JPH0678494A - モーター - Google Patents
モーターInfo
- Publication number
- JPH0678494A JPH0678494A JP25372292A JP25372292A JPH0678494A JP H0678494 A JPH0678494 A JP H0678494A JP 25372292 A JP25372292 A JP 25372292A JP 25372292 A JP25372292 A JP 25372292A JP H0678494 A JPH0678494 A JP H0678494A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- motor
- shaft
- screw member
- spiral groove
- rotor
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 本発明は回転運動を直線運動に変換して使用
するタイプのモーターに関する。 【構成】 内周面に軸方向に向かうスパイラル溝を形成
したスリーブシャフトをモーター軸とし、このスリーブ
シャフト内に上記スパイラル溝と係合し、上記スリーブ
シャフトの正逆回転に従ってスリーブシャフト内を軸方
向に正逆移動するスクリュー部材を設ける。
するタイプのモーターに関する。 【構成】 内周面に軸方向に向かうスパイラル溝を形成
したスリーブシャフトをモーター軸とし、このスリーブ
シャフト内に上記スパイラル溝と係合し、上記スリーブ
シャフトの正逆回転に従ってスリーブシャフト内を軸方
向に正逆移動するスクリュー部材を設ける。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、モーター軸の回転運動
を直線運動に変換して使用するのに適したモーターの構
造に関する。
を直線運動に変換して使用するのに適したモーターの構
造に関する。
【0002】
【従来の技術】現代においてモーターはその形の大小を
問わず、回転運動あるいは直線運動を必要とする多くの
電動機器の動力として使用されている。モーターの使用
法としては、大別して、モーター軸の回転を回転力のま
ま歯車列等を介して被回転体に伝達し被回転体を回転さ
せる方法、あるいはモーター軸の回転をウォーム歯車や
ラックピニオン等の変換機構により直線(往復)運動に
変換して使用する方法が知られる。例えば、後者の使用
法においては、自動車等のウィンドガラスを電動で上下
に移動して開閉する機構など、被駆動体を所定の範囲内
で直線的に正逆移動させる機構として有効に使用されて
いる。
問わず、回転運動あるいは直線運動を必要とする多くの
電動機器の動力として使用されている。モーターの使用
法としては、大別して、モーター軸の回転を回転力のま
ま歯車列等を介して被回転体に伝達し被回転体を回転さ
せる方法、あるいはモーター軸の回転をウォーム歯車や
ラックピニオン等の変換機構により直線(往復)運動に
変換して使用する方法が知られる。例えば、後者の使用
法においては、自動車等のウィンドガラスを電動で上下
に移動して開閉する機構など、被駆動体を所定の範囲内
で直線的に正逆移動させる機構として有効に使用されて
いる。
【0003】従来、自動車のウィンドガラスの開閉等、
被駆動体を直線的に正逆移動させるための機構として
は、モーター軸の先端にウォーム歯車を固定し、このウ
ォーム歯車と協働するウォームを介してモーター軸の回
転運動をモーター軸とほぼ直角方向の直線運動に変換す
る機構が知られる。
被駆動体を直線的に正逆移動させるための機構として
は、モーター軸の先端にウォーム歯車を固定し、このウ
ォーム歯車と協働するウォームを介してモーター軸の回
転運動をモーター軸とほぼ直角方向の直線運動に変換す
る機構が知られる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】かかる従来の機構にお
いては、ウォームとウォーム歯車等、モーター軸の回転
を被駆動体の直線運動に変換するための機構を、モータ
ー自体とは別個に設ける必要があったため、かかる機構
を含めた装置全体の小型化や低コスト化を図ることがで
きなかった。また、このように外部に変換機構を形成し
た場合、変換機構の歯車の噛み合い音など比較的騒音を
生じ易いという防音面における問題点があった。
いては、ウォームとウォーム歯車等、モーター軸の回転
を被駆動体の直線運動に変換するための機構を、モータ
ー自体とは別個に設ける必要があったため、かかる機構
を含めた装置全体の小型化や低コスト化を図ることがで
きなかった。また、このように外部に変換機構を形成し
た場合、変換機構の歯車の噛み合い音など比較的騒音を
生じ易いという防音面における問題点があった。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、上記点に鑑み
てなされたもので、内周面に軸方向に向かうスパイラル
溝を形成したスリーブシャフトをモーター軸とし、この
スリーブシャフト内に上記スパイラル溝と係合し、上記
スリーブシャフトの正逆回転に従ってスリーブシャフト
内を軸方向に正逆移動するスクリュー部材を設けたこと
を特徴とする。
てなされたもので、内周面に軸方向に向かうスパイラル
溝を形成したスリーブシャフトをモーター軸とし、この
スリーブシャフト内に上記スパイラル溝と係合し、上記
スリーブシャフトの正逆回転に従ってスリーブシャフト
内を軸方向に正逆移動するスクリュー部材を設けたこと
を特徴とする。
【0006】
【作用】このような手段により、モーターが付勢してモ
ーター軸、即ちスリーブシャフトが正逆いずれかの方向
に回転すると、シャフト内部に配置されたスクリュー部
材がスリーブシャフトのスパイラル溝との係合により正
逆いずれかの軸方向に移動する。尚、シャフトの軸方向
の移動する長さはモーターの付勢時間を制御することに
より容易に制御することができる。
ーター軸、即ちスリーブシャフトが正逆いずれかの方向
に回転すると、シャフト内部に配置されたスクリュー部
材がスリーブシャフトのスパイラル溝との係合により正
逆いずれかの軸方向に移動する。尚、シャフトの軸方向
の移動する長さはモーターの付勢時間を制御することに
より容易に制御することができる。
【0007】
【実施例】以下、本発明の好適な実施例を図面を参照と
して説明する。図1において、符号1は本発明による正
逆回転可能なモータを示し、端部開口1aを端板2によ
り閉塞された筒状のモーターケース3内には、ローター
4がそのシャフト5を一対の適当な軸受け6により正逆
回転自在に軸支されて設けられている。シャフト5は軸
方向に中空の且つその内周面に軸方向に向かうスパイラ
ル状の溝5aを形成したスリーブ状の形状(以下、スリ
ーブシャフトという)よりなり、その外周面にはコイル
8を巻回した数極のコア7がほぼ等角度間隔で固定され
ている。スパイラル状の溝とは、ねじ溝や、または螺旋
状に凹部または凸部を形成してなる溝等をいい、シャフ
ト5の回転に従ってその溝に係合した部材がシャフト5
の軸方向への移動力を受ける形状の溝をいう。シャフト
5にはまた、コア7と並列して整流子9が固定されてい
る。整流子9はコイル8に電気的に連結されており、整
流子9と接触して配置された不図示の電気ブラシが整流
子9を介してコイル7に交互の電流を通電する。
して説明する。図1において、符号1は本発明による正
逆回転可能なモータを示し、端部開口1aを端板2によ
り閉塞された筒状のモーターケース3内には、ローター
4がそのシャフト5を一対の適当な軸受け6により正逆
回転自在に軸支されて設けられている。シャフト5は軸
方向に中空の且つその内周面に軸方向に向かうスパイラ
ル状の溝5aを形成したスリーブ状の形状(以下、スリ
ーブシャフトという)よりなり、その外周面にはコイル
8を巻回した数極のコア7がほぼ等角度間隔で固定され
ている。スパイラル状の溝とは、ねじ溝や、または螺旋
状に凹部または凸部を形成してなる溝等をいい、シャフ
ト5の回転に従ってその溝に係合した部材がシャフト5
の軸方向への移動力を受ける形状の溝をいう。シャフト
5にはまた、コア7と並列して整流子9が固定されてい
る。整流子9はコイル8に電気的に連結されており、整
流子9と接触して配置された不図示の電気ブラシが整流
子9を介してコイル7に交互の電流を通電する。
【0008】一方、ローター4の外周面と対面するよう
にモーターケース3の内周面に環状の磁石(または半割
り等に分割された複数の磁石片を略環状に配列した磁
石)10が固定されている。磁石10は角度方向に交互
に異なる極性の磁極を配列しており、コイル8への通電
によってロータ4に形成される交互極性の電磁気と協働
してロータ4を所定方向に回転させる。これら磁石、ロ
ーターの回転に係わる構成は従来知られるモーターの構
成と同様であって良い。
にモーターケース3の内周面に環状の磁石(または半割
り等に分割された複数の磁石片を略環状に配列した磁
石)10が固定されている。磁石10は角度方向に交互
に異なる極性の磁極を配列しており、コイル8への通電
によってロータ4に形成される交互極性の電磁気と協働
してロータ4を所定方向に回転させる。これら磁石、ロ
ーターの回転に係わる構成は従来知られるモーターの構
成と同様であって良い。
【0009】上記したようにスリーブシャフト5の内周
面には軸方向に向かってねじ状に凹凸を形成するスパイ
ラル溝5aが形成されており、このスパイラル溝5aと
噛み合うようにスパイラル状の突条11aを外周面に形
成する部材(説明の便宜状スクリュー部材という)11
がシャフト5内を軸線方向に正逆移動可能に設けれてい
る。図示例ではスクリュー部材11の突状11aはスク
リュー部材11の軸線方向ほぼ全長にわたって形成され
ているが、シャフト5の内周面のスパイラル溝5aと一
部において係合する長さであってもよい。スクリュー部
材11は不図示のスラスト軸受け等により正逆回転可能
に且つ軸方向に移動可能に支持されている。例えばスク
リュー部材11の先端に直線移動させるべき被駆動体を
直接または間接的に連結することにより、スクリュー部
材11の移動に従って被駆動体を直線移動させることが
できる。
面には軸方向に向かってねじ状に凹凸を形成するスパイ
ラル溝5aが形成されており、このスパイラル溝5aと
噛み合うようにスパイラル状の突条11aを外周面に形
成する部材(説明の便宜状スクリュー部材という)11
がシャフト5内を軸線方向に正逆移動可能に設けれてい
る。図示例ではスクリュー部材11の突状11aはスク
リュー部材11の軸線方向ほぼ全長にわたって形成され
ているが、シャフト5の内周面のスパイラル溝5aと一
部において係合する長さであってもよい。スクリュー部
材11は不図示のスラスト軸受け等により正逆回転可能
に且つ軸方向に移動可能に支持されている。例えばスク
リュー部材11の先端に直線移動させるべき被駆動体を
直接または間接的に連結することにより、スクリュー部
材11の移動に従って被駆動体を直線移動させることが
できる。
【0010】このようにして、シャフト5の正逆回転に
従い、スクリュー部材11を適宜に正逆方向に移動さ
せ、被駆動体を所定位置に移動させることができる。な
お、スクリュー部材の移動の度合(または移動位置)
は、シャフト5の回転数をホール素子等のパルス発生手
段によりパルスに変換し、このパルスを計数することに
よりモーターをオンオフして制御することができ、ま
た、シャフト5の1回転に対するスクリュー部材11の
移動距離は、シャフト5のスパイラル溝5aに対するピ
ッチの比率を変更することにより任意に設定することが
できる。尚、モーターとしてはステッピングモーター、
パルスモーター等、上記のオンオフ制御の可能なモータ
ーであれば特に限定されない。
従い、スクリュー部材11を適宜に正逆方向に移動さ
せ、被駆動体を所定位置に移動させることができる。な
お、スクリュー部材の移動の度合(または移動位置)
は、シャフト5の回転数をホール素子等のパルス発生手
段によりパルスに変換し、このパルスを計数することに
よりモーターをオンオフして制御することができ、ま
た、シャフト5の1回転に対するスクリュー部材11の
移動距離は、シャフト5のスパイラル溝5aに対するピ
ッチの比率を変更することにより任意に設定することが
できる。尚、モーターとしてはステッピングモーター、
パルスモーター等、上記のオンオフ制御の可能なモータ
ーであれば特に限定されない。
【0011】
【発明の効果】以上、本発明によれば、モーターを正逆
転することにより、モーター内部のスクリュー部材を直
接正逆方向に直線移動させ、このスクリュー部材に被駆
動体を連結することにより被駆動体の直線運動を容易に
得ることができる。このような本発明によるモーターに
よれば、従来必要としていたモーター外部の運動変換機
構を必要とせず、モーターのシャフト内部を利用したた
め、装置を小型軽量化することができ、また低コスト
化、低騒音化を達成することができる。
転することにより、モーター内部のスクリュー部材を直
接正逆方向に直線移動させ、このスクリュー部材に被駆
動体を連結することにより被駆動体の直線運動を容易に
得ることができる。このような本発明によるモーターに
よれば、従来必要としていたモーター外部の運動変換機
構を必要とせず、モーターのシャフト内部を利用したた
め、装置を小型軽量化することができ、また低コスト
化、低騒音化を達成することができる。
【図1】本発明によるモーター。
1 モーター 4 ローター 5 シャフト 6 軸受け 11 スクリュー
Claims (1)
- 【請求項1】 内周面に軸方向に向かうスパイラル溝を
形成したスリーブシャフトをモーター軸とし、このスリ
ーブシャフト内に上記スパイラル溝と係合し、上記スリ
ーブシャフトの正逆回転に従ってスリーブシャフト内を
軸方向に正逆移動するスクリュー部材を設けたことを特
徴とするモーター。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25372292A JPH0678494A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | モーター |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP25372292A JPH0678494A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | モーター |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0678494A true JPH0678494A (ja) | 1994-03-18 |
Family
ID=17255237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP25372292A Pending JPH0678494A (ja) | 1992-08-27 | 1992-08-27 | モーター |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0678494A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5912520A (en) * | 1996-03-13 | 1999-06-15 | Unisia Jecs Corporation | Feed-screw unit and electric motor using same |
US7501723B2 (en) | 2005-07-25 | 2009-03-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Driving device |
-
1992
- 1992-08-27 JP JP25372292A patent/JPH0678494A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US5912520A (en) * | 1996-03-13 | 1999-06-15 | Unisia Jecs Corporation | Feed-screw unit and electric motor using same |
US7501723B2 (en) | 2005-07-25 | 2009-03-10 | Canon Kabushiki Kaisha | Driving device |
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