JPH0665007A - 交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法 - Google Patents
交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法Info
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- JPH0665007A JPH0665007A JP4219528A JP21952892A JPH0665007A JP H0665007 A JPH0665007 A JP H0665007A JP 4219528 A JP4219528 A JP 4219528A JP 21952892 A JP21952892 A JP 21952892A JP H0665007 A JPH0665007 A JP H0665007A
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- alcohol
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- acetate
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- A—HUMAN NECESSITIES
- A01—AGRICULTURE; FORESTRY; ANIMAL HUSBANDRY; HUNTING; TRAPPING; FISHING
- A01N—PRESERVATION OF BODIES OF HUMANS OR ANIMALS OR PLANTS OR PARTS THEREOF; BIOCIDES, e.g. AS DISINFECTANTS, AS PESTICIDES OR AS HERBICIDES; PEST REPELLANTS OR ATTRACTANTS; PLANT GROWTH REGULATORS
- A01N37/00—Biocides, pest repellants or attractants, or plant growth regulators containing organic compounds containing a carbon atom having three bonds to hetero atoms with at the most two bonds to halogen, e.g. carboxylic acids
- A01N37/02—Saturated carboxylic acids or thio analogues thereof; Derivatives thereof
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- Environmental Sciences (AREA)
- Agricultural Chemicals And Associated Chemicals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】少ない薬剤成分(性フェロモン)によりワタア
カミムシの交信攪乱による防除効果が十分に得られる防
除方法を提供するものである。 【構成】防除組成物であるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニル
アルコールとを99.2:0.8〜90:10 の重量比で圃場に放出
させる。防除組成物は、前記重量比で圃場1ヘクタール
あたり1時間につき4 〜80mgを放出させることが好ま
しい。
カミムシの交信攪乱による防除効果が十分に得られる防
除方法を提供するものである。 【構成】防除組成物であるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニル
アルコールとを99.2:0.8〜90:10 の重量比で圃場に放出
させる。防除組成物は、前記重量比で圃場1ヘクタール
あたり1時間につき4 〜80mgを放出させることが好ま
しい。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、ワタアカミムシの雌雄
の交尾行動を攪乱し、増殖を防ぐことにより防除する方
法に関するものである。
の交尾行動を攪乱し、増殖を防ぐことにより防除する方
法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】ワタアカミムシ(pink bollworm) は、世
界の綿畑の重大害虫である。この虫を性フェロモンもし
くは類似物質を使って成虫の雌雄の交尾行動を攪乱(交
信攪乱)して、防除する技術が知られている。例えばZ-
7-ヘキサデセニルアセテートを有効成分とする方法がEn
viron. Entomol. 1, 645に開示され、ワタアカミムシの
性フェロモンであるゴシプルアー(Z,Z-7,11−ヘキサデ
カジエニルアセテートとZ,E-7,11−ヘキサデカジエニル
アセテートの1:1の混合物)を有効成分とする方法が
Science 196, 904に開示されている。これらの有効成分
は高価であるため、より少ない使用量で交信攪乱の高い
効果が得られる防除組成物が要望されていた。
界の綿畑の重大害虫である。この虫を性フェロモンもし
くは類似物質を使って成虫の雌雄の交尾行動を攪乱(交
信攪乱)して、防除する技術が知られている。例えばZ-
7-ヘキサデセニルアセテートを有効成分とする方法がEn
viron. Entomol. 1, 645に開示され、ワタアカミムシの
性フェロモンであるゴシプルアー(Z,Z-7,11−ヘキサデ
カジエニルアセテートとZ,E-7,11−ヘキサデカジエニル
アセテートの1:1の混合物)を有効成分とする方法が
Science 196, 904に開示されている。これらの有効成分
は高価であるため、より少ない使用量で交信攪乱の高い
効果が得られる防除組成物が要望されていた。
【0003】このような要望を満たすための防除組成物
が、本発明の発明者らによりなされて、特開昭63−2463
01号公報に開示されている。その防除組成物は性フェロ
モン100 重量部と、誘引阻害物質を0.5 〜20重量部とを
含んでいる。この防除組成物を使用するときには、同公
報の実施例に示すようにポリエチレンチューブに入れ、
圃場に設置しておくと、そのチューブを透過して薬剤成
分が徐々に大気中に拡散してゆく。すなわち、この防除
組成物はバリア層を持った徐放性製剤として使用される
ものである。
が、本発明の発明者らによりなされて、特開昭63−2463
01号公報に開示されている。その防除組成物は性フェロ
モン100 重量部と、誘引阻害物質を0.5 〜20重量部とを
含んでいる。この防除組成物を使用するときには、同公
報の実施例に示すようにポリエチレンチューブに入れ、
圃場に設置しておくと、そのチューブを透過して薬剤成
分が徐々に大気中に拡散してゆく。すなわち、この防除
組成物はバリア層を持った徐放性製剤として使用される
ものである。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし発明者らのその
後の研究によると、防除組成物中の性フェロモンと誘引
阻害物質は、その混合比どおりの割合で放出されてゆく
とは限らない場合が多いことが分かった。性フェロモン
と誘引阻害物質は、別異な物質であるから蒸気圧が異な
るが、前者が不飽和脂肪族アセテート、後者が同一不飽
和脂肪族のアルコールであるという関係からして蒸気圧
の相違は僅かである。したがって蒸気圧の相違により放
出割合が変化するとは考えにくい。事実、バリア層を設
けずに、防除組成物を大気中に放出させた場合には、性
フェロモンと誘引阻害物質が略混合比どおりの割合で放
出されてゆくことが確認されている。そこでさらに研究
を重ねた結果、性フェロモンと誘引阻害物質はバリア層
を同じ速度で拡散しないため、混合比どおりに放出され
てゆくとは限らない場合が多いことが分かった。
後の研究によると、防除組成物中の性フェロモンと誘引
阻害物質は、その混合比どおりの割合で放出されてゆく
とは限らない場合が多いことが分かった。性フェロモン
と誘引阻害物質は、別異な物質であるから蒸気圧が異な
るが、前者が不飽和脂肪族アセテート、後者が同一不飽
和脂肪族のアルコールであるという関係からして蒸気圧
の相違は僅かである。したがって蒸気圧の相違により放
出割合が変化するとは考えにくい。事実、バリア層を設
けずに、防除組成物を大気中に放出させた場合には、性
フェロモンと誘引阻害物質が略混合比どおりの割合で放
出されてゆくことが確認されている。そこでさらに研究
を重ねた結果、性フェロモンと誘引阻害物質はバリア層
を同じ速度で拡散しないため、混合比どおりに放出され
てゆくとは限らない場合が多いことが分かった。
【0005】例えば性フェロモンであるZ,Z/Z,E-7,11−
ヘキサデカジエニルアセテート(Z,Z-7,11−ヘキサデカ
ジエニルアセテートとZ,E-7,11−ヘキサデカジエニルア
セテートとの混合物、以下同様の表記をする)100 重量
部と誘引阻害物質であるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエ
ニルアルコール(Z,Z-7,11−ヘキサデカジエニルアルコ
ールとZ,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとの混
合物、以下同様の表記をする)1重量部とを含む防除組
成物をポリエチレンチューブに充填して放出させた場
合、大気中への放出割合は、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカ
ジエニルアセテートが100 重量部に対し、Z,Z/Z,E-7,11
−ヘキサデカジエニルアルコールが0.5 重量部にしかな
らず、防除組成物としての効果が不十分である。特にワ
タアカミムシの成虫の密度の高い時には、交信攪乱によ
る防除効果が劣るという大きな欠点がある。
ヘキサデカジエニルアセテート(Z,Z-7,11−ヘキサデカ
ジエニルアセテートとZ,E-7,11−ヘキサデカジエニルア
セテートとの混合物、以下同様の表記をする)100 重量
部と誘引阻害物質であるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエ
ニルアルコール(Z,Z-7,11−ヘキサデカジエニルアルコ
ールとZ,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとの混
合物、以下同様の表記をする)1重量部とを含む防除組
成物をポリエチレンチューブに充填して放出させた場
合、大気中への放出割合は、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカ
ジエニルアセテートが100 重量部に対し、Z,Z/Z,E-7,11
−ヘキサデカジエニルアルコールが0.5 重量部にしかな
らず、防除組成物としての効果が不十分である。特にワ
タアカミムシの成虫の密度の高い時には、交信攪乱によ
る防除効果が劣るという大きな欠点がある。
【0006】本発明は前記の課題を解決するためなされ
たもので、ワタアカミムシの交信攪乱による防除効果が
十分に得られる防除方法を提供するものである。
たもので、ワタアカミムシの交信攪乱による防除効果が
十分に得られる防除方法を提供するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】前記の目的を達成するた
めになされた本発明の交信攪乱によるワタアカミムシの
防除方法は、性フェロモンであるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサ
デカジエニルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアルコールとを99.2:0.8〜90:10 の重量比で放出
させることを特徴としている。
めになされた本発明の交信攪乱によるワタアカミムシの
防除方法は、性フェロモンであるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサ
デカジエニルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアルコールとを99.2:0.8〜90:10 の重量比で放出
させることを特徴としている。
【0008】前記の放出重量比は98.7:1.3〜95:5である
ことがさらに好ましい。Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエ
ニルアルコールの放出重量比が0.8/99.2より下回る場
合、または10/90 より上回る場合は交信攪乱効果が劣
る。
ことがさらに好ましい。Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエ
ニルアルコールの放出重量比が0.8/99.2より下回る場
合、または10/90 より上回る場合は交信攪乱効果が劣
る。
【0009】Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテ
ート中のZ,Z-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートとZ,
E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートとの比率Z,Z:Z,
E、並びにZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコール
中のZ,Z-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとZ,E-7,
11−ヘキサデカジエニルアルコールとの比率Z,Z:Z,E
は、ともに3:7〜7:3の範囲が望ましく、これをは
ずれると交信攪乱効果は劣る。
ート中のZ,Z-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートとZ,
E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートとの比率Z,Z:Z,
E、並びにZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコール
中のZ,Z-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとZ,E-7,
11−ヘキサデカジエニルアルコールとの比率Z,Z:Z,E
は、ともに3:7〜7:3の範囲が望ましく、これをは
ずれると交信攪乱効果は劣る。
【0010】Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテ
ートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールと
の防除組成物は、前記重量比で圃場1ヘクタールあたり
1時間につき4 〜80mgを放出させることが好ましい。
4 mgより少ない放出量であると、十分な交信攪乱効果
を得ることができない。また80mgを放出すればほとん
どの立地条件の圃場で十分な交信攪乱効果を得ることが
でき、これより多い量を放出してもほとんどが無駄にな
ってしまい、不経済になってしまう。
ートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールと
の防除組成物は、前記重量比で圃場1ヘクタールあたり
1時間につき4 〜80mgを放出させることが好ましい。
4 mgより少ない放出量であると、十分な交信攪乱効果
を得ることができない。また80mgを放出すればほとん
どの立地条件の圃場で十分な交信攪乱効果を得ることが
でき、これより多い量を放出してもほとんどが無駄にな
ってしまい、不経済になってしまう。
【0011】Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテ
ートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールと
の組成物は、プラスチック膜で包装して圃場に設置する
ことにより、前記の放出重量比および放出量に調整する
ことができる。このように防除組成物はバリア層を持っ
た徐放性製剤として使用されるのが好ましい。
ートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールと
の組成物は、プラスチック膜で包装して圃場に設置する
ことにより、前記の放出重量比および放出量に調整する
ことができる。このように防除組成物はバリア層を持っ
た徐放性製剤として使用されるのが好ましい。
【0012】防除組成物を徐放性製剤としてプラスチッ
ク膜で包装する場合には、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアルコールの混合重量比率を前記の放出重量比よ
り多くすることが必要である。Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデ
カジエニルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエ
ニルアルコールとではバリア層(プラスチック膜)を拡
散する速度が異なり、プラスチック膜を透過して外界に
放出される時間が前者の方が速いので、後者の混合重量
比率を高くすることによって予定の放出重量比にするこ
とができる。
ク膜で包装する場合には、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアルコールの混合重量比率を前記の放出重量比よ
り多くすることが必要である。Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデ
カジエニルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエ
ニルアルコールとではバリア層(プラスチック膜)を拡
散する速度が異なり、プラスチック膜を透過して外界に
放出される時間が前者の方が速いので、後者の混合重量
比率を高くすることによって予定の放出重量比にするこ
とができる。
【0013】放出重量比は、放出されてくる蒸気をガス
クロマトグラフで分析することによって求めることがで
きる。
クロマトグラフで分析することによって求めることがで
きる。
【0014】徐放性製剤のバリア層となるプラスチック
膜は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レン−酢酸ビニルコポリマー、またはポリ塩化ビニルの
膜であることが好ましい。またプラスチック膜は、100
〜700 μmの厚さにすることが好ましい。使用されるプ
ラスチック膜の種類、および膜の厚さにより、そこを透
過するZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートと
Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールの速さが
異なるので、両者の適正な混合重量比率は膜の種類、厚
さにより調整すべきものである。しかし例示したプラス
チック膜では前者の方が透過速度が速いので、後者の混
合重量比率を高くすることに変りない。
膜は、例えばポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエチ
レン−酢酸ビニルコポリマー、またはポリ塩化ビニルの
膜であることが好ましい。またプラスチック膜は、100
〜700 μmの厚さにすることが好ましい。使用されるプ
ラスチック膜の種類、および膜の厚さにより、そこを透
過するZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートと
Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールの速さが
異なるので、両者の適正な混合重量比率は膜の種類、厚
さにより調整すべきものである。しかし例示したプラス
チック膜では前者の方が透過速度が速いので、後者の混
合重量比率を高くすることに変りない。
【0015】なお、徐放性製剤として防除組成物をプラ
スチック膜に包装したときの包装形状は特に限定される
ものではなく、例えば細管に防除組成物を封入したも
の、ラミネートフィルムの袋に防除組成物を入れて封止
したもの、およびカプセルに防除組成物を封入したもの
などを例示することができる。
スチック膜に包装したときの包装形状は特に限定される
ものではなく、例えば細管に防除組成物を封入したも
の、ラミネートフィルムの袋に防除組成物を入れて封止
したもの、およびカプセルに防除組成物を封入したもの
などを例示することができる。
【0016】
【実施例】以下、本発明を適用する交信攪乱によるワタ
アカミムシの防除方法の実施例を詳細に説明する。
アカミムシの防除方法の実施例を詳細に説明する。
【0017】本発明の方法に使用する防除組成物中のZ,
Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートとZ,Z/Z,E-
7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとの放出重量比が
どのような傾向になるかを知るために以下の実験をし
た。
Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテートとZ,Z/Z,E-
7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとの放出重量比が
どのような傾向になるかを知るために以下の実験をし
た。
【0018】内径0.8mm 、外径1.6mm 、長さ200mm のポ
リエチレンチューブ3本、A、B、Cを用意した。Aチ
ューブにZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテート
(Z,Z:Z,E = 50:50)を0.08g、BチューブにZ,Z/Z,E-
7,11−ヘキサデカジエニルアルコール(Z,Z:Z,E = 50:
50)を0.08g、Cチューブに上記アセテートとアルコー
ルの98:2の混合物を0.08g充填して両端をシールした。
40℃、0.5m/secの風速のもとで、各成分の放出速度を20
日間測定した。その結果を表1に示す。なお、表1のHD
DAはZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテート、HD
DOL はZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールを
示す。
リエチレンチューブ3本、A、B、Cを用意した。Aチ
ューブにZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテート
(Z,Z:Z,E = 50:50)を0.08g、BチューブにZ,Z/Z,E-
7,11−ヘキサデカジエニルアルコール(Z,Z:Z,E = 50:
50)を0.08g、Cチューブに上記アセテートとアルコー
ルの98:2の混合物を0.08g充填して両端をシールした。
40℃、0.5m/secの風速のもとで、各成分の放出速度を20
日間測定した。その結果を表1に示す。なお、表1のHD
DAはZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテート、HD
DOL はZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールを
示す。
【0019】
【表1】
【0020】上記の実験から、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデ
カジエニルアセテートの単独成分(Aチューブ)はバリ
ア層を透過しやすく、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニ
ルアルコールの単独成分(Bチューブ)はバリア層を透
過しにくいことが分かる。しかし両者を混合した防除組
成物(Cチューブ)では、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアルコールの成分が単独成分(Bチューブ)の場
合よりも良くなっている。すなわち同一の基を持つ誘導
体でアルコール誘導体はアセテート誘導体よりバリア層
を透過する速度がはるかに遅いが、両者を混合した防除
組成物中のアルコール誘導体がバリア層を透過する速度
はその単独成分がバリア層を透過する速度より速くなっ
ている。
カジエニルアセテートの単独成分(Aチューブ)はバリ
ア層を透過しやすく、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニ
ルアルコールの単独成分(Bチューブ)はバリア層を透
過しにくいことが分かる。しかし両者を混合した防除組
成物(Cチューブ)では、Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジ
エニルアルコールの成分が単独成分(Bチューブ)の場
合よりも良くなっている。すなわち同一の基を持つ誘導
体でアルコール誘導体はアセテート誘導体よりバリア層
を透過する速度がはるかに遅いが、両者を混合した防除
組成物中のアルコール誘導体がバリア層を透過する速度
はその単独成分がバリア層を透過する速度より速くなっ
ている。
【0021】上記の実験から、防除組成物中のアセテー
ト誘導体とアルコール誘導体を所期の放出重量比で放出
するには以下のようにする。図1に示す模式図を使用し
て説明する。図1の10はバリア層で、Xはバリア層1
0を境として防除組成物の存在する側(チューブの内
側)、Yは大気側(チューブの外側)である。dはバリ
ア層10の厚さである。アセテ−ト誘導体のようにバリ
ア層10を透過する速度(拡散速度)が大きいものは、
バリア層10内の濃度勾配( CAC X-CAC Y)/dが小さい。
逆にアルコール誘導体のように透過速度が小さいもの
は、バリア層10内の濃度勾配( COH X-COH Y)/dが大き
い。アルコール誘導体とアセテート誘導体とを混合する
ことにより、アセテート誘導体の分子がバリア層10の
可塑化を引き起こすために、アルコール誘導体の透過速
度が大きくなり、アルコール誘導体の濃度勾配( C
OH(+AC) X−COH(+AC) Y)/d は小さくなる。アルコール誘
導体の濃度勾配はアセテート誘導体に比べ大きいので、
大気Y側のアルコール誘導体の濃度はバリア層10の厚
dにより大きく変化する。したがって防除組成物をバリ
ア層10で包み込んだ徐放性製剤でアセテート誘導体と
アルコール誘導体を所期の重量比で放出させるには、ア
セテート誘導体の放出量に合わせてバリア層10の厚さ
を決め、バリア層10の厚さに合わせてアルコール誘導
体の混合重量比を決めればよい。バリア層10の厚さが
薄くなると、アルコール誘導体の放出重量比は混合重量
比に近い比率になり、バリア層10の厚さが厚くなる
と、アルコール誘導体の放出重量比は混合重量比に較べ
て小さくなる。
ト誘導体とアルコール誘導体を所期の放出重量比で放出
するには以下のようにする。図1に示す模式図を使用し
て説明する。図1の10はバリア層で、Xはバリア層1
0を境として防除組成物の存在する側(チューブの内
側)、Yは大気側(チューブの外側)である。dはバリ
ア層10の厚さである。アセテ−ト誘導体のようにバリ
ア層10を透過する速度(拡散速度)が大きいものは、
バリア層10内の濃度勾配( CAC X-CAC Y)/dが小さい。
逆にアルコール誘導体のように透過速度が小さいもの
は、バリア層10内の濃度勾配( COH X-COH Y)/dが大き
い。アルコール誘導体とアセテート誘導体とを混合する
ことにより、アセテート誘導体の分子がバリア層10の
可塑化を引き起こすために、アルコール誘導体の透過速
度が大きくなり、アルコール誘導体の濃度勾配( C
OH(+AC) X−COH(+AC) Y)/d は小さくなる。アルコール誘
導体の濃度勾配はアセテート誘導体に比べ大きいので、
大気Y側のアルコール誘導体の濃度はバリア層10の厚
dにより大きく変化する。したがって防除組成物をバリ
ア層10で包み込んだ徐放性製剤でアセテート誘導体と
アルコール誘導体を所期の重量比で放出させるには、ア
セテート誘導体の放出量に合わせてバリア層10の厚さ
を決め、バリア層10の厚さに合わせてアルコール誘導
体の混合重量比を決めればよい。バリア層10の厚さが
薄くなると、アルコール誘導体の放出重量比は混合重量
比に近い比率になり、バリア層10の厚さが厚くなる
と、アルコール誘導体の放出重量比は混合重量比に較べ
て小さくなる。
【0022】上記の考え方に基づいて、下記実施例1〜
7に示すようにバリア層を持った防除組成物の徐放性製
剤を種々試作し、実際の圃場に使用してワタアカミムシ
の交信攪乱の効果を調べた。
7に示すようにバリア層を持った防除組成物の徐放性製
剤を種々試作し、実際の圃場に使用してワタアカミムシ
の交信攪乱の効果を調べた。
【0023】実施例1〜7 表2で示すような重量比でワタアカミムシの性フェロモ
ンであるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテート
(表中HDDAと表示)とZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニ
ルアルコール(表中HDDOL と表示) を混合した防除組成
物を、内径0.8mm、外径1.6mm 、長さ200mm のポリエチ
レンチューブに充填したのち、両端をシールして徐放性
製剤を作製した。40℃、0.5m/secの風速のもとでこれら
の製剤から放出されるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニ
ルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアル
コールをガスクロマトグラフで測定した。その結果を表
2に示してある。
ンであるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテート
(表中HDDAと表示)とZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニ
ルアルコール(表中HDDOL と表示) を混合した防除組成
物を、内径0.8mm、外径1.6mm 、長さ200mm のポリエチ
レンチューブに充填したのち、両端をシールして徐放性
製剤を作製した。40℃、0.5m/secの風速のもとでこれら
の製剤から放出されるZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニ
ルアセテートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアル
コールをガスクロマトグラフで測定した。その結果を表
2に示してある。
【0024】比較例1〜4 比較のためZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセテー
トとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとの
放出重量比が99.2:0.8〜90:10 を外れる場合についても
同様の実験を行ない、表2に示してある。
トとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコールとの
放出重量比が99.2:0.8〜90:10 を外れる場合についても
同様の実験を行ない、表2に示してある。
【0025】上記により作製した実施例1〜7および比
較例1〜4の製剤を綿畑に設置してその効果を調べた。
さらに比較のため、性フェロモンを全く使用していない
場合(比較例5)についても調べた。綿畑10アールずつ
12区に区切り、上記で作製した各製剤を10アール当たり
30本ずつ、区全体に製剤が均一に配置されるように綿の
茎に縛りつけることによって設置した。交尾率の測定
は、各区とも中央部に20頭ずつのワタアカミムシの処女
雌の翅を細い糸でつないで逃げないようにし、交尾の有
無を数えた。その結果を表2に示してある。実施例1〜
7に示した例は、交信攪乱効果が優れていることが分か
る。
較例1〜4の製剤を綿畑に設置してその効果を調べた。
さらに比較のため、性フェロモンを全く使用していない
場合(比較例5)についても調べた。綿畑10アールずつ
12区に区切り、上記で作製した各製剤を10アール当たり
30本ずつ、区全体に製剤が均一に配置されるように綿の
茎に縛りつけることによって設置した。交尾率の測定
は、各区とも中央部に20頭ずつのワタアカミムシの処女
雌の翅を細い糸でつないで逃げないようにし、交尾の有
無を数えた。その結果を表2に示してある。実施例1〜
7に示した例は、交信攪乱効果が優れていることが分か
る。
【0026】
【表2】
【0027】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように本発明を適
用した交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法による
と、従来の交信攪乱による防除方法よりも少ない薬剤の
有効成分の量でも十分に高い交信攪乱効果が得られる。
そのため経済性に優れている。従来ワタアカミムシの成
虫密度の高いときは交信攪乱による防除は困難であると
されてきたが、本発明の防除方法によればこのようなと
きでも十分な防除効果をあげることができる。
用した交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法による
と、従来の交信攪乱による防除方法よりも少ない薬剤の
有効成分の量でも十分に高い交信攪乱効果が得られる。
そのため経済性に優れている。従来ワタアカミムシの成
虫密度の高いときは交信攪乱による防除は困難であると
されてきたが、本発明の防除方法によればこのようなと
きでも十分な防除効果をあげることができる。
【図1】バリア層内の防除組成物の濃度勾配を説明する
模式図である。
模式図である。
Claims (4)
- 【請求項1】 Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセ
テートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコール
とを99.2:0.8〜90:10 の重量比で放出させることを特徴
とする交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法。 - 【請求項2】 Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセ
テートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコール
とを前記重量比で圃場1ヘクタールあたり4〜80mg/
hr放出させることを特徴とする請求項1に記載の交信
攪乱によるワタアカミムシの防除方法。 - 【請求項3】 Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアセ
テートとZ,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアルコール
との組成物を、プラスチック膜で包装して圃場に設置
し、放出させることを特徴とする請求項1または請求項
2に記載の交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法。 - 【請求項4】 Z,Z/Z,E-7,11−ヘキサデカジエニルアル
コールの比率を前記放出重量比より多く混合した前記組
成物を、プラスチック膜で包装して圃場に設置し、放出
させることを特徴とする請求項1、請求項2または請求
項3に記載の交信攪乱によるワタアカミムシの防除方
法。
Priority Applications (5)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4219528A JPH0665007A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法 |
BR9302703A BR9302703A (pt) | 1992-08-19 | 1993-06-29 | Processo para controlar lagarta rosa de algodao |
EG52693A EG20227A (en) | 1992-08-19 | 1993-08-17 | Method for controlling pink bollworm through disturbance of male female communication thereof |
CN93116438A CN1061211C (zh) | 1992-08-19 | 1993-08-18 | 通过干扰雌雄通讯来防治棉红铃虫的方法 |
US08/469,792 US5532273A (en) | 1992-08-19 | 1995-06-06 | Method for controlling pink bollworm through disturbance of male-female communication thereof |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4219528A JPH0665007A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0665007A true JPH0665007A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=16736896
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4219528A Pending JPH0665007A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 交信攪乱によるワタアカミムシの防除方法 |
Country Status (5)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US5532273A (ja) |
JP (1) | JPH0665007A (ja) |
CN (1) | CN1061211C (ja) |
BR (1) | BR9302703A (ja) |
EG (1) | EG20227A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213622A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Gifu Univ | カキノヘタムシガの交信攪乱剤、及びカキノヘタムシガの交信攪乱方法 |
JP2010047564A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-03-04 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤及びこれを用いた交信撹乱方法 |
JP2013014585A (ja) * | 2011-06-09 | 2013-01-24 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤を用いた交信撹乱方法 |
WO2021125325A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 信越化学工業株式会社 | ワタアカミムシ及びオオタバコガ類の同時防除方法 |
JPWO2021125323A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE69504277T2 (de) * | 1994-11-04 | 1999-01-07 | Nitto Denko Corp., Ibaraki, Osaka | Material zur Störung der Kommunikation von Insekten |
Family Cites Families (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US3996270A (en) * | 1974-06-24 | 1976-12-07 | Story Chemical Corporation | Intermediate for Gossyplure, the sex pheromone of the pink bollworm |
JPS57156403A (en) * | 1981-03-24 | 1982-09-27 | Shin Etsu Chem Co Ltd | Gradual vapor releaser with good shaping property |
US4929441A (en) * | 1984-04-13 | 1990-05-29 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Unnatural sex attractants for male pink bollworms and pinkspotted bollworms and use thereof |
JPH0818927B2 (ja) * | 1988-05-13 | 1996-02-28 | 信越化学工業株式会社 | 徐放性フェロモン製剤 |
US5236715A (en) * | 1992-01-28 | 1993-08-17 | The United States Of America As Represented By The Secretary Of Agriculture | Sex attractant for the mint root borer |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP4219528A patent/JPH0665007A/ja active Pending
-
1993
- 1993-06-29 BR BR9302703A patent/BR9302703A/pt not_active IP Right Cessation
- 1993-08-17 EG EG52693A patent/EG20227A/xx active
- 1993-08-18 CN CN93116438A patent/CN1061211C/zh not_active Expired - Fee Related
-
1995
- 1995-06-06 US US08/469,792 patent/US5532273A/en not_active Expired - Lifetime
Cited By (11)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2006213622A (ja) * | 2005-02-02 | 2006-08-17 | Gifu Univ | カキノヘタムシガの交信攪乱剤、及びカキノヘタムシガの交信攪乱方法 |
JP2010047564A (ja) * | 2008-07-24 | 2010-03-04 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤及びこれを用いた交信撹乱方法 |
EP2932845A1 (en) | 2008-07-24 | 2015-10-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating disruption method using the same |
EP2932847A1 (en) | 2008-07-24 | 2015-10-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating disruption method using the same |
EP2932846A1 (en) | 2008-07-24 | 2015-10-21 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Acetate-containing mating disruptant and mating disruption method using the same |
JP2013014585A (ja) * | 2011-06-09 | 2013-01-24 | Shin-Etsu Chemical Co Ltd | アセテートを含む交信撹乱剤を用いた交信撹乱方法 |
US10986836B2 (en) | 2011-06-09 | 2021-04-27 | Shin-Etsu Chemical Co., Ltd. | Mating disruption method using acetate-containing mating disruptant |
WO2021125325A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 信越化学工業株式会社 | ワタアカミムシ及びオオタバコガ類の同時防除方法 |
JPWO2021125323A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | ||
WO2021125323A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 | 信越化学工業株式会社 | ワタアカミムシの防除方法 |
JPWO2021125325A1 (ja) * | 2019-12-20 | 2021-06-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
EG20227A (en) | 1997-12-31 |
BR9302703A (pt) | 1994-03-01 |
CN1083306A (zh) | 1994-03-09 |
CN1061211C (zh) | 2001-01-31 |
US5532273A (en) | 1996-07-02 |
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