JPH0638940Y2 - トイレ用床パン - Google Patents
トイレ用床パンInfo
- Publication number
- JPH0638940Y2 JPH0638940Y2 JP1043987U JP1043987U JPH0638940Y2 JP H0638940 Y2 JPH0638940 Y2 JP H0638940Y2 JP 1043987 U JP1043987 U JP 1043987U JP 1043987 U JP1043987 U JP 1043987U JP H0638940 Y2 JPH0638940 Y2 JP H0638940Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toilet
- floor pan
- groove
- waterproof
- opening
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
Landscapes
- Sink And Installation For Waste Water (AREA)
- Floor Finish (AREA)
- Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】 [技術分野] 本考案は便器を設置するようにしたトイレ用床パンの構
造の改良に関するものである。
造の改良に関するものである。
[背景技術] 一般にトイレ用床パンは便器設置箇所の適所に汚物排出
配管用の穴を穿孔してあるが、トイレ用床パンを施工す
る場合、トイレ用床パンを取り付ける前に床下地に予め
配管をしてあり、その配管位置に汚物排出配管用の穴を
合わせてトイレ用床パンを取り付けるのは難しかった。
この問題を解消するため本実用新案登録出願人は実開昭
62-154125号のようなトイレ用床パンを提案した。この
ものでは床パンの便器設置箇所に開口を設け、この開口
に便器設置台座を着脱自在に取り付けられるようになっ
ており、便器設置台座を外した状態で配管を施した床下
地に床パンを設置し、便器設置台座に配管に合わせて汚
物排出配管用の穴を穿孔し、便器設置台座を取り付ける
ことにより施工できるようになっている。しかしかかる
ものでは便器設置台座の上面が床パンの底面の高さより
高くなっており、床パンと便器設置台座との間の段差に
てつまずきやすくて使用に不便感があり、また便器設置
台座の高さが高くなると便器によっては施工不可なもの
もあった。
配管用の穴を穿孔してあるが、トイレ用床パンを施工す
る場合、トイレ用床パンを取り付ける前に床下地に予め
配管をしてあり、その配管位置に汚物排出配管用の穴を
合わせてトイレ用床パンを取り付けるのは難しかった。
この問題を解消するため本実用新案登録出願人は実開昭
62-154125号のようなトイレ用床パンを提案した。この
ものでは床パンの便器設置箇所に開口を設け、この開口
に便器設置台座を着脱自在に取り付けられるようになっ
ており、便器設置台座を外した状態で配管を施した床下
地に床パンを設置し、便器設置台座に配管に合わせて汚
物排出配管用の穴を穿孔し、便器設置台座を取り付ける
ことにより施工できるようになっている。しかしかかる
ものでは便器設置台座の上面が床パンの底面の高さより
高くなっており、床パンと便器設置台座との間の段差に
てつまずきやすくて使用に不便感があり、また便器設置
台座の高さが高くなると便器によっては施工不可なもの
もあった。
[考案の目的] 本考案は叙述の点に鑑みてなされたものであって、本考
案の目的とするところは便器設置台座と床パン底面とが
略面一でつまずき等の使用の不便感がなくなると共に便
器が設置不可になったりせず、しかも防水性を向上でき
るトイレ用床パンを提供するにある。
案の目的とするところは便器設置台座と床パン底面とが
略面一でつまずき等の使用の不便感がなくなると共に便
器が設置不可になったりせず、しかも防水性を向上でき
るトイレ用床パンを提供するにある。
[考案の開示] 本考案トイレ用床パンは、床パン1の便器設置箇所に設
けた開口2の周囲に床パン1の底面より下方に凹没した
凹溝3を周方向に亘って設け、床パン1の底面と上面が
略面一になる平板状の便器設置台座4を開口2に被着す
ると共に便器設置台座4の周縁より下方に垂下した垂下
縁5を凹溝3内に挿入し、上記開口2と凹溝3との間に
位置する防水堰6と垂下縁5との間に毛細管現象防止用
のスペースSを設け、防水堰6の上面と便器設置台座4
の下面との間及び垂下縁5の下端と凹溝3の底面との間
に防水材7,8を介装したものであって、上述のように構
成することにより従来例の欠点を解決したものである。
つまり、上記のように便器設置台座4を床パン1の底面
と略面一になるように開口に被着したことにより、床パ
ン1の底面と便器設置台座4との間に段差ができず、つ
まずき等の使用の不便感がなくなり、また便器設置台座
4の高さが高くならなくて設置不可の便器Bがなくな
り、しかも二重の防水材7,8と毛細管現象防止用のスペ
ースSとで凹溝3を流れる水が防水堰6を越えて開口2
に行くのを確実に防止して防水性を向上できるようにな
った。
けた開口2の周囲に床パン1の底面より下方に凹没した
凹溝3を周方向に亘って設け、床パン1の底面と上面が
略面一になる平板状の便器設置台座4を開口2に被着す
ると共に便器設置台座4の周縁より下方に垂下した垂下
縁5を凹溝3内に挿入し、上記開口2と凹溝3との間に
位置する防水堰6と垂下縁5との間に毛細管現象防止用
のスペースSを設け、防水堰6の上面と便器設置台座4
の下面との間及び垂下縁5の下端と凹溝3の底面との間
に防水材7,8を介装したものであって、上述のように構
成することにより従来例の欠点を解決したものである。
つまり、上記のように便器設置台座4を床パン1の底面
と略面一になるように開口に被着したことにより、床パ
ン1の底面と便器設置台座4との間に段差ができず、つ
まずき等の使用の不便感がなくなり、また便器設置台座
4の高さが高くならなくて設置不可の便器Bがなくな
り、しかも二重の防水材7,8と毛細管現象防止用のスペ
ースSとで凹溝3を流れる水が防水堰6を越えて開口2
に行くのを確実に防止して防水性を向上できるようにな
った。
以下本考案を実施例により詳述する。
床パンはFRPのような合成樹脂材にて第1図に示すよう
に形成されるものであって、周縁には立ち上がり縁9を
有し、立ち上がり縁9の上に壁パネル載設部10を設けて
ある。床パン1は木製の枠材14上に載設してある。床パ
ン1の上面には格子状に目地溝11を設けてあり、床パン
1の略中央には矩形状の排水凹部12を凹設してあり、排
水凹部12には排水口13を穿孔してある。排水口蓋15は排
水凹部12に合う矩形状に形成されている。床パン1の排
水凹部12と床パン1の端縁との間の便器設置箇所には矩
形状の開口2を穿孔してあり、開口2の周縁には床パン
1の底面より凹没する断面U字状の凹溝3を凹設してあ
る。排水凹部12のある箇所では凹溝3と排水凹部12とが
連続している。凹溝3と開口2との間に設けられる防水
堰6の上面は凹溝3の底面より高く床パン1の底面より
低くしてある。開口2を被う大きさの便器設置台座4は
矩形状に形成され、周縁より垂下縁5を垂下してある。
しかして上記のように構成されたトイレ用床パンAにて
トイレの床を施工するにあたっては、先ず建物躯体の床
下地に配管した後、便器設置台座4を取り付けていない
トイレ用床パンAを建物躯体の床下地に設置して取り付
ける。次いで便器設置台座4には汚物排出配管位置に合
わせて汚物排出配管用の穴を穿孔し、便器設置台座4で
開口2を閉塞し、垂下縁5を凹溝3内に挿入し、便器設
置台座4上に便器Bを設置する。便器設置台座4を取り
付けるとき防水堰6の上面と便器設置台座4の下面との
間に防水材7を介装すると共に垂下縁5の下端と凹溝3
の底面との間に防水材8を介装し、垂下縁5と防水堰6
との間に毛細管現象防止用のスペースSを形成する。こ
の防水材7,8としては防水スポンジ、ゴムシート等があ
る。防水材7,8を介装するとき床パン1に予め貼り付け
てある方が、貼り付け位置がわかりやすいということ
や、凹溝3や防水堰6がガイドとして使えるということ
で製造上好ましい。また床パン1の水は排水凹部12に集
められ、排水口13から排水され、凹溝3内に流れ込んだ
排水も排水凹部12に集められて排水される。凹溝3に流
れ込んだ水が二重の防水材7,8と毛細管現象防止用のス
ペースSにて開口2がわに行くのが阻止され防水性が維
持される。さらに便器設置台座4の上面と床パン1の底
面が略面一になって段差がなくてつまずき等の使用の不
便感がなくなり、しかも便器設置台座4への設置不可の
便器Bがなくなる。
に形成されるものであって、周縁には立ち上がり縁9を
有し、立ち上がり縁9の上に壁パネル載設部10を設けて
ある。床パン1は木製の枠材14上に載設してある。床パ
ン1の上面には格子状に目地溝11を設けてあり、床パン
1の略中央には矩形状の排水凹部12を凹設してあり、排
水凹部12には排水口13を穿孔してある。排水口蓋15は排
水凹部12に合う矩形状に形成されている。床パン1の排
水凹部12と床パン1の端縁との間の便器設置箇所には矩
形状の開口2を穿孔してあり、開口2の周縁には床パン
1の底面より凹没する断面U字状の凹溝3を凹設してあ
る。排水凹部12のある箇所では凹溝3と排水凹部12とが
連続している。凹溝3と開口2との間に設けられる防水
堰6の上面は凹溝3の底面より高く床パン1の底面より
低くしてある。開口2を被う大きさの便器設置台座4は
矩形状に形成され、周縁より垂下縁5を垂下してある。
しかして上記のように構成されたトイレ用床パンAにて
トイレの床を施工するにあたっては、先ず建物躯体の床
下地に配管した後、便器設置台座4を取り付けていない
トイレ用床パンAを建物躯体の床下地に設置して取り付
ける。次いで便器設置台座4には汚物排出配管位置に合
わせて汚物排出配管用の穴を穿孔し、便器設置台座4で
開口2を閉塞し、垂下縁5を凹溝3内に挿入し、便器設
置台座4上に便器Bを設置する。便器設置台座4を取り
付けるとき防水堰6の上面と便器設置台座4の下面との
間に防水材7を介装すると共に垂下縁5の下端と凹溝3
の底面との間に防水材8を介装し、垂下縁5と防水堰6
との間に毛細管現象防止用のスペースSを形成する。こ
の防水材7,8としては防水スポンジ、ゴムシート等があ
る。防水材7,8を介装するとき床パン1に予め貼り付け
てある方が、貼り付け位置がわかりやすいということ
や、凹溝3や防水堰6がガイドとして使えるということ
で製造上好ましい。また床パン1の水は排水凹部12に集
められ、排水口13から排水され、凹溝3内に流れ込んだ
排水も排水凹部12に集められて排水される。凹溝3に流
れ込んだ水が二重の防水材7,8と毛細管現象防止用のス
ペースSにて開口2がわに行くのが阻止され防水性が維
持される。さらに便器設置台座4の上面と床パン1の底
面が略面一になって段差がなくてつまずき等の使用の不
便感がなくなり、しかも便器設置台座4への設置不可の
便器Bがなくなる。
また第3図及び第4図は叙述の他の実施例を示す。本実
施例の場合床パン1の底面に排水凹部12に向けて水が集
まるように水勾配を付けてある。つまり第3図に示す床
パン1の底面の左側では矢印イ方向に水が流れるように
水勾配が付いており、床パン1の右側の開口2の両側に
は矢印ロ方向に流れるようにした勾配面と矢印ハ方向及
びニ方向に流れるようにして勾配面とを設けてある。こ
のようにしてあると水勾配にてスムーズに排水凹部12に
水が集まる。床パン1の底面には上記のように水勾配が
ついているが、凹溝3の近傍だけには便器設置台座4の
上面と面一の平坦部17を設けてある。この平坦部17があ
ると便器設置台座4に設置する便器Bの大きさが便器設
置台座4からはみ出す大きさのものでも設置できる。
施例の場合床パン1の底面に排水凹部12に向けて水が集
まるように水勾配を付けてある。つまり第3図に示す床
パン1の底面の左側では矢印イ方向に水が流れるように
水勾配が付いており、床パン1の右側の開口2の両側に
は矢印ロ方向に流れるようにした勾配面と矢印ハ方向及
びニ方向に流れるようにして勾配面とを設けてある。こ
のようにしてあると水勾配にてスムーズに排水凹部12に
水が集まる。床パン1の底面には上記のように水勾配が
ついているが、凹溝3の近傍だけには便器設置台座4の
上面と面一の平坦部17を設けてある。この平坦部17があ
ると便器設置台座4に設置する便器Bの大きさが便器設
置台座4からはみ出す大きさのものでも設置できる。
[考案の効果] 本考案は叙述のように便器設置台座を床パンの底面と略
面一になるように開口に被着したので、床パンの底面と
便器設置台座との間に段差ができず、つまずき等の使用
の不便感がなくなるものであり、また便器設置台座の高
さが高くならなくて設置不可の便器がなくなり、しかも
防水堰の上面と便器設置台座の下面との間及び垂下縁の
下端と凹溝の底面との間に介装した防水材にて二重の防
水できると共に防水堰と垂下縁との間の毛細管現象防止
用のスペースで毛細管現象による水の侵入を防止できて
凹溝を流れる水が防水堰を越えて開口に行くのを確実に
防止して防水性を向上できるものである。
面一になるように開口に被着したので、床パンの底面と
便器設置台座との間に段差ができず、つまずき等の使用
の不便感がなくなるものであり、また便器設置台座の高
さが高くならなくて設置不可の便器がなくなり、しかも
防水堰の上面と便器設置台座の下面との間及び垂下縁の
下端と凹溝の底面との間に介装した防水材にて二重の防
水できると共に防水堰と垂下縁との間の毛細管現象防止
用のスペースで毛細管現象による水の侵入を防止できて
凹溝を流れる水が防水堰を越えて開口に行くのを確実に
防止して防水性を向上できるものである。
第1図は本考案の一実施例の分解斜視図、第2図は第1
図のX-X線断面図、第3図は同上の他の実施例の分解斜
視図、第4図は第3図のY-Y線断面図であって、1は床
パン、2は開口、3は凹溝、4は便器設置台座、5は垂
下縁、6は防水堰、7,8は防水材、Sはスペースであ
る。
図のX-X線断面図、第3図は同上の他の実施例の分解斜
視図、第4図は第3図のY-Y線断面図であって、1は床
パン、2は開口、3は凹溝、4は便器設置台座、5は垂
下縁、6は防水堰、7,8は防水材、Sはスペースであ
る。
Claims (1)
- 【請求項1】床パンの便器設置箇所に設けた開口の周囲
に床パンの底面より下方に凹没した凹溝を周方向に亘っ
て設け、床パンの底面と上面が略面一になる平板状の便
器設置台座を開口に被着すると共に便器設置台座の周縁
より下方に垂下した垂下縁を凹溝内に挿入し、上記開口
と凹溝との間に位置する防水堰と垂下縁との間に毛細管
現象防止用のスペースを設け、防水堰の上面と便器設置
台座の下面との間及び垂下縁の下端と凹溝の底面との間
に防水材を介装して成るトイレ用床パン。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1043987U JPH0638940Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | トイレ用床パン |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1043987U JPH0638940Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | トイレ用床パン |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63117946U JPS63117946U (ja) | 1988-07-30 |
JPH0638940Y2 true JPH0638940Y2 (ja) | 1994-10-12 |
Family
ID=30796731
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1043987U Expired - Lifetime JPH0638940Y2 (ja) | 1987-01-27 | 1987-01-27 | トイレ用床パン |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0638940Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP3638679B2 (ja) * | 1995-03-06 | 2005-04-13 | オーエム機器株式会社 | フリーアクセスフロア |
JP5594929B2 (ja) * | 2007-10-04 | 2014-09-24 | 株式会社Lixil | 防水パン作業口への蓋取付方法 |
-
1987
- 1987-01-27 JP JP1043987U patent/JPH0638940Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63117946U (ja) | 1988-07-30 |
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