JPH06351027A - 顕微鏡用カラーテレビジョン装置 - Google Patents
顕微鏡用カラーテレビジョン装置Info
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- JPH06351027A JPH06351027A JP5166454A JP16645493A JPH06351027A JP H06351027 A JPH06351027 A JP H06351027A JP 5166454 A JP5166454 A JP 5166454A JP 16645493 A JP16645493 A JP 16645493A JP H06351027 A JPH06351027 A JP H06351027A
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- JP
- Japan
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- white balance
- filter
- microscope
- correction data
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- Color Television Image Signal Generators (AREA)
- Processing Of Color Television Signals (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】 顕微鏡のフィルタの種類または光源光量に応
じて自動的にホワイトバランスが調整され、迅速かつ効
率的な顕微鏡観察ができるようにする。 【構成】 顕微鏡用カラーテレビジョン装置において、
各フィルタ(3)の種別および光源(4)の各光量値に
対応してホワイトバランスのずれを補正するためのデー
タを記憶するホワイトバランス補正データテーブル(1
0)と、顕微鏡の光路にセットされたフィルタの種類を
識別するためのデータを出力するフィルタ選択データ出
力手段(9)と、該フィルタ選択データ出力手段からの
データおよび設定された光源光量に基づき前記ホワイト
バランス補正データテーブル(10)から補正データを
得てカラー撮像装置(2)のホワイトバランスを補正す
る補正手段(11)とを設ける。また、前記ホワイトバ
ランス補正データテーブルは自動作成することもでき
る。
じて自動的にホワイトバランスが調整され、迅速かつ効
率的な顕微鏡観察ができるようにする。 【構成】 顕微鏡用カラーテレビジョン装置において、
各フィルタ(3)の種別および光源(4)の各光量値に
対応してホワイトバランスのずれを補正するためのデー
タを記憶するホワイトバランス補正データテーブル(1
0)と、顕微鏡の光路にセットされたフィルタの種類を
識別するためのデータを出力するフィルタ選択データ出
力手段(9)と、該フィルタ選択データ出力手段からの
データおよび設定された光源光量に基づき前記ホワイト
バランス補正データテーブル(10)から補正データを
得てカラー撮像装置(2)のホワイトバランスを補正す
る補正手段(11)とを設ける。また、前記ホワイトバ
ランス補正データテーブルは自動作成することもでき
る。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、顕微鏡用カラーテレビ
ジョン装置に関し、特に顕微鏡に使用されるフィルタに
応じてまたは顕微鏡の光源の光量に応じてホワイトバラ
ンスが自動的に補正できるようにし、もって顕微鏡画像
を効率的かつ適確に撮像できるようにする技術に関す
る。
ジョン装置に関し、特に顕微鏡に使用されるフィルタに
応じてまたは顕微鏡の光源の光量に応じてホワイトバラ
ンスが自動的に補正できるようにし、もって顕微鏡画像
を効率的かつ適確に撮像できるようにする技術に関す
る。
【0002】
【従来の技術】顕微鏡による観察または顕微鏡画像の撮
像を行う場合には、観察に適した光源で試料を照明する
ために各種のフィルタが使用される。また、試料を照明
する光源の光量も該試料の観察に適した値にセットされ
る。このような顕微鏡の画像をカラーテレビジョンカメ
ラによって撮像する顕微鏡用カラーテレビジョン装置に
おいては、各フィルタの分光透過特性に応じて、あるい
は光源のスペクトル分布に応じてそれぞれ最適のホワイ
トバランス補正を行う必要がある。
像を行う場合には、観察に適した光源で試料を照明する
ために各種のフィルタが使用される。また、試料を照明
する光源の光量も該試料の観察に適した値にセットされ
る。このような顕微鏡の画像をカラーテレビジョンカメ
ラによって撮像する顕微鏡用カラーテレビジョン装置に
おいては、各フィルタの分光透過特性に応じて、あるい
は光源のスペクトル分布に応じてそれぞれ最適のホワイ
トバランス補正を行う必要がある。
【0003】従来、このようなホワイトバランス補正
は、顕微鏡画像を撮像する際に、フィルタを変更するた
びごとにかつ光源の明るさを変化させるたびごとに設定
し直していた。
は、顕微鏡画像を撮像する際に、フィルタを変更するた
びごとにかつ光源の明るさを変化させるたびごとに設定
し直していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】このような従来の顕微
鏡用カラーテレビジョン装置においては、フィルタを変
更した場合に、フィルタの分光透過率の変化によって撮
像画像の色の変化が生じるため、一定のホワイトバラン
スの条件で観察を行うためには、被観察物を取除いてそ
の都度テレビジョンカメラのホワイトバランスを取り直
す必要があり、きわめて操作性が悪いという不都合があ
った。また、顕微鏡の光源の光量を試料に適した値に変
更した場合にもホワイトバランスがずれるため、光源光
量を変えるたびごとにホワイトバランスをセットし直す
必要があった。
鏡用カラーテレビジョン装置においては、フィルタを変
更した場合に、フィルタの分光透過率の変化によって撮
像画像の色の変化が生じるため、一定のホワイトバラン
スの条件で観察を行うためには、被観察物を取除いてそ
の都度テレビジョンカメラのホワイトバランスを取り直
す必要があり、きわめて操作性が悪いという不都合があ
った。また、顕微鏡の光源の光量を試料に適した値に変
更した場合にもホワイトバランスがずれるため、光源光
量を変えるたびごとにホワイトバランスをセットし直す
必要があった。
【0005】特に、カラーテレビジョンカメラからの映
像はホワイトバランスを保ったままで撮像し、一方接眼
部から観察する場合は照明光源の色を変えて観察を行い
たい場合、あるいは光量を変えて観察したい場合には、
従来の顕微鏡用カラーテレビジョン装置ではきわめて操
作性が悪く効率的な観察を行うことができなかった。本
発明の目的は、このような従来例における問題点に鑑
み、顕微鏡用カラーテレビジョン装置において、顕微鏡
のフィルタおよび/または光源光量を変えた場合にも、
きわめて迅速にホワイトバランスの調整が行われるよう
にして顕微鏡画像の撮像および観察を効率的化すること
にある。
像はホワイトバランスを保ったままで撮像し、一方接眼
部から観察する場合は照明光源の色を変えて観察を行い
たい場合、あるいは光量を変えて観察したい場合には、
従来の顕微鏡用カラーテレビジョン装置ではきわめて操
作性が悪く効率的な観察を行うことができなかった。本
発明の目的は、このような従来例における問題点に鑑
み、顕微鏡用カラーテレビジョン装置において、顕微鏡
のフィルタおよび/または光源光量を変えた場合にも、
きわめて迅速にホワイトバランスの調整が行われるよう
にして顕微鏡画像の撮像および観察を効率的化すること
にある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明によれば、光源から試料に光を照射し、該試
料の顕微鏡画像を光路に挿入されたフィルタを介してか
つカラー撮像装置によって撮像する顕微鏡用カラーテレ
ビジョン装置において、各フィルタの分光透過率の相違
に基づくホワイトバランスのずれを補正するためのデー
タおよび/または前記光源の各光量値に対応して前記光
源の色温度変化に基づくホワイトバランスのずれを補正
するためのデータを記憶するホワイトバランス補正デー
タテーブルと、顕微鏡の光路にセットされたフィルタの
種類を識別するためのデータおよび/または設定された
光源光量を示すデータに基づき前記ホワイトバランス補
正データテーブルから補正データを得て前記カラー撮像
装置のホワイトバランスを補正するための補正手段とを
設ける。
め、本発明によれば、光源から試料に光を照射し、該試
料の顕微鏡画像を光路に挿入されたフィルタを介してか
つカラー撮像装置によって撮像する顕微鏡用カラーテレ
ビジョン装置において、各フィルタの分光透過率の相違
に基づくホワイトバランスのずれを補正するためのデー
タおよび/または前記光源の各光量値に対応して前記光
源の色温度変化に基づくホワイトバランスのずれを補正
するためのデータを記憶するホワイトバランス補正デー
タテーブルと、顕微鏡の光路にセットされたフィルタの
種類を識別するためのデータおよび/または設定された
光源光量を示すデータに基づき前記ホワイトバランス補
正データテーブルから補正データを得て前記カラー撮像
装置のホワイトバランスを補正するための補正手段とを
設ける。
【0007】また、フィルタを光路に順次セットしなが
ら、および/または、光源光量を順次変化させながら前
記カラー撮像装置からの出力データを演算してホワイト
バランス補正データを求めることにより、前記ホワイト
バランス補正データテーブルを自動作成するよう構成す
ることも可能である。
ら、および/または、光源光量を順次変化させながら前
記カラー撮像装置からの出力データを演算してホワイト
バランス補正データを求めることにより、前記ホワイト
バランス補正データテーブルを自動作成するよう構成す
ることも可能である。
【0008】
【作用】上記構成においては、光路に挿入されたフィル
タの種類を識別するデータおよび/または光源光量を示
すデータに基づき前記ホワイトバランス補正データテー
ブルから必要とする補正データを前記補正手段に入力す
ることにより、前記カラー撮像装置のホワイトバランス
が自動的に補正される。従って、例えば、観察者がフィ
ルタを変えた場合、あるいは光源光量を変えた場合に
も、従来のように試料を取除いてホワイトバランスを取
り直す必要がなく、自動的にホワイトバランスを補正す
ることができる。従って、同じ試料に対してフィルタお
よび/または光源光量を変えながら観察を行うような場
合にも、適切に観察が行われる。このため、顕微鏡観察
の操作性および効率を大幅に向上させることが可能にな
る。
タの種類を識別するデータおよび/または光源光量を示
すデータに基づき前記ホワイトバランス補正データテー
ブルから必要とする補正データを前記補正手段に入力す
ることにより、前記カラー撮像装置のホワイトバランス
が自動的に補正される。従って、例えば、観察者がフィ
ルタを変えた場合、あるいは光源光量を変えた場合に
も、従来のように試料を取除いてホワイトバランスを取
り直す必要がなく、自動的にホワイトバランスを補正す
ることができる。従って、同じ試料に対してフィルタお
よび/または光源光量を変えながら観察を行うような場
合にも、適切に観察が行われる。このため、顕微鏡観察
の操作性および効率を大幅に向上させることが可能にな
る。
【0009】また、顕微鏡のセットアップ時などに、予
め各フィルタを光路に順次セットしながら、および/ま
たは、光源光量を順次変化させながら前記ホワイトバラ
ンス補正データテーブルを自動作成することが可能にな
るから、ホワイトバランス補正データテーブルの作成も
きわめて迅速かつ適確に行うことができ、顕微鏡の初期
設定時などにも操作の簡略化が計れる。
め各フィルタを光路に順次セットしながら、および/ま
たは、光源光量を順次変化させながら前記ホワイトバラ
ンス補正データテーブルを自動作成することが可能にな
るから、ホワイトバランス補正データテーブルの作成も
きわめて迅速かつ適確に行うことができ、顕微鏡の初期
設定時などにも操作の簡略化が計れる。
【0010】
【実施例】以下、図面を参照して本発明の実施例につき
説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係わる顕微
鏡用カラーテレビジョン装置の概略の構成を示す。同図
の装置は、顕微鏡本体1と、該顕微鏡本体1に取付けら
れたカラーテレビジョンカメラ2とを具備する。顕微鏡
本体1には、試料(図示せず)を照明するための光源4
が設けられ、該光源4から射出する光の光路に各種のフ
ィルタ3が切換挿入できるよう構成されている。フィル
タ3としては、例えば色温度補正フィルタ、減光フィル
タなどの各種のフィルタを単独でまたは組合わせて使用
できるよう構成されている。
説明する。図1は、本発明の第1の実施例に係わる顕微
鏡用カラーテレビジョン装置の概略の構成を示す。同図
の装置は、顕微鏡本体1と、該顕微鏡本体1に取付けら
れたカラーテレビジョンカメラ2とを具備する。顕微鏡
本体1には、試料(図示せず)を照明するための光源4
が設けられ、該光源4から射出する光の光路に各種のフ
ィルタ3が切換挿入できるよう構成されている。フィル
タ3としては、例えば色温度補正フィルタ、減光フィル
タなどの各種のフィルタを単独でまたは組合わせて使用
できるよう構成されている。
【0011】光源4からの照明光はフィルタ3を通り、
図示しないミラーにより上方向に向けられ、試料台5上
に載置された図示しない試料を介して対物レンズ6に入
る。対物レンズ6を通った光は図示しないその他の顕微
鏡光学系を通りカラーテレビジョンカメラ2の撮像素子
(図示せず)に入射する。また、前記顕微鏡光学系に
は、例えば、目視による観察のために接眼部7が光学的
に結合されている。
図示しないミラーにより上方向に向けられ、試料台5上
に載置された図示しない試料を介して対物レンズ6に入
る。対物レンズ6を通った光は図示しないその他の顕微
鏡光学系を通りカラーテレビジョンカメラ2の撮像素子
(図示せず)に入射する。また、前記顕微鏡光学系に
は、例えば、目視による観察のために接眼部7が光学的
に結合されている。
【0012】また、カラーテレビジョンカメラ2には顕
微鏡画像の観察のためにモニタテレビジョン8が接続さ
れている。また、顕微鏡本体1には、選択的光路に挿入
されたフィルタ3の種類を示すデータを出力可能なフィ
ルタ選択データ出力装置9が接続され、現在使用されて
いるフィルタを認識することができる。また、フィルタ
の種類に応じて後に説明するホワイトバランス補正用デ
ータを記憶するためのホワイトバランス補正データテー
ブル10が設けられている。さらに、該ホワイトバラン
ス補正データテーブル10と前記フィルタ選択データ出
力装置9とに接続されホワイトバランス補正データを演
算してカラーテレビジョンカメラ2に与えるためのホワ
イトバランス補正データ演算装置11が設けられてい
る。ホワイトバランス補正データ演算装置11は、ま
た、顕微鏡の初期設定時などに、選択されたフィルタに
対応するホワイトバランス補正データをホワイトバラン
ス補正データテーブル10に記憶させることによって該
ホワイトバランス補正データテーブル10を自動作成す
る場合にも使用される。
微鏡画像の観察のためにモニタテレビジョン8が接続さ
れている。また、顕微鏡本体1には、選択的光路に挿入
されたフィルタ3の種類を示すデータを出力可能なフィ
ルタ選択データ出力装置9が接続され、現在使用されて
いるフィルタを認識することができる。また、フィルタ
の種類に応じて後に説明するホワイトバランス補正用デ
ータを記憶するためのホワイトバランス補正データテー
ブル10が設けられている。さらに、該ホワイトバラン
ス補正データテーブル10と前記フィルタ選択データ出
力装置9とに接続されホワイトバランス補正データを演
算してカラーテレビジョンカメラ2に与えるためのホワ
イトバランス補正データ演算装置11が設けられてい
る。ホワイトバランス補正データ演算装置11は、ま
た、顕微鏡の初期設定時などに、選択されたフィルタに
対応するホワイトバランス補正データをホワイトバラン
ス補正データテーブル10に記憶させることによって該
ホワイトバランス補正データテーブル10を自動作成す
る場合にも使用される。
【0013】図2は、前記ホワイトバランス補正データ
テーブル10の記憶データの一例を示す。図2の例で
は、使用フィルタに応じたホワイトバランス補正データ
として、例えば、Gチャネルを基準としたR,Bチャネ
ルの補正倍率またはゲインを記憶している。例えば、フ
ィルタなしの場合の補正倍率は、R(赤色)がG(緑
色)の2.2倍であり、B(青)がGの1.8倍であ
る。また、例えばNo.2のフィルタを使用した場合に
は、補正倍率はRがGの3倍、BがGの1.5倍となっ
ている。なお、図2においては、補正データとしては相
対倍率で示されているが、データ形式としてはデジタル
データ、絶対値データなど種々の形態で記憶させること
が可能であり、前記ホワイトバランス補正データ演算装
置11によってカラーテレビジョンカメラ2を制御でき
る形式に変換可能なものであればよい。
テーブル10の記憶データの一例を示す。図2の例で
は、使用フィルタに応じたホワイトバランス補正データ
として、例えば、Gチャネルを基準としたR,Bチャネ
ルの補正倍率またはゲインを記憶している。例えば、フ
ィルタなしの場合の補正倍率は、R(赤色)がG(緑
色)の2.2倍であり、B(青)がGの1.8倍であ
る。また、例えばNo.2のフィルタを使用した場合に
は、補正倍率はRがGの3倍、BがGの1.5倍となっ
ている。なお、図2においては、補正データとしては相
対倍率で示されているが、データ形式としてはデジタル
データ、絶対値データなど種々の形態で記憶させること
が可能であり、前記ホワイトバランス補正データ演算装
置11によってカラーテレビジョンカメラ2を制御でき
る形式に変換可能なものであればよい。
【0014】以上のような構成を有する顕微鏡用カラー
テレビジョン装置においては、光源4から射出された光
はフィルタ3を通り、図示しないミラーで上方向に反射
されて試料台5上の図示しない試料に照射される。そし
て、該試料からの画像光は対物レンズ6および図示しな
い顕微鏡光学系を通ってカラーテレビジョンカメラ2に
よって撮像され、電気信号に変換されてモニタテレビジ
ョン8で表示される。この場合、カラーテレビジョンカ
メラ2による撮像の他に、接眼部7から目視による観察
などを行うことも可能である。
テレビジョン装置においては、光源4から射出された光
はフィルタ3を通り、図示しないミラーで上方向に反射
されて試料台5上の図示しない試料に照射される。そし
て、該試料からの画像光は対物レンズ6および図示しな
い顕微鏡光学系を通ってカラーテレビジョンカメラ2に
よって撮像され、電気信号に変換されてモニタテレビジ
ョン8で表示される。この場合、カラーテレビジョンカ
メラ2による撮像の他に、接眼部7から目視による観察
などを行うことも可能である。
【0015】このような観察を行う際に、例えばフィル
タ3を交換した場合に、該フィルタの交換に応じてある
いは何らかのスイッチの押圧などに基づきフィルタ選択
データ出力装置9からフィルタの種類を示すデータがホ
ワイトバランス補正データ演算装置11に入力される。
ホワイトバランス補正データ演算装置11は、このフィ
ルタの種類を示すデータ、すなわちフィルタ選択データ
をホワイトバランス補正データテーブル10に入力し
て、選択されたフィルタに対応するホワイトバランス補
正データを読出し所定の補正信号を作成してカラーテレ
ビジョンカメラ2に入力する。これによって、カラーテ
レビジョンカメラ2は各カラー信号R,G,Bのゲイン
を補正し、ホワイトバランスの調整を行う。従って、以
後適切なホワイトバランスの状態で顕微鏡画像が撮像さ
れモニタテレビジョン8に表示される。
タ3を交換した場合に、該フィルタの交換に応じてある
いは何らかのスイッチの押圧などに基づきフィルタ選択
データ出力装置9からフィルタの種類を示すデータがホ
ワイトバランス補正データ演算装置11に入力される。
ホワイトバランス補正データ演算装置11は、このフィ
ルタの種類を示すデータ、すなわちフィルタ選択データ
をホワイトバランス補正データテーブル10に入力し
て、選択されたフィルタに対応するホワイトバランス補
正データを読出し所定の補正信号を作成してカラーテレ
ビジョンカメラ2に入力する。これによって、カラーテ
レビジョンカメラ2は各カラー信号R,G,Bのゲイン
を補正し、ホワイトバランスの調整を行う。従って、以
後適切なホワイトバランスの状態で顕微鏡画像が撮像さ
れモニタテレビジョン8に表示される。
【0016】なお、この実施例では、ホワイトバランス
補正データテーブル10を作成する場合には、例えば顕
微鏡のセットアップ時に、手動によって各種フィルタを
順次光路に設定してフィルタごとの分光透過率データを
カラーテレビジョンカメラ2によって測定し、この測定
結果とフィルタ選択データ出力装置9からのデータとに
基づきホワイトバランス補正データ演算装置11がホワ
イトバランス補正データを演算作成してホワイトバラン
ス補正データテーブル10に記憶させる。従って、顕微
鏡の初期設定時に、予め使用される予定のあるフィルタ
およびそれらの組合わせについてホワイトバランス補正
データを得てホワイトバランス補正データテーブル10
に記憶させておくことにより、後の観察時にはフィルタ
交換などの際にもホワイトバランスを取り直す必要がな
くなる。
補正データテーブル10を作成する場合には、例えば顕
微鏡のセットアップ時に、手動によって各種フィルタを
順次光路に設定してフィルタごとの分光透過率データを
カラーテレビジョンカメラ2によって測定し、この測定
結果とフィルタ選択データ出力装置9からのデータとに
基づきホワイトバランス補正データ演算装置11がホワ
イトバランス補正データを演算作成してホワイトバラン
ス補正データテーブル10に記憶させる。従って、顕微
鏡の初期設定時に、予め使用される予定のあるフィルタ
およびそれらの組合わせについてホワイトバランス補正
データを得てホワイトバランス補正データテーブル10
に記憶させておくことにより、後の観察時にはフィルタ
交換などの際にもホワイトバランスを取り直す必要がな
くなる。
【0017】図3は、本発明の第2の実施例に係わる顕
微鏡用カラーテレビジョン装置の概略の構成を示す。図
3の装置においては、前記図1の装置に加えて、所望の
フィルタを選択するためのキースイッチ(図示せず)な
どを有するフィルタ操作部12と、該フィルタ操作部1
2からの信号に基づき顕微鏡の光路に所望のフィルタを
挿入するフィルタ制御部13を有する。フィルタ制御部
13はまた、顕微鏡の初期設定時などに、各種フィルタ
を順次自動的に顕微鏡の光路に交換挿入する機能をも有
している。このような機能によって、顕微鏡の初期設定
時に、種々のフィルタを順次光路に挿入し、各フィルタ
の分光透過特性に応じたホワイトバランス補正データを
求め、ホワイトバランス補正データテーブル10に自動
的に記憶させることができる。なお、フィルタ選択デー
タ出力装置9は、前記図1の場合と異なり、フィルタ制
御部13からのフィルタ選択情報に基づき選択されたフ
ィルタに対応するデータを得るよう構成されているが、
図1の装置と同様に、光路に挿入されたフィルタを判別
してフィルタ選択データを出力するように構成すること
もできる。その他の部分の構成は図1の装置のものと同
じでよい。
微鏡用カラーテレビジョン装置の概略の構成を示す。図
3の装置においては、前記図1の装置に加えて、所望の
フィルタを選択するためのキースイッチ(図示せず)な
どを有するフィルタ操作部12と、該フィルタ操作部1
2からの信号に基づき顕微鏡の光路に所望のフィルタを
挿入するフィルタ制御部13を有する。フィルタ制御部
13はまた、顕微鏡の初期設定時などに、各種フィルタ
を順次自動的に顕微鏡の光路に交換挿入する機能をも有
している。このような機能によって、顕微鏡の初期設定
時に、種々のフィルタを順次光路に挿入し、各フィルタ
の分光透過特性に応じたホワイトバランス補正データを
求め、ホワイトバランス補正データテーブル10に自動
的に記憶させることができる。なお、フィルタ選択デー
タ出力装置9は、前記図1の場合と異なり、フィルタ制
御部13からのフィルタ選択情報に基づき選択されたフ
ィルタに対応するデータを得るよう構成されているが、
図1の装置と同様に、光路に挿入されたフィルタを判別
してフィルタ選択データを出力するように構成すること
もできる。その他の部分の構成は図1の装置のものと同
じでよい。
【0018】前記図1に示される第1の実施例において
は、ホワイトバランス補正データテーブルの作成には、
手動によって各フィルタごとの分光透過率に応じた補正
データを求め、ホワイトバランス補正データテーブルを
作成する必要があったが、図3の実施例においては、フ
ィルタ制御部13によって自動的にフィルタを交換し、
順次各フィルタの分光透過特性に応じたデータテーブル
を作成することができ、初期設定時の操作が大幅に簡略
化できる。
は、ホワイトバランス補正データテーブルの作成には、
手動によって各フィルタごとの分光透過率に応じた補正
データを求め、ホワイトバランス補正データテーブルを
作成する必要があったが、図3の実施例においては、フ
ィルタ制御部13によって自動的にフィルタを交換し、
順次各フィルタの分光透過特性に応じたデータテーブル
を作成することができ、初期設定時の操作が大幅に簡略
化できる。
【0019】図4は、本発明の第3の実施例に係わる顕
微鏡用カラーテレビジョン装置の概略の構成を示す。同
図の装置は、前記図3の装置に加えて、さらに、光源光
量を設定するためのキースイッチまたは調整つまみなど
(図示せず)を有する光量調整部14と、光量調整部1
4からの信号に基づき光源4の光量を調節する光量制御
部15を有している。光量制御部15は、また、設定さ
れた光量に対応するデータをホワイトバランス補正デー
タ演算装置11に入力する機能をも有している。その他
の部分の構成は、図3の装置と同様のものでよい。
微鏡用カラーテレビジョン装置の概略の構成を示す。同
図の装置は、前記図3の装置に加えて、さらに、光源光
量を設定するためのキースイッチまたは調整つまみなど
(図示せず)を有する光量調整部14と、光量調整部1
4からの信号に基づき光源4の光量を調節する光量制御
部15を有している。光量制御部15は、また、設定さ
れた光量に対応するデータをホワイトバランス補正デー
タ演算装置11に入力する機能をも有している。その他
の部分の構成は、図3の装置と同様のものでよい。
【0020】図4の実施例では、前記第1および第2の
実施例ではフィルタの選択によるホワイトバランスの補
正のみを行うのに対し、フィルタ3および光源4の光量
に応じてホワイトバランスの補正を行うことができる。
すなわち、フィルタ操作部12によってあるフィルタを
選択した場合には、フィルタ制御部13がその選択され
たフィルタを顕微鏡の光路に挿入するとともに、フィル
タ選択データ出力装置9に選択されたフィルタの種類を
示す信号を入力する。フィルタ選択データ出力装置9
は、この信号に基づき所定のデータ形式のフィルタ選択
データを生成してホワイトバランス補正データ演算装置
11に入力する。また、光量調整部14によってある光
量が設定された場合には、光量制御部15が光源4の光
量をその設定された値に調整するとともに、光量を表す
データを生成してホワイトバランス補正データ演算装置
11に入力する。ホワイトバランス補正データ演算装置
11は、これらのデータに基づきホワイトバランス補正
データテーブル10にアクセスし、これらのデータの組
合わせに対応するホワイトバランス補正データを読出
し、カラーテレビジョンカメラ2のRGB各色のゲイン
を補正しホワイトバランスを調整する。これによって、
モニタテレビジョン8には適切にホワイトバランスが調
整された顕微鏡画像が表示される。
実施例ではフィルタの選択によるホワイトバランスの補
正のみを行うのに対し、フィルタ3および光源4の光量
に応じてホワイトバランスの補正を行うことができる。
すなわち、フィルタ操作部12によってあるフィルタを
選択した場合には、フィルタ制御部13がその選択され
たフィルタを顕微鏡の光路に挿入するとともに、フィル
タ選択データ出力装置9に選択されたフィルタの種類を
示す信号を入力する。フィルタ選択データ出力装置9
は、この信号に基づき所定のデータ形式のフィルタ選択
データを生成してホワイトバランス補正データ演算装置
11に入力する。また、光量調整部14によってある光
量が設定された場合には、光量制御部15が光源4の光
量をその設定された値に調整するとともに、光量を表す
データを生成してホワイトバランス補正データ演算装置
11に入力する。ホワイトバランス補正データ演算装置
11は、これらのデータに基づきホワイトバランス補正
データテーブル10にアクセスし、これらのデータの組
合わせに対応するホワイトバランス補正データを読出
し、カラーテレビジョンカメラ2のRGB各色のゲイン
を補正しホワイトバランスを調整する。これによって、
モニタテレビジョン8には適切にホワイトバランスが調
整された顕微鏡画像が表示される。
【0021】なお、ホワイトバランス補正データテーブ
ル10には、この場合、前記図2に示したフィルタの種
別に対応する補正データの他に、各光源光量に対する色
温度変化の補正を行なうために、光源光量に対するホワ
イトバランス補正データをも記憶している。図5は、こ
のような光源光量に対応する補正データの一例を示す。
ここで、光源光量に対するホワイトバランス補正データ
テーブルは、例えばフィルタなしもしくは任意の1つの
フィルタにおいて作成すればよい。そして実際に補正を
行う場合には、選択したフィルタと、設定された光源光
量とからそれぞれの補正倍率データを読出し、これらの
データをホワイトバランス補正データ演算装置11にお
いて演算することにより適切な補正量を求めることがで
きる。
ル10には、この場合、前記図2に示したフィルタの種
別に対応する補正データの他に、各光源光量に対する色
温度変化の補正を行なうために、光源光量に対するホワ
イトバランス補正データをも記憶している。図5は、こ
のような光源光量に対応する補正データの一例を示す。
ここで、光源光量に対するホワイトバランス補正データ
テーブルは、例えばフィルタなしもしくは任意の1つの
フィルタにおいて作成すればよい。そして実際に補正を
行う場合には、選択したフィルタと、設定された光源光
量とからそれぞれの補正倍率データを読出し、これらの
データをホワイトバランス補正データ演算装置11にお
いて演算することにより適切な補正量を求めることがで
きる。
【0022】例えば、No.2のフィルタを選択し、か
つ光量を2とした時は、それぞれ図2および図5から得
られる倍率データの積を求めればよく、R/G=3×
0.8=2.4倍となり、かつB/G=1.2×1.5
=1.8倍の補正量が求められる。これらの補正量から
R,G,B各色の補正ゲインを求めることができる。
つ光量を2とした時は、それぞれ図2および図5から得
られる倍率データの積を求めればよく、R/G=3×
0.8=2.4倍となり、かつB/G=1.2×1.5
=1.8倍の補正量が求められる。これらの補正量から
R,G,B各色の補正ゲインを求めることができる。
【0023】なお、ホワイトバランス補正データテーブ
ル10の容量が大きい場合には、各々のフィルタにおい
て光源光量を変化させ、各フィルタごとの光源光量デー
タを記憶させることにより精度のよい補正データが得ら
れる。また、ホワイトバランス補正データテーブル10
は例えば電源オフの場合にもデータが保持できるような
構造としておくことにより、違う種類のフィルタおよび
カメラなどに変更して使用する場合を除き、電源投入の
たびごとにデータテーブルを作成する必要がなくなる。
ル10の容量が大きい場合には、各々のフィルタにおい
て光源光量を変化させ、各フィルタごとの光源光量デー
タを記憶させることにより精度のよい補正データが得ら
れる。また、ホワイトバランス補正データテーブル10
は例えば電源オフの場合にもデータが保持できるような
構造としておくことにより、違う種類のフィルタおよび
カメラなどに変更して使用する場合を除き、電源投入の
たびごとにデータテーブルを作成する必要がなくなる。
【0024】図6は、図4の装置において、初期設定時
に各フィルタに対応する補正データを自動的にホワイト
バランス補正データテーブル10に書込む場合の動作を
示す。なお、図6の動作は前記図3の装置にも適用でき
るものである。まず、ステップ601において、例えば
フィルタ操作部12からの指令などにより初期設定動作
が開始され、ステップ602において、フィルタ制御部
13が例えばフィルタ操作部13によって設定されたフ
ィルタ枚数Nを示すデータを取込む。
に各フィルタに対応する補正データを自動的にホワイト
バランス補正データテーブル10に書込む場合の動作を
示す。なお、図6の動作は前記図3の装置にも適用でき
るものである。まず、ステップ601において、例えば
フィルタ操作部12からの指令などにより初期設定動作
が開始され、ステップ602において、フィルタ制御部
13が例えばフィルタ操作部13によって設定されたフ
ィルタ枚数Nを示すデータを取込む。
【0025】ステップ603において、フィルタ枚数を
カウントするためのパラメータnを1とし、ステップ6
04においてフィルタ番号としてNo.nを選択し、こ
のフィルタ番号を所定のレジスタに書込む。ステップ6
05において、前記レジスタに書込まれたNo.nのフ
ィルタを実際に顕微鏡の光路に挿入する。ステップ60
6において、カラーテレビジョンカメラのRGB出力が
ホワイトバランス補正データ演算装置11に取込まれ
る。
カウントするためのパラメータnを1とし、ステップ6
04においてフィルタ番号としてNo.nを選択し、こ
のフィルタ番号を所定のレジスタに書込む。ステップ6
05において、前記レジスタに書込まれたNo.nのフ
ィルタを実際に顕微鏡の光路に挿入する。ステップ60
6において、カラーテレビジョンカメラのRGB出力が
ホワイトバランス補正データ演算装置11に取込まれ
る。
【0026】そして、ステップ607において、ホワイ
トバランス補正データ演算装置11により、前記RGB
出力を補正データテーブルに記憶するのに適した形式の
データ形式に演算および変換し、このデータをステップ
608においてデータテーブルに記憶させる。次に、ス
テップ609において、n=Nであるか否かを判定す
る。n=Nでなければ、ステップ610においてnを1
だけ増分した後、ステップ604に移り前と同様の処理
を繰返す。ステップ609において、n=Nであること
が判定されれば、ステップ611において初期設定を終
了する。
トバランス補正データ演算装置11により、前記RGB
出力を補正データテーブルに記憶するのに適した形式の
データ形式に演算および変換し、このデータをステップ
608においてデータテーブルに記憶させる。次に、ス
テップ609において、n=Nであるか否かを判定す
る。n=Nでなければ、ステップ610においてnを1
だけ増分した後、ステップ604に移り前と同様の処理
を繰返す。ステップ609において、n=Nであること
が判定されれば、ステップ611において初期設定を終
了する。
【0027】次に、図7は、光源光量の変化に基づく色
温度変化に対処するための補正データテーブルを自動的
に作成する手順を示す。ステップ701において、例え
ば光量調整部14からの指令により初期設定が開始され
る。そして、ステップ702において、例えば光量調整
部14において設定された光量変化ステップNが光量制
御部15に取込まれる。光量制御部15は、この光量変
化ステップNを所定のレジスタなどに記憶するととも
に、光量設定のためのパラメータnを1にするととも
に、フィルタ制御部13に指令を送り例えばすべてのフ
ィルタを光路からはずす。ステップ704において、光
源4の光量をパラメータnに対応したものに変化させ
る。ステップ705において、例えばフィルタ操作部1
2からの指示によりフィルタ制御部13に所定のフィル
タを選択し顕微鏡の光路に挿入させる。ステップ706
において、カラーテレビジョンカメラ2のRGB出力を
例えばホワイトバランス補正データ演算装置11に取込
み、ステップ707において光量が所定の値を超えてい
るか否かを判定させる。
温度変化に対処するための補正データテーブルを自動的
に作成する手順を示す。ステップ701において、例え
ば光量調整部14からの指令により初期設定が開始され
る。そして、ステップ702において、例えば光量調整
部14において設定された光量変化ステップNが光量制
御部15に取込まれる。光量制御部15は、この光量変
化ステップNを所定のレジスタなどに記憶するととも
に、光量設定のためのパラメータnを1にするととも
に、フィルタ制御部13に指令を送り例えばすべてのフ
ィルタを光路からはずす。ステップ704において、光
源4の光量をパラメータnに対応したものに変化させ
る。ステップ705において、例えばフィルタ操作部1
2からの指示によりフィルタ制御部13に所定のフィル
タを選択し顕微鏡の光路に挿入させる。ステップ706
において、カラーテレビジョンカメラ2のRGB出力を
例えばホワイトバランス補正データ演算装置11に取込
み、ステップ707において光量が所定の値を超えてい
るか否かを判定させる。
【0028】ステップ707において、もし光量オーバ
ーであれば、ステップ708において予め特性の分って
いるフィルタ、例えばNDフィルタなど、を選択し、そ
の選択情報をフィルタ制御部13に入力して、ステップ
705において対応するフィルタを光路に挿入させる。
この場合、選択したフィルタの特性データをデータテー
ブルなどに記憶させておく(ステップ709)。このよ
うにして新たなフィルタが選択され、ステップ707に
おいて光量オーバでないと判定されれば、ステップ71
0に移る。
ーであれば、ステップ708において予め特性の分って
いるフィルタ、例えばNDフィルタなど、を選択し、そ
の選択情報をフィルタ制御部13に入力して、ステップ
705において対応するフィルタを光路に挿入させる。
この場合、選択したフィルタの特性データをデータテー
ブルなどに記憶させておく(ステップ709)。このよ
うにして新たなフィルタが選択され、ステップ707に
おいて光量オーバでないと判定されれば、ステップ71
0に移る。
【0029】ステップ710においては、前記ステップ
706で得られたカメラのRGB出力と、前記ステップ
709において得られた選択フィルタの特性データに基
づき、ホワイトバランス補正データを演算して求めると
ともに補正データテーブルに記憶するのに適したデータ
形式に変換する。そして、ステップ711においてこの
データを補正データテーブルに記憶させる。ステップ7
12において、n=Nであるか否かを判定し、nがNに
等しくなければ、ステップ713においてnを1だけ増
分した後、前記ステップ704以下の処理を繰返す。ス
テップ712において、n=Nであると判定されれば、
ステップ714において初期設定を終了する。
706で得られたカメラのRGB出力と、前記ステップ
709において得られた選択フィルタの特性データに基
づき、ホワイトバランス補正データを演算して求めると
ともに補正データテーブルに記憶するのに適したデータ
形式に変換する。そして、ステップ711においてこの
データを補正データテーブルに記憶させる。ステップ7
12において、n=Nであるか否かを判定し、nがNに
等しくなければ、ステップ713においてnを1だけ増
分した後、前記ステップ704以下の処理を繰返す。ス
テップ712において、n=Nであると判定されれば、
ステップ714において初期設定を終了する。
【0030】図8は、以上のようにして作成されたホワ
イトバランス補正データテーブルに基づき、実際に顕微
鏡画像の観察を行う場合のホワイトバランス調整処理手
順を示す。ステップ801において、例えば顕微鏡の電
源投入により、処理がスタートする。そして、ステップ
802において、フィルタ制御部13からの信号に基づ
きフィルタ選択データ出力装置9が現在選択されている
フィルタの種類を示すデータをホワイトバランス補正デ
ータ演算装置11に入力する。また、ステップ803に
おいて、光量制御部15から現在設定されている光量を
示すデータがホワイトバランス補正データ演算装置11
に入力される。
イトバランス補正データテーブルに基づき、実際に顕微
鏡画像の観察を行う場合のホワイトバランス調整処理手
順を示す。ステップ801において、例えば顕微鏡の電
源投入により、処理がスタートする。そして、ステップ
802において、フィルタ制御部13からの信号に基づ
きフィルタ選択データ出力装置9が現在選択されている
フィルタの種類を示すデータをホワイトバランス補正デ
ータ演算装置11に入力する。また、ステップ803に
おいて、光量制御部15から現在設定されている光量を
示すデータがホワイトバランス補正データ演算装置11
に入力される。
【0031】ステップ804において、ホワイトバラン
ス補正データ演算装置11は、これらのデータに基づ
き、ホワイトバランス補正データテーブル10をアクセ
スして対応する補正データを読出す。ステップ805に
おいて、読出した補正データを演算してカラーテレビジ
ョンカメラ2のRGBゲインの制御に適した形式にする
ため演算を行い、ステップ806において例えばRGB
各色ごとのゲイン制御データを所定のレジスタなどに格
納する。そして、ステップ807において、カラーテレ
ビジョンカメラ2のRGBゲインを前記ゲイン制御デー
タに基づき調整する。これにより、カラーテレビジョン
カメラ2は、ステップ808に示されるように、所定の
ホワイトバランスに設定される。
ス補正データ演算装置11は、これらのデータに基づ
き、ホワイトバランス補正データテーブル10をアクセ
スして対応する補正データを読出す。ステップ805に
おいて、読出した補正データを演算してカラーテレビジ
ョンカメラ2のRGBゲインの制御に適した形式にする
ため演算を行い、ステップ806において例えばRGB
各色ごとのゲイン制御データを所定のレジスタなどに格
納する。そして、ステップ807において、カラーテレ
ビジョンカメラ2のRGBゲインを前記ゲイン制御デー
タに基づき調整する。これにより、カラーテレビジョン
カメラ2は、ステップ808に示されるように、所定の
ホワイトバランスに設定される。
【0032】次に、ステップ809において、フィルタ
が変更されたか否かを判定し、もしフィルタが変更され
ておればステップ802に戻って再びホワイトバランス
の設定を行う。なお、フィルタが変更されたか否かの判
定は例えばフィルタ制御部13からの信号に基づきフィ
ルタ選択データ出力装置9において判定してもよく、あ
るいはフィルタ選択データ出力装置9から供給されるフ
ィルタ選択データの変化をホワイトバランス補正データ
演算装置11で検出することにより判定してもよい。ス
テップ809において、フィルタの変更がないものと判
定されれば、次にステップ810において、光量の変更
があったか否かが判定される。ステップ810において
光量の変更がなければ再びステップ809に戻る。ステ
ップ810において光量の変更があったものと判定され
れば、ステップ803に移り、変更された光量に対応す
る光量データをホワイトバランス補正データ演算装置1
1に入力し、以後ステップ804から前と同様にホワイ
トバランスの設定処理を行う。このようにして、図8の
処理は、フィルタの変更または光量の変更があるたびご
とにホワイトバランスの設定を自動的に行う。
が変更されたか否かを判定し、もしフィルタが変更され
ておればステップ802に戻って再びホワイトバランス
の設定を行う。なお、フィルタが変更されたか否かの判
定は例えばフィルタ制御部13からの信号に基づきフィ
ルタ選択データ出力装置9において判定してもよく、あ
るいはフィルタ選択データ出力装置9から供給されるフ
ィルタ選択データの変化をホワイトバランス補正データ
演算装置11で検出することにより判定してもよい。ス
テップ809において、フィルタの変更がないものと判
定されれば、次にステップ810において、光量の変更
があったか否かが判定される。ステップ810において
光量の変更がなければ再びステップ809に戻る。ステ
ップ810において光量の変更があったものと判定され
れば、ステップ803に移り、変更された光量に対応す
る光量データをホワイトバランス補正データ演算装置1
1に入力し、以後ステップ804から前と同様にホワイ
トバランスの設定処理を行う。このようにして、図8の
処理は、フィルタの変更または光量の変更があるたびご
とにホワイトバランスの設定を自動的に行う。
【0033】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、選択さ
れたフィルタおよび/または光源光量に応じてきわめて
迅速にホワイトバランスが補正され、フィルタの分光透
過率の違いや光源色温度の変化による影響を受けること
なく常に適正なホワイトバランスで顕微鏡画像を得るこ
とが可能になる。また、このようなホワイトバランスの
設定は自動的かつきわめて迅速に行われ、従来のように
フィルタを選択しあるいは光源光量を変化させるたびご
とにホワイトバランスを取り直す必要がなくなり、顕微
鏡画像の撮影および観察をきわめて効率よく行うことが
可能になる。さらに、各種フィルタおよび光源光量に対
応するホワイトバランス補正データは顕微鏡の初期設定
時などに自動的に求められホワイトバランス補正データ
テーブルに記憶されるから、補正データの初期設定をも
容易にかつ迅速に行うことができ、顕微鏡観察のための
準備時間が大幅に短縮される。
れたフィルタおよび/または光源光量に応じてきわめて
迅速にホワイトバランスが補正され、フィルタの分光透
過率の違いや光源色温度の変化による影響を受けること
なく常に適正なホワイトバランスで顕微鏡画像を得るこ
とが可能になる。また、このようなホワイトバランスの
設定は自動的かつきわめて迅速に行われ、従来のように
フィルタを選択しあるいは光源光量を変化させるたびご
とにホワイトバランスを取り直す必要がなくなり、顕微
鏡画像の撮影および観察をきわめて効率よく行うことが
可能になる。さらに、各種フィルタおよび光源光量に対
応するホワイトバランス補正データは顕微鏡の初期設定
時などに自動的に求められホワイトバランス補正データ
テーブルに記憶されるから、補正データの初期設定をも
容易にかつ迅速に行うことができ、顕微鏡観察のための
準備時間が大幅に短縮される。
【図1】本発明の第1の実施例に係わる顕微鏡用カラー
テレビジョン装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
テレビジョン装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
【図2】図1の装置におけるホワイトバランス補正デー
タテーブルの記憶データの一例を示す説明図である。
タテーブルの記憶データの一例を示す説明図である。
【図3】本発明の第2の実施例に係わる顕微鏡用カラー
テレビジョン装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
テレビジョン装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
【図4】本発明の第3の実施例に係わる顕微鏡用カラー
テレビジョン装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
テレビジョン装置の概略の構成を示すブロック図であ
る。
【図5】図4の装置におけるホワイトバランス補正デー
タテーブルに含まれる光量対補正倍率の一例を示す説明
図である。
タテーブルに含まれる光量対補正倍率の一例を示す説明
図である。
【図6】図4の装置において、フィルタの変化に対応す
る補正データをホワイトバランス補正データテーブルに
自動的に記憶するための手順を示すフローチャートであ
る。
る補正データをホワイトバランス補正データテーブルに
自動的に記憶するための手順を示すフローチャートであ
る。
【図7】図4の装置において、光量変化に対する補正デ
ータをホワイトバランス補正データテーブルに自動的に
記憶させるための処理手順を示すフローチャートであ
る。
ータをホワイトバランス補正データテーブルに自動的に
記憶させるための処理手順を示すフローチャートであ
る。
【図8】図4の装置において、フィルタの変更および/
または光量変更に応じてホワイトバランスを設定するた
めの手順を示すフローチャートである。
または光量変更に応じてホワイトバランスを設定するた
めの手順を示すフローチャートである。
1 顕微鏡本体 2 カラーテレビジョンカメラ 3 フィルタ 4 光源 5 試料台 6 対物レンズ 7 接眼部 8 モニタテレビジョン 9 フィルタ選択データ出力装置 10 ホワイトバランス補正データテーブル 11 ホワイトバランス補正データ演算装置 12 フィルタ操作部 13 フィルタ制御部 14 光量調整部 15 光量制御部
Claims (6)
- 【請求項1】 光源から試料に光を照射し、光路に挿入
されたフィルタを介して該試料の顕微鏡画像をカラー撮
像装置によって撮像する顕微鏡用カラーテレビジョン装
置であって、 各フィルタの分光透過率の相違にもとづくホワイトバラ
ンスのずれを補正するためのデータを各フィルタに対応
して記憶するホワイトバランス補正データテーブルと、 顕微鏡の光路にセットされたフィルタの種類を識別する
ためのデータを出力するフィルタ選択データ出力手段
と、 前記フィルタ選択データ出力手段からのデータにもとづ
き光路にセットされたフィルタのホワイトバランス補正
データを、前記色バランス補正データテーブルから得て
前記カラー撮像装置のホワイトバランスを補正するため
の補正手段と、 を具備することを特徴とする顕微鏡用カラーテレビジョ
ン装置。 - 【請求項2】 さらに、複数のフィルタを自動的に順次
選択しかつ光路にセットするフィルタ制御手段を備え、
顕微鏡セットアップ時に、フィルタを順次光路にセット
しながら、前記カラー撮像装置からの出力データを演算
してホワイトバランス補正データを求めることにより、
前記ホワイトバランス補正データテーブルを自動作成可
能としたことを特徴とする請求項1に記載の顕微鏡用カ
ラーテレビジョン装置。 - 【請求項3】 光源から試料に光を照射し、該試料の顕
微鏡画像をカラー撮像装置によって撮像する顕微鏡用カ
ラーテレビジョン装置であって、 前記光源の各光量値に対応して前記光源の色温度変化に
もとづくホワイトバランスのずれを補正するためのデー
タを記憶するホワイトバランス補正データテーブルと、 前記データテーブルから設定された光源光量に対応する
補正データを取り出し、該補正データにもとづき前記撮
像装置のホワイトバランスを補正する補正手段と、 を具備することを特徴とする顕微鏡用カラーテレビジョ
ン装置。 - 【請求項4】 さらに、光源光量を自動的に順次変化さ
せる光源制御手段を備え、顕微鏡セットアップ時に、光
源光量を順次変化させながら前記カラー撮像装置からの
出力データを演算してホワイトバランス補正データを求
めることにより、前記ホワイトバランス補正データテー
ブルを自動作成可能としたことを特徴とする請求項3に
記載の顕微鏡用カラーテレビジョン装置。 - 【請求項5】 光源から試料に光を照射し、該試料の顕
微鏡画像を光路に挿入されたフィルタを介してかつカラ
ー撮像装置によって撮像する顕微鏡用カラーテレビジョ
ン装置であって、 各フィルタの分光透過率の相違にもとづくホワイトバラ
ンスのずれを補正するためのデータおよび前記光源の各
光量値に対応して前記光源の色温度変化にもとづくホワ
イトバランスのずれを補正するためのデータを記憶する
ホワイトバランス補正データテーブルと、 顕微鏡の光路にセットされたフィルタの種類を識別する
ためのデータを出力するフィルタ選択データ出力手段
と、 前記フィルタ選択データ出力手段からのデータおよび設
定された光源光量にもとづき前記ホワイトバランス補正
データテーブルから補正データを得て前記カラー撮像装
置のホワイトバランスを補正するための補正手段と、 を具備することを特徴とする顕微鏡用カラーテレビジョ
ン装置。 - 【請求項6】 さらに、フィルタを光路に順次セットし
ながら、および/または、光源光量を順次変化させなが
ら前記カラー撮像装置からの出力データを演算してホワ
イトバランス補正データを求めることにより、前記ホワ
イトバランス補正データテーブルを自動作成可能とした
ことを特徴とする請求項5に記載の顕微鏡用カラーテレ
ビジョン装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166454A JPH06351027A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 顕微鏡用カラーテレビジョン装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP5166454A JPH06351027A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 顕微鏡用カラーテレビジョン装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH06351027A true JPH06351027A (ja) | 1994-12-22 |
Family
ID=15831708
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP5166454A Pending JPH06351027A (ja) | 1993-06-11 | 1993-06-11 | 顕微鏡用カラーテレビジョン装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH06351027A (ja) |
Cited By (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6876399B1 (en) | 1999-01-19 | 2005-04-05 | Olympus Optical Co., Ltd. | Image sensing apparatus for microscope |
US6917377B2 (en) | 2000-02-04 | 2005-07-12 | Olympus Optical Co., Ltd. | Microscope system |
WO2012157419A1 (ja) * | 2011-05-17 | 2012-11-22 | オリンパス株式会社 | 撮像装置およびこれを備える顕微鏡システム |
EP3190443A4 (en) * | 2014-09-05 | 2017-09-06 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Microscope |
CN115118946A (zh) * | 2021-03-22 | 2022-09-27 | 北京小米移动软件有限公司 | 一种白平衡校正方法、装置及存储介质 |
-
1993
- 1993-06-11 JP JP5166454A patent/JPH06351027A/ja active Pending
Cited By (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6876399B1 (en) | 1999-01-19 | 2005-04-05 | Olympus Optical Co., Ltd. | Image sensing apparatus for microscope |
US6917377B2 (en) | 2000-02-04 | 2005-07-12 | Olympus Optical Co., Ltd. | Microscope system |
WO2012157419A1 (ja) * | 2011-05-17 | 2012-11-22 | オリンパス株式会社 | 撮像装置およびこれを備える顕微鏡システム |
JP2012244277A (ja) * | 2011-05-17 | 2012-12-10 | Olympus Corp | 撮像装置およびこれを備える顕微鏡システム |
US9528878B2 (en) | 2011-05-17 | 2016-12-27 | Olympus Corporation | Imaging apparatus and microscope system having the same |
EP3190443A4 (en) * | 2014-09-05 | 2017-09-06 | Sumitomo Electric Industries, Ltd. | Microscope |
CN115118946A (zh) * | 2021-03-22 | 2022-09-27 | 北京小米移动软件有限公司 | 一种白平衡校正方法、装置及存储介质 |
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