[go: up one dir, main page]
More Web Proxy on the site http://driver.im/

JPH0665004B2 - 電子銃装置 - Google Patents

電子銃装置

Info

Publication number
JPH0665004B2
JPH0665004B2 JP59250764A JP25076484A JPH0665004B2 JP H0665004 B2 JPH0665004 B2 JP H0665004B2 JP 59250764 A JP59250764 A JP 59250764A JP 25076484 A JP25076484 A JP 25076484A JP H0665004 B2 JPH0665004 B2 JP H0665004B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
grid
cathode
central
sides
beams
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP59250764A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS61128447A (ja
Inventor
如信 井口
兼光 村上
正博 菊地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sony Corp
Original Assignee
Sony Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sony Corp filed Critical Sony Corp
Priority to JP59250764A priority Critical patent/JPH0665004B2/ja
Priority to KR1019850008631A priority patent/KR930008494B1/ko
Priority to US06/802,476 priority patent/US4703223A/en
Priority to CA000496301A priority patent/CA1233868A/en
Priority to CN85109392.2A priority patent/CN1004181B/zh
Priority to EP85308689A priority patent/EP0183558B1/en
Priority to DE8585308689T priority patent/DE3576881D1/de
Publication of JPS61128447A publication Critical patent/JPS61128447A/ja
Publication of JPH0665004B2 publication Critical patent/JPH0665004B2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

Links

Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J29/00Details of cathode-ray tubes or of electron-beam tubes of the types covered by group H01J31/00
    • H01J29/46Arrangements of electrodes and associated parts for generating or controlling the ray or beam, e.g. electron-optical arrangement
    • H01J29/48Electron guns
    • H01J29/50Electron guns two or more guns in a single vacuum space, e.g. for plural-ray tube
    • H01J29/503Three or more guns, the axes of which lay in a common plane

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、複数のカソードより電子ビームを取出し、こ
れら複数の電子ビームを単一の主レンズにより集束させ
るカラー受像管用の電子銃装置に関し、特に複数のカソ
ードが一直線上に配されてなる、いわゆるインライン形
の複ビーム単電子銃装置に関する。
〔従来の技術〕
従来、ユニポテンシャル型構成を採る3ビーム単電子銃
装置は、第2図に示すように一軸上に同心的に共通の第
1グリッドG、第2グリッドG、第3グリッド
,第4グリッドG,第5グリッドGが順次配さ
れ、第1グリッドGに対してそれぞれ略等間を保持し
て3本のカソードK,K,Kが、その各カソード
面を互いに一直線上に位置させるようにして水平方向に
配置されている。上記第1グリッドG及び第2グリッ
ドGは、例えばカップ状に形成されそれぞれ各カソー
ドK,K,Kと対向する位置に透孔h1R,h1G,
h1B及びh2R,h2G,h2Bがそれぞれ穿設され、また第
3グリッドG,第4グリッドG,第5グリッドG
はそれぞれ筒状に形成されている。
そして、第1グリッドGに0Vの、第2グリッドG
に0〜1000V程度の、第3及び第5グリッドG
びGに13〜30KV程度の、第4グリッドGに0
〜1000V程度の各固定電圧が印加され、主として第
2グリッドG及び第3グリッドGとの間で補助電子
レンズLが構成され、第3,第4及び第5グリッドG
,G及びG間で主電子レンズLmが構成される。
各カソードK,K及びKよりの各電子ビーム
,B及びBはそれぞれ第1グリッドG及び第
2グリッドGの各対応する透孔h1R,h1G,h1B及び
h2R,h2G,h2Bを通じて前段の補助レンズLに入
り、この所においてプリフォーカスされて主電子レンズ
Lmの中心部において交叉し各ビームの軸はこれより発
散される。
この主電子レンズLmの中心を通って交叉して発散する
各電子ビームB,B,Bの途上にコンバージェン
ス手段Cが配される。このコンバージェンス手段Cは例
えば第5グリッドGを通じて得られる3つの電子ビー
ムB,B,B中その中心ビームBのみを通る相
対向する内側偏向電極板P及びPと、その外側に電
極板P及びPと対向して配され、ビームB及びB
を集中偏向する外側電極板Q及びQより構成され
る。而して外側電極板Q及びQには夫々内側偏向電
極板P及びPに与えられる電圧即ちアノード電圧よ
り500〜2000V程度低い電圧が与えられ、電極板
及びQ間、P及びQ間を通るビームB及び
にそれぞれ偏向が与えられて、これらビームB
びBが螢光面Sと対向して配置される多数の垂直方向
に延長する線条スリットを有するグリッドA(シャド
ウマスクでも可)の上記スリット上において中心ビーム
に集中するようになされる。尚螢光面Sはクロマト
ロン形式の螢光面と同様に赤、緑、及び青の各螢光体線
条の組が順次配列して構成され、グリッドAによって
各電子ビームB,B及びBがこの螢光面Sの対応
する螢光体線上にランディグされるようになされる。
(D)は水平垂直偏向装置を示し、これはコンパージェン
ス手段Cの後段に配される。
そして、この種の3ビーム単電子銃装置に於いては、そ
の各カソードK,K及びKがその電子放出面を互
に同一平面内に存する如く配されているために中心カソ
ードKより放射される電子ビームBと両側のカソー
ドK及びKより放射される電子ビームB,B
は第4グリッド即ちフォーカス電極Gのフォーカス電
位による最適フォーカス条件が互に異なる。即ち両側ビ
ームB及びBは補助電子レンズLを通る際にレン
ズLの中心より離れた端部を通り更に主電子レンズL
mの中心部を電子レンズ系の中心軸に対し所定の角度を
なして通る事により電子レンズ系中心軸を通る中心ビー
ムBよりも強い集束作用を受ける事になる。
すなわち、像面湾曲収差のため、中心ビームBと両側
ビームB,Bの結像位置にずれ△zを生ずる。この
ずれ量は、両側ビームB,Bの主電子レンズLmの
中心軸に対する交叉角αの二乗に比例する。
そして、第3図において、等価的光学モデルをもって示
すように、両側ビームB及びBに最適フォーカスを
合せると中心ビームBは所謂アンダーフォーカスとな
り(第3図A)、逆に中心ビームBに最適フォーカス
を合せると両側ビームB及びBは所謂オーバーフォ
ーカスとなる(第3図B)。そこで、中心ビームB
両側ビームB,Bの結像面を一致させるためには、
両側ビームB,Bのレンズ強度を弱くすることによ
り可能となる。すなわち、両側ビームB,Bの最適
フォーカス電圧Vf1と中心ビームBの最適フォーカス
電圧Vf2をカソード電流Iに対し第4図に示すように
一定の差を設ければよい。しかし、両側ビームB,B
の最適フォーカス電圧Vf1と中心ビームBの最適フ
ォーカス電圧Vf2のの電圧差△Vfは、両側ビーム
,Bの中心軸に対する交叉角αや主電子レンズL
mの構造によって異なるが、通常のカラー受像管に用い
られるものにあっては、300〜400V程度となる。
そこで、この種の電子銃装置に於いては、第4グリッド
に印加するフォーカス電圧を中心ビームBの最適
フォーカス電圧と両側ビームB及びBの最適フォー
カス電圧との中間に調整し、中心ビームBを少しアン
ダーフォーカス気味に又両側ビームB及びBを少し
オーバーフォーカス気味になして構成するを普通として
いた。従って3ビームB,B及びBとも最適フォ
ーカスとならないために解像度は悪くならざるを得なか
った。
このような欠点を解決するため、3つのビームが同時に
最適フォーカスとなるようにした電子銃装置の一例とし
て中心ビームBのクロスオーバ点である物点位置Pを
主電子レンズに対して後方に移すことによって、中心ビ
ームBに強い集束作用を受けるようにしたものが提案
され、実用化されている。
この原理を第5図に示す等価的光学モデルを用いて原理
的構成を説明すると、同図に示すように電子銃の第1グ
リッドG及び第2グリッドGに於けるクロスオーバ
点位置は光学的レンズ系に於ける像スポットの物体に相
当する物点位置Pとなる。従って f:主電子レンズLmの焦点距離 A:主電子レンズLmの中心レンズ面Oからビームの クロスオーバ位置Aまでの距離 B:主電子レンズLmの中心レンズ面Oからクロスオ ーバ位置がAにあるときの中心ビームBの 最適フォーカス位置Bまでの距離 の公式に従い、中心ビームBの物点位置(クロスオー
バ点)Pを点Aより△A離れた点Aに移せば中心ビ
ームBはフォーカス位置Bより主電子レンズLm側
に△B近づいた位置Bに於て最適フォーカスされる。
従って、上述したように両側ビームB及びBは電子
レンズ系の通過位置によって中心ビームより強い集束作
用を受けるようになされているので上記公式で△Aを適
当に選定することにより両側ビームB及びBと中心
ビームBとの最適フォーカス位置従って最適フォーカ
ス電圧を一致させる事が出来る。
又、主レンズLmは球面収差を持つので、物点位置Pが
一定でも各ビームB,B,Bの発散角θの大小よ
り結像位置が変化する。すなわち、上記A,Bが一定な
ら発散角θが大きい程主電子レンズLmの焦点距離fも
大きくなり、この事は最適フォーカス電圧Vfが高くな
ることを意味する。
この原理を実現するため、第6図に示すように、第1グ
リッドGの閉塞端面11の両側カソードK,K
対応する透孔h1R,h1Bを含む両側部分を主レンズLm
側へ傾斜させた傾斜面11a,11bとなし、中心カソ
ードKに対応する透孔h1Gを含む中央部11cが内方
側へ膨出するようになし、さらにカップ状をなす第2グ
リッドGの閉塞端面12の透孔h2R,h2Bを含む両側
部分を上記第1グリッドGの傾斜面11a,11bと
同様に傾斜させた傾斜面12a,12bとなして中央部
の透孔h2Gを含む中央部12cが第1グリッドG側へ
膨出するように形成し、第1グリッドG内のカソード
,K及びKをその中心カソードKが他の両側
カソードK及びKより主電子レンズLmに対し後方
に位置するように配置して構成する。
さらに、第7図に示すものは、第1及び第2グリッドG
,Gの両側を傾斜面11a,11b及び12a,1
2bとなすに加え、第2グリッドGをその閉塞端面1
2の透孔h2Gを含む中央部12cが外方に所定の高さを
もって突出するように形成し、又この突出した中央部1
2と対向する第1グリッドGの閉塞端面11の中央部
11cを第2グリッドGの中央部12cの突出高さに
対応した深さだけ内方に窪ませ、第1グリッドG内の
カソードK,K及びKをその中心カソードK
他の両側カソードK及びKより主電子レンズLmに
対し後方に位置するようにしてなるものである。
上述のように構成したものによれば、中心ビームB
両側ビームB,Bの最適フォーカス電圧差△Vfの
ある程度の改善が図られ3つのビームの最適フォーカス
位置の一致もある程度達成できるが、コンピュータの端
末器等として用いられるいわゆるキャラクタディスプレ
イ用としても用いられることを可能としたカラー受像管
の如く小電流域から大電流域に亘って用いられるものに
あっては、特にカソード電流Iの大電流域において最
適フォーカス電圧の不揃が目立つようになる。特に画面
の周辺においては、偏向歪も加わり、最適フォーカス電
圧の不揃が顕著となり、例えば白文字の周りに赤、青の
にじみが生ずるようなこともある。
すなわち、前記第6図及び第7図に示したものも、第1
グリッドG内に配設される各カソードK,K及び
の配設間隔との関係で、両側の傾斜面11a,11
b及び12a,12bに対し主電子レンズLmから窪ま
された中央部11c及び12cの幅Dが制約されるた
め、第2グリッドGからの各ビームB,B,B
の出口には、第3グリッドGの電圧の入り込みによる
レンズ作用が生じ、このため両側ビームB,Bの発
散角θが抑えられ、カソード電流Iの大電流領域で中
心ビームBの最適フォーカス電圧が降下する結果とな
る。上記第7図に示すものにあっては、カソード電流I
に対する両側ビームB,Bの最適フォーカス電圧
Vf1及び中心ビームBの最適フォーカス電圧Vf2は第8
図に示すようになる。すなわち、中心ビームBに関し
ては、第8図から明らかなように、カソード電流I
低電流域では、中心ビームBのクロスオーバ点Pであ
る物点位置を主電子レンズLmから遠ざけることにより
最適フォーカス電圧Vf2が上がって両側ビームB,B
の最適フォーカス電圧Vf1に近づくが、大電流域では
両側ビームB,Bの発散角θが抑えられることから
逆に最適フォーカス電圧Vf2が下がって両側ビーム
,Bの最適フォーカス電圧Vf1との電圧差△Vf
が拡大する。
〔発明が解決しようとする問題点〕
そこで、本発明は、カソード電流Iの全領域で両側ビ
ームB,Bの最適フォーカス電圧Vf1と中心ビーム
の最適フォーカス電圧Vf2の電圧差△Vfをできる
だけ小さくなすとともにカソード電流Iの全電流域で
一定に揃えることによりカソード電流Iの小電流域に
おいても、大電流域においても各ビームB,B,B
のスポットサイズを均一となし、色のにじみ等のない
明瞭な画像表示を行ない得るカラー受像管用の電子銃を
提供しようとするものである。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、主電子レンズに対し略垂直に入射する電子ビ
ームを発射する中心カソードを上記主電子レンズ面に対
し斜めに入射するを発射する両側カソードに対し後退し
た位置に配設し、第1グリッド及び第2のグリッドの上
記中心カソードに対応する部分に凹部を設けたものにお
いて、上記第2グリッドの凹部の板厚を両側の板厚に比
し薄くなすとともに、中心カソードと第1グリッドの間
隔を上記両側カソードと第1グリッドの間隔に比して大
きくなすことと、第2のグリッドと第1グリッドの間隔
を中心カソード部分で両側カソード部分に比して小さく
なすことのうち、少なくとも一方を選択して全電流域で
各ビームの最適フォーカス電圧を揃えるようにしたもの
である。
〔作用〕
本発明は、第2グリッドGの凹部の板厚を両側の板厚
に比し薄く、中心カソードKと第1グリッドGの間
隔を両側カソードK,Kと第1グリッドGの間隔
に比して大きくなすことと、第2のグリッドGと第1
グリッドGの間隔を中心カソードK部分で両側カソ
ードK,K部分に比して小さくなすことのうち、少
なくとも一方を選択することにより、中心ビームB
両側ビームB,Bの発散角θの差異をなくすことが
でき、中心ビームBの物点位置Pを主電子レンズLm
から遠ざけた効果がカソード電流Iの低電流域と同様
に大電流域にも実現でき、カソード電流Iの全電流域
で両側ビームB,Bの最適フォーカス電圧Vf1と中
心ビームBの最適フォーカス電圧Vf2の電圧差ΔVf
をできるだけ小さくして揃えることができる。
〔実施例〕
以下、本発明の具体的な実施例を説明する。なお、前記
従来の電子銃装置と同一の構成部分には、同一符号を付
して重複説明を省略する。
本発明による電子銃装置は、第1図に示すように、第1
グリッドGの閉塞端面21の両側カソードK,K
に対応する透孔h1R,h1Bを含む両側部分を主レンズL
m側へ傾斜させた傾斜面21a,21bとなす。さらに
カップ状をなす第2グリッドGの閉塞端面22の透孔
h2R,h2Bを含む両側部分を上記グリッドGの傾斜面
21a,21bと平行となるように傾斜させた傾斜面2
2a,22bとなす。また、第2グリッドGの閉塞端
面22の透孔h2Gを含む中央部に第1グリッドG側へ
突出するようにした所定高さを有する凹部23を形成す
る。一方、第1グリッドGの上記凹部23と対向する
閉塞端面21の中央部に中央カソードK側へ膨出する
ように凹部24を設ける。そして、第1グリッドG
に配設されるカソードK,K,Kを傾斜面21
a,21b及び凹部24に対しそれぞれ垂直に配し、そ
の中心カソードKが他の両側カソードK,Kより
主電子レンズLmに対し後方に位置するように段差aを
もって配置する。
そして,、本実施例における電子銃は、第9図に示すよ
うに、第2グリッドGの凹部23の板厚t12を両側カ
ソードK,Kが対応する両側の板厚t22に比し薄く
なす。そして、中心カソードKと第1グリッドG
間隔d01を両側カソードK,Kと第1グリッドG
の間隔d11に比し大きくなし、さらに第2グリッドG
と第1グリッドGの間隔において、中心カソードK
部分の間隔d12を両側カソードK,K側の間隔d22
比し小さくなす。このような関係に第1及び第2グリッ
ドG,Gを配置し、各凹部23,24の板厚を設定
すると、カソード電流Iの大電流域において、中心ビ
ームB及び各両側ビームB,Bの発散角θに及ぼ
す影響は、前述した従来の第6図に示す電子銃と比較し
たとき第1表の如くなる。
上述した第1表より、第2グリッドGの凹部23の板
厚t12を両側の板厚t22に比し薄くなし、中心カソードK
と第1グリッドGの間隔d01を両側カソードK
と第1グリッドGの間隔d11に比し大きくなし、
さらに第2グリッドGと第1グリッドGの間隔にお
いて、中心カソードK部分の間隔d12を両側カソード
,Kの間隔d22に比し小さくなすことにより、第
1及び第2グリッドG,Gに凹部23,24を設け
たことにより生ずるカソード電流Kの大電流域におけ
る両側ビームBと中心ビームB,Bの発散角θの
差異をなくすことができる。この結果、中心ビームB
の物点位置Pを遠ざけることによって得られる低電流域
における中心ビームBと両側ビームB,Bの最適
フォーカス電圧差△Vfの改善が可能となる。すなわ
ち、第1図に示す本発明による電子銃の両側ビーム
,Bの最適フォーカス電圧Vf1と中心ビームB
の最適フォーカス電圧Vf2は、第10図に示す如くな
り、最適フォーカス電圧差△Vfはカソード電流I
全電流域で前述した従来のものに比し小さくなり且つ略
一定となる。
そして、本実施例において、第1グリッドG及び第2
グリッドGのアパチャ径の直径を0.65mmとしたとき、
前述した d01を0.18mm、d11を0.14mm 第1グリッドGの板厚t1を0.1mm d12を0.29mm、d22を0.35mm t12を012mm、t22を0.2mm としたとき、カソード電流Iの全電流域で最適フォー
カス電圧差△Vfが100〜150Vとなった。
この際、第1グリッドGの凹部24の深さは0.24mm
で、第2グリッドGの凹部23の深さは0.3mmとな
る。
上述の如く最適フォーカス電圧差△Vfがカソード電流
の全電流域で略一定に揃えられることにより、全電
流域で各ビームB,B,Bのスポットサイズを均
一となし、色のにじみのない明瞭な画像表示が行なえ
る。
上述したように、第1及び第2グリッドG,Gに凹
部23,24を設けたことにより生ずるカソード電流I
の大電流域における両側ビームBと中心ビーム
,Bの発散角θの差異をなくすには、第2グリッ
ドGの凹部の板厚を両側の板厚に比し薄く、中心カソ
ードKと第1グリッドGの間隔を両側カソード
,Kと第1グリッドGの間隔に比し大きくなす
とともに、第2グリッドGと第1グリッドGの間隔
を中心カソードK部分で両側カソードK,K部分
に比し小さくなすことのいずれか1つを選択することに
より達成できるので、本発明は、上述の実施例に限られ
るものではない。
〔効果〕
上述したように、本発明は、第2グリッドGの凹部の
板厚を両側の板厚に比し薄く、中心カソードKと第1
グリッドGの間隔を両側カソードK,Kと第1グ
リッドGの間隔に比して大きくなすことと、第2のグ
リッドGと第1グリッドGの間隔を中心カソードK
部分で両側カソードK,K部分に比し小さくなす
ことのうち、少なくとも一方を選択することにより、中
心ビームBと両側ビームB,Bの発散角θの差異
をなくすことができ、中心ビームBの物点位置Pを主
電子レンズLmから遠ざけた効果がカソード電流I
低電流域と同様に大電流域にも実現でき、カソード電流
の全電流域で両側ビームB,Bの最適フォーカ
ス電圧Vf1と中心ビームBの最適フォーカス電圧Vf2
電圧差△Vfをできるだけ小さくして揃えることがで
き、カソード電流Iの全電流域で各ビームB
,Bのスポットサイズを均一となし、色のにじみ
のない明瞭な画像表示が行なえる。従って、本発明は、
キャラクタディスプレイを可能とするカラー受像管の如
く小電流域から大電流に亘って用いられるものに適用し
て特に有用となる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による電子銃装置の一例を示す要部の断
面図である。第2図は本発明の説明に供する電子装置の
一例を示す電極の略線的配置図、第3図は本発明の説明
に供する第2図の電子銃の等価的光学モデルを示す略
図、第4図は本発明の説明に供する中心ビーム及び両側
ビームの最適フォーカス電圧とカソード電流の関係を示
す図である。第5図は本発明の説明に供する電子銃を原
理的に示した等価的光学モデルの一例を示す略図、第6
図及び第7図は従来の電子銃装置の一例を示す要部の断
面図であり、第8図は上記第7図に示す電子銃装置にお
ける中心ビーム及び両側ビームの最適フォーカス電圧と
カソード電流の関係を示す図である。 第9図は本発明による電子銃装置の第1及び第2グリッ
ト部分の関係を示す拡大断面図であり、第10図は本発
明による電子銃装置における中心ビーム及び両側ビーム
の最適フォーカス電圧とカソード電流の関係を示す図で
ある。 G……第1グリッド G……第2グリッド K……中心カソード K,K……両側カソード 23……第2グリッドの凹部 24……第1グリッドの凹部

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】主電子レンズに対する略垂直に入射する電
    子ビームを発射する中心カソードを上記主電子レンズ面
    に対し斜めに入射する電子ビームを発射する両側カソー
    ドに対し後退した位置に配設し、 第1グリッド及び第2グリッドの上記中心カソードに対
    応する部分に凹部を設けたものにおいて、 上記第2グリッドの凹部の板厚を両側の板厚に比して薄
    くなすとともに、 中心カソードと第1グリッドの間隔を上記両側カソード
    と第1グリッドの間隔に比して大きくなすことと、第2
    のグリッドと第1グリッドの間隔を中心カソード部分で
    両側カソード部分に比して小さくなすことのうち、少な
    くとも一方を選択して全電流域で各ビームの最適フォー
    カス電圧を略揃えてなる電子銃装置。
JP59250764A 1984-11-28 1984-11-28 電子銃装置 Expired - Lifetime JPH0665004B2 (ja)

Priority Applications (7)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59250764A JPH0665004B2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28 電子銃装置
KR1019850008631A KR930008494B1 (ko) 1984-11-28 1985-11-19 전자총 장치
US06/802,476 US4703223A (en) 1984-11-28 1985-11-27 Electron gun for a color display apparatus
CA000496301A CA1233868A (en) 1984-11-28 1985-11-27 Electron gun for a color display apparatus
CN85109392.2A CN1004181B (zh) 1984-11-28 1985-11-28 用于彩色显示装置的电子枪
EP85308689A EP0183558B1 (en) 1984-11-28 1985-11-28 Electron gun units for colour display apparatus
DE8585308689T DE3576881D1 (de) 1984-11-28 1985-11-28 Elektronenkanoneneinheiten fuer farbbildwiedergabegeraete.

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP59250764A JPH0665004B2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28 電子銃装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS61128447A JPS61128447A (ja) 1986-06-16
JPH0665004B2 true JPH0665004B2 (ja) 1994-08-22

Family

ID=17212691

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP59250764A Expired - Lifetime JPH0665004B2 (ja) 1984-11-28 1984-11-28 電子銃装置

Country Status (7)

Country Link
US (1) US4703223A (ja)
EP (1) EP0183558B1 (ja)
JP (1) JPH0665004B2 (ja)
KR (1) KR930008494B1 (ja)
CN (1) CN1004181B (ja)
CA (1) CA1233868A (ja)
DE (1) DE3576881D1 (ja)

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH07101599B2 (ja) * 1986-06-30 1995-11-01 ソニー株式会社 電子銃装置
FR2724048B1 (fr) * 1994-08-26 1997-01-10 Thomson Tubes & Displays Canon a electrons coplanaire a zone de formation de faisceau amelioree
JPH10294066A (ja) * 1997-04-21 1998-11-04 Sony Corp カラー陰極線管およびその電子銃
JP2001196005A (ja) * 2000-01-11 2001-07-19 Sony Corp 陰極線管
US6800991B2 (en) * 2002-02-07 2004-10-05 Lg. Philips Displays Korea Co., Ltd. Cathode ray tube
KR20040001452A (ko) * 2002-06-28 2004-01-07 삼성에스디아이 주식회사 음극선관용 전자총
WO2010065170A1 (en) * 2008-08-20 2010-06-10 Manhattan Technologies Ltd. Multibeam doubly convergent electron gun
KR101179139B1 (ko) * 2012-04-05 2012-09-07 (주)코이즈 무비드 확산 시트의 제조방법 및 이에 따라 제조한 무비드 확산 시트

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US3619686A (en) * 1969-03-07 1971-11-09 Sony Corp Color cathode-ray tube with in-line plural electron sources and central section of common grid protruding toward central source
US3651359A (en) * 1969-04-23 1972-03-21 Sony Corp Abberation correction of plurality of beams in color cathode ray tube
US4119883A (en) * 1969-06-30 1978-10-10 Sony Corporation Cathode ray tube
JPS58154143A (ja) * 1982-03-10 1983-09-13 Sony Corp 複ビ−ム電子銃

Also Published As

Publication number Publication date
US4703223A (en) 1987-10-27
CN1004181B (zh) 1989-05-10
CN85109392A (zh) 1986-06-10
DE3576881D1 (de) 1990-05-03
EP0183558B1 (en) 1990-03-28
KR930008494B1 (ko) 1993-09-07
CA1233868A (en) 1988-03-08
JPS61128447A (ja) 1986-06-16
EP0183558A1 (en) 1986-06-04
KR860004446A (ko) 1986-06-23

Similar Documents

Publication Publication Date Title
CA1138518A (en) Electron gun with astigmatic flare-reducing beam forming region
US3970890A (en) Plural beam cathode ray tube including an astigmatic electron lens and self-converging
US6172450B1 (en) Election gun having specific focusing structure
JPH0665004B2 (ja) 電子銃装置
JPS59211947A (ja) 陰極線管
JP2673111B2 (ja) ビームスポット歪み防止用電子銃
US3651359A (en) Abberation correction of plurality of beams in color cathode ray tube
JP2648261B2 (ja) カラー陰極線管用電子銃
JPH0131259B2 (ja)
JPH021341B2 (ja)
GB2317050A (en) An electron gun for a colour cathode ray tube
JPH05325825A (ja) カラー陰極線管用電子銃
JPH0138348B2 (ja)
JP2690913B2 (ja) カラー受像管
JPH0452586B2 (ja)
JP3038217B2 (ja) カラー受像管装置
US6646370B2 (en) Cathode-ray tube apparatus
JPS6227498B2 (ja)
JPH0821339B2 (ja) カラー受像管用電子銃
JPH0161222B2 (ja)
JPH0360145B2 (ja)
JPH0246633A (ja) カラー受像管装置
JPH0221095B2 (ja)
JP2000077009A (ja) 陰極線管
JPS62193042A (ja) カラ−受像管用電子銃

Legal Events

Date Code Title Description
EXPY Cancellation because of completion of term