JPH0647564U - パワーウインドウスイッチ制御回路 - Google Patents
パワーウインドウスイッチ制御回路Info
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- JPH0647564U JPH0647564U JP8289792U JP8289792U JPH0647564U JP H0647564 U JPH0647564 U JP H0647564U JP 8289792 U JP8289792 U JP 8289792U JP 8289792 U JP8289792 U JP 8289792U JP H0647564 U JPH0647564 U JP H0647564U
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 窓の移動時間の変動により遅延タイマの時間
が変動することを防止すると共にオートタイマ設定時間
以内に保護回路が復帰した場合に窓が勝手に動き出すこ
とを防止する。 【構成】 オートダウンスイッチ14をオン方向に操作
すると、マニュアルダウンスイッチ13がオンし、マニ
ュアル作動状態になり、その後にオートダウンスイッチ
14がオン状態になり、コンデンサ99は瞬時に充電さ
れる。これにより、トランジスタ93がオン状態とな
り、比較器91の出力が「H」レベルとなり、トランジ
スタ83が導通状態を自己保持する。自己保持は、モー
タ34がロックして比較器111の出力が「L」レベル
となるか、ロック電流が所定レベル以下の場合には、V
ref 3が上昇してVc1´を越えるか、もしくはモータ3
4に電流が流れなくなり、比較器111の出力が「L」
レベルになるまで続く。
が変動することを防止すると共にオートタイマ設定時間
以内に保護回路が復帰した場合に窓が勝手に動き出すこ
とを防止する。 【構成】 オートダウンスイッチ14をオン方向に操作
すると、マニュアルダウンスイッチ13がオンし、マニ
ュアル作動状態になり、その後にオートダウンスイッチ
14がオン状態になり、コンデンサ99は瞬時に充電さ
れる。これにより、トランジスタ93がオン状態とな
り、比較器91の出力が「H」レベルとなり、トランジ
スタ83が導通状態を自己保持する。自己保持は、モー
タ34がロックして比較器111の出力が「L」レベル
となるか、ロック電流が所定レベル以下の場合には、V
ref 3が上昇してVc1´を越えるか、もしくはモータ3
4に電流が流れなくなり、比較器111の出力が「L」
レベルになるまで続く。
Description
【0001】
本考案は、車両のウインドウをモータの駆動力により開閉し、かつモータのロ ック状態及びモータの断線等を検出してモータへの通電を制御するパワーウイン ドウスイッチ制御回路に関する。
【0002】
従来、車両のウインドウをモータの駆動力により開閉し、かつモータのロック 状態及びモータの断線等を検出してモータへの通電を制御するパワーウインドウ スイッチ制御回路が知られている。
【0003】 図3は、例えば、特開平2−58686号公報に記載されている従来のパワー ウインドウスイッチ制御回路を示す回路図である。
【0004】 パワーウインドウスイッチ制御回路は、端子T1、P1に接続されている端子 Ra と端子P2に接続されている端子Rb とを有しており、端子Rc 、Rd 、Re は端子T2、P3に共通に接続され、端子Rf は端子P4に接続されている。 そして、端子Rh は端子P6及び抵抗31の一端に接続され、この抵抗31の他 端は端子T4、P7に接続されており、端子Rg は端子T3、P5に接続されて いる。
【0005】 一方、リレー装置30は、2個の励磁コイル32a及び33aと、これらの励 磁コイル32a及び33aによりオン、オフされるリレースイッチ32b及び3 3bとから構成されており、励磁コイル32a及び33aはそれぞれ端子Rc 、 Rb 間及び端子Rd 、Rf 間に接続されている。また、リレースイッチ32b及 び33bは、その共通接点cが端子Ra 及びRg に個別に接続されていると共に 、各常開接点aが端子Re に共通に接続され、さらに各常閉接点bが端子Rh に 共通に接続されている。
【0006】 端子T1、T3はウインドウレギュレータ駆動用の直流モータ34の入力端子 に接続されており、モータ34に対して正方向に通電された場合、図示しないウ インドウガラスが上昇して閉鎖方向へ移動し、逆方向に通電された場合、図示し ないウインドウガラスが下降して開放方向へ移動するように構成されている。ま た、端子T2は電源端子35に接続され、端子T4はグランド端子に接続されて いる。
【0007】 そして、制御回路装置36は、マニュアルアップスイッチ11、オートアップ スイッチ12、マニュアルダウンスイッチ13及びオートダウンスイッチ14を 含んで構成されており、マニュアルアップスイッチ11は端子P2及びP7間に 接続されており、マニュアルダウンスイッチ13は端子P4及びP7間に接続さ れている。この結果、マニュアルアップスイッチ11がオンされた状態では、リ レー装置30の励磁コイル32aに通電されてリレー32bの接点(c−a)間 がオンされるため、モータ34の正方向通電路が形成されるようになり、これに 応じてウインドウガラスが上昇される。
【0008】 また、マニュアルダウンスイッチ13がオンされた状態では、励磁コイル33 aへの通電に応じてリレースイッチ33bの接点(c−a)間がオンされるため 、モータ34の逆方向通電路が形成されてウインドウガラスが下降される。そし て、リレースイッチ32bの接点(c−a)間がオンした期間には端子P1が電 源端子35に接続された状態となり、リレースイッチ33bの接点(c−a)間 がオンした期間には端子P5が電源端子35に接続された状態となる。
【0009】 上記端子P1、P5はダイオードOR回路37及び抵抗38を介して母線39 に接続されており、この母線39は図示極性の定電圧ダイオード40を介して端 子P7に接続されている。従って、母線39及び端子P7間には、マニュアルア ップスイッチ11またはマニュアルダウンスイッチ13の何れかがオンされた状 態で定電圧が加えられる。なお、上記のようなモータ34への電流供給は抵抗3 1を通じて行われるから、抵抗31の両端にはモータ34に流れる負荷電流に応 じた電圧レベルの検出電圧Vd が現れ、この検出電圧Vd は端子P6及びP7間 に与えられる。
【0010】 また、オートアップスイッチ12は、一端が母線39に接続されており、その 他端と端子P7との間には、抵抗41及びタイマ要素である第1のコンデンサ4 2の直列回路、図示極性のダイオード43及びマニュアルダウンスイッチ13の 直列回路、図示極性のダイオード44及び抵抗45の直列回路がそれぞれ接続さ れている。そして、オートダウンスイッチ14は、一端が母線39に接続されて おり、その他端と端子P7との間には、抵抗46及びタイマ要素である第2のコ ンデンサ47の直列回路、図示極性のダイオード48及びマニュアルアップスイ ッチ11の直列回路、図示極性のダイオード49及び抵抗45の直列回路がそれ ぞれ接続されている。この場合、第1のコンデンサ42及び第2のコンデンサ4 7の容量は等しく設定されており、抵抗41を介した第1のコンデンサ42の充 電時定数と、抵抗46を介した第2のコンデンサ47の充電時定数とは等しく( 例えば、0.01秒程度)設定されており、抵抗41、45を介した第1のコン デンサ42の放電時定数と、抵抗46、45を介した第2のコンデンサ47の放 電時定数とは等しく(例えば、10秒程度)設定されている。
【0011】 更に、母線39及び端子P7間に抵抗51及びトリミング抵抗52を直列に接 続して第1の基準抵抗発生回路50が構成されており、抵抗51及びトリミング 抵抗52間の共通接続点から基準電圧Vs1を発生する。53は、前記抵抗31及 び第1の基準抵抗発生回路50と共にオートストップ回路54を構成する第1の 比較回路であり、これは母線39及び端子P7間から供給されるように設けられ ている。そして、第1の比較回路53は、基準電圧Vs1と端子P6からの検出電 圧Vd とを比較するように接続されており、Vs1>Vd の時にはハイレベル信号 (母線39の電位に対応)を出力するが、Vs1≦Vd の時はローレベル信号(端 子P7の電位に対応)に反転させる。上記第1の比較回路53の出力端子は、抵 抗55及び抵抗45を介して端子P7に接続されている。なお、抵抗55及び抵 抗45の抵抗比は、1/10程度に設定されている。
【0012】 56は、第2の基準電圧発生回路であり、母線39及び端子P7間に抵抗57 及び58を直列に接続して成り、それらの共通接続点から基準電圧Vs2を発生す る。59は、第2の比較回路であり、上記基準電圧Vs2と抵抗55及び45の共 通接続点Qからの分圧電圧Vt とを比較するように接続されており、Vs2<Vt の時にハイレベル信号(母線39の電位に対応)を出力し、Vs2≧Vt の時にロ ーレベル信号(端子P7の電位に対応)を出力する。上記第2の比較回路59の 出力端子は、図示極性の定電圧ダイオード60を介して端子P7に接続されてい ると共に抵抗61を介して母線39に接続されている。
【0013】 62は、第2の比較回路59の出力によりオンされるスイッチング素子として のnpn型トランジスタであり、コレクタ及びエミッタがそれぞれ端子P2及び P5に接続されていると共に、ベースが図示極性のダイオード63を介して第2 の比較回路59の出力端子に接続されている。そして、このトランジスタ62の コレクタ、エミッタ間には図示極性の定電圧ダイオード64が接続されていると 共に、ベース・エミッタ間には抵抗65が接続されている。66は、第2の比較 回路59の出力によりオンされるスイッチング素子としてのnpn型トランジス タであり、コレクタ及びエミッタがそれぞれ端子P4及びP1に接続されている と共に、ベースが図示極性のダイオード67を介して第2の比較回路59の出力 端子に接続されている。このトランジスタ66のコレクタ、エミッタ間には図示 極性の定電圧ダイオード68が接続されていると共に、ベース、エミッタ間には 抵抗69が接続されている。
【0014】 そして、第1のコンデンサ42、第2のコンデンサ47、抵抗41、45、4 6、第2の基準電圧発生回路56、第2の比較回路59、トランジスタ62、6 6、ダイオード44、49、63、67等によって保持回路70が構成されてい る。
【0015】 なお、71は、電流制御用の抵抗であり、これと発光ダイオード22の直列回 路が端子P3及びP7間に接続されている。従って、図示しないイグニッション スイッチがオンされた状態では発光ダイオード22が通電点灯され、操作ノブの 照明が行われる。
【0016】 次に動作について説明する。
【0017】 オートアップスイッチ12をオンすると、この時点では既にマニュアルアップ スイッチ11はオンされているから、リレースイッチ32bの接点(c−a)間 のオンにより励磁コイル32aに通電されてモータ34が駆動され、これに応じ てウインドウガラスの上昇が開始される。そして、オートアップスイッチ12の オンにより、第1のコンデンサ42は抵抗41を通じて瞬時に充電され、これに 応じて抵抗55及び45の共通接続点Qからの分圧電圧Vt が第2の基準電圧発 生回路56からの基準電圧Vs2より大きくなる。
【0018】 このため、第2の比較回路59の出力がハイレベル信号に反転し、そのハイレ ベル信号がトランジスタ62及び66の各ベースに対してそれぞれダイオード6 3あるいは67を通じて与えられる。この時、一方のトランジスタ62のエミッ タ電位は、端子P5、リレースイッチ33bの接点(c−b)間、抵抗31を介 して比較的低い電位にあるが、他方のトランジスタ66のエミッタ電位は、端子 P1、リレースイッチ32bの接点(c−a)間を介して電源端子35の電位レ ベルにあるため、トランジスタ62のみがオンし、トランジスタ66はオンしな い。このようなトランジスタ62のオン状態は、第2の比較回路59の出力がロ ーレベル信号に反転するまでの間、つまり第1のコンデンサ42の充電電荷が抵 抗45を通じて放電されるのに伴い分圧電圧Vt が基準電圧Vs2以下になるまで の時間Tだけ保持される。
【0019】 このように、トランジスタ62がオンされた状態では、リレーコイル32aの 通電路が、トランジスタ62のコレクタ、エミッタ間、端子P5、リレースイッ チ33bの接点(c−b)間及び抵抗31を介して形成されるようになるため、 その後にオートアップスイッチ12及びマニュアルアップスイッチ11がオフさ れたときにおいても、モータ34の正方向電路が継続的に形成されるようになり 、これによりウインドウガラスが自動的に上昇される。
【0020】 そして、上述のようにウインドウガラスが自動的に上昇されて、これが最大上 昇位置(ウインドウの閉鎖位置)に達すると、モータ34がロックされて比較的 大きなロック電流が流れるようになり、これに応じて抵抗31での電圧降下が増 大する。このような電圧降下の増大に応じて端子P6に与えられる検出電圧Vd が第1の基準電圧発生回路50からの基準電圧Vs1より大きくなると、第1の比 較回路53の出力がローレベル信号(端子P7の電位レベル)に反転するように なる。すると、第1のコンデンサ42の充電電荷は抵抗41、ダイオード44及 び抵抗55を通じて放電され、これに応じて接続点Qからの分圧電圧Vt が第2 の基準電圧発生回路56からの基準電圧Vs2より低くなる。この結果、第2の比 較回路59の出力がローレベル信号に反転してトランジスタ62がオフされるた め、励磁コイル32aの励磁が止められてリレースイッチ32bが接点(c−b )間オン状態に復帰し、これによりモータ34の正方向通電路形成状態が解除さ れ、ウインドウガラスは最大上昇位置に停止される。
【0021】 しかし、モータ34にロック電流が流れた場合には、その巻線温度の上昇によ りロック電流が減少することがあり、このため上述のようにオートモードにてモ ータ34が駆動されている場合には、検出電圧Vd が基準電圧Vs1をいつまで経 っても越えないことがあり、この場合にはモータ34に対する通電が不用意に継 続されるという異常事態が発生する。このような事態に陥った時には、モータ3 4の巻線が異常発熱し、場合によっては巻線の損傷に至る虞がある。そこで、オ ートアップスイッチ12のオフ後に保持回路70が有するタイマ要素である第1 のコンデンサ42及び45からなる放電回路に設定された時間Tが経過したとき には、抵抗55及び45の共通接続点Qからの分圧電圧Vt が第2の基準電圧発 生回路56からの基準電圧Vs2より低くなるため、第2の比較回路59の出力が ローレベル信号に反転し、この結果トランジスタ62がオフされるため、励磁コ イル32aが断電されてリレースイッチ32bが接点(c−b)間オン状態に復 帰し、これによりモータ34が断電される。
【0022】 すなわち、モータ34がオートモードにて駆動開始されてから所定の時間Tが 経過したときには、モータ34が自動的に断電され、これにより前述した異常事 態を未然に防止する。
【0023】
従来のパワーウインドウスイッチ制御回路は、以上のようにオートタイマ(ウ インドウ開閉時間以上に設定、約10秒)と、遅延タイマ(ロックしてからウイ ンドウが完全に閉まるまでの時間に設定、約0.7秒)とを同一のコンデンサ4 2、47を用いて構成しているため、窓の移動時間の変動により遅延タイマの時 間が変動してしまうという問題点があった。
【0024】 また、内部に保護装置(バイメタル等)が組み込まれたモータにおいて、オー ト作動時に保護回路が作動した場合、保持回路は作動を続け、オートタイマ設定 時間以内に保護回路が復帰した場合、窓が勝手に動き出すという問題点があった 。
【0025】 この考案は、上記のような課題を解消するためになされたものであって、回路 を複雑化することなく、窓の移動時間の変動により遅延タイマの時間が変動する ことを防止すると共にオートタイマ設定時間以内に保護回路が復帰した場合に窓 が勝手に動き出すことを防止し得るパワーウインドウスイッチ制御回路を提供す ることを目的とするものである。
【0026】
本発明は、上述の課題を解決するために、車両のウインドウを駆動するモータ と、前記モータのロック状態を検出し、前記モータへの電流を制御する制御手段 と、を含み、前記ウインドウの開閉を制御するパワーウインドウスイッチ制御回 路において、前記モータがロックした後、前記モータへの通電を遮断するまでの 時間を、抵抗及び第1のコンデンサによって予め設定した時間に制限する遅延タ イマ回路と、前記モータへの通電時間を抵抗と第2のコンデンサとにより設定す るオートタイマ回路と、モータのロック電流を検出した場合に、第1のコンデン サを放電させる第1の比較手段と、第1のコンデンサの放電を検出した場合に、 前記モータへ電流を供給するリレーをオフする第2の比較器と、を備えたことを 特徴とするパワーウインドウスイッチ制御回路である。
【0027】
上述構成に基づき、この考案におけるパワーウインドウスイッチ制御回路は、 抵抗及び第1のコンデンサにより構成された遅延タイマ回路によりモータロック 後の所定遅延時間後に通電を遮断し、複数の第2のコンデンサにより構成された オートタイマ回路によりモータへの通電を予め設定した時間まで行い、モータロ ック電流を検出したときに第1の比較器により第1のコンデンサの放電を行い、 第2の比較器により第1のコンデンサの放電によりモータへ電流を供給するリレ ーをオフする。
【0028】
以下、この考案の一実施例を図を用いて説明する。
【0029】 図1は、本考案に係るパワーウインドウスイッチ制御回路を示す回路図である 。
【0030】 パワーウインドウスイッチ制御回路は、直流電源71を有しており、直流電源 71のプラス側には、リレースイッチ32bのa端子とリレースイッチ33bの b端子とが接続されており、直流電源71のマイナス側(グランド)には、電流 検出用の抵抗72を介してリレースイッチ32bのb端子とリレースイッチ33 bのa端子とが接続されている。更に、リレースイッチ32bのc端子とリレー スイッチ33bのc端子とにはモータ34が接続されている。また、直流電源7 1のプラス側には、逆流防止用のダイオード73を介して励磁コイル32a、3 3aが接続されており、励磁コイル32a、33aには並列にそれぞれコイル起 電圧吸収用ダイオード74、75が接続されている。
【0031】 そして、ダイオード73には、抵抗76を介してマニュアルアップスイッチ1 1、マニュアルダウンスイッチ13、定電圧供給回路77及び抵抗78、79、 80が並列に接続されており、マニュアルアップスイッチ11はコレクタが励磁 コイル32aに接続されかつエミッタがグランドに接続されたリレーコイル励磁 用トランジスタ81のベースに抵抗82を介して接続されており、マニュアルダ ウンスイッチ13はコレクタが励磁コイル33aに接続されかつエミッタがグラ ンドに接続されたリレーコイル励磁用トランジスタ83のベースに抵抗84を介 して接続されている。
【0032】 また、抵抗78には、抵抗85と、励磁コイル32a励磁用のトランジスタ8 1を自己保持するための第2の比較器としての下降用比較器86のマイナス入力 とが接続されており、比較器86のマイナス入力には、抵抗78、85及び抵抗 85に接続された抵抗87とで分圧された電圧が加えられるようになっている。 更に、抵抗87には並列にトランジスタ88が接続されており、トランジスタ8 8のエミッタはレベルアップダイオード89を介してグランドに接続されている 。
【0033】 そして、抵抗79には、抵抗90と、励磁コイル33a励磁用のトランジスタ 83を自己保持するための第2の比較器としての上昇用比較器91のマイナス入 力とが接続されており、比較器91のマイナス入力には、抵抗79、90及び抵 抗90に接続された抵抗92とで分圧された電圧が加えられるようになっている 。更に、抵抗92には並列にトランジスタ93が接続されており、トランジスタ 93のエミッタはレベルアップダイオード94を介してグランドに接続されてい る。
【0034】 また、抵抗80には、オートアップスイッチ12とオートダウンスイッチ14 とが並列に接続されており、オートアップスイッチ12には、抵抗95、オート タイマの構成要素である第2のコンデンサとしてのコンデンサ96及び回路回り 込み防止ダイオード97とが並列に接続されており、抵抗95にはトランジスタ 88のベースが接続されている。そして、オートダウンスイッチ14には、抵抗 98、オートタイマの構成要素であるコンデンサ99及び回路回り込み防止ダイ オード100とが並列に接続されており、抵抗98にはトランジスタ93のベー スが接続されている。
【0035】 一方、定電圧供給回路77は、抵抗101、102、103、104、105 及びツェナーダイオード106により構成されており、抵抗102、104の接 続点には、比較器107のプラス入力が接続されており、比較器107のマイナ ス入力には電流検出用の抵抗72の高電位側が接続されている。そして、比較器 107には、充電抵抗108、回路回り込み防止ダイオード109を介して遅延 タイマを構成する第1のコンデンサとしてのコンデンサ110が接続されている 。なお、「第1の比較手段」としての比較器107は、電流検出用抵抗72から 発生する電圧と定電圧供給回路77からの基準電圧とを比較してモータがロック したときに「L」出力となるように設定されている。更に、抵抗103、105 の接続点には、比較器111のマイナス入力が接続されており、比較器111の プラス入力には電流検出用の抵抗72の高電位側が接続されている。そして、比 較器111には、抵抗112、回路回り込み防止ダイオード113を介して遅延 タイマを構成するコンデンサ110が接続されており、かつ前記回路回り込み防 止ダイオード97、100が接続されている。
【0036】 また、回路回り込み防止ダイオード109とコンデンサ110との接続点には 抵抗114が接続されており、コンデンサ110とグランドとの間には抵抗11 5が接続されており、抵抗114及び115には比較器86、91のプラス入力 が接続されている。更に、比較器86は抵抗116を介してトランジスタ81の ベースに接続されており、比較器91は抵抗117を介してトランジスタ83の ベースに接続されている。
【0037】 次に、本実施例の作用について説明する。
【0038】 なお、イグニッションキーがオンされ回路には電源が接続されているものとす る。
【0039】 (1)初期状態 何も操作されていないときにはモータ34が通電状態ではないため比較器11 1の出力は「L」レベルであり、Vc1´はVref 3より低いため、比較器91の 出力は「L」レベルである。また、比較器111の出力は「L」レベルであり、 Vc1´はVref 3より低いため、比較器86の出力は「L」レベルである。
【0040】 (2)マニュアルアップ作動 マニュアルアップスイッチ11を操作者がオンすると、トランジスタ81がオ ンし、励磁コイル32aが励磁することによりリレーの接点32bが閉じ、電源 71から供給される電力がモータ34に供給され、モータ34の駆動力によりウ インドウが上昇する。この際、比較器107、111の出力が「H」レベルとな り、コンデンサ110に充電されるが、Vc1´はVref 3以下になるように基準 電圧が設定してあるため、比較器86の出力は「L」レベルのままである。これ によりウインドウ上昇はマニュアルアップスイッチ11が操作者により押されて いる間だけ続く。
【0041】 (3)マニュアルダウン作動 マニュアルダウンスイッチ13を操作者がオンすると、トランジスタ83がオ ンし、励磁コイル33aが励磁することによりリレーの接点33bが閉じ、電源 71から供給される電力がモータ34に供給され、モータ34の駆動力によりウ インドウが下降する。この際、比較器107、111の出力が「H」レベルとな り、コンデンサ110に充電されるが、Vc1´はVref 3以下になるように基準 電圧が設定してあるため、比較器91の出力は「L」レベルのままである。これ によりウインドウ下降はマニュアルダウンスイッチ13が操作者により押されて いる間だけ続く。
【0042】 (4)オートダウン動作 但し、オートダウンスイッチ14を操作する場合、図2(a)、(b)に示す ように、マニュアルダウンスイッチ13がオンされ、その後にオートダウンスイ ッチ14がオンされる構成となっている。
【0043】 操作者が、オートダウンスイッチ14をオン方向に操作すると、まずマニュア ルダウンスイッチ13がオンし(図2(a)参照)、マニュアル作動状態になり 、その後にオートダウンスイッチ14がオン状態になり(図2(b)参照)、コ ンデンサ99は瞬時に充電される。これにより、トランジスタ93がオン状態と なり、Vref 3がVc1´以下となる。よって、比較器91の出力が「H」レベル となり(図2(k)参照)、トランジスタ83が導通状態を自己保持する(図2 (l)参照)。この自己保持状態は、モータ34がロックして比較器111の出 力(図2(g)参照)が「L」レベルとなるか、ロック電流が所定レベル(比較 器111の基準電圧)以下の場合には、コンデンサ99が放電してトランジスタ 93がオフ状態になりVref 3が上昇してVc1´をこえるか、もしくはモータ3 4に電流が流れなくなり、比較器111の出力が「L」レベルになるまで続く( 図2(g)参照)。
【0044】 (5)オートアップ動作 但し、オートアップスイッチ12を操作する場合、図2(a)、(b)に示す ように、マニュアルアップスイッチ11がオンされ、その後にオートアップスイ ッチ12がオンされる構成となっている。
【0045】 操作者が、オートアップスイッチ12をオン方向に操作すると、まずマニュア ルアップスイッチ11がオンし、マニュアル作動状態になり、その後にオートア ップスイッチ12がオン状態になり、コンデンサ96は瞬時に充電される。これ により、トランジスタ88がオン状態となり、Vref 3がVc1´以下となる。よ って、比較器86の出力が「H」レベルとなり、トランジスタ81が導通状態を 自己保持する。この自己保持状態は、モータ34がロックして比較器107の出 力が「L」レベルとなるか、ロック電流が所定レベル(比較器107の基準電圧 )以下の場合には、コンデンサ96が放電してトランジスタ88がオフ状態にな りVref 3が上昇してVc1´をこえるか、もしくはモータ34に電流が流れなく なり、比較器111の出力が「L」レベルになるまで続く。
【0046】 (6)オート動作中のマニュアル操作による停止 現在作動している方向と逆方向のスイッチを操作すると、逆側の接点も動作し 、モータ34がショート状態になるためモータ電流が流れなくなり、比較器11 1の出力が「L」レベルになり、コンデンサ96、99、110が抵抗112を 通じて放電する。これにより、モータ34は停止し、自己保持が解除される。
【0047】
以上説明したように、本考案のパワーウインドウスイッチ制御回路によれば、 オートタイマと遅延タイマとを異なるコンデンサを用いて構成したので、回路を 複雑化することなく、窓の移動時間の変動により遅延タイマの時間が変動するこ とを防止し、これによりオートタイマ設定時間以内に保護回路が復帰した場合に 窓が勝手に動き出すことを防止することができる。
【図1】本考案に係るパワーウインドウスイッチ制御回
路の構成を示す回路図である。
路の構成を示す回路図である。
【図2】本考案の動作を説明するためのタイムチャート
である。
である。
【図3】従来のパワーウインドウスイッチ制御回路の構
成を示す回路図である。
成を示す回路図である。
11 マニュアルアップスイッチ 12 オートアップスイッチ 13 マニュアルダウンスイッチ 14 オートダウンスイッチ 32a、33a 励磁コイル 32b、33b リレースイッチ 71 電源 72 定電圧供給回路 81、83、88、93 トランジスタ 86、91、107、111 比較器 95、98 抵抗 96、99、110 コンデンサ
Claims (1)
- 【請求項1】 車両のウィンドウを駆動するモータと、 前記モータのロック状態を検出し、前記モータへの電流
を制御する制御手段と、 を含み、前記ウインドウの開閉を制御するパワーウイン
ドウスイッチ制御回路において、 前記モータがロックした後、前記モータへの通電を遮断
するまでの時間を、抵抗及び第1のコンデンサによって
予め設定した時間に制限する遅延タイマ回路と、 前記
モータへの通電時間を、抵抗と第2のコンデンサとによ
り設定するオートタイマ回路と、 モータのロック電流を検出した場合に、第1のコンデン
サを放電させる第1の比較手段と、 第1のコンデンサの放電を検出した場合に、前記モータ
へ電流を供給するリレーをオフする第2の比較器と、 を備えたことを特徴とするパワーウインドウスイッチ制
御回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289792U JPH0647564U (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | パワーウインドウスイッチ制御回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP8289792U JPH0647564U (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | パワーウインドウスイッチ制御回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0647564U true JPH0647564U (ja) | 1994-06-28 |
Family
ID=13787060
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP8289792U Pending JPH0647564U (ja) | 1992-12-01 | 1992-12-01 | パワーウインドウスイッチ制御回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0647564U (ja) |
-
1992
- 1992-12-01 JP JP8289792U patent/JPH0647564U/ja active Pending
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