JPH0678260A

JPH0678260A - スチルビデオカメラ

Info

Publication number: JPH0678260A
Application number: JP4230563A
Authority: JP
Inventors: Tomoaki Tamura; 知章田村; Yukinori Koizumi; 幸範小泉; Tadaaki Tsuchida; 匡章土田; Katsuya Nagaishi; 勝也永石
Original assignee: Konica Minolta Inc
Current assignee: Konica Minolta Inc
Priority date: 1992-08-28
Filing date: 1992-08-28
Publication date: 1994-03-18

Abstract

(57)【要約】【目的】再生時における電子画像の検索・編集作業等を
容易にすることを目的とする。【構成】メモリカードを挿入し、カード内のディレクト
リのサーチを実行して、追加記録可能であれば、ディレ
クトリ作成又はディレクトリ選択の操作を行う（Ｓ１〜
７）。次に、被写体の撮影が行われると、画像に情報付
加して新たに作成した又は選択されたディレクトリに記
録し、撮影後、記録した画像を他のディレクトリに移動
させたい場合は、ディレクトリ変更モードにして移動さ
せたいディレクトリを新たに作成するか又は既存のディ
レクトリから選択するかして画像のディレクトリ移動を
行う（Ｓ８〜14）。これにより、撮影と同時に画像の分
類ができ、再生時の検索・編集が容易となる。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明は、被写体の光画像を光電
変換により電気画像信号に変換して記録媒体に画像の記
録を行うスチルビデオカメラに関し、特に、撮影した画
像を分類整理して記録できるようにしたスチルビデオカ
メラに関する。

【０００２】

【従来の技術】近年、被写体の光画像を、撮像レンズ等
の光学系を介してＣＣＤ等の固体撮像素子に結像させ、
該撮像素子により光電変換されて出力される電気画像信
号を、ＩＣカード等の記録媒体に記録するように構成さ
れたスチルビデオカメラが実用化されており、前記記録
媒体に記録した電子画像をモニターで再生して見たり、
プリンタでハードコピーしたりするようになっている。

【０００３】ここで、このようなスチルビデオカメラで
撮影した電子画像を管理する場合、光ディスク，光磁気
ディスク又はディジタル記録方式の磁気テープ（ＤＡ
Ｔ）等の記録容量の大きい記録媒体に、多数の画像を記
録させ管理する所謂電子画像ファイリング装置が考えら
れている（例えば特願昭３−２７１４８１号及び特願昭
３−２８７５５０号等）。この場合、所望の画像が素早
く検索できるように、各画像にその画像の分類用データ
を付加して共通の画像群にタイトルを付け、タイトル毎
に画像を分類整理して記録するようにしている。

【０００４】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来で
は、前記タイトル等を付ける作業は、再生装置で各画像
を再生しながらキーボード等によって入力するので、極
めて面倒であった。また、この場合、タイトルを付け忘
れた場合には、所望の画像の検索が困難になってしまう
という問題があった。

【０００５】そこで、本発明は上記の事情に鑑みなされ
たもので、被写体の撮影時に、画像を分類整理して記録
できるようにしたスチルビデオカメラを提供することを
目的とする。

【０００６】

【課題を解決するための手段】このため本発明は、図１
に示すように、被写体の光画像を光学系を介して撮像素
子に結像させ、撮像素子により光電変換されて出力され
る電気画像信号を記録媒体に記録する構成のスチルビデ
オカメラにおいて、前記記録媒体内に設けられた複数の
画像分類用のディレクトリを選択するディレクトリ選択
手段と、該ディレクトリ選択手段で選択されたディレク
トリを表示するディレクトリ表示手段と、撮影した画像
及び当該画像に付加する各種データを選択されたディレ
クトリに記録する画像分類データ記録手段とを備えて構
成した。

【０００７】

【作用】かかる構成において、被写体を撮影する直前又
は直後において、被写体の内容に応じてディレクトリ選
択手段によって画像を記録したいディレクトリを選択す
る。ディレクトリを選択するとその選択されたディレク
トリはディレクトリ表示手段に表示される。そして、画
像分類データ記録手段によって撮影された画像及びその
画像に付加する各種データが、選択されたディレクトリ
に記録される。

【０００８】従って、被写体を撮影する毎に、撮影した
画像が記録媒体に分類整理されて記録できるので、画像
の分類整理作業の省力化が図れるようになり、画像の管
理が容易となる。

【０００９】

【実施例】以下、本発明の実施例を図面に基づいて説明
する。図２に本実施例のスチルビデオカメラの外観を示
す。図において、カメラ本体１の前面部には、撮影レン
ズ２が設けられている。また、側面部には、記録媒体と
しての例えばメモリカード３を挿入するメモリカード挿
入口４と、該メモリカード挿入口４に挿入されたメモリ
カード３を取り出すためのスライド式のカードイジャク
トボタン５等が設けられている。更に、上面部には、レ
リーズボタン６、各種機能選択ボタン７、メモリカード
３内に予め仕切って設けられた複数のディレクトリを選
択する十字カーソル８、録音用マイク９及び選択したデ
ィレクトリや各種の機能情報等を表示するためのディレ
クトリ表示手段としての液晶表示部10等が設けられてい
る。

【００１０】そして、レリーズボタン６の操作によっ
て、内蔵した制御回路により被写体の光画像を電気画像
信号に変換し、更に所定の信号処理を経てメモリカード
３の選択されたディレクトリ内に画像が記録されるよう
になっている。次に、前記メモリカード３に設けられる
ディレクトリの構成の一例を図３に図式的に示す。

【００１１】図において、Ａ，Ｂ，Ｃは各ディレクトリ
及び各サブディレクトリを示す。図３の場合は、ディレ
クトリＡには、画像番号Ｐ．１〜Ｐ．１２までの12枚の
画像が記録されていることを示し、ディレクトリＢに
は、画像番号Ｐ．１〜Ｐ．７までの７枚の画像が、ま
た、そのサブディレクトリＡ，Ｂには、オートブラケッ
ト撮影の画像が３枚記録されており、サブディレクトリ
Ｃには、画像番号Ｐ．１〜Ｐ．８までの８枚の画像と同
一番号の画像に対応したＳ．１〜Ｓ．８までの音声情報
が記録されていることを示し、ディレクトリＣは未使用
であることを示している。そして、これらディレクトリ
を設けたメモリカード８にはカード名が記録される。

【００１２】各ディレクトリの選択は、前記十字カーソ
ル８によって行われ、例えば、十字カーソル８の左右部
分でディレクトリＡ，Ｂ，Ｃ，・・の選択を行い、上下
部分で各ディレクトリの画像番号の選択を行う。また、
各ディレクトリ内のサブディレクトリの選択は、例えば
十字カーソル８の左右部分と機能選択ボタン７との組み
合わせで行えばよい。従って、十字カーソル８と機能選
択ボタン７とでディレクトリ選択手段が構成される。

【００１３】次に、図４を参照して液晶表示部10におけ
るディレクトリ表示について説明する。十字カーソル８
を操作してディレクトリＡの画像番号Ｐ．１２を選択す
ると、図４（ａ）のように、日付表示部10ａに、「ａ＼
１２」というように表示される。この状態で撮影を行え
ば画像番号部分が１３，１４，・・・とカウントアップ
され、撮影した画像がディレクトリＡに記録される。図
４（ｂ）では、日付表示部10ａに、「ｂ＼ｃ＼０８」と
表示されており、これは、ディレクトリＢのサブディレ
クトリＣが選択されていることを示す。図４（ｃ）で
は、日付表示部10ａに、「ｃ＼００」と表示されてお
り、これは、ディレクトリＣが選択されていることを示
し、また、ディレクトリＣが未使用であることを示して
いる。ここで、撮影すれば画像番号部分が１，２，・・
・とカウントアップされ、撮影した画像がディレクトリ
Ｃに記録される。尚、表示部10ｂの「２５」の表示は撮
影可能枚数を示している。また、ディレクトリの表示
は、７セグメントによる表示上、小文字ａ，ｂ，ｃ等と
している。

【００１４】次に、図５のフローチャートを参照しなが
ら本実施例の画像記録過程を説明する。ステップ１（図
中Ｓ１と記し、以下同様とする）では、メモリカード３
をメモリカード挿入口４に挿入する。ステップ２では、
メモリカード３内のディレクトリのサーチを実行する。

【００１５】ステップ３では、ステップ２のサーチの結
果から画像の追加記録が可能か否かを判定する。ここ
で、挿入したメモリカード３の記録容量が無いときはス
テップ４に進み、「カード交換」の表示を行い、メモリ
カードの交換を促す。追加記録が可能な場合はステップ
５に進む。ステップ５では、新たなディレクトリの作成
モードか否かを判定する。これは、例えば機能選択ボタ
ン７によって指定できるようにすればよい。ここで、デ
ィレクトリ作成モードの時は、ステップ６に進み新しい
ディレクトリの作成を行う。また、ディレクトリ作成モ
ードでないときにはステップ７に進む。

【００１６】ステップ７では、既に作成されている既存
のディレクトリを十字カーソル８で選択する。選択した
ディレクトリは液晶表示部10で確認できる。このように
してディレクトリの選択又はディレクトリの作成が終了
したらステップ８に進み、レリーズボタン６を操作して
被写体の撮影を行う。ステップ９では、ディレクトリの
変更モードか否かの判定を行うが、撮影した時点では、
この判定はＮＯとなりステップ10に進む。

【００１７】ステップ10では、撮影した画像データに、
日付，ディレクトリ情報，音声データの有無及びオート
ブラケット撮影モード等の各種情報を付加する。ステッ
プ11では、ステップ10で各種情報が付加された画像デー
タをメモリカード３内の選択されたディレクトリに記録
する。撮影後、メモリカード３内に記録した画像を別の
ディレクトリに移動させたい場合には、例えば、十字カ
ーソル８と機能選択ボタンを同時に操作する等の方法で
ディレクトリ変更モードにすれば、ステップ９の判定が
ＹＥＳとなって、ステップ12に進み、新たなディレクト
リの作成モードか否かの判定が行われる。ここで、ディ
レクトリ作成モードの時は、ステップ13に進み新しいデ
ィレクトリの作成を行う。また、ディレクトリ作成モー
ドでないときにはステップ14に進み、移動先のディレク
トリの選択を行う。

【００１８】尚、撮影後、単に十字カーソル８のみを操
作した場合には、ディレクトリ変更モードとならず、ス
テップ５に飛ぶ。また、撮影後、十字カーソル８を操作
せずにレリーズボタン６を押せば、メモリカード３に容
量がある限りはステップ３のＹＥＳ、ステップ７のＮ
Ｏ、ステップ７で同じディレクトリ選択の過程を通りス
テップ９の撮影に至るものとする。即ち、レリーズボタ
ン６を押すだけでは、最初に選択したディレクトリに容
量がなくなるまで次々に記録されることになる。

【００１９】ここで、オートブラケット撮影の場合は、
露出の設定が難しい被写体を撮影する時に、露出を少し
づつ変えて連写するものであり、撮影後に好みの画像を
選ぶことができるものである。このような撮影では、一
連の画像が１つのディレクトリに記録されていれば、後
に画像整理する場合に便利である。従って、本実施例で
は、オートブラケット撮影モードが選択されている時に
は、自動的に新たなディレクトリが作成され、そのディ
レクトリに一連のオートブラケット撮影画像が記録され
るようになっている。

【００２０】また、音声を、同時に又は関連付けて収録
する場合には、図３に示すように対応する画像と同じデ
ィレクトリに収納される。以上のように、カメラによる
撮影時に、ディレクトリを選択して記録できるようにす
れば、再生時の画面の検索及び編集が早く且つ容易に行
えるようになる。また、オートブラケット撮影画像を１
つのディレクトリにまとめて記録することで、画像の編
集（取捨選択）が効率良く行える。更に、音声情報を対
応する画像と同じディレクトリに記録するので、データ
の検索・編集が容易である。

【００２１】次に、ディレクトリの表示方式の別の各実
施例を図６〜図８にそれぞれ示し説明する。図６の実施
例では、図４の表示を簡素化したもので、既存のディレ
クトリを直視的に表示できるようにしたものである。
尚、この表示方式ではサブディレクトリは作成できな
い。

【００２２】図において、液晶表示部20のＡ〜Ｉの部分
がディレクトリを表示するものであり、この実施例で
は、Ａ〜Ｉまでので作成が可能である。図６（ａ）はメ
モリカード３を挿入していない場合の表示形態を示して
あり、Ａ〜Ｉまでの表示が全て点灯状態となる。図６
（ｂ）〜（ｄ）まではメモリカード３を挿入した後の表
示形態を示しており、図６（ｂ）はＡ〜Ｄが点灯状態
で、残りのＥ〜Ｉが消灯状態となっており、この場合
は、Ａ〜Ｄのディレクトリが存在していることを表示し
ている。

【００２３】図６（ｃ）では、ディレクトリＢが反転表
示されており、撮影時において、撮影画像を記録するデ
ィレクトリとしてＢのディレクトリが選択されているこ
とを示している。図６（ｄ）では、Ａ，Ｅ，Ｆ，Ｉが点
灯状態であり、残りのＢ〜Ｄ，Ｇ，Ｈが消灯状態となっ
ており、Ａ，Ｅ，Ｆ，Ｉのディレクトリが存在している
ことを示している。このような表示形態は、各ディレク
トリの書込／消去を繰り返した場合に起こる。この場
合、ディレクトリ整理のコマンドによって図６（ｂ）の
表示のように整理することが可能である。

【００２４】図７のものは、図６の方式に比べて更に直
感的な表示方式としたものである。即ち、予めディレク
トリを複数用意し、この中から選択するようにするもの
で、複数のディレクトリを図７（ａ）に示すようなシン
ボルマークで表示するようにし、選択されたディレクト
リが前記シンボルマークによって液晶表示部30に図７
（ｂ）に示すように表示されるようにしたものである。

【００２５】用意するディレクトリとしては、例えば
「ポートレート」，「集合写真」，「風景」，「クロー
ズアップ」，「スポーツ」，「自動選択」等とし、撮影
する被写体の種類によって、これらの中から選択して画
像を記録する。この場合、これらの被写体の撮影に際し
ては、撮影に適合した絞りやシャッタスピード等の撮影
条件が異なるので、撮影時にディレクトリを選択した時
にその被写体に適合したカメラのシャッタスピードや絞
りが自動的に選択されるようにして、撮影時には、ディ
レクトリを選択してレリーズボタンを操作するだけで選
択したディレクトリに画像が記録されるようにするとよ
い。

【００２６】また、「自動選択」のディレクトリを選択
した場合には、撮影した画像パターンを分析し、自動的
に被写体を分類し、その他のディレクトリのうちの適合
するディレクトリに画像が自動的に記録される。画像の
パターン分析は、画像を２値化してその形状の特徴を抽
出して分類する方法がある。その他にも、画像の分類方
式としては、例えばカメラのＡＦ測距情報を参考にして
分類することができる。例えば、距離が70cm以内であれ
ば「クローズアップ」、１〜２ｍは「ポートレート」、
３〜５ｍは「集合写真」、５ｍ以上は「風景」、また、
カメラは測距を確実にするため、撮影前に数回測距する
ようになっている。そこで、撮影時に測距情報を数回得
た時に距離の変化の激しいものは「スポーツ」と分類す
る。

【００２７】尚、前記各数値はあくまで目安であり厳密
なものではなく、これに限るものではない。図８は、Ｃ
ＲＴやＬＥＤ等の電子式ファインダーを装備したカメラ
の場合の例である。この場合は、ファインダー内の画面
に様々な文字を合成して表示することが、パソコンのデ
ィスプレイ画面同様に可能である。

【００２８】そこで、図に示すように、電子式ファイン
ダー40内の下部に、メモリカードのカード名、ディレク
トリ、サブディレクトリ及び画像番号の各表示部分を設
けて表示させる。文字の選択は、文字の一覧表を十字カ
ーソルでカーソルを移動させて選択する等の方式で行え
ばよい。ここで、ディレクトリの操作としては、ディレ
クトリの選択、ディレクトリの作成、ディレクトリの消
去（整理）、ディレクトリ内容の表示、ディレクトリ構
造の表示等が必要である。据え置きタイプで十分な表示
機能とキーボードのある機器であれば、これら全ての操
作は自由にできるが、スチルビデオカメラでは、表示機
能も操作キーも限定されるので、この場合には、最低限
ディレクトリの選択とディレクトリの作成が行えればよ
く、ディレクトリの消去、ディレクトリ内容の表示、デ
ィレクトリ構造の表示は再生機器側で行えばよい。

【００２９】

【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ス
チルビデオカメラで撮影する際に、撮影と同時に記録媒
体内のディレクトリに分類整理して画像を記録できるの
で、再生時の画像の検索・編集等の作業が容易にでき
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の構成を説明するブロック図

【図２】本発明の一実施例を示すスチルビデオカメラの
外観図

【図３】同上実施例のディレクトリ構造の一例を示す図

【図４】同上実施例の液晶表示部のディレクトリ表示例
を示す図

【図５】同上実施例の画像記録過程を説明するフローチ
ャート

【図６】ディレクトリ表示方式の別実施例を示す図

【図７】ディレクトリ表示方式の別実施例を示す図

【図８】ディレクトリ表示方式の別実施例を示す図

【符号の説明】

１カメラ本体２撮影レンズ３メモリカード６レリーズボタン７機能選択ボタン８十字カーソル 10，20，30，液晶表示部 40 電子式ファインダー

───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者永石勝也東京都八王子市石川町2970番地コニカ株式会社内

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】被写体の光画像を光学系を介して撮像素子
に結像させ、撮像素子により光電変換されて出力される
電気画像信号を記録媒体に記録する構成のスチルビデオ
カメラにおいて、前記記録媒体内に設けられた複数の画像分類用のディレ
クトリを選択するディレクトリ選択手段と、該ディレクトリ選択手段で選択されたディレクトリを表
示するディレクトリ表示手段と、撮影した画像及び当該画像に付加する各種データを選択
されたディレクトリに記録する画像分類データ記録手段
と、を備えて構成したことを特徴とするスチルビデオカメ
ラ。