JPH0663027A - 磁気共鳴イメージング装置 - Google Patents
磁気共鳴イメージング装置Info
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- JPH0663027A JPH0663027A JP4242810A JP24281092A JPH0663027A JP H0663027 A JPH0663027 A JP H0663027A JP 4242810 A JP4242810 A JP 4242810A JP 24281092 A JP24281092 A JP 24281092A JP H0663027 A JPH0663027 A JP H0663027A
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- imaging
- period
- pulse sequence
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 撮像時間を短縮して被検者の不快感、被拘束
感を解消する。 【構成】 一様な静磁場中に置かれ、かつ高周波パルス
が印加された被検体から発生するNMR信号を、撮像部
位に応じて切り換え可能な複数の高周波受信コイル5,
6により受信し、この受信信号をディジタル信号に変換
してコンピュータシステム16により画像再構成演算を
行って前記撮像部位の断層画像を生成する磁気共鳴イメ
ージング装置に関する。撮像部位ごとに設定された撮像
期間が休止期間を持たずに連続するパルスシーケンスに
従い、切り換えパターンテーブル25により各撮像期間
に応じて指定された高周波受信コイル5または6を切り
換え使用してNMR信号を受信する。
感を解消する。 【構成】 一様な静磁場中に置かれ、かつ高周波パルス
が印加された被検体から発生するNMR信号を、撮像部
位に応じて切り換え可能な複数の高周波受信コイル5,
6により受信し、この受信信号をディジタル信号に変換
してコンピュータシステム16により画像再構成演算を
行って前記撮像部位の断層画像を生成する磁気共鳴イメ
ージング装置に関する。撮像部位ごとに設定された撮像
期間が休止期間を持たずに連続するパルスシーケンスに
従い、切り換えパターンテーブル25により各撮像期間
に応じて指定された高周波受信コイル5または6を切り
換え使用してNMR信号を受信する。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、生体等の被検体の断層
画像を得るための磁気共鳴(NMR)イメージング装置
に関する。
画像を得るための磁気共鳴(NMR)イメージング装置
に関する。
【0002】
【従来の技術】磁気共鳴イメージング装置は、ある原子
核を一様な静磁場中に置いた時、原子核のスピンが静磁
場の周りを歳差運動し、この状態で物体に歳差運動の周
波数と同一の周波数を持つ高周波パルス(RFパルス)
を印加すると磁気共鳴現象を生じる性質を利用して、診
断対象である生体等の被検体の断層画像を得るものであ
る。
核を一様な静磁場中に置いた時、原子核のスピンが静磁
場の周りを歳差運動し、この状態で物体に歳差運動の周
波数と同一の周波数を持つ高周波パルス(RFパルス)
を印加すると磁気共鳴現象を生じる性質を利用して、診
断対象である生体等の被検体の断層画像を得るものであ
る。
【0003】一般的な磁気共鳴イメージング装置のブロ
ック図を図3に示し、その動作を以下に説明する。被検
体1は一様な静磁場を発生する静磁場(主磁界)コイル
2の内部に置かれる。コンピュータシステム16は、パ
ルスシーケンサ18、CPU19、ハードディスク2
0、ディジタル入力インタフェース21、コンソール2
2、演算処理装置23を含み、システムバス17によっ
て結合されている。
ック図を図3に示し、その動作を以下に説明する。被検
体1は一様な静磁場を発生する静磁場(主磁界)コイル
2の内部に置かれる。コンピュータシステム16は、パ
ルスシーケンサ18、CPU19、ハードディスク2
0、ディジタル入力インタフェース21、コンソール2
2、演算処理装置23を含み、システムバス17によっ
て結合されている。
【0004】コンソール22から撮像指令が入力される
と、CPU19はパルスシーケンサ18を起動する。パ
ルスシーケンサ18が所定のタイミングでX軸、Y軸、
Z軸に対応する勾配磁場電源(Gx)8,同(Gy)
9,同(Gz)10、及び高周波発振器11、高周波送
信器12を制御することにより、勾配磁場コイル3及び
高周波送信コイル4は所定の勾配磁場、高周波回転磁場
を発生する。ここで、パルスシーケンサ18、勾配磁場
電源8,9,10、勾配磁場コイル3等は勾配磁場発生
装置を構成している。
と、CPU19はパルスシーケンサ18を起動する。パ
ルスシーケンサ18が所定のタイミングでX軸、Y軸、
Z軸に対応する勾配磁場電源(Gx)8,同(Gy)
9,同(Gz)10、及び高周波発振器11、高周波送
信器12を制御することにより、勾配磁場コイル3及び
高周波送信コイル4は所定の勾配磁場、高周波回転磁場
を発生する。ここで、パルスシーケンサ18、勾配磁場
電源8,9,10、勾配磁場コイル3等は勾配磁場発生
装置を構成している。
【0005】このような状態で被検体1から発生したN
MR信号は、表面用高周波受信コイル5または6によっ
て受信され、高周波受信器13、位相検波装置14によ
り検波・増幅された後、A/D変換器15によりディジ
タル信号化され、ディジタル入力インタフェース21を
介してコンピュータシステム16内に読み込まれる。読
み込まれたデータは、ハードディスク20あるいは演算
処理装置23内に一旦、蓄積され、すべてのデータ収集
が完了した段階で、演算処理装置23により画像再構成
演算が施された後、断層画像としてコンソール22に表
示される。
MR信号は、表面用高周波受信コイル5または6によっ
て受信され、高周波受信器13、位相検波装置14によ
り検波・増幅された後、A/D変換器15によりディジ
タル信号化され、ディジタル入力インタフェース21を
介してコンピュータシステム16内に読み込まれる。読
み込まれたデータは、ハードディスク20あるいは演算
処理装置23内に一旦、蓄積され、すべてのデータ収集
が完了した段階で、演算処理装置23により画像再構成
演算が施された後、断層画像としてコンソール22に表
示される。
【0006】次に、上記動作における代表的なパルスシ
ーケンスの例を図4に示す。図において、(a)はRF
パルス(高周波磁場)、(b),(c),(d)は勾配
磁場Gx,Gy,Gzの出力を示す。これらの信号にお
いて、201は90°パルス、202は断層面を特定す
るスライス選択を行う勾配磁場、203は周波数エンコ
ードを行う勾配磁場、204は位相エンコードを行う勾
配磁場である。ここで、コンソール22上でL×Mマト
リックスの画像を得る場合、(e)に示すNMR信号2
05はA/D変換器15によりL点だけサンプリングさ
れる。この収集データを図の(f)に206として示
す。
ーケンスの例を図4に示す。図において、(a)はRF
パルス(高周波磁場)、(b),(c),(d)は勾配
磁場Gx,Gy,Gzの出力を示す。これらの信号にお
いて、201は90°パルス、202は断層面を特定す
るスライス選択を行う勾配磁場、203は周波数エンコ
ードを行う勾配磁場、204は位相エンコードを行う勾
配磁場である。ここで、コンソール22上でL×Mマト
リックスの画像を得る場合、(e)に示すNMR信号2
05はA/D変換器15によりL点だけサンプリングさ
れる。この収集データを図の(f)に206として示
す。
【0007】上記信号201〜206は、位相エンコー
ドを行う勾配磁場204を図のように変化させながら、
一定の繰返し時間TRの間隔でM回の撮像が繰り返され
る。このようにして得られたL×M点のデータに対し
て、演算処理装置23により二次元フーリエ変換を含む
画像再構成演算を行うことにより、被検体1の断層面に
かかる二次元の画像データを得ている。なお、上述にお
ける高周波磁場、勾配磁場の印加、NMR信号の収集等
のシーケンスについては、種々のパターンがあり、図4
はその一例を示したに過ぎないものである。
ドを行う勾配磁場204を図のように変化させながら、
一定の繰返し時間TRの間隔でM回の撮像が繰り返され
る。このようにして得られたL×M点のデータに対し
て、演算処理装置23により二次元フーリエ変換を含む
画像再構成演算を行うことにより、被検体1の断層面に
かかる二次元の画像データを得ている。なお、上述にお
ける高周波磁場、勾配磁場の印加、NMR信号の収集等
のシーケンスについては、種々のパターンがあり、図4
はその一例を示したに過ぎないものである。
【0008】このような磁気共鳴イメージング装置で
は、表面用高周波受信コイルを被検体1の撮像部位に接
近させることで、得られる画像の画質を向上させる手段
としている。また、図3に示したように上記表面用高周
波受信コイルを複数使用し、複数部位の撮像を行う場合
がある。例えば、顎関節の検査のように、左右の関節の
画像を比較するために左右両方の撮像を行う場合、顎関
節用の表面用高周波受信コイルを左右それぞれの撮像部
位に接近させてセッティングし、まず、右側(または左
側)の表面用高周波受信コイルを使用して撮像を行い、
次に、左側(または右側)の表面高周波受信コイルを使
用して撮像を行う。
は、表面用高周波受信コイルを被検体1の撮像部位に接
近させることで、得られる画像の画質を向上させる手段
としている。また、図3に示したように上記表面用高周
波受信コイルを複数使用し、複数部位の撮像を行う場合
がある。例えば、顎関節の検査のように、左右の関節の
画像を比較するために左右両方の撮像を行う場合、顎関
節用の表面用高周波受信コイルを左右それぞれの撮像部
位に接近させてセッティングし、まず、右側(または左
側)の表面用高周波受信コイルを使用して撮像を行い、
次に、左側(または右側)の表面高周波受信コイルを使
用して撮像を行う。
【0009】上記撮像方法について、図5に示すような
左右4枚の顎関節部の撮像方法を具体的な例として述べ
る。まず、図3の切り換えスイッチ7を表面用高周波受
信コイル5(以下)側がオン状態になるように操作
し、図6に示すような4枚撮像用のパルスシーケンスを
作成する。この時、図6の期間(1)から期間(4)が
それぞれ図5の撮像位置(1)から撮像位置(4)に対
応する。また、各期間における高周波磁場、勾配磁場G
x,Gy,Gz及び、A/D変換の動作パターンは図6
の(a),(b),(c),(d),(f)に示すとお
りである。
左右4枚の顎関節部の撮像方法を具体的な例として述べ
る。まず、図3の切り換えスイッチ7を表面用高周波受
信コイル5(以下)側がオン状態になるように操作
し、図6に示すような4枚撮像用のパルスシーケンスを
作成する。この時、図6の期間(1)から期間(4)が
それぞれ図5の撮像位置(1)から撮像位置(4)に対
応する。また、各期間における高周波磁場、勾配磁場G
x,Gy,Gz及び、A/D変換の動作パターンは図6
の(a),(b),(c),(d),(f)に示すとお
りである。
【0010】上記パルスシーケンスをパルスシーケンサ
18に設定してこのパルスシーケンスに従い動作させる
ことで、図5における側の4枚の画像を得ることがで
きる。なお、M回の各撮像回数において期間(1)から
期間(4)を経過した後に一定の休止期間を持たせてい
る。そして、側の撮像が終了後、切り換えスイッチ7
を表面用高周波受信コイル6(以下)側がオン状態に
なるように切り換える。次に、図6の期間(1)から期
間(4)がそれぞれ図5の撮像位置(5)から撮像位置
(8)に対応するようにパルスシーケンスを作成する。
上記パルスシーケンスをパルスシーケンサ18に設定し
てこのパルスシーケンスに従い動作させることで、図5
における側の4枚の画像を得ることができる。
18に設定してこのパルスシーケンスに従い動作させる
ことで、図5における側の4枚の画像を得ることがで
きる。なお、M回の各撮像回数において期間(1)から
期間(4)を経過した後に一定の休止期間を持たせてい
る。そして、側の撮像が終了後、切り換えスイッチ7
を表面用高周波受信コイル6(以下)側がオン状態に
なるように切り換える。次に、図6の期間(1)から期
間(4)がそれぞれ図5の撮像位置(5)から撮像位置
(8)に対応するようにパルスシーケンスを作成する。
上記パルスシーケンスをパルスシーケンサ18に設定し
てこのパルスシーケンスに従い動作させることで、図5
における側の4枚の画像を得ることができる。
【0011】
【発明が解決しようとする課題】実際の臨床において、
磁気共鳴イメージング装置の通常の撮像時間は数分から
数十分と比較的長いものあり、上述した顎関節の検査の
ように2つの表面用高周波受信コイルを切り換えて2つ
の部位を撮像する場合には、上記撮像時間が2倍にな
り、患者にとっての不快感、被拘束感が著しいという欠
点があった。本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、撮像部位が複
数ある場合でも撮像時間をできるだけ短くして患者の不
快感や被拘束感を解消するようにした磁気共鳴イメージ
ング装置を提供することにある。
磁気共鳴イメージング装置の通常の撮像時間は数分から
数十分と比較的長いものあり、上述した顎関節の検査の
ように2つの表面用高周波受信コイルを切り換えて2つ
の部位を撮像する場合には、上記撮像時間が2倍にな
り、患者にとっての不快感、被拘束感が著しいという欠
点があった。本発明は、上記問題点を解決するためにな
されたもので、その目的とするところは、撮像部位が複
数ある場合でも撮像時間をできるだけ短くして患者の不
快感や被拘束感を解消するようにした磁気共鳴イメージ
ング装置を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、一様な静磁場中に置かれ、かつ高周波パ
ルスが印加された被検体から発生するNMR信号を、撮
像部位に応じて切り換え可能な複数の高周波受信コイル
により受信し、この受信信号をディジタル信号に変換し
てコンピュータシステムにより画像再構成演算を行って
前記撮像部位の断層画像を生成する磁気共鳴イメージン
グ装置において、前記撮像部位ごとに設定された撮像期
間が休止期間を持たずに連続する撮像用のパルスシーケ
ンスに従い、切り換えパターンテーブルにより各撮像期
間に応じて指定された高周波受信コイルをスイッチによ
り切り換え使用してNMR信号を受信するものである。
に、本発明は、一様な静磁場中に置かれ、かつ高周波パ
ルスが印加された被検体から発生するNMR信号を、撮
像部位に応じて切り換え可能な複数の高周波受信コイル
により受信し、この受信信号をディジタル信号に変換し
てコンピュータシステムにより画像再構成演算を行って
前記撮像部位の断層画像を生成する磁気共鳴イメージン
グ装置において、前記撮像部位ごとに設定された撮像期
間が休止期間を持たずに連続する撮像用のパルスシーケ
ンスに従い、切り換えパターンテーブルにより各撮像期
間に応じて指定された高周波受信コイルをスイッチによ
り切り換え使用してNMR信号を受信するものである。
【0013】
【作用】本発明においては、各撮像部位に対応する複数
の高周波受信コイルによる撮像期間を連続させて休止期
間のないパルスシーケンスを作成し、切り換えパターン
テーブルに基づき、各撮像期間に対応して予め指定され
た方の高周波受信コイルを使用するべくスイッチを切り
換える。これにより、従来の休止期間に相当する期間を
別の高周波受信コイルによる撮像(受信)期間として利
用することができ、2つの部位の撮像時間が従来の半分
になる。
の高周波受信コイルによる撮像期間を連続させて休止期
間のないパルスシーケンスを作成し、切り換えパターン
テーブルに基づき、各撮像期間に対応して予め指定され
た方の高周波受信コイルを使用するべくスイッチを切り
換える。これにより、従来の休止期間に相当する期間を
別の高周波受信コイルによる撮像(受信)期間として利
用することができ、2つの部位の撮像時間が従来の半分
になる。
【0014】
【実施例】以下、本発明による複数の表面用高周波受信
コイルを用いた撮像方法について、先に述べた顎関節の
撮像を例として実施例を説明する。まず、図5に示すよ
うな、予め撮像された位置決め用画像24を用いて、各
部位につき実際に撮像する位置を図5のように決める。
次に、CPU19により上記側、側全ての撮像位置
を撮像するためのパルスシーケンスを作成する。この
時、図1に示した期間(1)から期間(8)と図5の撮
像位置(1)から撮像位置(8)との対応は様々な組合
せが考えられるが、ここでは、単純に図1の期間(1)
から期間(8)がそれぞれ図5の撮像位置(1)から撮
像位置(8)に対応するように上記パルスシーケンスを
作成するものとする。
コイルを用いた撮像方法について、先に述べた顎関節の
撮像を例として実施例を説明する。まず、図5に示すよ
うな、予め撮像された位置決め用画像24を用いて、各
部位につき実際に撮像する位置を図5のように決める。
次に、CPU19により上記側、側全ての撮像位置
を撮像するためのパルスシーケンスを作成する。この
時、図1に示した期間(1)から期間(8)と図5の撮
像位置(1)から撮像位置(8)との対応は様々な組合
せが考えられるが、ここでは、単純に図1の期間(1)
から期間(8)がそれぞれ図5の撮像位置(1)から撮
像位置(8)に対応するように上記パルスシーケンスを
作成するものとする。
【0015】次いで、CPU19により図1の期間
(1)から期間(8)の各撮像期間における切り換えス
イッチ7の状態を示した、図2のようなテーブル(以下
切り換えパターンテーブル)25を作成する。この切り
換えパターンテーブル25では、各期間に対応する撮像
位置が側であれば切り換えスイッチ7のSW1、側
であればSW2を記述してあるが、実際には0,1等の
二値データが設定される。図2の切り換えパターンテー
ブル25は、図1の期間(1)から期間(8)がそれぞ
れ図5の撮像位置(1)から撮像位置(8)に対応する
場合について記述したものであるが、この切り換えパタ
ーンテーブル25を作成するプログラムを変更すること
で。図1の期間と図5の撮像位置との様々な組合せに対
応することができる。
(1)から期間(8)の各撮像期間における切り換えス
イッチ7の状態を示した、図2のようなテーブル(以下
切り換えパターンテーブル)25を作成する。この切り
換えパターンテーブル25では、各期間に対応する撮像
位置が側であれば切り換えスイッチ7のSW1、側
であればSW2を記述してあるが、実際には0,1等の
二値データが設定される。図2の切り換えパターンテー
ブル25は、図1の期間(1)から期間(8)がそれぞ
れ図5の撮像位置(1)から撮像位置(8)に対応する
場合について記述したものであるが、この切り換えパタ
ーンテーブル25を作成するプログラムを変更すること
で。図1の期間と図5の撮像位置との様々な組合せに対
応することができる。
【0016】図1のパルスシーケンス及び図2の切り換
えパターンテーブル25から明らかなように、本実施例
では、従来技術を示す図6における各撮像回数ごとの休
止期間がなく、各撮像回数の全期間を二分してその各々
に切り換えスイッチ7の状態を(SW1側またはSW2
側)を対応させるものであり、換言すれば一回の撮像に
より表面用高周波受信コイルの側、側双方からの受
信信号により画像データを収集するものである。
えパターンテーブル25から明らかなように、本実施例
では、従来技術を示す図6における各撮像回数ごとの休
止期間がなく、各撮像回数の全期間を二分してその各々
に切り換えスイッチ7の状態を(SW1側またはSW2
側)を対応させるものであり、換言すれば一回の撮像に
より表面用高周波受信コイルの側、側双方からの受
信信号により画像データを収集するものである。
【0017】次に、図1の上記パルスシーケンスと図2
の切り換えパターンテーブル25とをパルスシーケンサ
18に設定し、一定の繰返し時間TRの間隔でパルスシ
ーケンサ18に対して上記パルスシーケンスの実行を繰
返し要求する。なお、図1の(g)は切り換えスイッチ
7の状態信号207を示している。パルスシーケンスの
実行を要求されたパルスシーケンサ18は、まず、上記
切り換えパターンテーブル25の期間(1)に設定され
た値に従って切り換えスイッチ7を切り換える。次い
で、パルスシーケンサ18は上記パルスシーケンスに従
って、高周波発振器11、高周波送信器12、勾配磁場
電源(Gx)8,同(Gy)9,同(Gz)10を動作
させ、所定の撮像位置で磁気共鳴現象を起こさせる。
の切り換えパターンテーブル25とをパルスシーケンサ
18に設定し、一定の繰返し時間TRの間隔でパルスシ
ーケンサ18に対して上記パルスシーケンスの実行を繰
返し要求する。なお、図1の(g)は切り換えスイッチ
7の状態信号207を示している。パルスシーケンスの
実行を要求されたパルスシーケンサ18は、まず、上記
切り換えパターンテーブル25の期間(1)に設定され
た値に従って切り換えスイッチ7を切り換える。次い
で、パルスシーケンサ18は上記パルスシーケンスに従
って、高周波発振器11、高周波送信器12、勾配磁場
電源(Gx)8,同(Gy)9,同(Gz)10を動作
させ、所定の撮像位置で磁気共鳴現象を起こさせる。
【0018】上記磁気共鳴現象により発生したNMR信
号(エコー信号)は、切り換えスイッチ7によって受信
可能な状態にある表面用高周波受信コイル5または6に
より受信され、高周波受信器13、位相検波装置14に
より検波・増幅後、A/D変換器15を通ってコンピュ
ータシステム16内の演算処理装置23またはハードデ
ィスク20に格納される。パルスシーケンサ18は、上
記エコー信号のA/D変換が終了した時点で次の期間の
切り換えスイッチ7の状態を切り換えパターンテーブル
25から読み込み、必要に応じて切り換えスイッチ7、
すなわち使用する高周波受信コイルを切り換える。
号(エコー信号)は、切り換えスイッチ7によって受信
可能な状態にある表面用高周波受信コイル5または6に
より受信され、高周波受信器13、位相検波装置14に
より検波・増幅後、A/D変換器15を通ってコンピュ
ータシステム16内の演算処理装置23またはハードデ
ィスク20に格納される。パルスシーケンサ18は、上
記エコー信号のA/D変換が終了した時点で次の期間の
切り換えスイッチ7の状態を切り換えパターンテーブル
25から読み込み、必要に応じて切り換えスイッチ7、
すなわち使用する高周波受信コイルを切り換える。
【0019】上記操作をパルスシーケンスにより作成さ
れた撮像期間分繰り返すことにより、指定されたすべて
の撮像位置のエコー信号を収集する。ただし、パルスシ
ーケンスの最後の期間(図1の場合は期間(8))のA
/D変換が終了した時は、切り換えパターンテーブル2
5の先頭、つまり期間(1)の切り換えスイッチ7の状
態を読み込んで切り換えスイッチ7を切り換えるものと
する。
れた撮像期間分繰り返すことにより、指定されたすべて
の撮像位置のエコー信号を収集する。ただし、パルスシ
ーケンスの最後の期間(図1の場合は期間(8))のA
/D変換が終了した時は、切り換えパターンテーブル2
5の先頭、つまり期間(1)の切り換えスイッチ7の状
態を読み込んで切り換えスイッチ7を切り換えるものと
する。
【0020】以上のように、本実施例によれば、所定の
パルスシーケンスに従って切り換えスイッチ7の設定状
態を示す切り換えパターンテーブル25を予め作成し、
上記切り換えパターンテーブル25からデータを読み込
み、上記パルスシーケンスと連動して切り換えスイッチ
7を動作させることで2つの撮像部位の画像を別々の表
面用高周波受信コイル5,6を用いて一度に撮像するこ
とができる。なお、この実施例では2つの表面用高周波
受信コイル5,6を用いた場合を例示したが、切り換え
スイッチ7を切り換え点数の多いものにし、かつ、上記
切り換えパターンテーブル25を作成するプログラムを
変更することで、3つ以上の表面用高周波受信コイルを
使用する場合にも容易に適用することができる。
パルスシーケンスに従って切り換えスイッチ7の設定状
態を示す切り換えパターンテーブル25を予め作成し、
上記切り換えパターンテーブル25からデータを読み込
み、上記パルスシーケンスと連動して切り換えスイッチ
7を動作させることで2つの撮像部位の画像を別々の表
面用高周波受信コイル5,6を用いて一度に撮像するこ
とができる。なお、この実施例では2つの表面用高周波
受信コイル5,6を用いた場合を例示したが、切り換え
スイッチ7を切り換え点数の多いものにし、かつ、上記
切り換えパターンテーブル25を作成するプログラムを
変更することで、3つ以上の表面用高周波受信コイルを
使用する場合にも容易に適用することができる。
【0021】
【発明の効果】以上述べたように本発明は、各撮像部位
に対応する複数の高周波受信コイルによる撮像期間を連
続させて休止期間のないパルスシーケンスを作成し、切
り換えパターンテーブルに基づき、各撮像期間に対応し
て予め指定された方の高周波受信コイルを切り換え使用
するものである。これにより、従来の休止期間に相当す
る期間を別の高周波受信コイルによる撮像期間として利
用することができ、撮像回数が減少して2つの部位の撮
像時間が従来の半分になるので、長時間の診察による患
者の不快感や被拘束感を減少させ、診断効率を大幅に向
上させることができる。
に対応する複数の高周波受信コイルによる撮像期間を連
続させて休止期間のないパルスシーケンスを作成し、切
り換えパターンテーブルに基づき、各撮像期間に対応し
て予め指定された方の高周波受信コイルを切り換え使用
するものである。これにより、従来の休止期間に相当す
る期間を別の高周波受信コイルによる撮像期間として利
用することができ、撮像回数が減少して2つの部位の撮
像時間が従来の半分になるので、長時間の診察による患
者の不快感や被拘束感を減少させ、診断効率を大幅に向
上させることができる。
【図1】本発明の実施例により2つの表面用高周波受信
コイルを用いた撮像で使用されるパルスシーケンスの一
例を示す図である。
コイルを用いた撮像で使用されるパルスシーケンスの一
例を示す図である。
【図2】実施例における切り換えパターンテーブルを示
す図である。
す図である。
【図3】従来の一般的な磁気共鳴イメージング装置のブ
ロック図である。
ロック図である。
【図4】二次元フーリエ変換法を用いたパルスシーケン
スの一例を示す図である。
スの一例を示す図である。
【図5】従来において2つの表面用高周波受信コイルを
用いて行う撮像位置の一例を示した図である。
用いて行う撮像位置の一例を示した図である。
【図6】図5の撮像において使用されるパルスシーケン
スの一例を示す図である。
スの一例を示す図である。
1 被検体 2 静磁場コイル 3 勾配磁場コイル 4 高周波送信コイル 5,6 表面用高周波受信コイル 7 切り換えスイッチ 8 勾配磁場電源(Gx) 9 勾配磁場電源(Gy) 10 勾配磁場電源(Gz) 11 高周波発振器 12 高周波送信器 13 高周波受信器 14 位相検波装置 15 A/D変換器 16 コンピュータシステム 17 システムバス 18 パルスシーケンサ 19 CPU 20 ハードディスク 21 ディジタル入力インタフェース 22 コンソール 23 演算処理装置 24 位置決め用画像 25 切り換えパターンテーブル
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 日浦 禎 神奈川県川崎市川崎区田辺新田1番1号 富士電機株式会社内
Claims (1)
- 【請求項1】 一様な静磁場中に置かれ、かつ高周波パ
ルスが印加された被検体から発生するNMR信号を、撮
像部位に応じて切り換え可能な複数の高周波受信コイル
により受信し、この受信信号をディジタル信号に変換し
てコンピュータシステムにより画像再構成演算を行って
前記撮像部位の断層画像を生成する磁気共鳴イメージン
グ装置において、 前記撮像部位ごとに設定された撮像期間が休止期間を持
たずに連続するパルスシーケンスに従い、切り換えパタ
ーンテーブルにより各撮像期間に応じて指定された高周
波受信コイルを切り換え使用してNMR信号を受信する
ことを特徴とする磁気共鳴イメージング装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242810A JPH0663027A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP4242810A JPH0663027A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0663027A true JPH0663027A (ja) | 1994-03-08 |
Family
ID=17094628
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP4242810A Withdrawn JPH0663027A (ja) | 1992-08-19 | 1992-08-19 | 磁気共鳴イメージング装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0663027A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7365238B2 (en) | 2002-02-19 | 2008-04-29 | The Procter And Gamble Company | Absorbent article having a dehydration indicator |
JP2010029643A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-02-12 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置および受信経路切り替え方法 |
-
1992
- 1992-08-19 JP JP4242810A patent/JPH0663027A/ja not_active Withdrawn
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US7365238B2 (en) | 2002-02-19 | 2008-04-29 | The Procter And Gamble Company | Absorbent article having a dehydration indicator |
JP2010029643A (ja) * | 2008-07-01 | 2010-02-12 | Toshiba Corp | 磁気共鳴イメージング装置および受信経路切り替え方法 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 19991102 |