JPH0638131Y2 - 無杼織機における筬羽固定装置 - Google Patents
無杼織機における筬羽固定装置Info
- Publication number
- JPH0638131Y2 JPH0638131Y2 JP1985118700U JP11870085U JPH0638131Y2 JP H0638131 Y2 JPH0638131 Y2 JP H0638131Y2 JP 1985118700 U JP1985118700 U JP 1985118700U JP 11870085 U JP11870085 U JP 11870085U JP H0638131 Y2 JPH0638131 Y2 JP H0638131Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- reed
- weft
- fixing device
- shuttleless loom
- sub
- Prior art date
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Description
【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 従来エヤジェット式の無杼織機においては、筬羽の前面
に緯入れガイドを設け、この緯入れガイドの空気流通路
内をメーンノズルから一気の織端まで緯糸を飛走させる
方式と、メーンノズルおよびサブノズルを設け、メーン
ノズルによって送られた緯糸を、次々とサブノズルから
の空気噴射により織端まで飛走させる方式と、この他
に、筬羽自体に緯糸の飛走通路を持つように変形させ、
織り前に出来るだけ接近させて前記緯糸飛走通路で緯入
れ飛走させる方式とがあるが、本案はこの筬羽を変形さ
せた方式の緯入れ方式の改良に係るものである。
に緯入れガイドを設け、この緯入れガイドの空気流通路
内をメーンノズルから一気の織端まで緯糸を飛走させる
方式と、メーンノズルおよびサブノズルを設け、メーン
ノズルによって送られた緯糸を、次々とサブノズルから
の空気噴射により織端まで飛走させる方式と、この他
に、筬羽自体に緯糸の飛走通路を持つように変形させ、
織り前に出来るだけ接近させて前記緯糸飛走通路で緯入
れ飛走させる方式とがあるが、本案はこの筬羽を変形さ
せた方式の緯入れ方式の改良に係るものである。
(従来の技術) 従来、たとえば特開昭57-143544や実公昭60-97785に示
すような、この種の緯入れ方式の筬羽固定装置にあって
は、緯糸が正しく緯糸飛走通路を経過したか、否かを検
知するに際し、筬羽の前面に、たとえば光電管による検
知装置を設け、ここから投光装置により変形した筬羽の
緯糸飛走通路に向け投光し、この筬羽に投光された光線
の反射を受光装置によって受光し、緯糸通過の有無を光
電管による投受光装置により、パルス信号として検知
し、緯糸の不通過のときは織機機台を停止させようとし
ている。
すような、この種の緯入れ方式の筬羽固定装置にあって
は、緯糸が正しく緯糸飛走通路を経過したか、否かを検
知するに際し、筬羽の前面に、たとえば光電管による検
知装置を設け、ここから投光装置により変形した筬羽の
緯糸飛走通路に向け投光し、この筬羽に投光された光線
の反射を受光装置によって受光し、緯糸通過の有無を光
電管による投受光装置により、パルス信号として検知
し、緯糸の不通過のときは織機機台を停止させようとし
ている。
(考案が解決しようとする問題点) このような変形した筬羽を持った緯入れ装置の光電管に
よる投受光装置で、その反射光を受光して行う緯糸検知
装置においては、筬羽面に当たる反射光が筬の振動によ
って緯糸が存在するときに生じる反射光と類似し、緯糸
が存在しないにもかかわらず緯糸がありとして織機の運
転を継続することがある。このような現象は透過式緯糸
検知装置においても同様に生じるものである。
よる投受光装置で、その反射光を受光して行う緯糸検知
装置においては、筬羽面に当たる反射光が筬の振動によ
って緯糸が存在するときに生じる反射光と類似し、緯糸
が存在しないにもかかわらず緯糸がありとして織機の運
転を継続することがある。このような現象は透過式緯糸
検知装置においても同様に生じるものである。
(問題点を解決するための手段) このため本案においては、緯糸検出位置の緯糸飛走通路
近傍の筬羽を押圧する副え部材を筬止め金具に固定して
設け、この副え部材の筬羽押圧部を弾性材で形成した。
近傍の筬羽を押圧する副え部材を筬止め金具に固定して
設け、この副え部材の筬羽押圧部を弾性材で形成した。
(作用) 本案は上述したように、投受光装置を配設した緯糸検出
位置の緯糸飛走通路近傍の筬羽を押圧する副え部材を筬
止め金具あるいは筬框に固定して設け、この副え部材の
筬羽押圧部を弾性材で形成したので、従来筬羽自体に生
じていた振動が緯糸検知に影響しない程度に緩和され、
緯糸検知作用の確実性がはかられる。
位置の緯糸飛走通路近傍の筬羽を押圧する副え部材を筬
止め金具あるいは筬框に固定して設け、この副え部材の
筬羽押圧部を弾性材で形成したので、従来筬羽自体に生
じていた振動が緯糸検知に影響しない程度に緩和され、
緯糸検知作用の確実性がはかられる。
(実施例) 本案を実施した第1図、第2図、第3図について説明す
る。(1)は変形筬羽、(2)は筬框、(3)は筬止め
金具、(4)は筬枠で、変形筬羽(1)群を筬枠(4)
間に並べ、その上下を筬止め金具(3)で押さえて筬を
構成し、これを位置決め金具(9)を介して筬枠(4)
に固着させている。
る。(1)は変形筬羽、(2)は筬框、(3)は筬止め
金具、(4)は筬枠で、変形筬羽(1)群を筬枠(4)
間に並べ、その上下を筬止め金具(3)で押さえて筬を
構成し、これを位置決め金具(9)を介して筬枠(4)
に固着させている。
また、変形筬羽(1)にはその形状において中間に2つ
の山形を持ち、その山形の間に緯糸飛走通路(5)が設
けられ、織機機台端にメーンノズル(6)が、また筬框
(2)の所定箇所にはサブノズル(7)が設けられ、緯
糸(8)をメーンノズル(6)により緯糸飛走通路
(5)内に緯入れし、そしてサブノズル(7)で順次織
端側へ飛走させる。このような筬羽(1)において緯糸
飛走通路(5)に緯糸(8)が飛走しているか否かを検
知するために光電管による投受光装置(10)メーンノズ
ル(6)と反対側織端の任意箇所に設けられる。
の山形を持ち、その山形の間に緯糸飛走通路(5)が設
けられ、織機機台端にメーンノズル(6)が、また筬框
(2)の所定箇所にはサブノズル(7)が設けられ、緯
糸(8)をメーンノズル(6)により緯糸飛走通路
(5)内に緯入れし、そしてサブノズル(7)で順次織
端側へ飛走させる。このような筬羽(1)において緯糸
飛走通路(5)に緯糸(8)が飛走しているか否かを検
知するために光電管による投受光装置(10)メーンノズ
ル(6)と反対側織端の任意箇所に設けられる。
本案は、このような光電管による構成であるが、投受光
装置(10)を用いた緯糸の検出装置は変形筬羽(1)の
振動による影響が大きく現れやすく、たとえば第4図の
ごとく筬羽の振動によるパルス信号の上に緯糸存在によ
る信号波が合成され、ノイズ発生の原因となり、緯糸検
出の確実性に欠けるため、このような従来装置の問題を
解消したものである。
装置(10)を用いた緯糸の検出装置は変形筬羽(1)の
振動による影響が大きく現れやすく、たとえば第4図の
ごとく筬羽の振動によるパルス信号の上に緯糸存在によ
る信号波が合成され、ノイズ発生の原因となり、緯糸検
出の確実性に欠けるため、このような従来装置の問題を
解消したものである。
本案においては、第2図及び第3図に示すように、投受
光装置(10)を配設した位置において、弾性部材あるい
は剛体と弾性体の組合せ部材からなる副え部材(11)を
変形筬羽(1)上端の筬止め金具(3)にボルトにより
固定し、同副え部材(11)が緯糸飛走通路(5)の近傍
の変形筬羽(1)に押圧するように構成し、変形筬羽
(1)の振動による検出パルス信号のノイズ発生を防止
するようにした。
光装置(10)を配設した位置において、弾性部材あるい
は剛体と弾性体の組合せ部材からなる副え部材(11)を
変形筬羽(1)上端の筬止め金具(3)にボルトにより
固定し、同副え部材(11)が緯糸飛走通路(5)の近傍
の変形筬羽(1)に押圧するように構成し、変形筬羽
(1)の振動による検出パルス信号のノイズ発生を防止
するようにした。
この副え部材(11)は、第3図、第6図、第8図のよう
に織前側に配設してもよく、また第7図のように綜絖枠
側に配設してもよい。さらに、副え部材(11)の固仕方
としては第3図のようにボルトで固定するものに限ら
ず、第6〜8図に示すように、変形筬羽(1)の上端あ
るいは下端の筬止め金具(3)と共締めするように構成
してもよい。また、投受光装置(10)と副え部材(11)
とを連結し、一体化しておけば、投受光装置(10)を織
り幅、織物の種類によって移動調整することが容易にな
る。
に織前側に配設してもよく、また第7図のように綜絖枠
側に配設してもよい。さらに、副え部材(11)の固仕方
としては第3図のようにボルトで固定するものに限ら
ず、第6〜8図に示すように、変形筬羽(1)の上端あ
るいは下端の筬止め金具(3)と共締めするように構成
してもよい。また、投受光装置(10)と副え部材(11)
とを連結し、一体化しておけば、投受光装置(10)を織
り幅、織物の種類によって移動調整することが容易にな
る。
なお、投受光装置(10)からの光の当たる部分を緯糸と
対象色にしておけば、緯糸による光の反射光量の変化が
増加するため、緯糸検出装置の誤動作防止の機能を一段
と向上させることができる。
対象色にしておけば、緯糸による光の反射光量の変化が
増加するため、緯糸検出装置の誤動作防止の機能を一段
と向上させることができる。
(考案の効果) 本案は以上のように構成したので、第5図のように、織
機運転中における緯糸検出位置近傍の筬羽の振動を抑制
し、正確な緯糸の検出信号を得ることができるので、筬
羽振動の影響による緯糸検出装置の誤動作をなくし、緯
糸検知機能を向上することができる。
機運転中における緯糸検出位置近傍の筬羽の振動を抑制
し、正確な緯糸の検出信号を得ることができるので、筬
羽振動の影響による緯糸検出装置の誤動作をなくし、緯
糸検知機能を向上することができる。
第1図は本案装置主要部を示す斜視図で、第2図はその
側面図、第3図は投受光装置の正面図、第4図は筬羽の
振動を押さえない場合に現れる緯糸検知のパルス信号の
一列を示す線図で、第5図は筬羽の振動を押さえた場合
に現れるパルス信号の一列を示す線図である。また、第
6図は副え部材を変形筬羽の織り前側に設けた場合の側
面図、第7図は副え部材を変形筬羽の綜絖枠側に設けた
場合の側面図、第8図は投受光装置を副え部材と連結し
一体化を図った場合の側面図を示す。 1……変形筬羽 3……筬止め金具 4……筬枠 5……緯糸飛走通路 8……緯糸 10……投受光装置 11……副え部材
側面図、第3図は投受光装置の正面図、第4図は筬羽の
振動を押さえない場合に現れる緯糸検知のパルス信号の
一列を示す線図で、第5図は筬羽の振動を押さえた場合
に現れるパルス信号の一列を示す線図である。また、第
6図は副え部材を変形筬羽の織り前側に設けた場合の側
面図、第7図は副え部材を変形筬羽の綜絖枠側に設けた
場合の側面図、第8図は投受光装置を副え部材と連結し
一体化を図った場合の側面図を示す。 1……変形筬羽 3……筬止め金具 4……筬枠 5……緯糸飛走通路 8……緯糸 10……投受光装置 11……副え部材
Claims (4)
- 【請求項1】筬羽の変形によって形成した緯糸飛走通路
の近傍に投受光装置を配設し、同緯糸飛走通路内への投
光によって緯糸を検出するようにした無杼織機におい
て、前記緯糸検出位置の緯糸飛走通路近傍の筬羽を押圧
する副え部材を筬止め金具に固定し、前記副え部材の筬
羽押圧部を弾性材で形成した無杼織機における筬羽固定
装置。 - 【請求項2】副え部材を筬羽と共締めすることにより固
定した実用新案登録請求の範囲第1項記載の無杼織機に
おける筬羽固定装置。 - 【請求項3】副え部材を筬羽の前側で緯糸飛走通路の上
下に設けた実用新案登録請求の範囲第1項記載の無杼織
機における筬羽固定装置。 - 【請求項4】副え部材を筬羽の綜絖枠側に設けた実用新
案登録請求の範囲第1項記載の無杼織機における筬羽固
定装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985118700U JPH0638131Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 無杼織機における筬羽固定装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1985118700U JPH0638131Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 無杼織機における筬羽固定装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6228889U JPS6228889U (ja) | 1987-02-21 |
JPH0638131Y2 true JPH0638131Y2 (ja) | 1994-10-05 |
Family
ID=31005402
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1985118700U Expired - Lifetime JPH0638131Y2 (ja) | 1985-08-01 | 1985-08-01 | 無杼織機における筬羽固定装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638131Y2 (ja) |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6111262Y2 (ja) * | 1980-02-13 | 1986-04-09 | ||
NL8302456A (nl) * | 1983-07-11 | 1985-02-01 | Rueti Te Strake Bv | Inrichting ter bevestiging van een hulporgaan aan het riet van een spoelloze weefmachine. |
JPS6211192U (ja) * | 1985-07-02 | 1987-01-23 |
-
1985
- 1985-08-01 JP JP1985118700U patent/JPH0638131Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6228889U (ja) | 1987-02-21 |
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