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JPH0633245Y2 - ディファレンシャルケース構造 - Google Patents

ディファレンシャルケース構造

Info

Publication number
JPH0633245Y2
JPH0633245Y2 JP1988121056U JP12105688U JPH0633245Y2 JP H0633245 Y2 JPH0633245 Y2 JP H0633245Y2 JP 1988121056 U JP1988121056 U JP 1988121056U JP 12105688 U JP12105688 U JP 12105688U JP H0633245 Y2 JPH0633245 Y2 JP H0633245Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
differential case
ring gear
case structure
annular groove
differential
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired - Fee Related
Application number
JP1988121056U
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0241758U (ja
Inventor
敏夫 大野
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Takaoka Co Ltd
Original Assignee
Aisin Takaoka Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Takaoka Co Ltd filed Critical Aisin Takaoka Co Ltd
Priority to JP1988121056U priority Critical patent/JPH0633245Y2/ja
Publication of JPH0241758U publication Critical patent/JPH0241758U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0633245Y2 publication Critical patent/JPH0633245Y2/ja
Anticipated expiration legal-status Critical
Expired - Fee Related legal-status Critical Current

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  • General Details Of Gearings (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、車両用差動装置のディファレンシャルケース
とリングギヤとを一体結合した構造(以下、ディファレ
ンシャルケース構造という)に関するものである。
(従来の技術) 従来のディファレンシャルケース構造として、特公昭6
1−19698号公報に示すようなものがあり、このも
のはディファレンシャルケースとリングギヤとが球状黒
鉛鋳鉄材によって一体鋳造され、ディファレンシャルケ
ースが粒状パーライト組織からなり、リングギヤ部がオ
ーステンパー処理したベイナイト組織からなるディファ
レンシャルケース構造である。
(考案が解決しようとする課題) 従来のディファレンシャルケース構造は、球状黒鉛鋳鉄
の化学組成を種々改良すると共に、製法にも改良を加え
ることによって優れた疲労強度、耐面圧強度、耐摩耗性
を有するリングギヤと、加工性に優れ、熱変形がなく強
度のあるディファレンシャルケースとを一体鋳造したも
のであり、リングギヤとディファレンシャルケースとを
一体加工できるので、加工精度が向上し、さらにリング
ギヤ部のみを局部焼入れした構造であるため熱処理変形
が極小化できるので、歯当り精度が向上し、差動装置の
ノイズが減少するという効果も発生するが、満足できる
ものではなかった。そこで、本考案はディファレンシャ
ルケース構造の改善によって差動装置のノイズ低減を図
ることを目的とする。
(課題を解決するための手段) 本考案は、ディファレンシャルケースとリングギヤとを
一体結合したディファレンシャルケース構造において、
該ディファレンシャルケースと該リングギヤとの境界の
外周面部位に環状凹溝を形成し、該環状凹溝に環状部材
を摩擦係合せしめるように周設したことを特徴とする。
(作用) 本考案は上述のような構成であるので、ドライブピニオ
ンと該リングギヤとの噛合により発生した振動が、該デ
ィファレンシャルケースに伝達されると、該環状部材と
該リングギヤおよび該ディファレンシャルケースとの間
にそれぞれ相対運動が起こり、相互の摩擦によってエネ
ルギーが消費され、該リングギヤに発生した振動を減衰
する。
(実施例) 図面は本考案に係るディファレンシャルケース構造の一
実施例であり、リングギヤ1が締付ボルト2によってデ
ィファレンシャルケース3の取付フランジ部4に固定さ
れ、リングギヤ1とディファレンシャルケース3との境
界の外周面部位に環状凹溝5が形成され、環状部材6が
環状凹溝5に収容されると共に、環状部材6は環状凹溝
5に摩擦係合している。なお、ディファレンシャルケー
ス3の両端は軸受(図示せず)によって支持される。
ドライブピニオン(図示せず)とリングギヤ1との噛合
により発生した振動が、リングギヤ1からディファレン
シャルケース3に伝達されると、環状部材6とリングギ
ヤ1およびディファレンシャルケース3との間にそれぞ
れ相対運動が起こり、相互の摩擦によってエネルギーが
消費され、リングギヤ1に発生した振動を減衰する。
(考案の効果) 本考案によれば、ディファレンシャルケースとリングギ
ヤとの境界の外周面部位に環状部材を設けるという簡単
な構造によって差動装置のノイズを減少できる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実施例を示す断面図である。 1…リングギヤ、3…ディファレンシャルケース、5…
環状凹溝、6…環状部材。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 【請求項1】ディファレンシャルケースとリングギヤと
    を一体結合したディファレンシャルケース構造におい
    て、該ディファレンシャルケースと該リングギヤとの境
    界の外周面部位に環状凹溝を形成し、該環状凹溝に環状
    部材を摩擦係合せしめるように周設したことを特徴とす
    るディファレンシャルケース構造。
JP1988121056U 1988-09-14 1988-09-14 ディファレンシャルケース構造 Expired - Fee Related JPH0633245Y2 (ja)

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Publication Number Publication Date
JPH0241758U JPH0241758U (ja) 1990-03-22
JPH0633245Y2 true JPH0633245Y2 (ja) 1994-08-31

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