JPH0681312A - 橋梁などにおける主桁の継手構造 - Google Patents
橋梁などにおける主桁の継手構造Info
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- JPH0681312A JPH0681312A JP25349392A JP25349392A JPH0681312A JP H0681312 A JPH0681312 A JP H0681312A JP 25349392 A JP25349392 A JP 25349392A JP 25349392 A JP25349392 A JP 25349392A JP H0681312 A JPH0681312 A JP H0681312A
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Abstract
厚部材を固着するとともに桁材の短手方向端面に端板を
固着し、一方、下フランジと腹板に透孔を穿設してこの
箇所に添接板をボルトで固着し、さらに、双方の主桁の
端板を密着させて一体化することを特徴とした橋梁など
における主桁の継手構造である。そして、前記上フラン
ジと主桁には、添接板を添接接合対応可能な複数の貫通
孔を穿設してもよい。 【効果】 上フランジ上面を平坦としたので、覆工板な
どの加工を必要とせず、また、通常の水平力に対しては
増厚板と端板によって対応し、大きな水平力に対して
は、上フランジと増厚板に添接板を固着できるようにし
て強度を高めることができ、しかもボルト締め箇所など
の工程を低減し、また橋梁に限らず構造物一般の継手箇
所などに幅広く使用できる。
Description
いは構造物などに使用される主桁の継手構造に係る。
構造を示す側面図で主桁50の上下フランジ51,52
及び腹板53にそれぞれ添接板54をボルト・ナットに
より固定して継ぎ合せている。したがって、この従来例
は、継手部分に作用する応力は各フランジと腹板並びに
各添接板との摩擦力により伝達される。
として示された連結構造である。すなわち、この出願
は、上フランジ60及び下フランジ61並びに腹板62
で構成した桁材(主桁)63の連結部において、圧縮応
力が作用する上フランジ60の端面に、桁材63の長手
方向と直交する連結板64を、上フランジ60と腹板6
2の上方の一部分にかけて溶接により固定している。そ
して、この連結板64を直接突き合わせるとともに連結
板64に設けた透孔にボルト65を挿通してナットで締
結することによって固定している。
には、補強板66を必要に応じて溶接により固着してい
る。図6は、この補強板66を施した状態を示す。な
お、突合せ状態にある腹板62は、若干の間隙を保って
固定され、さらに、桁材63の他の部分すなわち腹板6
2の上部を除く部分と下フランジ61の連結部は、連結
板67とボルト68によって固定される。
張応が桁の下部に発生すると、連結板とボルトによって
吸収し、一方、桁材の上部に生ずる圧縮応力は、連結板
の突き合せ接合によって吸収する。
連結部分の上部に添接板を施しているために覆工板を改
造する必要が生じ、また、多数のボルト・ナットを締め
る必要があり、施工効率が劣るという課題があった。
の上面が平らになり、覆工板を改造する必要がなく、ま
た、ボルト本数を少なくしている配慮がみられるが連結
板や補強板などを施すために上フランジ部分の構造が複
雑であり、連結部の製作および組み立てに時間がかかる
という課題がある。
位置合せを行なう必要がありしかもその孔にボルトを挿
通してナット締めする作業を必ず必要としている。
ジと腹板からなる主桁の継手構造であって、上フランジ
の継手箇所に増厚部材を固着するとともに桁材の短手方
向端面に端板を固着し、一方、下フランジと腹板に透孔
を穿設してこの箇所に添接板をボルトで固着し、さら
に、双方の主桁の端板を密着させて一体化することを特
徴とした橋梁などにおける主桁の継手構造である。
添接かつ接合対応可能な複数の貫通孔を穿設し、必要に
応じて添接板を固着する構造を有する。
成したので上フランジの上面に設置する覆工板等の改造
を必要としない。また、上フランジの連結にボルトを使
用しない簡素な構造であり、製作および組立作業の効率
化を促進できる。さらに、上フランジに作用する圧縮力
は、端板で直接伝達する構造であり、かつ上フランジに
増厚部材を配して充分な強度を発揮する。また、仮に上
フランジの突き合わせ誤差が生じても上フランジと増厚
板に配設した端板により、突き合わせ面が大きく広がり
端板の板厚内で誤差に対応する。
図、側面図並びに継手部分を示す側面図である。橋桁な
どに使用される主桁1は、上下のフランジ2,3とこの
フランジ2,3を連成する腹板4で構成され、一例とし
て断面I型を呈している。そして、トラック輸送などに
使用されるために工場などで予め6m〜11mの長さに
揃えられ運搬される。したがって、橋桁などの長尺物を
形成するためには施工現場でこの主桁を継ぎ合わせ、所
定の位置に設置することが行われている。
2の継手部の下面2aに増厚部材5を溶接などの手段で
固着し、さらに、主桁1と主桁1の端面1aが相対する
継手部分の特に上フランジ2と上記増厚部材5の端面に
各主桁1の長手方向と直交する方向に端板6を溶接など
で固着する。
長手方向に沿って複数の透孔7を施し、さらに、上記透
孔7と同様の孔8を有する添接板9を別途用意し、それ
をボルト10によって締着し、隣り合う主桁1,1を一
体化する。
宜の位置に複数個の透孔11を設け、他方、この透孔1
1と同様の透孔12を具備する添接板13を腹板4の表
裏にボルト止めする。
フランジ2と増厚部材5には、複数の透孔14を具備し
ており、この上フランジ2と増厚部材5の双方あるいは
いずれか一方に添接板15をボルトにより固定可能とし
ている。
したので上フランジの上面に設置する覆工板などの改造
を必要としない。また、通常の水平力に対しては増厚板
と端板によって対応し、しかも突き合わせ箇所のボルト
締めを不要として工程数の低減を実現した。さらに、大
きな水平力に対しては、上フランジと増厚板に添接板を
固着できるようにして強度を高めることができる。本発
明は、状況に応じて使い分けられる継手構造を有し、経
済性に優れているだけでなく高い強度を発揮し、産業利
用上優れた発明である。
Claims (2)
- 【請求項1】 上下のフランジと腹板からなる主桁の継
手構造であって、上フランジの継手箇所に増厚部材を固
着するとともに桁材の短手方向端面に端板を固着し、一
方、下フランジと腹板に透孔を穿設してこの箇所に添接
板をボルトで固着し、さらに、双方の主桁の端板を密着
させて一体化することを特徴とした橋梁などにおける主
桁の継手構造。 - 【請求項2】 前記上フランジと主桁に添接接合対応可
能な複数の貫通孔を穿設した請求項1記載の主桁の継手
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25349392A JPH07116684B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 橋梁などにおける主桁の継手構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25349392A JPH07116684B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 橋梁などにおける主桁の継手構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0681312A true JPH0681312A (ja) | 1994-03-22 |
JPH07116684B2 JPH07116684B2 (ja) | 1995-12-13 |
Family
ID=17252147
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25349392A Expired - Lifetime JPH07116684B2 (ja) | 1992-08-31 | 1992-08-31 | 橋梁などにおける主桁の継手構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JPH07116684B2 (ja) |
Cited By (10)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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US10480197B2 (en) | 2017-04-04 | 2019-11-19 | Columbia Insurance Company | Masonry support |
-
1992
- 1992-08-31 JP JP25349392A patent/JPH07116684B2/ja not_active Expired - Lifetime
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JPH07116684B2 (ja) | 1995-12-13 |
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