JPH0683356A - 自動伴奏装置 - Google Patents
自動伴奏装置Info
- Publication number
- JPH0683356A JPH0683356A JP4255730A JP25573092A JPH0683356A JP H0683356 A JPH0683356 A JP H0683356A JP 4255730 A JP4255730 A JP 4255730A JP 25573092 A JP25573092 A JP 25573092A JP H0683356 A JPH0683356 A JP H0683356A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- chord
- tone
- sound
- accompaniment
- tone color
- Prior art date
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- Pending
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- Electric Clocks (AREA)
- Electrophonic Musical Instruments (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 実際の楽器の発音状態により近いコード伴奏
音を得ることができる音楽性豊かな自動伴奏装置を提供
する。 【構成】 制御部4は、コード判別部2により検出され
たコード名情報と音色指定部3により指定された指定音
色情報とに基づきコード構成音変換テーブル5を参照
し、基準のコード構成音データを上記指定音色に対応す
る楽器特有のコード構成音のデータに変換すると共に、
音色指定部3により指定された指定音色情報に基づき発
音タイミングデータテーブル6を参照し、各コード構成
音個々の発音タイミングを上記指定音色に対応する楽器
特有の発音タイミングに設定する。
音を得ることができる音楽性豊かな自動伴奏装置を提供
する。 【構成】 制御部4は、コード判別部2により検出され
たコード名情報と音色指定部3により指定された指定音
色情報とに基づきコード構成音変換テーブル5を参照
し、基準のコード構成音データを上記指定音色に対応す
る楽器特有のコード構成音のデータに変換すると共に、
音色指定部3により指定された指定音色情報に基づき発
音タイミングデータテーブル6を参照し、各コード構成
音個々の発音タイミングを上記指定音色に対応する楽器
特有の発音タイミングに設定する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、自動伴奏装置に関する
ものである。
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来の電子楽器における自動伴奏装置
は、鍵盤の押鍵操作の情報からコードの種類(コードタ
イプ)及び根音名を検出し、これらの検出情報に対応し
た所定の度数(音程差分値)を基準のノートデータ(例
えば、Cメジャーを基準として作成されている)に付加
してコード伴奏音の発音に必要なコードデータ(和音発
音データ)を得、このコードデータに基づき指定された
音色のコード伴奏音を指定のパターン(リズム)で発生
させるように構成されている。
は、鍵盤の押鍵操作の情報からコードの種類(コードタ
イプ)及び根音名を検出し、これらの検出情報に対応し
た所定の度数(音程差分値)を基準のノートデータ(例
えば、Cメジャーを基準として作成されている)に付加
してコード伴奏音の発音に必要なコードデータ(和音発
音データ)を得、このコードデータに基づき指定された
音色のコード伴奏音を指定のパターン(リズム)で発生
させるように構成されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のように構成され
た従来の自動伴奏装置においては、そのとき指定されて
いる音色がギター音であるかピアノ音であるか等にかか
わらず、発音される伴奏和音を構成する構成音は変化が
なく(音色のみが異なる)、またその各構成音個々の発
音タイミングも常に一定(同時)であるため、得られる
コード伴奏は単純で音楽性に欠けるものであった。
た従来の自動伴奏装置においては、そのとき指定されて
いる音色がギター音であるかピアノ音であるか等にかか
わらず、発音される伴奏和音を構成する構成音は変化が
なく(音色のみが異なる)、またその各構成音個々の発
音タイミングも常に一定(同時)であるため、得られる
コード伴奏は単純で音楽性に欠けるものであった。
【0004】そこで本発明は、実際の楽器の発音状態に
より近いコード伴奏を得ることができる音楽性豊かな自
動伴奏装置を提供することを目的とする。
より近いコード伴奏を得ることができる音楽性豊かな自
動伴奏装置を提供することを目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、自動伴奏パタ
ーンに基づきコード伴奏を行う自動伴奏装置において、
指定されたコード名を検出するコード判別手段と、上記
コード伴奏音の音色を指定するための音色指定手段と、
上記コード判別手段により検出されたコード名情報と上
記音色指定手段により指定された音色情報とを用いて、
与えられたコード構成音データを、上記音色指定手段に
より指定された音色に対応する楽器特有のコード構成音
のデータに変換するコード構成音変換手段と、上記コー
ド構成音変換手段から得られるコード構成音データに基
づき、上記音色指定手段により指定された音色のコード
伴奏音を発生させる発音手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
ーンに基づきコード伴奏を行う自動伴奏装置において、
指定されたコード名を検出するコード判別手段と、上記
コード伴奏音の音色を指定するための音色指定手段と、
上記コード判別手段により検出されたコード名情報と上
記音色指定手段により指定された音色情報とを用いて、
与えられたコード構成音データを、上記音色指定手段に
より指定された音色に対応する楽器特有のコード構成音
のデータに変換するコード構成音変換手段と、上記コー
ド構成音変換手段から得られるコード構成音データに基
づき、上記音色指定手段により指定された音色のコード
伴奏音を発生させる発音手段とを設けたことを特徴とす
るものである。
【0006】また、自動伴奏パターンに基づきコード伴
奏を行う自動伴奏装置において、上記コード伴奏音の音
色を指定するための音色指定手段と、上記自動伴奏パタ
ーンに基づくコード伴奏時の各コード構成音個々の発音
タイミングを、上記音色指定手段により指定された音色
に対応する楽器特有の発音タイミングに設定する発音タ
イミング設定手段と、上記発音タイミング設定手段によ
り設定された発音タイミングで各コード構成音を発音さ
せる発音手段とを設けたことを特徴とするものである。
奏を行う自動伴奏装置において、上記コード伴奏音の音
色を指定するための音色指定手段と、上記自動伴奏パタ
ーンに基づくコード伴奏時の各コード構成音個々の発音
タイミングを、上記音色指定手段により指定された音色
に対応する楽器特有の発音タイミングに設定する発音タ
イミング設定手段と、上記発音タイミング設定手段によ
り設定された発音タイミングで各コード構成音を発音さ
せる発音手段とを設けたことを特徴とするものである。
【0007】
【作用】上記のように構成された本発明によれば、与え
られたコード構成音データを、コード構成音変換手段
が、コード判別手段により検出されたコード名情報と音
色指定手段により指定された音色情報とに基づき上記指
定音色に対応する実際の楽器特有のコード構成音のデー
タに変換し、変換後のコード構成音データに基づき発音
手段が指定音色のコード伴奏音を発音させるように成さ
れているので、実際の楽器の発音状態に非常に近いコー
ド伴奏を得ることができる。また、発音タイミング設定
手段により、コード伴奏時の各コード構成音個々の発音
タイミングを、音色指定手段により指定された音色に対
応する楽器特有の発音タイミングに設定することによっ
て、より一層実際の楽器の発音状態に近いコード伴奏を
得ることができる。
られたコード構成音データを、コード構成音変換手段
が、コード判別手段により検出されたコード名情報と音
色指定手段により指定された音色情報とに基づき上記指
定音色に対応する実際の楽器特有のコード構成音のデー
タに変換し、変換後のコード構成音データに基づき発音
手段が指定音色のコード伴奏音を発音させるように成さ
れているので、実際の楽器の発音状態に非常に近いコー
ド伴奏を得ることができる。また、発音タイミング設定
手段により、コード伴奏時の各コード構成音個々の発音
タイミングを、音色指定手段により指定された音色に対
応する楽器特有の発音タイミングに設定することによっ
て、より一層実際の楽器の発音状態に近いコード伴奏を
得ることができる。
【0008】
【実施例】図1に本発明の一実施例の自動伴奏装置の基
本構成を示し、図2に実施例の自動伴奏装置が組み込ま
れる電子楽器の全体構成を示す。
本構成を示し、図2に実施例の自動伴奏装置が組み込ま
れる電子楽器の全体構成を示す。
【0009】この実施例の電子楽器では、旋律、和音
(コード)、リズム(ドラム)等の伴奏音発生がマイク
ロコンピュータによってなされる。
(コード)、リズム(ドラム)等の伴奏音発生がマイク
ロコンピュータによってなされる。
【0010】バス10には、鍵盤部12、操作パネル部
14、楽音発生回路16、CPU18、プログラム及び
データ用のROM20、RAM22が接続されている。
演奏者が鍵盤部12の鍵を操作すると、ROM20に書
かれたキースキャンプログラムに基づいてCPU18が
キーナンバ、押鍵タイミング、押鍵速度等を検出し、対
応の楽音制御データを楽音発生回路16に導出する。楽
音発生回路16は、操作された鍵のキーナンバ及び操作
パネル部14に設けられた音色指定用操作子14aの操
作により選択された音色(楽器種類)等に基づいて、音
源データを波形ROM(図示せず)から読み出し、上記
楽音制御データにより、波形のエンベロープ、持続時間
等の加工を行ってからアナログ信号に変換し、アンプ2
4に出力する。アンプ24の出力の音声信号はスピーカ
26に与えられ、旋律用の演奏音が形成される。
14、楽音発生回路16、CPU18、プログラム及び
データ用のROM20、RAM22が接続されている。
演奏者が鍵盤部12の鍵を操作すると、ROM20に書
かれたキースキャンプログラムに基づいてCPU18が
キーナンバ、押鍵タイミング、押鍵速度等を検出し、対
応の楽音制御データを楽音発生回路16に導出する。楽
音発生回路16は、操作された鍵のキーナンバ及び操作
パネル部14に設けられた音色指定用操作子14aの操
作により選択された音色(楽器種類)等に基づいて、音
源データを波形ROM(図示せず)から読み出し、上記
楽音制御データにより、波形のエンベロープ、持続時間
等の加工を行ってからアナログ信号に変換し、アンプ2
4に出力する。アンプ24の出力の音声信号はスピーカ
26に与えられ、旋律用の演奏音が形成される。
【0011】CPU18はまた、ROM20に書き込ま
れている自動伴奏パターンデータ(伴奏音の発音パター
ンを示すデータ)を与えられたテンポ速度で読み出しな
がら、鍵盤部12における鍵操作から検出されるコード
(和音)情報に基づいて発音すべき伴奏音のデータを得
る。そしてこの伴奏音データは楽音発生回路16に供給
され、ここで対応の伴奏音音色が波形ROM内の音源デ
ータに基づいて形成され、アンプ24からスピーカ26
に与えられる。
れている自動伴奏パターンデータ(伴奏音の発音パター
ンを示すデータ)を与えられたテンポ速度で読み出しな
がら、鍵盤部12における鍵操作から検出されるコード
(和音)情報に基づいて発音すべき伴奏音のデータを得
る。そしてこの伴奏音データは楽音発生回路16に供給
され、ここで対応の伴奏音音色が波形ROM内の音源デ
ータに基づいて形成され、アンプ24からスピーカ26
に与えられる。
【0012】図1の基本構成において、基本伴奏パター
ン記憶部1には自動伴奏用のパターンデータが格納され
ており、所望のパターンの選択は操作パネル部14に設
けられたリズム選択用操作子14bにより行われる。
ン記憶部1には自動伴奏用のパターンデータが格納され
ており、所望のパターンの選択は操作パネル部14に設
けられたリズム選択用操作子14bにより行われる。
【0013】コード判別部2は、鍵盤部12の押鍵操作
により指定されたコード名を検出し、コードタイプ(メ
ジャー、マイナー、セブンス等)及びコードルート(根
音)の情報から成るコード名情報を制御部4に送出す
る。コード判別部2はまた、コード(コード構成音)を
指定するために押鍵されたキーのうちの最低音のキーの
キーナンバ情報を制御部4に送出する。鍵の演奏情報か
ら伴奏用のコードタイプ(メジャー、マイナー、セブン
ス等)及び根音名(C、D、E・・・等)の検出を行う
技術は、例えば特公平1−37758号公報、特開昭6
3−80299号公報等に示されている。ROM20に
は、コードタイプ及び根音名を検出するプログラム及び
最低音を検出するプログラムが書き込まれている。
により指定されたコード名を検出し、コードタイプ(メ
ジャー、マイナー、セブンス等)及びコードルート(根
音)の情報から成るコード名情報を制御部4に送出す
る。コード判別部2はまた、コード(コード構成音)を
指定するために押鍵されたキーのうちの最低音のキーの
キーナンバ情報を制御部4に送出する。鍵の演奏情報か
ら伴奏用のコードタイプ(メジャー、マイナー、セブン
ス等)及び根音名(C、D、E・・・等)の検出を行う
技術は、例えば特公平1−37758号公報、特開昭6
3−80299号公報等に示されている。ROM20に
は、コードタイプ及び根音名を検出するプログラム及び
最低音を検出するプログラムが書き込まれている。
【0014】コード構成音変換テーブル5は、コード判
別部2で検出されたコード名に対応するコード構成音デ
ータ(キーナンバ情報)を、音色指定用操作子14aに
より構成される音色指定部3により指定された音色に対
応する楽器特有のコード構成音のデータに変換するため
のデータ変換テーブルであり、図3に示すように、ギタ
ー、ピアノ等の各楽器(音色)毎にこのテーブルは準備
されている。即ち、Cコードを例にとって説明すると、
ピアノ等の鍵盤楽器においてはCコードは図6(a)に
示すように1オクターブ内の3音から成るクローズドな
音であるが、ギターにおいてCコードは、図6(b)に
示すように2オクターブ6音から成るオープンな構成と
なる。この変換テーブル5はこのような各楽器特有のコ
ード構成を考慮して、鍵盤部12又はコード判別部2か
ら得られるコード構成音データを、そのとき指定されて
いるコードと音色とに応じて、指定音色に対応する楽器
で実際に指定コードによるコード伴奏を行う場合にコー
ド伴奏音を構成する音のデータに変換できるような構成
とされている。尚、このテーブル5を用いたコード構成
音の変換の際には、コード判別部2から得られる最低音
情報を用いることにより、図6(a)に示した転回形の
場合のコード構成音の変換にも対応できるように成され
ている。
別部2で検出されたコード名に対応するコード構成音デ
ータ(キーナンバ情報)を、音色指定用操作子14aに
より構成される音色指定部3により指定された音色に対
応する楽器特有のコード構成音のデータに変換するため
のデータ変換テーブルであり、図3に示すように、ギタ
ー、ピアノ等の各楽器(音色)毎にこのテーブルは準備
されている。即ち、Cコードを例にとって説明すると、
ピアノ等の鍵盤楽器においてはCコードは図6(a)に
示すように1オクターブ内の3音から成るクローズドな
音であるが、ギターにおいてCコードは、図6(b)に
示すように2オクターブ6音から成るオープンな構成と
なる。この変換テーブル5はこのような各楽器特有のコ
ード構成を考慮して、鍵盤部12又はコード判別部2か
ら得られるコード構成音データを、そのとき指定されて
いるコードと音色とに応じて、指定音色に対応する楽器
で実際に指定コードによるコード伴奏を行う場合にコー
ド伴奏音を構成する音のデータに変換できるような構成
とされている。尚、このテーブル5を用いたコード構成
音の変換の際には、コード判別部2から得られる最低音
情報を用いることにより、図6(a)に示した転回形の
場合のコード構成音の変換にも対応できるように成され
ている。
【0015】発音タイミングデータテーブル6は、ギタ
ー、ピアノ等の各音色毎のコード構成音個々の発音タイ
ミングを定める発音タイミングデータが記憶された複数
のテーブルから成り、図4に示すように、このテーブル
は音色毎に準備されている。コード伴奏を各楽器により
実際に行う場合、各楽器特有の発音方法、構造、演奏形
態等により、楽器によってコード構成各音の発音タイミ
ングは一様ではない。例えばギターを用いて図6(b)
のコードを弾く場合、ピッキングの際に生ずる時間差に
よりコード構成各音の発音タイミングは少しづつずれて
発音される。また、リズムの変わり目等では逆方向ピッ
キングが行われる場合があり、この場合には少しづつず
れたタイミングでのコード構成各音の発音順が正方向ピ
ッキングの場合の逆となる。一方ピアノ等の鍵盤楽器で
は、コード構成各音はほぼ同時に発音される。このテー
ブル6は、このような各楽器特有のコード構成音の発音
タイミングを示すデータを記憶しており、そのとき指定
されている音色によってその指定音色に対応する楽器特
有のコード構成各音の発音タイミングを設定できるよう
に構成されている(例えば、テーブル5を用いて変換さ
れたコード構成音の情報から直接各音の発音タイミング
が得られるように構成されている)。従って、コード伴
奏音の音色としてギター音が指定されている場合は、こ
のテーブル6のデータにより、図6(b)に示すコード
構成各音の発音タイミングが、実際にギターを弾く際の
ピッキングの速度及び方向に応じたタイミングに設定さ
れる。
ー、ピアノ等の各音色毎のコード構成音個々の発音タイ
ミングを定める発音タイミングデータが記憶された複数
のテーブルから成り、図4に示すように、このテーブル
は音色毎に準備されている。コード伴奏を各楽器により
実際に行う場合、各楽器特有の発音方法、構造、演奏形
態等により、楽器によってコード構成各音の発音タイミ
ングは一様ではない。例えばギターを用いて図6(b)
のコードを弾く場合、ピッキングの際に生ずる時間差に
よりコード構成各音の発音タイミングは少しづつずれて
発音される。また、リズムの変わり目等では逆方向ピッ
キングが行われる場合があり、この場合には少しづつず
れたタイミングでのコード構成各音の発音順が正方向ピ
ッキングの場合の逆となる。一方ピアノ等の鍵盤楽器で
は、コード構成各音はほぼ同時に発音される。このテー
ブル6は、このような各楽器特有のコード構成音の発音
タイミングを示すデータを記憶しており、そのとき指定
されている音色によってその指定音色に対応する楽器特
有のコード構成各音の発音タイミングを設定できるよう
に構成されている(例えば、テーブル5を用いて変換さ
れたコード構成音の情報から直接各音の発音タイミング
が得られるように構成されている)。従って、コード伴
奏音の音色としてギター音が指定されている場合は、こ
のテーブル6のデータにより、図6(b)に示すコード
構成各音の発音タイミングが、実際にギターを弾く際の
ピッキングの速度及び方向に応じたタイミングに設定さ
れる。
【0016】制御部4は、後述するコード構成音の変換
及びコード構成各音の発音タイミングの設定等の処理を
行う。尚、上記の基本伴奏パターン記憶部1、コード構
成音変換テーブル5及び発音タイミングデータテーブル
6はROM20から成り、また、コード判別部2及び制
御部4はCPU18、ROM20、RAM22から成る
マイクロコンピュータシステムにより構成されている。
及びコード構成各音の発音タイミングの設定等の処理を
行う。尚、上記の基本伴奏パターン記憶部1、コード構
成音変換テーブル5及び発音タイミングデータテーブル
6はROM20から成り、また、コード判別部2及び制
御部4はCPU18、ROM20、RAM22から成る
マイクロコンピュータシステムにより構成されている。
【0017】図5は、CPU18により実行されるコー
ド発音処理の処理手順を示すフローチャートである。こ
の処理では先ず、ステップS1で、鍵盤部12の押鍵操
作により指定されたコード名及び最低音情報がコード判
別部2により検出された後、ステップS2で音色指定部
3により指定された音色情報が読み込まれる。次に制御
部4はステップS3で、コード判別部2から得られるコ
ード名情報及び音色指定部3から得られる指定音色情報
に基づきコード構成音変換テーブル5を参照し、鍵盤部
12から得たコード構成音データを、指定音色に対応す
る楽器特有のコード構成音のデータに変換する。
ド発音処理の処理手順を示すフローチャートである。こ
の処理では先ず、ステップS1で、鍵盤部12の押鍵操
作により指定されたコード名及び最低音情報がコード判
別部2により検出された後、ステップS2で音色指定部
3により指定された音色情報が読み込まれる。次に制御
部4はステップS3で、コード判別部2から得られるコ
ード名情報及び音色指定部3から得られる指定音色情報
に基づきコード構成音変換テーブル5を参照し、鍵盤部
12から得たコード構成音データを、指定音色に対応す
る楽器特有のコード構成音のデータに変換する。
【0018】次に制御部4は、ステップS4で、指定音
色に応じて、上記ステップS3で得られた変換後のコー
ド構成各音の発音タイミングを示すデータを発音タイミ
ングデータテーブル6から得、各構成音の発音タイミン
グを設定する。
色に応じて、上記ステップS3で得られた変換後のコー
ド構成各音の発音タイミングを示すデータを発音タイミ
ングデータテーブル6から得、各構成音の発音タイミン
グを設定する。
【0019】ステップSP5では、制御部4及び楽音発
生回路16において、上記ステップS3で得られたコー
ド構成音データにより指定されるコード構成各音を、指
定された音色でかつ上記ステップS4で設定された発音
タイミングで発音させるための信号処理が行われ、スピ
ーカ26から対応するコード伴奏音が発音される。
生回路16において、上記ステップS3で得られたコー
ド構成音データにより指定されるコード構成各音を、指
定された音色でかつ上記ステップS4で設定された発音
タイミングで発音させるための信号処理が行われ、スピ
ーカ26から対応するコード伴奏音が発音される。
【0020】以上のように、上述の実施例によれば、指
定された音色に対応する楽器による実際のコード伴奏に
非常に近い発音タイミングと構成音による自動コード伴
奏を得ることができる。
定された音色に対応する楽器による実際のコード伴奏に
非常に近い発音タイミングと構成音による自動コード伴
奏を得ることができる。
【0021】従って、例えばギターによるコード伴奏時
においては、常に6本の弦の全てを1方向にのみピッキ
ングするとは限らず、フォーク、ロック、ジャズ等の音
楽ジャンルの違いでピッキングする弦が4本となった
り、或いはリズムの変わり目で逆方向ピッキングになっ
たりすることもあるが、上述の2つのテーブル5、6を
用いてコード構成音の変換及び各コード構成音の発音タ
イミングの設定を行うことにより、このような様々なピ
ッキング方法に対応したコード伴奏音を得ることも可能
である。
においては、常に6本の弦の全てを1方向にのみピッキ
ングするとは限らず、フォーク、ロック、ジャズ等の音
楽ジャンルの違いでピッキングする弦が4本となった
り、或いはリズムの変わり目で逆方向ピッキングになっ
たりすることもあるが、上述の2つのテーブル5、6を
用いてコード構成音の変換及び各コード構成音の発音タ
イミングの設定を行うことにより、このような様々なピ
ッキング方法に対応したコード伴奏音を得ることも可能
である。
【0022】尚、コード構成音の変換は、図7に示すよ
うな各楽器特有の基準コード(例えばCコード基準)の
コード構成音データのみを格納したデータ変換テーブル
を用い、指定音色に応じてこの変換テーブルから読み出
したコード構成音を示す各キーナンバに対して、コード
判別部2により検出されるコード名(和音種類)毎に予
め設定されている所定の度数(音程差分値)を加算する
ことにより発音すべき和音の構成音のキーナンバデータ
を得るようにして行ってもよい。このとき、1つのコー
ドに対して複数の転回形の音程差分値を設定しておき、
検出された最低音情報に基づき転回形の種類を特定して
対応する差分値を選択し、その差分値を上記のようにし
て得られるキーナンバに選択的に加算するようにすれ
ば、図6に示したような転回形にも対応することができ
る。このように構成した場合、前述の図1の実施例に比
べてテーブル(メモリ)へ記憶させるデータの量を少な
くすることができ、メモリの記憶容量を節約することが
できる効果がある(逆に前述の図1の実施例では、音程
差分値の加算等の演算を行う必要がないため、コード構
成音の変換速度(データ処理スピード)が速くなるとい
う効果がある)。また、タイミングデータの他に例えば
Cメジャーを基準にして作成したキーナンバ等のノート
データをも含んだ自動伴奏パターンを用い、このノート
データを与えられたテンポ速度で読み出しながら鍵盤部
12における鍵操作等から検出されるコードタイプと根
音名とに基づいてコード展開をし、こうして得たコード
構成音データに対して上述のような各音色対応のコード
構成音変換及び発音タイミングの設定をして伴奏音を発
音させるようにしてもよい。また、コードの指定は、鍵
盤部12に特にコード指定用として割り付けられたキー
の操作により行われるように構成してもよく、また、鍵
盤部12における鍵操作ではなく、ROM20に書き込
まれたC→Am→F→G7 というようなコード進行パタ
ーンにより自動的に行われるように構成してもよい。ま
た、上述のような和音構成音及び発音タイミングの変換
方法は、ギターやピアノに限られることなく、バンジョ
ー、ウクレレ、マンドリン、ハープ等のような全ての和
音発生楽器のコード伴奏音を発生させる場合に適用する
ことができる。
うな各楽器特有の基準コード(例えばCコード基準)の
コード構成音データのみを格納したデータ変換テーブル
を用い、指定音色に応じてこの変換テーブルから読み出
したコード構成音を示す各キーナンバに対して、コード
判別部2により検出されるコード名(和音種類)毎に予
め設定されている所定の度数(音程差分値)を加算する
ことにより発音すべき和音の構成音のキーナンバデータ
を得るようにして行ってもよい。このとき、1つのコー
ドに対して複数の転回形の音程差分値を設定しておき、
検出された最低音情報に基づき転回形の種類を特定して
対応する差分値を選択し、その差分値を上記のようにし
て得られるキーナンバに選択的に加算するようにすれ
ば、図6に示したような転回形にも対応することができ
る。このように構成した場合、前述の図1の実施例に比
べてテーブル(メモリ)へ記憶させるデータの量を少な
くすることができ、メモリの記憶容量を節約することが
できる効果がある(逆に前述の図1の実施例では、音程
差分値の加算等の演算を行う必要がないため、コード構
成音の変換速度(データ処理スピード)が速くなるとい
う効果がある)。また、タイミングデータの他に例えば
Cメジャーを基準にして作成したキーナンバ等のノート
データをも含んだ自動伴奏パターンを用い、このノート
データを与えられたテンポ速度で読み出しながら鍵盤部
12における鍵操作等から検出されるコードタイプと根
音名とに基づいてコード展開をし、こうして得たコード
構成音データに対して上述のような各音色対応のコード
構成音変換及び発音タイミングの設定をして伴奏音を発
音させるようにしてもよい。また、コードの指定は、鍵
盤部12に特にコード指定用として割り付けられたキー
の操作により行われるように構成してもよく、また、鍵
盤部12における鍵操作ではなく、ROM20に書き込
まれたC→Am→F→G7 というようなコード進行パタ
ーンにより自動的に行われるように構成してもよい。ま
た、上述のような和音構成音及び発音タイミングの変換
方法は、ギターやピアノに限られることなく、バンジョ
ー、ウクレレ、マンドリン、ハープ等のような全ての和
音発生楽器のコード伴奏音を発生させる場合に適用する
ことができる。
【0023】
【発明の効果】以上のように本発明の自動伴奏装置によ
れば、指定された音色に対応する各楽器特有のコード構
成音及び各構成音の発音タイミングによるコード伴奏を
行うことができるので、より実際の楽器に近いリアルで
音楽性豊かなコード伴奏音を得ることができる。
れば、指定された音色に対応する各楽器特有のコード構
成音及び各構成音の発音タイミングによるコード伴奏を
行うことができるので、より実際の楽器に近いリアルで
音楽性豊かなコード伴奏音を得ることができる。
【図1】本発明の一実施例の自動伴奏装置の基本構成を
示すブロック図である。
示すブロック図である。
【図2】本実施例の自動伴奏装置が組み込まれる電子楽
器の全体構成図である。
器の全体構成図である。
【図3】コード構成音変換テーブルの内容を示す概念図
である。
である。
【図4】発音タイミングデータテーブルの構成を示す概
念図である。
念図である。
【図5】CPUにより実行されるコード発音処理の処理
手順を示すフローチャートである。
手順を示すフローチャートである。
【図6】ピアノ及びギターにおけるそれぞれのCコード
構成音を示す図である。
構成音を示す図である。
【図7】他の実施例におけるコード構成音変換テーブル
の内容を示す概念図である。
の内容を示す概念図である。
1 基本伴奏パターン記憶部 2 コード判別部 3 音色指定部 4 制御部 5 コード構成音変換テーブル 6 発音タイミングデータテーブル 10 バス 12 鍵盤部 14 操作パネル部 14a 音色指定用操作子 14b リズム選択用操作子 16 楽音発生回路 18 CPU 20 ROM 22 RAM 24 アンプ 26 スピーカ
Claims (2)
- 【請求項1】 自動伴奏パターンに基づきコード伴奏を
行う自動伴奏装置において、 指定されたコード名を検出するコード判別手段と、 上記コード伴奏音の音色を指定するための音色指定手段
と、 上記コード判別手段により検出されたコード名情報と上
記音色指定手段により指定された音色情報とを用いて、
与えられたコード構成音データを、上記音色指定手段に
より指定された音色に対応する楽器特有のコード構成音
のデータに変換するコード構成音変換手段と、 上記コード構成音変換手段から得られるコード構成音デ
ータに基づき、上記音色指定手段により指定された音色
のコード伴奏音を発生させる発音手段とを設けたことを
特徴とする自動伴奏装置。 - 【請求項2】 自動伴奏パターンに基づきコード伴奏を
行う自動伴奏装置において、 上記コード伴奏音の音色を指定するための音色指定手段
と、 上記自動伴奏パターンに基づくコード伴奏時の各コード
構成音個々の発音タイミングを、上記音色指定手段によ
り指定された音色に対応する楽器特有の発音タイミング
に設定する発音タイミング設定手段と、 上記発音タイミング設定手段により設定された発音タイ
ミングで各コード構成音を発音させる発音手段とを設け
たことを特徴とする自動伴奏装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4255730A JPH0683356A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 自動伴奏装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4255730A JPH0683356A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 自動伴奏装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0683356A true JPH0683356A (ja) | 1994-03-25 |
Family
ID=17282840
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4255730A Pending JPH0683356A (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 自動伴奏装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0683356A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011123108A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Casio Computer Co Ltd | 電子楽器 |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP4255730A patent/JPH0683356A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2011123108A (ja) * | 2009-12-08 | 2011-06-23 | Casio Computer Co Ltd | 電子楽器 |
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