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JPH06510162A - ガス流ガイガ・ミュラー形検出器およびイオン化放射のモニタ方法 - Google Patents

ガス流ガイガ・ミュラー形検出器およびイオン化放射のモニタ方法

Info

Publication number
JPH06510162A
JPH06510162A JP5505242A JP50524293A JPH06510162A JP H06510162 A JPH06510162 A JP H06510162A JP 5505242 A JP5505242 A JP 5505242A JP 50524293 A JP50524293 A JP 50524293A JP H06510162 A JPH06510162 A JP H06510162A
Authority
JP
Japan
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chamber
radiation
detector
fluid
ionizing radiation
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5505242A
Other languages
English (en)
Inventor
アンダーソン,チャールズ,ウイリアム
ナジー,ジョン,ウォルター
スミス,レオナード,ロバート
Original Assignee
ネン ライフ サイエンス プロダクツ,インコーポレイテッド
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by ネン ライフ サイエンス プロダクツ,インコーポレイテッド filed Critical ネン ライフ サイエンス プロダクツ,インコーポレイテッド
Publication of JPH06510162A publication Critical patent/JPH06510162A/ja
Pending legal-status Critical Current

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Classifications

    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
    • H01J47/00Tubes for determining the presence, intensity, density or energy of radiation or particles
    • H01J47/08Geiger-Müller counter tubes

Landscapes

  • Measurement Of Radiation (AREA)
  • Analysing Materials By The Use Of Radiation (AREA)
  • Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるため要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ガス流ガイガ・ミュラー形検出器およびイオン化放射のモニタ方法 技術分野 本発明は、一般的には、放射を検出し測定するデバイスに関し、より具体的には 、十分に安定し、十分に携帯可能であるオーブン・ウィンドウ・ガス流ガイガ・ ミュラー形検出器であって、イオン化放射をモニタする機能を備えた検出器およ びイオン化放射をモニタする方法に関する。
なお、本明細書の記述は本件出願の優先権の基礎たる米国特許出願筒07/75 2.748号(1991年8月30出願)の明細書の記載に基づ(ものであって 、当該米国特許出願の番号を参照することによって当該米国特許出願の明細書の 記載内容が本明細書の一部分を構成するものとする。
背景技術 放射検出素子(エレメント)は種々のタイプのものが非常に多数開発されている 。そのようなデバイスの1つとして、ガイガ・ミュラー(Geiger−Mue ller)検出器がある。このデバイスは、基本的に、一対の電極から構成され 、その周囲は、ガスのイオン化を容易にするために特別に選択された計数ガス( counting gas)によって取り囲まれている。放射がガスをイオン化 すると、その結果生じたイオンは、電極間が高電位に保たれている電極に向かっ て移動する。イオンが電極に向かって移動することにより、電気信号が得られ、 これらの電気信号が検出されると、電子的に記録される。
従って、各粒子または放射線がガイガ・ミュラー管を通過することにより計数ガ スをイオン化し、電気信号を発生させ、この信号の個数は放射の強度を表す尺度 となっている。
ガイガ・ミュラー検出器は種々のタイプのものが知られている。そのようなもの として、「サイド・ウィンドウJ (side−window)形計数管または 「エンド・ウィンドウJ (end−window)形計数管がある。この計数 管がそのように呼ばれるのは、放射が通過する薄い窓(ウィンドウ)が一方の側 または一方の端にあるためである。エンド・ウィンドウ形は金属円筒容器または その内側に電導物質が塗布されたガラス外囲器から構成されている。計数管の壁 は、カソードと呼ばれる負電極を構成している。中央には、アノードとなる細い 金属線(心線)が同心上に張設されている。
電極間の空間には、ヘリウムやアルゴンのような計数ガスが充填されており、内 部でケンチングを行う必要がある場合には、アルコールやブタンなどの少量の多 原子ガスと一緒に使用されている。なお、この多原子ガスは検出器が外部でケン チングされる場合は必要でない。ウィンドウ(窓)はガスが大気に逃げるのを防 止するが、ある種のイオン化放射およびそのエネルギが計数管内を通過できるだ けの十分な薄さになっている。この種の計数管は、中程度エネルギから高エネル ギまでのベータ粒子を検出する場合によく利用されている。
他のタイプの放射検出素子としては、比例検出器(proportional  detector) 、電離積検出器(ionization chamber  detector) 、シンチレーション検出器(scintillatio n detector)がある。これらの検出器はそれぞれ動作モードが異なり 、また、放射の種類によってその感度が異なっている。類似点は、イオン化放射 を電気信号に変換することである。
シンチレーション検出器は液体シンチレーシ目ン・カウンタ(liquid 5 cintillation counter)において、カウンタに挿入された サンプル(放射性物質で汚染されている可能性がある)から放出された放射を検 出するために使用されている。このシステムでは、汚染サンプルは、シンチレー ション発光体(fluor)と溶剤からなる混合物を収めているガラス瓶に置か れている。
そのあと、ガラス瓶は暗室(電離箱)に挿入され、そこでイオン化放射と発光体 との相互作用によって生じた放出光子が検出され、計数されている。この方法に は、い(つかの問題点がある。計器が高価であり、大きいために携帯に不便であ り、計数すべきサンプルをそこまでもっていかなければならない。このために、 定着汚染の場合には、サンプルを得るために対象物の表面を傷つけることになる 。計器は外部の影響が受けやすく(そのために、放射能を取り扱う場所から離れ た場所に置く必要がある)、複雑であるため、定期的保守が必要である。サンプ ルを準備してから計数を行うまでに時間的遅れがある。サンプルをバッチで計数 することを目的としているので、個々のサンプルを計数するには使用効率が悪い 。化学薬品を購入し、保管し、処分する必要があるので、価格、可燃性、有毒性 の面でさらに不利であり、また、危険廃棄物の処分という必要性もある。
液体シンチレーション・カウンタは、クローズ・ウィンドウ(closed w indow)のガイガ・ミュラー形計数管に入り込むことができない低エネルギ 放射を検出するのに利用されている。しかるに、オーブン・ウィンドウ(ope n window)のガイガ・ミュラー計数管は、低エネルギ放射でも計数管に 入り込むことができるので、低エネルギ放射を検出する能力をもっている。計数 ガスは、オーブン・ウィンドウから外に逃げるガスを補充するために、絶えず電 離箱に供給されている。
この種の検出器はサンプルをオーブン・ウィンドウの近くに置くことによって働 く。そのようにする必要があるのは、低エネルギ放射が広幅の空隙を通り抜ける ことができないためである。例えば、トリチウムによって発生するベータ放射は 、大気圧下では、空気中の約1/3インチしか通過することができない。
オーブン・ウィンドウのガイガ・ミュラー計数管の欠点をいくつか示すと、次の とおりである。電位が約900v〜1200Vの露出電極を収容している室のオ ーブン・ウィンドウの隣にサンプルを置く必要があるので、危険な電気ショック を生じることになる。計数ガスが電極の周囲を完全に包み込むようにするには、 ガス流を高くする必要であり、および/またはオーブン・ウィンドウのサイズを 収縮する必要がある。ガス流を高(すると、その消費量が高価になり、高価なガ ス供給マニフォルドが必要になるため、ガス・タンクを種数使用したり、空にな ったガス・タンクを補充するために中断回数が多くなったりする。計器の始動時 には、たまった空気を吐き出すために室内を清浄する必要があり、そのために、 サンプルを計数するまでに著しい遅れが生じることになる(計数を行うのが早過 ぎると、誤った反対の結果が得られることになる。すなわち、実際にはサンプル が汚染されているのに、汚染されていないという結果が得られることになる)。
検出器や検出器付近の空気が動くと、計数ガスが電極領域から離れ、検出能力が 妨げられるので、その使い方が難しくなっている。これは、人体汚染を扱うとき には実用的でなく、対象物や円滑表面をサンプリングするとき実用に適しないお それがある。
オーブン・ウィンドウのガス流比例計数は、上述したガイガ・ミュラ一方式と類 似している。大きな違いの1つは、比例検出器では、種々タイプの放射を区別す るために異なる電位が使用されることであり、そのために、検出器の効率が大幅 に低下している。
この種のカウンタの例として、ウィンドウのないトリチウム表面汚染モニタ・モ デルPTS−65およびPTS−6M(Technical As5ociat es社、7051 Eton Avenue。
CanogaPark、 CA 91303)がある。この方式の欠点のい(つ かを挙げると、次のとおりである。通常の場合、一般に使用されている他の検出 器と互換性がない、高度で高価な電子回路が必要であり、正しく操作するための 幅広い訓練が必要である。較正方法が複雑化している。
現在では、表面から容易に剥離できるサンプルを検出するには、液体シンチレー ション・カウンタが使用されるのが普通である。携帯型薄ウィンドウ比例カウン タは、アルファ放出体で汚染されている疑いのある表面をモニタするために使用 されている。非携帯型比例カウンタは、表面から容易に剥離できるサンプルで使 用されている。携帯型溝ウィンドウ・ガイガ・ミュラー検出器は、少なくとも1 つの放射性核種が放出する中程度エネルギおよび/または高エネルギ・ベータ、 ガンマ、および/またはX線放射で汚染されている疑いのある表面をモニタする ために使用されている。
米国特許第4,633,089号(Wijangco他、1986年12月30 日特許)は、毎分1カウントというオーダの低レベルでイオン化放射を測定する ためのハンドベルト放射検出器を記載しており、ハウジングで仕切られた密閉室 を使用している。
米国特許第4,644,167号(5orber、1987年2月17日特許) は、放射線量率測定デバイスを記載している。
米国特許第4,409,485号(Morris他、1983年10月11日特 許)は、放射検出器とマイカ・ウィンドウを不透過にする方法を記載している。
発明の開示 本発明は、十分に安定し、十分に携帯可能であるオーブン・ウィンドウ・ガス流 ガイガ・ミュラー形検出器であって、イオン化放射をモニタする機能を備えた検 出器を提供することを目的としており、次のものを備えていることを特徴として いる。
al 1つまたは2つ以上の流体インレットと、前記放射を受け入れるサイズの 開口とをもつ電導室(electrically conducting ch amber) 、b)前記インレットに連結された流体供給手段、C)室内に設 けられた少なくとも1つの絶縁アノード、 d)前記開口を被覆して、開口をほぼ密閉する放射透過カバー、 e)室に接続された電源供給手段、 f)前記室に接続され、室内に入り込んだ放射によってイオン化が行われたとき 、室内に発生した電気的パルスを検出するための手段。
本発明の別実施例では、イオン化放射をモニタする方法を提供することを目的と しており、次のステップからなることを特徴としている。
a)十分に安定し、十分に携帯可能であるオーブン・ウィンドウ・ガス流ガイガ ・ミュラー形検出器であって、イオン化放射をモニタする機能を備え、1つまた は2つ以上の流体インレットと、前記放射を受け入れるサイズの開口とをもつ電 導室と、該インレットに連結された流体供給手段と、室内に設けられた少なくと も1つの絶縁アノードと、該開口を被覆して開口をほぼ密閉する放射透過カバー と、室に接続された電源供給手段と、室に接続され、放射検出ターゲット域に最 も近い室内に入り込んだ放射によってイオン化が行われたとき、室内に発生した 電気的パルスを検出するための手段とを含んでいる検出器を設置し、b) 流体 を継続的に前記室内に導入し、C)該検出器に電源を入れ、 d) 該室内に入り込んだ放射を流体と反応させてイオンを発生し、 e) 負イオンを電極に接触させて電気的パルスを発f) パルスの個数を検出 する。
図面の簡単な説明 第1図は、本発明の理解を容易にするために、本発明の好適実施例による検出器 を一部破切して示す斜視図である。
第2図は、第1図に示す検出器の断面側面図である。
第3図は、第1図に示す検出器の概略図である。
発明を実施するための最良の形態 本明細書において用いられている「十分に安定した」という用語は、検出器が異 なる条件の下で、いろいろな使い方をされたとき、汚染を検出する能力を有して いることを意味する。例えば、汚染の可能性があることは、微風が吹いている戸 外の環境で検出することが可能である。また、別の例として、服の上からボディ チェックを行うように(フリスフ(frisk))、検出器を任意の方向に移動 させるだけで検出を行うことが可能である。
第1図は、本発明の十分に安定し、十分に携帯可能であるガイガ・ミュラー形検 出器であって、イオン化放射を検出する能力を有する検出器を示す斜視図である 。このような放射の例としては、ベータ放出体、ガンマ放出体、X線放出体、お よびアルファ放出体によって発生する放射がある。本発明の検出器を使用して検 出するイオン化放射はベータ放射であることが好ましく、低エネルギ・ベータ放 射、特にトリチウムによって発生する低エネルギ・ベータ放射であることがさら に好ましい。
本発明の検出器(11はカソードの働きをする電導室(2)を有している。電導 室(2)は、機械加工が可能な固体材料ならば、はとんどどの材料からでも作る ことが可能である。また、汚染除去が容易であるものが好ましい。この種の材料 としては、金属、プラスチック、樹脂などがあるが、これらに限定されるもので はない。好ましい材料はLucite (登録商標)である。電導室(2)はど の形状にも設計が可能である。しかし、電導室の形状は、清掃(空気抜き)時間 が短縮化されるような形状にすることが望ましい。清掃(空気抜き)時間(pu rge time)とは、始動に先立って検出器がら空気を掃き出すために必要 な時間量のことであまた、電導室の形状は、外部の電気放電の影響を受けないよ うな形状にすることが好ましい。電導室の内面はほぼ滑面であることが好ましく 、その目的に使用するのに適した電導材料ならば、どの材料でも使用が可能であ る。例えば、金属、ホイルなどがあるが、これらに限定されるものではない。使 用するのに好ましい電導材料は、電導材料を電導室の内面にスプレーするといっ た、従来のコーティング法を用いて電導室の内面に塗布できる電導性塗料である 。市販されている電導性塗料は、どれでも使用が可能である。
電導室は1つまたは2つ以上の流体インレット(3)と、イオン化放射を受け入 れるサイズの開口(4)とを有している。開口のサイズは、本発明の検出器がど のように使用されるかによって決まり、当業者に自明であるように、どのサイズ にも変更が可能である。
流体供給手段(5)は1つまたは2つ以上のインレット(3)に接続され、流体 、例えば、計数ガスを電導室に供給するためのものである。これらのインレット (3)は、はぼ一定の流量で流体をほぼ均等に電導室(2)に連続して供給する ためのものであり、それを行うには、種々の方法が可能である。第2図に示すよ うに徐々にあるいは階段状に縮径する流体供給手段を使用することが可能である 。この縮径は、流体がほぼ均等に各インレットに供給されるようになっている。
公知の流体供給手段はどれでも使用できる。そのような供給手段の一例として、 徐々に縮径し、室壁を通り抜ける1つまたは複数のオリイフィスで構成できるガ ス分配マニフォルドがある。インレット(3)から得られる利点の1つは、必要 な清掃(空気抜き)時間が短縮化されることである。インレットを2つ以上にす ると、さらに向上する。
本発明の検出器で使用できる流体は、どのような流体でも可能であるが、流体は 計数ガスであることが好ましい。公知の計数ガスならば、どのガスでも使用が可 能である。例を挙げると、アルゴンやヘリウムがある。なお、計数ガスのイオン 化が開始されると、電導室は、電源を切るか、あるいは他のプロセスによってケ ンチングされない限り、連続的に放電を続けることになる。ケンチングは外部か ら行うことも、内部で行うことも可能である。内部でケンチングを行うことが好 ましいときは、アルコールやブタンなどの、少量の多原子ガスをヘリウムなどの ガスと混合して、イオン化が行われたあと正イオンのエネルギの一部を吸収する ようにすることが望ましい。必要とされる少量は、公知の方法で判断することが できる。例えば、好ましい計数ガスは、ヘリウムと約0.95%のイソブタンの 混合物である。
また、第1図に示すように、絶縁されたアノード(6)が室内に設けられている 。例えば、アノードは同軸に位置付けることが可能である。しかし、当業者に自 明であるように、アノードを同軸にしなくても、正しく機能することはもちろん である。アノードには、タングステンなどの電導物質を使用することができる。
絶縁に適した材料であれば、どの材料を使用しても、アノードを公知方法で絶縁 することが可能である。好適実施例では、電導材料は、公知方法を用いて室内に 置かれたTeflon (登録商標)絶縁スタンドオフ(7)間に付着されて、 アノード(6)が電導室(2)から絶縁されるようになっている。
さらに、電導室は、イオン化放射を受け入れるサイズの開口(4)を有し、放射 透過カバー(8)で被覆されて密閉されている。放射透過カバー(8)のサイズ は、当業者に自明であるように、電導室の開口のサイズに応じて変えることが可 能である。放射透過カバー(8)は本発明の重要な特徴の1つである。このカバ ー(8)は、イオン化放射が侵入するのを許容し、他方では、室内の流体が流出 するのを防止するようになっていなければならない。これにより、室内の流体の 包み込みがより安定に保たれる。カバーは清掃が行いやすくなっていなければな らない。カバーは反応してはならない。例えば、水分によって腐食したり、水分 に反応してはならない。カバーはダストや他のダスト粒子が侵入するのを防止す ると共に、放射性物質のように、カバー自体に堆積するおそれのある他の汚染物 が侵入するのを防由するようになっていなければならない。
また、十分な強度が必要である。放射透過カバーに使用できる材料には、多種類 のものがある。そのいくつかを挙げると、織布金属(woven metal) や多孔金属(perforated metal)、織布プラスチックや多孔プ ラスチックなどがある。好ましくは、放射透過カバーは、メツシュ・サイズがイ ンチ長さ当たり 400X 400で、オーブン・エリアが36%のステンレス ・スチール・スクリーンにすることができる。上述したように、放射透過カバー から得られるもう1つの利点は安定性であり、この安定性により、室内からの流 体の流出がゆっくりと行われるので、室内の流体の包み込みをほぼ一定に保つこ とができる。放射透過カバー(8)は、接着剤、テープなどの公知手段を用いて 、電導室に付着させることが可能である。
電源供給手段(9)は、従来公知の電気回路を経由して室外に置かれた電源に接 続されているが、この電源は扱いを容易にするために、バッテリなどのポータプ ル電源にすることが好ましい。他方、電源は、従来公知の電気回路を経由して検 出室に接続されている。好適実施例では、電源供給手段(9)は、電導室に電力 を供給する機能と室内におけるイオン化現象によって発生した信号を、その信号 パルス検出手段へ送信する機能の2tj!能をもたせることができる。また、室 内に入り込んだ放射のイオン化によってイオン化現象が行われたとき、室内に発 生した電気的パルスを検出するための別手段を電導室に接続することも可能であ る。電気回路内の適当な個所に従来公知のメータを接続して、回路内の電気的信 号を検出および/または測定するようにすることも可能である。
別の実施例によれば、本発明の検出器は、はぼ平坦なプレート(10)をさらに 含んでいる。このプレートはカバー(8)に連結され、イオン化放射がカバー( 8)と室開口(4)を通り抜けるサイズになった開口(11)を有している。こ の種のプレートは、ある面では、コリメータということができる。開口のサイズ は、検出器がどのような使われ方をされるかによって決まる。さらに、平坦プレ ート(10)の開口は検出室の開口と同サイズにする必要はないつ例えば、プレ ート(11)の開口は、検出室の開口(4)よりサイズを小さくすることが可能 である。平坦プレート(101は、接着剤、ネジなどの従来公知の手段を用いて 放射透過カバー(8)にとりつけることができる。好ましくは、3M社が提供し ているような、圧力感応シリコーン接着剤転写フィルムのいくつかを使用するこ とが可能である。望まし方法は、ネジク12)で平坦プレート(10)を検出室 にボルト締めすることである。この方法によると、放射透過力R−(8)が付着 されている検出器のサイドと放射検出ターゲットとの間にスペースが得られる。
なお、接着剤を使用する場合には、このスペース手段を検出器に付着させれば、 小さなギャップが得られる。例えば、ネジに代えてスタンドオフを使用すること も可能である。これらのスペース手段とプレートは放射透過カバーを部分的に保 護する働きをするので、放射透過カバー(8)が汚染されるのをさらに減少する と共に、小さなギャップが得られるので、放射透過カバー側を下にして検出器を ほぼ平坦面上にしたとき、検出器からの空気抜きを正しく行うことができる。
放射透過カバーを上述したようにプレートに取り付けると、本発明の検出器が静 電気を帯びている放射検出ターゲットに近づくか、接触したとき、本発明の検出 器は本来的にアースされているので、静電気によって生じたスプリアス放電から 保護されることが判明している。さらに、室外で発生したイオンが室内に侵入す るのが非常に困難になっているので、放射に対する検出器の応答性の制御が向上 している。
第2図は、本発明の検出器を示す側面図である。同図に示すように、本発明の検 出器は上述した流体供給手段を備え、流体をほぼ一定の流量で室内にほぼ均等に 供給するようにしている。さらに、本発明の検出器は検出器が動作状態にあるこ とを示す手段(13)を備えている。このような手段の例として、点灯するため の適当な手段が接続された電球(14)がある。
第3図は第1図に示す検出器の概略図である。
本発明の別実施例は、イオン化放射をモニタする方法に関するものであり、次の ステップからなることを特徴としている。
a)十分に安定し、十分に携帯可能であるオーブン・ウィンドウ・ガス流ガイガ ・ミエラー形検出器であって、イオン化放射をモニタする機能を備え、1つまた は2つ以上の流体インレットと、前記放射を受け入れるサイズの開口とをもつ電 導室と、該インレットに連結された流体供給手段と、室内に設けられた少なくと も1つの絶縁アノードと、該開口を被覆して開口をほぼ密閉する放射透過カバー と、室に接続された電源供給手段と、室に接続され、放射検出ターゲット域に最 も近い室内に入り込んだ放射によってイオン化が行われたとき、室内に発生した 電気的パルスを検出するための手段とを含んでいる検出器を設置し、b)流体を 継続的に前記室内に導入し、C)該検出器に電源を入れ、 d) 該室内に入り込んだ放射を流体と反応させてイオンを発生し、 e) 負イオンを電極に接触させて電気的パルスを発生し、 f) パルスの個数を検出する。
本発明の検出器の使い方には種々の方法が可能であり、イオン化放射のモニタを 単純化し、迅速化し、効率化することができる。例えば、本発明の検出器をホル ダーに装着させ、放射透過カバーが手に届くようにしておけば、手や小型ツール 、タオルの汚れや取り扱いが容易な小さな対象物をモニタして、放射能汚染が存 在するかどうかを調べることができる。別の変形実施例では、モニタすべき対象 物に検出器をもっていくことができる。この「フリスカ」 (服の上からボディ チェックする)構成では、ボディ全体(衣服を含む)をモニタしたり、階段のよ うに大きな、あるいは扱いずらい設備部分をモニタしたりするために検出器を使 用することができる。さらに別の変形実施例では、検出器は、小型のガス供給と 計数率計を含む構成になっているので、手動トラックやカートに乗せて、手で運 ぶことが可能である。検出器は、汚染の疑いがある表面や他の対象物上を通過さ せて、放射能汚染が存在するかどうか調べることができる(剥離可能汚染と定着 汚染のどちらも)。本発明の検出器から得られる別の利点は、本検出器を動作さ せるときに、有害な毒性化学薬品を使用する必要がないことである。従って、環 境上安全であるだけでなく、検出器のオペレータにも安全である。さらに、本検 出器は操作が単純化されているので、高価なオペレータ訓練は不要である。
上述してきた説明は単なる例示であり、本発明の範囲内で種々態様に変更が可能 であることはもちろんである。これには、検出器の使い方も含まれることはもち ろんである。たとえば、検出器をハンド・ベルトにして、固定表面やシステムな どに取り付けることが可FIG、2 フロントページの続き (81)指定国 EP(AT、BE、CH,DE。
DK、ES、FR,GB、GR,IE、IT、LU、MC,NL、 SE)、0 A(BF、BJ、CF、CG、CI、 CM、 GA、 GN、 ML、 MR ,SN、 TD、 TG)、 AU、 BB、 BG、 BR,CA、 C3, FI、 HU。
J P、 KP、 KR,LK、 MG、 MN、 MW、 N09PL、 R ○、RU、5D (72)発明者 ナシ−、ジョン、ウォルターアメリカ合衆国 01803 マ サチューセッツ州 バーリントン ファームズ ドライブ416 (72)発明者 スミス、レオナード、ロバートアメリカ合衆国 01741  マサチューセッツ州 カールアイル ラッセル ストリート 25

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 1.十分に安定し、十分に携帯可能であるオープン・ウィンドウ・ガス流ガイガ ・ミュラー形検出器であって、イオン化放射をモニタする能力を有する検出器で あり、 a)少なくとも1つまたは2つ以上の流体インレットと、前記放射を受け入れる サイズの開口とをもつ電導室と、 b)前記インレットに連結された流体供給手段と、 c)電導室内に位置付けられた少なくとも1つの絶縁アノードと、 d)前記開口を被覆して開口をほぼ密閉する放射透過カバーと、 e)電導室に接続された電源供給手段と、f)該電導室に接続され、室内に入り 込んだ放射によってイオン化現象が起こったとき、室内に発生した電気的パルス を検出するための手段とを備えたことを特徴とする検出器。
  2. 2.カバーに連結され、前記放射が該カバーと前記電導室開口を通り抜けること を可能にするサイズの開口をもつほぼ平坦なプレートをさらに含むことを特徴と する請求の範囲第1項に記載の検出器。
  3. 3.平坦プレートの開口は電導室の開口よりもサイズが小さいことを特徴とする 請求の範囲第2項に記載の検出器。
  4. 4.イオン化放射の発生源はトリチウムであることを特徴とする請求の範囲第1 項に記載の検出器。
  5. 5.放射透過カバーは、織布金属、多孔金属、織布プラスチック、および多孔プ ラスチックの群の中から選択したものであることを特徴とする請求の範囲第1項 に記載の検出器。
  6. 6.流体は計数ガスであることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の検出器。
  7. 7.検出器は、放射透過カバーと、イオン化放射で汚染された疑いのある表面と の間にスペースを作るためのスペース手段をさらに含むことを特徴とする請求の 範囲第1項に記載の検出器。
  8. 8.前記電導室は、電導塗料の電導コーティング層を含むことを特徴とする請求 の範囲第1項に記載の検出器。
  9. 9.電導室は、金属、プラスチック、 および樹脂の群 がら選択した材料から作られることを特徴とする請求の範囲第1項に記載の検出 器。
  10. 10.電導室に連結され、前記放射が前記カバーと電導室開口を通り抜けること を可能にすると共に、流体が該カバーと電導室開口を流れることを可能にするサ イズをもち、その位置に置かれた開口をもつほぼ平坦なプレートをさらに含むこ とを特徴とする請求の範囲第1項に記載の検出器。
  11. 11.イオン化放射をモニタする方法であって、a)十分に安定し、十分に携帯 可能であるオープン・ウィンドウ・ガス流ガイガ・ミュラー形検出器であって、 イオン化放射をモニタする機能を備え、1つまたは2つ以上の流体インレットと 、前記放射を受け入れるサイズの開口とをもつ電導室と、該インレットに連結さ れた流体供給手段と、室内に設けられた少なくとも1つの絶縁アノードと、該開 口を被覆して開口をほぼ密閉する放射透過カバーと、室に接続された電源供給手 段と、室に接続され、放射検出ターゲット域に最も近い室内に入り込んだ放射に よってイオン化が行われたとき、室内に発生した電気的パルスを検出するための 手段とを含んでいる検出器を設置し、b)流体を継続的に前記室内に導入し、c )該検出器に電源を入れ、 d)該室内に入り込んだ放射を流体と反応させてイオンを発生し、 e)負イオンを電極に接触させて電気的パルスを発生し、 f)パルスの個数を検出することからなることを特徴とする方法。
  12. 12.検出器は、ベータ放出体、ガンマ放出体、X線放出体、およびアルファ放 出体の群から選択したイオン化放射の発生源の近くに設置することを特徴とする 請求の範囲第11項に記載の方法。
  13. 13.イオン化放射の発生源はトリチウムであることを特徴とする請求の範囲第 11項に記載の方法。
  14. 14.流体は計数ガスであることを特徴とする請求の範囲第11項に記載の方法 。
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