JPH0645278U - コネクタ装置 - Google Patents
コネクタ装置Info
- Publication number
- JPH0645278U JPH0645278U JP5101791U JP5101791U JPH0645278U JP H0645278 U JPH0645278 U JP H0645278U JP 5101791 U JP5101791 U JP 5101791U JP 5101791 U JP5101791 U JP 5101791U JP H0645278 U JPH0645278 U JP H0645278U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- contact
- connector
- main body
- slide cover
- connector portion
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Landscapes
- Facsimiles In General (AREA)
- Facsimile Scanning Arrangements (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
- Elimination Of Static Electricity (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 対接する面の少なくとも一部分を接触させて
結合する本体と分離体とからなる電子機器に用いられる
コネクタ装置に関し、結合動作時に電気的接続を確実に
し、また、その際に発生する静電気の影響を防止する。 【構成】 コネクタ部3がバネ圧により付勢された可動
ピン32と、その上部を通常時に覆うスライドカバー3
8とを持つ。コネクタ部4は可動ピン32と対応する面
接点43を持つ。両コネクタ3,4間には更にガイドピ
ン51とガイド孔52が設けられ、絶縁基体41とガイ
ドカバー38の接触面には導電層383,46が設けら
れている。
結合する本体と分離体とからなる電子機器に用いられる
コネクタ装置に関し、結合動作時に電気的接続を確実に
し、また、その際に発生する静電気の影響を防止する。 【構成】 コネクタ部3がバネ圧により付勢された可動
ピン32と、その上部を通常時に覆うスライドカバー3
8とを持つ。コネクタ部4は可動ピン32と対応する面
接点43を持つ。両コネクタ3,4間には更にガイドピ
ン51とガイド孔52が設けられ、絶縁基体41とガイ
ドカバー38の接触面には導電層383,46が設けら
れている。
Description
【0001】
この考案は、パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等と ワイヤレスハンディスキャナを組み合わせた電子機器に適用するコネクタ装置に 関するものである。
【0002】
パーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、ファクシミリにハンディスキャ ナを組み合わせる電子機器が出現している。この場合、ハンディスキャナは光電 変換素子を読み取りセンサとして備えており、他方、読み取りデータ処理を行う CPUを持つ信号処理部がパーソナルコンピュータ等、または、これに接続する アダプタユニットなどの本体側に設けられている。そして、スキャナと本体間は ワイヤで接続され信号のやりとりを行っていた。この種のものは、ハンディスキ ャナを操作する際にワイヤが邪魔となり、常に本体の近くで使用しなければなら ないという操作性が悪いものであった。
【0003】 そのため、ハンディスキャナにメモリを内蔵し、読み取り情報を一度このメモ リに記憶させておいて本体に結合させ、コネクタを介してメモリから情報を送り 出すようにしたワイヤレス構造が図1にて後述するもののように考え出されてい る。
【0004】
ハンディスキャナをワイヤレスにすることによって読み取り時の操作性は改善 されるが、本体と結合する際の電気接続上の構造に新たに操作性の向上と信頼性 が要求されていた。それは電気的接続を確実に行うことであり、異物混入による 影響を防ぎ、かつ結合時に本体あるいはハンディスキャナのような分離体内のI Cが静電気により破壊されるのを防止することである。
【0005】 この考案は、以上の点を解決するコネクタ装置を提案することを目的としたも のである。
【0006】
本考案のコネクタ装置は、本体と、この本体に対接する面の少なくとも一部分 を接触させて結合する分離体とからなり、結合時に本体が持つ第一のコネクタ部 と分離体が持つ第二のコネクタ部とが接触して電気信号をやりとりする電子機器 に適用するものであり、第一のコネクタ部はバネ圧により接触方向に付勢された 複数個の接点と、この接触先端部に向い合う窓部を有し非接触時にバネ圧により 接触先端部の上部に位置し、接触時に第二のコネクタ部に押圧されることにより スライドし接触先端部が窓部を通して露出するようにしたスライドカバーと、こ のスライドカバーの貫通孔を通して接触方向に突出するガイドピンとを備え、第 二のコネクタ部は第一のコネクタ部の接点に対応してこれらの接触先端部と接触 するように配列された複数個の面接点と、ガイドピンを受け入れるように配置さ れたガイド孔とを備えていることを特徴とする。また、本考案のコネクタ装置は 、スライドカバーおよびこれと向い合う第二のコネクタ部の絶縁基体の接触面の 相互に各接点とは絶縁された導電層を設け、第一のコネクタ部がスライドカバー の導電層に接続したアースリード端子を備えたことを特徴としている。
【0007】
この考案によれば、スライドカバーを用いているので本体側コネクタ接点部に 異物が混入しても接点に接触しないようにすることが可能となる。また、結合時 には分離体の自重によりスライドカバーが押し下げられ、窓部より露出する本体 側の接点が分離体側の接点と容易に接触することができる。ガイドピンおよびガ イド孔により複数の接点がそれぞれ相手側と確実に向い合い接触させることがで きる。各コネクタ部の絶縁支持体の接触面に設けられた導電層によって、結合時 の静電気をアースへ逃がすことが可能となる。
【0008】
【実施例】 図1および図2は本考案のコネクタ装置を適用する電子機器を示すものである 。1は電子機器の本体に相当するパーソナルコンピュータ、ワードプロセッサ、 ファクシミリ等またはそれに接続するアダプタユニットで、2は本体1と組み合 わせて分離・結合して使用するワイヤレスハンディスキャナのような分離体であ る。ワイヤレスハンディスキャナ2は、CCDのような光電変換素子を読み取り センサとして用い、原稿を読み取る読み取り窓21を備えている。スキャナ2の 内部にはメモリが内蔵され、読み取られた情報を記憶するようになっている。2 2は本体1と結合する時のガイド片11に対応して設けられた溝部で、結合時に はフック機構により位置決めできるようになっている。3は本体1のコネクタ部 であり、分離体2を結合した時に分離体2側のコネクタ部4と合致するように配 置されている。これらコネクタ部3,4にはそれぞれ複数個の接点が配列されて おり、スキャナ2のメモリから取り出した情報信号をデータ処理部を備えた本体 側へ伝送したり、本体側からコントロール信号や電源供給を受ける役割を持って いる。図2はスキャナ2を本体1に面接触により結合した状態を示す。
【0009】 図3は本案のコネクタ装置の一実施例を示す斜視図であり、図4および図5は その断面図である。本体1に取り付けられるコネクタ部3は絶縁基体31の内部 に部屋35を有し、コイルバネ33を収容している。コイルバネ33は部屋35 の下部でリード端子34の一端に圧接し、また部屋35の上部で接点となる可動 ピン32の基部に圧接している。可動ピン32は絶縁基体31の上部孔36を通 して通常時は上に押し上げられている。絶縁基体31とこれから突出する可動ピ ンを覆うようにして絶縁材からなるスライドカバー38が設けられており、絶縁 基体の溝部37に沿ってスライドし昇降可能になっている。スライドカバー38 の内側と絶縁基体31の上面との間にはコイルバネ39が設けられており、通常 時スライドカバー38を上部に押し上げるように付勢力が働いている。スライド カバー38の天板382には窓部386が設けられており、通常時可動ピン32 の先端部が上面から隠れるようにその上部に位置づけられている。天板382は 窓部386の周囲の所定領域を除いて導電層383が設けられており、この層3 83の延長部は絶縁基体31に固定されているアースリード端子385の一端3 84に接触している。絶縁基体31は接点の配列の外側にガイドピン51をコネ クタの接触方向に向って植設している。ガイドピン51は、スライドカバー38 の天板に設けられた孔387を通してスライドカバー38の昇降を妨げないよう に延びている。
【0010】 分離体2の下面に取り付けられ、コネクタ部3と接続させるコネクタ部4は、 絶縁基体41に固定された面接点43を持っている。面接点43の延長端は端子 44となって、分離体2内の電気回路と接続される。面接点43は絶縁基体41 の接触面45の凹部42に設けられている。絶縁基体43の接触面45にはスラ イドカバー38の導電層383に対応させて導電層46が設けられている。また 、ガイドピン51に対応させた位置に、これを受け入れるガイド孔52が設けら れている。
【0011】 分離体2を本体に結合する際、ガイド片11により概略結合位置が決められる と、ガイドピン51がガイド孔52に挿入され、コネクタ部3と4の接続位置関 係が定まる。次に、コネクタ部4の接触面45がスライドカバー38の上面38 2に接触し、分離体の自重または若干の押し下げる力によりスライドカバー38 はコイルバネ39の付勢力に抗して下降する。このことによって可動ピン32の 接触先端部は窓部386から突出し、面接点43と接触する。複数の接点の接触 のばらつきはコイルバネ33により吸収され接続動作を完了する。また、分離体 2を本体1から引き離せば、コネクタ部3の状態は元に復帰する。結合時に静電 気が発生していれば、導電層383,46の事前接触により、静電気は端子38 5よりシャーシアースに逃がすことが出来る。
【0012】 図6および図7は本案の他の実施例を示すもので、本体側に設けるコネクタ部 3に関するものである。この場合は、図5に示した可動ピン32、コイルバネ3 3,39の機能を一枚のバネ製を持つ金属板の整形部品で兼ねるようにしている 。すなわち、バネ片331,332はスライドカバー38を上部へ付勢するため に設けられており、バネ片321は可動接点を形成している。この場合には、組 み立て工数および部品点数でコスト的に有利である。
【0013】
以上の説明から明らかな通り、本考案によれば下記の効果を得ることができる 。
【0014】 本体と分離体との結合時において、ガイドピンとガイド孔の組み合わせにより コネクタ部の接点の対応位置関係を確実にし、接続ミスを防止する。
【0015】 スライドカバーにより分離時に混入異物が接点に接触するのを防ぐ。
【0016】 バネ圧を利用した可動接点により複数個の接点接触のばらつきを吸収すること が出来る。
【0017】 導電層をコネクタ部の絶縁接触面に設けてあるため、接点間の接触動作に先立 って静電気をシャーシアースに逃がすことが出来、内部回路に与える影響を防止 することが可能である。
【図1】本考案を適用した電子機器の概略斜視図であ
る。
る。
【図2】図1に示した電子機器の結合状態を示す斜視図
である。
である。
【図3】本考案のコネクタ装置の一実施例を示す斜視図
である。
である。
【図4】図3におけるB−B断面図である。
【図5】図3におけるA−A断面図である。
【図6】本考案の他の実施例に係る断面図である。
【図7】図6における要部の構造を示す斜視図である。
1 本体 2 分離体 3 第一のコネクタ部 4 第二のコネクタ部 33,39,331,332,321 バネ 32,321 接点 43 面接点 38 スライドカバー 386 窓部 51 ガイドピン 52 ガイド孔
Claims (5)
- 【請求項1】 本体と、この本体に対接する面の少なく
とも一部分を接触させて結合する分離体とからなり、結
合時に前記本体が持つ第一のコネクタ部と前記分離体が
持つ第二のコネクタ部とが接触して電気信号をやりとり
する電子機器に適用するコネクタ装置において、 前記第一のコネクタ部はバネ圧により接触方向に付勢さ
れた複数個の接点と、この接点の接触先端部に向い合う
窓部を有し非接続時にバネ圧により前記接触先端部の上
部に位置し、接続時に前記第二のコネクタ部に押圧され
ることによりスライドし前記接触先端部が前記窓部を通
して露出するようにしたスライドカバーと、このスライ
ドカバーの貫通孔を通して接触方向に突出するガイドピ
ンとを備え、 前記第二のコネクタ部は前記第一のコネクタ部の接点に
対応してこれらの先端部と接触するように配列された複
数個の面接点と、前記ガイドピンを受け入れるように配
置されたガイド孔とを備えたことを特徴とするコネクタ
装置。 - 【請求項2】 スライドカバーおよびこのスライドカバ
ーと向い合う第二のコネクタ部の絶縁基体の接触面の相
互に各接点とは絶縁された導電層を設け、第一のコネク
タ部が前記スライドカバーの導電層に接続したアースリ
ード端子を備えたことを特徴とする請求項1に記載のコ
ネクタ装置。 - 【請求項3】 第一のコネクタ部の接点が可動ピンから
なることを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ
装置。 - 【請求項4】 第一のコネクタ部の接点がバネ製の金属
板で形成され、この金属板がスライドカバーを付勢する
バネ材を兼ねるべく整形されたことを特徴とする請求項
1又は2に記載のコネクタ装置。 - 【請求項5】 分離体が光電変換素子を読み取りセンサ
に用いて手動の走査で原稿の画像を読み取りメモリに情
報を蓄えるワイヤレスハンディスキャナであり、本体が
前記メモリに蓄えた情報を読み出し処理する装置である
ことを特徴とする請求項1又は2に記載のコネクタ装
置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5101791U JPH0645278U (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | コネクタ装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5101791U JPH0645278U (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | コネクタ装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0645278U true JPH0645278U (ja) | 1994-06-14 |
Family
ID=12875024
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5101791U Pending JPH0645278U (ja) | 1991-06-06 | 1991-06-06 | コネクタ装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0645278U (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000089850A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガイド機構を有する電子機器及び拡張ユニット |
JP2015505270A (ja) * | 2012-02-27 | 2015-02-19 | テ ハン スペシャル メタル インダストリー カンパニー,リミテッド | 非挿入型インターフェースを有するポータブル電子機器用ケース |
JP2016121392A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-07-07 | エスエルエム ソルーションズ グループ アーゲー | 三次元ワークピースの製造装置において用いられる接触装置 |
-
1991
- 1991-06-06 JP JP5101791U patent/JPH0645278U/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2000089850A (ja) * | 1998-09-09 | 2000-03-31 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | ガイド機構を有する電子機器及び拡張ユニット |
JP2015505270A (ja) * | 2012-02-27 | 2015-02-19 | テ ハン スペシャル メタル インダストリー カンパニー,リミテッド | 非挿入型インターフェースを有するポータブル電子機器用ケース |
JP2016121392A (ja) * | 2014-11-20 | 2016-07-07 | エスエルエム ソルーションズ グループ アーゲー | 三次元ワークピースの製造装置において用いられる接触装置 |
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