JPH0634815U - プレス型 - Google Patents
プレス型Info
- Publication number
- JPH0634815U JPH0634815U JP7540292U JP7540292U JPH0634815U JP H0634815 U JPH0634815 U JP H0634815U JP 7540292 U JP7540292 U JP 7540292U JP 7540292 U JP7540292 U JP 7540292U JP H0634815 U JPH0634815 U JP H0634815U
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- die
- cam
- lower die
- scrap
- move
- Prior art date
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- Granted
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- Punching Or Piercing (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【目的】本考案は、プレス型で切断したスクラップを排
出するスクラップシュートの入口の開口面積を大きくし
てスクラップをスクラップシュート上に容易、かつ確実
に落下させ、円滑に型の外へ排出することを目的とす
る。 【構成】下型切刃３を備えた下型１に対して上下動する
上型２に、この上型２の下降動で前進移動して前記下型
切刃３とによりワークの端縁を切断する上型切刃６を備
えた上吊りカム５を設け、切断して落下するスクラップ
を型外へ排出するスクラップシュート９を前記下型１に
備えたプレス型において、前記上吊りカム５を前進移動
させるための案内カム１１を前記下型１のスクラップシ
ュート９の入口９ａ上で常にスプリングにより後退端に
付勢して進退移動可能に設け、前記上型２に上型２の下
降動によって前記案内カム１１を所定の位置まで前進移
動させる作動カム１２を設けた構成を特徴とする。
出するスクラップシュートの入口の開口面積を大きくし
てスクラップをスクラップシュート上に容易、かつ確実
に落下させ、円滑に型の外へ排出することを目的とす
る。 【構成】下型切刃３を備えた下型１に対して上下動する
上型２に、この上型２の下降動で前進移動して前記下型
切刃３とによりワークの端縁を切断する上型切刃６を備
えた上吊りカム５を設け、切断して落下するスクラップ
を型外へ排出するスクラップシュート９を前記下型１に
備えたプレス型において、前記上吊りカム５を前進移動
させるための案内カム１１を前記下型１のスクラップシ
ュート９の入口９ａ上で常にスプリングにより後退端に
付勢して進退移動可能に設け、前記上型２に上型２の下
降動によって前記案内カム１１を所定の位置まで前進移
動させる作動カム１２を設けた構成を特徴とする。
Description
【０００１】
本考案は、パネル状ワークの端縁を切断するプレス型に関するものである。
【０００２】
パネル状ワークの端縁を切断するプレス型は図６で示すように、下型切刃３を 備えた下型１と、この下型１に対して上下動する上型２と、上型２の下降で下型 １上にセットされたワークを押えるパッド４と、上型２の上下動で下型１上に固 設している固定カム７に当接案内されて進退移動する上吊りカム５と、この上吊 りカム５に設けられ、前記下型切刃３とによりワークの端縁を切断する上型切刃 ６と、切断したスクラップを落下させ、これを下型１の外へ排出するスクラップ シュート９とから構成されている。尚、８は上吊りカム５を常に後退方向に付勢 しているリターンスプリングである。
【０００３】
上記従来の構成のプレス型では、上吊りカム５を進退移動する固定カム７が下 型１のスクラップシュート９の入口９ａの近傍に固設されているため、スクラッ プシュート９の入口９ａは、その開口面積が制約され、スクラップの落下範囲を 狭くしている。
【０００４】 そのため、切断されたスクラップは、その重力でシュート９上に落下すべきと ころ、不規則な方向に飛散し、スクラップシュート９の入口９ａの周辺にスクラ ップが引っ掛かってスクラップ詰まりを起す問題があった。
【０００５】 本考案の目的は、従来の問題を解決したプレス型を提供することである。
【０００６】
上記の目的を達成するための本考案の要旨は、下型切刃を備えた下型と、この 下型に対して上下動する上型と、この上型の下降動で前進移動して前記下型切刃 とによりワークの端縁を切断する上型切刃を備えた上吊りカムと、切断して落下 するスクラップを型外へ排出するスクラップシュートを前記した型に備えたプレ ス型において、前記上吊りカムを前進移動させるための案内カムを前記下型のス クラップシュートの入口上で常にスプリングにより後退端に付勢して進退移動可 能に設け、前記上型に上型の下降動によって前記案内カムを所定の位置まで前進 移動させる作動カムを設けたものである。
【０００７】
上記の構成により、上型の下降動によって作動カムは案内カムを所定の位置ま で前進始動し、下降してくる上吊りカムを前進移動して上型切刃と下型切刃とに よりワークの端縁を切断する。このワーク端縁の切断後の上型の上昇によって案 内カムはスプリングにより後退端の原位置まで戻され、スクラップシュートの入 口を大きな開口面積とし、切断されたスクラップを容易、かつ確実にスクラップ シュート上に落下させる。
【０００８】
以下本考案の実施例を図面に基づいて説明する。図１において、１は下型、２ は前記下型１に対して上下動する上型である。前記下型１には下型切刃３と、ス クラップを下型１の外へ排出するスクラップシュート９とを備えている。
【０００９】 前記上型２には、上型２の下降で下型１上にセットされたワークを押えるパッ ド４と、上型２の上下動で進退移動する上吊りカム５とが設けられ、この上吊り カム５には、前記下型切刃３とによりワークの端縁を切断する上型切刃６とを備 えている。８は上吊りカム５を常に後退方向に付勢しているリターンスプリング である。
【００１０】 本考案は、前記上吊りカム５を前進移動させるための案内カム１１を、前記下 型１に設けられているスクラップシュート９の入口９ａ上で常にスプリングによ り後退端に付勢して進退移動可能に設けたスライド台１０上に固設し、前記上型 ２に上型２の下降動によって前記案内カム１１を所定の位置まで前進移動させる 作動カム１２を設けたものである。
【００１１】 前記作動カム１２は前記案内カム１１の後面に当接して案内カム１１を直接作 動するようにしても良いが、図３で示す構造により間接的に作動することも可能 である。
【００１２】 図３で示す構造は、スプリング１３により後退端に付勢して進退移動可能に設 けたスライド台１０上に受動カム１４を固設し、この受動カム１４に作動カム１ ２が当接するようにした構成である。
【００１３】 本考案は上記の通りの構造であるから、上型２が上昇端（上死点）に位置して いるときには図１及び図３で示すように、スライド台１０はスプリング１３の押 圧力によって原位置の後退端に位置し、スクラップシュート９の入口９ａは大き な面積で開口している。
【００１４】 下型１上に搬入下ワークの端縁を切断（トリミング）するために上型２が下降 を開始すると、先ず、パッド４がワークを押え、続いて作動カム１２が受動カム １４の傾斜カム面に当接してスライド台１０を前進移動する。
【００１５】 このスライド台１０の前進移動によりスライド台１０上の案内カム１１が上吊 りカム５の直下に位置したところで受動カム１４の傾斜カム面に当接していた作 動カム１２は図４で示すように、受動カム１４の後面の鉛直面に当接し、この時 点でスライド台１０の前進移動が停止する。すなわち、案内カム１１は上吊りカ ム５の直下の位置で停止する。また、スプリング１３は圧縮され、スライド台１ ０を後退方向に押圧する反発力を蓄積している。
【００１６】 前記停止状態の案内カム１１には図５で示すように、上吊りカム５が当接し、 上型２の下降動で上吊りカム５は案内カム１１の傾斜カム面によって前進移動し 、図２で示すように、下型切刃３と上型切刃６とによりワークの端縁を切断する 。この時、作動カム１２はスライド台１０のバックアップ作用を行い、切断抵抗 により後退方向に作用するスライド台１０の移動を拘束し、案内カム１１を前記 所定の前進停止位置に保持して確実な切断作用を行っている。
【００１７】 上型２は下降端（下死点）から直ちに上昇して原位置に戻される。この上型２ の上昇動により上吊りカム５は案内カム１１から離れてリターンスプリング８に より原位置に後退し、続いて作動カム１２が受動カム１４から離れてスライド台 １０はスプリング１３によって原位置の後退端の戻される。これにより、図１で 示すように、スクラップシュート９の入口９ａは大きな面積で開口し、前記切断 したワーク端縁のスクラップが、スクラップシュート９の入口９ａ上に容易、か つ確実に落下して型外へ排出する。
【００１８】
以上のように本考案によると、下型切刃を備えた下型と、この下型に対して上 下動する上型と、この上型の下降動で前進移動して前記下型切刃とによりワーク の端縁を切断する上型切刃を備えた上吊りカムと、切断して落下するスクラップ を型外へ排出するスクラップシュートを前記した型に備えたプレス型において、 前記上吊りカムを前進移動させるための案内カムを前記下型のスクラップシュー トの入口上で常にスプリングにより後退端に付勢して進退移動可能に設け、前記 上型に上型の下降動によって前記案内カムを所定の位置まで前進移動させる作動 カムを設けた構成であるから、ワーク端縁を切断した後の上型の上昇により案内 カムは直ちに後退端に移動してスクラップシュートの入口を大きな面積で開口す るため、スクラップとなったワーク端縁をスクラップシュートの入口上に容易、 かつ確実に落下させることができ、スクラップの飛散によるスクラップ詰まりを 防止し、円滑に排出する利点を有している。
【図１】本考案によるプレス型における上型の上死点状
態の要部断面図
態の要部断面図
【図２】本考案によるプレス型における上型の下死点状
態の要部断面図
態の要部断面図
【図３】本考案によるプレス型における案内カムの作動
機構の斜視図
機構の斜視図
【図４】本考案によるプレス型におけるワーク端縁の切
断開始時の作動カムと受動カムとの関係を示す断面図
断開始時の作動カムと受動カムとの関係を示す断面図
【図５】本考案によるプレス型におけるワーク端縁の切
断開始時の上吊りカムと案内カムとの関係を示す断面図
断開始時の上吊りカムと案内カムとの関係を示す断面図
【図６】従来のプレス型の要部断面図
１ 下型 ２ 上型 ３ 下型切刃 ４ パッド ５ 上吊りカム ６ 上型切刃 ９ スクラップシュート ９ａ 入口 １０ スライド台 １１ 案内カム １２ 作動カム １３ スプリング １４ 受動カム
Claims (1)
- 【請求項１】 下型切刃を備えた下型と、この下型に対
して上下動する上型と、この上型の下降動で前進移動し
て前記下型切刃とによりワークの端縁を切断する上型切
刃を備えた上吊りカムと、切断して落下するスクラップ
を型外へ排出するスクラップシュートを前記した型に備
えたプレス型において、前記上吊りカムを前進移動させ
るための案内カムを前記下型のスクラップシュートの入
口上で常にスプリングにより後退端に付勢して進退移動
可能に設け、前記上型に上型の下降動によって前記案内
カムを所定の位置まで前進移動させる作動カムを設けた
ことを特徴とするプレス型。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075402U JP2575841Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | プレス型 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1992075402U JP2575841Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | プレス型 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0634815U true JPH0634815U (ja) | 1994-05-10 |
| JP2575841Y2 JP2575841Y2 (ja) | 1998-07-02 |
Family
ID=13575152
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1992075402U Expired - Lifetime JP2575841Y2 (ja) | 1992-10-07 | 1992-10-07 | プレス型 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2575841Y2 (ja) |
Cited By (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008260032A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Kanto Auto Works Ltd | プレス型構造 |
| CN112157156A (zh) * | 2020-08-24 | 2021-01-01 | 九江职业技术学院 | 一种自动化冲压设备 |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| KR102038651B1 (ko) * | 2017-10-19 | 2019-10-30 | (재)대구기계부품연구원 | 성형 장치 |
-
1992
- 1992-10-07 JP JP1992075402U patent/JP2575841Y2/ja not_active Expired - Lifetime
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2008260032A (ja) * | 2007-04-11 | 2008-10-30 | Kanto Auto Works Ltd | プレス型構造 |
| JP4662180B2 (ja) * | 2007-04-11 | 2011-03-30 | 関東自動車工業株式会社 | プレス型構造 |
| CN112157156A (zh) * | 2020-08-24 | 2021-01-01 | 九江职业技术学院 | 一种自动化冲压设备 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2575841Y2 (ja) | 1998-07-02 |
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