JPH06345275A

JPH06345275A - シート給送装置及び画像形成装置

Info

Publication number: JPH06345275A
Application number: JP5156384A
Authority: JP
Inventors: Toru Shirakawa; 亨白川
Original assignee: Canon Inc
Current assignee: Canon Inc
Priority date: 1993-06-03
Filing date: 1993-06-03
Publication date: 1994-12-20

Abstract

(57)【要約】【目的】装置本体のシート給送方向の外径寸法より大
きい積載手段を装着可能なシート給送装置を提供する。【構成】複写機本体１のカセット２の装着部を構成す
るシート給送方向上流側の側壁21は下端側の支点21ａを
中心に外側方向に90度回動可能に構成されている。この
側壁21の上端側の内壁にはカセット２を着脱する際のガ
イドとなるガイド部材22ａが設けられている。また上記
装着部のシート給送方向下流側の内壁にはガイド部材22
ｂが設けられている。

Description

【発明の詳細な説明】

【０００１】

【産業上の利用分野】本発明はファクシミリ，複写機，
プリンター等の画像形成装置に装備されるシート給送装
置に関するものである。

【０００２】

【従来の技術】従来、ファクシミリ，複写機，プリンタ
ー等のシート給送装置を装備した画像形成装置において
は、いわゆるフロントローディング式の給紙カセットが
装備されているものが多く、カット紙積載用の給紙カセ
ットの最大寸法は、装置本体内に完全に収容されるよう
に装置本体の外形よりも小さく構成されていた。装置本
体の外形寸法が大きい場合には各種シートサイズ、例え
ばシート幅に比べてシート給送方向の長さの比が大きい
リーガルサイズ用のカセットでも装着可能である。

【０００３】

【発明が解決しようとしている課題】しかしながら、従
来技術においては、ファクシミリ等の画像形成装置の小
型化が進んでおり、同じ幅サイズのシートを使用する装
置においても一世代前の同種の装置に比べて外形寸法が
小さくなっている。このため、シート幅に比べて給送方
向の長さの比が大きいリーガルサイズのカセットは、従
来の装置本体内には完全に収容出来なくなり、装置によ
っては使用できない場合があった。

【０００４】本発明の目的は、上記従来技術の課題を解
決し、装置本体のシート給送方向の外径寸法より大きい
積載手段を装着可能なシート給送装置を提供することに
ある。

【０００５】

【課題を解決するための手段】上記従来技術の課題を解
決し、以下に述べる実施例に適用される代表的な手段
は、シートを複数枚積載して装置本体に着脱可能な積載
手段と、前記積載手段に積載されたシートを給送するた
めの給送手段と、前記装置本体のシート給送方向の外径
寸法より大きい積載手段を装着可能な装着手段と、を有
することを特徴とする。

【０００６】

【作用】上記手段によれば、画像形成装置に装置本体の
シート給送方向の外径寸法より大きいリーガルサイズ等
の積載手段を装着可能となった。

【０００７】

【実施例】次に前記手段を適用した本発明の一実施例に
係るシート給送装置について図面を参照して説明する。
本実施例は、複写機に装備したシート給送装置について
説明する。図１は複写機の概略構成を示す断面図、図２
は装置本体寸法よりサイズの大きいカセットの装着動作
を示す斜視図、図３は上記カセット装着後の装置本体の
正面図、図４は通常サイズのカセットの装着動作を示す
斜視図、図５は上記カセット装着後の装置本体の正面図
である。

【０００８】先ず図１を参照して複写機の概略構成につ
いて説明する。１は複写機本体であって、その下部には
カセット２が着脱可能に装備されている。上記複写機
は、フロントローディング方式を採用しており、カセッ
ト２は装置正面より複写機本体１内に着脱可能に収容さ
れる。

【０００９】３は原稿押圧板であって、原稿載置台に積
載された原稿を押圧するものである。４は光源を有する
原稿走査部であって矢印Ａ方向に移動して原稿面に光照
射する。この原稿からの反射光は第１反射ミラー群５
ａ、レンズ６，第２反射ミラー群５ｂを介して感光ドラ
ム７上に結像される。

【００１０】上記感光ドラム７は複写機本体１内に着脱
可能に装着されるプロセスカートリッジ８内に設けられ
ている。このプロセスカートリッジ８内には感光ドラム
７の周囲に画像形成に必要なプロセス手段が装備されて
おり、例えば、帯電手段，現像手段，クリーニング手段
等が配設されている。上記感光ドラム７を露光して形成
された潜像は、現像手段により可視像化され、転写部に
搬送される。そして転写後にドラム面に残留する現像剤
はクリーニング手段によって除去される。

【００１１】前記カセット２内には中板９が設けられて
おり、該中板９上にはシートＰが積載されれている。こ
の中板９は裏面側より板バネ10によって上方に付勢され
ており、シート給送側の最上面のシートＰを給送ローラ
11に当接させている。給送ローラ11はカセット２内の最
上面のシートＰより順次給送する。そして、バネ12ａに
よって支持付勢された分離部材12によって２枚目以降の
シートＰと分離されて１枚のみが搬送される。13は反転
搬送されるシートＰをガイドする反転ガイドであり、14
はレジスト前ガイドである。15はレジストローラ対であ
って、給送されたシートＰの先端部をニップに突き当て
て斜行を補正すると共に、感光ドラム７に形成された可
視画像と同期取りして転写部に搬送する。

【００１２】16は転写ローラであって、感光ドラム７に
圧接して回転するものであり、ドラム面に形成された現
像像をシートＰに転写するものである。17は搬送装置で
あって、画像転写誤のシートＰを搬送する。18は定着器
であって、転写画像をシートＰに熱及び圧力を印加して
定着させる。19は排出ローラ対であって、画像定着後の
シートＰを搬送して装置外に設けられた排出トレイ20上
に排出させる。

【００１３】次に図２〜図５を参照してカセット装着部
の構成及び装着動作について説明する。図２及び図３に
示すように、複写機本体１のカセット２の装着部を構成
するシート給送方向上流側（図面左側）の側壁21は下端
側の支点21ａを中心に外側方向に90度回動可能に構成さ
れている。この側壁21の内壁側上端にはカセット２を着
脱する際のガイドとなるガイド部材22ａが設けられてい
る。またカセット２の装着部を構成するシート給送方向
下流側（図面右側）の側壁21の内壁側所定位置にはガイ
ド部材22ｂが設けられている（図３参照）。このガイド
部材22ｂはサイズが異なるカセット２ａ，２ｂを着脱す
る際にもカセット着脱ガイドとして兼用するものであ
る。上記カセット２は、その所定位置に形成されたレー
ル部２ｃ，２ｄを上記ガイド部材22ａ，22ｂに沿って移
動させることにより複写機本体１より着脱されるように
構成されている。

【００１４】上記側壁21は、図４及び図５に示すように
通常サイズ（カセットが装置本体に完全に収容される大
きさ）のカセット２ｂの場合には側壁21を閉じた状態で
カセット２ｂを複写機本体１に対して着脱を行う。これ
に対し、図２及び図３に示すよなリーガルカイズ（シー
ト幅方向に対して長さ方向の比が大きいサイズ）のカセ
ット２ａにあっては、複写機本体１の外形寸法をはみ出
してしまう場合がある。この場合には、図２及び図３に
示すように側壁21を90度回動させて側面を開放し、カセ
ット２ａをガイド部材22ａ，22ｂに沿って装置正面側よ
り着脱動作を行う。

【００１５】上記側壁21の垂直及び水平方向の位置決め
は、ネジ等の締結具を用いて行っても良いし、ロック用
の爪等を用いて固定状態にして位置決めしても良い。ま
た側壁21に設けたガイド部材22ａは予め内壁に一体的取
り付けたものでも、或いはカセット２ａを装着する際に
専用のガイド部材22ａとして別体で取り付けて使用する
ことも可能である。

【００１６】上記構成によれば、新たな部品を取り付け
る必要もなく、簡単かつ安価な構成で通常のサイズのカ
セット以外に、装置本体より外形寸法の大きなカセット
も使用可能となり、複写機本体１の小型化を促進しても
シート幅に比べてシート給送方向の長さの比が大きいサ
イズのシートＰも使用することが可能となる。

【００１７】尚、図３に示すように、カセット２よりシ
ートＰを給送する給送ローラ11の設置場所と反対側の側
壁21を開閉するように構成したので、カセットのサイズ
が変わっても、シートＰのピックアップ位置は変わら
ず、ガイド部材22ｂの位置も変わらないため、ガイド部
材22ａの位置が変化することによるシート給送動作に与
える影響は最小限に抑えられる。

【００１８】〔他の実施例〕上記側壁21は下端側に設け
た支点21ａを中心に外側に回動するように構成したが、
図６及び図７に示すように上端側に設けた支点21を中心
に外側方向に90度回動可能に構成してもよい。この場合
にはガイド部材22ａは側壁21の内壁側下端に設けられ
る。尚、上記側壁21を開放した場合、これを水平方向に
位置決めするために別に支持部材を設けることも可能で
ある。

【００１９】また図８及び図９に示すように、シート給
送方向上流側の断面Ｌ字状の側壁21は、ストッパーを兼
用するスライドガイド23に沿って外側にスライドして、
カセット２ａのサイズに応じて装着部の空間を広げるよ
うに構成することも可能である。尚、ガイド部材22ａは
側壁21の内壁側上端の所定位置に形成されている。

【００２０】また更に図10〜図12に示すように、複写機
本体１とシート給送方向上流側の側壁21とをリンクする
Ｘ字状に交叉させた上下２組のアーム24ａ，24ｂを用
い、この交叉したアーム24ａ，24ｂの伸縮によって側壁
21を外側に平行移動させるように構成することも可能で
ある。図12に示すように、アーム24ａ，24ｂは移動連結
ピン25によって連結されており、このピン25がアーム24
ｂに形成されたスライド穴26に沿って移動することによ
り伸縮するように構成されている。尚、ガイド部材22ａ
は側壁21の内壁側上端の所定位置に形成されている。

【００２１】尚、上記各実施例は、画像形成装置として
複写機を用いて説明したが、これに限定されるものでは
なく、他の装置、例えばプリンター，ファクシミリ等で
あっても良い。

【００２２】

【発明の効果】本発明は前述したように、装置本体に完
全に収容される通常のサイズの積載手段（カセット）以
外に、装置本体より外形寸法の大きな積載手段も使用可
能となる。よって、装置本体の小型化を促進しても、簡
単かつ安価な構成で通常サイズのシートの他に、シート
幅に比べてシート給送方向の長さの比が大きいサイズ
（リーガルサイズ）のシートも使用することが可能とな
る。

【図面の簡単な説明】

【図１】複写機の概略構成を示す断面図である。

【図２】装置本体寸法よりサイズの大きいカセットの装
着動作を示す斜視図である。

【図３】上記カセット装着後の装置本体の正面図であ
る。

【図４】通常サイズのカセットの装着動作を示す斜視図
である。

【図５】上記カセット装着後の装置本体の正面図であ
る。

【図６】他例に係るカセットの装着動作を示す斜視図で
ある。

【図７】他例に係るカセット装着後の装置本体の正面図
である。

【図８】他例に係るカセットの装着動作を示す斜視図で
ある。

【図９】他例に係るカセット装着後の装置本体の正面図
である。

【図１０】他例に係るカセットの装着動作を示す斜視図
である。

【図１１】他例に係るカセット装着後の装置本体の正面
図である。

【図１２】他例に係る側壁の移動機構を示す上視図であ
る。

【符号の説明】

１…複写機本体２…カセット２ｃ，２ｄ…レール部３…原稿押圧板４…原稿走査部５ａ…第１ミラー群５ｂ…第２ミラー群６…レンズ７…感光ドラム８…プロセスカートリッジ９…中板 10…板バネ 11…給送ローラ 12…分離部材 12ａ…バネ 13…反転ガイド 14…レジスト前ガイド 15…レジストローラ対 16…転写ローラ 17…搬送装置 18…定着器 19…排出ローラ対 20…排出トレイ 21…側壁 21ａ…支点 22ａ，22ｂ…ガイド部材 23…スライドガイド 24ａ，24ｂ…アーム 25…移動連結ピン 26…スライド穴

Claims

【特許請求の範囲】

【請求項１】シートを複数枚積載して装置本体に着脱
可能な積載手段と、前記積載手段に積載されたシートを給送するための給送
手段と、前記装置本体のシート給送方向の外径寸法より大きい積
載手段を装着可能な装着手段と、を有することを特徴とするシート給送装置。
【請求項２】前記装着手段は、シート給送方向上流側
の装置本体の側壁を回動をさせて前記積載手段を装着す
ることを特徴とする請求項１記載のシート給送装置。
【請求項３】前記装着手段は、シート給送方向上流側
の装置本体の側壁をスライドさせて前記積載手段を装着
することを特徴とする請求項１記載のシート給送装置。
【請求項４】前記装着手段は、シート給送方向上流側
の装置本体の側壁を外部に平行移動させて前記積載手段
を装着することを特徴とする請求項１記載のシート給送
装置。
【請求項５】シートを給送するための請求項１記載の
シート給送装置と、前記シート給送装置より給送されたシートに画像情報に
応じて像を形成するための画像形成手段と、を有する画像形成装置。