSカラム(山村科学,4mm×60mm)
を用いた逆相HPLCにより高純度に精製した。IL−2セフ
ァローズ4Bカラム溶出画分4mlを0.1mlトリフルオロ酢酸
(pH2.0)で平衡化したODSカラムに添加し、吸着蛋白を
流速0.5ml/min.で0〜80%のアセトニトリルの直線濃度
勾配により溶出した。IL−2Rは38〜40%のアセトニトリ
ルで溶出された。以上の精製方法により、培養上清15l
より最終的に3万5千倍に、又回収率50%でIL−2R分子
を分離精製することができた。
〔分泌型IL−2Rの分子量〕 HPLC後のIL−2R標品を用いて本標品の純度検定及び分子
量をSDS−PAGEにより検討した。0.1%SDSを含む10%ポ
リアクリルアミドゲルに試料を添加し、電気泳動を行な
った結果、分子量40kdから43kdに相当する位置にシング
ルバンドを与えた。尚、標準蛋白質としては、ウシ血清
アルブミン,卵白アルブミン,キモトリプシノーゲン,
タイズ豆トリプシンインヒビターを用いた。
量をSDS−PAGEにより検討した。0.1%SDSを含む10%ポ
リアクリルアミドゲルに試料を添加し、電気泳動を行な
った結果、分子量40kdから43kdに相当する位置にシング
ルバンドを与えた。尚、標準蛋白質としては、ウシ血清
アルブミン,卵白アルブミン,キモトリプシノーゲン,
タイズ豆トリプシンインヒビターを用いた。
精製IL−2R標品を用いてpIを測定した。25mM Bis−Tris
−Iminodiacetic Acid(pH7.0)で平衡化したMonoPカラ
ム(Fharmacia Fine Chemicals,スウェーデン)に添加
し、ポリバッファー74−Iminodiacetic Acid(pH4.0)
で溶出した。pH5.2〜4.4の範囲にIL−2Rは溶出され、等
電点が5.2〜4.4であることが明らかとなった。
−Iminodiacetic Acid(pH7.0)で平衡化したMonoPカラ
ム(Fharmacia Fine Chemicals,スウェーデン)に添加
し、ポリバッファー74−Iminodiacetic Acid(pH4.0)
で溶出した。pH5.2〜4.4の範囲にIL−2Rは溶出され、等
電点が5.2〜4.4であることが明らかとなった。
〔分泌型IL−2R分子のN末端構造〕 分泌型IL−2R蛋白のアミノ酸配列を決定するために精製
IL−2Rをプロテインシークエンサー(Applied Biosyste
m Co,.)に導入した。アミノ酸配列の決定方法はJ.Bio
l.Chem.193,265−275(1951)に記載されている方法に
従った。
IL−2Rをプロテインシークエンサー(Applied Biosyste
m Co,.)に導入した。アミノ酸配列の決定方法はJ.Bio
l.Chem.193,265−275(1951)に記載されている方法に
従った。
IL−2R蛋白は以下に示すN末端構造を示す分子からなる
ことが明らかとなった。
ことが明らかとなった。
Glu−Leu−Cys−Asp−Asp−Asp−Pro−Pro−Glu−Ile− 本構造はIL−2R遺伝子の塩基配列から予想されるアミノ
酸構造と全く一致した。
酸構造と全く一致した。
この発明によれば、IL−2を捕捉して不活性化すること
により過剰免疫による疾病等を治癒することができると
ころの、細胞表層より離脱しているIL−2Rを構造するこ
とができる。
により過剰免疫による疾病等を治癒することができると
ころの、細胞表層より離脱しているIL−2Rを構造するこ
とができる。
第1図は、pKCRIL2RBTMLESSの造成経過説明図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 C12N 5/10 15/12 (C12P 21/02 C12R 1:91) (C12N 5/10 C12R 1:91)
Claims (2)
- 【請求項1】以下の性質を有し、IL−2結合能を保持す
る分泌型インターロイキン2レセプター。 (a)分子量:40から43Kd (b)pI5.2から4.4 (c)下記の配列からなるアミノ酸配列 Glu−Leu−Cys−Asp−Asp−Asp−Pro−Pro−Glu−Ile−
Pro−His−Ala−Thr−Phe−Lys−Ala−Met−Ala−Tyr−
Lys−Glu−Gly−Thr−Met−Leu−Asn−Cys−Glu−Cys−
Lys−Arg−Gly−Phe−Arg−Arg−Ile−Lys−Ser−Gly−
Ser−Leu−Tyr−Met−Leu−Cys−Thr−Gly−Asn−Ser−
Ser−His−Ser−Ser−Trp−Asp−Asn−Gln−Cys−Gln−
Cys−Thr−Ser−Ser−Ala−Thr−Arg−Asn−Thr−Thr−
Lys−Gln−Val−Thr−Pro−Gln−Pro−Glu−Glu−Gln−
Lys−Glu−Arg−Lys−Thr−Thr−Glu−Met−Gln−Ser−
Pro−Met−Gln−Pro−Val−Asp−Gln−Ala−Ser−Leu−
Pro−Gly−His−Cys−Arg−Glu−Pro−Pro−Pro−Trp−
Glu−Asn−Glu−Ala−Thr−Glu−Arg−Ile−Tyr−His−
Phe−Val−Val−Gly−Gln−Met−Val−Tyr−Tyr−Gln−
Cys−Val−Gln−Gly−Tyr−Arg−Ala−Leu−His−Arg−
Gly−Pro−Ala−Glu−Ser−Val−Cys−Lys−Met−Thr−
His−Gly−Lys−Thr−Arg−Trp−Thr−Gln−Pro−Gln−
Leu−Ile−Cys−Thr−Gly−Glu−Met−Glu−Thr−Ser−
Gln−Phe−Pro−Gly−Glu−Glu−Lys−Pro−Gln−Ala−
Ser−Pro−Glu−Gly−Arg−Pro−Glu−Ser−Glu−Thr−
Ser−Cys−Leu−Val−Thr−Thr−Thr−Asp−Phe−Gln−
Ile−Gln−Thr−Glu−Met−Ala−Ala−Thr−Met−Glu−
Thr - 【請求項2】プロモーター配列の下流に発現可能なよう
に配列されている下記のポリペプチドをコードする遺伝
子及びその遺伝子の3′−末端のスレオニンコドンの直
後に終止コドンを有する宿主細胞内で増殖できるベクタ
ーDNAを所持するL細胞を培養し、細胞表層より離脱し
ているIL−2結合能を保持する分泌型インターロイキン
2レセプターを生成せしめることを特徴とするIL−2結
合能を保持する分泌型インターロイキン2レセプターの
製造法。 X−Glu−Leu−Cys−Asp−Asp−Asp−Pro−Pro−Glu−I
le−Pro−His−Ala−Thr−Phe−Lys−Ala−Met−Ala−T
yr−Lys−Glu−Gly−Thr−Met−Leu−Asn−Cys−Glu−C
ys−Lys−Arg−Gly−Phe−Arg−Arg−Ile−Lys−Ser−G
ly−Ser−Leu−Tyr−Met−Leu−Cys−Thr−Gly−Asn−S
er−Ser−His−Ser−Ser−Trp−Asp−Asn−Gln−Cys−G
ln−Cys−Thr−Ser−Ser−Ala−Thr−Arg−Asn−Thr−T
hr−Lys−Gln−Val−Thr−Pro−Gln−Pro−Glu−Glu−G
ln−Lys−Glu−Arg−Lys−Thr−Thr−Glu−Met−Gln−S
er−Pro−Met−Gln−Pro−Val−Asp−Gln−Ala−Ser−L
eu−Pro−Gly−His−Cys−Arg−Glu−Pro−Pro−Pro−T
rp−Glu−Asn−Glu−Ala−Thr−Glu−Arg−Ile−Tyr−H
is−Phe−Val−Val−Gly−Gln−Met−Val−Tyr−Tyr−G
ln−Cys−Val−Gln−Gly−Tyr−Arg−Ala−Leu−His−A
rg−Gly−Pro−Ala−Glu−Ser−Val−Cys−Lys−Met−T
hr−His−Gly−Lys−Thr−Arg−Trp−Thr−Gln−Pro−G
ln−Leu−Ile−Cys−Thr−Gly−Glu−Met−Glu−Thr−S
er−Gln−Phe−Pro−Gly−Glu−Glu−Lys−Pro−Gln−A
la−Ser−Pro−Glu−Gly−Arg−Pro−Glu−Ser−Glu−T
hr−Ser−Cys−Leu−Val−Thr−Thr−Thr−Asp−Phe−G
ln−Ile−Gln−Thr−Glu−Met−Ala−Ala−Thr−Met−G
lu−Thr XはMetをN−末端に有するシグナルペプチド。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
US06/895,466 US4816565A (en) | 1985-08-13 | 1986-08-11 | Interleukin 2 receptor and a method for production thereof |
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP17842985 | 1985-08-13 | ||
JP60-178429 | 1985-08-13 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS62246598A JPS62246598A (ja) | 1987-10-27 |
JPH0692439B2 true JPH0692439B2 (ja) | 1994-11-16 |
Family
ID=16048352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP61104886A Expired - Lifetime JPH0692439B2 (ja) | 1985-08-13 | 1986-05-09 | インタ−ロイキン2レセプタ−及びその製造法 |
Country Status (3)
Country | Link |
---|---|
EP (1) | EP0213463B1 (ja) |
JP (1) | JPH0692439B2 (ja) |
DE (1) | DE3683218D1 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5356795A (en) * | 1984-07-25 | 1994-10-18 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of The Department Of Health And Human Services | Cloning cDNAs for the human interleukin-2 receptor (55 RD protein) |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CA1339269C (en) * | 1984-05-21 | 1997-08-12 | Douglas P. Cerretti | Purification of and cloning of the gene for interleukin-2 receptor |
-
1986
- 1986-05-09 JP JP61104886A patent/JPH0692439B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1986-08-08 DE DE8686111056T patent/DE3683218D1/de not_active Expired - Lifetime
- 1986-08-08 EP EP86111056A patent/EP0213463B1/en not_active Expired - Lifetime
Non-Patent Citations (1)
Title |
---|
Nature,Vol.311(1984)P.631−635 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EP0213463A2 (en) | 1987-03-11 |
DE3683218D1 (de) | 1992-02-13 |
EP0213463B1 (en) | 1992-01-02 |
JPS62246598A (ja) | 1987-10-27 |
EP0213463A3 (en) | 1987-09-30 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
R250 | Receipt of annual fees |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250 |
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