JPH0684327B2 - 脂環式アルデヒドの製法 - Google Patents
脂環式アルデヒドの製法Info
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- JPH0684327B2 JPH0684327B2 JP1005032A JP503289A JPH0684327B2 JP H0684327 B2 JPH0684327 B2 JP H0684327B2 JP 1005032 A JP1005032 A JP 1005032A JP 503289 A JP503289 A JP 503289A JP H0684327 B2 JPH0684327 B2 JP H0684327B2
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- C07C45/51—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition
- C07C45/54—Preparation of compounds having >C = O groups bound only to carbon or hydrogen atoms; Preparation of chelates of such compounds by pyrolysis, rearrangement or decomposition of compounds containing doubly bound oxygen atoms, e.g. esters
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- Organic Low-Molecular-Weight Compounds And Preparation Thereof (AREA)
- Low-Molecular Organic Synthesis Reactions Using Catalysts (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明は有機合成分野、詳述すれば脂環式アルデヒドを
製造するための新規方法に関する。これらの化合物の有
用性は、この化合物が、風味及び芳香工業分野に用いら
れる生成物を製造するためのまた特にドリマン(driman
e)系からの生物学的に活性の化合物を製造するための
有用な中間体であるという事実にある。
製造するための新規方法に関する。これらの化合物の有
用性は、この化合物が、風味及び芳香工業分野に用いら
れる生成物を製造するためのまた特にドリマン(driman
e)系からの生物学的に活性の化合物を製造するための
有用な中間体であるという事実にある。
従来の技術 1987年7月25日に出願され、1988年2月17日に公開され
た欧州特許出願第255904号明細書には2,2,6−トリメチ
ル−シクロヘキサン−カルボキシアルデヒドの製法が記
載されており、この方法は酸性環化剤を用いて式: [式中波線はシス−又はトランス−配置のC-O結合を表
し、Xはアシル基又はP(O)(OR)2を表し、Rは低級アル
キル1価の基又はアリール基を表し、Zは式: a.CH=C(CH3)2 b.CH2-C(OH)(CH3)2又は c.CH2-C(CH3)=CH2 の1価の基を表す]のエノールエステルを環化すること
にある。
た欧州特許出願第255904号明細書には2,2,6−トリメチ
ル−シクロヘキサン−カルボキシアルデヒドの製法が記
載されており、この方法は酸性環化剤を用いて式: [式中波線はシス−又はトランス−配置のC-O結合を表
し、Xはアシル基又はP(O)(OR)2を表し、Rは低級アル
キル1価の基又はアリール基を表し、Zは式: a.CH=C(CH3)2 b.CH2-C(OH)(CH3)2又は c.CH2-C(CH3)=CH2 の1価の基を表す]のエノールエステルを環化すること
にある。
発明が解決しようとする課題 ところで上記方法の基本原理は完全に類似する方法で、
他の脂環式アルデヒド、すなわちその構造が次の一般
式: [式中R0、R1及びR2の各々は独立して水素原子又はC1〜
C6の低級アルキル基を表し、Xは式: (式中R3及びR4はそれぞれ独立してC1〜C3の低級アルキ
ル基を表し、R5は低級アルキル基又は水素原子を表す)
の基を表し、R0及びR2がそれぞれ水素原子を表す場合
R1、R3及びR4は同時にメチル基を表すことはない]によ
って特定される脂環式アルデヒドを合成するのに適用し
得ることが判明した。
他の脂環式アルデヒド、すなわちその構造が次の一般
式: [式中R0、R1及びR2の各々は独立して水素原子又はC1〜
C6の低級アルキル基を表し、Xは式: (式中R3及びR4はそれぞれ独立してC1〜C3の低級アルキ
ル基を表し、R5は低級アルキル基又は水素原子を表す)
の基を表し、R0及びR2がそれぞれ水素原子を表す場合
R1、R3及びR4は同時にメチル基を表すことはない]によ
って特定される脂環式アルデヒドを合成するのに適用し
得ることが判明した。
課題を解決するための手段 本発明は式(I)のアルデヒドを製造する方法に関し、
この方法、酸性環化剤を用いて式: [式中波線はシス−又はトランス−配置のC-O結合を表
し、Yはアシル基又はP(O)(OR)2を表し、Rは低級アル
キル1価の基又はアリール基を表し、Zは式: (式中R3、R4及びR5は前記のものを表す)の基を表す]
のエノールエステルを環化することよりなる。
この方法、酸性環化剤を用いて式: [式中波線はシス−又はトランス−配置のC-O結合を表
し、Yはアシル基又はP(O)(OR)2を表し、Rは低級アル
キル1価の基又はアリール基を表し、Zは式: (式中R3、R4及びR5は前記のものを表す)の基を表す]
のエノールエステルを環化することよりなる。
従って基RはC1〜C6−アルキル基例えばメチル基、エチ
ル基、プロピル基又はイソプロピル基又はフェニル基を
表し、YはR′CO(式中R′は有利にはC1〜C4−低級ア
ルキル基である)のアシル基を表すことができる。
ル基、プロピル基又はイソプロピル基又はフェニル基を
表し、YはR′CO(式中R′は有利にはC1〜C4−低級ア
ルキル基である)のアシル基を表すことができる。
式(II)によって特定される他のジアルキルホスフェー
トエステルのようなこれらのエステルは式: [式中R0、R1、R2及びZは前記のものを表す]のアルデ
ヒドから、文献に記載された公知方法に類似する方法に
より製造することができる[例えば「ジャーナル・オブ
・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ」(J.Am.C
hem.Soc.)、第72巻、第2617頁(1950)、参照]。例え
ばこれらの製造は式(III)のアルデヒドを酸無水物で
第3アミン例えばトリエチルアミンのような塩基性試薬
の存在においてか又は炭酸アルカリ例えば炭酸ナトリウ
ムの存在において処理することにより実施することがで
きる。
トエステルのようなこれらのエステルは式: [式中R0、R1、R2及びZは前記のものを表す]のアルデ
ヒドから、文献に記載された公知方法に類似する方法に
より製造することができる[例えば「ジャーナル・オブ
・ザ・アメリカン・ケミカル・ソサイエテイ」(J.Am.C
hem.Soc.)、第72巻、第2617頁(1950)、参照]。例え
ばこれらの製造は式(III)のアルデヒドを酸無水物で
第3アミン例えばトリエチルアミンのような塩基性試薬
の存在においてか又は炭酸アルカリ例えば炭酸ナトリウ
ムの存在において処理することにより実施することがで
きる。
使用することのできる酸性環化剤はプロチン酸、有機又
は無機酸、又はルイス酸である。優れた試薬は硫酸、燐
酸、ポリ燐酸、メタンスルホン酸、酢酸又はトリフルオ
ロ酢酸であり、またルイス酸は例えば四塩化錫、四塩化
チタン又は三弗化硼素である。
は無機酸、又はルイス酸である。優れた試薬は硫酸、燐
酸、ポリ燐酸、メタンスルホン酸、酢酸又はトリフルオ
ロ酢酸であり、またルイス酸は例えば四塩化錫、四塩化
チタン又は三弗化硼素である。
環化反応を実施する温度は限定されず、かなり広い範囲
内で変えることができる。一般には使用した酸性試薬と
の関連において選択される。従って最終生成物の良好な
収率は、酸性試薬として硫酸を使用した場合は0℃で得
られる。同様に極めて良好な収率はエノールエステルを
燐酸例えば85%燐酸又はポリ燐酸で100℃で処理するこ
とによって得られた。引用した限度の上方又は下方温度
を使用することもできる。
内で変えることができる。一般には使用した酸性試薬と
の関連において選択される。従って最終生成物の良好な
収率は、酸性試薬として硫酸を使用した場合は0℃で得
られる。同様に極めて良好な収率はエノールエステルを
燐酸例えば85%燐酸又はポリ燐酸で100℃で処理するこ
とによって得られた。引用した限度の上方又は下方温度
を使用することもできる。
本発明による方法の優れた実施態様は次の特定の製造例
に記載されている。本発明方法は式(I)で定義したよ
うなアルデヒドを製造する公知方法に比べて明らかに有
利である。すなわち必要とされる操作の単純性との関係
において総体的に経済的である。更に本発明方法は、該
方法を特徴づける環化が予想外にも出発エノールエステ
ルの配置特性を維持することによって達成されることか
ら、光学活性アルデヒドの製造を可能とするという最大
の利点を有する。
に記載されている。本発明方法は式(I)で定義したよ
うなアルデヒドを製造する公知方法に比べて明らかに有
利である。すなわち必要とされる操作の単純性との関係
において総体的に経済的である。更に本発明方法は、該
方法を特徴づける環化が予想外にも出発エノールエステ
ルの配置特性を維持することによって達成されることか
ら、光学活性アルデヒドの製造を可能とするという最大
の利点を有する。
実施例 本発明を次の実施例により詳述するが、例中の温度は℃
を表し、また略語は当分野で常用の意味を有する。
を表し、また略語は当分野で常用の意味を有する。
一般法 トルエン中の出発エノールエステルの濃縮溶液を85%燐
酸(3.5モル当量)及び同量のトルエンに混合させる。
次いで混合物を100℃で2時間加熱し、室温に冷却した
後、水中に注ぎ入れ、トルエンで抽出する。合した有機
抽出物を重炭酸ナトリウム中の飽和水溶液でまた塩化ナ
トリウム中の飽和水溶液で洗浄し、次いで無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、濃縮した。所望のアルデヒドは最
後に分別蒸留することにより得られる。
酸(3.5モル当量)及び同量のトルエンに混合させる。
次いで混合物を100℃で2時間加熱し、室温に冷却した
後、水中に注ぎ入れ、トルエンで抽出する。合した有機
抽出物を重炭酸ナトリウム中の飽和水溶液でまた塩化ナ
トリウム中の飽和水溶液で洗浄し、次いで無水硫酸ナト
リウム上で乾燥させ、濃縮した。所望のアルデヒドは最
後に分別蒸留することにより得られる。
以下のアルデヒドを上記の方法により製造した: 1.2,2,6,6−テトラメチル−1−シクロヘキサンカルボ
アルデヒド 沸点45℃/6.6×102Pa;収率:75%; IR:1710,2710cm-1; NMR(360MHz):0.94;1.17(2s,12H);9.91(d,J=5Hz,1
H)δppm; MS:M+=169(2);m/e:153(3),135(11),125(1
8),112(5),109(21),95(18),85(100),72(1
9),69(63),55(40),41(32)。
アルデヒド 沸点45℃/6.6×102Pa;収率:75%; IR:1710,2710cm-1; NMR(360MHz):0.94;1.17(2s,12H);9.91(d,J=5Hz,1
H)δppm; MS:M+=169(2);m/e:153(3),135(11),125(1
8),112(5),109(21),95(18),85(100),72(1
9),69(63),55(40),41(32)。
2.1α,2,2,6α−テトラメチル−1−シクロヘキサンカ
ルボアルデヒド 沸点86-87℃/20×102Pa;収率:27%; IR:900,1145,1370,1450,1700,3000cm-1; NMR(360MHz):0.73(d,J=7,3H);0.84(s,3H);0.95
(s,3H);1.12(s,3H);2.35(m,1H),9.62(s,1H)δp
pm; MS:M+=168(5);m/e:153(9),135(11),125
(7),109(24),83(72),69(83),57(85),41(10
0) 3.2,6α−ジメチル−2α−エチル−1β−シクロヘキ
サンカルボアルデヒド 沸点89-92℃/21.3×102Pa;収率:42%。
ルボアルデヒド 沸点86-87℃/20×102Pa;収率:27%; IR:900,1145,1370,1450,1700,3000cm-1; NMR(360MHz):0.73(d,J=7,3H);0.84(s,3H);0.95
(s,3H);1.12(s,3H);2.35(m,1H),9.62(s,1H)δp
pm; MS:M+=168(5);m/e:153(9),135(11),125
(7),109(24),83(72),69(83),57(85),41(10
0) 3.2,6α−ジメチル−2α−エチル−1β−シクロヘキ
サンカルボアルデヒド 沸点89-92℃/21.3×102Pa;収率:42%。
4.2,6,6−トリメチル−2−ブチル−1−シクロヘキサ
ンカルボアルデヒド 収率:30%; IR:1710,2710cm-1; NMR(360MHz):0.88(t,J=13,3H);0.93(s,3H);1.17
-1.18(2s,6H);9.89;9.93(2d,J=5,1H)δppm; MS:M+=210(1);m/e:192(2),177(8),163(1
7),149(5),135(13),125(22),109(51),95(4
2),85(100),69(83),55(59),41(44)。
ンカルボアルデヒド 収率:30%; IR:1710,2710cm-1; NMR(360MHz):0.88(t,J=13,3H);0.93(s,3H);1.17
-1.18(2s,6H);9.89;9.93(2d,J=5,1H)δppm; MS:M+=210(1);m/e:192(2),177(8),163(1
7),149(5),135(13),125(22),109(51),95(4
2),85(100),69(83),55(59),41(44)。
5.1α−ホルミル−2β,5,5,8aα−テトラメチル−4aβ
−デカヒドロナフタリン 収率:43%;沸点100-120℃/1.2×102Pa; IR:2925,1720,1455,1387,1370,1193,1170,1035,987c
m-1; NMR(360MHz):0.78(d,J=7,3H);0.84(s,3H);0.86
(s,3H);1.09(s,3H);1.90(dq,J=13.3,1H)2.08
(m,1H);9.69(d,J=4,1H)δppm; NMR(13C):15,98(q);18.40(t);20.66(q);21.
67(t);21.88(q);27.63(d);33.17(s);33.52
(q);35.61(t);38.50(s);40.32(t);41.96
(t);54.34(d);70.43(d);207.63(d)δppm; MS:M+=222(9);m/e:207(11),189(13),138(6
7),123(100),109(62),95(68),84(81),69(7
6),55(59),43(96)。
−デカヒドロナフタリン 収率:43%;沸点100-120℃/1.2×102Pa; IR:2925,1720,1455,1387,1370,1193,1170,1035,987c
m-1; NMR(360MHz):0.78(d,J=7,3H);0.84(s,3H);0.86
(s,3H);1.09(s,3H);1.90(dq,J=13.3,1H)2.08
(m,1H);9.69(d,J=4,1H)δppm; NMR(13C):15,98(q);18.40(t);20.66(q);21.
67(t);21.88(q);27.63(d);33.17(s);33.52
(q);35.61(t);38.50(s);40.32(t);41.96
(t);54.34(d);70.43(d);207.63(d)δppm; MS:M+=222(9);m/e:207(11),189(13),138(6
7),123(100),109(62),95(68),84(81),69(7
6),55(59),43(96)。
最後の化合物は、相応する酢酸エノールをSnCl4を用い
てジクロロメタン中で環化することによって製造した。
てジクロロメタン中で環化することによって製造した。
6.1α−ホルミル−5,5,8aα−トリメチル−4aβ−デカ
ヒドロナフタリン 収率:36%;沸点140℃/1.2×102Pa; IR:2920,2870,2710,1715,1440,1383,1360,1167,950c
m-1; NMR(360MHz):0.83(s,3H);0.86(s,3H);1.01(s,3
H),1.15-1.73(m,11H);1.80-2.02(m,3H);9.62(d,J
=2,1H)δppm; NMR(13C):15.51(9);18.49(t);21.48(t);21.
60(q);22.07(t);26.02(t);33.28(s);33.44
(q);54.63(d);63.39(d)206.24(d)δppm。
ヒドロナフタリン 収率:36%;沸点140℃/1.2×102Pa; IR:2920,2870,2710,1715,1440,1383,1360,1167,950c
m-1; NMR(360MHz):0.83(s,3H);0.86(s,3H);1.01(s,3
H),1.15-1.73(m,11H);1.80-2.02(m,3H);9.62(d,J
=2,1H)δppm; NMR(13C):15.51(9);18.49(t);21.48(t);21.
60(q);22.07(t);26.02(t);33.28(s);33.44
(q);54.63(d);63.39(d)206.24(d)δppm。
MS:M+=208(6);m/e:138(22),123(81),109(4
5),95(86),81(92),69(100),55(52),41(30) 出発エノールエステルを製造する一般法を次の例により
説明する: 3,3,7−トリメチル−オクト−6−エン−1−アル0.063
Mを攪拌下に、予め80℃に加熱したトリエチルアミン0.0
6M、無水酢酸0.126M及び酢酸カリウム1.1gからなる混合
物に加えた。反応混合物を約7時間還流させた。室温に
冷却した後、トルエン及び水を加え、2相を分離した。
その際3,3,7−トリメチル−1,6−オクタジエニルアセテ
ートがトルエン溶液として得られ、最後に減圧下に蒸発
させることにより単離した。
5),95(86),81(92),69(100),55(52),41(30) 出発エノールエステルを製造する一般法を次の例により
説明する: 3,3,7−トリメチル−オクト−6−エン−1−アル0.063
Mを攪拌下に、予め80℃に加熱したトリエチルアミン0.0
6M、無水酢酸0.126M及び酢酸カリウム1.1gからなる混合
物に加えた。反応混合物を約7時間還流させた。室温に
冷却した後、トルエン及び水を加え、2相を分離した。
その際3,3,7−トリメチル−1,6−オクタジエニルアセテ
ートがトルエン溶液として得られ、最後に減圧下に蒸発
させることにより単離した。
本発明方法で出発生成物として使用した他のエノールエ
ステルを同様の方法で製造した。
ステルを同様の方法で製造した。
次表は得られた生成物及び使用した出発物質のいくつか
を記載したものである。
を記載したものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.5 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B01J 31/02 103 C07B 61/00 300
Claims (5)
- 【請求項1】式: [式中R0、R1及びR2はそれぞれ独立して水素原子又はC1
〜C6の低級アルキル基を表し、Xは式: (式中R3及びR4はそれぞれ独立してC1〜C3の低級アルキ
ル基を表し、R5は低級アルキル基又は水素原子を表す)
の基を表し、R0及びR2がそれぞれ水素原子を表す場合
R1、R3及びR4は同時にメチル基を表すことはない]の脂
環式アルデヒドを製造する方法において、酸性環化剤を
用いて式: [式中波線はシス−又はトランス−配置のC−O結合を
表し、Yはアシル基又はP(O)(OR)2を表し、Rは低級ア
ルキル1価の基又はアリール基を表し、Zは式: (式中R3、R4及びR5は前記のものを表す)の基を表す]
のエノールエステルを環化することを特徴とする脂環式
アルデヒドの製法。 - 【請求項2】酸性環化剤がプロチン酸、有機又は無機酸
又はルイス酸である請求項1記載の方法。 - 【請求項3】環化剤が酢酸、トリフルオロ酢酸、燐酸、
メタンスルホン酸、三弗化硼素、四塩化チタン又は四塩
化錫である請求項2記載の方法。 - 【請求項4】環化を約0℃〜100℃の温度で実施する請
求項3記載の方法。 - 【請求項5】出発生成物が式: [式中Z、波線、置換基R0、R1及びR2並びにYは請求項
1に記載したと同じものを表す]の光学活性エノールエ
ステルであり、また異性体として同等の脂環式アルデヒ
ドが得られる請求項1から4までのいずれか1項記載の
方法。
Applications Claiming Priority (2)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
CH13388 | 1988-01-14 | ||
CH133/88-3 | 1988-01-14 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH01238551A JPH01238551A (ja) | 1989-09-22 |
JPH0684327B2 true JPH0684327B2 (ja) | 1994-10-26 |
Family
ID=4180002
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1005032A Expired - Lifetime JPH0684327B2 (ja) | 1988-01-14 | 1989-01-13 | 脂環式アルデヒドの製法 |
Country Status (4)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4922027A (ja) |
EP (1) | EP0324111B1 (ja) |
JP (1) | JPH0684327B2 (ja) |
DE (1) | DE3874511T2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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