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JPH06351296A - 過電流保護回路 - Google Patents

過電流保護回路

Info

Publication number
JPH06351296A
JPH06351296A JP5134241A JP13424193A JPH06351296A JP H06351296 A JPH06351296 A JP H06351296A JP 5134241 A JP5134241 A JP 5134241A JP 13424193 A JP13424193 A JP 13424193A JP H06351296 A JPH06351296 A JP H06351296A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
inverter
current
overcurrent
output
induction motor
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP5134241A
Other languages
English (en)
Inventor
Hideki Kimura
秀樹 木村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sawafuji Electric Co Ltd
Original Assignee
Sawafuji Electric Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sawafuji Electric Co Ltd filed Critical Sawafuji Electric Co Ltd
Priority to JP5134241A priority Critical patent/JPH06351296A/ja
Publication of JPH06351296A publication Critical patent/JPH06351296A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Control Of Ac Motors In General (AREA)
  • Power Conversion In General (AREA)
  • Inverter Devices (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 直接トルク制御方式インバータによる誘導電
動機の起動時に流れる大電流によって、インバータ内の
スイッチング素子が破壊されることを防止する。 【構成】 直接トルク制御方式インバータによって駆動
される誘導電動機(1)の駆動装置において、インバー
タ(2)に流れる電流を検出する電流センサ(11)
と、当該電流センサ(11)が検出する誘導電動機
(1)の起動時の電流と予め設定されている保護電流値
とを比較するコンパレータ(13)と、当該コンパレー
タ(13)が過電流を検出したときから所定時間当該過
電流の継続を監視する過電流継続時間監視回路(12)
と、当該過電流継続時間監視回路(12)の出力に基づ
いて、インバータ(2)のスイッチング素子を保護する
保護回路(14)とを備え構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、過電流保護回路、特に
直接トルク制御方式インバータによる誘導電動機の駆動
において、その起動時に生じる起動電流をピーク値とそ
の継続時間との2要素から保護の必要性を判断し、スイ
ッチング素子の破壊を防止するようにした過電流保護回
路に関するものである。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機の直接トルク制とよばれる方
法は、すべり周波数制御法の一つであり、瞬時磁束と瞬
時トルクとの制御を同時に行い、電動機の状態から最短
時間トルク制御が達成されるようにインバータのスイッ
チングモードを決定し、その対応電流又は電圧パターン
で制御するものである。
【0003】図4は直接トルク制御装置の構成図を示し
ている。同図において、1は三相の誘導電動機であり、
電流電圧センサ3で誘導電動機1に流れる瞬時電流i1
及びその電圧v1 をそれぞれ検出している。
【0004】この瞬時電流i1 と瞬時電圧v1 とを基
に、演算回路4は誘導電動機1の瞬時トルクT1 、1次
鎖交磁束ベクトルの大きさ|φ1 |及び当該1次鎖交磁
束ベクトルの角度θ1 をそれぞれ演算によって求め、そ
の演算結果をスイッチングモード選択回路5へ出力して
いる。
【0005】スイッチングモード選択回路5では、演算
回路4で求められた上記瞬時トルクT1 、1次鎖交磁束
ベクトルの大きさ|φ1 |及びその角度θ1 と、誘導電
動機1のその目標値であるトルク指令のT* 及び1次鎖
交磁束指令の|φ1 * とから、ヒステリシスを有する
コンパレータ8ないし10を用いて、この目標値に対し
て一定の誤差範囲内におさまるように、しかもインバー
タ2のスイッチング周波数が最小となるようにスイッチ
ングテーブル6がアクセスされ、インバータ2のスイッ
チングモードを選択している。
【0006】なお、インバータ2は、図5図示の如く6
個のトランジスタ7で三相ブリッジが構成されており、
スイッチングモード選択回路5で選択されたその時々の
組合せに係るスイッチングモード対応の信号が当該トラ
ンジスタ7の各ゲートに入力され、スイッチングモード
対応の電流波形或いは電圧波形のPWMを誘導電動機1
に対して出力する。
【0007】この様な構成の誘導電動機1の運転におい
て、最も損失が少なくなるように1次鎖交磁束指令の|
φ1 * を固定しておき(誘導電動機の磁気装荷φ相当
値)、トルク指令のT* を負荷トルクに応じて与え、ト
ルク制御を行わせている。
【0008】誘導電動機1を起動する場合、特に無負荷
運転時において、インバータ2の入力電流は図6の点線
で示されている様に、その起動時に数ミリ秒間大電流と
なり、その後継続的な波形となるので、インバータ2内
のトランジスタ7を保護する保護回路が設けられてい
る。
【0009】すなわち、インバータ2に流れる電流をホ
ールセンサ或いはシャント抵抗等の電流センサ11で検
出し、当該検出電流が予め設定されている保護電流値を
超えたとき、ヒステリシス型のコンパレータから出力さ
れる信号で保護回路を働かせ、インバータ2内の各トラ
ンジスタ7のゲートを強制的にエミッタ電位に落す等し
て保護するようにしていた。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
直接トルク制御インバータによる誘導電動機の起動時の
際に流れる大電流の保護回路では、上記ヒステリシス型
のコンパレータの保護電流を起動電流以上に設定してお
かないと、起動電流で当該コンパレータが図6の実線で
示されている様にオンオフを繰返し、誘導電動機1は起
動できないで大電流が流れ続けることが生じる欠点があ
った。
【0011】なお、図6のUP,LOはヒステリシス型
コンパレータの遮断レベル、復帰レベルを表わしてい
る。この解決法としてヒステリシス型コンパレータの保
護電流値を高めに設定しておけばよいが、インバータ2
内のトランジスタ7の定格をアップさせなければならな
い欠点があった。
【0012】本発明は、上記の欠点を解決することを目
的としており、特に起動電流からインバータ2内のトラ
ンジスタ7を保護するに当って、起動電流のピーク値と
その継続時間との2要素から、インバータ2内のトラン
ジスタ7を保護する保護回路を作動させるか否かを判断
するようにしてその保護を行う過電流保護回路を提供す
ることを目的としている。
【0013】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の過電流保護回路は直接トルク制御方式イ
ンバータによる誘導電動機の駆動装置において、インバ
ータに流れる電流を検出する電流センサと、当該電流セ
ンサが検出する誘導電動機の起動時の電流と予め設定さ
れている保護電流値とを比較するコンパレータと、当該
コンパレータが過電流を検出したときから所定時間当該
過電流の継続を監視する過電流継続時間監視回路と、当
該過電流継続時間監視回路の出力に基づいて、インバー
タのスイッチング素子を保護する保護回路とを備え、誘
導電動機の起動の際のインバータへ流入する入力電流の
状態に応じ、インバータのスイッチング素子を保護する
ようにしたことを特徴としている。
【0014】
【作用】起動時のインバータへの流入電流のピーク値と
その継続時間との2つの要素で、スイッチング素子の保
護が決められるので、起動ができずに大電流が流れ続け
ることがなくなり、動作性の良い保護が可能となる。
【0015】
【実施例】図1は本発明に係る過電流保護回路の一実施
例構成を示している。同図において、符号1,2,11
は図4,図5のものに対応し、12は過電流継続時間監
視回路、13はコンパレータ、14は保護回路、15は
電源、16は単安定マルチバイブレータ、17はD型フ
リップフロップ、18は直流電源,19は増幅器を表わ
している。
【0016】図1の動作を図2の動作タイムチャートを
参照しながら説明する。インバータ2から誘導電動機1
へ電力の供給が開始されると、図4,図5で説明した直
接トルク制御方式インバータによる誘導電動機の駆動法
によってインバータ2から誘導電動機1に起動電流が流
れる。電流センサ11は当該起動電流を検出しており、
当該検出電流、すなわち起動電流に比例した電圧が増幅
器19で適宜増幅された後コンパレータ13の反転入力
端子に入力される。当該コンパレータ13の非反転入力
端子には、電源15によって任意に設定される保護電流
値としての比較基準Lの電圧が入力されている。
【0017】増幅器19から入力される起動電流が当該
保護電流値としての比較基準Lを超えると(A点)、コ
ンパレータ13からオン信号が出力される。当該オン信
号はD型フリップフロップ17に入力すると共に、単安
定マルチバイブレータ16にトリガを掛け、当該単安定
マルチバイブレータ16から所定時間Tのパルスを発生
させる。このパルスはD型フリップフロップ17に入力
されるようになっているが、当該パルスの立下りがD型
フリップフロップ17に入力するタイミングではコンパ
レータ13の出力のオン信号がB点で消滅しているの
で、D型フリップフロップ17からオン信号は出力され
ない。
【0018】つまり、インバータ2から誘導電動機1へ
保護電流値以上の大きな電流が流れるが、その継続時間
が短いので、インバータ2内のトランジスタ7の保護は
行われない。従って当該トランジスタ7は選択されたス
イッチングモードに従ってその動作が継続される。
【0019】コンパレータ13の反転入力端子に保護電
流値以上の電流が流れるようになると(C点)、再び上
記説明の通り当該コンパレータ13からオン信号が出さ
れ、当該オン信号がD型フリップフロップ17に入力さ
れると共に、単安定マルチバイブレータ16にトリガを
掛ける。当該単安定マルチバイブレータ16はパルスを
出力するが、そのパルス幅の所定時間Tが経過すると、
当該パルスは立下がる。この立下り信号がD型フリップ
フロップ17に入力すると、コンパレータ13のオン信
号は継続しているので当該D型フリップフロップ17か
らオン信号が発生し、保護回路14を介してインバータ
2内のトランジスタ7のベースをそのエミッタと同電位
にする等して、トランジスタ7の破壊を保護するように
動作する。
【0020】つまり、インバータ2から誘導電動機1へ
保護電流値以上の大きな電流が流れ、かつその継続時間
が長いので、インバータ2を構成するトランジスタ7が
熱破壊するおそれが大きく、インバータ2の動作を遮断
することによりトランジスタ7が保護される。
【0021】この様にして起動時に流れる大電流による
インバータ2の保護がなされる。本発明のものは起動時
のみならず、故障等によりインバータ2から誘導電動機
1へ大電流が流れ続けるときも作動し、インバータ2の
保護がなされる。
【0022】図3は本発明の検知部を3段重ねて保護す
るようにしたときの一実施例動作タイムチャートを示し
ている。この場合は図1のコンパレータ13が3個並列
に増幅器19からの検出電流が入力されるように構成さ
れ、かつ過電流継続時間監視回路12が対応して3個そ
れぞれ設けられる。
【0023】今、3個のコンパレータ13の保護電流値
が、例えば300A,500A,700Aに設定されて
おり、かつ対応の単安定マルチバイブレータ16が出力
するパルス幅をT3 ,T5 ,T7 (T3 >T5 ≫T7
ただしT7 は極めて短く瞬時)とすると、通常の起動で
は保護回路14は作動しないが、故障時には保護回路1
4が作動し、インバータ2の駆動を停止させ、トランジ
スタ7の保護が行われる。
【0024】この様に本発明の検知部を複数段重ねるこ
とにより、細かな過電流の検出ができるようになり、ス
イッチング素子の能力を限界近くまで引出せる。
【0025】
【発明の効果】以上説明した如く、本発明によれば、直
接トルク制御インバータによって駆動される誘導電動機
の起動又は運転に際して、過電流をピーク値とその継続
時間の両方から検知して保護回路を働かせるようにした
ので、サージやノイズ等の重畳した直流起動電流からイ
ンバータ内のスイッチング素子を適切に保護することが
できる。
【0026】また起動時のみならず、重過負荷時或いは
故障時に対しても本発明は動作し、インバータ内のスイ
ッチング素子を保護することができる。そして検知部を
複数段重ねることにより、細かな過電流検出を行うこと
ができ、スイッチング素子の能力を限界近くまで引出せ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る過電流保護回路の一実施例構成で
ある。
【図2】本発明の一実施例動作タイムチャートである。
【図3】本発明の検知部を3段重ねて保護するようにし
たときの一実施例動作タイムチャートである。
【図4】直接トルク制御装置の構成図である。
【図5】インバータの一実施例構成図である。
【図6】ヒステリシス型のコンパレータによる保護の有
無別の起動電流説明図である。
【符号の説明】
1 誘導電動機 2 インバータ 7 トランジスタ 11 電流センサ 12 過電流継続時間監視回路 13 コンパレータ 14 保護回路

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 直接トルク制御方式インバータによる誘
    導電動機の駆動装置において、 インバータに流れる電流を検出する電流センサと、 当該電流センサが検出する起動時の電流と予め設定され
    ている保護電流値を比較するコンパレータと、 当該コンパレータが過電流を検出したときから所定時間
    当該過電流の継続を監視する過電流継続時間監視回路
    と、 当該過電流継続時間監視回路の出力に基づいて、インバ
    ータのスイッチング素子を保護する保護回路とを備え、
    誘導電動機の起動の際のインバータへ流入する入力電流
    の状態に応じ、インバータのスイッチング素子を保護す
    るようにしたことを特徴とする過電流保護回路。
JP5134241A 1993-06-04 1993-06-04 過電流保護回路 Pending JPH06351296A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5134241A JPH06351296A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 過電流保護回路

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP5134241A JPH06351296A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 過電流保護回路

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH06351296A true JPH06351296A (ja) 1994-12-22

Family

ID=15123709

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP5134241A Pending JPH06351296A (ja) 1993-06-04 1993-06-04 過電流保護回路

Country Status (1)

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JP (1) JPH06351296A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220091188A1 (en) * 2020-09-23 2022-03-24 Cartesiam Method for monitoring a machine on the basis of electric current signals and device for implementing such a method

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US20220091188A1 (en) * 2020-09-23 2022-03-24 Cartesiam Method for monitoring a machine on the basis of electric current signals and device for implementing such a method
US11885849B2 (en) * 2020-09-23 2024-01-30 Stmicroelectronics International N.V. Method for monitoring a machine on the basis of electric current signals and device for implementing such a method

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