JPH0649615U - ドライシールカーテンウォールの排水構造 - Google Patents
ドライシールカーテンウォールの排水構造Info
- Publication number
- JPH0649615U JPH0649615U JP9102492U JP9102492U JPH0649615U JP H0649615 U JPH0649615 U JP H0649615U JP 9102492 U JP9102492 U JP 9102492U JP 9102492 U JP9102492 U JP 9102492U JP H0649615 U JPH0649615 U JP H0649615U
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- curtain wall
- dry seal
- lower frame
- mullion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Load-Bearing And Curtain Walls (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 ドライシールカーテンウォールの各ユニット
のクロス目地部分における気密性及び水密性の向上を図
るとともに、マリオン内に水が浸入した場合でもこれを
速やかに排水することができるドライシールカーテンウ
ォールの排水構造を得ること。 【構成】 ユニット式ドライシール工法のカーテンウォ
ールにおいて、各ユニット1の四周に装着されたユニッ
トパッキン5のクロス目地部分の隙間7、及び同クロス
目地部分に対応するマリオン6の外側面の溝8に所定長
さ12の液状シーラント13、18を充填するととも
に、同液状シーラント13の上面に対応する各ユニット
下枠3の端面に下枠内部に連通する切欠き19を設け、
更に同切欠き19から離れた位置のユニット下枠3の下
面に下方のユニット1の上枠2に水を排水する水抜き穴
20を設けたドライシールカーテンウォールの排水構
造。
のクロス目地部分における気密性及び水密性の向上を図
るとともに、マリオン内に水が浸入した場合でもこれを
速やかに排水することができるドライシールカーテンウ
ォールの排水構造を得ること。 【構成】 ユニット式ドライシール工法のカーテンウォ
ールにおいて、各ユニット1の四周に装着されたユニッ
トパッキン5のクロス目地部分の隙間7、及び同クロス
目地部分に対応するマリオン6の外側面の溝8に所定長
さ12の液状シーラント13、18を充填するととも
に、同液状シーラント13の上面に対応する各ユニット
下枠3の端面に下枠内部に連通する切欠き19を設け、
更に同切欠き19から離れた位置のユニット下枠3の下
面に下方のユニット1の上枠2に水を排水する水抜き穴
20を設けたドライシールカーテンウォールの排水構
造。
Description
【0001】
本考案は、ユニット式ドライシール工法のカーテンウォールにおけるマリオン 内への浸入水に対する排水構造の改良に関するものである。
【0002】
図4に従来のユニット式ドライシール工法のカーテンウォールを示し、その( A)は正面図、(B)は横断面図、(C)は縦断面図である。 各ユニット1は上枠2、下枠3及び縦枠4からなり、その四周にはユニットパ ッキン5が装着され、同ユニットパッキン5同志が密着するように各ユニット1 をマリオン6に取付け、各ユニット1間の気密性及び水密性を保持するように構 成している。
【0003】 しかし、各ユニット1のクロス目地部分においては、ユニットパッキン5同志 を完全に密着させて隙間が生じないようにすることは難しく、図4(A)のX部 拡大図である(D)に示すように各ユニット1のクロス目地部分には隙間7が生 じる。
【0004】
従来のユニット式ドライシール工法のカーテンウォールにおいては、上記した ように各ユニット1の目地部分ではユニットパッキン5同志を密着させることに より、気密性及び水密性を保持するようにしているが、ユニットパッキン5同志 の密着にも限界があり、特に各ユニット1のクロス目地部分では隙間7が生じや すいため、高風圧のときに漏気したり、あるいは、雨水等が浸入してくると室内 側に浸入し、マリオン6の溝8に溜まってこれが毛細管現象により室内側に導か れ、室内に漏水したりする場合があった。
【0005】 本考案は、上記のような問題を解消するためになされたもので、各ユニットの クロス目地部分における気密性及び水密性の向上を図るとともに、マリオン内に 水が浸入した場合でもこれを速やかに排水することができるドライシールカーテ ンウォールの排水構造を得ることを目的とするものである。
【0006】
上記した課題を解決するため、本考案に係るドライシールカーテンウォールの 排水構造は、ユニット式ドライシール工法のカーテンウォールにおいて、各ユニ ットの四周に装着されたユニットパッキンのクロス目地部分の隙間、及び同クロ ス目地部分に対応するマリオンの外側面の溝に所定長さの液状シーラントを充填 するとともに、同液状シーラントの上面に対応する各ユニット下枠の端面に下枠 内部に連通する切欠きを設け、さらに同切欠きから離れた位置のユニット下枠の 下面に下方のユニットの上枠に水を排水する水抜き穴を設けてなることを特徴と するものである。
【0007】
本考案に係るドライシールカーテンウォールの排水構造は、上記のように構成 されているので、各ユニットのクロス目地部分の隙間、及び同クロス目地部分に 対応するマリオンの外側面の溝は液状シーラントにより塞がれ、ユニットクロス 目地部分の気密性及び水密性が向上される。
【0008】 又、ユニットパッキンのあまさ等によりマリオンの溝内に水が浸入した場合で もこの水を液状シーラントの上面で受け止め、ユニット下枠端面に設けられてい る切欠きを通してユニット下枠内部に導いた後、ユニット下枠下面に設けられて いる水抜き穴を介して速やかに下方のユニットの上枠に排水することができる。
【0009】
以下に本考案の実施例を図1乃至図3に基づいて説明する。 図1は要部の構成図で、(A)は正面図、(B)は横断面図、(C)は縦断面 図、図2はドライシールカーテンウォールの部分横断面図、図3はドライシール カーテンウォールの部分縦断面図である。 各ユニット1は従来のものと同様、上枠2、下枠3及び縦枠4により構成され 、四周にはユニットパッキン5が装着されており、マリオン6にボルト9によっ て取付けられたブラケット10にボルト・ナット11を介して取付けられる。
【0010】 マリオン6の外側面には、溝8が設けられており、この溝8の各ユニット1の 四周に装着されたユニットパッキン5のクロス目地部分に対応する位置には所定 長さ12の液状シーラント13が充填されるとともに、その両側にはパッキン溝 14が設けられ、同パッキン溝14には気密パッキン15が装着される。
【0011】 この気密パッキン15はユニット1をマリオン6に取付けたとき、充分圧接さ れた状態となるように形成され、マリオン6と各ユニット1との金属同志のメタ ルタッチを回避し、マリオン6と各ユニット1間を確実にシールする。
【0012】 又、各ユニット1をマリオン6に取付けた状態で、ユニットパッキン5間の見 込方向に隙間16ができる。この隙間16は各ユニット1とユニットパッキン5 及びマリオン6とで形成されるユニットクロス目地部分の隙間であり、この隙間 16にマリオン6の見付寸法17まで液状シーラント18を充填することにより ユニットクロス目地部分の隙間7を完全に塞ぐことができる。
【0013】 更に、液状シーラント13の上面に対応する各ユニット下枠3の端面に下枠3 内部に連通する切欠き19を設けるとともに、同ユニット下枠3の下面の切欠き 19から離れた位置に下方のユニット1の上枠2に水を排水する水抜き穴20を 設け、マリオン6の溝8に浸入した水を切欠き19、水抜き穴20を経て下方の ユニット1の上枠2に排水するようにしている。
【0014】 しかして、上記実施例によると、各ユニット1のクロス目地部分における隙間 7及びマリオン6の外側面の溝8の各ユニット1のクロス目地部分に対応する位 置に液状シーラント13、18を充填しているため、クロス目地部分の隙間7を 完全に塞ぎ、各ユニット1のクロス目地部分における気密性及び水密性の向上を 図ることができる。
【0015】 又、各ユニット1とマリオン6の接触部には気密パッキン15が介装されてい るため、ユニット1とマリオン6の金属同志のメタルタッチが回避され、同接触 部のシールを確実ならしめることができ、気密性及び水密性の一層の向上を図る ことができる。
【0016】 更に、液状シーラント13の上面に対応する各ユニット下枠3の端面に下枠3 内部に連通する切欠き19を設けるとともに、同ユニット下枠3の下面の切欠き 19から離れた位置に下方のユニット1の上枠2に水を排水する水抜き穴20を 設けているため、ユニットパッキン5のあまさ等によりマリオン6の溝8内に水 が浸入しても、この水を液状シーラント13の上面で受け止め、ユニット下枠3 の端面に設けられている切欠き19を通してユニット下枠3の内部に導いた後、 ユニット下枠3の下面に設けられている水抜き穴20を介して速やかに下方のユ ニット1の上枠2に排水することができるので、マリオン6の溝8内に水が溜ま り、これが毛細管現象により室内側に導かれて室内に漏水する恐れをなくするこ とができる。
【0017】
以上に説明したように、本考案に係るドライシールカーテンウォールの排水構 造によると、各ユニットのクロス目地部分の隙間を液状シーラントにより完全に 塞ぐことができるため、ドライシールカーテンウォールの気密性及び水密性の向 上を図ることができるとともに、仮にユニットパッキンのあまさ等によりマリオ ンの溝内に水が浸入しても、この水を液状シーラントにより受け止め、ユニット 下枠の切欠き及び水抜き穴を経て速やかに下方のユニットに導き排水することが できるため、室内への漏水をなくすることができる。
【図1】本考案の実施例を示す要部の構成図で、(A)
は正面図、(B)は横断面図、(C)は縦断面図であ
る。
は正面図、(B)は横断面図、(C)は縦断面図であ
る。
【図2】本考案の実施例を示すドライシールカーテンウ
ォールの部分横断面図である。
ォールの部分横断面図である。
【図3】本考案の実施例を示すドライシールカーテンウ
ォールの部分縦断面図である。
ォールの部分縦断面図である。
【図4】従来のドライシールカーテンウォールの構成図
で、(A)は室内側の正面図、(B)は(A)図の横断
面図、(C)は(A)図の縦断面図、(D)は(A)図
のX部拡大図である。
で、(A)は室内側の正面図、(B)は(A)図の横断
面図、(C)は(A)図の縦断面図、(D)は(A)図
のX部拡大図である。
1 ユニット 2 上枠 3 ユニット下枠 4 縦枠 5 ユニットパッキン 6 マリオン 7 隙間 8 溝 9 ボルト 10 ブラケット 11 ボルト・ナット 12 所定長さ 13 液状シーラント 14 パッキン溝 15 気密パッキン 16 隙間 17 見付寸法 18 液状シーラント 19 切欠き 20 水抜き穴
Claims (1)
- 【請求項1】 ユニット式ドライシール工法のカーテン
ウォールにおいて、各ユニットの四周に装着されたユニ
ットパッキンのクロス目地部分の隙間、及び同クロス目
地部分に対応するマリオンの外側面の溝に所定長さの液
状シーラントを充填するとともに、同液状シーラントの
上面に対応する各ユニット下枠の端面に下枠内部に連通
する切欠きを設け、さらに同切欠きから離れた位置のユ
ニット下枠の下面に下方のユニットの上枠に水を排水す
る水抜き穴を設けてなることを特徴とするドライシール
カーテンウォールの排水構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9102492U JPH0649615U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | ドライシールカーテンウォールの排水構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9102492U JPH0649615U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | ドライシールカーテンウォールの排水構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0649615U true JPH0649615U (ja) | 1994-07-08 |
Family
ID=14014971
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9102492U Pending JPH0649615U (ja) | 1992-12-14 | 1992-12-14 | ドライシールカーテンウォールの排水構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0649615U (ja) |
Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6022611B2 (ja) * | 1981-03-17 | 1985-06-03 | エヌオーケー株式会社 | ポリウレタンラバ−シ−ルの製造法 |
JPS6132315B2 (ja) * | 1976-08-04 | 1986-07-25 | Allen & Hanburys Ltd | |
JPS6139712B2 (ja) * | 1982-02-08 | 1986-09-05 | Nippon Kinzoku Co Ltd | |
JPS61211434A (ja) * | 1986-03-14 | 1986-09-19 | 三協アルミニウム工業株式会社 | カーテンウオールの雨仕舞装置 |
-
1992
- 1992-12-14 JP JP9102492U patent/JPH0649615U/ja active Pending
Patent Citations (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6132315B2 (ja) * | 1976-08-04 | 1986-07-25 | Allen & Hanburys Ltd | |
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JPS6139712B2 (ja) * | 1982-02-08 | 1986-09-05 | Nippon Kinzoku Co Ltd | |
JPS61211434A (ja) * | 1986-03-14 | 1986-09-19 | 三協アルミニウム工業株式会社 | カーテンウオールの雨仕舞装置 |
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