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JPH0645061Y2 - トルクリミッタ - Google Patents

トルクリミッタ

Info

Publication number
JPH0645061Y2
JPH0645061Y2 JP1988090943U JP9094388U JPH0645061Y2 JP H0645061 Y2 JPH0645061 Y2 JP H0645061Y2 JP 1988090943 U JP1988090943 U JP 1988090943U JP 9094388 U JP9094388 U JP 9094388U JP H0645061 Y2 JPH0645061 Y2 JP H0645061Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
shaft
casing
torque limiter
inner diameter
ring
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Lifetime
Application number
JP1988090943U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0212532U (ja
Inventor
守 柴田
Original Assignee
株式会社ハタ技研
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社ハタ技研 filed Critical 株式会社ハタ技研
Priority to JP1988090943U priority Critical patent/JPH0645061Y2/ja
Publication of JPH0212532U publication Critical patent/JPH0212532U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0645061Y2 publication Critical patent/JPH0645061Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Lifetime legal-status Critical Current

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Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)
  • Sheets, Magazines, And Separation Thereof (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案はトルクリミッタの改良に関するものである。
[従来の技術] 第2図(a)はトルクリミッタの断面図、同(b)は側
面図、第3図はそのトルクリミッタの使用例を示す事務
用機器等に利用される紙やシートを送る装置の斜視図
で、図中1はトルクリミッタ、2はそのケーシング、2a
はカバー、3a、3bは摺動板、4は摩擦板、4aはキー、5
は座板、6はばね、7は押さえ板、8はねじ、9は係合
歯、10は軸、11a、11bは送りローラ、12は係合歯受け
部、13a、13bは1対の歯車、14はプーリ、15はベルトで
ある。
第2図に示すように、トルクリミッタ1は、ケーシング
2内にプラスチックで形成したリング状の1対の摺動板
3a、3bを挿入し、その摺動板3a、3bの間に、軸10にキー
4aで係着された摩擦板4を挾持し、さらに座板5、ばね
6及び押さえ板7を挿入してカバー2aを取り付け、押さ
え板7をねじ8で押圧し得るように構成されている。
トルクリミッタ1の使用に当たっては、第2図にみるよ
うに、トルクリミッタ1の係合歯9を送りローラ11aの
係合歯受け部12に係合せしめ、第3図においてモータ
(図示せず)を作動してベルト15及びプーリ14を駆動
し、軸10を回転させる。このときトルクリミッタ1にお
いて、軸10のトルクは、軸に係着された摩擦板4を経
て、摩擦板4を摩擦力で挾持する摺動板3a、3bを介し摺
動板3aと摩擦力で係着するケーシング2に伝達され、さ
らにケーシング2の係合歯9と係合歯受け部12で係着す
る送りローラ11aへと伝達されるので、送りローラ11aは
軸10とともに回転する。同時に歯車13a、13bにより送り
ローラ11bも送りローラ11aと反対方向に回転する。そこ
で1対の送りローラ11aと11bとの間に紙16を挿入すれば
紙16は矢印B方向に送られる。
紙16を走給中、送りローラ11a、11b間に異物を噛み込む
などの異状が発生して、送りローラ11aに所定以上の荷
重がかかると、摺動板3a、3bと摩擦板4との間が滑り、
トルクリミッタ1は停止または回転数を降下させる。し
かし軸10は回転を続けるので、モータなどに無理な荷重
がかからず、モータの損傷事故などが発生する恐れはな
い。これがトルクリミッタ1を使用する理由である。
なおトルクリミッタ1の摺動板3a、3bと摩擦板4との間
に滑りを発生させる荷重の選択は、ユーザ側において使
用状態をみながらねじ8を回転させて行う。すなわちば
ね6のばね力による摺動板3a、3bの摩擦板4への押圧力
が異なると、両者間の摩擦力が相違し、摩擦力が相違す
るとトルクリミッタ1を滑らせるための荷重すなわちト
ルクの大きさが異るからである。このようにトルクリミ
ッタを使用する場合、使用者は使用状態に応じてトルク
リミッタのトルクを調節して使用しているのである。
[考案が解決しようとする課題] ところで上記事務用紙送り装置などにおいて、使用者の
行うトルクの調節はトルクメータなどの測定機器を欠く
勘と試行錯誤に頼る作業であるだけに、大変手間のかか
る作業である。従って測定機器の完備したメーカ側にお
いてトルクの調整を行い、ユーザーの希望するトルクに
設定したトルクリミッタを使用者側に渡すのが好ましい
姿である。しかし従来そうした状況にないのは、摩擦板
方式においては、摺動板3a、3bと摩擦板4との間の摩擦
係数が通常0.3〜0.4と大きく、数百g−cm程度の小さい
トルクで操作する上記紙送り装置などにあっては、メー
カ側においてのトルクの調整がうまくゆかなかったから
であり、上記摩擦係数は0.1〜0.2程度にするのが望まし
い。
さらに第2図に示すトルクリミッタ1において、摩擦板
4が1枚の場合はあまり問題はないが、伝達トルクが大
きくて複数個の摩擦板4を使用する場合は、トルクリミ
ッタ本体を軸10に組み込む際、軸10に装着した摩擦板4
と摺動板3a、3b等を交互に重ね合わせる必要があるが、
軸10が長いと摺動板3a、3b等を軸10に通すのが面倒であ
り、かねてよりその対応策が要望されていた。
本考案は従来装置の上記問題点、特にトルクリミッタ本
体を軸10に組込む作業における上記課題を解決するため
になされたもので、摩擦板を使用する安価なトルクリミ
ッタであって、軸への取付け作業の容易なトルクリミッ
タを提供しようとするものである。
[課題を解決するための手段] 上記目的を達成するため、固定されたカバーで開口端が
塞がれて外底面に係合歯を設けた有底円筒状のケーシン
グと、該ケーシングとカバーの軸心に挿嵌され直径方向
にピンを固定した軸と、該軸に挿通されて前記ケーシン
グの内部でピンに内周面に形成した溝を係合させた内径
リングと、該内径リングにキーにより係着され前記ケー
シングの内壁に摩擦接触する摺動板と交互に重ねられた
摩擦板と、前記ケーシング内に配置されて摺動板と摩擦
板に座板を介して設定された弾性力を加えて接触させる
ばねと、前記軸上に装着されて内径リングとケーシング
とをピンとの間に挟着して保持するEリングと、前記ケ
ーシングの係合歯に係合して軸の延長上に挿嵌されて該
軸のトルクが伝達される被駆動体とを備え、該被駆動体
に過負荷が加えれたときに前記摩擦板と摺動板の接触面
を摺動させて軸側に逆方向に加わるトルクを抑制するト
ルクリミッタを構成した。
[作用] トルクリミッタを上記のように構成したので、トルクリ
ミッタの組込み作業の際、内径リングを利用して部品全
てをトルクリミッタのケーシング内に組込んだ本体を、
上記内径リングと軸とを一体化するための手段を利用し
て軸に取付けられるので、トルクリミッタの組込み作業
が容易となった。
[考案の実施例] 第1図は本考案の一実施例を示す(a)は側面断面図、
(b)はA−A断面図である。図中21はトルクリミッ
タ、22はケーシング、23a、23bは摺動板、24は摩擦板、
25は座板、26はばね、27は係合歯、28はカバー、29は内
径リング、29aはキー、30は溝、31はピン、32はEリン
グである。ケーシング22は有底円筒状に形成され、開口
端にカバー28が固定されて塞がれている。
図にみるように、本願考案に係るトルクリミッタは、外
周部にキー29aにより摩擦板24を係着し内周部に溝30を
形成した内径リング29をケーシング22内に挿嵌し、摩擦
板24と摺動板23a、23bとを交互に重ね、ばね26を介して
摩擦板24と摺動板23a、23bとを加圧し、軸10を内径リン
グ29に挿通して軸10に備えたピン31を内径リング29の溝
30に係合させるとともにEリング32を軸10に係着させて
構成されている。この結果、軸10上に固定されたピン31
とEリング29との間の内径リング29とケーシング22が挟
着されて、トルクリミッタ21が軸10上に位置決めされて
自動的に装着される。なお摺動板23a、23bはその外周部
をケーシング22の内周部に摩擦により係着させている。
そして、ばね26はケーシング22内の座板25とカバー28の
間に介装されて、摺動板3a,3bと摩擦板4に設定された
弾性力を加えるようになっている。
ケーシング22内に上記部品を組込む際、ケーシング22内
にまず摺動板23aを挿入し、続いて摩擦板24を係着した
内径リング29、摺動板23b、座板25そしてトルクが所定
の大きさになるように調節したばね26を挿入して、蓋28
を取り付ければトルクリミッタ21の本体は完成する。こ
の後軸10を内径リング29に通し、軸に設けたピン31が内
径リング29の溝30に係合させ、Eリング32を軸10に装着
すれば、内径リング29と軸10とは一体化し、トルクリミ
ッタ21は完成する。トルクリミッタ21を組込む際、特に
摩擦板24が複数個の場合、摺動板23a〜nや摩擦板24を
交互にケーシング22内に挿入するのに、内径リング29が
短いので作業が容易となる。
なお上記実施例において、内径リング29と軸10とを一体
化するための手段として、内径リング29に形成した溝30
及び軸10に設けたピン31とを利用しているが、この方式
に限定するものではない。例えば軸に備えたキーと内径
リングに形成したキー溝でもよく、その他の方式でもよ
い。またばね26も実施例によるコイルばねの代わりに板
ばねを利用してもよい。
[考案の効果] 本考案は、固定されたカバーで開口端が塞がれて外底面
に係合歯を設けた有底円筒状のケーシングと、該ケーシ
ングとカバーの軸心に挿嵌され直径方向にピンを固定し
た軸と、該軸に挿通されて前記ケーシングの内部でピン
に内周面に形成した溝を係合させた内径リングと、該内
径リングにキーにより係着され前記ケーシングの内壁に
摩擦接触する摺動板と交互に重ねられた摩擦板と、前記
ケーシング内に配置されて摺動板と摩擦板に座板を介し
て設定された弾性力を加えて接触させるばねと、前記軸
上に装着されて内径リングとケーシングとをピンとの間
に介装して保持するEリングと、前記ケーシングの係合
歯に係合して軸の延長上に挿嵌されて該軸のトルクが伝
達される被駆動体とを備え、該被駆動体に過負荷が加え
られたときに前記摩擦板と摺動板の接触面を摺動させて
軸側に逆方向に加わるトルクを抑制するトルクリミッタ
を構成した。
この結果、内径リングを利用して部品全てをケーシング
内に組込んだ後に、内径リングの溝にピンを係合して軸
を挿嵌すれば組み立てが完了する。また、組み立ての完
了でピンとEリングの間にケーシングと内径リングが挟
着されて、トルクリミッタが自動的に位置決めされて軸
上に装着される。しかも、ばねはケーシング内で摩擦板
と摺動板の接触面に設定された弾性力を加えるので、そ
の後ユーザ側で弾性力を調節する必要もない。
よって、本考案によれば、簡単な構成で、組立てが容易
かつコンパクトで事務用機器に好適なトルクリミッタを
実現することができるという効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の一実施例を示すトルクリミッタの
(a)は側面断面図、(b)はA−A断面図、第2図は
従来のトルクリミッタの(a)は断面図、(b)は側面
図、第3図は紙送り装置の斜視図である。 図中10は軸、21はトルクリミッタ、22はケーシング、23
a、23bは摺動板、24は摩擦板、25は座板、26はばね、27
は係合歯、28はカバー、29は内径リング、29aはキー、3
0は溝、31はピン、32はEリングである。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】固定されたカバーで開口端が塞がれて外底
    面に係合歯を設けた有底円筒状のケーシングと、該ケー
    シングとカバーの軸心に挿嵌され直径方向にピンを固定
    した軸と、該軸に挿通されて前記ケーシングの内部でピ
    ンに内周面に形成した溝を係合させた内径リングと、該
    内径リングにキーにより係着され前記ケーシングの内壁
    に摩擦接触する摺動板と交互に重ねられた摩擦板と、前
    記ケーシング内に配置されて摺動板と摩擦板に座板を介
    して設定された弾性力を加えて接触させるばねと、前記
    軸上に装着されて内径リングとケーシングとをピンとの
    間に挟着して保持するEリングと、前記ケーシングの係
    合歯に係合して軸の延長上に挿嵌されて該軸のトルクが
    伝達される被駆動体とを備え、 該被駆動体に過負荷が加えられたときに前記摩擦板と摺
    動板の接触面を摺動させて軸側に逆方向に加わるトルク
    を抑制するトルクリミッタ。
JP1988090943U 1988-07-11 1988-07-11 トルクリミッタ Expired - Lifetime JPH0645061Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP1988090943U JPH0645061Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 トルクリミッタ

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JP1988090943U JPH0645061Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 トルクリミッタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPH0212532U JPH0212532U (ja) 1990-01-25
JPH0645061Y2 true JPH0645061Y2 (ja) 1994-11-16

Family

ID=31315447

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1988090943U Expired - Lifetime JPH0645061Y2 (ja) 1988-07-11 1988-07-11 トルクリミッタ

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3871232B2 (ja) * 1997-02-27 2007-01-24 オイレス工業株式会社 トルクリミッタ
JP2006161983A (ja) * 2004-12-08 2006-06-22 Oiles Ind Co Ltd 摩擦抵抗力発生装置及びこれを具備したステアリング装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPS6021548U (ja) * 1983-07-20 1985-02-14 厚木自動車部品株式会社 アンチアフタ−バ−ンバルブ装置
JPS62224728A (ja) * 1986-03-25 1987-10-02 Canon Inc トルクリミツタ装置

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Publication number Publication date
JPH0212532U (ja) 1990-01-25

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