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JPH0667362U - 熱収縮性フイルム - Google Patents

熱収縮性フイルム

Info

Publication number
JPH0667362U
JPH0667362U JP746893U JP746893U JPH0667362U JP H0667362 U JPH0667362 U JP H0667362U JP 746893 U JP746893 U JP 746893U JP 746893 U JP746893 U JP 746893U JP H0667362 U JPH0667362 U JP H0667362U
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
film
heat
cuts
shrinkable film
side edge
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP746893U
Other languages
English (en)
Inventor
弘章 中川
孝司 植田
清巳 上ノ町
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sekisui Chemical Co Ltd
Original Assignee
Sekisui Chemical Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sekisui Chemical Co Ltd filed Critical Sekisui Chemical Co Ltd
Priority to JP746893U priority Critical patent/JPH0667362U/ja
Publication of JPH0667362U publication Critical patent/JPH0667362U/ja
Pending legal-status Critical Current

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Abstract

(57)【要約】 【目的】 延伸方向への不都合な開裂を確実に防止し、
所望の位置で開封することのできる熱収縮性フイルムを
提供する。 【構成】 塩化ビニル樹脂からなる熱収縮性フイルム
(幅方向の最大収縮率60%)5の両端部51、51か
ら6mm離れた一側縁52から延伸方向A−Aとほゞ直
角方向に短い切込み1、1が設けられ、該切込み1、1
に続いて切込み2、2が設けられる。切込み1、1の終
部12、12は切込み2、2の始部21、21よりも
1.5mm両端部51、51寄り、且つ他側縁53への
重なり部分Wは1mmである。その後の切込み3、3も
それぞれの終部はそれに続く切込み4、4の始部よりも
両端部51、51寄りであり、且つ他側縁53方向での
重なり部分Wは1mmである。

Description

【考案の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】
本考案は被包装物からの分離が容易な開封性の改良された熱収縮性フイルムに 関する。
【0002】
【従来の技術】
一軸延伸フイルムは加熱により収縮する熱収縮性を利用して、収縮包装、収縮 ラベル、瓶などのキャップシール等の用途に広く用いられている。 例えば、図7に示すように、塩化ビニル樹脂(PVC)やポリスチレン等の一 軸延伸フイルム5′に印刷を施し、熱シールによる接合部C′を有する筒状とし 、これをポリエチレンテレフタレート(PET)製容器やガラス瓶などの各種容 器7に被せて熱収縮させ、ラベルとして多く用いられている。特にPVC系熱収 縮性フイルムは低温収縮性、印刷適性等が良好であるため多用されている。
【0003】 このように、PVCフイルムとPET容器、PVCフイルムとガラス瓶のよう に異なる材料を組合せて用いると、いずれか一方を回収、再利用する場合、ラベ ルと容器を分離することが必要である。ラベルと容器とが同じ材料であってもい ずれかに印刷されていると、上記と同様に分離する必要がある。 又、熱収縮性フイルムを用いた収縮包装物から内容物を取り出すため、フイル ムを手で破ることが困難な場合が多い。
【0004】 合成樹脂フイルムで包装された物品の開封を容易にするために、例えば特開昭 52−58681号公報記載のように、熱収縮性フイルムの接合箇所に破封用テ ープと裏打ち紐を設けたもの、特開平2−85172号公報記載のような、包装 フイルムに該フイルムと別体の帯状開封テープを重ね合わせ、その重量部に沿っ て破断用ミシン孔を形成してなる包装体が知られている。
【0005】
【考案が解決しようとする課題】 上記いずれの公報に記載のものは熱収縮性フイルムの延伸方向における裂け易 さに対応できる手段が開示されていないので、フイルムの延伸方向に不本意な破 れが生じ、そのあとのフイルムの開封がし難くなるという問題がある。
【0006】 本考案の熱収縮性フイルムは上記従来の問題を解消し、延伸方向への不都合な 開裂を確実に防止し、所望の位置で開封することのできる熱収縮性フイルムを提 供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】
本考案の熱収縮性フイルムは、一軸延伸フイルムの延伸方向両端部に、該フイ ルムの一側縁から他側縁にかけて、延伸方向とほゞ直角方向の複数個の切込みが 断続的に設けられ、各切込みの終部はこれに続く切込みの始部よりも端部側にあ り、且つ他側縁側に位置されて終部と始部とで重なり部分が設けられてなること を特徴とするものである。
【0008】 以下に詳細を説明する。 本考案で使用される熱収縮性フイルムとしては、ポリ塩化ビニル、ポリスチレ ン、ポリエチレン、ポリプロピレン等一般に収縮包装用として使用されているも のである。 このような熱収縮性フイルムは一軸にのみ延伸されることによりその方向に最 大収縮率がほゞ20〜80%の熱収縮性を有するのが好ましいが、この方向と直 交する方向にも若干の延伸がなされていてもよい。
【0009】 図1は本考案の熱収縮性フイルムの一例であり、一軸延伸フイルムの延伸方向 A−A両端部51、51に、該延伸方向A−Aとほゞ直角方向に複数個の断続し た切込み1、1、2、2、3、3・・・が設けられてなる。 先ず、延伸方向A−Aの両端部51、51でフイルム5の一側縁52から各1 本目の切込み1、1が設けられ、切込み1、1の終部12、12からフイルム5 の中心側へやゝ離れたところから次の切込み2、2が形成される。切込み2、2 の始部21、21は切込み1、1の終部12、12よりもやゝ一側縁52側に配 置されて、延伸方向と直交する方向で重なり部分W、W、・・・が設けられてい る。同様にして該フイルム5の他側縁53にかけて切込み3、4、・・・が形成 されてなる。
【0010】 延伸方向の一側縁52から形成される切込み1は、フイルム端部51から5〜 10mm、好ましくは6〜9mm離して形成されるのがよい。 該熱収縮性フイルム5は端部51、51同士を熱融着などで接合し筒状として 用いられるのが好適であるから、端部51、51同士を熱融着などで接合するた めに上記の距離で重ね代の部分を設けておくことが必要である。 又、筒状として使用された熱収縮性フイルム5を開封するために剥離する部分 、即ち端部51、51が接合された部分はフイルムが二重となりちぎれ難くなる 。
【0011】 各切込みの好ましい長さは5〜10mm、より好ましくは6〜9mmである。 各切込みの終部12、22と、これに続く切込みの始部21、31との延伸方向 の間隔は、1mmよりも小さいと運搬時の衝撃などにより部分的な開封が生じた りし、3mmよりも大きいと開封に相当量の力が必要となる。そのため上記間隔 は1〜3mmが好ましく、より好ましくは1.5〜2.5mmである。
【0012】 延伸方向と直交する方向において、各切込みの終部と始部との重なり部分Wが なければ、開封時に切込みの終部から発生する開裂が次の切込みにつながらず、 フイルム5の中央部へ向けて開裂してしまう。そのため切込みの始部21、31 は隣の切込みの終部12、22に重なり部分Wをもって位置される。 この重なり部分Wの長さは1〜3mm、好ましくは1.5〜2.5mm、より 好ましくは0.5〜1.5mmが好ましい。
【0013】 切込みの形状は直線の他、図5及び図6に示すような折れ線6や曲線6′でも よい。切込みの方向は延伸方向とほゞ直角方向となされるが、図6に示すように 各切込みの終部62′、62′、・・・が延伸方向端部51方向へ向けられてい てもよい。
【0014】 上記切込みが形成された一軸延伸フイルム5は、延伸方向両端部51、51同 士が重ね合わされ、熱シール等により接合されて筒状として使用されるのが好適 である。 筒状フイルム内に被包装物を入れ、熱風などによりフイルムを加熱すると、フ イルムは筒状の直径方向へ熱収縮し被包装物は包装される。
【0015】 熱収縮されたフイルムを取り除くには、フイルムの接合部分側に始部を有する 切込みから接合部分を引き起こすと、該切込みの終部でフイルムは延伸方向中央 側、即ち隣の切込みへ向けて裂ける。接合部分の引き起こしを続けると、次々に 切込みの終部が裂けてほゞ対称位置にある切込みの間のフイルムは除去され、包 装は開封される。
【0016】
【作用】
本考案の熱収縮性フイルムの両端部を接合して筒状としたものを、瓶等の容器 に被せて熱収縮させラベルなどとして使用した場合には、切込みの始部があるフ イルムの一側縁から接合部分を引き起こすと、切込みから次の切込みへとフイル ムが裂け、筒状の収縮フイルムを容易に開封することができる。
【0017】
【実施例】
本考案の熱収縮性フイルムの実施例を図面を参照して説明する。 (実施例1) 図1は本考案の熱収縮性フイルムの実施例を示す平面図であり、5は塩化ビニ ル樹脂からなる熱収縮性フイルム(三菱樹脂(株)製 商品名:ヒシレックス50 2 幅方向A−Aに延伸され、その最大収縮率60%)の両端部51、51から 6mm離れた一側縁52から延伸方向A−Aとほゞ直角方向に短い切込み1、1 が設けられ、該切込み1、1に続いて切込み2、2が設けられる。切込み1、1 の終部12、12は切込み2、2の始部21、21よりも1.5mm両端部51 、51寄り、且つ他側縁53方向での重なり部分Wは1mmである。 その後の切込み3、3、もそれぞれの終部はそれに続く切込み4、4の始部よ りも両端部51、51寄りであり、且つ重なり部分Wが設けられている。 一端部で他側縁にかけて設けられる切込み1、2、3、4、・・・は他端部5 1の切込み1、2、3、4、・・・とほゞ対称に設けられ、各々の切込みの長さ は7mmである。
【0018】 上記熱収縮性フイルム5は、図2に示すような両端部に切込み用の刃81、8 1を有するロール8と、ピンチロール9との間を通過させてその両端部に上記切 込み1、2、3、4、・・・を繰り返し設け、図3に示す長尺の熱収縮性フイル ム5を製し、これを図3のB−B線で切断して得たものである。
【0019】 上記熱収縮性フイルム5の両端部51、51を重ね合わせ、熱融着による接合 部分Cを有する筒状とした。これを図4に示すように容量1.5リットルのPE T容器7の胴回りに被せ、熱風により熱収縮させて容器7のラベルとした。 この収縮した熱収縮性フイルム5の切込み1側から接合部分Cを引き剥がすと 、途中で掴み部分が切れたり、容器の円周方向に裂けたりすることもなく、筒状 の熱収縮性フイルム5を容易に開くことができた。
【0020】 (実施例2) 各々切込みの長さを8mmとし、切込み1と端部51との間を8mm、各切込 みの終部とこれに続く切込みの始部との間を2mm、終部と始部との重なり部分 Wが0.5mmとなるようにした他は実施例1と同様にして容器のラベルとした 。実施例1と同様にしてフイルムの接合部分Aを引き剥がした。その結果は実施 例1と同様であった。
【0021】 (比較例1) 各切込みの終部と始部との重なり部分Wをなくし、終部と始部との間隔を1m mとした他は実施例1と同様にして容器のラベルとした。 これを実施例1と同様にしてフイルムの接合部分を引き剥がしたところ、すぐ にフイルムが容器の円周方向へ裂け、残りの開封作業は困難であった。
【0022】 (比較例2) 切込みの重なり部分をなくし、終部と始部との間隔を10mmとし、且つ切込 みの位置をフイルムの延伸方向のほゞ中央として切込みの列の間に接合部分がな い状態とした他は、実施例1と同様にして容器のラベルとした。これの切込みの 列の間を引き剥がしたところ、すぐにフイルムが容器の円周方向へ裂け、残りの 開封作業は困難であった。
【0023】
【考案の効果】
本考案の熱収縮性フイルムは、以上の構成となされているので、両端部を接合 して筒状としたものを瓶等の容器に被せて熱収縮させラベルなどとして使用した 場合には、切込みが接合部分側にあるフイルムの一側縁から接合部分を引き起こ すと、切込みから次の切込みへとフイルムが裂け、筒状の収縮フイルムを容易に 開封することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本考案の熱収縮性フイルムの実施例を示す平面
図。
【図2】本考案の熱収縮性フイルムの製造方法を示す斜
視図。
【図3】本考案の熱収縮性フイルムの製造方法を示す平
面図。
【図4】本考案の熱収縮性フイルムの実施態様を示す斜
視図。
【図5】本考案の熱収縮性フイルムの他の実施例を示す
平面図。
【図6】本考案の熱収縮性フイルムの更に他の実施例を
示す平面図。
【図7】従来の熱収縮性フイルムの実施態様を示す斜視
図。
【符号の説明】
1、2、3、4 :切込み 5 :熱収縮性フイルム 11、21、31 :始部 12、22、62′:終部 51 :端部 52 :一側縁 53 :他側縁 W :重なり部分

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一軸延伸フイルムの延伸方向両端部に、
    該フイルムの一側縁から他側縁にかけて、延伸方向とほ
    ゞ直角方向の複数個の切込みが断続的に設けられ、各切
    込みの終部はこれに続く切込みの始部よりもフイルムの
    端部側にあり、且つ他側縁側に位置されて終部と始部と
    で重なり部分が設けられてなることを特徴とする熱収縮
    性フイルム。
JP746893U 1993-02-26 1993-02-26 熱収縮性フイルム Pending JPH0667362U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP746893U JPH0667362U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 熱収縮性フイルム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP746893U JPH0667362U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 熱収縮性フイルム

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH0667362U true JPH0667362U (ja) 1994-09-22

Family

ID=11666636

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP746893U Pending JPH0667362U (ja) 1993-02-26 1993-02-26 熱収縮性フイルム

Country Status (1)

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JP (1) JPH0667362U (ja)

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003221061A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Iwata Label Co Ltd 熱収縮フィルム及びそのフィルム包装体
JP2015024835A (ja) * 2013-07-25 2015-02-05 株式会社ガリバー 封筒構造

Cited By (2)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2003221061A (ja) * 2002-01-29 2003-08-05 Iwata Label Co Ltd 熱収縮フィルム及びそのフィルム包装体
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