JPH066769A - クローズドキャプションデコーダ装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】 【目的】 放送されているクロ−ズドキャプション信号
を状態を表示出来るクロ−ズドキャプションデコ−ダ装
置を提供しようとするものである。 【構成】 デ−タを取り出すデ−タスライサ−８と、こ
れを解読する制御部９と、解読されたデ−タを記憶する
表示用メモリ−１０と、このメモリ−に記憶されたデ−
タに従って、文字や図形を表示するキャラクタ−ゼネレ
−タ１１に、放送されているクロ−ズドキャプション信
号の状態を記憶するメモリ−を加え、このメモリ−信号
状態を書き込むことにより信号状態の表示を可能にした
もの。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はテレビジョン受像機のク
ロ−ズドチャプションデコ−ダに関するものである。

【０００２】

【従来の技術】クロ−ズドキャプションデコ−ダは近年
アメリカ合衆国において法令化され、安価で使い勝手の
良いデコ−ダが要望されている。

【０００３】図４はこの従来のクロ−ズドキャプション
デコ−ダ装置のブロック図を示すものであり、１はアン
テナ、２はチュ−ナ、３はＶＩＦ・検波回路，４はビデ
オ、クロマ回路、５はＲＧＢスイッチ、６は同期分離、
偏向回路、７はＣＲＴである。８は映像信号からクロ−
ズドキャプションデ−タを取り出すデ−タスライサ−、
９はマイクロプロセッサ−で構成され、キャプションデ
−タを解読する制御部、１０は表示用メモリ−，１１は
キャラクタ−ゼネレ−タ−である。また９の制御部には
キャプションＯＮ／ＯＦＦスイッチ１２、チャンネル１
／２の切り替えスイッチ１３、キャプション／テキスト
モ−ド切り替えスイッチ１４が接続されている。

【０００４】この様に構成された従来のクロ−ズドキャ
プションデコ−ダ装置において１のアンテナ１、チュ−
ナ２を通った高周波テレビ信号は、ＶＩＦ３と検波回路
によってコンポジット映像信号にされ、ビデオクロマ回
路４、同期分離回路６、デ−タスライサ−８にそれぞれ
供給される。同期分離回路６で分離された同期信号は、
さらにのデ−タスライサ−８に送られる。デ−タスライ
サ−８では、同期分離回路６から供給される、同期信号
を基準にクロ−ズドキャプションデ−タを抜き出し、更
にスライスしディジタルデ−タとして制御部９に送る。

【０００５】制御部では図５のフロ−チャ−トに従がい
動作する。先ず、制御部に接続されているキャプション
ＯＮ／ＯＦＦスイッチ１２を調べ、ＯＦＦであれば、何
もせずに終わる。ＯＮであれば、デ−タスライサ−８か
らデ−ダの読み込みを行い、読み込んだデ−タが正しい
クロ−ズドキャプションデ−タかどうか調べる。正しく
ないデ−タであれば、何もせずに終わる。正しいデ−タ
であれば、次に、読んだデ−タのチャンネルと、チャネ
エル１／２の切り替えスイッチ１３、で選択さているチ
ャンネルが、一致しているかどうか調べる。一致してい
なければ、何もせずに終わる。一致していれば、読み込
んだデ−タのモ−ドとキャプション／テキストスイッチ
１４のモ−ドが一致しているかどうか調べる。一致して
いなければ、何もせずに終わる。一致していれば制御デ
−タ等、一部を除いて、読み込んだデ−タを、表示用メ
モリ−１０に記録する。キャラクタ−ゼネレ−タ１１は
この表示用メモリ−にかれたデ−タに従って文字信号を
発生し、キャラクターゼネレータ１１のＲＧＢスイッチ
によって、ビデオ、クロマ回路４からの映像に組み込ま
れて、文字が表示される。

【０００６】

【発明が解決しようとする課題】しかしながら前記のよ
うな構成では、スイッチ１３，１４によって選択されて
いないデ−タは読み捨てられてしまう。時分割で最大、
チャンネル１キャプション、チャンネル２キャプショ
ン、チャンネル１テキスト、チャンネル２テキストの４
種類の信号を送る事の出来るクロ−ズドキャプションシ
ステムにおいて、送られてくる信号の状態を、即座に検
知することが出来ないという問題点を有していた。

【０００７】本発明は、かかる点に鑑み、送られてくる
キャプション信号の種類を検知し、これを表示出来る、
クロ−ズドキャプションデコ−ダ装置を提供することを
目的とする。

【０００８】

【課題を解決するための手段】上記問題点を解決するた
めに、本発明のクロ−ズドキャプション装置は、映像信
号の垂直帰線期間より信号を取り出すデ−タスライサ−
と、そのデ−タを解読する制御部と、放送されているク
ロ−ズドキャプション信号の状態を記憶するメモリ−
と、前記制御部から供給されるデ−ダを記憶する表示メ
モリ−と、表示メモリ−に記憶されたデ−タに従って、
文字や図形を表示するキャラクタ−ゼネレ−タを備えた
構成としている。

【０００９】

【作用】この構成によって、前記制御部でクロ−ズドキ
ャプション信号の状態を検出し、その結果を、前記の放
送されているキャプション信号の状態を記憶するメモリ
−に書き込む事により、放送されているキャプション信
号の状態を知る事ができるのである。

【００１０】

【実施例】図１は本発明の一実施例におけるクロ−ズド
キャプションデコ−ダ装置のブロック図を示すものであ
る。

【００１１】図１において、１はアンテナ、２はチュ−
ナ、３はＶＩＦ・検波回路，４はビデオ、クロマ回路、
５はＲＧＢスイッチ、６は同期分離、偏向回路、７はＣ
ＲＴである。８は映像信号からキャプションデ−タを取
り出すデ−タスライサ−、９はマイクロプロセッサ−で
構成されクロ−ズドキャプションデ−タを解読する制御
部、１０は表示用メモリ−，１１はキャラクタ−ゼネレ
−タ−である。また制御部９にはキャプションＯＮ／Ｏ
ＦＦスイッチ１２、チャンネル１／２の切り替えスイッ
チ１３、キャプション／テキスト切り替えスイッチ１４
が接続されている。また１５は放送されているクロ−ズ
ドキャプション信号の状態を記憶するメモリ−であり、
制御部９に接続されている。さらにチャンネル１、チャ
ンネル２、キャプションモ−ド、テキストモ−ドをそれ
ぞれ表示するＬＥＤ１６、１７、１８、１９が９の制御
部に接続されている。

【００１２】以上の様に構成されたこの実施例のブロッ
ク図において、以下その動作を説明する。

【００１３】アンテナ１、チュ−ナ２を通った高周波テ
レビ信号は、ＶＩＦと検波回路３によってコンポジット
映像信号にされ、ビデオクロマ回路４、同期分離回路
６、デ−タスライサ−８にそれぞれ供給される。同期分
離回路６で分離された同期信号は、さらにデ−タスライ
サ−８に送られ、デ−タスライサ−８では、同期分離回
路６から供給される同期信号を基準にクロ−ズドキャプ
ションデ−タを抜き出し、更にスライスしディジタルデ
−タとして制御部９に送る。

【００１４】制御部では図２のフロ−チャ−トに従がい
動作する。先ず、デ−タスライサ−８からデ−タの読み
込みを行う。次にそのデ−タが正しいかどうか、キャシ
ョン信号が送られているかどうか調べる。正しくないデ
−タであれば、何もせずに終わる。正しいデ−タであれ
ば、次に読んだデ−タのチャンネルが、１か２かを調
べ、チャンネル１の時だけ、メモリ−１５のチャンネア
ドレスに”１”を書く。次にそのデ−タがキャプション
デ−タかテキストデ−タかを調べ、キャプションデ−タ
の時だけ、メモリ−１５のデ−タモ−ドアドレスに”
１”を書く。

【００１５】この様にして、制御部９に接続されたスイ
ッチの状態に関係無く、放送さるキャプション信号の状
態が、メモリ１５に記憶されるのである。

【００１６】その後のキャプションデ−タがＣＲＴに写
し出される迄の動作は、従来例と同様である。

【００１７】すなわち、次に、読んだデ−タのチャンネ
ルと、チャネエル１／２の切り替えスイッチ１３で選択
さているチャンネルが、一致しているかどうか調べる。
一致していなければ、何もせずに終わる。一致していれ
ば、読み込んだデ−タのモ−ドとキャプション／テキス
トスイッチ１４のモ−ドが一致しているかどうか調べ
る。一致していなければ、何もせずに終わる。一致して
いれば制御デ−タ等、一部を除いて、読み込んだデ−タ
を、表示用メモリ−１０に記録する。キャラクタ−ゼネ
レ−タ１１はこの表示用ＲＡＭにかれたデ−タに従って
文字信号を発生し、キャラクターゼネレータ１１のＲＧ
Ｂスイッチによってビデオ、クロマ回路５からの映像に
組み込まれて文字が表示される。

【００１８】一方、制御部９は図２に示した動作と、並
行に図３に示す動作も行う。すなわち、最初にメモリ−
１５のデ−タを読み、チャネルアドレスのデ−タが”
１”か調べる。”１”なら、チャンネル１を表すＬＥＤ
１６への出力を”Ｈ”とし、このＬＥＤを点灯させ
る。”１”でないときは、チャンネル２を表すＬＥＤ１
７への出力を”Ｈ”とし、これを点灯させる。次に、キ
ャプションアドレスが”１”か調べ、”１”ならば、キ
ャプションモ−ドを表示するＬＥＤ１８への出力を”
Ｈ”とし、これを点灯させる。”１”でない時は、テキ
ストモ−ドを表すＬＥＤ１９への出力を”Ｈ”とし、こ
れを点灯させる。この様にして、メモリ−１５のデ−タ
の内容でＬＥＤ１６、１７、１８、１９を点灯すること
によって、クロ−ズドキャプション信号の状態を知る事
ができる。

【００１９】

【発明の効果】以上のように本発明は、映像信号の垂直
帰線期間より信号を取り出すデ−タスライサ−と、その
デ−タを解読するデコ−ダと、放送されているキャプシ
ョン信号の状態を記憶するメモリ−と、前記制御部から
供給されるデ−ダを記憶する表示メモリ−と、表示メモ
リ−に記憶されたデ−タに従って、文字や図形を表示す
るキャラクタ−ゼネレ−タを備える事により、放送され
ているクロ−ズドキャプションの状態を知る事ができ、
その実用的効果は大きい。

【図面の簡単な説明】

【図１】本発明の一実施例におけるクロ−ズドキャプシ
ョンデコ−ダ装置のブロック図

【図２】本発明の一実施例における制御部９の動作のフ
ロ−チャ−ト

【図３】本発明の一実施例におけるＬＥＤ表示動作のフ
ロ−チャ−ト

【図４】従来のクロ−ズドキャプションデコ−ダ装置の
ブロック図

【図５】従来の制御部９の動作のフロチャ−ト

【符号の説明】

１ アンテナ ２ チュ−ナ ３ ＶＩＦ・検波回路 ４ ビデオ・クロマ回路 ５ ＲＧＢスイッチ回路 ６ 同期分離・偏向回路 ７ ＣＲＴ ８ デ−タスライサ− ９ 制御部 １０ 表示用メモリ− １１ キャラクタ−ゼネレ−タ １２ キャプションＯＮ／ＯＦＦスイッチ １３ チャンネル１／２スイッチ １４ キャプション／テキスト モ−ドスイッチ １５ 放送されているクロ−ズドキャプション信号の状
態を記憶するメモリ− １６ チャンネル１表示ＬＥＤ １７ チャンネル２表示ＬＥＤ １８ キャプションモ−ド表示ＬＥＤ １９ テキストモ−ド表示ＬＥＤ

Claims (4)

【特許請求の範囲】
1. 【請求項１】 映像信号の垂直帰線期間よりデ−タを取
   り出すデ−タスライサ−と、前記デ−タを解読する制御
   部と、放送されているクロ−ズドキャプション信号の状
   態を記憶するメモリ−と、前記制御部で解読されたデ−
   タを記憶する表示用メモリ−と、前記表示メモリ−に記
   憶されたデ−タに従って、文字や図形を表示する信号を
   発生するキャラクタ−ゼネレ−タを備えたことを特徴と
   するクロ−ズドキャプションデコ−ダ装置。
2. 【請求項２】 放送されているクロ−ズドキャプション
   信号の状態を記憶するメモリ−にデ−タを書き込む為の
   手段と、前記メモリ−を定期的に消去する手段を備えた
   ことを特徴とする請求項１記載のクロ−ズドキャプショ
   ンデコ−ダ装置。
3. 【請求項３】 キャプションモ−ドとチャンネルの選択
   を，複数の組み合わせの中からクロ−ズドキャプション
   信号の放送状態に応じ，指定された優先順位で自動的に
   選択することを特徴とする請求項１記載のクロ−ズドキ
   ャプションデコ−ダ装置。
4. 【請求項４】 クロ−ズドキャプションの制御部が、選
   局・テレビ機能制御のマイクロコンピュ−タと一体とな
   ったことを特徴とする請求項１記載のクロ−ズドキャプ
   ションでコ−ダ装置。